人狼議事


60 ─昨夜、薔薇の木の下で。

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


メモを貼った。


[倒れるその瞬間、差し伸べられた手は自分を引きとめようとしたかのように。]

…やめ、ッ!!

[薔薇の木の呪いが、何かを触媒にでもしたのか、ディーンにまで襲いかかる。]

やめろ、…コイツを巻き込むな……ッ!!!

[声は既に届かぬ。こんなこと、望んではいないのに。
 喰い尽くされるならば、自分だけで…と。そう思って逃げようとしたのに。]


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 00時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[止めろと言われても、ここで逃してはいけないと本能が訴えていて。自分の意思で先輩に触れて。
途端何かに引きずられるように、かくりと身が揺らいで。

一段と濃厚な薔薇の香に包まれて……]


【人】 良家の息子 ルーカス

[組んだ指の下、伏せられた瞳。

扉の向こうは、幾分か静かになったとはいえ、まだ人の気配があり。
出ていく事は、憚られて。]

 ……もう、……放っておいてくれ………

[ぐしゃりと髪を乱す。
香るのは嗅ぎ慣れた柑橘の香。

扉を閉めたせいか、薄れた薔薇の香の中、それはふわりと漂った。]

(6) 2011/08/07(Sun) 01時頃

[魂すら絡めとった蔦は、深いところへ引きずり込んでいく。

 蔓が元のままの蔓ならば、毒が甘いままの毒ならば、
 胸で育てた幼い憧れを綺麗な花として咲かせた少年のように、
 幸せな夢のなかで眠れたのだろう。

 けれど、この身に巣食ったことで、蔓は、棘は、変質してしまった。
 幸せな甘い夢など、歪んだ魂は信じていないから。

 肉体から離れてなお、
 身を絞めつける荊棘の棘は、魂を傷つけ血を流し続けていた。]


…何故、俺などに……

[拒絶すら跳ね除けて手を差し伸べてきたディーンに、戸惑いが隠せない。]

俺なんかに関わるから、こんなことに……


【人】 良家の息子 ルーカス

[ゆらり、立ち上がる。
濡れた背に伝わる、ざりざりとした、扉の感触。

錆びついたドアノブに指を伸ばして、ゆっくりと、捻る。]

 ………

[ぎぃ、と。

蝶番の軋む、音。

前髪越しの虚ろな瞳が、扉の向こうの二人を、ちらと見て。]

 ………邪魔だ。

[その二人を押しのけるようにして、廊下を降りる。

――― 軋んだのは、ほんとうに、蝶番だけだったのだろうか。

口元に浮かぶ笑みの理由が、わからなくて。]

(12) 2011/08/07(Sun) 01時頃

[最初は何か失敗して爆発させたのかと思った。
でも、薔薇の迷路の中でそれは無いぞと思いなおし。

次に、貧血で倒れたのだと思った。
それほど身体が弱い訳でもないなと気づいて。

結果、どちらでもなかったので、目をしばたたかせ]

 ヴェス先輩。
 すみません、駄目だって言われたのに。

[何故と言われても、ゆるく首を傾げるだけで]

 貴方の側に居たかった、では。納得してもらえませんか。


…側に……

[そう告げられて、身を縮めて顔を背けた。
 側に居たいとか、もっと君を知りたいとか、もっと欲しいとか。
 そんな常套句はいつも、下心ばかりだった。

 愛しているとの囁きは、常に欲情混じり。。
 幾人もに、そんな風に迫られて、なし崩し的に身体を許して。
 けれど結局、誰にも心など向けることは出来なかった。
 魂は既に、ねじ曲がってしまっていたから。]

…側に居て、何がしたかった?

[向けた笑顔は、酷く醜い嘲笑。
 閉じ込められた此処にすら、薔薇は甘く狂おしい香りを満たす。

 煽られる。
 …どす黒い感情と共にふつふつと込みあげる欲望。]

どうせお前も……シたいんだろう?


…叶えてやろうか。
こんなところに追ってきてまで、見たかった夢を。

[鋭い棘持つ荊棘を絡みつかせた手で、ディーンの頬に触れた。]


ディーンを甘い罠で絡めとるように、此方から唇を重ねた。**


メモを貼った。


【人】 良家の息子 ルーカス

[名を呼ぶ声>>16が後ろから聞こえる。――― けれど、足は止めずに。

最初から、あの声で、名を呼ばれる資格なんて、なかった。
わかっている。わかっていた。

そんなことは、ずっと前から、わかっていた。]

 ……まだ、間に合う、……

[小さな声で自問する。
答えはないけれど、それでも。]

[壊してしまう前に、終わろうと思った。
取り返しのつかなくなる前に、断とうと思った。

――― きっと其れが、一番正しい選択。

彼と自分が、対等な友人になれるわけ、ないのだから。]

(20) 2011/08/07(Sun) 01時半頃

 へっ?
 何って別に。いつも通り側に居て、あーヴェス先輩だなって思っていれば。少し触れて良いのならそれは嬉しいですが、これ以上すると壊してしまいそうでもう充分です。

[やはり、いつも見た顔でない顔で、先輩が喋っている。
うっすらと感じていた壁のこちら側、やっと来れたのだ]

 ……夢?し、いや。
 先輩待って下さい。

[頬に触れる手、やんわりと静止させようと伸ばすと棘がちくりと傷を作る]


 いたっ、この棘何だ……

 ヴェスせんぱ……!!!

[ぷくりと浮かぶ赤い玉に気をとられ、その顔が近づいていることに気づいたのは唇が重なってから。

驚いて、でもこれはいけないと拒否するように胸を押して顔を離そうと**]


メモを貼った。


【人】 良家の息子 ルーカス

―自室―

 ……―――っ、は

[乱暴に、自室の扉を閉めると一つ、大きく息を吐いた。
シャツの胸元を握りしめ、浅い呼吸を繰り返す。]

 ……正しい、んだ。
 そう、此れが。……ただし、い……

[濡れて汚れたシャツを脱ぎ捨てながら、机に歩み寄る。
引き出しに入れてある、レターボックスの蓋を開けた。
受け取った手紙の層を掻きわけて、手に取るのは可愛らしい、花柄の封筒。]

 ……お前も、そう、思うよな……?

[涙の落ちた跡のあるその封筒を胸に抱き、崩れる様に、蹲る。

涙は、もう、*流れない*]

(29) 2011/08/07(Sun) 02時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 02時頃


―食堂→シャワールーム―
[パントリーから出てきたところで同級生と出会う
アレルギーでもあるのか、あんまりこちらに近づいて来ないノックスとは普通に挨拶する程度だ。たとえ、クラスメイトでも。]

ああ、ロイルかおはよう…

[自分自身が薔薇の匂いが移っていようが何をしでかしたか悟らせるような精の臭いをぷんぷんとさせてようが気にもせず。
軽く手を振って其処からでてシャワールームへと向かう。
哀れな後輩の身を清めたのは痕跡を隠そうとかそういうものでなく。
ただ、気まぐれにそのままにしておくのは可哀相だとか、そう思っただけ]


―シャワールーム―
[各部屋に備え付けの簡易的なシャワーでなく大浴場の脇のこちらに来たのはしっかりもろもろの痕を落としたかったから。
シャワーから熱い湯を被りしっかり石鹸で洗って。]

ふー…

[それにしてもまだ洗い足りないのかと思うほど薔薇の残り香が染み付いている気がする]

最後に…やっぱ、これだよなぁ

[熱い湯から冷たい水へ一気に冷やそうとしてシャワーを被った。

その時―――…

何処からともなく急にきつい薔薇の香りが漂った気がしてその場に崩れ落ちた。
後には冷水が出しっぱなしのシャワーの水音だけが**]


メモを貼った。


…壊してくれて、構わないのに。
いや、違うな…

もう、ずっと前から壊れたままだ。
だから…今更壊れることなど

[動くたび鋭い棘は突き刺さり、小さな呻き声と共に甘い毒は染み渡る。
 身を離そうとするディーンの、陽光のような金の髪へ手を伸ばし、指先に絡めた。]

…幻滅したか?こんな男で。
お前に慕われるような価値なんか、俺には…


…寄越せよ。

[肉体から引き剥がされた魂だけの状態だというのに、
 感覚は鮮明で、吐く息は熱を帯びているかのよう。

 湧き上がる抑え切れない渇望。
 それを埋める手段をそれしか知らないから、
 力尽くで引き寄せようとする。

 朽ちた黒薔薇の色映す瞳は、
 乱暴な手とは裏腹に、縋るような懇願を湛えていた。]


[触れた唇が離れる頃には、指先の痛みなど気にならなくなっていて、じっと見つめ]

 ヴェス先輩が壊れたままならば、俺はそれを癒やしたい。
 今まで沢山の物の姿を変えてきたなら、先輩の事もまた別の姿に……変えられる筈だから。

[根拠は何もなかったが、何故か出来る気がして。
撫でられる髪、サラサラと流れ]

 ……薄々気づいてたのかもしれませんが。
 俺の好きな人のことそんな風に言わないでください。怒りますよ?


[腕に棘が刺さっても、傷が増えてもそれを厭わず先輩を抱きしめて。悲痛な望みは叶えてやるものかと意思表示、強請られた物は決して渡そうとせず。

巻きついて捉えたままの荊を掴んで引っ張り外れないなら何時も通り壊すつもりで]

 怖い……、怖かったんですか?

[ぐいぐいと荊を引っ張りつつ、行動と違う意思の見える瞳に気が付いたならそんな言葉が出て。
傷から滲む赤が着かないように、そっと頬を撫で返した]


【人】 良家の息子 ルーカス

            ―涙で滲んだ便箋―


                        ――― 親愛なるお兄様。


きっとこれが、私の最後の手紙になります。


私は、お兄様と一緒に居てはいけないと、前から、ずっと、感じていました。
お兄様の気持ちが嫌なわけではありません。
とても、とても嬉しかったし、私も精一杯答えようと思っていました。

でも、きっと私達は、来てはいけないとこ■まで来てしまったのだ■、そう思います。


だから、私は、こ■で終わろうと、決めました。

(53) 2011/08/07(Sun) 09時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

お兄様だ■ではありません。

お父様やお母■、お姉様にも、迷惑をかけ■と思います。
■山、沢山、泣かせてしまうと思います。

勝■な事をして、ごめんなさい。
でも、謝っ■許してもらおうと■、思っていません。


■もこれ■、■にとっても、お兄■■とっても、一番良■、選■なのです。
わ■ってく■さい。
■れが、私■できる、最■のお■様へ■■情表■なのだと■って■■さい。

愛し■い■■、お■■。



        [――― 差し出し人の名は、滲んで読み取れない]

(54) 2011/08/07(Sun) 09時半頃

メモを貼った。


【人】 良家の息子 ルーカス

―自室―

[何度も読み返したその花柄の便箋を畳み、レターボックスの奥底に仕舞った。


――― 名前を呼ぶ声が、頭から、離れない。


袖を通すのは真白いシャツ。
整髪料は柑橘の香。

結局、選ぶのは、何時も通り。]

(55) 2011/08/07(Sun) 09時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 あ、……本、を
 
[それから、ふと、読みかけの本を食堂に置き去りにした事を思い出す。
……少し、躊躇いつつも、部屋を出た。

命の欠片を取りこんだ薔薇。
甘いその香が、幾分か、強くなったように感じて。]

 ……酷い、な。

[眉を顰めて、その香の中を行く。*]

(56) 2011/08/07(Sun) 09時半頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 09時半頃


…何故………

[傷つくことも厭わず、呪縛から引き剥がそうとするその手。
 わからない、わからない。
 無償の愛なんて、ありえない。]

何が目的で、そんなにまで…

[裏切られ壊されて、それを受け入れて此処まで来たから。
 向けられる思いをどうすればいいのか分からない。

 きっと、思っても裏切られる。
 身を守るために殺し続けてきた心が、胸の中には澱のように積み重なって朽ちていた。]


[深く絡みつき、どす黒く染まった薔薇の蔓。
 それは無数の蛇のように、ディーンへも鎌首をもたげて迫る。]

…離れろ、ッ!!

[巻き込ませまいと、それをたぐり寄せ引き戻そうとしてしまったのは、何故?
 自分自身その行動は、理解できなかった。
 分からない。
 胸の奥にうずまく感情は様々であまりに矛盾していて、
 自分でも何が本心なのか纏まらぬ。

 それでも薔薇が彼にまで侵食してしまったとしたら、蔦はどんな色に染まるのだろう。**]


 俺だってそんなの。……解りません。
 ただ貴方が苦しそうな顔するのは嫌だから。

[先輩の心の内までは見えないから、何を考えているのかは解らないけれど。
棘による傷が増えると赤く染まる指先で蠢く薔薇の蔓を引きちぎって、宿主を殖やそうとするならばそれも良いと黒い蛇を引き寄せて]

 先輩、駄目です。独りで背負い込まないで、俺にも分けて。
 貴方を縛るこれ、全部壊してみせるから。

[己の魂で大切な人を護れるなら、それに勝る喜びなんて無い。そういう想いも有るのだと**]


【人】 良家の息子 ルーカス

―廊下―

 外と連絡がつかない?

[食堂へ向かう途中、寮母に話しかけられ、立ち止る。
ヘクターに頼まれ>>2:431、町の医者に連絡をつけようと思ったのだが、寮の唯一の電話が、どこにも通じない、とのこと。]

 昨晩の嵐で、電話線が切れた、……とか。
 そういう可能性も……。

[そんな風に、適当な憶測をして。
「ヨーランディスが目を覚まさないようなら、町に下りて医者を呼ぼうと思う」と告げた寮母に、頭をぺこりと下げて。]

 ……すみません、お願いします。

[そう、告げた。]

(83) 2011/08/07(Sun) 16時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[ノックスに声をかけられた>>72のは、寮母の姿が廊下から見えなくなるくらいの時だっただろうか。]

 ロイル?……に、ローウェル!?

[引き摺られる様に背負われていたその姿が同室者と分かると、ノックスの方に少し、早足気味に近付く。
意識を失ったフィリップの体を、その背から奪う様に、抱きあげた。

冷水に濡れた、その体の冷たさに、ぞっとする。]

 ……これは、どういうことだ?
 ローウェルは何処で……

[ノックスに尋ねながら、耳をその口元に近付ける。
細く弱々しいものだったけれど、呼吸するが聞こえ、ほっと息を吐いた。]

(85) 2011/08/07(Sun) 16時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 16時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

 冷たい水?……何で……

[冷えた肌。濡れた髪。
本当に息をしているのか、不安になって、何度も呼吸を確認した。]

 参ったな……。
 先程聞いたのだが、……町と連絡がつかないらしくてな。

 ……参った、な……

[苦々しげに、顔を歪める。
ノックスがついて来ても、特に制止はしなかった。
彼が近くに居る事で、僅かに薔薇は強く香ったかもしれないけれど、今はそれ以上に同室者の身が心配で。

そんなような事を話していれば、医務室に着いただろう。
もしそこにヘクターの姿があれば、「伝染病かもしれない」という彼の推測>>94を耳にしたかもしれない。]

(98) 2011/08/07(Sun) 18時半頃

ルーカスは、ヤニクとすれ違わないタイミングで、医務室に入る。

2011/08/07(Sun) 18時半頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 19時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

 睡眠病。

[ヘクターの推測>>94を聞き、小さく、口の中でその単語を繰り返した。
伏し目がちにした目を、ちらと白いカーテンの方に向けた。

聞けば、中庭で倒れたヴェスパタインがそこに眠っているという。]

 マクミランの言う其れは、蝿が媒介になるという、あの睡眠病のことか?
 僕も、知識として知っているだが……。

 ……見ていた限り、ローウェルにはそのような兆候はなかった、が……。……もっと深刻なもの、なのだろうか。

[ベッドに横たえたフィリップの横顔をちらと見る。
口元に手をあててふむ、と考え込み。]

 ……何なのだろうな、この薔薇の香といい……

[ぽつり、呟く。]

(112) 2011/08/07(Sun) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[それから、医務室に居る者たちと何か会話をしただろうか。
もしそうだったなら、適当な所で切り上げて、本来の目的であった食堂に向かう。

赤いカバーのかかった文庫本は、朝、置いたままの形で其処にあった。
それをそのままに、先ず厨房へ向かう。
ディーンと屋根裏へ向かう際、放置してしまっていた食器が見当たらないところを見ると、誰かが代わりに洗ってくれたのだろうか。少し、申し訳なさなどを感じて。

薬缶で湯を沸かし、洗われたマグに珈琲を作る。
本を置いた机に着くと、少し姿勢を崩し、行儀悪く机に肘をついた。]

 ……ローウェルの鳥を、……どうしようか。

[思いだすのはよく、その鳥に会いに部屋に訪れていた、眼鏡をかけた後輩。
フィリップに、鳥の事を色々と尋ねていた様な記憶があるのだけれど。]

 …………

[確か自分はあの後輩にあまり好く思われていなかったな、と。
湯気立つ珈琲を口に含みながら、ぼんやりと、思った。]

(115) 2011/08/07(Sun) 20時半頃

ルーカスは、イアンとフィリパが抱き合う姿をちらと思いだし、苦々しげに眼を伏せる。

2011/08/07(Sun) 20時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

 ……エミルトン?

[考え事をしていたせいか、その後輩の存在>>117に気付いたのは、彼がオレンジジュースを手に、隣に座ってからだった。
ふ、と笑みを漏らし珈琲を一口。]

 ……流石に鳥は飼った事がないからな……
 世話の仕方を聞いておくべきだったと、今になって、……

[浮かべていた苦笑は、次第に、疑いの色を含む。
す、と細められた青磁は、そのエメラルドをじ、と見詰める。]

 どうして、ローウェルが眠っている事を、君が知っているんだ?

(121) 2011/08/07(Sun) 21時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 カプランに、聞いた、か。

[揺らめくエメラルドの瞳>>122
何だか、弱い者苛めをしているような気分になり、ばつが悪くなって視線を外す。

すぐにうろたえて、からかいがいがあるのだ、と。
ザックが武勇伝のように語っていた事をちらと思いだした。]

 ……先程、ローウェルを運んだ時、彼の傍に居たのはロイルだけだった。
 それと、……生憎と、僕はカプランの姿を見ていなくてな。

 ………君は、……

[何か知っているんじゃないのか。
その問いかけは、砂糖も牛乳も含まない、熱い珈琲と共に、飲み込んで。]

(128) 2011/08/07(Sun) 21時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[ジョージの言葉を耳が拾う度に、青磁の瞳がゆっくりと、見開かれていく。]

 ……フィリパに、キス?
 ローウェルに、襲わ、れ……?

[その言葉を反芻しながら、少しでも彼の言葉を理解しようと。
それでもきっと、動揺は見てとれるだろう。

自分の裏の顔をフィリップが知らない様に。
フィリップの素性>>2:20も、自分は知らない。

目の前の後輩を脅し、襲うような者には見えていなくて。]

 そのあと、何だ?
 何が、あったんだ……?

[問いかける声は自然と強いものとなる。
この異常の“答え”が知りたくて、知りたくて。

聊か強引に、その小さな肩を掴もうと、手を伸ばした。]

(133) 2011/08/07(Sun) 22時頃

─ 医務室 ─

[寝台に横たえられた身体は、時折悪い夢にうなされるかのように呻くも、意識の戻る気配は無い。

呪縛が如く肌に刻まれた、どす黒い蔓薔薇の蔦。
侵食された右手から、右眼から、
鋭い棘が食い込む如く、じわりと血が滲み続けていた。]


[蔦を介して微かに漏れ聞こえるのは、風に吹かれるように戸惑い揺れ動く心。
甘い毒は彼にも、次第に染み通り侵していくけれど、
心の中に灯った何かが、つなぎ止めようともしているようだった。

手遅れと、今更悟る。
知らず蒔いた浅はかな種は、芽吹き、すでに根を張っていたのだと。]


【人】 良家の息子 ルーカス

 ……すまな、……

 少し、……気が立っていた、すまない。
 ………

[薔薇の香が強すぎて、頭が痛い。
苛立ちにも似た其れを紛らわす様に、こめかみをぎゅ、と押さえて、ゆるく、息を吐き出した。]

 ……その目で見るのを、……止めてくれないか

[潤み、此方を見上げるジョージの瞳。

其れに重なる様に脳裏に蘇るのは、似た様に潤み、熱を孕んだ“誰か”の瞳。

――― 誰の、だったか。

思いだせない程に、似たような瞳を、見てきた。]

(139) 2011/08/07(Sun) 22時半頃

[ディーンが手繰り寄せた蔓から流れ込むのは、薔薇の木がずっと見てきた中庭の月光の下の記憶。

流され翻弄され、いつしか狂い咲く月下の華は無惨に散らされ踏み躙られる。
幾度も幾度も続くうち、身も心も堕とされて、自ら望んで差し出して。

意識が白く染まったあとの、置き去りにされたままの静寂。
音も香りも色も忘れてしまった虚ろな目に、唯一焼き付いたのは夜空流れる天の川。

何度も見たそれだけは、美しいと思えていた…]


【人】 良家の息子 ルーカス

 ……其れで?

[口をついて出たのは、酷く、平坦なトーンの声。
嗚呼、結局、こんな時でも何時も通りだ。

誰であろうと、一緒だった。
潤んだ瞳で此方を見て、熱の籠った言葉で囁く。
「条件なら、守るから、早く」 と。

懇願するように、強請るように。]

 其れで、君はどうしたいんだ?

[ジョージへ向ける問いかけもまた、何時も通りで。]

(144) 2011/08/07(Sun) 22時半頃

[凍り付いただけの心ならば、温もりで溶かせただろう。

されど、ヒビ割れて砕け散った硝子ならば、生半可な温度では溶かせない。
触れ合って互い傷つくのを、何処かで酷く恐れていた。]


きっと、酷く鋭くて痛いものだから。


【人】 良家の息子 ルーカス

[幼さの残るその肢体に腕を伸ばす。
抵抗されなければ、抱き寄せるように、腕を回して。

一回りは小さい、ジョージの身体。]

 ………っ

[一瞬、脳裏を過ったその面影を振り払うように、唇を軽く噛む。]

(149) 2011/08/07(Sun) 23時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 23時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

 ……嘘は、……もう、吐きすぎた。

[小さな呟きに応える様に、ぽつりと零し、目を伏せた。

その体を抱きしめる腕に、そっと力を籠める。
「もっと欲しい」と強請る声。
相手から回される、腕。]

 ……其れで。

[薄らと目を開く。
その奥に滲むのは、朝、ディーンに見せた時の様な、其の色で。]

 僕は、どうすればいい……?

[微笑みを浮かべ、問いかける。
また一つ、罪を重ねようと、手を伸ばす。]

(157) 2011/08/07(Sun) 23時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[顔をその巻き髪に寄せ、一つ、唇を落とす。
漂う薔薇の香に、少し、眉を顰めた。]

 ……君が、それを望むなら。
 僕は応えようと、思う。……君が、僕の提示する条件さえ、呑めば。

[腕を解き、一度、ジョージの体を離して。
ゆっくりと立ち上がり、まだ温いマグと、本を片手に。]

 僕の部屋で良いだろうか?
 ……ローウェルは今、医務室だから。

[ゆるり、首を傾げる。]

(161) 2011/08/07(Sun) 23時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 僕もあまり、友人を部屋に招いた事は、ないな。

[道すがら交わすのは、傍から聞けば他愛も無い、世間話に聞こえただろうか。
寄り添うジョージを振り払う事はしなかったけれど、此方から腕を伸ばす事はせずに。]

 ……エミルトンは。

[ふと、思い立ち。]

 この薔薇の香を、どう思う……?

[その無邪気な笑みに視線を向け、尋ねる。] 

→自室―

(168) 2011/08/08(Mon) 00時頃

[絡まる蔓から流れ込むは、隠されてきた記憶。
それは甘く苦く染み込んできて、色々な事を刻み込んでゆく]


 ……っは。

 先輩。

[壊すのは得意でも、壊れたものを先に見せられた事はあまりなくて。
それでもそっと手を伸ばして硝子を集め抱きしめる]


【人】 良家の息子 ルーカス

 咲きたがる。

[その言葉を>>172、小さく反芻する。]

 ……僕は、あまり、好みではないな。

[他の者に齎されるらしいという、どこか甘美な、情欲。
けれど、自分の身には一切の変化は起こらず。―――だからこそ、その香の異常さを、あまり、深刻に捉えられなくて。

扉に手をかけ、先にジョージを中に入れる。
両手がふさがっている為、足で行儀悪く扉を閉めた。]

 適当に、ベッドにでも腰掛けていてくれ。

[そう促すと、机の上にマグと本を置き、代わりに置きっぱなしだったレターボックスを引き出しに仕舞った。]

(178) 2011/08/08(Mon) 00時半頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 00時半頃


[ディーンと同室になったのは、アイツらが卒業してからだ。
事情を知らぬ者の視線が側に在るからこそ、
知られぬよう、同情も軽蔑もされぬよう、巧妙に自分を偽って毅然とした先輩を演じていられた。
故意に忘れようとして、忌まわしい記憶に蓋をして来れた。

時折フラッシュバックに耐え切れずに、深夜に部屋を抜け出す時以外は、弱みなんて見せずにいられると思っていたから。

目を背ける。
知られたらもう、繕っても装いきれない。
ただふるふると、首を振った。]


【人】 良家の息子 ルーカス

 ……手紙を、入れてある。

[そう言って、引き出しを締める。
それからベッドの方へ足を向けると、その隣に腰かけた。

その巻き髪をす、と梳くと、じ、とそのエメラルドを見つめる。]

 ……終わるまで、僕の名前を、呼ばない事。
 僕は、この事を全て忘れるだろうけれど。……其れを気にしない、事。
 この二つを守ってくれれば、僕は君に、応える。

[その提示に、ジョージは頷いてくれるだろうか。

頷くようなら、その額に、口付けをを落とそうと、顔を寄せる。]

(184) 2011/08/08(Mon) 00時半頃

[最初はとても器用な先輩だと思っていた。
距離感も装いも、接し方も。

それが彼の努力の上に成り立っているものだとうっすら気づいたのはいつだっただろうか、時折部屋から抜け出しているのだって黙って見送って。

何かあった、それぐらいしか知らなかったけれど。
だったら尚更自分が、と思うほど自信は無くてただぎゅっと抱きしめるだけ。
振り解かれるならその手は簡単に緩むだろう、まだ今なら]


【人】 良家の息子 ルーカス

 ……其れくらいなら、構わないが。

[額に音を立て、口付ける。指を伸ばして眼鏡を外し、瞼に、頬に。]

 僕は……誰の、ものでもない。

[伸ばされる腕に応える様に。
口付けを繰り返しながら、体重をかけて、ベッドにその身体を押し倒そうと。]

(191) 2011/08/08(Mon) 01時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 01時頃


[あの夜よりも前に、近しくなっていたら…
 そんなふうに思うのは都合のいい幻想。

 例えそうだったとしても結局、巻き込んで辛い目に合わせていただろうから、
 そうじゃなくて良かったのだと、そう思っている。

 結局のところ今だって、自分の浅はかさに巻き込んで、こんなことに…]

…済まない。
[小さな声と共に押し留める手のひらは、
 ディーンの胸へ当たっても、突き放すことまでは出来なかった。]


メモを貼った。


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 01時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 01時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

 誰のもの、だろうな……。

[浮かべた笑みは、自嘲気味なもので。

唇を重ねようと、頬に片手を添え、唇を近付ける。
空いた片手で、自分のシャツの胸元を緩める。

きし、とベッドのスプリングが、軋んだ。]

(198) 2011/08/08(Mon) 01時頃

[自分より背の高い先輩を抱きしめる、どきどきと胸は鳴るが聞こえてしまわなければいい]

 俺が勝手に着いて来て、勝手に抱きしめたいだけなので。

[拒絶されなければ、背中に回した手でとんとんとリズムを取ってあやす様に優しく叩く。
少しでも落ち着いてくれれば、今はそこから一歩ずつゆっくりで]


メモを貼った。


…そんなの、勝手過ぎるだろう…。

[絡みつく荊棘の棘は、今でも痛む。
 けれどその手のひらの優しさは、誰にも言えず圧し殺していた頃に、
 欲しかったもののように思えて。

 心を許せばいつか裏切られる、そう思ってしまうけれど…

 いつしかディーンの腕の中で泣きじゃくっているのは、
 無残に手折られ傷ついたばかりの頃の、小さく頼りなく華奢な姿だった。]


【人】 良家の息子 ルーカス

 ……ふ、……、っ、ん

[重ねた唇の間から、水音が漏れる。
頬に添えた手を滑らし、その首筋をつ、と撫でた。

三つほどを緩めたシャツの合間。
拙い掌が滑り込み、其処に触れると、ぴくりと身を震わせ。
相手の口内を舌で犯しながら、首筋を撫でた手を下方へ伸ばし、ゆっくりと、シャツの釦を外していく。]

(209) 2011/08/08(Mon) 01時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[釦を外し終わると、鎖骨から腹にかけて一度、するりと撫でた。
そのまままた、指先を這わせるように下から上へ。
指先が胸の中央に触れると、指の腹で転がすように。]

 ……ん、……わかった

[そう応えると、晒した肌の上に手を滑らせて、布越しにその膨らみを撫でる。
ゆっくりと、丹念に。

其れからズボンに手を差し入れて、直接、熱を持った其処に触れた。]

(215) 2011/08/08(Mon) 02時頃

 勝手ですね、すみません。
 でもね、俺は先輩が好きですから。

[腕の中の先輩が、まだ幼い頃の少年だったのなら。
優しく肩を抱きしめて今はただ溢れる涙が落ち着くのを待つばかり**]


【人】 良家の息子 ルーカス

 ……気にしなくてもいい、どうせ誰も来ない。

[耳元で、笑い声交じりに囁きかける。
舌を伸ばし、わざとらしく音をたてて、耳を舐っていく。

指を濡らした白濁をそのままに、下着ごと下を脱がせると、熱を吐き出したばかりの其処に触れる。
潤滑油代わりに指を絡ませ、ゆるゆると、上下に扱いた。]

 教えて欲しいと言ったのは、……君、だからな。

[そう、確認するように口にしたのは、罪を逃れたいからなのか。]

(224) 2011/08/08(Mon) 02時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[ぎりぎりまで追い詰める様に、手の動きを速めていく。

すぐ傍で上がる高い声に、フラッシュバックしそうになる思考。
振り払うように、ぎゅ、と目を閉じた。

相手が達してしまうその前に、手を其処から離す。
濡れた人指し指が伝う雫を辿る様に滑り下り、後孔に触れた。]

 ……ザックと寝た事は、ある、のだよな?

[其の縁をなぞる様に、手に残った白濁を塗り込めていく。]

(226) 2011/08/08(Mon) 03時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[ゆっくりと、指を差し入れ、慎重に、慎重に、慣らしていく。
痛みを与えない様に、と、それだけで。]

 ……      ―――…

[声無く、唇の動きだけで紡がれる名。
きっと、腕の中で喘ぐ少年には、気付かれない。]

 そろそろ、……大丈夫、だろうか。

[三本目の指を抵抗なく受け入れる様になれば、指を抜き、スラックスの前を寛げる。
張り詰めた熱の中心を其処に宛がい。]

 痛ければ直ぐに言え。……良いな?

[その腰に手を添え、そっと、中へ。]

(229) 2011/08/08(Mon) 03時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 ……っ、は……ッ、……も、少し……力を、抜いて……

[想像していたよりもずっと狭く、きつい其処に、突き立てるように挿入っていく。
高い声と、その瞳。

漂う薔薇の香が誘い起こすのは熱でも欲でもない、遠い日の記憶。

その中に溺れる様に、唯、其の奥に、熱を打ちつけていく。]

 ………く、ぁ……、そろそ、ろ……出す、ぞ……ッ?

[そうして果てるその瞬間、聞こえた声に。

名前を、呼ぶ、“二つの”声に。]

 ……――――っ!

[瞳が、揺らぐ。]

(237) 2011/08/08(Mon) 04時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[気付けばジョージの中から己を抜いて、白濁をその腹に、散らしていた。]

 ……っは、……は、ぁ……っ

[荒い息を吐きながら、何も言わずにジョージから離れる。
衣服を正し、クロゼットからタオルを一枚取り出すと、汚れたジョージの体をゆっくりと、丁寧に拭いていく。]

 ……すまない、……服を、汚してしまったな。

[ようやく口にしたのは、謝罪の言葉。
唯、その声は、酷く震えていて。]

 少し、……外に、出てくる。
 ……落ち着くまでは、此処に居ていいから。

[そう言うと、ゆっくりと立ち上がり、扉の方へ向かう。]

(238) 2011/08/08(Mon) 04時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 すまない、取り込んでいた。
 ……何か用、だろうか。

[扉越しに、声をかける。
名前を呼んだ、もうひとつの声。
耳に心地良い、テノールの声>>234

――― 何故、今、此処に。]

 僕に用があるなら、……場所を変えたい。

[乱れたシーツと、薔薇の香に混ざる、精の香と。
いくら察しの悪い人間が見たって、この空間で何が行われていたかくらい、想像がつくだろう。

だからこそ、あの真っ直ぐな彼を、この部屋に入れたくなくて。]

 ……構わないか?

[震える声で、問いかける。]

(239) 2011/08/08(Mon) 04時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[行為の最中に名前を呼ばれたくないのは、思いだしてしまうから。
そうして、また一つ、記憶に変えてしまうから。

何時もは忘れてしまう、情事の最中の記憶。
自分が何を囁いたのか、何をしたのか。


腕の中のジョージに、誰を重ね見たのか。


今は、ありありと、思い出せて。



――― 嫌悪感。]

(241) 2011/08/08(Mon) 04時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 とてもじゃないけれど、人を呼べる状態じゃない。
 ……すまない。

 此処、には。

[ちらと、ベッドにいるであろうジョージに目を向ける。


――― 傷つけて失望させて、其の事を後悔するくらいなら]

 誰も、……いない。
 僕、一人だけだ。

[昔のように、嘘を吐こうと思った。]



[そうして、また一つ、後悔する。]

(242) 2011/08/08(Mon) 04時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[扉越しの縋るような声から逃げるように、一歩、後ろに下がる。
大切な友人―― 向こうはどう思っているか知らないけれど ――を傷つけているという現実に、胸の奥が、軋む。

自業自得と、わかって、いるのに。]

 ……鍵は

[のろのろと、緩慢な動作で後ろに下がる。]

 あいて、いるから

[途中、がくりと膝が折れ、後ろに倒れるように、座り込んだ。]

 ……僕に失望したければ、入ればいい。

[震える掌で顔を覆う。
口元に浮かぶ笑みは、自分自身を嘲り笑うもの。

失望して欲しかった。見限って欲しかった。
心が壊れる事を、*望んだ*]

(244) 2011/08/08(Mon) 04時半頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 05時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 16時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[指の合間から見えるのは、青ざめた顔の同級生。]

 ……ふ、ふ

[何か力になりたい、と、言ってくれた時はとても、とても、嬉しかった。

けれど。]

 ふふ、……ふふ、ふ、は、 ははっ、ははははっ

[唇から漏れる笑いを止めようとせずに、ゆらり、立ち上がる。
空虚な青磁の其の奥に、隠すことをしない、もうひとつの色を秘めて。]

 心配しなくて良い。……今に、始まった事じゃない、から。

 もう、誰と寝たかすら、覚えていないくらいには、……沢山の人間と、枕を共にしているからな。

[一歩、一歩、歩み寄る。
部屋の中に、足音が、響く。]

(269) 2011/08/08(Mon) 16時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[扉の元まで歩けば、その壁に手をついて屈む。
逃げ道を、奪う様に。

蒼ざめたその顔に自分の顔を近付けて、小さく、嗤う。]

 ……君は、僕なんかには相応しくない。
 僕は、君の友人には、……なれない。

[耳元に唇を寄せ、言葉を落としていく。

はじめからわかりきっていた事を。
フィリパに、教えていくように。

自分に、自覚させていくように。]

(270) 2011/08/08(Mon) 16時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 君には君のままで、居て欲しかった。
 僕の事なんて知らないで、笑っていてくれればそれでよかった。

 ……フィリパ、……僕は、君を、壊したくなかった、のに

[震えた声が、喉から溢れて止まらない。
零れる言葉を、止められない。

虚ろな嗤い声が、響く。]

 もう、どうでもよくなってしまったよ、全部……。

 ……だからもういっそ、全部、壊してしまいたいんだ……

[君も、と。
声なく、呟く。

笑みの形に歪んだ唇を、その唇に重ねようと。

そっと、顔を、寄せる。*]

(271) 2011/08/08(Mon) 16時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[柔らかな唇に、触れる。

薄く開いたそこに捻じ込むように舌を差し入れ、その口内を蹂躙していく。
綺麗なものを壊す快感と、広がり続ける後悔の念と。
二つが混ざり合って、頭の中がおかしくなりそうで。
自分を満たすためだけの口付けに、没頭するように。

唇を離し、フィリパの表情を窺おうと、閉じていた瞳を薄く開く。
耳に蘇るのは、名前を呼ぶ声と、震える吐息の音。]

 ――――っ……!

[急に、ぼんやりとした世界から、引き戻されるような。

そんな、感覚。]

(286) 2011/08/08(Mon) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


 どうして、……拒まない?

[どくりと、心臓が、鳴る。
シャツの胸元をぎゅ、と押さえながら、フィリパのその身体から、一歩、下がった。]

 ……どうして、僕を、拒まない?
 何故、……?

[泣きそうなくらいに、震えた声で、問いかける。]

(287) 2011/08/08(Mon) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 ……もう、僕に関わらないでくれ。頼むから……!

[叫ぶように、告げる。

力の抜けているフィリパの腕を掴み、聊か乱暴に立ち上がらせる。
唇を噛み締め、空いた片腕で扉を開き、その向こうへ背を、とん、と、突き放すように、押し出した。

其れから、ベッドに横たわるジョージにも、扉の外を示して。]

 ……すまな、い、エミルトン。
 一人に、させてくれないか……。

[そう、外に出るように促した。]

(288) 2011/08/08(Mon) 20時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 20時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 20時頃


[幾度もしゃくりあげるように泣いて零す涙は、
 いったい何度重ねた夜の分なのだろう。
 誰かの温もりに縋りたくても、縋ることが出来なかった。

 大人に話せば、いらぬ騒ぎを呼んでしまう。
 上級生たちも手引きした彼も罪に問われ、それはきっと自分の身に仕返しとして返ってくる。

 かと言って、友人たちに話すことも出来なかった。
 きっと軽蔑されてしまう。
 男に無理矢理犯されて、はしたなく喘ぎ乱れる淫乱なのだと自覚してしまったから。

 蔑まれ、輪の中からはじき出されるのが怖くて、何も言えなくて。
 それでもこの人ならきっと…と思い詰めて打ち明けた保険医にすら、
 屈辱的な診療中に、無防備な君が悪いのだと叱られて…

 言えぬまま、癒えぬまま、
 ただ心の奥で化膿した傷口から目を逸らして、
 忘れたことにすることで生きてきたのだから。

 やっと表面に見えたそれは、あまりにも深くて酷く痛んだ。]


「…エヴァンス先輩!」

[二人の様子にかけられた悲痛な声は、長い銀髪を揺らしたヨーランディス。]

「ダメです、先輩は僕のなの!
 先輩を僕から取らないで!!!

 毎晩薔薇の木にお願いして、いつか叶うって信じてて、
 やっと願いがかなったんだもん。」

[その姿は薔薇の毒を、薔薇の呪いを、自ら望んで受け入れて、
 長い銀髪の毛先は、燃え上がる恋心に赤く染まった荊棘の蔦。
 頭にも胸元にも艶やかに花を咲かせて、
 まるで…薔薇の精にでもなってしまったかのよう。]


メモを貼った。


メモを貼った。


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ルーカス 解除する

処刑者 (5人)

ルーカス
26回 (5d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
裏方
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.109 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび