人狼議事


56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――

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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/07/02(Sat) 01時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[離れた場所で、副団長と幼馴染が戦っていたことは気付いていなかったが、撤退命令>>4が聞こえれば小隊と、その近くにいる兵士たちに聞こえるように叫ぶ。]

 深追い無用!体力を温存し、次の戦いに備えろ!

 追いかけてくる馬鹿どもに牽制するだけで良い!
 矢の無駄打ちはするな!

[味方が退却するに合わせて、後退する。

敵も先に退却を始めていた為追いかけてくる敵は殆ど居なかったが、戦場で気を抜くことはしない。]

(8) 2011/07/02(Sat) 01時半頃

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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/07/02(Sat) 01時半頃


―赤国 前線の町―

[隣の緑国との関係が険悪になって、はや数年。
 今では戦争状態に陥りかねないくらいに、
 両国の関係は冷え切っている。

 赤国も、今は開戦の準備を水面下で進めている。
 ――私の所属する部隊も例外ではなく、
 進攻の際に拠点とする土地の候補をいくつか調査する、
 重大な任務を帯びることとなった。

 緑国も同様に、着々と戦力を蓄えているのだろう。
 開戦を前に不安はよぎるものの、
 国と民を守るため、自らを奮い立たせねばならなかった]


―廃墟の砦―
[緑の制服に身を包んだ女性兵士は、廃墟の合間で身動きが取れずにいた。
今や隣国、赤国とはいつ戦争になってもおかしくない状況。
両国の間にある廃墟の調査を命じられてきたものの、脆くなっていた足場が崩れ、落下したのだった]

 ついてないな。

[石壁の合間から見える空を見上げてぼやく。
恐らく、足は折れてはいないが酷く腫れていて足場の悪い廃墟を脱するのが難しい状態だった。
ヒビ位は入っているのかもしれないが、幸か不幸か人目につかない場所だったため、痛みが引くのを待つことにしたのだった]


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[軍人になったのは――
 家族や友人、身近な人達を守りたかったから。

 少人数の部隊、仲間達と一緒に、歴史で学んだ土地、
 この国の祖になった公国が築いた砦のある一帯へと、
 ひっそりと向かう]

 ……でも、この任務が終わっても、
 またすぐに忙しくなりそうですよね。
 次は実際に拠点を築く工程に移るわけですから。

[今は、砦の一帯は両国に挟まれて領有権が定まらず、
 宙に浮いた状態になっている。

 戦場になる可能性が高いこの地帯で、
 なるべく有利な地形を確保しようというのが、
 戦略上の意図であるらしかった]

 帰ったら少しは休暇もらえるんでしょうかねぇ。


[調査といっても、此方の方の任務の内容は、調査の前の前の段階で、赤国がすでに入り込んでいないかを確認するものだった。
だから、砦の近くの村の出身であり、土地勘のある彼女一人だけで訪れていたのだった。
その可能性は低いと踏んでの人数でもあったわけで、実際彼女が廃墟を一通り見ていた時は、兵士どころか人の姿も見かけなかった。]

 昔はこっそり遊びに来たものだけど。
 僕も年かな

[痛む足を擦り、盛大に溜息をついた。
先ほど確認して危険はなかったのだ、焦る必要もないだろう。
と、思っていたら、人の足音が聞こえた。
控えめなその足音を訝しげに思い、息を顰めて伺う]


―廃墟の砦―

[物資の中継点となる河川などの調査を経つつ、
 ようやく砦の付近に辿り着いた。
 平原を避けて、近くの森にキャンプを張る]

 では、私とシャノンさんで砦の調査にあたります。

[調査する土地は数ヶ所あり、組分けをして任務にあたる。
 少し年上の隊員とともに、廃墟と化した砦に踏み込んだ。

 砦の建造物自体は、老朽化して利用できそうにない。
 瓦礫を避けながら砦内を歩いていると、
 からから……と、小石が隙間に転げ落ちた]


足音を忍ばせながら、周囲を窺う。


[隙間から伺った姿―――それは、赤の制服だった。
間の悪いと思うと同時に、携行していたハンドガンを握る。]

 ………

[未だ両国間で戦争が起こっている訳ではない。
それでも関係がよろしくないのは事実であって、
負傷して動けない状態で見つかるのは恐ろしかった。
ころんっと落ちてきた小石があたり、身じろぐ。

ジャリ…

持っていたハンドガンと石畳が音をたてた。
しまった、という顔をする]


 ?

[小さな物音に、訝しげに周囲を見回す。
 臙脂色の制服が物陰に見え隠れしていただろう]

 ……誰かいるんですか。

[自分達が立ち入って、瓦礫が崩れただけかも知れない。
 そう思いつつ、そろそろと出した声は廃墟に響かず落ちた。

 小脇に銃を構えながら音の出所に向かい、
 拳銃を手にした女性を見つける]

 あっ……動かないで下さい。


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/07/02(Sat) 02時頃


[あっさりと臙脂の制服の男に見つかり、間髪を置かずハンドガンを構えた]

 僕に近づくな!

[青年に向けていた拳銃を、ゆっくりと自分のこめかみに宛てた]

 捕虜にはならないよ。

[戦争が始まるという噂通り、始まってこそいないまでも情報戦やこうした拠点調査は進んでいた。
情報をとるために捕縛される可能性は低くない。
緑の瞳が青年をきつく睨む]


[相手は緑国の軍服に身を包んでいた。
 自分に、それから相手のこめかみに向く拳銃に、
 どう対処するか、予想外の事態に少し慌てた]

 ま、待って下さい。銃を下げて下さい。
 どうしてここに緑軍が……

 貴方も何かの任務で来ているんですか?
 見た所、怪我を負っているようですが、お一人ですか?

[警戒関係にあるとは言え、開戦前の兵だ。
 おいそれと捕虜に取るわけにもいかない。
 先方に攻め入る口実を与えるだけになってしまう]


[拳銃を構える腕が、重い]

 …さあね。
 平気だ、すぐに誰かが探しにく…

[そう言いさしたところで、ぐらりと身体が揺らいだ。
傷口の感染による高熱。
無理に動いたことで、その体調の悪さが露見する。]

 ……っ

[一度は踏みとどまるも、無理に立ち上がろうとして。

その場に崩れ落ちて、意識を失った**]


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【人】 さすらい人 ヤニク

[砦まで引き、小隊の人数を確認する。]

 負傷した者は治療を。
 ……神の加護の下、次の生へと旅立った者たちへは祈りを捧げてやってくれ。

[それだけ告げ足早に砦の奥へと向かえば、中もまた負傷した者たちの血の匂いが漂っていた。]

 此処も、戦場だな。

[ギリッと唇を噛み締める。]

(17) 2011/07/02(Sat) 02時半頃

[緑軍の兵が倒れた。
 銃を携えたまま近付くと、熱が出ているようだ]

 これは、手当を急いだ方が良さそうですね……
 仲間がいるような口振りでしたが。

[やがて、合流した仲間に経緯を告げる]

 では、付近に他の緑軍は見当たらないんですね?
 ……一旦保護して手当をするのが、
 人道的には妥当と考えます。
 今はまだ開戦前ですし……どうでしょうか?

[仲間には、緑兵に手当をした後、
 半強制的に同行させることも検討したようだった。
 ひとまずこの女性兵をキャンプに運び、
 怪我の処置をしてテントに寝かせる**]


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【人】 さすらい人 ヤニク

[辺りを見ながら砦の中を歩く。
中庭まで来れば、その場にへたり込んだ様子の男の姿が見えた。>>19]

 おい、お前。
 どうかしたのか?

[近寄り、声を掛ける。
様子を見るが、怪我をしているというわけではないようだ。]

(21) 2011/07/02(Sat) 03時頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 ……何?
 どうした。なにがあった。

[男の口から告げられた文章として成り立っていない単語に耳を疑った。
どこか泳いだような視線>>22に彼が動揺しているのかとも思ったが、信じたくないと言うようにその顔をまっすぐ見つめる。
何故か、動悸が激しくなっていた。]

 頼む。落ち着いてもう一度言ってくれ。
 

(23) 2011/07/02(Sat) 03時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 ………………そうか。

[戦場で感じた嫌な予感はこれのことだったのか。
落ち着いた彼から告げられた言葉>>24に、短く返す。

こんな時に嘘を吐く理由も、冗談を言う状況でもないことも彼は分かっているだろう。
そしてなにより、先程の彼の様子は、それを事実だと言っていた。]

 それは、砦の中でのことだな?
 二人は同じ場所で、殺されて、いたのか?

[戦場でなら――言いたくはないが、仕方がないことだろう。
確かにフィリップの姿は戦場で見かけた。
しかし、ムパムピスは砦にいたはず。
内心の動揺を隠し、確認するように更にそう聞いた。]

(25) 2011/07/02(Sat) 04時頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 そう、か。
 牢屋……分かった。

[己も動揺しているからか、男の感情は分からないままそう繰り返す。

捕虜が居たことも、その捕虜が逃げたことも知らないが、場所を聞けば察することは出来る。
参謀に報告と確認をしなければならないだろう。]

 どうして、神は……先にあいつらを呼んだんだろうな。
 俺とは違って、きちんと聖堂に行って祈っていたのに。
 一番、祈っていたのに。

[悔しげに、小さく漏らし。]

 俺は参謀殿に報告しに行くが、お前はどうする。
 お前から直接話してもらう方が良いかもしれないが……無理なら食堂で水でも貰ってくると良い。

[彼の返事を待った。**]

(27) 2011/07/02(Sat) 04時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/07/02(Sat) 04時半頃


 [ 魂は廻り――  狼は廻る ]


 遠い昔 僕はとても大切な約束を交わした――



 そんな記憶ない、白昼夢の様な微睡の夢。

 漠然としすぎて居るのに、何よりも大切に思える約束の夢。

 でも僕の心の奥深くは何故かそんな夢を信じていて。

 だから僕は、その運命の人と出会う事をずっと待っている。
 


― 赤国 王城 ―


     『なんと!緑国はまたしても再三の要求を!』
      『誠意ある使節団を下僕の様に扱いやがって!』
 『元を同じとする我等が公国に対してのこの冷徹さ!勘弁成らん!』
        『三度目の正直ですぞい! もうこれ以上は耐え切れませぬ!』


[その部屋は、大小二つの上座を奥に、この広大な公国の諸侯達が"がん首を"揃えて居る場所。
 最近の話は、本当に詰まらない物ばかり。
 隣国、緑国との衝突が繰り返される度に、皆がこうして……]





   『『『『   開戦だ! 戦争だ!!   』』』』



[ ……聞き飽きた。 ]



 『最早一刻の猶予もありませんぞ! 大公陛下!』
 『『 今度こそ開戦の御決断を!! 』』


[血気盛んな人しか居ないこの国で開戦の決断を遅らせて居る人。
 ――他ならない、公国の元首、リヒテンベルク大公その人だ]


[諸侯達の不満や怒りが何時どんな形で爆発するかの脅威に耐えながらも、その微妙な舵取りを、公国の元首が行っている。

 余りに下手を打てば、それこそ、及び腰の大公を引き摺り下ろせとばかりに、隣国との戦争の前にクーデターが起こっても可笑しく無い程の緊迫感を、この王城は常に保って居る。

 ――だからこそ、両国は数年前に焼野原に成らずに済んでいると言って、過言ではないと僕は思うけど。


 僕の隣でこっそりと溜息を吐く『父上』にそっと憐みの視線を向ける事を覚え出したのは、ここ、一、二年]


[――そう、僕はこの赤国の公子。年は生憎十代後半。


 血気盛んな人間が多いこの赤国を、即ち何れ引き継がないと行けない立場。
 身体が弱い訳でもない、戦いも人並み以上に出来る。何不自由はなく育ったと思う。

 今この国は、隣国、緑国と今にも始まらん戦争による、極度の緊張が張り詰めている。
 僕が執務を手伝い出すように成る頃には既に両国の関係は険悪だった。
 それを父上…赤国大公は良く持たせた方だと思うけど。
 もう両国の緊張状態は限界だ]


[絢爛な燭台の立ち並ぶ廊下で、窓からの街並みを見て溜息]

 ……はぁ……

[今日も何とか開戦を引き伸ばしには出来た。
 ただ、『専守防衛』と銘打って居る、幾つかの戦場と成り得る土地の調査及び確保を更に進める事は決められた。
 心便りにする人間も居ない諸侯達との会議は、何よりも疲弊する。

 鬱屈しすぎた僕の身体は、ひたすらに外の空気を求めていた]


[――生まれて十数年もこの城に住んでいる。
 公子だからと言っても、脱走するのは余りにも簡単]


 ――よしっ…
 逃げちゃえアチャポっ!


[背後後方では、僕の脱走に気付いた軍人達が追い掛けて来る。
 予め窓を飛び下りた庭先に繋いだ、綺麗な栗毛の愛馬に、軽く飛び乗って走らせる。
 まるで狼に成った様に、気持ちの良い風を突っ切って進む。
 僕の大好きな感覚を味わいながら、僕は城から今日も逃げ出す]


[僕は何も遊びだけの為に逃げ出す訳じゃない。
 時間を掛けて愛馬を走らせ、行きつく先は緑国との国境付近の街]


 ……この辺りに、一個小隊のキャンプが五つ。


[城から勝手に持ち出した図を広げる。
 そこに記されているのは、この街から先の、両国の国境付近。
 特に、戦争が始まった際に激戦が予想される様な場所達が記されて居る。

 …ちなみに、諸侯が言うには僕は公子として『動きすぎ』らしい]


[でも僕は、僕のやり方で、国の為になる事をするつもりだ。


 戦争なんて僕も反対したいのは確かだ。
 だけど、何の力も持たずに理想だけを求める事は出来ない。
 僕は何よりもまず、この国を、民を、護る義務こそ第一に考えないと行けない。
 だから戦の準備に反対はしない、こうして最前線となる土地の調査を僕自身の眼で行う事も、大切な事。

 それは途轍も無く重い重責だけど、絶対に投げ出したくはない。
 誰かに甘えて、その重責から逃げる事だけは、したくないから]


― 廃墟の砦付近 ―

[記されている、近くの森に踏み入って暫く。
 臙脂色の軍服を着込んだ軍人の姿が見えてくる]

 やぁ、お勤め御苦労さま。
 今日はこの土地の調査経過の視察に来たんだけど。
 ……案内してもらえるかな?

[じゃらじゃら宝石が付けられた様な、重い服は絶対に着けない。
 僕が外にでる時は決まって、飾りも目立ちも無い、だけど非常に上等な生地とは解る真紅の服。
 唯一その服に着けられている、赤色の狼を象った、赤国の紋章。
 後、軍人なら知っているだろう僕の顔を見て、訪れたキャンプに居た軍人達は、俄かに騒然となったかも知れない**]


メモを貼った。


メモを貼った。


ー赤国軍 廃墟周辺キャンプー
[手当てが早かったお陰で、一日は高熱で意識なく寝込んだものの、敗血症も起こさず翌日には熱は引いた。
意識を取り戻し、薄らと目を開いたのは、見知らぬ場所だった。]

 …どこ

[徐々に記憶が鮮明になるにつれ、慌てて周囲を見回した。
拳銃を探すが、武器らしい武器は全てとりあげられていた。
外には人の気配]

 手当てされている…

[足に巻かれた包帯を見て、ぽつりと呟いた。
自分が聞かされていた残虐非道の赤国軍にそぐわぬ人道的な行動に、戸惑った表情を浮かべた。]((


―砦付近 赤国軍キャンプ―

[「……こ、これはベネディクト公子殿下!?」

 唐突の来訪にキャンプが騒然としたのは言うまでもない。
 臙脂色の兵隊達が慌てて彼のための席を設け、
 経過報告やキャンプの案内にあたる。

 自身はと言うと、自分で拾って来た敵兵に責任持て、
 と言う事で、件の女性兵士の処置にあたっていて、
 公子殿下の視察に気付くのが遅れた]

 あ、おはようございます。熱は下がったようですね。

[もちろん、公子殿下にも、緑軍の兵を"保護"した旨は
 報告されている事だろう]


[天幕へと入ってきた青年の姿に、顔を上げた。
青年の穏やかな表情とは対照的に、あからさまに警戒の色を浮かべて。
もしも害意があるならば、とうに拘束等されていたのだろうと思えば、今すぐどうこうされはしないだろう、と予測はついた。
しかし、彼女が教え込まれた赤国軍の知識が、違和感こそ感じておれど、警戒を解くことを許さなかった。]

 ……手当をしてくれたことには、感謝する。
 ありがとう。

[緊張を帯びた声。]

 僕をどうするつもりだ?

[まだ、足の自由は利かない。
さしあたって身に危害がないならば、今逃げ出すのはあきらめざるを得ないが、さて。]


 あぁ、あんまり気は使わないで。
 ……って言っても、無理か。

[どれだけ気を使うなと言っても、一国の公子相手には無理な相談かも知れない。
 兎に角案内を受けて、ここまでの経過報告は聞く]

 へぇ…"やっぱり"、諸侯達の予想は大外れか。
 最後にこの砦が使われたのは、下手すれば建国年よりもずっと昔なんだもん。

[――元々あった建造物の大半は使い物にすらならない。
 建造物を影に戦いを繰り広げる事は可能だろうが、瓦礫も多すぎる。
 このままじゃ拠点としては、ボツだ]


[……更地に返して、新しく砦でも造り直そうか?
 一瞬物騒な事を僕が考えて居たら、遠慮がちな様子の軍人から、それとは別件の報告]


 ―"保護"? "捕縛"の間違いじゃ無くて?

[一瞬強めた語気に怯ませてしまった。
 戦争寸前の緑国の兵…この小隊の人達が優しく無かったら、最悪もう死んでる。
 だけど、言葉通りに保護されてるなら越した事はない。
 流石に危険だと引き止められるだろうが、にっこりと笑いながらも、件の天幕に足を運ぶ]


 お邪魔します。

[面倒に人を入れず、件の天幕を腕で開く。
 中には、件の緑国の兵士……えっと…性別は解らない。
 それと、処置にあたったらしい内の軍人が一人]

 足を怪我したって聞いてるけど。
 もう具合は平気かな?

[どうやら本当に保護して居たみたい。
 敢えて名乗らないで、僕は二人の元に近付くだろう] 


[警戒心も明らかにこちらを見る緑国の兵士に、
 簡素な食事を差し出した

 あのまま放っておくわけにもいきませんでしたから……
 貴方の事をどうするかは、まだ決まっていません。
 足の怪我で余り動けないと思いますが、
 大人しくしていて下さい。

 ……仲間の方は来ないんですね?

[確認のように尋ねる。
 近い将来、敵になるだろう国の、相手の顔を見た。
 心配げにも、警戒にも見える態度だろう]


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[差し出された食事を素直に受け取り、青年の返答を聞く]

 ……律義だね、僕の分の食糧なぞ持ってきてないだろうに。

[開戦を控えていれば備蓄は重要であり、そう余剰をもってきているとは思えなかった。
つまり、誰かが自分の分を減らしたか、食いっぱぐれたか。
しかし、仲間のことを聞かれたらしばし思案する。
自分を、探しに来るだろうか。
よしんば来たとして、危険を侵してこの状況から救助しようとするか考えれば、沈黙するよりなかった。
返事をせぬまま食事に口をつければ、簡素ながら身なりのいい男が入ってきた。
運んだ青年には流石にわかったかもしれないが、彼女はお世辞にも胸は大きい方ではない。中世的な面差しも相まって性別は判然としないのかもしれない]

 ……お陰さまで。

[矢張り、警戒心を露わにした表情で、そうこたえた。]


 えっ

[出し抜けに天幕に入って来た人物に目を瞠る。
 一般兵の軍服とは違う上質のつくりの衣服を、
 赤狼の紋章が一点装飾している。
 慌てて立ち上がり、彼に向き直ると敬礼した]

 先程、目を覚まされたようです。
 具合の方は、もう大事ないかと。


メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク

[バーナードの返事>>28を聞き、頷く。
小さくなる声に首を傾げたが、彼は彼で失った二人と親しかったのだろうと一人納得した。]

 ありがとな。その方が俺も助かる。
 じゃあ、一緒に来てくれ。

[敵が砦に潜んでいるのだとしたら、一刻も早く見つけ出さなければならない。
バーナードを連れ、参謀の許へと向かった。]

(46) 2011/07/02(Sat) 15時半頃

[こうして赤国の人間と接するのは、実のところ初めてだった。

自分の処遇は決まっていない。
それを念頭にいれつつも、彼女は戸惑っていた。

もっと、狼のように残忍な獣のような人間性の者たちだと聞かされてきた。
血も、涙も。、情もないのだと。
小さい頃など、悪いことをすると赤の兵士に連れていかれてしまうと脅されたものだ。

流石にそれは誇張だろう、そう理性は思考すれど、関係の悪化した両国間で刷り込みのように聞かされてきた話は否が応でも意識に植え付けられる。

しかし、少なくとも自分が対面している二人の青年は。
―――自分の仲間たちと、緑国の者とそう変わったところなど、なかった

未だ、彼らのことを良く知るわけではなかったから油断はできなかったが、もしもこれが真実ならば。
―――戦争の意義とは?]


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/07/02(Sat) 15時半頃


[随分警戒されてる。仕方がないか]

 よかった…。
 食べながらで良いけど、君の名前を聞いてもいい?

[食事に手を付けている緑国の兵士。
 …近くに来たのと声で漸くわかった。女性みたい。
 天幕に座り込みながら、彼女の名前を聞く]

 あ、後君の名前も教えてくれない?
 出来れば遠慮はしないで……
 敬礼も。

[後、僕に向き直って敬礼をする彼の名前も聞く。
 余り必要以上の遠慮はして欲しくないけど、通じるかな]


[恐らく身分の高い者なのだろう、そう思いながら、黙々と食事を口に運ぶ。
相当空腹だった]

 ……。
 フィリス・フィリップス。
 あんたたちは?

[そうとだけ答えた。
自国の軍事情報を聞かれれば頑として口を噤んだだろうが、手当とさしあたり一食の恩があるのは確か。
素直に名を名乗った。]


 ムパムピス・ヴァルキッソン二等隊士であります。

[名乗り、恐縮です、と答えて敬礼を解いた。
 それから公子殿下と、フィリスと名乗った女性兵、
 二人のやりとりの様子を見ている]


メモを貼った。


メモを貼った。


[どうやら相当お腹空いていた見たい。
 食事を口に運びながら、名乗る二人の名前を聞いて]

 フィリップスに、ヴァルキッソンか…

[名乗られたら、僕の名前を名乗り返さないとダメだろう。
 少しだけ、偽名を使おうかなとも考えたけど]


 僕はベネディクト・リヒテンブルク。
 一応、この国の公子、だよ。

[ベネット、って呼んでくれても良いよ、と付け加えて。
 僕は不用心過ぎる位にあっさり、自分の名前と身分を明らかにする。
 多分名前くらいは緑国にも知られているんじゃないかなと思う。
 隣に居るムパムピスと名乗った軍人はそれをどう思うだろう]


【人】 さすらい人 ヤニク

[参謀の許へと向かう間、就任したばかりの赤副団長の訃報を聞いた。]

 な……。

[言葉を失う。
これが戦。誰が死んでもおかしくない。
しかし、あまりに早すぎるのではないか。上に立つものを失えば、士気にも関わる。

赤騎士団のことが気になる。
そこに所属する幼馴染のことも気にはなったが、それよりも先に参謀に話をしに行かなければと足早に向かった。**]

(48) 2011/07/02(Sat) 16時頃

[普通に本名を名乗った公子殿下に、
 えええー!? という視線をつい向けてしまう。
 仮にも敵兵に、要人が簡単に身分を明かすのは
 不用意と言っても過言でないだろう。

 彼とフィリスの間ではらはらと視線を彷徨わせる。]

[――思えば、緑国の人と相対するのは
 これが初めての事だったわけだけれど。

 噂に聞いていたような、傲岸不遜で卑劣な、
 他国の事をけだもののように見下す人間達なのだ、
 という雰囲気とは、彼女は多少違っていた。

 もちろん、敵の只中に一人で怪我を負っているのに、
 柔和で礼儀正しく……といかないのは当然だが]


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/07/02(Sat) 16時頃


[食べながら、訝しげな顔をした]

 は?
 赤国の公子さんが何でこんなところにいるんだよ。
 面白い冗談だ。名乗りたくないなら、まぁ別にいいけど

[まさか本物がこんなところをうろついているとは、他国の彼女にはわからず、全く信じてない様子で笑った。]

 高そうな服だし、一般兵じゃあないんだろうけど。
 公子サマがこんな辺鄙なとこにいるなんて、誰も信じないよ、…自称ベネット。

[もとより快活な質らしく、少しばかり緊張のほぐれた顔で食事継続]


ムパムピスとベネットの様子を気にしながら食事をしている**


メモを貼った。


[あ、信じられなかった……
 内心しょぼんと落ち込みつつも、少し緊張のほぐれた顔になるフィリスの様子を見て、小さく笑う]

 所で、フィリスは何処の出身なの?
 近所の人?

[問い掛けながら、彼女の人柄を眺める僕が居る。
 傲岸不遜で卑劣、他者を獣か何かの様に見下す人間ばかりが揃う緑国。
 …色々な人がばら巻いたデマだ。きっと緑国では逆に赤国の事を好き勝手言ってると思う。

 だけど、赤国の人が血気盛んである事は確かな様に、緑国の人は比較的堅物が多いとは思うだけに、どちらかと言えば快活な気質であるフィリスは、興味深かった]


フィリップにお代わりも居る?と言い掛けたが、食糧事情に余裕は無いだろうと、思い直しただろうか


[本人の名乗りを一笑に付すフィリスの態度に、
 成程その通りだ、と兵士は思った。
 味方でさえ、彼がここに来るとは思いもしなかったから。

 信じていないなら、殊更主張する意味合いもない。
 空腹だったのが食事にありついて、
 下手すれば捕虜寸前の彼女も、少し落ちついたようだ]

 あの、こちらにはどういったご用向きで……

[公子殿下に控え目に訪ねてみるが、この様子だと、
 どうも純粋な興味で来たように思えてならなかった]


因みにフィリスの食事は主に自分の分から出されたわけだがそれも黙った。


 自分の眼で見ないと気が済まない性格なんだ。

[流石にここに居るフィリスに配慮して、言葉は曖昧に濁した。
 戦略上、拠点と成り得る場所、開戦に備えて。
 下手にそんな言葉で刺激しようとも思わなかったから]

 …後はー……あはは……
 城の中って窮屈だから逃げ出しついでに。

[場の空気を緩ませる為に、敢えて白状する。
 ついでに、しかも純粋な興味で、こんな所まで来るなんてどうだ、と思われるかも知れないけど]


 ……皆様が心配されますよ……

[城を抜け出して来たのだと言う公子殿下に、
 呆れて頭を抱えはしたが。
 目上の人間に対する緊張を解くことについては、
 功を奏したと言えるだろう**]


【人】 さすらい人 ヤニク

[赤と緑、両参謀は戦場を見渡せる位置に居る。>>2:168
そこへバーナードと共に向かっていると、ヴェスパタインが声を掛けてきた。>>53]

 参謀殿に報告がある。

[そう言ってバーナードへと視線を向ける。
彼が話すようなら任せ、そうでないなら短く砦で起こったことを告げただろう。]

 可能性として考えられるのは三つ。
 一つは捕らえていた捕虜が戦が始まった混乱に乗じて逃げ出し、その逃走時にたまたま彼らが見つかってしまった。
 二つ目は、敵斥候がわざと捕虜として捕まった。何らかの目的――例えば、後方から我等を混乱させる目的とかな。
 最後は……いや、これは言わないでおこう。

[傍にバーナードが居るため、不安になることを言うのを避ける。]

(55) 2011/07/02(Sat) 21時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/07/02(Sat) 21時半頃


[出身を問われ、僅かの思案の後、応える]

 この近くの、アメルンって村。

[このような処にキャンプをしている位だ、周辺の地理は事前に調べてきていれば、聞き覚え位はあるかもしれないと思った。
つまり国境付近といってもいいが、廃墟の領有権が中に浮いたまま赤国との間に横たわっていたため、
その実感は薄かった。
開戦後、もしも廃墟が拠点となるようなことがあれば―――恐らく無事では済むまい。
それは恐らく此処に居る誰もが察せられること。
それとなく家族に勧めた疎開は、住み慣れた土地への愛着と、見知らぬ土地へ行く不安から拒否された。]

 どうしてそんな事を、聞く?


[目の前の青年が大凡軍事と関係なさそうな質問をする事に不思議そうに問いかけた。
自分を油断させるためだろうか、とも考えたが、彼らの陣地にあって一人きりの自分はあまりにも無力だ。
情報を聞き出すのにそんな手間をかける必要はないし、洗脳してスパイに使おうという腹にも見えない
の遣り取りを聞けば、目を瞬いた]

 逃げ出すったってこんな辺鄙な処じゃなくてもいいのに、
 ……物好き。

[呆れたように呟いた時、一瞬だけ自分が敵国となるかもしれない場所にいることを忘れていた]


メモを貼った。


[ムパムピスと名乗った青年の方を見て、肩を竦めた]

 えーと、ムパ…なんだっけ?
 あんたたちも、大変だね。

[同情するように肩を竦めた]


【人】 さすらい人 ヤニク

[敢えて言わずに居た三つ目の可能性について、副団長も察していたのだろうか。
同じことを考えたかどうかは分からないが、それについて特に言うこともせず。]

 知らない。
 そもそも、捕虜が居た事も知らなかった。

[だからこそ、その確認も兼ねて参謀のところへ向かおうとしていたのだ。
知っていれば牢へ見張りを立てるか何か対策をした方が良いと進言していただろう。]

(58) 2011/07/02(Sat) 22時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[副団長である彼が聞いていないとなれば、自騎士団の誰かが捕らえたのではないだろう。]

 ああ、可能性を考えても二人は戻ってこない。
 そういうことを考えるのは参謀殿の仕事だしな。

[必要ならば、砦内にも兵を配置しなければならないだろうが、此処で話したところで意味はないだろう。]

 弓隊は参謀殿の作戦通り、中長距離からの射撃だったからな。
 負傷者は数十名。いずれも直ぐに治療に向かわせている。
 死者は……何人かいたが、体制を整えれば問題ない。

[簡潔に報告をする。]

(66) 2011/07/02(Sat) 22時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 あんたたちが前線で戦ってくれているから、こっちの被害は少なかったんだ。
 頼りにしてるしな。

[弓は近接には弱い。
ごり押しで迫られたらとてもじゃないが、被害はもっとあっただろう。]

 つーか、副団長。
 冗談言う時くらい笑えよ……冗談が冗談に聞こえないって。

 な、お前もそう思うよな。
 うちの副団長様は、固すぎるって。

[重くなった空気を払う為の冗談だと思い、肩を落とし。
バーナードへ同意を求めるようにそう言った。]

(72) 2011/07/02(Sat) 23時頃

 アメルン? ここからかなり近いですね……
 書類上ではほとんど無人口の地域とされていましたが。
 そうか……人が住んでいるんですか。

[フィリスの返答に思案げに呟く。
 一帯が戦争状態になれば無事ではすまない地域だ。
 公子殿下がなぜ彼女の出身を問うのかは分からず、
 それもごく純粋な興味だろうかと、視線を流した]

 ええ、まあ……
 こんな事になったのは、私は初めてなのですが。

[何とも言えぬ同情に、恐縮げに頷く


 ……あの、彼女の今後の扱いについては、
 決定したかどうか、ご存知ないでしょうか?

[フィリスを運びこんだ後の処遇については
 上官に指示を仰いで保留中となっていた。

 フィリス本人も聞いておいて良い話だろう、
 そう思って、公子殿下が何か知っていないかと、
 問いを向けてみる]


【人】 さすらい人 ヤニク

[にやりとバーナード>>74へ返し。]

 はいはい。
 敬語ね、敬語。分かってますよー。

 てか、俺があんたみたいになったら、少しは柔らかくなってくれんのか?

[いつものように睨まれても>>75、気にしていない素振りで頭を掻く。
返事をしたものの、敬語で話すことすらしない。]

 そう思うんだったら、そうならないようにしてくれ。

[そう軽口を叩いて副団長の顔を見れば、予想しなかった笑みに固まった。]

(78) 2011/07/02(Sat) 23時頃

[無人口、という言葉に目を瞬いた。]

 片田舎の村には違いないけどね。

[それだけ言って、それ以上は言及を避けた。
相手の知らなかった自国の領地に関する情報を漏らしてしまったことに気づいたからだ。
どう扱われるかは、未だ新兵といってもいい彼女には考え及ばなかったが、自分が失態をおかしたことだけは気づいた]

 ―――、
 僕を連れてきたの、あんただったね。
 ということは、これ、あんたの分だったのかな。
 悪いね、なんで敵兵なんか助けちゃったわけ?

 ご馳走様、美味しかった。

[食事を終えると、携帯食のブリキの食器を置いて、話題を逸らすように笑って茶化したあとに礼を言った。
そして、携帯食の品ぞろえは自軍と変わらないんだな、と思った。]


 あぁ、アメルン。
 あの砂糖菓子最近食べてないな…。

[赤国とその国境付近の他国の地理は、村単位で憶えて居る
 まぁ、随分昔に叩き込まれた。
 何故、とこんなことを聞く理由を問われ、あぁ、と小さく笑う]

 緑国の国境付近の町村に居る皆は、今どんな生活をしてるのか。
 それとも皆疎開してしまったのか、とか。
 土地の人の詳しい話が聞きたくって。

[軍事的な情報なんて別に要らないけど、そう言った情報は是非とも欲しい。
 敵国の土地での情報。
 特に民の動きには、皆殆ど気を払う事も無いから]


[今後の扱いがどうであれ、負傷した傷口から感染した状態で放置されず、助けられたことは事実だ。
放置されれば、最悪敗血症を起こして死亡していた可能性は低くなかった。

そこからくる印象を差し引いても。

二人と話すのは、初対面のはずなのにどこか懐かしいような錯覚を覚えた。
特に、ムパムピスに対しては親しい人間に抱くような感情に近いものを覚える。
彼の穏やかな物腰がそうさせるのかもしれないが…

首を振る。
負傷して赤国の兵のキャンプに連れられ、疲れているせいに違いない。]


[大変、の意味がどういう事なのか、あんまり解りたくなかった
 恐縮気に肯いているムパムピスにも、どういう意味なのかと、思わず苦笑が漏れるけど]


 彼女の扱い?
 ……………確かさっき聞いた時には、捕虜として街まで連れて行くと言ってたけど

[ふむ。間違いなく牢屋にぶち込まれる。
 彼女から軍事的な情報は期待して居ないけど、出来れば知ってる分の、近隣の民の動向は知りたい所。
 ……牢屋行は勿体ないなと思う]


[重ねて聞かれ、首を振る]

 答えられない。
 僕、これでも一応軍人だから。

[緑の軍服を摘まんで言った。
開戦間近と言われる相手国のキャンプで負傷して手当されて飯まで貰っている情けない体たらくなわけだが。
ヒトとモノの動きが重要なことくらいは、知っていた。
ベネットにその気がなくとも、彼からふとした拍子に話が漏れれば、どう扱われるかはわからない。]

 この制服着て、友人に話をするみたいにはいかないよ。
 でも、どうしてそんなことに興味があるの?

[公子というのは冗談にしても、良いところの子息だろうに、と思うと不思議だった]


 あ、いえ、お気になさらず。
 ……量が少なくてすみませんが。

[彼女の食事について言及されれば首を振る。
 計算して持ち込まれた糧食の中から、
 さらに一人分を供出するのには少し知恵を捻ったが、
 主に自分の分と、仲間の分を少量分けてもらえた。

 それも、彼女の軍事的な利用価値を考慮して、
 という面が多分に含まれていたことは否定できない。

 ただ、熱を出して倒れた彼女を見た時、
 敵国の民だとか、そういうことは別にして、
 単純に助けてやりたいと、自分は思ってしまったわけで。
 血気盛んな赤国軍の中では変わった奴だと、
 そう評されることも時々あった]


 ―― よし。 客人として連れてっちゃおう。


[今教えてくれそうに無いなら、時間を掛けて口説き落としちゃおう。
 付近の廃墟は粗方調べ終わった様だし、万一緑軍と鉢合わせて血が流れるのも好ましくない]

 流石に御咎め無しで逃がしてあげる事は僕でも出来ないんだ。
 だけど緑国とはまだ完全に戦争してる訳でもないからね。
 常に誰かとの行動さえしてくれたら――

 ――そうだ。 えっと、ムパムピスだっけ?
 折角だし、君に頼めない?

[それが良いね。そもそも彼女を連れてきたのは彼だし。
 そう思い至って、彼に話を振る]


[何故興味があるの、と言う言葉には肩を竦める]

 情報は何処で必要になるか解らないからね。

 民がまだ暮らしているのか、暮らして居ないのか。
 戦争の気配についてどう考えているのか。
 既に軍隊が駐留しているのか……は教えてくれそうにないけど。

[平和であるには越したことはない。
 だけど、最悪戦争に成った場合でも、出来る限りの最小限の被害で抑える為には小さな情報でも大きな役割を果たす事も良くある。
 その内教えてくれるように成ってくれたらいいんだけど]


[ベネットの話に、やっぱりかと内心溜息をつく。

 そうですか……了解いたしました。

[開戦前に捕虜を、それも国境未確定域から取ることは、
 緑国をいたずらに刺激してしまう危惧がある。
 何らかの措置を取った上で返還できないだろうかと、
 上官にはそう進言もしたのだが。
 生憎聞き入れられなかったらしい。

 ――のだが]

 はい?

[目を点にした。

 というかなにいってるのかわからなかった。]


【人】 さすらい人 ヤニク

[笑顔が似合わない人間が居るのかと、ぎくしゃくと笑みを返す。]

 そうしてくれ。

[いつもどおりの表情に戻ったヴェスパタイン>>81に息を吐き、後は黙って後を着いて行く。]

(86) 2011/07/03(Sun) 00時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[参謀の許へと着けば、バーナバスを促すようにして砦のことを報告した。
それは既に届いていたようだった>>76が、彼女も捕虜の存在を知らなかったらしい。

その後、副隊長に倣い弓兵隊の報告をする。>>79]

 あいつが、居なかったのか?

[続いた報告――敵のクリストファーが居なかったと知り、すっと目を細める。]

(90) 2011/07/03(Sun) 00時頃

[捕虜として街に、と聞いて、そうなるだろうな、と思案する。

脱走するとしたら、丁重に扱われている怪我人だと思わせておけるうちに隙を見て、か、移送中しかないだろう。
捕虜になる気はない。
そう言ったのは、自国の負担になりたくないというよりは、新米兵一人のために国が多くの犠牲を払うわけがなく、切り捨てられることが容易に想像できたからだ。
これは、酷いのではなく、指揮官として当然の判断だと思うから、彼女は自力で生き伸びるか、拷問尋問の末の死を避けるための最終手段としての自害しかない。
できれば、前者を取りたいわけで。

とか考えていたら予想もつかなかった言葉を聞いてばっと顔をあげて目を見開いた]

 …はあぁ!?
 ベネット、本気で言ってるのか?
 連れていくって、何処に…

[あまりにも驚きすぎて、矢継ぎ早に畳みかける。
一瞬後に冷静に考えれば、赤国に、ということで、そうなれば色々見てしまった自分が祖国に帰れる可能性は更に低くなる訳で。
だが、命には変えられない。色々な思考がぐるぐると一気に脳裏を駆け巡った。]


[驚きが収まらないながらも、返事を聞けば、目を細めて首を傾げた]

 …村人を盾にとって有利に戦争するために?

[ぽつりと呟いた声は、少し重かった。
ベネットが被害を抑えたいと願っている事は、聞かなければ彼女には解らない。
だから、やはり擦りこまれた先入観が、そんな風に言わせる]


 つ、常に同行と仰いましても……
 自分は軍人であります、殿下。

 任務中にまでフィリップスさんを同行させることは
 非常に困難、かつ危険を伴いますし、
 国内に残って頂くとしても一定の措置は必要です。

 それでしたら、正式な捕虜として取り扱う方がまだ……

[そしておろおろし始める。

 フィリスの驚きようも無理なからぬ事だろう、
 敵国の兵を客人として招くなどという話は前代未聞だ]


【人】 さすらい人 ヤニク

[砦に一隊を配すと言う。>>84
後ろが気になって戦えなくなるよりは、それが良いのだろう。]

 弓は狭いところではかえって危険だ。
 下手したら味方が怪我をするだろうな。

[逃げた捕虜が一人であるなら、隠れながら動いているのだろう。
障害物の陰になってしまえば、狙ったところでまず中らない。

しかし、弓兵は遠くの敵を狙う為目は良い者が多かった。]

 おい、お前さ。
 例えば砦の中の絵を描くとき、どこを選ぶ?

[砦の内部を見張ることは殆どない。
たまに絵を描いているバーナードなら、中を見渡すのに丁度良い場所を知っているかと思い聞いてみた。]

(95) 2011/07/03(Sun) 00時頃

ヤニクは、ヴェスパタインの声>>97に、咄嗟に顔を向けた。

2011/07/03(Sun) 00時頃


 近くの街はララント……
 確かこの小隊もララントからの派遣だったでしょう?

 ――だめ?
 特例措置で、名目上は警護と監視にしたら通ると思うんだけど

[何で二人ともそこまで驚いているんだろう?
 まぁ、余り御多例のある事じゃないけど、別に不可能じゃないと思うけど。
 おろおろしてるムパムピスがダメだと言うなら、別に他の方法を考えるのも一つだけど……]


 ……いいや? そんな馬鹿はしたくないね。
 
[少し重く呟かれる声には、否と返しただけで。
 今態々、全て伝える必要性も無いかなと言う思いから。

 立ち上がり、天幕を出て、この調査の為の陣を引き払わせて近くの街まで撤収させようとするけど。
 何かムパムピスからあったなら、もう少し考え直すつもり]


【人】 さすらい人 ヤニク

[バーナードの言う場所>>102を確認しつつ、その場所に視力の良い者を配そうと提案しようとした時。
ヴェスパタインの鋭い声>>97が聞こえ、顔を向けた。


副隊長の、緑の甲冑に突き刺さった矢。
矢の飛んできた方へ視線を向けながら、素早く副団長の傍へ寄る。]

 俺が良いというまで伏せていろ!
 絶対に動くな!

[非戦闘員である二人に向かって声をあげた。
敵が何名隠れているか分からない状況で、他の二人を守ることは難しいと判断し、牽制の為に愛用の弓で矢が飛んできたであろう方向へ矢を放つ。]

(105) 2011/07/03(Sun) 00時半頃

 だ、駄目かどうかは……

[無理な気もするが、自分では判断がつかない。
 その辺りを裁量する権限が、兵士にはないのだ。

 つまりはムパムピスの任務を、
 フィリスの護送と監視に切り替えるということだろう。
 明日のご飯は何にするレベルの聞き方をする公子殿下に、
 やっぱり困ったような顔を見せたのだった]


[ 否定して、天幕を出て行こうとする男の背を見ていた]

 そっか。……そっか。

[軍に入り、そんな戦術があると知った時、馬鹿なと思ったものだ。
同じように評した青年に、内心驚き。

同時に、彼女はこれから戦争が起こって自分が戦う相手が、わからなくなった。
同じように平和を望んでいるとしたら、何故戦争が起きるのか。
それはきっと政治的なものだとか、色々な思惑による巧みな誘導なのだろう、そうは理解しておれど。

困ったようにボブショートに切りそろえられた髪を掻き、ムパムピスを見た]

 ……どうすんの?

[だめ?と可愛らしく言った、恐らく上官の言葉に彼がどうするのか、最早見守るしかなかった]


[いずれにせよ、この小隊の調査任務は本日までの予定、
 全ての日程はつつがなく終了していた。
 公子殿下が撤収を命じるのなら、反対する理由はない]

 上層部は開戦派ばかりだと思っていたけど……

[天幕を出て行く後ろ姿に呟く。
 彼は積極的に緑国と刃を交えようとしているようには
 あまり見えなかった]

 ……どうしましょうね。

[眉を下げてフィリスを見る。

 でも多分、貴方を国に連れて帰ることになります。
 この天幕も片付けますので、少し動けますか?


【人】 さすらい人 ヤニク

[敵が逃げる気配がする。
副団長の体を抱えようとすれば、その手を握られた。>>109]

 おい、副隊長!
 しっかりしろ!傷は浅いぞ!

[しかし、それが気休めであることは分かっている。
正確に左胸を貫かれた彼の体は、今命が零れようとしていた。]

(112) 2011/07/03(Sun) 00時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 出来るかよ!!馬鹿野郎!!!


[真っ直ぐに見つめてくるその瞳を睨み返して叫んだ。]

(113) 2011/07/03(Sun) 00時半頃

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