人狼議事


8 DOREI品評会

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視点:


メモを貼った。


メモを貼った。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/06(Tue) 01時半頃


― ヴェス別荘(ジェレミー邸) ―
[真っ白な車に乗せるときも、翡翠の衣装は破れたドレスのままだった。
車内で男は彼に一切触れず、窓の外を眺めている。
やがて見えてくるのは高い壁、壁、壁。
何処か別の国の建物を彷彿とさせる屋敷には
所々にヴェスパタインの趣味が見え隠れしている。

車は石造りの門を越えて館の玄関前へと到着する。
芳しい花々が咲き乱れる少し小さな前庭には二羽ニワトリが居た]

 Jade
 今日たったいまから正式に御前の名前だ。
 其れ以外の名も身分も忘れるんだね。

[到着と共に現れた二人の召使がドアを開ける。
男は地に立つなり青年へそう宣言した]


【人】 記者 イアン

[強引に伸ばした手は、手が届いてしまった事に驚いて止まる。上質な黒いドレスに身を包んだ身体を、腕の中に捕える事が出来たものの。
 拒まれない事で逆に、自分は無力なのだと思い知らされる。]

今の方が、枷の重みを感じてるさ。
そう、単純な力なら、あんたの方が弱いだろうけども。

[背に回した手にそれ以上力を籠める事は出来ずに、伸ばされた手に濃茶色の視線を落とす。口惜しそうに唇の隙間から息を漏らした。]

もっと、触ってよ。
もっと下でも良いんだ。

(7) 2010/04/06(Tue) 02時頃

メモを貼った。


― →ヴェス別荘(ジェレミー邸) ―
[カボチャも馬車もそこにはない。用意されていたのは白い車。
最悪のセンス、表情はそんな風に告げる。久しぶりの日は、少し眩しくて目を細めた。
遠くなるその場所を振り返る事はない。
ただ、気に入りのディスターシャが遠くなっていくことだけは少し後ろ髪を引かれた。
けれども今となってはそれを取りに戻るも許されない身分なのだろう。
窓の外を見る事はなく、ただ車が長い時間をかけて辿り着いた場所は、
自分の知っている場所とは違ったし、見覚えのある風景でもなかった]

…『買ったというなら、好きに呼べばいいだろう』

[返事をするかどうかは当然別だ。
返事は是でも拒否でもない]


 勿論だよ?
 好きにする為に買ったんだしね。

 そうだね、Jade
 先ずはその身を洗ってあげようか。
 酒臭いよ。 

[男は瞳を細めて哂う。
着込んでいた黒いジャケットを召使に渡し
会場で着ていたのと変わらぬ姿になって]

 こっちだ。

[有無を言わせず手を引いた。
あとには二人の召使が続く。双子のように顔だちがそっくりだ。
少し進んだところで、玄関の扉が重い音を立てて閉まった]


メモを貼った。


メモを貼った。


『…下らんことを』

[酒臭いと言われたところで、何かしようがあっただろうか。
酒を無理やり飲ませたのだって目の前の男だというのに]

『ッ、一人で歩けるといったはずだ…!』

[まだ酩酊は残っているけれど、それとこれは別だから。
手を引かれれば振りほどこうとするけれど、叶うのだろうか。
後ろからつかず離れずついてくる足音が二つ。
幾らか気味が悪い]


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【人】 記者 イアン

舞台を見ていたと言うのに、残酷な、残酷な事をおっしゃる。
心だけは 等。

[ほっそりとした婦人の手が滑り行く先を、小さく息を詰めるようにして見る。
 指先が止まった所で、せつなげに視線を上げた。
 少女達の嬌声、よく出来た雌犬に触れていたイアンのペニスは汗で湿ったズボンの下、緩く勃ちあがったままだった。ぴくりと腰を揺らし、僅かに視線を背けて息を吐く。

 グロリアの背に回した腕はそのまま。
 即物的に股間の熱を押し付けかけて、──何とか、留めた。
 首を横に振る。身長差では見下ろしているのに、揺らがない女王を見上げる様な表情。]

──違うッ
奉仕、とか そんなつもりは……。

あ、嗚呼。後で部屋を訪ねさせてください。

[そっと手を離し、懇願した。]

(16) 2010/04/06(Tue) 02時頃

 ひとりで歩く?
 まだわかってないんだな。
 御前はもう御前の意思で歩くことすら許されないんだよ。

[腕を引く手は、振りほどこうとした彼の手首をつぶれるほど強く握った]

 俺の命令だけが御前の全てになる。
 俺の機嫌を損ねたら、御前の身体は少しずつ削られていく。
 どこから切り刻んで欲しい? 指か、それとも耳か。
 ――…それが嫌なら精々気をつけるんだね。
 逆らうのは利巧じゃないよ、Jade。

[話しかける内容は薄ら寒いもの。男の口調は至って本気だ。
やがて到着した浴室は、少し風変わりなものだった。
広さは三、四人が充分寛げるほどだが、膝ほどまでしか深さが無い。
其処に既にたっぷりと用意されている液体は琥珀色に輝いて、粘り気を帯びていた。
浴室からは甘いにおいが立ち込めている]


メモを貼った。


───ぃ…ッ

[強くかかる力に、表情が歪む。
告げられる言葉が最終宣告に近いことだということも解っている。
だから、口を噤んだ。硬翠の視線だけは、決して屈することはなかったけれど。
小さな舌打ちと共に、引きずられるように連れて行かれた場所は
酷く甘い匂いがしていた]

───عسل(蜂蜜?)

[甘い匂いは独特だったから、自然と言葉が零れる。
体を洗うと言っていなかったか。なのにこの状態は何なのかとばかり。
訝しむような視線を濃い金色の髪の男へと向けた]


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【人】 記者 イアン

[大変だった、何を言うのだろう彼女は。
 小娘でもないイアンが頷けるはずも無く、口端を持ち上げ白い歯をみせて笑い返そうとする。グロリアの手のひらで踊っている気しかしない。]

立場と状況が頭に入って来るから、さ。
アレは萎縮しないけどね。

熱くて──。

[乱れた濃茶色の髪が掛かるイアンの額には薄く汗が光っている。熱は身体だけではなく、瞳にも。あおがれる扇子の風が僅かに心地良かった。]

デザートなら、女の子を連れて行きましょう。
あなたが二人きりを望んでくれるとは思えない、から。

[イアンの足にも鉄球を付けなくてはならない、下男達に押されるようにして、グロリアから少し離れた。此処では扇子の風が届かない距離は、容易に作られてしまう。]

(23) 2010/04/06(Tue) 02時半頃

[黙ってしまった青年を
男は一度さも愉しげに細めた瞳で見遣った。
そうして連れてきた場所で、此方へ向いた視線に頷いてみせる。
呟いた言葉が単語のみであれば、男とて世界中に”お使い”に出ている身。
一切わからないわけではない]

 少し混ぜ物はあるけどね。
 
[そう言って、彼の無残なドレスに手をかけた。
自分で脱ぐといっても
御前に自由は無いと、同じ言葉を繰り返すだけだ]

 御前たち、洗ってあげて。
 綺麗に舐め取るんだよ。

[一糸纏わぬ姿まで剥くと、男は青年を浴槽に放り込んだ。
影のように控えていた双子の召使に命令を出す。
彼等は自ら衣服を取り去った。成人前だろう髪の長い召使にも短い召使にも、胸元の膨らみは無い。そしておかしなことに股間にも性別を主張するものは存在しなかった]


メモを貼った。


[風呂に落とした青年のもとへ、忠実な召使たちは擦り寄っていった。
ねっとりとした液体は彼等のしなやかで傷一つ無い腕にも細い脚にも絡み付いている。

男はといえば、そんな光景を衣服も乱さず
入り口に立ちはだかったまま見ていた]


[混ぜ物。
その一言で、思う。食べ物に対してなんてもったいない事を。
生まれてこのかた空腹に泣いたことなんて一度か二度あったかないかだが
かといって飽食を好むわけではなかったから。
白いきぬは奪われて、今度こそ隠すものなんて何もなかった]

───な

[飛沫があがることはない。たぷんと、緩やかな波が上がっただけ。
派手に転んで塗れる事はなかったけれど、浴槽に満たされた蜂蜜に
しゃがみ込むように体勢を整えた少年は胸元まで浸かることになる。
男に指示を受けた召使たちに視線をやって、表情は驚きに染まる]


【人】 記者 イアン

[イアンは自分の胸に手を当てる。祈りを捧げる前や、国家を詠唱する前に取るポーズに似ている。グロリアの笑みに僅かに口端に力が籠る。]

──……
熱い。
嗚呼、身体も さ。

[彼女から伸ばされかけた手に、何度か大きく瞬きをする。
 足枷に加えられる鉄球の重みは、拘束が外されていた時よりもいっそ自然に思われた。この短時間の間に。おそるべき事に!]

三人──分かった。

[少し低く掠れたような声で、答える。
 にっこりと笑って立ち去るグロリアの背を、暫く見詰めていた。それから、追い立てられるように、他の奴隷達が居る控え室へ。]

(28) 2010/04/06(Tue) 03時頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンに、よう──お嬢ちゃん。

2010/04/06(Tue) 03時頃


 ああ、口に含んで不味いものは入って居ないよ。
 混じってるのは少し良い気分になるクスリだけさ。

[此方まで重みのある液体が飛ぶことは無い。
男は広い浴槽の中、琥珀が塗された彼の肌を
瞳を細めてじっとりと見つめている。

双子の召使は男の命令通りJadeの身体に蜜を塗すために両脇から擦り寄って、その肌についた琥珀をざらりと舌で舐め取っていく]

 この子たちは少し変わっているだろう?
 お下がりなんだけど、気に入ってね。
 珍しく壊さずに使ってるんだ。


【人】 記者 イアン

─ 控え室 ─

[控え室に辿り着くと、ドレスの裾を掴んでくるりと回る少女の姿が最初に目に入った。]

始めてドレス着たみたいな様子だな。
蟲とバター塗れの後なら、服ってだけで嬉しい?
それとも、ドレスは買えない生まれの娘なのかい。

[金の瞳の青年がしていたように、鉄球を転がしながら、壁に肘を付いた。]

(32) 2010/04/06(Tue) 03時頃

『…クスリ?』

[持ち上げた両の手はとっくに蕩けた琥珀に塗れて、
両脇から近づいてくる姿に、幾らか訝しんでいれば
肌の上の蜜をなめ始める姿に不快感もあらわに]

『何を──』

[突き飛ばすのは簡単だった。
けれど、流石に二人一度につきとばせるほど器用ではない]


 そうそう、その子たちにキズをつけたら
 御前の同じ場所から皮膚を抉るよ。

[此処ではJadeよりも彼等のほうが価値があると言う風な台詞。
突き飛ばそうとする彼を見て男は先に忠告をひとつ。
召使たちは甘い香りと蜜に混じる薬でとろりと表情を蕩かせながら、彼の口元へも浴槽にたまる蜂蜜を掬って塗りつけていく]


…ッ!

[突き飛ばそうとした手が、力を失う。
傷をつけられること自体には男だから抵抗はないはずだけれど。
肌に塗りつけては舐め上げられ、口に運ばれる蜂蜜は甘くごく僅かに苦く。
酒精が抜けきっていない体が、暖められた蜂蜜の熱と
徐々に沁み込んでくる薬品の効果のせいで少しずつ重たく感じられた。
肌の上をなぞる舌の動きに、表情が酷く歪んだ]


【人】 記者 イアン

[イアンは燻ったままの熱が、おのれの身体を重くしている事を感じる。
 AV男優の要領で、あの場では体力の消耗を避けた。男が射精するのは簡単だが、女の身体と違って限界が分かりやすい。薬物を使われる可能性は多いにあるだろうが、もう出ないのに勃つと言う状況も避けたいものの一つだった。
 上客(それがどんな客かは分からないが)に買われるか、万が一、この厳重な警備体制の中逃げ出せるチャンスを掴めるなら──、どんなに恐怖を感じようと、理性を手放しては成らないと思われる。]

(43) 2010/04/06(Tue) 03時半頃

【人】 記者 イアン

お嬢ちゃんなら、見苦しい方が可愛いんじゃね?

[まともに立って見下ろすと、つむじの形と表情が分かりやすい少女の頬だけが視界に入る。少しぞんざいに本音を言いかけ、]

──…ッつ、

[イアンは大きく目を見開いてから、壁を拳で強く叩いた。
 五月蝿い、そんなんじゃない。とは言わない。イアンは欧米人らしい陽気さではなく、東洋人は不気味だと言われる様な薄笑いを浮かべ、それから華奢な少女の襟元を掴むように、手を伸ばした。]

あれだけ乱れたのに口は元気そうだ。
と、キミは死にたいのかい?

[それから思い出したように、白い歯をみせる。
 襟元を締め上げた、手はすぐに離した。瞬間的にカッとなった理由は自分でも良く分からない。命乞い、媚びる、それはどちらかと言うと合理的な選択であるとイアンには考えられるはずだから。]

男装は出品者の趣味かと思ったよ。
確かに、こうやって繋がれないでみると動作が──
借金のカタ ってヤツかい。

(44) 2010/04/06(Tue) 03時半頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンが震える様子に小さく舌打ちをした。

2010/04/06(Tue) 03時半頃


[息を荒げた召使が、犬のように尻尾のない尻を振りながら
琥珀色を塗りつけては舐めている。彼等は幾ら昂っても処理する箇所を持たない。溜まる快楽は苦痛のようで、何時しか二人は青年に縋りつくようにして、それでも命令を守って行動している。
男は彼の表情の変化に気付き、二人を止めた]

 ――…効いて来たかな?
 本当はクスリを使う心算じゃなかったんだけど
 ま、いきなり流血沙汰よりは
 一度くらい愉しませてあげようと思ってね。

[靴もそのまま浴槽へ近づき、身を屈めて視線を合わせる。
それから琥珀に埋もれた彼の下半身へと目線を下げた。
反応がおきたかどうか、確かめる為に]


[蕩けた琥珀が肌の上に幾度も塗りこめられていけば、
そのうちに彼等が蜂蜜を舐めているのか、それとも自分の肌を
舐めているのか、その境目すら曖昧になってよく解らなくなる。

それこそ自分と蜂蜜と彼等の境すら曖昧になったかのようだった。
擦りよせられる肌も、縋りつくような舌も指先も、何もかもが
今の彼には歪んだ何かに感じられる]

…『冗談、じゃ…な、ぃ』…っ

[噎せ返るような甘い匂いの中、呻く声はごく僅かに熱を孕む。
尋ねる様な声にふるりと首を横に振った。
合わさる肌の合間から落ちる蜂蜜の滴が、音も立てずに沈むのが
酷く幻想的で、それ故に非現実的すぎて思考が幾らかぼんやりとしていた]


【人】 記者 イアン

[女なら見苦しい様が可愛いだろう、と言う理由は細かく説明する気はなかった。弱さを簡単に曝け出してしまう者に対して、ある種の羨望と嗜虐心がある事も。]

きみの細首をへし折るは、無いね。
死ぬ気が無い俺に取って、
まったくもって合理的な選択じゃない。

[壁にもたれるようにして、立ったまま足を投げ出す。鉄球は邪魔だったが。片手だけ伸ばして、喉仏のない少女の喉の輪郭をなぞった。イアンの顔から笑みが隠れて怪訝そうになるのは、]

融資者に頭を下げるのが
売れ残ったらバラして犬の餌になる奴隷と
大差ないって、お嬢ちゃんどんなセレブだったんだ。
お貴族様ってヤツかな。

[だが、身の上話は悪く無い。]

俺は記者だったよ。
編集部とそりが合わなくて、
人身売買組織の単独取材で飛んで火にいるナントやら。
ホラ、そこに潰されたカメラの残骸と、レンズが残ってる。
唯一の相棒だったんだけどなあ。随分と遠い話に思えるぜ。

(51) 2010/04/06(Tue) 04時頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンに濃茶色の視線を返す。

2010/04/06(Tue) 04時頃


[塗り込めた蜜に混じる薬は確実に彼等を侵しているようだった。
一糸纏わぬ青年に絡む対の人形。
二人は両側からJadeに擦り寄ったまま、出口の無い快楽を抱えながらも動きを止めている。
何処か倒錯的なものを感じながら、男は唇を歪めた]

 そう、残念ながら冗談じゃない。
 俺は至って本気でね。
 No5じゃ勃たなかったようだけれど、薬が入ればどうかな?

[間近まで顔を寄せれば、熱い吐息がかかる。
その変化に満足そうに、低く甘いバリトンが浴室に反響した。
その間にも体温を帯びて蕩けた蜜は彼の肌をゆっくりと流れていく。
男は肌色の違う彼の胸元に指を伸ばし、くいと軽い刺激を与え乍掬い取った]


[皮膚から直接吸収され、そして口で直接摂取させられた薬は
ゆっくりと、それこそ蜜の滴るほどの緩やかさで神経を染めていく。
持て余した熱がそうさせるのだろう、人形達の肌は酷く熱を持っていて
だから余計に頭の中がぼうっとしていた]

『何、す──』

[極僅か傍で覗きこむ視線に、睨みあげる硬翠は蜜のような彩を帯びる。
浴室に響く声は、酩酊する意識の中で更に反響して谺する。

伸ばされた指、掬いあげられる琥珀。
極僅かに、けれど確かに喉が小さく震えた]


 ああ……あんなに鋭い眼をしていたのに。

[何処か物足りなさそうに
それで居て愉しそうに、男は彼を覗き込んで哂う。
声こそ上がらなかったが、胸元への軽い刺激に反応した彼を見遣り]

 効いてきたね。
 それじゃあ、入浴タイムは終わりだ。
 着替えをあげるよ。
 気に入ってくれるといいけど?

[身に力の入らぬ様子の人形達に命令を下す。
二人はふらつく足で浴槽から上がり、ねっとりと身体中に蜜を纏ったまま奥へ消えた。
暫く後、何事も無かったように衣服を着込んだ双子は現れ
男に黒い皮製のベルトを手渡す。紐の下着に似たそれは、本来男根を覆うはずの前布が無く、尻にあたる部分には細身のバイブが取り付けられていた]


【人】 記者 イアン

人身売買の巣窟──イヤ、
正直、ヤクでちょこちょこ人死にが出る程度の
陽気な乱交パーティーだと思ってたよ。
一部金持ちと政治腐敗の記事と結びつけて書いてやろうと思ってた。
欧米、欧州でこういう前時代的な……奴隷オークションがまさか。

[軍隊の上下関係ともまた異なる、人種差別ですらない。生命剥奪権を持つ相手との圧倒的な立ち位置の差を感じて居る事を、希望を持とうとする相手伝える事はイアンには出来なかった。イアンの嫌いな日本人がするようなアルカイックスマイルを返した。
 番号札をぐいと下から引っ張られ、肩を竦める動作はアメリカ人がよくやるそれ。]

俺の目だったカメラは無い。
生き延びられたら、自伝でも書いて出版するさ。
NO.8 イアン・グッドマン著『奴隷品評会』ってね。

(58) 2010/04/06(Tue) 04時半頃

【人】 記者 イアン

──しかし、きみ。
カルヴィナ嬢?
服は選べるのに、一人称は僕で
男みたいな話し方だ。

[唐突に感想。言いながら、相手が随分まっすぐな目をしており。思案しながら、怯えながら、視線を外さない事に気付く。]

淑女にデザートをいただきながら
レディの振る舞いを教えて貰うのはどうだい?
と、こっちはイアンでいい。

[グロリアの部屋を尋ねるのに一緒にどうかと、誘う**。]

(59) 2010/04/06(Tue) 04時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/06(Tue) 04時半頃


『うる、さい』

[頭がぼうっとする。
睨む色は消えてはいなかったけれど、蜜に似た彩が添えられたせいもあって
幾らか鋭さはなりを潜めてもいた]

『着替え…?』

[今度は何を着せようというのだろうか。
そもそも、これでは体を洗うどころか余計に汚れてしまっている。
かといって裸で歩きまわる趣味はない。
仕方なくそのまま待つことにしたが、その間にも蜜は神経を侵す。
奥へと消えていった二人がしばらくして現れて、
男に何かを手渡すのを見た。けれどそれがなんなのかまではわからなかった]


 そう、これを着けてあげよう。
 立てるかい?

[たっぷりと蜜に塗れた青年の腕を掴み浴槽から引き上げる。
下着とは名ばかりの機具を手に、男は指示を出した]

 壁に手をついて
 足を広げて俺に背を向けてご覧。

[ゆっくりと流れ落ちる蜜を拭うことは許さない。
出来ないようなら双子に押し付けさせてでも、その体制をとらせる気でいた]


[腕を掴まれ、引き上げられる。
肌の上を流れる蜜が、まとわりついて酷く気持ちが悪い]

…ッ!?

[出された指示に苛立ちを通り越して滲むのは怒り。
冗談じゃない、と拒否するよりも、双子たちの行動のほうが早かった。
さっきまであんなにしどけなかった二人とは思えないような
男への忠実さを持って姿勢はあっという間に固定されてしまたt。
自分自身が意識やら姿勢をあまり保てていないというのもあったかもしれないが]

『離せ、冗談にもほどがある!』

[声を荒げたところで、双子たちの校則はちっとも緩みはしなかったのだけど]


[双子は見た目彼とほぼ変わらぬ年頃。
二人がかりで押さえつければ、彼に薬が回ってなくとも
逃がさずに置くことくらいは出来る。
ましてこの状態で彼が逃げられる可能性はゼロだった]

 冗談じゃないって言っただろう。
 俺は全部本気だよ。

[彼の背後から声をかけ、先ず細身のバイブの先端を
蜜のぬめりを帯びた秘所へ、幾度か緩く押し当てて]

 さて、入るかな?

[くつくつと哂う甘い音と共に力を込めていく。
潤滑油のかわりに、あの蜜に混じる薬が直接粘膜から吸収されていくのが、彼にまだ理解できるだけの理性があるだろうか]


メモを貼った。


[押さえつける力は存外に容赦なかった。
幾ら本調子ではない頭でも、今自分がとらされている姿勢が
どれだけ屈辱的かということぐらい把握できる]

『本気なら尚更──ッ』

[質が悪い。けれど言葉が喉の震えに消える。
何かが押しあてられる感覚。拒否を示すように首を横に振る]

『嫌、だ…ッ』

[はっきりと言葉で拒否を告げているにもかかわらず、
その行為が止められることはなく、逆に押し込まれる圧迫感に
喉からごく微かに悲鳴じみた響きが零れた。
琥珀に融けた薬が、神経に火をつけるのは時間の問題か]


メモを貼った。


 嫌だ止めろはもっと言うといい。
 聞き入れてはあげないけどね。
 ……逆に燃えるよ。

[悲鳴のような音を聞きながら奥まで深く埋めてしまうと、
バイブの固定された布の長い部分を股の間から前へ通し、腰のベルトに固定する。其処についた穴に細い鍵を差込み、くるりと回して留めた]

 ああ、サイズは合ったみたいだね。
 似合うよ、Jade?

[手についた蜜を、男は浴室にあるタオルで拭う。
決して自分では長時間触れも口にもしない]

 さあ今日はもう遅い。
 部屋に案内しようか。

[男は青年を連れて地下室へと足を進める。
蜜で汚れた床は後から召使が痕跡を残さぬよう拭っていくのだった]


[暗く光の差さない地下に部屋が幾つかある。
どれも鉄製の扉が厳重に入り口を守っていた。
最奥の部屋をあけると、中からは僅かな血のにおいがもれる。

石造りの部屋は独房にも似ていて
天井から吊るされた錠であったり
床にこびりついたどす黒い血の跡であったり
壁に備え付けられた数々の機具が、此処がどのような部屋かをあらわしていた] 

 今日は長旅で疲れたろう?
 ゆっくり休むといいよ。

[言葉はねぎらうように優しく。
男は彼の手を拘束すると天井から吊るされた鎖に繋ぐ。
少しばかり鎖が長いが、完全に座ることは出来ないだろう。
尻に嵌まったバイブのスイッチを押すと
ひらりと手を振って男は彼を置き去りにする。
電池が切れるまでか、朝日が昇るまでか
彼の夜はまだ*始まったばかり*]


メモを貼った。


[うずめられたものに対する違和感は酷く。
表情を歪めて、その圧迫感と羞恥に耐えるしかなかった。
頭の中でとりあえず離れていこうとする理性を必死に繋ぎとめ]

『相、変わらず、最悪の、センスだ』

[まるで気紛れに花を愛でるかのような言い草に、
まだ壁に押さえつけられたまま男を睨んだ。
手をぬぐうその姿に、二度とこの男を言うことだけは
信用するまいと固く心に決めた。
元々信用などしていなかったに等しいのだが]

『檻の、間違いじゃないのか』

[床の上に琥珀の足跡を残しながら、連れて行かれるままに向かう。

部屋なんてそんな上等なものを寄越すはずがない。
そんな風にある程度は見越してもいた。
けれど、実際に連れて行かれた場所に流石に言葉を失った]


[続く鉄の扉の最奥の一枚。開かれたその場所は鉄と、血の匂いと。
石造りのその場所は冷えていて、体が自然と小さくなる。
そのせいで、穿たれたものの存在を余計に体に知らしめて
表情の歪みが少しだけ濃くなった]

『休む?』

[こんな状態で、こんな部屋で。
ましてや拘束されて、こんな状況で。
休めるはずがない。ありえない]

──ッ

[拘束された両の手は吊りあげられ、僅かに吊るされる。
酷く不安定な姿勢に加えて、玩具のスイッチ。
ガシャン、と手元で金属が抗議するかのような音が響く。
遠くなっていく背中、取り残されるその場所。
肌の上に残るも押し込められた玩具が蠢いて中に塗り込めるようのも蜜。
ゆっくり燻り続ける熱を持て余すも、声を上げる事はない。
ただ、石造りの壁に沁み込むのは微かな吐息と金属の歌だった*]


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

ああ、俺はまさにミイラになった!
きみは随分若そうなのに、ローズ(タトゥーの)NO.5より
ジョークのセンスがイイみたいだね。

全身包帯の男を、ペニスに例えるセンスの悪さは悪さで
俺はださくてイカしてると思うけど。

[メイド服が最高に似合わない筋肉質なパトリシアを斜めに見て、目を細めた。
 自分の拳が痛まないように、軽く壁を叩く。
 「どうやったら君みたいに堂々としてられるんだい、ハニー。」
 自分よりもマッチョな女を目の前にそんな泣き言は、今は言葉にならない。「デザートを」と言ったグロリアの言葉があれほど優雅で無ければ、まだまだショーを続ける為に、パトリシアに一緒に来てくれるよう頼んだだろう。]

嗚呼、ショーだけなら、
何処にでも転がってるさ、カルヴィナ嬢。
3Pだって4Pだって、SMだってね。

[ただ人命は失われるにせよ、もう少し自己責任に任せた形でソフトに進む。だが、今はこの世界しか与えられていない。]

(62) 2010/04/06(Tue) 09時頃

【人】 記者 イアン

女王様を入れて、3つまでなら席が有るらしい。
きみがノーなら、あっちの子に頼むけれど。

[と言ってチラリと床に座って脱力しているマーゴを見た。
 カルヴィナの葛藤は気にした風はなく、水に濡れたタオルを配りに来た下男に、イアンは素早くシェービングクリームとひげ剃りを要求する。淑女の部屋へ行くのに無精髭は有り得ないと。]

ううん?
ドレスの所為で目立つんだろうね。
短い、その髪も。しゃべり方、歩き方。

[見た目で言うなら少女に胸が無い事もそうだったが、それは幼い所為だろうと単純に考えた。
 テッドが居ない控え室には、男はイアン一人。誰に遠慮するでもなく、汗で張り付いたシャツを脱ぎ捨て、ズボンのファスナーに手をかける。話をしていて多少紛れた所為か、ファスナーを降ろすに苦労する程は勃起していない。それこそ複数人で交わるなら、簡単に見る事の出来る男の裸。スラックスを脱ぐならその先も。
 半ばストリップのような格好で、カルヴィナに握手の手を差し出した。]

よろしく、「わたし」。
カルヴィナ嬢。

(63) 2010/04/06(Tue) 09時頃

記者 イアンは、派手なスパンコールの星条旗柄の下着を選んで手に取る**。

2010/04/06(Tue) 09時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/06(Tue) 09時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/06(Tue) 09時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/06(Tue) 11時半頃


[寝台なんて無い、地下室は奴隷部屋というよりも
拷問部屋といったほうが正しい。

男は部屋に戻り、モニターのスイッチを入れた。
4つに別れた画面に映し出されるのは燻った熱に悶えるJadeの姿。
四方から映し出された彼の痴態に、薄く笑みを浮かべる]

 声を出せば少しは楽になるだろうに
 それとも嗚呼、若しかして後ろは経験済みだったか
 あれでは細すぎて届かないのかな?

[自室で呟いたところで彼には聞こえない。
じわりと浮き出た汗で蜜が流れていく。
臍を伝い、そのまま下へ――茂みを重く濡らす。
彼の中心は流石に反応を示し始めていたか
抑えたような吐息を上げる翡翠の表情を眺めながら
男は部屋で紅茶を愉しんでいる]


メモを貼った。


―地下室―

───…ッ……

[モニタリングされているなんてまさか思いはせず。
かと言って、声を上げるわけではない。
神経を支配する熱に抗うように、
首を時折緩く横に振った。喉が震える]

(──苦し、い)

[無理矢理飲み込まされた細い杭は、
馴れない体を、狭い蕾をゆっくりと嬲る。
苦しくて、熱い。体が自分のものではないようで、
それが堪らなく気持ち悪くて仕方がない。
薄く滲んだ汗は蜜を浮かせてゆっくりゆっくりと流す。
性は本当に僅かに反応を見せるにすぎなかった]


メモを貼った。


[とうに薬は身体中を侵しているだろうに。
其れでも反応の薄い中心を長め]

 ふぅん。

[男は更に時間をおいて、地下を訪れた]

 ……やあ、Jade
 気分は如何?

[天井から吊るされた手枷で拘束されている彼を眺めながら
白濁の散らない床を見下ろすと、のんびり口を開いた]

 随分我慢するね。
 それとも刺激が足りないのかな?


……っ…

[喉が小さく震える。
どれくらい時間が経ったのか数えることもない。
正確にはそんな余裕がない。
ただ、自分の神経を宥めるのに必死だった]
……、…?

[扉の開く音がした。
濡れて、それでもなお視線は男を睨む]

『……最悪、だ』

[機嫌がいいはずなんてない。
続いた問い掛けにも答えないまま、
視線を逸らした]


 ……辛そうだね?

[睨みつけてきた翡翠に、男はしかし満足そうに哂った。
靴音をさせ、彼の元へと近づき
恐らくはもう痺れて感覚が無いだろう腕に手を伸ばす。
枷と鎖を繋ぐ連結は緩んでおらず、彼はどれほど力が抜けようと座ることは許されない]

 して欲しい事があれば聞いてやっても良いよ。
 俺はいま気分が良い。

[薄暗く冷たい石造りの部屋には、彼へ嵌めた貞操帯から振動音がもれ聞こえている。
節ばった指先で、汗で流れる蜜を掬い
僅かに反応を示した彼のペニスの先にこすり付けながら]

 お願いしますご主人様、って言ってご覧?
 そうしたらひとつ願い事をかなえてあげるから。

[くすくすと見下すように哂った]


『…ッ』

[腕に伸びてきた手に、避けようとすれば鎖が鳴いた。
硬翠は睨んだまま。ただ、声なんて出すまいと。
相手の望むようになんかなってやらないと]
『触るな…!』

[肌をなぞる指先に唇を噛む。
男の指が塗り込める仕草に、拒否を示すように首を横に振った。
その間にも後ろは玩具によって蹂躙され続ける。
細い喉が幾らか震えたけれど、それでも喘ぎは欠片も零さなかった。
言葉を信じるには、余りに印象が悪過ぎたし]

『断る』

[買われたからと言って、そう簡単に折れるつもりも更々なかった]


[拒絶を聞いたところで指は止まる事はない。
腕からなぞるように頬へ手をかける。

芯に絡めた指は、先端へ蜜を塗りつけていく。
とろりとしたそれが滑りを助けてくれる。
震わせた喉元に男は唇を寄せ、軽く歯を立てた]

 困ったね。
 そう言われると他の方法では御前を解放する気が無くなった。

 Jadeは一生このままで居るつもりかい?
 後ろに道具挿れられた惨めな格好で
 鎖に繋がれたまま此処で干からびたい?

[Yesと言われたなら本当にそのまま永遠に放置するような口ぶり。
顔を上げ視線を合わせた男の褐色の瞳は笑っていなかった]


『触るな、と、言った、はずだ』

[頬に寄せられる指先が嫌で、首を横に振る。
蜜の甘い匂いは、指が塗り込めるたびに感じられる。
絡める指と、薬の効果は確実に、少しずつ性の形を変えていった。
気分が悪くて、耐えられない。けれど思い通りになんかなりたくない。
喉に重なる歯の感覚に、微かに体が震えた]

…っ

[聞こえる宣言に、硬翠が微かに揺れる。
其れは恐怖でしかなかった。
このまま弱い火で焙られたような感覚に耐え続けながら、
一生、このままだなんてそれこそ拷問に等しいけれど]

『お前、に…頭を、下げる、くらいなら……
耐えるほう、が、ずっと、マシだ』

[相手の瞳の気配なんか、関係ない。
硬翠は、それでもまだ睨み返すことを選ぶ]


 触るな、って言いながら
 此処は期待してるみたいだけど?

[後ろの機具は止まらないまま。
少しずつ空間に振動音の他、水音が混じり始める。
絡めた指は確実に追い詰めていった]

 怖い? まあ、そうだろうけど。
 そのまま放置されたらどうなるか、教えてあげようか?
 機具が外せないと排泄が出来ない
 張り付いた蜜で皮膚が爛れるかもしれない。
 ああ、ついでに蟲でも放置してやろうか?
 身体中を蟻が這い回り蝿が飛び交うのは耐えられるかな。
 此処は物音も光もとどかない。
 まあ、間違いなく気が触れるね。
 どれだけ御前が強情でも、24時間持てば奇蹟さ。


本屋 ベネットの喉元を歯で擽りながら、吐息交じりに残酷な未来を告げた。


───ッ

[不快感を訴えるかのように鎖が小さく鳴いた。
聞こえるのは粘質な音、それが自分の体が関わっていると解れば
余計に不快でたまらない。

耳に届くのは睦言なんてものとは程遠い不愉快な囁き。
蜂蜜は肌に塗るくらいだから心配はないが薬が入っているとなれば話は別。
排泄は、胃も空っぽだからあと二日くらいはどうにか耐えられるだろう。

虫が一番耐えられないと思った。蠅よりも蟻だ。
体を動かせば飛んでいくものとは違って這うのを落とすには労力がいる]

『……っ』

[喉元から伝わる振動に、眉をひそめたまま息を飲みこんだ。
ただでさえ薬と不快感でぼうっとする頭に、余計な事を考えさせないでほしかった]


[息を呑む気配を感じ、男は吐息を漏らした。
触れている指先には熱も伝わっていて
少しずつ思考力が曖昧になっているのは観察していればわかる。
だからこそ、脳裏に描きやすいようわざわざ声にしていた]

 どうするかい?
 此処も随分辛そうだね。

[滑る肉棒の先を爪で弾き、男は問う]

 逆らい続けるのも、悪くないけどね。
 何処かで折れる所を覚えてくれないと困るなぁ。

 一言服従すれば済む話じゃない。
 強情ばかり張っていても良い事は何もないよ?


[頭がぐらぐらする。
熱のこもった溜息が自然と零れた]

『うる、さい……ッ』

[爪ではじかれれば流石に表情が大きく歪んだ。
ゆっくりと息を吸って、どうにか思考力を取り返そうと足掻く]

『良い事、なんか、どちらに転んだって、
ありもしない、こと、くらい、わかっている』

[痺れ切った手を、握り締める。
意識のあるまま屈するのは己の矜持に反すること。
苛立ちは、掌に傷を作って赤を滲ませた]


[少しずつ相手が追い詰められているのは
指を絡めた其処の反応と、もれる吐息で感じている]

 俺だってただ虐めたいだけじゃない。
 御前にとって良い事ではないが
 少しマシな待遇は用意しているんだよ?

[平静を取り戻そうとしている相手に気付くと
男は空いた手で頬を撫ぜる。
拳に滲んだ朱に気付いて片手の掌を開かせ、
指先を絡めて握りこむ]

 駄目じゃないか
 俺に無断で傷を付けちゃ。

[その間にも後ろを犯す細い機具も、
彼の中心を擦り上げる手も止まる事は無い]


[駆動音が、虫の羽音の用で酷く煩わしい。
頬に触れる手に硬翠は睨むけれど、ずっと弱くなってしまっている]

『…マシ。
よく、言う。物は言いよう、だろう。
どうなったって、そう、変わらんだろう、さ』

[吐いて捨てるかのように、言葉を作る。
あてにしてなどいない。信用もしていない。
その感情が、口元に嘲りの笑みを作る]

『…俺の体は、俺の、物だ。
誰の…指図も、受け、ない…ッ』

[大きく息を吸い込んで、吐き出す。
持て余した熱で上がる体温が、酷く気持ち悪い]


[此方へ向けられる視線が熱に侵されているのがわかる。
歪んだ口元を見遣り
男の声は甘くも冷えた音を漏らした]

 ――…先ず教えてやるよ。

[追い詰める手は止めない。
息を吸おうとする唇を塞ぐように、男は自らの薄い唇を重ねた。
強く吸い上げると同時、擦りあげていた中心を根元から握り射精に到達出来ぬように締め付ける]

 Jade
 未だ立場が理解出来ていないようだね。
 いいかい、お姫様
 御前は俺に買われて此処にいる。
 御前の身体は頭の先から爪先まで全て俺の管理下にある。
 俺の指図なしじゃ、この拘束すら解けないのさ。 


 其れでも俺が一度望みをかなえてやろうって言うのに
 ……イラナイんだね。

 なら、俺は俺の好きなようにするけど。

[顔を上げた男が先ずこの薄暗く寒い地下室で
目に付けたのは、まだ冷えた鏝]

 その生意気な口
 喋れなくしてやろうか。


[薄甘い声が、聞こえた。
追い上げてくる手に、それでも、嫌で声だけはこぼさなかった。
次に口を塞がれたのを理解する。薄くて冷たい唇。
噛みついてやろうと思ったけれど、締めつける痛みによって叶わなかった。
漸くまともに吸いこんだ酸素も、薄く鉄錆の味がした。
落とされる言葉も、声も、もう半分ぐらい理解できていない。
ただ、持て余した熱と不快感だけで視線がまた少し弱くなる]

…、……?

[問いかける言葉さえ、今は口に出すのが億劫だった。
まだ体に直接響いてくる虫の羽音に煩わしさを感じながら]

『喋れ…なく……?』

[何をする気なのだろう。
自分の位置からでは、今の視界からでは、そこに何があるのか見えない]


[男は一度彼の身から離れる。
羽虫のような音は少し威力を弱めていた。
電池の切れる時間が近い。
穏やかになった動きは逆に彼へその納まっている機具の形を感じさせる事になるだろう]

 そう、良い声で鳴かないなら
 声はいらないだろう?

[冷えた鏝を手に、再び彼の前に立つ。
見せ付けるように、威力をなくした瞳の前へ翳してやった]

 熱して御前の口に突っ込んであげる。
 折角召使に用意させてるご飯が無駄になるけど、仕方ないね。
 簡単に死なないように、点滴で栄養だけは送ってあげるから。

[褐色の瞳を細めて、鏝から伸びるコードをコンセントに差し込んだ。電源が入りじわじわと鉄が赤く色を変えていく]


 最後にもう一度だけ聞いてあげよう。
 お願いする気は、あるかい?

[男は最終宣告を突きつけた。
これでまだ折れぬなら、熱した鏝は確実に彼の咽を使い物にならなくさせる]


[伝わる響きが弱くなる。まるで、焦らされているみたいだった。
これ以上、耐えられる自信はないけれど、
けれど屈するつもりがないからこそ、余計に耐えなくてはならない]

…ッ

[声。喉を潰すのだろうか。でもどうやって。
薬や何かというわけではないように思えた。
少し霞のかかった視界に、何かが映った。
金属の塊。それで、何をするのか。
そんな事を考えているよりも先に聞こえた使い方。
硬翠の瞳には嫌悪よりも先に怯えが浮かんだ]

『何───』

[虚勢を張ろうと思ったが、もう遅かった。
歯が、小さくかちりと音を立てた。震えだと解るまで時間はかからない。
ゆっくりと赤くなっていく其の熱はもう恐怖の対象でしかない]


[認めたくない。けれど、それは怖い。
その言葉を出してしまえばきっと、今目の前の恐怖からは逃れられる。
でも、屈したくない。それだけが今の自分を繋ぎとめる感情。

どれぐらい時間がかかっただろう。
後ろから聞こえてくる羽音も随分弱くなった]


『──…ッ、──』


[震える。涙が落ちる。
でも、もう、限界だった。

赦して、と。
本当に。本当に小さな、声が零れた]


 さあ……どうする?
 御前が俺に跪いて助けを請うなら、止めてあげても良いよ。
 ああ、ごめんこの鎖の長さじゃそれは無理だね。

[じわじわと鉄芯が熱を帯びて紅く色を変えていく。
鏝を彼の目前に指し示したまま、震えだす青年を眺めていた。
ゆっくり優しく囁く声音は余計に彼の恐怖を煽ったのだろう]

 ―――…

[羽音はもう聞こえない。
しゃくりあげるような音に続いて
小さな声が聞こえたが]


 聞こえないよ。
 それに肝心な言葉が抜けている。

[首を振って、男は彼の顎に手をかけた。
まだ力は込めていないが
無理矢理に口を開かされた過去が思い出される筈]


[鎖の中途半端な長さは膝をつくことも出来ない。
かけられた言葉に、今だけは縋ってしまいたくもあった。
縋ったところで楽になれるかなんて分からないけれど、でも]

『──ッ』

[やっとの思いで出した言葉も許されない。
悔しさで喉が震える。顎を捕らえられて、涙がまた落ちた]

『お願い、です』

[自分の中から、大切なものが失われて、
剥がれ落ちていくみたいだった。
幼い子供みたいに、涙が止まらなかった]

『……ごしゅじん、さま』


硬翠の瞳を伏せて、また掌に一つ傷を作った。


[涙腺が決壊した様に雫が落ちていくのが見える。
褐色の瞳は、一度満足そうに細められた]

 ん

[顎を掴んでいた手は其のまま首筋をなぞり下りていった]

 よく出来ました。

[目の前に差し出していた鏝を
一度残念そうに落とす。
金属の鈍い音が石造りの部屋に響いた]

 じゃあ鏝は止めておこうか。
 どうして欲しいか希望はあるかい?

[伏せた視線の先にはまだ紅い鉄の鏝が転がる。
男はちらと手枷に掌から滲んだ朱が流れているのを見遣った]


メモを貼った。


───ッ

[金属が石の床に落ちる音に、身を震わせる。
どうみても、それは怯えの形をしていた。
肌の上を手が滑り落ちていく。
ひくりと、小さく喉が震えた]

『……き、ぼう?』

[涙を含んだままの睫毛がゆっくり持ち上がる。
幾らか唇が震えた]

『……うしろ、抜いて…。
も…や、だ………ここから、出たい…
国に…帰り、たい…ッ』

[一度弱音をはけば、二つ三つとこぼれ落ちる。
帰る場所があるかどうかよりも、
ただ生まれた場所に帰りたいと。
そんなことを願うほど心が弱くなってしまっていた]


[目に見える怯えに、男は咽の奥で哂う]

 国に帰って……どうする気?
 随分素直になったね。
 でも欲張り過ぎるのは未だ問題かな。

[伏せた視線がまた此方へ向く。
長い睫毛から毀れる雫を吸い取るように頬へ唇を寄せた]

 一つだけ、って言った筈だよ俺は。
 一番の願いはこれかな?

[汗ばんだ相手の身を壁に押し付けるように密着して
取り付けた貞操帯の上からコツコツと動きを止めた機具を叩く]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/06(Tue) 23時頃


……『でも』

[帰りたい。
言葉は分かるけれど慣れない国にいるのは、
怖くて嫌だと声は続ける。
頬に滑る唇の冷たさに、微かに肩がはねる。
実際には自分の体温が上がり過ぎているだけだったけれど]

……。

[一つだけ、と言われて幾許かの間を開けてから小さく頷いた。
石肌に押しつけられたその微かな痛みに眉を寄せる。
こつ、と直接響いて来る振動に、さらに眉がよった]


[頷くまでの彼の様子を、間近で見つめていた]

 もういい加減自覚してもいいと思うよJade。
 御前は此処から出られないんだ。 

 ああでもそうだね
 いい子にしていたら、そのうちご褒美をあげようか。

[男のシャツ越し、相手の体温が大分上がっているのを感じる。
衣服の汚れに眉を寄せながら、下着の役割を果たさぬ拘束具の鍵を外した。
紐状のベルトは重力に逆らう事なく垂れ下がる。
皮は青年の体液で湿っているようだった。
其れを片手で引くと、繋がっていた細い機具はずるりと滑る。

男は秘所から抜けるギリギリのところで手を留めた]


[出られない。
その言葉に、また涙が落ちた。
17歳という年齢は、籠の鳥として育てるには自我が育ち過ぎていたし、
仕方ないと割り切って諦めるにはまだ幾分子供過ぎた]

『ごほうび……いい…子……?』

[鳥のように言葉を繰り返す。
軽く首を傾げると、硬翠に紗をかけるように
前髪が僅かに影を作った。
掌の傷が引きつれて、少しだけ痛む。
漸く自分の中から取り除かれるらしいものに、
唇を湿らせるかのような緩やかな溜め息が零れた]


 そう、いい子にしていればね。
 後で御前が着ていたのと同じ服を届けさせるよ。
 
[幼く見える仕草の鸚鵡返しに、ご褒美のひとつを軽くあかす。
青年とも少年とも呼べる境目の彼を嬲りものにしているこの状況に男は幾らか酔っていた。
バスバリトンは相変わらず甘い音を紡いでいる]

 気持ちイイのかな?
 そんな溜息を出して……抜いて欲しいんじゃなかったの。

[ギリギリまで引き抜いた機具を、男は意地悪く幾度か上下させる。
弄られてすっかり柔らかくなった入り口からは粘着質な音が漏れている。
男は彼に身を寄せたまま、恐怖で萎えただろうかと彼の肉棒へ己の下半身を押し付けるようにして確かめた]


【人】 記者 イアン

─ グロリアの部屋 ─

[星条旗柄の下着はそのまま選ばれたのか選ばれなかったのか、身体の線をみせる様なシンプルで光沢のある白シャツと黒のボトムスでイアンはグロリアの部屋に現れる。カルヴィナから少し遅れて>>80
 部屋に入る時、イアンは僅かに眉根を寄せて、柱に手を付いた。
 その仕草は一瞬の事、デザートとワインの用意されたテーブルに着く。]

──……
お邪魔しますよ、女王様。
嗚呼、デザートが似合いそうな女の子を連れて来た。
甘い物が好きかは聞き忘れた。

俺は、イアン・グッドマン。
女王様のお名前は伺っても?

[カルヴィナとはまた違う、緊張がイアンにもある。
 アルコール度数の高い酒の消費量が多い国の出身のイアンには、多少のワインは酔うようなものではなかった。ケーキやフルーツが無くとも十分デザートの様な味に感じられた。含めて香りも。
 直球の質問をカルヴィナがする間は、イアンは暫し沈黙していた。扇子の向こう側、さっきよりも視界に入るようになった気がするグロリアの端正な鼻梁に濃茶色の視線を向けながら。]

(161) 2010/04/07(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン

─ グロリアの部屋 ─

[首をゆっくりと横に振ったのは、表情からグロリアの真意が汲み取り難くて。
 カルヴィナを買うとしたら、IFの話。ワインを口元に運ぶ時の彼女は当然、言葉を発するためには口唇を開いてはいない。イアンの視線はグロリアのくちびるから白い喉元へ滑った。
 ブランケットを差し出した所で、あっけなく酔ってしまったカルヴィナに気付き、熱い──ではなく暑いと口にする少女に目を見開いた。]

驚いた、おそろしく弱いんだな。
震えているのは、アルコールで?

[控え室で話した分気安く、カルヴィナの首筋に手を当て脈を見た。
 くねらせる少女の内腿に気付いてから、嗚呼、と白い歯をみせるものの何処か酷薄な笑みを浮かべた。]

(162) 2010/04/07(Wed) 00時頃

[同じ服。それは、ディスターシャのことか。
それとも、あの白いドレスのことだろうか。
前者ならいいとは思ったけれど、もう期待するのにも疲れていた。
だから、小さく頷くだけに変わる]

…ち、が……っ、『抜い、て』…

[気持ちいいのかなんてわからない。
でも、男の手が動くたびに、背筋がピリピリとして眉が寄る。
押しつけられた体、そのせいで今自分がどんな状態かも解る。
少なくとも、あの舞台で強制的にショウに参加させられていた時よりも
まともに機能しているようだった]


【人】 記者 イアン

─ グロリアの部屋 ─

[カルヴィナのヴァージンをイアンにと言うグロリアの提案。提案は初物の少女達が集まっている現状、グロリアが傷付ける事を望まないと言っていた以上想像の範囲内で。
 それよりもサラリと彼女の口から話された「私の体は、ああいったことを愉しめる様に出来ていないの。」と言う言葉に、イアンの手は無意識に片手のグラスを握りしめた。それから自分自身に肩を軽く竦める。姿勢を正して、短い前髪をかき揚げ、グロリアとカルヴィナを交互に見た。
 座っていてもイアンとカルヴィナでは体格差が随分とある。]

痛く無いように なんてアイデアを聞くのははじめてだね。
男なら逆は言っても、それは言わない。
幼いから勃たないは、無いよ。

(172) 2010/04/07(Wed) 00時半頃

 翡翠のあれは似合っていたからね。
 
[名付けた元になったいろ。
頷いた彼に囁いた声で、一つ期待を叶えている事を男は知らない]

 違う?
 でも此処は元気になっているみたいだけど。
 薬の所為かな。

[眉を寄せる顔が間近にある。
吐息が交じり合う位置で、男は愉しげに笑い
僅かに鎌首を擡げている自身を彼の熱を帯びた身に押し付けている。

問いかけに口を開く瞬間を見計らい
一度機具を引き抜くと、勢いをつけて奥まで押し込んだ。
咄嗟のことに声を抑えることが出来たかどうか、さて]


【人】 記者 イアン

示される事柄に対して、YES──以外の選択肢は考えて無い。

[「幼いから勃たないは、無い」それはカルヴィナが性的に魅力的だからと言う意味では無いのだが、東洋的な笑いで流し、男の生理事情等の説明はしない。カルヴィナに、]

(目的達成への可能性を重視するなら)
どうして、願い出れば良いのに。

[気安くカルヴィナの髪を撫でた。熱が燻っている様子の少女が先にフラフラと部屋を出る時には、舞台に備えて、きみの下着の色でも想像して置くよと軽口を言った。]

(174) 2010/04/07(Wed) 00時半頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンをじっと見て、それから僅かにだけ目を伏せた。テーブルの上に残ったワインに視線を向けるようにして。

2010/04/07(Wed) 00時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 00時半頃


[翡翠。
それなら多分、あの懐かしいうすきぬにまた触れることになるのだろう。
微かに息を吐いたところで、小さく喉が震えた。
押しつけられる熱に、視線がさまよう]

…『知ら、な』────ッあ…!!

[それは、どれぐらいぶりの感覚なのだろう。
そんな風に思いださないと思い出せないほど前の感覚。
自分の体が熱を持っているというのは、
薬のせいだというのが解っていてもやはりまだ気分が悪い。

緩く開いていた口から声が落ちる。
流石に、不意打ちにまで注意を回すことができない。
ぼんやりとした頭の中なら尚更。
こんなことは認めないというように、強く目を瞑って
抗うかのように首を横に振った]


【人】 記者 イアン

>>173カルヴィナ嬢。
俺が本当に酔ったら、自制心が低くなるよ。
けだものになる。
そうなったら、スクラムに押しつぶされるみたいになって、
きみが痛い目にあうのかもね。

[酒に弱い少女の返答には喉で笑って、アメフトでタックルする様な動作を作ってみせた。それは女の腰や背に両腕を回す動作にも似ている。]

今、俺が酔ってないのが悔しいと思わない事だ。
そこまで弱いなら、先にケーキを食べれば良かったね。

[そう答えた。けだものになると言った時、グロリアを見た。
 カルヴィナが出て行ってから、]

カルヴィナ嬢がどう思ったか知らない。
でも、変わった提案だと思った。
と、言ったら──怒りますか?

[触れても何も感じないのか?と問うようにテーブル越しに手を伸ばしかけた所で、マーゴが現れた。]

(187) 2010/04/07(Wed) 01時頃

記者 イアンは、良家の娘 グロリアが、何でも無い事のように薬を入れたと言う事実を反芻し、こくりと唾液を嚥下する。

2010/04/07(Wed) 01時頃


[狙い通りに上がった声は思ったより高い。
彷徨う硬翠を捉えるように、顔を此方へと向けさせた。
閉じられた眼に気付き、小さく哂う。
視界が閉ざされれば逆にその他の感度が増すというのに]

 知らない?
 じゃあ教えてあげよう。

[男は彼の尻を機具で掻き乱す。
中心で主張を始めている熱には己の下半身をこすりつけるようにして刺激を加えていった。
乱れた彼がつながれた鎖の音と、秘所から聞こえる水音。
衣擦れと、愉しげな低く甘い声] 

 鎖につながれて尻の穴にバイブ突っ込まれて
 勃起してるんだよ、御前。
 イイ声で鳴けるじゃない。
 とんだ変態だね。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 01時頃


[背けた顔を元に戻されるけれど、それでも瞳を開く事が出来ない。
逃れようと首を緩く横に振るけれど、薬で弛緩した体では
碌に力も入らない]

『聞きたく、ない…っ』

[言葉は拒否する。嫌だ、と。認めない、と。
中を掻き回す玩具の感覚。声を上げまいと、また歯を食いしばる。
その代わりとばかりに、鎖が幾らか音を立てていた]

『…いや、だ』

[抜いてくれるといったはずの癖に、約束はどうなったのだろう。
押しつけられて、掻き回されて、頭がおかしくなりそうだった]


 聞きたくないって言われても、ね。

[ぬるりと一度引き抜いた機具をずぷりと奥まで嵌め込む。
歯を食いしばる様子に、くすりと吐息を漏らした。
耳を塞ぐ為の両手は彼の頭上で繋がれている]

 No4に盛った薬ほどじゃないけど
 これもよく効くみたいだね。
 ほら、我慢しないで
 一度イってしまえば楽になるよ?

[衣服を彼の体液と蜜で汚しながら、男は首を傾いで彼の様子を観察する]

 それとも、これじゃあ太さが足りないかい?
 さっきの鏝でも嵌めてやろうか。


【人】 記者 イアン

─ 現在 グロリアの部屋 ─

[カルヴィナに替わり、マーゴが席に付く。彼女もヴァージンらしい。ゆるくウェーブのかかった長い髪が印象に残る。清純そうな生娘が好きな好色漢には好まれそうな外見だと思った。NO.7に、]

きみ「も」彼女に買われたくて?
──そりゃあ、そうか。
平凡な女の子なら、まだ女性の方が親しみやすい。
傷付けられる可能性が低い、優しそうな客に買われたい。

俺を此処に出品した男みたいなのに買われたら
今度こそ、内臓を抜かれて、本物のミイラにされるかもしれないし。

(206) 2010/04/07(Wed) 01時半頃

───ッ…!!

[上がりそうになった声を、また、飲みこむ。
苦しくて、それよりも、自分自身がどうにかなってしまいそうで。
掌はどれぐらい赤くなっているのだろう。
もう、そんなことまで把握している余裕もない。
イってしまえ、と言われても、最初は首を横に振る。
そんな事を誰かに見られることなんてとてもじゃないけれど耐えられない]

───や…『嫌、だ…ッ』

[そんなことされなくても、限界は近づいている。
鏝だって、まだ冷え切ってもいないだろう。
そんなものを体の中に入れるなんて、考えたくもなかった]


[息を呑む彼の様子は、男を愉しませた。
掌から滲んだ赤は此方からも確認できる程ではあるが
其れを注意するのはもう止めた。
足元に転がる鉄の鏝は、未だ先の部分しか冷えていない]

 嫌だ、やめろ、ね。
 拒絶すればするだけ俺を悦ばせてるのに。

[首を振るのにはじゃあどうして欲しいのかと褐色の瞳を向ける。
未だ電池で規則的に動いていたほうが快楽もやり過ごせただろう
細さ故、縦横無尽に扱うことの出来る機具をかき回しながら
男は溜息をひとつ]

 鏝が嫌なら何がイイの
 うん?

[少しずつ鈍くなっているだろう彼の思考に、囁き問う言葉。
抜いて欲しい、ではなくて何を挿れて欲しいのか
男はそう問うた]


【人】 記者 イアン

[イアンの額にうっすらと汗が滲むのは、薬物の入ったワインをカルヴィナよりも多く飲んだ所為だろうか。それとも今まで言われた言葉で、何か暗示の罠の様なものに嵌ってしまった所為なのか。]

>>203
抑えてる さ。
酔ったら、まずあんたを襲う。
あの娘(カルヴィナ)に、優しくなんて出来ない。

[口元は笑ったまま、早口で言った。
 手が触れるかわり、ダンッと強くテーブルに叩き付けられる拳。マーゴが席に付く間、イアンの周囲の空気は苛立ちに熱くなる。ギラギラとした目をしていた。]

あの娘も、あんたも
良い所の良い娘──だろう。そもそもは。
希望を乗せるのに相応しい相手じゃない事を露呈しないように、必死なんだぜ。

[見るのならばカラダだけにしてくれれば楽だ。控え室でカルヴィナに破廉恥だと言われても、平気で着替えが出来たように。イアンは一度、沈黙して、シャツの襟元を大きくはだける。──熱い。じんわりとした熱は、意図的に解放していなかったのもあって、簡単に燻るようになって来ている事が分かる。]

(211) 2010/04/07(Wed) 02時頃

[自分の仕草が、相手を楽しませているなんて
少年は微塵も理解できていなかった。
だから、声を飲みこんで、一緒に考えることまで飲みこんで。
中で好き勝手に遊ばれるのが一番今は苦しい]

…、……?

[小さく息を吐きだす。
何ならいいのか。そんな事を言われたところで解らない。
聞こえた溜息に、ゆっくりゆっくりと瞳を開く。
そこに褐色の瞳があるなら、半ば縋る様な色で見上げただろう]

『…選択肢、は?』

[多分、自分が達するまで恐らくこの行為は続くのだろうとそれだけは解る。
とにかく抜いて欲しくて、それでも叶わないならどうすればいいのだろう。
震える溜息を一つ落として、問いかける]


 選択肢が欲しい?

[尻を犯す手を止めぬまま、男は間近で問われた声に首を傾ぐ。
きょろりと辺りを見渡し]

 じゃあ、さっきの鏝かあの鞭の柄。

[機具の並ぶ一角を指差して告げた。
茨のついた鞭は恐らく一振るいで彼の身を裂くだろう。
その柄は鏝よりも僅かに細いが。
男は彼の下半身に押し付けている昂った自身を選択肢に含めなかった]

 選ばないならこのままイくまで続けるよ。

[実は最初の約束はとうに果たした気でいる。
だって男は一度機具を引き抜いているのだから]


【人】 記者 イアン

[マーゴにもへらりとした気安い笑顔をみせる。]

俺はミイラみたいにぐるぐる巻きにされて此処に来たのさ。
多分、このオークションの常連だ。
買って出品してを繰り返してるんじゃないのかな。
記憶の断片を繋ぎ合わせるに。

[少女とグロリアのやり取りを邪魔するつもりは無かった。
 自分がする──事は決まっている。椅子に深く身を沈め、開いていた足を行儀悪く組む。意識をつい先刻のグロリアの言葉からそらさせるために、部屋の中を見回す。見回して、イアンが想像するのは「ベットの上で、満足しないグロリア」の姿。妄想するのは、扇子越しに籠る小さな笑い声が、甘い悲鳴に変わる瞬間。]

(222) 2010/04/07(Wed) 02時頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンに気付き、おかえり──片手をあげる。

2010/04/07(Wed) 02時頃


【人】 記者 イアン

つがいか。
ハハハ、俺も犬だ。
まあ、男なんてそんなものかもしれん。

[イアン自身、グロリアに買われたい身──奴隷な訳だが。両手で大きく頭を抱え、大型犬のように左右に首を大きく振った。]

(225) 2010/04/07(Wed) 02時半頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンに、馬鹿──今俺に触るな。[首筋に当てられた手を握り、軽く突き放すように。]

2010/04/07(Wed) 02時半頃


[嫌だ、といえる状況でないことは十分に体で理解させられていた。
けれど、聞こえた選択肢に、どちらも嫌だと首を横に振った。
一番欲しかったのは、抜くという選択肢。
けれどそれは与えられることはなかった。
選ばないのではなくて、選べないというのが正しかった]

『も…嫌、だ…っ』

[縋るにも腕はとらわれたままだし、これ以上どうすればいいのだろう。
いっそ押しつけられているものでも選べばいいのかもしれない。
それとも、また泣いて嫌がれば少しは考え直してくれるだろうか。
けれど其れを乞うには、きっとまたあの屈辱的な言葉をきっと口にしなくてはならない。

結局はどれも選べず、玩具によって蹂躙され続けたまま]


 うん、じゃあこれでイイんだね。

[嫌だと言う言葉を選べないととって、男は細い機具でぐるりと入り口をなぞるように動かした。
前立腺には届くか届かないかの刺激が続く]

 どうして欲しいのか
 お願いごとがあるときは――教えたよね?

[足の力を抜けば鎖に繋いだ手に体重がかかる。
彼の体力は後どれ程持つだろう]


【人】 記者 イアン

…俺の膝がどうした。
こっちは何も無い。
お嬢さん方の知らない男の生理事情の問題だぜ。

[噛み付きそうになった事を隠すようにしながら、怪訝そうにカルヴィナを見る。舌打ちを隠さない。]

いや、これから知ってもらう事になるのか。
嗚呼。子どもを二人も──キモチヨク
なんてのはキツいな。

勃つたたないから、どうにでもなるが。
俺は全人類の女が幸せになりますように
なんて願って生きられる様な人間じゃない。
どっちの娘(こ)を、殴り倒しちまうよ──。

[扇であおがれる。風が閉塞の中で、僅かなわずかな清涼さをもたらす。
 顎を掴まれたわけでないのに、苦しげに喉を反らす。だが、扇子がグロリアの口元を離れると彼女の貌がよく見えるとも思う。]

く。

(232) 2010/04/07(Wed) 02時半頃

記者 イアンは、良家の娘 グロリアに首を横に振り、白い歯をくいしばった。

2010/04/07(Wed) 02時半頃


[いいはずがない。嫌で首を横にふった。
けれど、それでも赦してはくれなかった。もう、何もかもが限界で]

…、

[声が震える。鎖が揺れれば、掌に出来た赤いみずたまりから筋が一筋二筋と零れる。
ただ、今はもう楽になってしまいたかった。弱い刺激に、息まで震えた]

……『ご、しゅじん。さま』

[もう、意識が朦朧としてしまえば、意外と口に出せてしまうものだと
頭のごく端のほうで、人ごとのように思っていた]

『らく、に、なりたい…も、くるしい…』

[硬翠は霞を帯びたまま、褐色を朧気に見上げた]

『いき、たい』

[願いを、こぼす]


[本当に限界まで耐えたらしい青年が
漸く屈服した瞬間に、男は醒めたような表情を浮べる。
褐色に向いた翠には靄がかかってどれ程感じられたかは定かでない]

 ああ、ちゃんと覚えていたね。
 イイ子だ。

[声音は変わらず低く甘く響く]

 感謝するんだね、今日の俺は気分がいいから
 酷いことはしないよ。

[充分いままでを酷いと思っているなら
彼は男の機嫌を損ねた瞬間に世界観を変える事になるだろう。
絶え絶えに毀れた願いと、自らを主人と呼ぶ声に
男は後ろで遊んでいた器具を今度こそ引き抜いて、冷たい床に転がした]


[それから、腕まで赤の伝う彼の手枷を外す。
力をなくしてしまっているだろう彼の身を抱き留めながら
冷たい床の上に、うつ伏せに這うような体勢を取らせてやる。
天井から釣り下がっていた鎖が宙でふらふらと揺れた]

 これしきで……随分堪えたようだね。
 俺のモノを勝手に傷つけたお仕置きもしなくちゃな。

[掌に出来た傷を見遣り、男は呟く]


【人】 記者 イアン

[グロリアが何を目的としてオークションに参加しているのか、当然イアンは知らない。誰をどう使うつもりなのかも。
 何か大きな勘違いをしているのかもしれない。
 ただ、奴隷とまでは行かないにせよ、身売りをして暮らさざるを得ない境遇の娘なら、東洋西洋を問わずはいて捨てる程居た。中には死んだ娘も。女に限らない男娼だって居た。]

王子様じゃないんだ。
お綺麗な心なんぞ、作れないッ!

[楽しめると言うのは、哀れな少女達を救う慈善事業ではなく、いっそ心を壊してしまえ、ツィーの様な女を作れという意味なのか。わからない。ただ、グロリアの口調はイアンにまでも優しくて、慈善事業を求めているように思えてしまう。
 荒くなる息を隠す事も出来ず、グロリアを凝視した。
 何かを断ち切るようにして、ソファの後ろにたっているカルヴィナを振り返る。]

──おまえが、
遠慮してどうするんだ。

[唸るように低い声。この期に及んで妙な自尊心を持ち出した風に見えたカルヴィナの顎を掴んだ。指に力は籠るが殴りはしない。まだ、加減が出来ている方だ。]

(239) 2010/04/07(Wed) 03時頃

[ぼんやりとした視界の中、相手が浮かべた表情は良く見えなかった。
もしかしたら無意識的に、見なかったのかもしれない]

……。

[いい子。褒める言葉は、耳に遠く聞こえた。
怒られたり、酷い事をされないのであれば、
それは受け入れてもいい気がする。
漸く引き抜かれた玩具が床に転がる音に、小さく息が零れた。
それは、漸くこぼせた安堵のため息。

手首の枷が外されて、石の床の上に赤い水玉がいくつか出来た。
膝が笑って、崩れ落ちそうな身を抱きとめられたのは少しだけ予想外だったのだけど。
お仕置き、という言葉に、血が巡り始めた指先が微かに震える。
石の床は冷たくて、血と、零れ落ちた蜜の匂いとが混じって
寝床と呼ぶには酷く質の悪い状態。
そのまま眠ってしまわなかったのは、未だに燻り続ける緩やかな熱のおかげ]


[声を出そうと、微かに唇が震える]

…。

[けれど、謝る言葉は、出てこなかった。
ただ、痺れた指先を怯えるように小さく握りこむことが出来ただけだった]


[床にうつ伏せた青年の尻を高く上げさせる。
謝罪の無い様子に、一度平手を張った。
高い音が響く]

 仕置きは後にしておこうか。
 先ずは――

[そうして背後に回った男は、彼の熱を帯びた中心に手を這わせた]

 イきたいんだったね。
 望みどおり、一度解放してあげよう。
 エネマグラ、って知ってるかい?
 アレなら左程時間はかからないよ。

[彼の尻にあたる男の股間には主張するほどの熱が溜まっておらず、さて何処においたかなと部屋を見渡す様子は
背を向けている彼にはわかるまい]




[痛み。それは、少しだけ、ぼんやりとした意識を現実へと引き戻す。
床に落ちた赤い滴が触れて、口元を少しだけ汚した]

…?

[後ろで聞こえたのは耳慣れない単語だった。
その単語が解らない代わりに、今理解できるのは男の手が
自分の性に手を這わせたこと。
微かに息を飲みこんだ。喉が小さく震える。
余計な事を考えるほどの気力はなかったから、
後ろで彼がどんなふうにしてるかなんて確認する事もなかった]


【人】 記者 イアン

[カルヴィナの華奢な首を抱えるようにしながら、グロリアと彼女に買われたいかと言う問いに頷いたマーゴを見る。イアンのすぐ側で少年の様なしゃべり方で、カルヴィナがイアンの核心に近い様な事を口にする。]

グロリア──女王様。
あなたは、綺麗だ。俺はただ焦れる。

抱えた富を手放さないまま、
あんたが自由を感じたいなら、片方はNO.5だ。
あのビッチが何者が俺は知らないが、多分。
奴隷の女のなかで、一番俺の好みなのも彼女だよ。

[首を横に振る。]

だが、命令なら逆らわない。
あくまでヴァージンを──が、あんたの望みなら。
あんたが何も知らない娘だった時を妄想する誘惑と戦いながら、する事になるさ。

[顎を掴んだ手を離し、口が減らないカルヴィナの腰に絡めた。少女が抉るような事を言う所為で、口を滑らせる。こう言った類いの事は言ってしまってはいけないはずだ。伏せられた銀色の睫毛が葡萄色の瞳を煙らせ、隠すのが至近距離で見える。息を飲み込んだ理由は……。]

死ぬより俺の×××の方がマシか。
そいつはどうも。

(242) 2010/04/07(Wed) 03時半頃

【人】 記者 イアン

[息を吐いた。イアンもグロリアから視線を逸らす事も兼ねて目を伏せる。
 溜め息のように囁く。]

別に、カルヴィナが嫌いなわけじゃない。
さっきのステージのきみで可愛いって言ったろ。
きみに嘘を付いてサービスする義理は無いさ。

(243) 2010/04/07(Wed) 03時半頃

 此処を使わずにイく事が出来るんだよ。
 ドライオーガズムって言えばわかるかい?
 Jadeの国ではあまり知られていないかな?

[ニ三度扱くと一度軽く其処を握る。
熱を帯びた体から離れ、道具の並ぶ棚から
角度のついたバイブに似た形の器具を手にとって
青年の横へ膝をついた]

 尻に入れれば丁度先端が前立腺を刺激するんだ。
 此処を締め付けたり開いたりするだけで充分気持ちよくなれるよ。
 まあ言ってみれば自慰用の玩具かな。
 やってみせて。

[男の声音は変わらない。
自由になった傷付いた手にその器具を握らせ、薄く笑んだ]


…『知ら、ない』

[良く解らなくて、床に頬をつけたまま緩く首を傾げた。
性に興味を見いだせなくなってかなり久しいから、
そんな事を学ぶつもりもなかった。だから、知らない。

やって見せて、と言われたところで先に先行するのは戸惑いで。
ただ、ここで拒否したらまた機嫌を損ねるのだろうというのは解る。
それだけは理解できた幾らかおぼろげな頭で、説明されたとおりにしてみる。
幾らかぎこちない手付きは、知らないが故に、時々困ったような顔をしただろうか]


 仕方が無いな、教えてあげるからその通りにするんだよ。
 
[戸惑ったような顔の青年に、一から十までのやり方を教えていく男はまるで経験者のような語り口]

 先ずはしっかり其れを舐めて濡らしてご覧。
 穴は……充分ほぐれてるから、そのまま挿れても問題ないけどね。
 そう、持ち手のところまで全部埋めて。
 出来たら深呼吸しながら尻を締めるんだよ。
 
[言う通りにすれば、彼の窄まりの奥
感じるその場所を先端が幾度も刺激して
体全体が硬直したり痙攣するような激しい快楽が襲うだろう。
一旦達すれば其れを引き抜かない限りは幾度も幾度も絶頂は訪れる。射精することなく絶頂を極めた青年が意識を保っていられるかは怪しいところだ*]


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

[グロリアの言葉に驚いて目を開く。]

あんた自身は、誰ともしない気かと思ってた。
抱きたいのかと言われたら、YESだ。
おおいに頷く。
理由は──あんたに買われたくてたまらないから、で良いさ。
その真実にも変わりはない。

[理解される事よりも結果が全て。グロリアが何に嬉しそうになったのかは分からず、焦れるようなイアンの眼差しは変わらない。]

夫は魂を吸い取られて
昇天──かな。
与えられるチャンスの数が少ないのは理解する。
今更、甘いゲームなわけが無い。

[視線を逸らす。先刻、カルヴィナが別部屋の様子を伝えてくれたが、別の者達はどうしているのだろう。焦ってロクでも無い事をしでかすよりは、と意識を外にそらす。]

(248) 2010/04/07(Wed) 04時半頃

【人】 記者 イアン

─ 回想 控え室>>153>>156

[最終的に星条旗柄の下着が選ばれる事が無かったのは、パトリシアのコメントが有った所為だろう。選ぶ側は自分だと言う意思も感じさせるじっとりとした視線には、ゆっくりと濡らしたタオルで、引き締まった尻とマグナムの手入れをみせる事でお返しした。]

……名前?
嗚呼、別に良いんだ。
ハニーに付けてもらったら、Mr.ディックか何かになっちまう。

生まれた国の親戚縁者とは完全に切れている。両親も居ない。
遥か遠くなってしまった新大陸の腹違いの兄妹達も、
祖国の親類同じく俺とは関わりたく無いだろう。
元々、自由に孤独なご身分だったのさ。
よく考えたら売り飛ばすのに、うってつけだな。

[似合わないメイド服姿でありながら、泣き言を言わさない口調と強い眼差し。グッドラックと言う言葉はこの女には不要だろうと、その時イアンは思った。]

スウィートなスウィートな、ハニーはあれだ。
メイドより自由の女神のコスチュームが似合いそうだぜ。勿論、露出有りの。

─ 回想 終わり ─

(249) 2010/04/07(Wed) 04時半頃

【人】 記者 イアン

─ 現在 グロリアの部屋 ─

胸のでかい女なら幾らでも居る。
NO.5を褒めるなら──ヤッた後に男の首でもへし折りそうなイイ脚だろ。
太腿が重要だ。

[あんなメイドが果たして世に二人居るのかと訝しく思ったが、適当に流した所で、鼻を摘まれた。]

鼻を摘むな。子どもっぽい。
蟲は蟲で良かったん──
嗚呼、しゃべりだすと五月蝿いんだな。

[起立したモノの上に居るにも関わらず、背筋をのばして耳朶に口唇を付けて囁こうとする少年の様な少女に呆れたように、小さく息を吐いた。
 良かったね、と言う言葉にグロリアをじっと見て、そのまま頷いた。
 目を開いたままでカルヴィナの小さく五月蝿いくちびるを塞いだ。キスの最中の息継ぎから分かるか、やや不安に思いながら。]

(250) 2010/04/07(Wed) 04時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 04時半頃


[言われたとおりに。その言葉にしたがって小さく頷く。
口にするには幾らか抵抗もあったけれど、自分が強請った以上は
やらなければ、また鏝でも引き合いに引っ張り出されそうで、それが怖い。
体の中に自分で埋める事に酷い羞恥を感じる。
自分を買った男の表情が見えなくて良かった、とこんな時だけ思った]

…っ

[意図的に締めるなんて、した事はないが、
ただそうするように言われたからその言葉通りに。
暫くすれば、血と蜜の匂いが薄く残る石室には今まで抑えていたのが
嘘のようにあられもなく喘ぐ響きが沁み込んでゆく。
元々精神的に限界だった事もあって、意識を失うまでそう時間はかからなかった*]


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

[「良かったね」と言う囁きに向けて頷いたと、カルヴィナが勘違いした可能性がふと浮かんだ。此処でするのか、今なのか、相手はカルヴィナで良いのか。マーゴをグロリアが望むか。そんな事を視線で問いたかった。

 ──色気が無い。自分が乗ってる場所にあるモノが、凶器になり得る事をまだ知らない相手に、薄く口唇を開いて笑う。]


息継ぎ知らなかったか。
嗚呼、口内の粘膜は性感帯だよ。

(252) 2010/04/07(Wed) 05時頃

記者 イアンは、良家の娘 グロリアの言葉を待ちながら**。

2010/04/07(Wed) 05時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 09時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


 ひとり愉しそうじゃない。

[びくびくと跳ねる体を男はただじっと見つめていた。
此方の声など反応している場合ではなかったのだろう。
あれほど我慢していた声が石造りの部屋に響き染み入る。

糸がぷつりと切れた操り人形のように崩れてしまった青年を
荷物のように抱えれば、モニターで看視しながら控えていた双子の召使がやってくる。
彼等に手伝わせて彼の身を清めると、薄暗い地下から一度運び出すことにした。

連れて行った先は日の光が降り注ぐサンルーム。
重なり合うシルクのカーテンが揺れる其処には中東から仕入れた絨毯が敷いてある。薄暗い地下とは正反対の場所。
この部屋の雰囲気は若しかしたら彼の国に似ているのではないかと思った。
当然温情で連れてきたわけでなく
男に思いついた遊びがあったからではあるが]


メモを貼った。


[彼に新しい衣服はまだ与えていない。
青年を絨毯の上に転がすと、
男は蜜で汚れた自身の衣服を着替えに
その場を出て行った。

後には双子の召使が彼の両脇に座り
彼が目覚める様子をじっと見ている*]


【人】 記者 イアン

夫の立場にある男が、あんたみたいな人を
二年で抱くのを止める理由が想像出来ない。
事故死。でも、あんたは今も──自由じゃないんだ。

[何に対してでもなく、イアンは緩く首を横に振った。
 息を吐くカルヴィナの背を、大きな手のひらであやすように撫でる。]

選択肢が有るなら、広いマットレスが有って、
ライトが熱すぎない部屋が良いかな。
目映いステージに立つストリッパーを育てたい等じゃなければ。

(256) 2010/04/07(Wed) 11時頃

【人】 記者 イアン

ところで。
薬でラリッってデロデロになってロストヴァージン
ってのは、違うんじゃないかね?
痛かろうか、良かろうが、
啼きわめく声を聴きたい者が居る居ないに関わらず、
おまえの記憶に残らなきゃ意味が無い。

怖いからはやく終わらせたいだけかい?

[ん、と軽く鼻に掛かった声を出して、イアンは喉奥で笑う。
 膝上で何やら動き始めたカルヴィナの腰に深く腕を回して、椅子から立ち上がる。片手で抱いて、身体を密着させたまま、寝台のある部屋まで連れて行くつもりらしい。]

五月蝿い口を塞ぎたくなったからだよ。
それからコレは、後で嫌でも触ることになるんだぜ。

[欲情が血液とともに全身を巡る。目尻をゆるませカルヴィナを覗き込んだ。睨むなと言って、抱えあげた小さな尻を手のひらでさすりながら。]

(257) 2010/04/07(Wed) 11時頃

記者 イアンは、長老の孫 マーゴにも視線を落とす──白いヒラヒラのドレスにも見えなくはない白のベビードール姿の。

2010/04/07(Wed) 11時頃


【人】 記者 イアン

[マーゴに、]

きみもおそらく一緒に来るんだろうね。
決意してる、そんな顔してる。
そもそも、ちゃんと選んでエロい格好してるしさ。

[いっそ、二人同時に抱えて行っても構わないと言う風に、空いている片手をマーゴに伸ばした。地元では一番の美少女だった、或いは生娘好きの男が来ていれば率先して買われただろう少女。
 マーゴがイアンの手を取っても取らなくても、それは彼女の問題だ。
 寝台のある場所へ移動する間、イアンが想う事は──。]

(259) 2010/04/07(Wed) 11時頃

【人】 記者 イアン

[歩きながら、海水に濡れた土嚢を運んだ訓練の日々を思い出す。凍える寒さが身に沁みる海。兵士達はオモニの歌を歌う。イアンには何よりもその歌が苦痛だった。ハタチ前後の荒れた記憶。
 今、抱えている少女の身体は、無機物ではなく熱を帯びたひとのもの。]

童貞なんて、何時だったか忘れたな。
ハーフだったから、男には殴られて女にはモテたよ。
男にもモテなくも無かったが。
──アジア人の欧米コンプレックスってヤツだ。

[こういった場で、処女喪失そのものが重視されるのではなく、もっと暗い所に意味があるのではないかとも思ったが、口にしない。そう、アヒルの雛に肉食獣を親だと思い込ませ、喰われるのを愉しむような。或いは、その者の有り様を強制によって、本来の姿から別の生き物に作り替えてしまう愉悦と言ったような。
 グロリアがそう──だと思うわけではなく。]

それから、ジョイスティックは小さくなると
形状維持の問題から入らなくなる。

(261) 2010/04/07(Wed) 11時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 12時頃


【人】 記者 イアン

─ 大きな寝台のある部屋へ ─

五月蝿いよ、本当に。
可愛く無いな。
俺は母親がアジア、父親が欧米人だ。
アジアでハーフは目立つ。どうでもいい。

[歩きながら話す言葉は王子様とは程遠い。カルヴィナの何でも言い返さずにはいられない、何かしなくては居られないと言った様子に、少女の身体を抱えたまま器用に肩を竦めてみせた。ごちゃごちゃとした問いには面倒なので答えない。
 天井と足元からの間接照明が照らす暗い部屋。部屋全体が円形の寝台のようなもので埋められて居り、一部が観客席のようになっている。]

(265) 2010/04/07(Wed) 12時頃

【人】 記者 イアン

[寝台の上にカルヴィナを降ろしながら、]

勘違いしてる。
夢の王子様や恋人を重ねて、想い出作りをする為の時間じゃないんだぜ。
恋人との素敵な想い出もどきがあって、
楽しく性奴隷の暮らしが送れるか?
──想像してみろ。
マーゴの方がそれはよく分かってる。

観客がいる。二人きりじゃない。
俺は役割を果たす必要がある。
以上の三点の現実は変えようがない。
ただ、おまえに集中せずに出来るほど、上手くは無いから安心してくれ。

[衣擦れの音、花弁のようにひろがるスカート。横たえた少女を上から見下ろし、白い歯をみせる笑いは獣の咆哮のように。傷口でもあるかのように片目を瞑る。]


それから、俺の事はおまえに分かりはしない。

(267) 2010/04/07(Wed) 12時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 12時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 12時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 13時半頃


【人】 記者 イアン

[イアンが覆い被さると細い娘の身体はすっぽりと影に隠れてしまった。
 徐々に口数が減るカルヴィナの閉じられている目蓋を手で覆う。表情を隠す銀糸のような前髪ごと。
 少女の視界を隠すのは、この部屋の支配者であるグロリアを少しの間じっと見詰める為。彼女が望んでいるのは、慈善事業では無いらしい事が分かった。その事実を噛み締めるような、瞬き。ゆらりと扇子を動かす仕草に、部屋が揺れているような錯覚に陥る。

 イアン自身が捨てなくてはならない物の事を想う。目を開いたまま、カルヴィナの耳元に口唇を近付けた。]

(手を?
 ──嗚呼。)

[少女の片手を取り、手首に口唇を寄せる。
 返事を返す、吐息は熱を帯びている。シャツとドレス越しに触れ合う身体も。身体が熱いと言う事は抱きかかえていた時から知っている。
 凹凸の少ない少女の身体を抱きすくめるよう、強く背に腕を回した。]

(290) 2010/04/07(Wed) 15時頃

【人】 記者 イアン

カルヴィナ。

[イアンは張りつめてみえる葡萄色の瞳を正面から見詰める。
 こわばる、弛緩するを繰り返して見えるカルヴィナの背や尾てい骨の周囲を、衣服越しにゆっくりと手を這わせて行きながら、口元には薄笑みを浮かべ直す。
 少女の身体に体重をかけるわけではないが、覆い被さったまま、大きな手のひらで薄い身体の輪郭を確かめる動作は、じりじりと獲物を囲いこんで食まんとする獣のように。]

(291) 2010/04/07(Wed) 15時頃

【人】 記者 イアン

[手のひらは、少しずつドレスの釦をはずしながら、ささやかな乳房に近い脇腹を何度も通り過ぎる。スカートの裾をたくしあげ、内側に差し込む手は、熱を帯びた太腿を何度もなぞる。脚を少しずつ開かせるように、腰を押し上げながら、イアン自身の昂りに少女の手を触れさせた。]

でかいのは否定しない。
が、蟲みたいに脚も無い。
──俺の身体の一部だ。
言うほどは、怖くないだろ。

[衣擦れの音と、息遣いだけが響く静かな部屋。カルヴィナの細い指にイアンの手指を絡ませながら、ジッパーを降ろす音。
 途中、部屋に人が増える気配がした時、イアンは態とカルヴィナの顎を取り、息継ぎの方法も教えぬまま、深く唇を重ねた。]

(293) 2010/04/07(Wed) 15時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 15時頃


[体が完全に、自分のものでなくなっていた。
熱さと苦しさでいっぱいになる。
その感覚で壊れてしまうと感じた意識は次には
悲鳴じみた嬌声を残して闇に沈んでいた。

気がつくまで、どれくらいかかったのか。
気がつくと、絨毯の上に転がされていた。
枷はなかったけれど、見張りはあの二人。
全身が疲れ切っていて起き上がる気にもなれなかった]


[2人の召使は彼が意識を取り戻した事に気付くと
翡翠いろの薄絹を差し出す。
彼が待ち望んでいただろうディスターシャは
しかし上に着る長い法衣のような其れ一枚だけ。

光の差し込むサンルームは温かく、仄かに香が焚かれていた。
男の姿は無い]


…。

[重い体をどうにか起こしながらきぬをうけとる。
差し出されたのは長衣だけ。下履きも肌着もない。
それしかわざと用意しなかったのだろうことは想像にかたくない。
受け取ったそれに袖を通す。
ふと、香の匂いに気付く。仄甘い匂いだ。
暖かな光は、母国を少しだけ思い起こさせた]


[青年が衣服に袖を通すのを見届けると、髪の短い方の双子が立ち上がり部屋を出て行く。
大分間をおいて、二つの足音と共に戻ってきた男と召使の手には大きな皿に乗った料理があった]

 ああ、やっぱり似合っているよJade
 前の身分は忘れろといったけれど、
 そういう衣装を着せたまま貶めるのも悪く無いと思ってね。

 まぁ、お仕置きの前にご飯にしようじゃない。
 もうどれくらい食べてないのかな、お腹空いただろう?

[そう言いながら絨毯の上に並んでいくのは手づかみでも食べられそうな、男にとっては異国の料理。
香辛料を効かせた肉や野菜をブドウの葉で包んだもの。
ピザに似たひき肉のパイや、ミルフィーユに似た菓子。
青年の前に胡坐をかいて座り、薄い笑みを浮かべて見せた]


【人】 記者 イアン

[名前を呼ばれても特にイアンに感慨がありそうなそぶりはない。何かしらの、夢をみせる気は無かった。体格や力の差を感じさせながら、ペニスや男を怖がらせないようには努める。じりじりと進める内に、イアンがプツリと言ってしまう心配は無くはなかったが。
 増えた観客はNO.5。言葉では言わない。行動で今は欲望と俺だけを感じていれば良いと示す。舌根をキツく吸い上げては口腔を犯す舌。苦しいと言う声に漸く、呻きながら笑って口唇をずらし、酸素を求める事を許した。]

痛い ぜ。
カルヴィナ、折らないでくれ。
やるなら、下から上にしごき上げるみたいに。

[目元にくちづけながら、幾分甘やかすような調子で掠れた声を出す。
 押し倒したままだったカルヴィナの身体を抱き起こしながら。くちびるだけを柔らかく含むキスをする。胸元に差し込んだ手で小さな尖りを指の腹でくるくると撫でた。脱ごう、と誘うように大分はだけていたドレスの袖を、カルヴィナの腕から抜いた。]

(308) 2010/04/07(Wed) 16時頃

[髪の短いほうが部屋を出ていく。長いほうが部屋に残る。
何をどの言葉で喋ってもいいか解らないので、幾らか気不味い。
無言の時間は、確実に重たくて、腹立たしくも見慣れた顔に少しだけほっとした]

『…相変わらず、趣味の悪いことで』

[意識が戻ってくると、言葉も視線の鋭さもだいぶ戻ってくる。
並べられた皿に、幾らか瞳を瞬かせる]

『……ギリシャ料理?』

[少なくともドルマとバクラヴァぐらいはぱっと見て理解できた。
ひき肉が乗っているものが、ムサカかどうかが自信がないくらいで。
何でこんな料理が出てくるのかが不思議で、目の前で胡坐をかく男に
ちらりと視線を向けてみる。答えは、あまり期待していないけれど]


【人】 記者 イアン

[イアンも肌にまとわりついていた服を脱ぎすてる。寝台に膝を付いてする、その動作はやや観客席を意識している。
 ふるり。一度、カルヴィナの手を離れた大きなペニスが弾力をみせて反り返る。東洋人の血が流れるイアンのそれは、キャベツ入りのソーセージのように、大きいだけでやわらかい、多くの白人のそれらとは異なり、芯が固かった。]

(311) 2010/04/07(Wed) 16時頃

 趣味が悪い?
 Jadeが着ていた服に似せて作らせたんだけどね。

[硬翠に力が戻っているのがわかる。
衣服を作らせ、料理をつくるほどの時間が経過していたのは、彼にも理解できるだろう。
恐らくあの弱い薬は殆ど抜けている。
彼の問いかけに男は頷いた]

 御前と同じような白い服を着ていた商人にご馳走になった料理だよ。
 つくるにあたって多少アレンジはしたけどね。
 何しろ此処じゃ手に入らないスパイスもあるから。
 صفيحة
 ……だったかな、これは。

[スフィーハという発音になった其れはひき肉のパイを指差して。男は手をつけようとしない彼に首を傾いでみせた]

 食べないのかい?


『そうじゃない。
服に関しての文句を言っているわけじゃない』

[しようとしていることが気に入らない。ただそれだけのことだ。
自分と同じような、と言われて、ああそうか、と何となく理解した。
恐らくこれは自分達の国よりもう少し上のレシピに近いのだろう]

『…。貰う』

[空腹なのは事実だったから。
そう言えば、肉料理と気づいて一瞬指を止めかけたが、自分と同じような姿の人間が
食べていたというなら、おそらく肉の種類も大丈夫なのだろう。
どうせ父も兄姉もいないのだから種類なんて気にせず口に運ぶことにした。
自分と母は肉を選ぶ宗教ではなかったけれど、流石に宗教が違う家族が
いる時は気にして食べていたから]


 うん?
 服じゃないとするとなんだろう。

[首を傾ぎ、青年の手が料理に伸びるのを見て、頷いて見せた]

 ああ、どうぞ。
 なるべく忠実に再現してはみたけどね。

[肉料理に伸びた手が一瞬止まったのに気付いたが
男は小さく笑うだけ。
傍らに双子の召使を侍らせて、彼が食べる様子を
胡坐をかいて観察している。
男が料理に手を伸ばす様子は無い]

 飲み物にリクエストはあるかい?

[そう問いかける今は、今だけは
まるで奴隷に対する扱いではないように見せていた]


【人】 記者 イアン

[腕を絡めながら、丁寧にしごき方を教える。指で輪を作り下から上へ。力加減はややキツめで良い。先走りの液体がじわりと滲んだ所でそれを教え、カルヴィナに聴こえるように心地良さげな呻き声を漏らした。密着したままのイアンの広い胸が上下する。
 背中から抱き寄せ、囁きなら胸元で遊ぶ手のひらを下腹部に滑らせて行く。イアンの素足の太腿に少女を乗せ、下着の上から恥骨の上をやわやわと撫でた。]

…ん。
優しすぎる?
それは意外だ。

[イアンは後ろから、カルヴィナの肩に頬を寄せ、鎖骨や肩にキスを落としながら、はだけた少女の胸元の飾りをくすぐる爪の先でピンと弾く。
 華奢な身体の輪郭のわずかな丸みを見つけては、おろしていく口唇は甘噛みするようになる。素肌をさぐる手のひらの動きは、少しずつ無遠慮にまさぐるものに変化し、荒っぽいものに変化して行く。]

(329) 2010/04/07(Wed) 17時頃

【人】 記者 イアン

[ドレスを脱いでも残っている下着には染みが出来ている。カーブに合わせて爪の先で布越しにこする度、濡れたレースが少女の性器の輪郭を浮き彫りにしていく。腰を強く引寄せてから、下着の内側に指を挿しいれた。指の動きはもうスローでもなく、優しくもない。
 手術台の上に居たカルヴィナにそっと息を吹き掛けた箇所を、指の腹で小刻みに振動させ膨らませようとする。クレヴァスに沿う指は熱い液体を掬い、まだ男を迎え入れたことのないその場所の入り口の周囲を何度も往復する。
 小さなレースの下着の中では、動き難い大きな男の手。下着を取り去る。]

脚を開いて、×××を見せてよ。
カルヴィナ。

(330) 2010/04/07(Wed) 17時頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンの耳朶にキリと歯を立てる。

2010/04/07(Wed) 17時頃


『…もういい』

[葡萄の葉の包みを口に運ぶ。刻んだ香辛料の香りが肉や野菜に染みていて、
其れは久しぶりに食べものを胃に入れたこともあって随分上手く感じられた。
小さい包みだから、二つ三つとすぐに消えていく。
ちょっとぱりぱりとしたスフィーハも、ピスタチオの緑が鮮やかな甘いバクラヴァも、
どこか故郷を思い出させて時々指が止まったりもした]

…『薄荷茶』

[飲みものを、と聞かれたので少し考えてから素直に答えた。
酒はあまり飲まない。食事をしながら甘いものも苦手だった]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 17時頃


 ふぅん。
 ……しかし、御前がそうしているところを見ると、此処が異国のように感じるよ。

[軽く流すと、男は彼の注文に双子を振り返る。
同じタイミングで頷いた召使二人は音も無くサンルームを後にした。
時折手を止めながらも食事は進んでいく。
餌を与える飼い主はそんな彼の様子を口元に笑みを浮べて見つめていた]

 味は気に入って貰えたかい
 御前、餌は他に何が食べられる?

[男の言葉は暗にこれからも食事は与えられるという事を示している。
交わす会話内容をよく聞いていれば、その食事を男が作っている事が理解出来るだろう。
暫くして、薄荷のスキっとした香りの茶が運ばれてくる。
双子は一礼してサンルームを後にした]


[スフィーハの、ソースを吸っているのに少し焦げてぱりぱりとした耳が好きだ。
これはちょっと気に入ったので、少し時間をかけて食べる]

『そうさせているのは、お前だろう』

[小さな破片を口に運ぶ。
食事も、服も。こんな風にされるなんて思ってもみなかったし、
逆に、買われた身分にしては手を掛けられている気がしてそれがどうにも違和感があった]

『…悪くは、ない』

[破片や細かい屑が膝に落ちないように、軽く手を添えながら食事は進む。
何が食べられると聞かれて、幾らか間をおいて、大抵のものは、と告げるだろう。
香の中に薄荷のひんやりとした香りが混ざれば顔を上げる。
相変わらず声を発しないその二人が出ていくのを見てから、
ポットから注がれた薄荷茶の碗を傾けた]


 ああ、そうだよ。
 御前を少し着飾ってみたくなってね。

[手をかける真似事をしたのは、あの場で育てる者に会ったからかもしれない。単なる気まぐれの一つ。
どうやらピザのような料理は彼の気に入ったらしいと観察しながら男は記憶する。
食事の進め方も矢張り身分の差を見ているようでそれが男の深い部分で仄かに燻る]

 そう?
 美味しいならつくった甲斐があるね。
 確か牛だったか豚だったかは食べられないと聞いたけど
 それも大丈夫かな?

[悪くないと、碗を傾ける青年に笑い]

 御前を飼うにあたっては
 少しばかり時間をかけて見ることにしたんだ。
 そう簡単に殺さないから、安心するといい。

[食事が終わる頃合を見計らって、低い声で未来を語る。
殺さない、とは言うが、壊さない、とは言わない]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 18時頃


……。

[あからさまに嫌そうな顔をしただろう。
多少立場上見目に意識を使うこともあったけれど、着飾るのは範疇外だ。
唇と指に残ったピスタチオを舌で舐めとる仕草は子供のようでもあったか]

『俺は異兄姉達とは信仰が違うから問題ない。
こちらの血も混ざっているから普通に牛も豚も食える』

[こちら、とは言ったが果たしてこの場所が欧州なのかは解らない。
甘い残り香を薄荷の香りと共に飲み込む聞こえた言葉に幾らか睨んだ。
命以外は持っていかれる可能性があると、言葉を聞いて判断したからだ]


[紅い舌が覗く仕草には、少年らしさと同時
誘う意図をも読み取る。恐らく彼は無意識だろうと思いつつ]

 へえ……? 混血児ってやつかな。
 兄弟多いんだね。

[彼の身分を確かに知っているわけではない。
男はそんな風に語りかける。
此方へ向いた鋭い視線には、褐色を細めて笑んだ]

 ――聡い子は嫌いじゃないよ。
 俺の機嫌を損ねないように、気をつけるんだね。

 殺さないってことは
 どんなに痛くても辛くても死ねないって事だから。


『母は、こちらの人間だ。
兄姉は……数えたくもない』

[数を上から数えようとして、両手両足でも足りないと気づいてやめた。
どうせ買われた今となっては帰る事も多分ないのだろうから]

『喜ばしい展開でないことだけは確かだとは、理解している』

[あの格子の中に放り込まれた時点で、碌な運命にならないと解っている。
ただ決めているのは、ひとつだけ]

『そう簡単に飼いならされるつもりはない』


 Jadeの父親はハレムでも持ってたのかい。

[男は小さく笑った。
今更思い出させたのにも幾らかの意味はある]

 そうでもないよ?
 御前にとって悦ぶ事も用意してあるし。

[青年の宣言には、愉しげに頷いた]

 直ぐに服従する奴隷が欲しかったわけじゃないんだ。
 生意気そうなのが一つ欲しくてね。
 ……でもただ生意気なだけじゃ壊して終わりだ。

 御前みたいなのが欲しかったんだよ。


 でもまあ……早速おねだりが聞けたし
 はしたなくひとりでオナニーショーも見せてくれたし

 飼い慣らされない心算でも
 服従せざるを得ないいまのこの状況

 どんな気分だい?

[男は青年の前に胡坐をかいたまま。
薄荷茶を碗に注ぎ、唇へ寄せながら問うた]


『…持っていたら、どうなんだ』

[否定はしない。そこまで辿らせた意味は何なのだろう。
自分も、足を開いて父を待つ母達と同じなのだと示したいのだろうか。
悦ぶ。其れはどういう意味なのだろう。
首を傾げると前髪が硬翠に薄く紗を掛けた。

お前みたいなの。
そう言われて、不機嫌そうに口元が歪む。
言葉を吐くことはなかったが空になった皿を少しだけ押しやり、
それからまた薄荷茶を口に運んだ]


[小さくむせた。
聞こえる言葉に、苛立ちもあったけれど微かに表情に乗るのは羞恥]

『不愉快だ』

[いい気分でないのは確かだ。
ただそれだけははっきりと口にする]


 いや?
 そんな身分の父親が居たなら、御前も手解きくらい受けてるのかと思ったんだけど。

[青年の容貌を改めて見遣る。
笑みを深め、皿が押しやられるのに気付いて腰を上げた。
リン、とベルを鳴らす。
サンルームの外へ聞こえはしないだろう小さな音ではあったが、間も無く二人の召使は現れる。
長い髪の片方がむせた青年へ白いナフキンを差出し、短い髪の片割れが黙々と片付けていく]

 だろうね。
 御前言葉通りお姫様だったんだろう?
 それが今、奴隷として此処にいる。
 しかも買ったのは金持ち貴族じゃないとくれば、さ。


『…あまり、父とはそういう話をしなかった』

[それ以上は思い出したくなかったから口を噤んだ。
元々性的なことにそれほど興味がなかったし、軽い苦手意識の様なものもあった。
体が育ってからは、それだけでは済まなかったこともある。
思考を中断したベルの音は、香の中で清かに響く。
視線を持ち上げれば、白いナフキンが差し出されて、
軽い戸惑いと共に受け取る。礼の言葉はどちらで言えばいいのだろう]

『女になった覚えはない』

[姫、という言葉は酷く気に入らない。
蔑み交じりに兄姉達にそう呼ばれていた事もあったから]

『別に、誰に買われたところで不愉快なものは不愉快だ。
貴族だろうが、賎民だろうがそんなもの関係ない』


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 19時頃


 おや、跡継ぎと言うわけではなかったかな。
 ……嗚呼、尻のほうが感じるみたいだったしね。
 女になった覚えはなくても
 Jadeはお姫様だ。

[差し出したナフキンを受取られると、長い髪の召使は一礼して下がる。片割れと共に茶器と皿を片付け出て行くまで、一言として言葉は発しなかった。
彼等の声が聞けたのは、蜂蜜風呂の中荒い吐息だけだ]

 そう?
 俺は其処が一番関係あったんだけどね。
 どっちにしろ御前のプライドが高いのはわかってる。
 へし折ってやりたいんだ。
 さ、食事も終わった事だし、遊ぼうじゃないか。

[スパイスの残り香は大分薄い。
男は青年の目前に立つと、蛇のような視線を向ける]


『さあ、どうだろうな』

[継がせたい人間と。継がせたくない人間と。
その狭間に取り残されて、気づけばこんな場所にいる。
姫。またその単語が聞こえれば、眉を顰めた。
言葉を口にしない二人を見送った硬翠は男のほうへとまた向けられる]

『そんなつまらないことを目指して何が楽しいのかさっぱりわからんな』

[けれど、そんな理由で買われたというのもあまり面白くはなかった。
遊ぶ。その言葉に碗の中に少し残った薄荷が微かに揺れて香りを立てた。
硬翠は小さく睨みつけたか。視線だけは全力で拒否を示すように]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 19時半頃


[眉を顰める様子
男は節ばった指先を青年の眉間に伸ばす]

 御前にはわからないさ。
 基本、俺はモノを壊したい性質でね。
 御前みたいな奴を足蹴にするのが
 愉しくて堪らないんだ――よっ!

[視線を受けながら、男は革靴で言葉どおり彼を足蹴にした]


[伸びてきた手を緩く払う]

『理解など───ッ』

[したくない。する事も、きっとないだろう。
そう続けようとした言葉が歪む。手から、碗が零れ落ちて、絨毯の上を転がった。
それほど入っていなかった茶は絨毯よりも先に翡翠のうすきぬに沁み込んで]

『ッ』

[睨みあげる。
言葉は、ないけれど、はっきりと]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 20時頃


 しなくていいよ?

[理解なんていらなかった。
碗の転がる音は絨毯に吸い取られる。
足蹴にした青年に馬乗りになり、
男は茶で濡れた翡翠の布を見下ろす]

 ああ、折角用意したのに。
 
[哂いながら、髪を掴んで絨毯の上に押し倒した]

 駄目じゃないか、勝手に濡らしちゃ。


[翡翠の上にくっきりとついた足跡に、苛立ちを覚える。
与えられたものだけれど、色は割と好みだったから。
見上げるほどの身長差はないけれど、
相手が上に乗ればそれは自然と見上げるような形に変わる]

『誰の、せいだと…ッッ!!』

[痛み。
そのあと背中に衝撃。碗は遠かったから大丈夫だったが、
半ば押しつけられたような強さに苦しさで息が詰まった]


【人】 記者 イアン


見られるの、好きになった方が良いんじゃね?
嗚呼、目隠しの方が好きだったか。

[引寄せると骨ばった箇所がコツリとあたる薄いカルヴィナの身体。
 少年の様な太腿を押し広げて、色付いた未熟な花弁をくつろげて観客にもみせる。何時の間にか運ばれて来ていたオイルを濡らしすぎる程にたっぷり加え、くつろげながら抜き差しする指の数を増やして行く。
 運び込まれた小さな台の上には、潤滑油の他に目隠しや羽根箒、それからコンドームが並んでいた。両手で目を覆っていても、目隠しをしてやるつもりはイアンには無い。]

──でも、駄目。
目を開けて、あっちの観客席を見て。
それから、俺を見なよ。

[脚を大きく開いた態勢で押し倒し、軽く体重を掛けるようにして、カルヴィナの両手をも広げてしまう。片手をこれから少女の身体を貫くモノに触れさせる。
 コンドームでラッピングされたペニス。固く反り返っているだけでなく、先端はゴムの中ではちきれそうに膨らんでいるそれ。]

(346) 2010/04/07(Wed) 20時半頃

【人】 記者 イアン

今から、これが入るんだぜ。

[入り口をこすり上げるようにして場所を確かめながら、耳元をねぶるような囁き。ゆっくりとしゃべるイアンの息は抑えているものの、随分と荒くなっている。汗が額から滴り落ちた。
 カルヴィナの脚を担ぎ上げる。体格差のある二人の事、少女の身体は折り畳まれ、腰は空に浮く形になってしまう。]


首に腕を回して?
目を閉じて、逃げるのは許さない。

[狭い肉壁を押し広げるようにして埋められるそれ。
 ずぷり。粘膜が擦れる感触がペニスにも伝わる。
 一定の所まで進み、止まり、何処までそれが進んでいるのか、カルヴィナが考え始める前に、イアンは少女の口唇を唇で塞いだ。ペニスの挿入を止めて、舌と唾液を絡めるキス。悲鳴をあげられないというのは残酷か否か。
 片目を閉じて、イアンは笑う。]

(347) 2010/04/07(Wed) 20時半頃

【人】 記者 イアン

──…ッ

[酸欠になりそうなキスにカルヴィナが呼吸を整え直した瞬間、抵抗のある膜を貫いた。イアンの片腕は少女の腰を押さえ付ける。もう片方の手は床を支え。
 片手を繋いで貫く瞬間を乗り切る──ロマンスはそこには無い。

 濡れた舌で少女の顎を食み、滴る汗を交わらせながら、ずるりとまた舌と舌を絡めて口孔も埋めてしまう。もし舌を噛まれても止めない。

 ぷつり。
 処女膜を完全に押破ったと思われた地点で腰を止め、両腕で少女の背を押しつぶすように抱きしめた。]

(349) 2010/04/07(Wed) 20時半頃

 避けなかった御前の所為だよ?
 さて、食後の運動といこうじゃないか。

[与えた衣装を汚していく、
其れが男の支配欲を僅かに満たす。
引き倒し、そのまま押し付けるように覆いかぶさる。
髪は掴んだまま、耳元で吐息に混ぜて低く囁いた。
長い裾を割り、もう片手は脚を撫ぜていく]

 これから御前を犯してあげよう。
 慣らさなくても問題無いよね?

[未だ昂りを見せていない男の中心はその時点で質量はある。
一度押し付けられている彼には理解出来るだろう
膨張時の男の其れは凶器に近い]


『そのような詭弁を誰が言えといった!』

[声を荒げる。けれど誰も来ないということは、そういうことなのだろう。
耳元に一方的に押し付けられる言葉に、出来た事は睨み返すことだけ。
たくしあげられる布の感触、足に触れる手、どちらも不快感しかない]

『な───っ』

[押しつけられる質量に小さく喉が掠れて啼いた。
慣らす慣らさない以前の問題だ。冗談じゃない。
嫌だ、というその感情が相手から逃げようとその体を押し返すために働く]


 残念、ここじゃ俺の言い分は何より正しいんだよ。
 
[詭弁、と言われて男は青年の上に乗ったまま哂う。
二人の召使の姿は無いまま。
サンルームの明るい中、にらみ返す硬翠に褐色を映し]

 嫌だとやめては何度言ってもいいよ。
 無駄だっていうのは、地下で散々味わった筈だけど?

[髪を掴んでいた手は押し返そうとする彼の片腕を捕らえ
関節の曲がらぬ方向へと捻りあげた。
上から体重をかけて押し倒している
左程身長は変わらないが、男は青年ほど線が細いわけではない。
脚に触れていた手は太腿を辿り尻肉を揉むように掴んだ。
人差し指で窄まりの周囲をなぞる]

 此処、どれくらい広がるだろうね。
 裂けてもまあ痛いのは俺じゃないから良いけど。


…ッ!

[言葉の通りなのだろう。其れが尚更腹が立つ。
誰も自分の味方が一人としてここにはいないのだという事実。
最初から期待だってしていないけれど]

──い、た…ッ

[捻りあげられる手、少し骨が軋んだ気がして思わず小さく呻いた。
上からかかる重みの圧力に幾らか息が苦しくて唇が微かに喘いで酸素を求める。
足から手の位置が上へと上がってくれば、表情が歪む。

裂ける。その一言に微かに身が竦んだ。
咄嗟に視線をそらす]


[そのまま腕に体重をかければ折れるだろうけれど
男は其れをせず、彼の腕を解放した。
酸素を求めた青年の唇が開いたのに気付くと、男は噛み付くように口付けた。
満足な酸素は与えてやる事はない]

 どう?
 前戯が欲しいなら……

[硬翠は此方を見ていない。
男は構わず耳元へ唇を寄せて甘く低く囁く。
強請る方法は教えただろうと、哂って
窄まりをなぞっていた指を戯れに臀穴へ突きたてた]


[解放された腕は、痛みが少し残ってそのまま持ち上げる気にはなれない。
唇を噛むより先に塞ぎこまれる。また以前のように噛んでやればよかったと思った。
今となっては仕置きが酷いと解っているから叶わないことだけど]

……、…『いら、ない』

[意識がまともにあるうちは、そう簡単に言ったりしない。
哂う声が癪に障るけれど]

──ッ、ぁ…!

[微かな声。
微かな痛みに、眉が寄る]


【人】 記者 イアン

「そん、な変態的な嗜好は、――ないッ!」

[まるで断罪の様なカルヴィナの主張にイアンはその時、何も言わず。何故かイアンに許してと言う言葉にも、特には否定は返さなかった。
 暴れない方がカルヴィナの痛みは少なくて済んだだろう。逃れようとする事で裂傷は増える。中に挿入しているイアンの苦痛も。口の中に血の味が広がっても、軽く眉を顰めただけでイアンは苦痛の声は上げなかった。

 粘液に混じる血の匂い。
 終わったのか?と言う問いに、そろりと少しだけ腰を浮かせた。押し広げられた粘膜と性感帯であるペニスが擦れる感触。ぞわりと背筋を走る波に、今からなら、そこはキツ過ぎる事はなく、多少の快楽をイアンが味わう事が出来るだろうなと思いはするが。]

嗚呼、終わったぜ。

[片目を瞑ってイアンは頷く。
 腕に力をこめているらしき、カルヴィナの髪を撫でた。
 破瓜の血を付着させたペニスをゆっくりとカルヴィナの中から引き抜こうとする。]

(355) 2010/04/07(Wed) 21時半頃

記者 イアンは、良家の娘 グロリアに顔を向けじっと見詰める。それから、マーゴの表情に気付いて薄笑みをみせた。

2010/04/07(Wed) 21時半頃


記者 イアンは、長老の孫 マーゴこっちへ来るかい──?**

2010/04/07(Wed) 21時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 22時頃


 ならいいよ。
 其のまま挿れてあげる。

[慣らさず突きたてた指は強情な彼の言葉で簡単に引き抜かれる。
押し倒した青年の脚を両手で持ち上げ、腹につくほど折り曲げた。捲りあげた翡翠の下には何も穿かせていない]

 あし、自分で抱えて。
 ……出来るよね?
 出来ないならきつく縛ってあげるけど、どっちが良いかな。


[そのまま、なんて余計なことを言わなくても良いのにと思えば苛々した。
どうせ好き勝手されることに変わりがないなら、
今更何を聞いたってどうしようもない。

脚を。どう考えたってそれは]

…っ

[嫌だけど、でも。
悔しさで顔が歪む。視線を逸らしたまま、ただ指示に従うしかなかった]


[屈辱に歪んだ表情を見下ろし、
自身の脚を抱える彼から半身を起こすと、
そらした視線を顎を掴んで戻させた]

 ちゃんと目をあけていないと、今からどんな事されるかわからないだろう。
 見えなくて良いならイラナイから刳り貫いてしまおうか?
 其の程度じゃ死なないから大丈夫。
 ああ、刳り貫いた穴から希硫酸でも流してあげようか。
 凄いにおいで暫くご飯食べられなくなるかもね。

[どれも実際にやった事があるからか、男の言葉は真実味を帯びている]

 良い格好。
 赤ん坊のオムツかえる姿勢って丁度こんな感じかな?

[彼の胸元に毀れた茶は左程量も無く、そろそろ乾きかけているだろう。捲り上げた衣服は下半身を隠さない。
其処の様子を窺うように、顔を近づけた]


[視線を引き戻されれば睨みもしたか。
男の手の動きに逆らう事はしなかったが]

『……どちらも、断る』

[不穏な提案をどれも却下する]

『知るか、そんなこと』

[近付けられる顔、ささやかれる言葉。
視線を逸らしたいのに、逸せない。
逸したら、何をされるか分かったものじゃなかったから]


[戻った視線に絡めるように瞳を細めた。
逆らわなくなった彼が口だけはまだ反論しているのに哂う]

 断るなんて選択肢は用意してないよ。
 その綺麗な翠をなくしたくないなら、目を逸らさないことだね。

[持ち上げられた太腿の間へ顔を近づけ、更に脚を上げろと告げる。腰が浮く姿勢をとらせれば、散々玩ばれた窄まりの中心までが外気に触れる]

 へえ。
 良かったね、あれだけ突っ込んだのに切れてないみたいだ。
 ま、これから切れるかもしれないけど。

[ただ、視線だけで舐るように其処へ視線を向けている。男はやがて自身のスラックスに手をかけた。取り出した猛々しい竿は東洋人ほどの硬さが無いかわりに質量が規格を大きく外れている]


…っ

[小さな舌打ちが一つ。
逸すなと言われた視線は、睨む事でどうにか平静を保った。
指示のとおりに腰を上げるが、体はあまり柔らかくないので
自然と息が詰まって幾らか苦しかった]

『…余計なことを言っていないで、
やることが決まっているならさっさと終わらせれば良いだろう』

[見たくもないものが視界に映れば、
少しだけ翡翠の袖を指先が手繰った]


 やる事は決まってるけど
 ……俺別に御前に欲情しないしね。

[自身を軽く扱き、男はふと思いついたとでも言う風に笑む]

 その姿勢、苦しそうだね。
 止めていいよ。
 
[男は立ち上がり、まだ昂りを見せない己を示して口を開いた]

 こっち来て、これ勃たせて。 
 出来ないってのは聞かないから。

[視線を絡ませる。
勢いの減らない硬翠に機嫌をよくしながら、命令を一つ]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 23時頃


[言われた言葉には、流石に苛立つ。
欲情されたところでこっちだってうれしくない。
いっそその方が楽なのかも知れないとは思ったけれど]

……?

[脚を抱えていた手を下ろして体を起こす。次の命令にはもう、こちらに考える余地は与えられなかった。
唇を噛んだ。でも事態が動くわけでもない。
近付く体はどこか重かった]


 どうしたんだい?
 随分焦らすじゃないか。

[身を起こした彼が近づくのを待つ。
スラックスを下ろした状態で立ち尽くしているのは
見ようによっては間の抜けた格好だが
是から彼の身に起こる事を考えれば、そんな事に気を止めている間は無いかもしれない]

 あ、噛むんじゃないよ?
 もし一度でも歯があたったら
 くぎ抜きで全部引っこ抜くからね。


【人】 記者 イアン

[薄闇の中で艶を増したように見えるグロリアの微笑みに見蕩れる。
 紅と粘液が付着したままのペニスがぴくりと揺れる。欲望がみせる錯覚なのか、何か分からない。酸素が足りなくなる様な事はないはずなのに、息苦しい。
 イアンは、ペリと手慣れた様子で、使用したゴムを外した。]

ふうん。
──カルヴィナ嬢は、
悪態をつく元気はあるようだ。
そりゃ、結構。

[泣いてぐしゃぐしゃになったカルヴィナをそれ以上構う事は無く。
 軽く肩を竦めて、近付いて来て手を取るマーゴに視線を移す。
 ちゃんとってのを、具体的に言語化するとどうなるの? 視線で問い返す。ぞんざいに扱わないと言う意味なら、YESだが。]

怖いか。
俺が満足したいか、か。
どうかな?

[掠れた声で低く笑って首を傾ける。声色に欲情は滲んでいただろうが、満足する事は想定していなかった。カルヴィナに手でこすり上げるやり方を教えた時、キツめで良いと言ったように、イアンはイクまでに時間が掛かる方──否、イクまでの時間をかなりコントロール出来る方だったから。
 脈打つそれを、マーゴの前で動かしてみせる。]

(379) 2010/04/07(Wed) 23時半頃

…は?

[噛むな。ということはどう考えても
口を使えと言っているようにしか聞こえない。
嫌だと言いたくても、言える身分ではない。
まるで娼婦のような扱いは、それだけで腹立たしかった。

不快感を堪えて、男の前に屈み込む。
他人のなんか、触りたくも見たくもない。

でも。だけど。

どれくらい躊躇ったか。薄く開いた唇は、震えていたか。
それでも自分を傷付ける凶器を調えるためにその切っ先に重ねて、浅く咥えた]


[男はただ勃たせろと言っただけではあるが
注意点を示す事で彼にはどうすれば良いか察しがついたらしい。
屈む青年の髪に両手を添える]

 そんな間近で見られてもね。
 見てるだけじゃ興奮しないって言うかさぁ。

[くすくすと哂う声を聞かせる。
震えるような感覚が先端に触れた。
未だ柔かな弾力を持つ其処に他人の体温を感じる]

 賢いね。
 そこから、何をしてくれる?

[一度犬にするようにくしゃりと頭を撫で、男は先促した]


【人】 記者 イアン

「二人続けては嫌だ」は言わないな。
もう、引き返せない。

[グロリアに>>376そう答えるイアンの頭の芯はじんと痺れているようだった。
 薬物の作用で増幅され持続する欲望ではなく、中途で抜いた所為でもなく、それは精神的に酷くもどかしくてマゾヒスティックな快楽だった。己の立場がハッキリと分かるイアンの頭の中は、クリアだった。
 首を横に振る。それから、思い出し付け加えるように、]

奥まで入らなかったのは、
まだ、彼女の身体が成長途上な所為もあるんじゃないかな。
まあ──此処で年齢を聞く気は無いし、
医者にみせるほどとは思わないけど。
食事バランスとか、悪くなかった?

[細すぎると、暗に言う。
 別の客の所へ行きたいなら、車椅子を借りれば如何ともカルヴィナに言った。]

(390) 2010/04/08(Thu) 00時頃

[どうすれば、というのは、分からなくもない。
舞台の上でされたことはまだはっきり覚えているし、
過去の記憶さえ引っ張りだしてくれば良いだけのこと。

震えた唇で、ゆっくりとその先を食むようにしてから
幾らかぎこちなく舌を這わせる。
融けるアイスを舐めるかのように、舌と唇を使って、
時折不快そうに眉がよったりもしたか。
口に全部納めるのは流石に苦しそうで、まだそこまでは踏み切れずにいた]


[明るいサンルームに、時折水音が聞こえる]

 ……へえ。
 物覚えは良いな。
 
 これ、初めてかい?

[男の息は乱れない。
ただ、彼を貶めている事に幾許かの満足はあるけれど。
性感帯を外されているのは故意か、それとも]

 舐める時は舌先に力入れて。
 そう、裏側もだよ。

[不快そうに眉を顰めながらも、亀頭を咥えた相手が裏側を舌先で刺激した際には流石に低く吐息を零した。
少しずつ先に滲むものが彼の咥内を汚す。男は髪を撫でていた手で頭を引き寄せた。自然奥までくわえ込む事になる]

 ほら、もう少し……奥まで咥えて。


【人】 記者 イアン

きみは、可愛いね。

[カルヴィナに言った時とは、同じ語彙でありながら、また違うニュアンスの言葉を口の中にペニスの先端を含んだマーゴに向けて呟いた。口内でわざとぴくりと動かしてみせるのは、パペット使いが人形を使って怖がる子どもに話し掛けるのに似た目的の行動だった。
 濡れた粘膜に包まれ、吐息があたる時の感触は、技術が無くとも心地良くはある。]

ガリガリとは歯をたてないでくれると有り難いよ。
小鳥ちゃんは繊細だからね。

[ディッキー、その単語が聴こえてるよと、NO.5に間接的に伝える。
 カルヴィナのロストヴァージンの仕事をやり遂げた事で、イアンがグロリアのモノになった心地がする。その所為で、イアンの脳みそはクリアな癖にハイで、今まで感じた事も無い精神的な快楽を感じている事を、不敵なメイド姿のビッチは見抜いているのだろうか。
 イアンは自分自身に向けたシニカルな笑みを浮かべている。腹の底から沸き上がる笑いにくつくつと身体が揺れて、腰が甘く痺れ、ペニスは固くなり、無意識に粘膜を求めて、マーゴの頬の内側にそれをこすりつけた。可憐な輪郭がぷくりとペニスの形に膨れた。]

(402) 2010/04/08(Thu) 00時半頃

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