298 終わらない僕らの夏休み!
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― 3度目の9月1日:自室・夜 ―
[ええと、何の話だっけ。 色々ありすぎたから混乱してるなぁ。 そうそう、競泳が向いていなかったって話だ]
[最初の違和感は中学生、初めて大会の時だ。 その時はっきりと自覚したわけではない。 思ったように記録が出せずに泣いている子を見て、おや?と思った]
(27) 2019/09/06(Fri) 18時頃
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[それから幾度も負け、というものを体験してきた。 上には上というものがいる。 一つ大会を勝ち抜いても、その次とかその先でどこかでつまずくことがある。 そのたびに、惜しかったとか頑張ったよとか励まされる。 それ自体はありがたいことだと思う。 勝ち抜くたび、またはそんな言葉を掛けられるたびに、私は悔し涙を流す子達と自分を比較する。 ひょっとしたら、私は泣くことができないのではないかと]
(28) 2019/09/06(Fri) 18時頃
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[それに気づいてから、私は心と体の乖離に悩むこととなる。 流石に、努力が足りない子が泣いていたりしてももう少し頑張りましょうとしか思わない。 技術がまだ不足しているような子は、この悔しさをバネに頑張ってほしいなどと思う。 なんとなく、わかってしまうのだ。 私と同じようにただひたすらに積み重ねてきた人というものが。 レーン並んだ時、スタート台に立った時、水の中に飛び込んだ時に。 ああ、この人は泣ける人だと]
(29) 2019/09/06(Fri) 18時頃
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[そんな風に気づいてしまったらもうダメだ。 勝ちを譲るだとか、手を抜くとかそういうことをしようというわけではない。 ただ、勝敗を分ける最後の最後。 一瞬だけ、体が裏切る。 その一瞬だけで十分なのだ。 うん、わかってる。 体が心に逆らっているんじゃない。 心の奥底は、そうなることを望んでいるんだって。 だから、やっぱり私は泣くことができない]
(30) 2019/09/06(Fri) 18時頃
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[もう眠くなってきた? ああ、今日もいろいろあって疲れたもんね。 それじゃあ、おやすみ]
(31) 2019/09/06(Fri) 18時頃
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― 4度目の9月1日:自室・朝 ―
[制服を着た状態で、居間に正座している。 今日もまた、だ。 本来ならば水曜日で平日なのだからしょうがない。 むしろ、元に戻れた時に曜日感覚がずれていないかが心配になってきた。 まず、事態が解決するまでに私の記憶が残り続けるかどうかを心配した方がよさそうな気もするが]
[スマートフォンは今日も9月1日であると主張してくる。 まだ2日になっていなくて良かったと、少し思ってしまった。 こんな時にそんな風に思うなんてとお叱りがあるのなら、甘んじて受ける所存。 でも、どうすることもできなかったことをどうにかできるチャンスが与えられたなら、その事を良かったと思ってもいいじゃない?]
(32) 2019/09/06(Fri) 18時頃
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[グループチャットの方はすでに賑わいだしているようだ。
『おはようございます。 花火、幻想的に撮れていますね。ありがとうございます。会堂くんも準備ありがとうございました。 学校のプールなら夏休み最終日は慣例で部活もないから貸し切りみたいなものでしょうし、そちらにしましょうか。 会堂くんを泳げるようにしなくてはいけないわけですし、午前中からやりましょう』
少し間をおいて、
『私の今日の行動指針は、 1.秋山くんをなんとか無事なままで一日を終える 2.1をどうにかできた状態でこの事態を解決する、その方法を探る です。 よろしくおねがいします』
そう宣言した]
(33) 2019/09/06(Fri) 18時頃
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[そして、個別に届いたメッセージ(>>7)。 実体験としてはあまり聞かない事態に巻き込まれているのだから、実体験としてよく聞く【夢枕に立つ】なんて話が実際に起こってもおかしくはないのかもしれない。 しかし、【もう、そいつが死んでいる】……とは、どういうことだろうか。 それは秋山くん、の事なのだろうか。 でもリセットされたのなら……。
『連日、となるとやはりなにか大事なことを伝えてくれようとしてるのかもしれませんね。 詳しく、聞かせてもらってもいいですか? そいつ、というのは前日に溺れた秋山くんの事でしょうか?』
昨日、図書館で触れた死者に纏わる話を思い越しながらそう、*返信した*]
(34) 2019/09/06(Fri) 18時頃
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─ 3回目の9月1日、花火の回想 ─
[3回目のループ。
根良伊川近くの公園で花火をすることになった。
俺は事前に安住先輩に言われていた通り人の居ない辺りを陣取って、そこから様子を見ていただけだった。
服にかかった重み()はもうとっくにないはずなのに、まだどこか引かれているような、
余韻のような錯覚がある。
だから俺は自然とその重みの持ち主の方に視線をやると、安心してため息がひとつ漏れた。
ああ、よかった。宍井が笑ってなくて。()]
[日が落ちて暗くなってきた公園でみんなそれぞれに花火に火を灯す。
鮮烈に光を放つそれは綺麗で、遠くから眺めるだけでも十分なほどで。
安住先輩が色とりどりの花火を踊らせるみたいに、くるくると輪を描く。()
誰かに花火を勧められることもあっただろうか、俺はなんだか気恥ずかしくて。
だって本当ならこういう場所に俺が誘われるようなことはないから。
結局自分では一本だけ。
手元で光る花火は、指先や頬にちり、と熱くて。
それは日差しとも違うし、台所にあるコンロの火なんかとは全く違ったものだった。
もっと瞳の奥まで痺れるような。
むず痒いような気持ちになって、早く終わればいいのに、とも思った。
けどそれは本当に眩しくて、眩しくて、ひどく勿体無いような気持ちになって。
忘れたくないと思った。
ここに居る誰一人も、秋山先輩も、殆ど知らないような人もいるけど。
俺たちは、人間は、色んなものを忘れるものだけど。
それでも。]
[まあ、そんな淡すぎる願いは
却下されたわけだけど。**]
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[押し入れの奥に潜り込みながら、スマートフォンを確認する。 ちょうど、秋山くんを呼ぶような話(>>35)になっている。 なるほど、一緒に遊べば監視などする必要もない。 流石にプールで溺れることはあるまい。 良い提案である。
『会堂くんよろしくおねがいします』
そんなお願いをしておく]
[押入れの奥から水着を引っ張り出しながら、スマートフォンを確認する。 ちょうど、他のメンバーを呼ぶような話(>>36)になっている。 なるほど、みんなで遊べばそれだけ見守る目が増えることになるし現状の相談などもできる。 あと純粋に人が多いほうが賑やかでよかろう。 実に素晴らしい提案である。
『会堂くんよろしくおねがいします』
そんな*お願いをした*]
(37) 2019/09/06(Fri) 19時頃
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[荷物をまとめ、出発する準備を終える。 家を出る前にスマートフォンを確認しておく。 次々に表示されるグループチャットのメッセージ。 そして、個人からのメッセージ(>>42)。 それは、たった三文字で。 少し前までは強い意味を持たなかった文字。 だけれども今は]
(75) 2019/09/06(Fri) 21時半頃
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[『教えてくれてありがとうございます』
それだけ、*返信する事ができた*]
(76) 2019/09/06(Fri) 21時半頃
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― 学校 ―
[職員室を覗き込む。 見つけた。 水泳部顧問の岬先生へと近づくと、珍しいモノを見るような顔をされた。 少し照れる。 『プールで泳ぎたいんです』と、告げると『そうか』と言って鍵を渡してくれた。 どうやら、私に対して思うところがあるようだ。 話が早くてありがたかった]
(80) 2019/09/06(Fri) 22時頃
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― 学校・プール ―
[プールサイドに制服姿のまま膝を抱えて座り込む。 誰かが来るまではこうしているつもりだ。 少しだけ、このままで。 見つめる先、揺れる水面は、夏の残滓を反射して*キラキラと輝いていた*]
(82) 2019/09/06(Fri) 22時頃
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マナは、千早に名を呼ばれてゆっくりと顔を上げた。
2019/09/06(Fri) 23時頃
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はい、安住先輩です。 こんにちは。
[名前を呼ばれ(>>94)、泳がせていた意識が戻る。 顔を上げれば、その自己紹介通りに校門で会った後輩の子。 一度立ち上がり、頭を下げる]
ええ、そうですね。 そのための方法を探る……前に、まず秋山くんに溺れることなく無事に過ごして貰う必要があるのですが。
[今度はプールに近づくようにして座り、足を水に浸してみた。 ひんやり]
(102) 2019/09/06(Fri) 23時頃
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─ 3回目の9月1日・夜 ─
[忘れたくないと、思ったんだ。
俺は花火の帰り道に少し寄り道をした。
みんなが公園から帰路についた頃、タイミングを見計らってまた叶い橋の方に戻るつもりで居た。
大した理由なんてない。俺はこの、9月1日同盟の奴らのことをよく知りもしないし、仲良くなりたいなんて、微塵も思わない。だってあいつらが俺なんかと仲良くすることに何もメリットがない。
実際あいつらが他人をそんな風に値踏みする人間かどうかは知らない。
そんなのはどうでもよくて、"値踏みする人間"から"自分が無価値だ"と教えられてきた俺は、あの価値ある人達とどう接すりゃいいのか。
わからないんだ。]
手がかりの一つでも見つかりゃいいけど。
[もう辺りは真っ暗だ。
かなり離れたコンビニから叶い橋の方を目指して歩き始めた。]
[瞬間、暗いはずの視界が赤く揺れた。(>>*3)
明滅。
いつもの通りの切れかけの街灯のある景色に、とてもじゃないけどそぐわない強い炎が灯る。
見間違いだと思った。
けど声がする。灼けるような声で、確かに俺に話しかけてる。]
何…
[何を見たんだ、声の主にそう返したいけど喉が震えて声が出ない。
人だ。
頬と鼻先を掠めて、目を灼くような熱を理解するのに一瞬。脳が"炎"を"炎"だと認識するのに一秒。
その中心にあるものが人だと…女の子だと理解するには、もうほんの僅かの時間がかかった。]
誰…ッッ
っっいっ……でぇ!!
[肌が灼ける。 ビリビリと順序を問わずに炎に炙られた箇所から痛みが走る。全身が燃えてただゆらゆらと藻掻くばっかりで、蹲ることすら出来ない。痛みに息を飲めば、今度は喉の奥から焼かれるようだった。
突然の出来事に混乱しながら痛みに呻く中、俺に語りかけてくる声にハッとする。
「君は、死んでいない、って
大切な人が、あの子にそれを教えてくれたんだ」
…航だ。]
[女の子の唇からこぼれた何かが、音を立てて弾ける。
それを眺めながら俺は泣いていた。
痛い、熱い、悲しい、苦しい、辛い、辛い、辛い、辛い。]
………いや、だ…
[焼かないで、
消さないで
初めてだったんだ家族じゃない誰かと、祭りに行ったのも、花火したのも、楽しかったのも、頼られたのも]
わ……
[わたる、なんで助けてくれないんだよ航。
俺が父さんに毎日怒鳴られてたのも
大叔父さんに馬鹿にされて笑われてたのも
祖母さんに俺だけ打たれたのも
なんで、なんで助けてくれなかったんだよ。なんでお前だけ逃げるんだよ。
なんで……]
[息ができない。
涙ばかりがぼろぼろと流れて、彼女がどうして俺にこんなことをするのか。その理由に航が関わっているということしかわからなかった。
燃えて、焼け爛れて、溶けて、崩れて、歪んだ彼女を恐ろしいとは思いこそすれ、醜いと思うことは俺には終ぞ出来なかった。
他人を醜いと見下せるほどの自尊心がないのだ。
そんなものは長い時間を掛けて家族にぐちゃぐちゃに、丁寧にすり潰されてしまった。
ああ、ああ、どうして。
俺はこんなに毎日死にたいまま、ただ何の宛もなく生きて、生きて、生きて、生きてきて、今日やっと]
[目の前の恐ろしい人が笑って言う。「おやすみなさい」
どうして今日なんですか。どうして俺なんですか。
どうして消しちゃうんですか。どうして、どうして。]
…………
[泣いているように見えた。泣くくらいならやめてくれよ、と思った。
もう、声も出そうにないけど。
ものを かんがえるのも やっとで]
『根岸くん』
[もう めもみえない
ただおれは だれかに ふれたくて
こわかったから なまえをよばれたから
でもおれは さいごまで
……───**]
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ええ、彼には是非元気なまま家に帰ってもらわなければいけません。
[当然のような顔で、今日も日差しは降り注ぐ。 軽く足を動かせば、ちゃぷちゃぷと波立ち、そして波紋はプールの全面へと広がっていく]
私達には窺い知る事ができない深い理由なのかもしれませんね。
[隣でプールに足を浸す後輩の言葉(>>111)。 どうして。 それは、この繰り返す9月1日の中で一番繰り返された問いかけかもしれない]
(124) 2019/09/06(Fri) 23時半頃
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それはですね。 去年引き止められつつも辞めた元水泳部員が、今更になってプールで泳ぎたいなどと言って来たから先生が気を使ってくれたんですよ。
[次の疑問にはとりあえず、*ありのままを告げた*]
(125) 2019/09/06(Fri) 23時半頃
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[服に何か引っかかったような重みも、
肩を組まれた暑苦しさも、もう二度となくてもいいから。
頼むよ、消さないで。]
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― 学校・プール ―
落ち着いて、ですか。 たまたま今、そう見えているだけですよ。
[照れ隠しのように笑った岸さん(>>156)にそんな答えを返す。 私とは違い、いい笑顔をする子だ。 私と比較すると誰でもそうなってしまうが。 友人の間では、【離れてみればおとなしそうな子】、でも【近くで見ると超絶マイペースの変人】と好評を頂いている]
ええ、そうです。 これでも大会などでは他校の生徒に、ゲコ西のハロウェルアマガエルと呼ばれるほどでした。
[どうして私のコトだとわかったのだろうか。 もしや彼女はエスパーか。 もしかしたら、エスパーなんかも居てもおかしくはないこんな状況なのだ。 それはそれとして、平泳ぎのように空中を掻いてみせ、二つ名を名乗りあげる]
(172) 2019/09/07(Sat) 13時頃
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そうですね……私は泣くことができなかった、から。
[後輩からの質問に、気さくな先輩として小粋にそう答える。 しかし、これで意味が伝わるだろうか。 見下ろすプールの水面はゆっくりと揺らいでいる]
(173) 2019/09/07(Sat) 13時頃
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[そこで一度スマートフォンに目を落とす。 光が入って読みにくいから、光量を上げて。 大須賀さんちの颯成くんが到着している(>>131)ようだが、澪ちゃんが連れて来てくれるようだからおまかせしよう。 そして、会堂くんは(>>171)。 そうか、会いに行ったんだ。 それなら、お言葉に甘えて先に泳いでいることにしよう]
(174) 2019/09/07(Sat) 13時頃
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[ヒナコさんと会堂くん、二人あてにメッセージを送る。
『ヒナコさんと会堂くんが居なくて私、少し寂しいです。 ごゆっくり』
、と。 そうしてから、]
(175) 2019/09/07(Sat) 13時頃
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ちょっと失礼します。
[そう隣の岸さんに声かける。 返事は聞かずに、プールの中へと飛び込んだ。 制服姿のままで]
(176) 2019/09/07(Sat) 13時頃
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[大きく上がる水しぶき。 制服が水を吸って、重くなる。 髪の毛はぶわっと広がって、黒く漂い、まるで海藻のようだなぁなどと思う。 右手には飛び込むときから天高く掲げたスマートフォン。 眩しいのを我慢してカメラを見上げ、左手のピースを顔に近づけてパシャリ。 そんな画像も二人へと送りつけてやった]
(177) 2019/09/07(Sat) 13時頃
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[一度、スマートフォンをプールサイドにリリース。 そして、身に纏わる重みに任せるようにプールの底へと沈む。 仰向けに、寝そべる。 聞こえるのは水音と、泡が立ち上る音。 ぼやけた太陽の光は放射線を描く。 水面を通して見る空は*とても青かった*]
(178) 2019/09/07(Sat) 13時頃
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[ざぶん。 また水しぶきを上げて、水中から顔を出す]
驚かせてしまいましたか、すみません。 ほら、落ち着いていないでしょう? 暑かっただけに、気持ちいいですね。
[力を抜いて浮かび上がり足の推力で、同じように飛び込んでしまった岸さん(>>190)の方へと向かう]
先程の話ですが、負けたときに悔しく思うことができませんでした。 ずっとずっと続けてきたのに。 だから、向いていないと思った。 それだけの話しです。 ところで岸さん、替えの下着はお持ちですか?
[そのまま誰かが到着するまで浮いている。 ラッコのように*ぷかぷかと*]
(191) 2019/09/07(Sat) 15時頃
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[聞き覚えのある、驚いたような呆れたような呆けたような短い声(>>193)。 今度はプールサイドの方へ近づこう。 すいすい、ぷかぷか]
見ての通り。 暑さに浮かされて、夏を満喫していたところです。 澪ちゃんも浮かれます?
[それから、鍵のことに対してお礼を言われたので]
ああ、岬先生に泳ぎたいと言ったらすぐに貸してくれましたよ。 珍獣を見るような顔で。
[まさか、制服で泳ぐとは*思わなかっただろうけど*]
(194) 2019/09/07(Sat) 15時半頃
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あ、こうして泳いでることは水泳部の皆には内緒ですよ。
[口元に指を一本当てる。 制服で泳いだこともそうだし、私が泳いだことも。 なお、制服は肌も透けているし下着ももちろん透けていた]
そうですか。 意外と楽しいですよ。 思うように泳げなくて。
[ぷかぷかすいすい、しつこく誘惑する。 浮かれ仲間を増やしたいと言うわけではない]
(197) 2019/09/07(Sat) 16時半頃
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二人は、図書館に寄ってから来るそうなので遅刻です。 根岸くん……。
[ふむ、と考えること二秒。 ひょっとしたら、これまでのことを忘れてしまったのかもしれない。 が、推測を口にして不安を増大させるわけにもいかない。
私も……。 わからない……。 です……。
[首を横に振る。 右に振れば、水に沈み。 左に振れば、水に沈み。 また右に振れば、当然のように*水に沈んだ*]
(198) 2019/09/07(Sat) 16時半頃
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─ 9月1日・朝 ─
[家の中を歩き回る足音、大きな話し声と大勢の笑い声。
そして父親の怒号で目を覚ます。
だから俺はこういう日は図書館に逃げ込むのだ。あそこなら静かだし、人目も少ないし、何より涼しい。気付かれればまた何だかんだとうるさいから、見つからないように出かける準備をして、靴を履く。
ポケットのスマホが震えた。]
[普段通知があるとすれば親からの呼び出しの電話だとか、用事のないダイレクトメールくらいだ。
だから完全に靴を履いて、玄関を出て少ししてから時計を見るためにスマホを取り出した。画面には、同級生で、同じ塾の女子の…宍井の名前があった。()
『根岸おはよ。いきなりでごめん。
みんなでプールいくんだけど、いこうよ』]
[何を言っているんだこいつ。人違いじゃないのか、いや俺の名前が書いてある。名指し…何でだ。]
『は?』
[まず返せたのは、一言。
罰ゲームか、それとも何らかの気を使って誘われているのか。俺から見て宍井は割とそういう、よくわからん気を使うような奴にも見えていた。逆に、もしいじめの一環だったとして、こんな見え透いたことを宍井はしないだろう。
とにかく、どちらにしろ行くという選択肢はまず無い。]
『なんで俺? 無理だわ』
[行けるわけがない。行ったところで不快なだけだろうし、何よりわけがわからない。なんならこの連絡にすら俺は少し苛立っていた。
宍井からの返事はすぐに来た。()
『そっか。無理いってごめん!
返事ありがと』]
[既読をつけて、息を吐く。
じりじりと照りつける日差しに頭が蒸し焼きになりそうになりながら、俺はスマホを再びポケットにし仕舞う。
返事をする必要はないだろうと思った。
宍井だって俺なんかと延々話す気もないだろう。
地面を目で追って歩きながらいつも以上にぼんやりとしてしまうのは、日差しのせいだけじゃないだろう。
傷つけただろうか、宍井は何か、すごく気を使って誘ってくれたのかもしれない。無下にしてしまっただろうか。……けど、無理なものは無理だ。
誘うなら…誰か、俺以外の奴を誘うといいと思う。
宍井が誘えばきっと、誰でも頷くだろう。]
[そこで俺は呆気なく考えることをやめて、
図書館へと向かった。
祭り囃子が聞こえる。
セミが鳴いている。**]
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ふふふ。 これで澪ちゃんも、浮かれ仲間ですね。 さあ、存分に浮くがいい。 ふふふふふ……。
[足でバシャバシャと水を掻き、後輩二人に飛沫がかかるように。 そして、足が浮いた分反対側の頭部が下がる。 水上に浮ける部分は限られているのだ。 *ごぼごぼ*]
(204) 2019/09/07(Sat) 17時頃
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[ごぼごぼ。 そのままの状態で、更に足を掻く。 推力を得て、プールサイドへ 足を沈めて、ざぱり、顔を出す]
あら、ヒナコさん。 急がせててしまったでしょうか、すみません。 みんな夏の魔力に浮かされてしまった浮かれポンチばかりですよ。 さあ、ヒナコさんも飛び込んで浮いて、ポンチになりましょう。
[浮かれポンチのポンチが何なのかはわからないけど、フルーツポンチみたいななんかカワイイものののことだろう。 カワイイものなら、女子高生は好きだろう。 誘うようにプールサイドのヒナコさん(>>205)に手を差し出す。 手を上げたならその分、やはり、沈むのだ。 *ごぼごぼ*]
(209) 2019/09/07(Sat) 17時半頃
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マナは、ヒナコに向けた手をわしゃわしゃと動かしている。
2019/09/07(Sat) 17時半頃
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[水中で待っていると、激しい泡が柱のように立ち上る。 泡の奔流が落ち着いたら、そこには待ち望んでいた姿(>>211)がある。 ああ、こんなふうな気持ちはいつぶりだろう。 私は、今、心から笑っている]
これでヒナコさんも仲間入りですね。 ふふふ、男子達がこの惨状を見たらどう思うでしょうか。
[抱きつかれたなら、そっと手を回して引き上げるようにして浮上する。 水面に広がったその髪を纏めるようにして、*軽く撫でた*]
(212) 2019/09/07(Sat) 18時頃
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[一瞬、肌に走る熱さ(>>213)。 それよりも、胸の奥のほうがずっと熱い。 前日、私が忘れても誰かが憶えていてくれればいい。 なんて、そんなふうに考えていた。 でも、今は違う。 忘れたくない。 この夏の、この暑さを、この熱さを。 忘れてなんかやるものか。 忘れたって、絶対に思い出してやる]
(232) 2019/09/07(Sat) 21時頃
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あら、大須賀さんちの颯成くん。 こんにちは。
[飛び込んだ颯成くん(>>224)の元へぷかぷかと漂いながら近づいて、挨拶を。 顎を突き出すようにして、首筋、胸元が水面に露出しているのだ。 流線型ボディに透けたブラウスが張り付いて、白い下着が透けて見えてしまっているかもしれない。 これはお恥ずかしいものをお見せしてしまって申し訳ない]
(234) 2019/09/07(Sat) 21時頃
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[続いて、私の名前を呼びながらも心そこに非ずといった様子の会堂くん(>>230)の元へと漂う]
会堂くん、お早いおつきで。 急がせてしまったでしょうか。
[そう挨拶をした後、口元に手を当てて]
あらいやだ、水着ですってよ奥さん。 今年の渚のトレンドは制服ですのに。 これだから……。
[手を上げたのだから、やはりその分沈んでいくのだ。 *ぶくぶく*]
(235) 2019/09/07(Sat) 21時頃
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どうしました、会堂くん。 水の中にまで聞こえる叫び声を上げて。
[水の中でもうるさかった(>>241)。 すっと手を水の中に沈めれば、またちゃぷりと顔が出る]
ああ、泳ぎの練習をするんでしたね。 まずは水の中に潜るところから……そういえば、ヒナコさんが沈んだきり浮上してないような。 そう、たしか、あの辺り。
[人差し指で、先程までヒナコさんが居た辺りを指差す。 そうすると、もうおわかりですね。 *もがもが*]
(244) 2019/09/07(Sat) 21時半頃
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[めっちゃ待ってと言われた(>>245)ので、暫し待つことにしたのだ。 会堂くんと挨拶やちょっとした指導をしたところで、ちょっと待つぐらいの時間は経過しただろう]
はい、ちょっと待ちました。
[ぷかぷかとまた姿を見せる。 そむけた顔の*真ん前へ*]
(251) 2019/09/07(Sat) 21時半頃
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お久しぶりです。 最後にお会いしたのは、近所のスーパでしたか。
[なんだかぎこちない様子(>>255)な気がする。 近所ですれ違えばお互いに会釈をするくらいの仲なのに。 何かあったかな、と思ったらヒナコさんが盛大にキレ散らかしていた(>>257)のでそちらのフォローをせねば]
(258) 2019/09/07(Sat) 22時半頃
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今日という時間には限りがありますから。 荒療治が必要かと思いまして。
[ゆっくりと、会堂くんとヒナコさんの方へと近づきながら、会長呼びではなくなっているなと思う。 だからこその荒療治だったわけだが]
とはいえ、練習で溺れさせてしまっては意味がないですね。 すみませんでした。 初心者向けの講習をさせていただく方向で行きましょうか。
[すいすいと、二人の*周囲を回る*]
(259) 2019/09/07(Sat) 22時半頃
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さて、浮き輪を持ってきたのでもしやと思いましたが。 会堂くんの実力はいまのでわかりました。
[色々なことがわかりすぎるほどにわかった]
さて、今から付け焼き刃で教えても浮き輪でバタ足では川の流れに遮られ間に合わない。 浮き輪なしでは、辿り着く前に力尽きるか、抱きつかれて一緒に沈むかの二次災害です。 万が一の時のレスキューは泳げる私達に任せ、会堂くんは秋山くんを川に近づけない方に尽力したほうが良いかと。
[ここまでは、声を潜めて]
(267) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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[そしてここからは、プールサイドの方へと寄って秋山くんにも届く大きさの声で]
せっかく、着衣している状態なわけなのですから、服を来たまま水に入ってしまった時の話をしましょう。 急に水に入った時は、こう人はジタバタするわけですが。
[助けを呼ぶようにもがき手をあげれば、自然と体は沈んでいく。 もがもが]
慌てることなく、バンザイをするようにして力を抜きましょう。 そうすると、
[酸素がある上半身が浮かび上がってくる。 そんな感じで、ペットボトルや靴、服に空気を入れて浮き具にするとか、古式泳法などを実演して*みせるなどした*]
(269) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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マナは、ワタルの前で着衣のまますいすいと泳いで見せる。
2019/09/07(Sat) 23時頃
マナは、ヒナコの肩にそっとタオルを掛けた。
2019/09/07(Sat) 23時頃
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……わかりました。
[近づいて小声で手短に伝えてきた会堂くん(>>275)に頷きを返す]
調べ物、まとめてくれたんですね。 ありがとうございます。
[台の上に置かれたレポート(>>278)に一度、目を向けてから頭を下げた。 講習を終えて、プールサイドに上がる。 髪に染み込んだ水をタオルに吸わせながら、忘れることなんてなく双方の確認をする]
……。
[膝を抱えて、プールを見つめる。 ちょうど、みんなが来る前に*そうしていたように*]
(284) 2019/09/07(Sat) 23時半頃
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