205 Fluch〜禁忌の恋愛村〜
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/01(Mon) 18時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/01(Mon) 19時頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/01(Mon) 19時頃
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[白猫がぐるぐる喉を鳴らすその仕草に、道端へしゃがみ指先を遊ばせる。 天鵞絨のような質感に瞳を細めたその刹那――ちくりと痛む左胸に掌を押し当てた]
……ぁ、…………
[ちりちりと焼けつくような痛み。 ぎゅっと握った指先が、柔らかな曲線ごと押し潰す。 息を忘れた唇が模ったのは、驚きというより恐怖のような――]
わたし、……大人になったの……?
[それでも漏れた言葉は、どこか間が抜けていた*]
(20) 2014/12/01(Mon) 19時半頃
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[そっと、胸を抑えた掌が離れる。 いつもの日常を取り戻すみたいに、表情を塗り替えて。
姉の言葉>>29に、こくんと頷きを返して立ち上がると、 手にしていた袋から、小ぶりの小さな林檎を手にして見せる]
うん、林檎も買ったの。 皮は紅茶に入れると美味しいって。 実はいっしょに食べよう……?
[左胸の痛みを押し込める柔和な表情で、姉の隣へと並ぶ。 荷を持ってくれるという言葉には素直に甘えて、 持ち手を半分譲り家へと帰る――]
お姉ちゃん、わたし、……証が出たみたい。 お姉ちゃんと同じだったよ。 ……よかった。
(34) 2014/12/01(Mon) 20時半頃
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[何もかも違う綺麗な姉と、同じ種族であったこと。 そんな穏やかな気持ちを滲ませて、柔らかく微笑みかける]
……ふふ。
[家に帰れば、アップルティーを入れて。 林檎を兎さんの形に剥いたり、温かな食事をとったり、 届いた毛布に包まって、夜通し話したり。 そういうことをして、姉と過ごすのだろう**]
(38) 2014/12/01(Mon) 20時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/01(Mon) 20時半頃
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[腰まである黒髪に櫛を入れて、束ねる白いリボンは華やかさのないもの。 水鏡に映る景観に描かれる黒い瞳には、昨日と違ってやや赤みがかってもいる――]
……ん
[左胸の背徳の痣に、眼の異常。 これが発現した今日は世界が違って見え……るわけもなく。 水桶に沈めたままの林檎を拾い上げて袋に詰めると、 姉の部屋へ向けて声をかけた]
お姉ちゃん、アイリスさんのところにおすそ分けにいってくるね。 あと、お散歩……いってきます。
[日常を崩すことなく、それでいて少しだけ大人びた表情で。 小さく声を発した後は静かに家を出る]
(59) 2014/12/01(Mon) 21時半頃
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[姉の返答を背に、少し軽い足取りで町を行く。 目指すは病院でそこの受付に差し入れを――]
……あ
[――視線を巡らせた先、公園のベンチに差し込む陽射しに表情を和らげる]
少し休憩しようかな……
[細腕には重かった林檎の袋をベンチに置いて、その隣へ腰かける。ちょっとくらいの休憩なら、姉も心配しないだろう**]
(67) 2014/12/01(Mon) 22時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/01(Mon) 22時頃
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[ぽかぽかした陽射しに、天を仰いで目を閉じる。 赤い闇の中で思うことといえば、林檎を届けなきゃ、 そんな平和なことばかり]
……ん、わたしは、わたしのまま。
[次の瞬間には、林檎の袋を手に取って公園を後にしていた。 目指す先の病院に辿りつけば、受付でアイリスの姿>>35を探す。 仄かに頬が赤いのは人へ接することへの昂揚だろう。 やっぱり、人見知りではあるのだ*]
(80) 2014/12/01(Mon) 22時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/01(Mon) 22時半頃
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あ……。
[人の気配に身を竦めてしまう中、 視界に映った姿>>84に緊張を緩める。 小さく振り返すその手には林檎が入った袋が揺れていた]
あの、……今、平気ですか……? ヒューさんと、アイリスさんにこれ……。
[その袋の中身をアイリスへと見せて、 中の林檎のように真っ赤に染まる頬のままそっと差し出す]
はい、おすそ分け、です。
(86) 2014/12/01(Mon) 22時半頃
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そうなんですか……?
[入院の言葉>>92に、大きな瞳を見開く。 知らなかった――というよりは、知ろうとしなかっただろうか。 町外れの社でひっそりと過ごすのが日常で、 アイリスたちと話すのすら珍しいことだったのだから]
はい……、わかりました……。
[視界の端に入った爪先に、瞬いた瞳がアイリスを見つめる。 こくんと頷き、その瞳を待合室の隅へ。 あそこならこの緊張も解れるかもしれない…… そう考えてか表情を和らげてもう一度肯いた]
(99) 2014/12/01(Mon) 22時半頃
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……痛かったのでしょうか……。
[……あたりまえだ。 けれど真剣な表情で、背筋を伸ばして話を聞いている。 どこかずれた返答はいつものことで、だからこそ――]
……よかった、です……本当に……。
[――ほっとしたような吐息に滲む柔らかな表情。 それから続く言葉>>104には握っていた左手を解し、 そっと胸の膨らみ……その中心へと触れさせる。 撫でる仕草はどこか艶めかしいが、気付いた様子もなく]
はい、わたしにも昨日……。 胸に痣が浮かびました……ちょっと、痛いです。
[胸に刻まれた冒涜の標に、ちょっぴり嬉しそうに]
姉さんと一緒でした。 役場にいかなきゃ、なのです……ね。
(107) 2014/12/01(Mon) 23時頃
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[もちろん、一緒とは種族のことだ。 記憶が既に忘却の彼方であり、その上で、 外見が似ない姉妹であることをずっと気にしていたのだから]
……アイリスさんともいっしょ、です。
[そう言い添えて、病院の外へと視線を向けた]
寒いと、現れやすいんでしょうか……?
(108) 2014/12/01(Mon) 23時頃
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痛いの、痛いですものね……。
[ずれまくっているが、本人は真剣だった。 両手を膝へと戻してアイリスをじっと見つめる。
優しい眼差しと雰囲気に、それと同族だった喜びに、 柔らかく微笑んでこくこくと肯いた]
はい。 ……わたしも、あとで役場に行ってきます。 そこで会えたら……また……。
[用事があるわけでもなかったけれど、そっと立ち上がる。 日課のお散歩と掃除がまだだし、それに――]
アイリスさん、お時間ありがとう……でした。 また……おはなし、して下さい。
[――仕事中の筈の彼女に、ぺこりと頭を下げる。 止められたりしなければ、そのまま町中へと向かうだろう**]
(120) 2014/12/01(Mon) 23時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/01(Mon) 23時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/01(Mon) 23時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/01(Mon) 23時半頃
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[はふ、と吐息を吐いて白い霞を楽しみながら路地裏へと入る。 配達のお礼になるかどうかは分からないけれど、せめて、気持ちだけでも。 そんな考えで訪れたのはクシャミのお店の前だった。
この町の中で寄る場所など数が知れてて、自然とここへ足が向く]
おはよう……です……。
[コンコン、と響くノックの音響に続いた声は昨日よりはっきりと。 扉が施錠されて無ければ中を覗き込み、もう一つの袋を手に店主を探す]
(136) 2014/12/02(Tue) 00時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 00時頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 00時半頃
ゆりは、ミナカタに話の続きを促した。
2014/12/02(Tue) 01時半頃
ゆりは、シメオンに話の続きを促した。
2014/12/02(Tue) 01時半頃
ゆりは、アイリスに話の続きを促した。
2014/12/02(Tue) 01時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 01時半頃
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[見つけた姿>>153に表情を輝かせて近寄っていく。 見慣れた店内だからこそできる、心を映した速足で]
いらっしゃいました、です。 ……昨日のお礼に届け物をしにきたの。
[クシャミと、彼の兄のぶんが入った林檎の袋。 それを彼の前へそっと置いて、 結った黒髪を揺らしぺこんとお辞儀した]
配達をありがとう。 姉さんもありがとうって言ってたの。
(155) 2014/12/02(Tue) 02時頃
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[夜を思わせる黒瞳を輝かせて、そっと肯く。 勧められた椅子の中でもお気に入りの場所を選んで、 緋袴を整えながら座り、カウンターの向こう側の姿へ微笑みかけた]
ありがとう、クシャミくん。 紅茶だと嬉しいな。
[遠慮がちな日常よりすこしだけ積極的にそう言い添えて。 片手で胸を押さえながら、その反応>>160に首を傾げた]
……? うん、寒いのに、手間かけたから。 おかげで温かくして寝れたから、お礼なのです。
きょうは、お兄さんはいないの……?
(161) 2014/12/02(Tue) 02時頃
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[湯気立つカップに、レモンを添えて。 温かな香りがいっぱいに広がることに、黒瞳をそっと細める。
砂糖を入れず一口味わって、 それから琥珀色の水面を角砂糖2つで揺らしながら]
ん、美味しいです。
[ほんわかとした幸せそうな表情で、クシャミを見上げる。 こうして緊張しない相手など、片手で数えても余る程―― ――そこまで考えて、ふと視線を揺らがせた]
……クシャミくん。 あの……聞いても、いい……?
(164) 2014/12/02(Tue) 03時頃
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[カップをソーサーへ置いて、 クシャミの言葉>>165にゆるゆると首をふりながら指先を胸元へ。 抑える仕草は無意識に誘惑げではあったものの、 思考はそこにはなく、熱くなる頬を抑えるのに必死だった]
ううん、クシャミくんにお話したかった、から。 ……わたし、その……発現したの。
[とくとくと鳴る心悸は、高鳴るばかりで抑えられない。 聞きたい言葉は浮かんでいるものの、玩具箱をひっくり返したような状態で。 それでも、息をのんで絞り出す]
悪魔だったの……それで、ね……。 ……クシャミくんたちって、その……どっち?
[きっと俯いたまま、それだけを*]
(166) 2014/12/02(Tue) 03時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 03時半頃
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[色彩が失われていく感覚に眩暈を覚えながらも、 両手は胸の上から滑り降りて膝の上できゅっと握られた。
にっこりとした微笑み>>167に、つられたように表情を緩めて。
――わたし、笑えてるのかな。
思考はそればかりで、クシャミの言葉の後半は、上の空だった]
……ありがとう、クシャミくんとお揃いなんだね。
[ようやく零れた言葉の響きはどうだっただろうか。 きっと何気ない日常に交わす挨拶のように、さりげないものだったのか。 それとも少し震えて、寂しそうだったのか自分では知ることもなく]
届けなかったら、どうなるんだろう……。 なかったことになったり、しないよね……?
[瞳を閉じてにっこりと微笑んでみせながら、 続いた言葉>>176へ、世間知らずな希望を述べてみる]
(177) 2014/12/02(Tue) 14時頃
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[カップに残る液体を、ゆらゆら揺らす。 波打つ琥珀色はもう冷めてしまって、時間を忘れていたことに苦笑した]
……ううん、……お店を占領していたら迷惑だろうし、神社へ戻るね。 ふたりで話せて、よかったの。
[そっとカップを返して、椅子からふわりと降りる。 視線はクシャミへと合うことはなく、表情を消して俯いたまま]
……お兄さまと一緒に、林檎食べてね。 お菓子にするとおいしいみたい……お邪魔、しました。
[そんな当たり障りのないことを言い添えた**]
(178) 2014/12/02(Tue) 14時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 14時頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 14時頃
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― 回想・クシャミの店 ―
『楽園を追放されるんじゃないかな?』
[届いた思いがけない背徳の響き>>181に、思わず黒曜石めいた双眸を見開いた。 目の前の青年から出た言葉だと認識するまで、数秒かかったかもしれない]
――悪魔には、相応しいのかな?
[返した言葉は、大人しい普段からは埒外だったかもしれない。 ごく自然な表情で雰囲気を和らげて、そう囁く。
見送る彼に小さくお辞儀してその場を去った。 会いたくとも、もう――]
(194) 2014/12/02(Tue) 20時頃
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[足早に町を往く。 過ぎ去る景色に目を向けることなく、ただ俯きながら。
どこを歩いたのか記憶の頁には書き込まれることはなく、 気付いたら村外れの神社の前へといた。
木枯らしの吹く中、急ぎ足で乱れた佇まいを直して静謐な敷地へと踏み入る。 まだ申請していないせいか、なんら普段と変わる様子はなく]
……お掃除、しようっと。
[誰に向けたわけでもなくそう呟くと、竹箒を取りに倉庫の方へ**]
(195) 2014/12/02(Tue) 20時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 20時頃
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[竹箒の重みが、今日はなんだか妙に手に余る。 自然と両手で握り締めた姿で倉庫から出たところで、 珍しくも人影>>213に気が付いた]
……あの、大丈夫……ですか……?
[わたしは笑える……大丈夫。 自分にそう言い聞かせて、後姿へそっと声をかける。 人にあまり馴染むことのない自身が、 その人影の名を思い出すことは――]
(219) 2014/12/02(Tue) 21時半頃
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[――暫くの間があって、続く]
……チアキ、さん……でしたっけ……。
[ほんのりとした色合いで頬を彩って、距離を少し縮めた]
(221) 2014/12/02(Tue) 22時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 22時頃
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いえ、……ここは人のための場所……ですから。 歓迎なのです……いつも、わたしひとりですから……。
[神の社であっても、人が創った場所。 そこに人が憩っていたとして、悪い理由などなく。 そっと微笑みを滲ませて小首を傾げる。
出ていこうとする姿勢>>230には、少し寂しそうにして]
……まだお疲れでしたら、どうぞゆっくりして下さい。 今からおやつの時間ですから、甘茶と一緒にどうですか……?
[今までなら、こんな誘いなど考えもしなかっただろう。 胸元を片手で抑えつつ青年の姿を見て瞳を細め、密やかなお茶会へと誘った]
(232) 2014/12/02(Tue) 22時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 22時半頃
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[傍らに来る>>237と、ふわりとした花の香りが擽るかもしれない。 化粧も許されない自身の唯一の楽しみの香だ。
それを振り払うかのようにくるりと体の向きを変え、 チアキに向かい合い、竹箒を抱きしめた]
ふふ、よかった……です。 ……今日だけは、一人でいるのは寂しかったから。
[そんなふうな呟きから、地に落ちた木の葉を指さす]
枯葉を集めて焚火からだから…… ちょっと、時間がかかるかもしれませんけど。
(239) 2014/12/02(Tue) 23時頃
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[地面に描かれる、竹箒の軌跡。 日常である光景は今や瞳の変化も相まって、違う世界のよう。
……そんな緩衝を、顔に出すことはなく、 かき集めた枯葉の下へ倉庫から出したさつま芋を並べる。 火をつけるときには――幾度目かの失敗の後に―― チアキに手伝ってもらったのかもしれない]
焼けるまで、少し時間がかかりますから。 ……先にこれをどうぞ……。
[ほかほかと湯気を立てる、お茶の椀を差し出して。 椅子など上等なものはないから、手近な庭石へ腰かけるように勧めた。彼が人間であることの反応など、欠片も滲ませず]
(243) 2014/12/02(Tue) 23時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 23時頃
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[人に手伝ってもらうことに、ちょっぴり嬉しそうに。 人と関わることに、ほんの僅かな怯えを残して。
茶碗を受け取ってくれた姿>>248には、ほっと安堵の吐息を吐いた]
はい……。 疲れも取れますし。 ……悩みも、なんだか軽くなるみたいな気がします。
[最後の言葉だけは、寂しそうに呟いた]
(252) 2014/12/02(Tue) 23時頃
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[ぱちぱちと鳴る火の音色に、瞳をそこへと向ける。 人と話すことは苦手で、だからこそ、ひとりを選びがちで。 それでもこうして誰かと話しているときは、嫌いではなくて。
相反する想いに、苦笑を漏らして火勢の中の芋を木の枝で転がしつつ]
配達のお仕事は、寒いと大変ですね……、 ……一年中、春とかなら、良かったけど……。
[ずれた思考ながら、手指が胸元へと沿う。 そこに現れた証を握りつぶすように、襟元をぎゅっと掴みながら]
(256) 2014/12/02(Tue) 23時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/02(Tue) 23時半頃
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[癒されるのだろうか、忘れられるのだろうか。 追いかけていた大きな背中の、その向こう側の姿を。
そんな風に考えていたせいか、覗き込まれていること>>262に気付くのに一瞬遅れて。 頬を赤く染めながら瞳を伏せ黒髪を横へと揺らす]
だ、大丈夫です……。 その、発現したばっかりで、まだ少し痛いだけ……。
[そうして、柔らかく微笑む。 落ち着くために呼吸を幾つか、それで整えて、木枝で焼けた芋を取り出しつつ]
……食べます、よね?
(267) 2014/12/02(Tue) 23時半頃
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[自らも焼けた芋の一つを手にして、掌の上で転がしながら。 視線はチアキには向けられないまま焚火を見て炎を映している]
……みんな、届け出てるんですね。
[その言葉は他人事で、まだであることも、その気もないことも伝わるだろう。 不安定な表情をそっと微笑みへと傾けつつ、 揺らぐ視線をふいにチアキへと向け小首を傾げた]
チアキ、さんは……?
(277) 2014/12/03(Wed) 00時頃
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[告白の言葉>>286を、じっと黒いスクリーンに映して聞いていた。 手の中の芋だけが時折転がって熱を逃しながら、視線はずっとチアキへ注がれたまま。 向けられた笑顔にも表情は静かなままで、話が結ばれるまでただじっと]
……わたし、姉さんと、お店でクシャミくんくらいしか、 あまりお話しをしなかったから……。
[ぽつりと、それだけを零す。 それだけの理由は、手の中の焼き芋を齧ったからだった。 はふ、と熱い吐息を吐きながら瞳を細める]
――冷めないうちに、どうぞ。
[花の香を微かに滲ませて、ふわりと彼の隣へ。 それから躊躇いを帯びた手指が、チアキの頬へと触れた]
……笑えるのは、強いことなのだと、今日……知りました。 チアキさんは……強い、のですね……。
(292) 2014/12/03(Wed) 00時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 00時半頃
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[笑顔に、やっぱりほんのりと頬を染めて。 人の熱が伝わる程に近寄るなど今までなかったことで、 今更ながらに僅かな距離を開く]
強がれるのは、……その……それでも、立てるということですから……。 わたしは諦めてしまうから、いつも……。
[ちりちりと胸を焦がす痛みに、柳眉を寄せる……そう、諦めなければいけない。 神職へ進むことを選んだ日から叩き込まれた倫理に、従うべきなのだと――
――そんな思考の渦へと落ちていく中で、咳き込む姿>>298に黒瞳を瞠る。 慌てて背を撫でながら、甘茶を差し出したりしただろう]
妹さん、いらっしゃるのですね……。 もしかしたら、チアキさんが笑える理由、なのでしょうか……?
[強くあれる理由。きっと、存在する理由。 そんな風に感じて、疑問のままに訪ねた]
(303) 2014/12/03(Wed) 01時頃
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[笑顔に、やっぱり頬は染まったまま。 改めて青年の傍であることに気が付いて、立ち上がって佇まいを直す。 巫女らしく、少なくとも見た目だけは清廉そうに―― きっと悪魔となった今、もうそれも僅かな時間だろうけれど]
いいえ。 ……あなたが笑うことで、妹さんもきっと……。 大切な気持ちは、伝わるものだと……思います。
[口角を柔らかく上げる。 笑顔とはこういうふうに作るはず―― どことなくぎこちない笑顔のまま、ぺこりとお辞儀も添えた**]
(316) 2014/12/03(Wed) 01時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 01時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 02時頃
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はい……、いつでも。 ここは静かですから……わたし、いないかもしれませんけれど。
[去っていく背中へ、小さく手を振る。 人間だと告白してくれた彼の帰る場所を想像しながら。 ……大事なひとのもとへ往くことができるのは、 とても羨ましい……そんな表情で]
(325) 2014/12/03(Wed) 02時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 02時半頃
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[――ひとりきりになって。 冷たい風に揺れる髪をそっと抑えて町へと視線を向ける。
思い浮かんだ姿が滲むのは、 それを振り払おうとしているせい……? それとも、発現のせいで変化した瞳の皮肉……?
憧れて、傍で勉強を教わって、お店に通う理由になった先生。 その兄弟へ移っていた気持ちを、理解しようともしていなくて。 妹を気遣うチアキとの会話が、それを浮き彫りにしてくれたことに]
……どうしたら、いいのかな。
[――その彼の言葉を幾度も幾度も心で繰り返していた。 この美しくも醜い箱庭である楽園を追放される…… そう、忘れなければいけないのなら、いっそその方が――**]
(326) 2014/12/03(Wed) 03時頃
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[自ら町を捨てて去る、そんな風に思い切ることができれば楽だったのに。 猫耳フードの向こう側で笑う姿>>180を思い浮かべたら、やっぱり思い切れなくて。 ……姉も、育て親も、自分から捨て去るなんてことも無理だった]
どうしたら……
[幾度目かの言葉と共に視界が濡れていく。 結局は町から弾かれる方法しか思い浮かばないまま、そこに立ち尽くしていた**]
(327) 2014/12/03(Wed) 03時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 03時頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 13時半頃
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[溜息が白く染まる。 竹箒を片付けて、あてもなく歩く“散歩”の途中。 いつもと違う道を彷徨ってふと視線を巡らせた先に、 樹の上の女の子>>342と、アイリスの兄の姿>>336を見つけた。
声をかけるべきか悩んだけれど、邪魔するのも悪い気がして。 それに、正反対の真っ白い髪の女の子がとても綺麗で。 ……なんだか妙に躊躇って、その場を離れていく。
目があえば、お辞儀くらいはしただろう]
……ご飯食べなかったの、お姉ちゃん怒ってるかな……?
[でもなんだか、何も食べる気も出なくって。 それに家に帰る気も出ないまま、町を彷徨う**]
(343) 2014/12/03(Wed) 14時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 14時頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 20時半頃
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――本屋――
ん……。
[いつもは寄りつきもしないそのお店で、見知らぬ国の旅行記を探し歩く。どこか知らない国へ消えることができないのなら、せめて雰囲気だけでも。そんな想いからだったけれど、実際にその本へ目を通してみると――]
……綺麗。
[――そう、綺麗だった。 色褪せてしまった楽園よりも、手の届かない本の中から浮かぶ景観が。
外のことなど知る必要もないと言われ、 ただ大人たちに教えられるままの倫理を擦り込まれ、 そうして生きてきた今までとは違う世界に。
そのまま夢中になって、本を読み続ける。
世間一般ではこれを迷惑行為の立ち読みというのを知るのは、 暫く後に店員などに怒られて知るのかもしれない*]
(389) 2014/12/03(Wed) 21時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 22時頃
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[ぱたん、と本を閉じる。 怒られたせいか頬は林檎のように赤かったけれど、 それでも知らなかった世界の一端を手に入れたみたいで]
……わたしの、手の届かない世界……。
[ほんのりとした溜息を吐いて、灰色の世界を見渡す。 そこに、赤いフードの姿>>406が映ったときにはもう遅かった。
どん、とぶつかってしまった肩への衝撃に姿勢が崩れる。 転ぶほどでなかったのが幸いで、慌てて顔を上げ]
ごめんなさい……わたし、考えごとをしていて……。
(410) 2014/12/03(Wed) 22時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 22時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2014/12/03(Wed) 23時頃
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[綺麗な人形めいた顔立ち>>413に、ますます頬が赤くなる。 ……そんな自分が、堪らなく嫌で唇を噛みつつ]
本当に、すいませんでした……。 怪我……なかったでしょうか……?
[そう尋ねる。 怪我があるのなら、病院へと誘うだろう*]
(426) 2014/12/03(Wed) 23時半頃
|
|
[差し出された手に、思わず両手を添える。 間抜けな行動だが、こちらとしては通常営業でしかなく]
……よかったです、怪我がなくて。 どこかへ行くところでしたか……?
[零れた笑い>>429に、思わず表情を和らげる。 強張っていたものが雪解けたような感覚で、なんだか不思議と心地良く。
触れたままの手をそっと離して、こくりと肯いた]
そうですね。 わたし、ユリといいます……あなたは?
(430) 2014/12/03(Wed) 23時半頃
|
|
そうですか、登録……。 やっぱり、天使さんなのでしょうか……?
[非現実的な世界から、現実に引き戻されて視線を伏せる。 問いかけ>>431には、ふるふると首を振った]
い、いいえ……大丈夫です。 あんまり綺麗なかたで、緊張してしまって…… ジリヤさんですね、……覚えました。
[やっぱりずれた返答を零して、にっこりと作り物めいた微笑を浮かべる]
お買い物の途中に引き留めたりしたみたいで、ごめんなさい。
(438) 2014/12/04(Thu) 00時頃
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