人狼議事


33 宇宙船は簒奪者の夢を見るか?

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墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

neige 2010/10/01(Fri) 00時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

そう、ですねぇ。私はお手伝いですから、ポイントはそれほどはいりませんけど。ヤニクさんはずぶ濡れですしね。
本当……風邪、引かないで下さいね。あ、良ければ白衣を…

[貸そうかと白衣に手をかけて、思いのほか白衣が濡れていることに気付く。
それにサイズも合わないだろうし、そもそも白衣では防寒にもならないだろう]

……白衣貸すよりは、早く着替えた方がよさそうですね。

[ずぶ濡れの服を着ているのは心配だが、いくらなんでも今ここで脱げとも言えない]

初めまして、ヤニクさん。畑で、居眠り……??ええと。

[冗談が全く通じず、彼の専攻がよく分からない。
隣にいるロビンに視線を向けて、分かるかしら?と首を傾げた]

えっと……?
…………あ、フィリップさん。

[もう少し詳細を問いかけようと、ヤニクに視線を戻そうとすれば、違う方を見ている。つられてそちらに視線を向けて、目を凝らす。
やがてフィリップに気付けば、微笑んだ]

(8) neige 2010/10/01(Fri) 00時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ


いえ、私は大丈夫ですよ。お手を煩わすほどのことではないです。

[ぽたりと濡れた髪から零れ落ちる滴。
後で廊下も拭かないと…と内心思っていたところで、艦内放送が響く]

………怪我、してないかしら。

[思わず心配したのは止めに行ったであろう生徒達に対してのみではなく、ほんの少し今回の事件を起こした人間の末路も心配してしまった]

何ていうか、………ええと、お疲れ様でした。

[事後処理は山積みで、きっと自分も色々と手伝うことになるだろう。
今は一先ず事件が終わったことに対して、そう皆に告げて、微笑みかけた**]

(11) neige 2010/10/01(Fri) 01時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[それは急速に襲撃事件の数が増え始めて>>16少し経った頃のこと。
医務室で看護科の生徒が残した記録を見つめ、一人憂鬱げに溜息を吐く。
2週間前から、常に白衣を着用して医学科の生徒であることをアピールしながら、廊下を歩くようにした。
自分が襲われる可能性はどれほどのものかを確かめてみたくなった。
人気のない廊下を歩いてみたりもした。それでも襲われることはない。
女生徒であるからとか理由はありそうだが、どうも腑に落ちない]

………おかしい、んですよね。

[誰かに怪我をさせたいと欲する人間であれば、先ず怪我を治そうとする医学科や看護科の人間を襲うのではないか。
そんな仮説は自らが襲われなかったことで、崩される。
記録に並ぶ怪我した生徒達。もちろん学部はばらばら。共通項は1点のみ。『風紀委員であること』
見回りをしているから、鬱陶しいのは分からないでもない。それでも、気になることばかり]

喧嘩を止めようとして襲われたのではなく……風紀委員だから、襲われた?

[先ず気になるのはその理由。
全てが全て喧嘩を止めようとしたわけではない。見回り中に一方的に襲われているケースの方が多い。
そこに意味はあるのだろうか]

(17) neige 2010/10/01(Fri) 23時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

物品を奪うのが目的とは思えないのだけど。
無意味な暴力なんて、すぐに飽きるものではないのかしら?

[見回り中の風紀委員がわざわざ奪われるための物品を持ち歩くとは思えない。
だから、ただ単に暴力を振るいたいだけなのだろう。
だけど、それもおかしい。
どうして今このタイミングで件数が増えたのかが分からない。
そもそも暴力に身を染めたことのない自分には暴力というものが信じられない]

…………もしも、誰かが。

[ぽつり呟くのは最悪の可能性。
自らの意思ではない暴力。この場合は、きっと飽きることを願う方が愚かだ。
自ら実行しない分、要求がエスカレートしてしまう可能性が高い]

でも、何のために?……ありえない、わ。

[ゆっくりと首を振る。そこに利益があるとは思えない。
だから最悪の可能性からはあえて目を逸らす。そこまで人を疑うことはできない。
そうではないことを祈るように、僅かに瞑目した]

(18) neige 2010/10/01(Fri) 23時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ


それに………どうして、罰を受けないの?

[風紀委員も襲撃した犯人の姿をもちろん見ている。
500人いる生徒とは言え、全てが全て犯人が分かっていないわけではないはずだ。
それなのに、罰されたという話は聞かない]

…そもそも……罰則って、どうやって与えられるのかしら?

[自らが与えられたことのない罰則に関しての知識は乏しい。
それでも、暴力沙汰がずっと放置されることがおかしい。
どこかに閉じ込めるなり、きちんとした措置を取らないのが信じられない]

あ……!
もしかして、生徒は、生徒を……罰せない?

[1つの可能性に思い当たり、呟く。
生徒が生徒に罰を与えることは許されていない。
そして罰を与えるべき教師が少なくなりつつある現状。
もしもここを上手く利用されているとすれば、最悪だ]

(19) neige 2010/10/01(Fri) 23時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ


駄目だわ、このままでは……駄目。

[先生がまだ少し残っているうちに、生徒が生徒を罰することができる規則を作ってもらわないといけない。
そうでなければ、今よりももっと先生が少なくなった時に取り返しがつかない。
本当に罰する権限なんて必要ない。抑止力としての規則が必要だ]

……でも、どうやって?

[1人の生徒や特定の委員会に力を与えたら駄目だ。それは艦内全体が歪んでしまいかねない。
例えば、ある一定数の署名を集めれば、無報酬で労働に従事しなければならなくなるとか。
ああ、でもこの方法では濡れ衣を着せられた生徒の問題が残る。
疑われた方が悪いと言えばそれまでだが、気の毒過ぎる。
ぐるぐると考え始めて、一つ息を吐く。そこの判断は、先生に任せるべきか]

こういうのは私の専門ではないのだけど。

[そんなことを零しながら、今いる良識ある先生に問題提起するために医務室を出て廊下を走る。
全ての先生がいなくなる前に、一つの規則だけは作ってもらわないといけない。
それが採用されたかどうか、先生が出払うまでに間に会ったのかどうかはまた別の話**]

(20) neige 2010/10/01(Fri) 23時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―事件より数日後の医務室―
[看護科の生徒も当番を終えて、いなくなった。ぱらぱらと記録を捲り、1つ息を吐く。
たかが一人の生徒の言だけで、罰則を設けてもらうことは容易なことではなかった。
医務室の記録を持ち出し、現状から導き出される推論を述べる。
先生方がいなくなる前にと焦ってしまっていた。
何度も通い、何度も訴え、そしてようやく受理される見込みとなった。
どのような規則になるかまでは知らない。そこまで口出しすることだけは意見を求められても固辞した。
生徒一人の手によって、規則の外枠が変えられることはあっても、規則の内容までは作られてはならない]

………これで、良かったのかしら。

[落ち着いて考えても、分からないのが正直なところではあった。
不安そうに胸元でぎゅっと拳を握る。
瞳を伏せれば、睫毛が澄んだ水色の瞳に影を落とす]

(37) neige 2010/10/03(Sun) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[抑止力としての規則は必要だ。その反面危惧するのは、規則によって抑圧されることで暴力が増長されないかということ。
何かが起こっても対応できないという最悪を排除することに注力して、何かを引き起こすことになるかもしれない可能性から目を逸らしてしまった。
後手後手に回っている対応。最悪しか回避できていない。
自分の手だけでできることは本当に少ない]

たぶん…もっと事態は悪くなる。

[自分が考えているよりも、事態は決して甘くはない。
この学校で現状を把握している人間はどれほどいるのだろうか。
ヨアヒムの一件が片付いた。依然として暴力沙汰は減る素振りすら見せない]

(38) neige 2010/10/03(Sun) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[もしも、このまま先生方が一人もいなくなり、罰則が力を持ち始めてしまえば……
誰かが誰かを疑い、あるいは誰かに疑われないように怯えて、そしてあるいは誰かを陥れる。
そんな結果に繋がるのではないか。それは予感ではなくどこか確信めいていた]

…………何が、したかったんですか?

[ぽつり問いかけた声は、事件を起こした相手に対して。
もちろん、今は届くことはなく、廊下の闇に吸いこまれるのみ。
止まない暴力を前に、誰かの仕業であろうことまでは予想がついていた。
誰がしたことかは分かっていない。そこは考えないように、調べないように、意識的にしてきた]

それに、私は、………何が、したかったのでしょう。

[揺れる瞳。両手で顔を覆っても、瞳に浮かんだ雫ははらはらと静かに零れ落ちてしまう。
現状を憂えても、結局動けたのは間接的にのみ。
己の両手を見つめれば、無力感に苛まされる

この手は誰も救えていない。この手は誰も守れていない。この手は、無力な手だ]

(39) neige 2010/10/03(Sun) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

ごめ、…なさい…

[零した謝罪は誰の耳にも決して届くことは無い]

治したいと……癒したいと、それだけなのに。

[それだけが願い。それだけが医学を志した理由。
怪我を治すことを学び、病気を治すことを学び、優秀な成績を修めてきた。
それなのに、この現状を引き起こし、ここまで発展させた狂気を癒す方法が分からない。
そこに学術書はない。そこに論文はない。だから、何もできなかった。
それにもう遅い。方法を模索しようとしているうちに身動きが取れなくなってしまった。
残っている先生はもうほんの数人。医学に携わる先生は1人としていなくなってしまった。
今自分が何よりもすべきことは、医学知識の精度をより高めること。
身を守る術を持たない自分は、犯人探しに下手に首を突っ込んで怪我をすることだけは避けなければならない]

誰か、………お願い。

[祈るように両手を組む。後のことは良心ある他の生徒に任せるしかない。
やがて涙を乱暴に拭い、眼鏡をかけて、医学書を捲る。
願わくば、これ以上ここの扉が叩かれず怪我人が運ばれてこないことを……**]

(40) neige 2010/10/03(Sun) 00時頃

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