171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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――虹色の蝶が大地に呑まれる時のこと――
はッ――そうして僕のことを下に見るような評価は悪印象《マイナス》だ。
[七人委員会《ジャキディス・セブン》の肩書を口にする>>1:305のに、彼女の意図とは異なるだろう食いつきをしながら、軽く笑って鼻を鳴らす。 不動門と相性が悪いには変わりがないが、物理的な力が効かないのであればまた別の手があると、もう打つ手は変えてある。]
(10) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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[その隙にも、泰山峰の拳>>4が不動門の腹に叩き込まれて。 蝶化より疾いその拳を受け、さしもの男も目を見開いたようなのに嘲りの乗った笑みを零した。]
言われずとも。 "↙↓↘《Diago-Down-Diago》" "K《Kick》"
[かかる指示に、その声は不要だと爪先を地に軽く叩いた。]
(11) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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『震雷』!
[片脚に乗せた思念《オーラ》を、蹴りとともに衝撃波として鋭く飛ばす。 直接の打撃でなく、紫煙と風圧とが不動門の足を捉え。 二矢の援護もあってか、やすやすとその身体は地に墜ちる。
すかさず、ずるり、と澪標が不動門を引きずり込み>>1:322、そして。 《黒》の中には唄声《コワイア》だけが残る。]
(12) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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さて―― どうする? 追って叩くも、また門の鎖を叩きに行くでも、軌道補正の下手くそな環境美化委員《スィーパー》に文句をつけに行くでも任せるが。
[不動門討伐《ゲーム》の主導権は澪標に移った。 呼び込んだあとの動きを求められなかったということは、彼女の勝算に任せるも一つの手だと。 まず、澪標が表に出ない限り不動門の行く先を追うこともできないのだが*]
(13) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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――不動門墜ちて――
僕はこんな学園でやるべきことなど持ち合わせていない。 が……
[任せておくという意見に基本反論はない。これ以上の深追いは蛇足にも思える。 が、かと言って学園の中に用を感じることもない。 太刀を取りにいく泰山峰に同行する理由もなく、あと他に何があるかと言えば、興味を引いた事柄はひとつだけ。]
(74) 2014/04/06(Sun) 22時頃
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――図書室にでも行くかな。
[そう易く禁書に触れられるとは思わないが、まずはこの目で、というのが行動原理。 不動門への最後の一撃《クリーンヒット》で、また少し紅を帯びた思念《オーラ》の煙をゆるりと自身に纏えば、幾度かの呼吸のうちに炎で、光で食らった火傷が静かに消えていく。 色を失った煙を振り払うと、右手首に封を結び直して、臨戦態勢を解く。
部室へと向かう泰山峰の背に背を向けたところで、ふと振り向き。]
(75) 2014/04/06(Sun) 22時頃
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次は鍵を壊せる太刀を持ってこいよ。
[からかい混じり、そう皮肉んだ。]
(77) 2014/04/06(Sun) 22時頃
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は――扱いにくい能力《チカラ》だな。
[能力を十二分に発揮することの出来る依代がない>>80のでは、その能力はないにも等しい。 自身の能力も多少制限が多いほうだが、しかし制約《ルール》の中でなら好きに暴れられる。]
その言葉、そのまま返そう。
[別段"裏切られた"というほどの仲間意識もなく、よってこれから図書室に向かうのも、新生派への対抗でも、体制の立て直しでもない、単なる私情だ。 出られない、という事実を突きつけられたのには不満を表情に乗せるが、そのまま校内へ向かった。]
(104) 2014/04/06(Sun) 23時頃
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――大図書室――
[校内は、人気の少なさもあり静かだった。 階段を上がり、長い廊下を一人歩いていく。が、図書室の扉の前まで来たところで、異質な"気"を感じ取って眉をひそめた。]
誰か居るのか。
[大方図書委員《ライブラリ》だろうかと目星をつけるも、声をかけたところで、返らず。図書室の戸窓からも人影は見えない。 ただ、代わりにぽっかりと、開いているはずのない扉が口を開けている>>32。]
(105) 2014/04/06(Sun) 23時頃
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――――ビンゴ。
[正直、下見以下のつもりだったのだが。非常事態ということなのか、それとも目的を同じくしたこそ泥がいたか。 どちらにせよ"そこ"は開かれているようだった。 囮《フェイク》の可能性も考えられたが、多少の罠ならば切り抜けられると、図書室の扉を開けた。
"扉"の向こうへと、侵入していく。]
(106) 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[こつ、こつ、小さな靴音を立て奥に向かえば、姿見えずとも来訪者には気づかれるだろう。 不意に唄声《コワイア》の響きが増し、あとを押されているようだと口元を笑ませる。
それが黒天へと突き刺さり罅を入れた光矢《レイ》のためだとは、室内では気づくこと叶わなかったのだが。]
(113) 2014/04/06(Sun) 23時半頃
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勉強? そんなことのためにここまで入ってくるやつを今まで見たことがあると。 ……それともこの部屋はお前の勉強部屋だったか、図書委員《ライブラリ》。
[つんとすましたまま、同じく眼鏡を押し上げる。 口元の嘲笑めいたものは隠せず、吐息で笑った。]
面白い本があると神宮院から聞いてな。 見に来た。
[目的はただ、ストレートに口にした。 剣にかけた手を緩める>>112とは随分と信用されたものだと、内心思いながら。]
(116) 2014/04/06(Sun) 23時半頃
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この女が勉強をするとは思えん。
[視線>>121の先にエフェドラを視認し、自身の投げかけた問いの答えとしてそれが返ったのも理解したが、にべもなく打ち捨てた。]
(134) 2014/04/07(Mon) 00時頃
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ああ。神宮院檀本人が言っていた。 "永久閲覧禁書を再び紐解きたくはない>>0:293"とな。 絶大夏からを持つが、知識量に蝕まれてしまう、無差別に能力者を食いつぶしてしまう可能性すらある禁書だとも聞いた。
[これは保健委員《プリースト》からの情報>>0:300であったが、あの場で知り得た知識には変わりないと、織り交ぜる。]
いつでも見に行けばいいと言われたから、見に来たんだが。 ――ご覧の有様、といったところのようだな。
[惨状に目を細める。図書委員《ライブラリ》が適切に管理し力を得たというわけではなさそうだ。]
(135) 2014/04/07(Mon) 00時頃
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不動門は澪標が捕らえた。
[不動門の件についてはそれだけを簡潔に答えた。 任せてきた、と言うのは性にあまり合わず。しかしその先の顛末も知らないので他に言えることもない。]
(137) 2014/04/07(Mon) 00時頃
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そう人数もいないからな。 僕が対話を厭わない人物などより限られている。 何度会おうとそれだけのこと。
[よく会う、というエフェドラ>>130に、軽く息をつく。]
喰われてみるのも面白いかもしれんな。 ……いや、げに恐ろしき怪獣との戦闘《ゲーム》の方が愉快か。 倒して、奪って、それでいい。
そんなことより、顔色が優れんぞ。
[蒼く浮かんだ文様を指して、尋ねる。]
(140) 2014/04/07(Mon) 00時頃
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ロビンは、エフェドラの一ノ門を糾弾する様子は、口を差し挟むでもなく聞いている。
2014/04/07(Mon) 00時頃
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冥界の力を持つ者は煩わしいな。 僕が《神》となった暁にはその苦しみからも解放してや――
[神に嫌われたというエフェドラに、哀れみを僅かに乗せた目線を向け。 その瞬間に、黄金が部屋を貫いた。]
っ……随分と嫌われたな、エフェドラ。
[黒へ変幻するさまに、驚きを隠せず呟く。]
(153) 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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≪魔物≫か《新生派》かどうかは、関係ない。 僕は僕の手に入れるべき永久閲覧禁書《アイテム》を僕の手に渡らせなかった愚か者を排斥する。 その戦い《イベント》に参加するだけだ。
[どろり、ぽたり。黒い粘りが、天井へ落ちる。 生み出された屍燭のシャンデリアに小さく笑って、直下直撃を避けるために数歩退いた。]
(156) 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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逃げる? 誰に言っている。 多少の邪魔は許す。時間を稼げ。
[白いイヤホンを耳に当てる。自身の楽曲《ミュージック》四曲のうちの一、防護陣を展開せんがため。]
― Play up ―
(158) 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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甘く見るなと言っているんだ。"↑《Up》" "↓《Down》"
"↑↓《Jump》"
[メロディーは場違いな軽快さを見せ、しかし確実に、そのステップを刻んでいく。 軌跡は次第に、薄緑色へ変じ。部屋の中に、幾つもの光点を作る。]
――誰が言うか。
[溜息混じりの言葉>>163には小さく毒づきながらも、しかし皇の剣抜くに任せステップを踏み続ける。 が、護りに徹する皇には気づけるだろう。 聖槍の貫きは、この踊り手《プレイヤー》を殆どと言っていいほど狙いに含めないことに。]
(170) 2014/04/07(Mon) 01時頃
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"↑《Up》"
[そして、最後の1ステップを、踏む。]
《Shield-Dance》 ― Awesome!! ―
[瞬間、禁書空間を包み込むように、グリーンのヴェールがかかる。 陣の展開に幾つもの聖槍が弾かれ、そして床からの突入も、止まった。]
手間をかけたな。
[代わりにトマホークでも降るかと言った天変地異級《スーパーレア》の労いを皇へ向け。 エフェドラの様子はどうかと、そちらを見やる。]
(179) 2014/04/07(Mon) 01時半頃
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[故に、その労った身体が傾ぐのには、気づくのが遅れた。]
(182) 2014/04/07(Mon) 01時半頃
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この程度で根をあげたのか? 落ちたな。
[遅いと零し本棚に凭れる姿>>184を振り返る。 消耗した様子に疑問を感じるも、はんと笑い飛ばすだけ。]
僕はお前に恨まれない《神》になろう。 変な恨みを買ってまた狙われても敵わん。
[恨み節のエフェドラ>>180には、静かな笑みを見せかけたが。 仲がいいのかと続いて、ふざけるなと低く噛み付いておいた。]
(193) 2014/04/07(Mon) 02時頃
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……――、
[展開された防護陣の中、静けさを取り戻した部屋で、エフェドラと皇を見ている。 "気を抜いた"ことよりも、己の落ちたとの評価に返事一つない>>196のに訝しさを思った**]
(200) 2014/04/07(Mon) 02時半頃
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――永久閲覧禁書の間――
異能者《パワード》を消して何が面白いんだ。 張り合う相手も消えた世界に興味はない。
[能力者のいない世界を創ろうと語る《新生派》たちには理解を示せない。 自分の意に沿わなければ、《新生派》でなかろうと好ましいとは思わないのだが。]
無いものは奪う。何処にも無いなら、創る。 それだけの事だろう。無いものなど"無い"。
[希望を求められれば>>214、吐息で嘲笑う。 不遜に《神》獲りを語るこの不良生徒は、この論のうちに《神》の座ですら含まれると考え。 故に、"奪われる"のは気に食わない。]
(261) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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――は、そうだな。 皇、お前のほうが余程口が回らないと見える。
保健室送り《インタイ》もそろそろじゃないか?
[エフェドラの案じるような言葉>>215の真逆の響きで、同義を述べた。 やがて部屋を出る彼女を追って、禁書の間を後にする。 禁書の間自体を防護するように展開した魔法陣は、主をその中央から失っても、まだ翠を保ち。]
曲を変えるまでは、そのままでいてやる。 ――決断は早いほうがいいぞ? いつ変えるかわからん。
[そう言い残し、去る足取りはゆっくりとしたもの。 無論そのまま皇が追ってくるようなら、翠もすぐにかき消えるのみ。]
(262) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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――大図書室――
――ふん、面白そうなことになってる。
[空の罅割れから、唄声《コワイア》が響く。 黒天を貫くのは、先程まで図書室に降り注いだ槍とも違う、光矢《レイ》。]
あれに芸術方面の才があるとは聞き覚えがないな。
[エフェドラも同じ男の顔を思い描いたのだろう、皇に"仲間"と呼び掛ける>>216。 あの一矢の意図までは読み切れない。神《シア》の力を強めるために闇を払おうとしているのか、神《シア》に干渉しようとしての正面突破のつもりなのか。 不動門を怯ませたのもあの矢だったが、奴を奮わせる罅を入れたのも同じもの。 ち、と舌打ちをして、屋上を見ようとこちらも窓から顔を出す。]
(263) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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[降るものは再び、紅。 しかして光がそれを討つのも、また上でのやり取り。 互いに潰れ合うならば構わぬか、と視線を外したその瞬きの隙間。]
おいッ――エフェドラ!
[遙かなる唄声《コワイア》は、荊の紋を輝かせ>>217。 反射的に目を細めれば、彼女の力の権限と受け止めていたそれが頬を食い破るようにして高く昇っていく。]
もう一つの冥界……上か。
[向かう荊の先にそれが"居る"。 力を。そう求められたのを、寸前に聞いた。 一蹴してもよかった。が、そうしなかったのは、彼女の標的が忌々しい先輩風だったからか、単なる気まぐれだったのかは、自分にもわからない。]
(264) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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皇。 ――……、逃げろ。
[白いイヤホンを外す。紫の封を、解いた。]
― Shut down & Play up ―
[図書室は学園の最上階。ならば屋上は、その真上!]
"↑↓↑《Up-Down-Up》"
"大P《Highpunch》"!
(265) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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『天牙閃』!!
[天井を見据え、拳を振り抜く。 白煙纏うその力では、コンクリート製のそれを破壊するには至らないが、大きく揺らし穴を開けた。
その穴は、屋上と校内を小さくとも結んだ。 蒼き荊焼かれしエフェドラにも、攻められる一ノ門にも、駆けつける泰山峰にも、自我失うオスカーにすら通過できる、物理的な近道《ショートカット》。]
(267) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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熱でもあるんじゃないのか? だから保健室にいけと言ったろう。
[説教の代わりに賛辞がかけられたのに、皮肉んで笑う。 風が部屋を吹きまわる。伸びる腕>>288は、見向きもしない。]
いらん。十三血流《リネッジ》は教養を身に着けないのか? 男の手は、女に伸ばすものだ。
[笑むエフェドラが皇の手を取れば満足げに口角を上げ。 自身は直接、天井を見据える。]
(305) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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この程度、命令《コマンド》もいらん。
[ぐ、と足を踏み込むと、薄く白煙が漂う。 本棚に向けて飛び込み、そのまま本棚を足場に、蹴り倒して飛び上がる。 自身であけた穴の縁を掴むと、屋上へと躍り出た。]
は――酷い有り様だな。 僕にやられたい奴はどいつだ?
(315) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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――それが同胞のさだめなら。
[止める、そう言ったエフェドラ>>310に目を向け。 しかし、ならば少々手持ち無沙汰か。 率直な問いを投げる皇>>308に、溜め息を零す。]
そんなに派閥が重要か? 七人委員会《セブンス》は。 価値と真実は、肩書では決まらんぞ。
[新生派であることを宣言した一ノ門へ、未だ拳を叩き込もうとはしないまま。]
(326) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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――それは緋色の停まる前――
お前の手を取るなぞ、御免だったからな。 自分で開けた穴くらい登れる。
[苦労を労われても>>335返す言葉は笑みのひとつ含まず。 眼鏡を捨てた男の炎滾るオーラに眩しさを覚えて目を眇めた。]
お前も望めばいい。 目の前の一ノ門も、新たな神を望んだ一人なんだろう。
[声をかけているのは、皮肉も邪魔も含んだものだったが。 視線向かぬのに、無駄と気づく。
(380) 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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[機械じみた声。緋《アカ》い転校生オスカー――否、《緋色の血海に沈む千界-ALLSCARLET-》、そう呼ばれていたのを聞いた覚えがある。 エフェドラの口ぶりからしてこれが本性、というわけではなかろうと、様子を見やるも。]
……、自己犠牲は気に喰わないな。 こいつでぶん殴って目を覚まさせてやってもいいなら、預かろう。
[逃げて、と口にしたのを、聞いた。 微かな声だった。風に吹き消されそうなそれは、だが確かに機械的な支配から逃れたもの。 捨て置けと言わんばかりのそれは、この場も、彼も、纏めて救うだけの力がないと思われたのと同義だ。 押し付けられた刀>>366。久方ぶりに手にする"武器"は、自分の手には余る。 了承も何も告げないが、代わりに軽く掲げ。
しかし、その瞬間に。 虚勢も意味を成さないほどの異能のエネルギー波が、強大な圧と風をこちらへ吹き付け―― 止まる>>350。]
(381) 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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[マスター権の放棄>>363。つまり彼を操作するマスターが存在し。 かつそれは放棄されたことを意味する言葉。 ――エフェドラの呟いたその言葉は、幾つかの認識を自分の中に齎した。]
……、
[屋上の堅い床面に倒れこみ、まゆみちゃん、と名を紡いだ声>>360は、ひとの色をしていた。 神宮院が膝を折り、座り込む。 その傍に、真っ直ぐに歩み寄った。]
(386) 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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――――転校生。 名は何と言う。
通称や能力名や通番などはどうでもいい。お前の呼ばれたい名を言え。
[力の入らないといった様子で、しかし皇へと声を振り絞るその姿を、見下ろして問うた。]
(389) 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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誰か。難しいな。 自分で好きに定義すればいい。それがお前だ。 簡単な事だ。赤を厭うなら青とでも名乗ればいい。
[血を吐いた身体>>401に、しかし言葉を積み続ける。 これは今、彼に問うべき言葉だと思っていた。]
(410) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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さあ、言え。 言わないとあの馬鹿が勝手な青春を作り上げて先に行くぞ。
[俺は>>407、と。名乗ろうと紡ぎかけた、その名を待つ。 皇を馬鹿と称した、その後半部分が彼の名とどう繋がるのか。 その線は自分の中にしか未だ存在しないが、構わない。]
(417) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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――よし。 蒼舟。お前は蒼舟だな。
[蒼舟・藍=オスカー。見事に青くなったその名前>>423を、確かめるように口にして、皇へ啖呵を切るのを見やる。]
まずは一発殴らせろ。
[ぱしん、と音が立つほどにしっかりと蒼舟の右手を剣鞘で叩き――――"握らせる"。]
(427) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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"今からそれはお前のものだ"。 それが僕に課せられた仕事だったからな。
だが、所有物だ。 振り回そうと、捨てようと、――譲ろうと、押し付けようと、返そうと、元の場所に片付けようと、誰も咎めん。
[後半は希望的観測がいくつか含まれていたか。 内心らしくないかと思いながらも、自分は責を果たしたと眼鏡を押し上げる。]
……やれ。
(429) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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これでいいな? 異論は認めん。
[そうして、蒼舟の頭の上、手を置く皇を見上げ。 吐息で笑って、その場を離れた。]
(430) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[降り注ぐ力《光》の流星。 自身に降るものは、ぱしりと素手で払いのけた。 無論掌に血は滲んだが、それでいい。
纏う思念《オーラ》に色味が増した。]
(435) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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馬鹿でなければ止まっている。
[手を何度か、握る、開く。 赤に汚れるのを、自嘲するように息を吐いた。 日傘に一部翳るフェンスに背を預け、くだらないと言い捨てて。]
――本当に、馬鹿ばかりだ。
[壁に留まった身体。視線をやれば、こちらを見渡す視線>>454とかち合った。 潰し合いは、個人的には有り難く。しかし彼らを割いたものは、まだロビン=バスキンスには理解できない。 消えた一ノ門>>456を追おうとすることもなく、空を見上げる。]
(461) 2014/04/08(Tue) 01時半頃
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――――次は、"あれ"か。
[黒天の罅に噛み付くけもの。 深く嘆息し、視線を下ろした。 天空の代わりに、未だ地に膝つかぬ皇の、その姿が見える。]
ショウ。 ――いいところに来たな。あいつを頼む。
[屋上へと登り来る包帯姿>>452を見とめれば、彼に任せるべきだと迷いなく判断して。 燐光舞う屋上に、今暫く留まることを選んだ**]
(466) 2014/04/08(Tue) 01時半頃
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