214 サンタ養成学校卒業試験
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―校舎裏へと向かいながら―
[吐く息は白いけれど。 感じる外気はそんなに寒くはなかった。>>2:284
クリスの言葉は、確かに耳に心地好い。胸の辺りがざわりとすることもない。]
わたしは、クリスとのお喋りが楽しいよ。言葉にトゲトゲもないし。
こう、なんて言ったら良いのかな。 水分の少ない雪をふわって受け止めたような、洗い立てのタオルに頬をくっ付けたような?
[そんな柔らかさを感じていたから。 大丈夫だよ、安心して良いよと言葉を加えた。]
(0) k_karura 2015/01/27(Tue) 14時頃
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[同室のクリスには、『約束』も含めて入学理由を話していたような。この場で尋ね返されなかったので、2度目はなく。>>2:285]
……甘えられてる、それだけなら良いんだけど。
[以前にも、テッドに報告を受けたけど。アリスが同じことを頼んでも、やっぱりトナカイ達は眼を逸らしてしまう。自分達の遊びを優先させてしまう。]
(1) k_karura 2015/01/27(Tue) 14時頃
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[置かれた前置きは、ほんのりと寂しさを起こす。>>2:286]
うん、そりゃあ……悩むよ。 そうじゃないと、何の為に入学したのか分からない。
――折角の勉強も、役に立たないなって、思っちゃう。
[簡単にはいかないねと困ったように笑い、クリスの言葉を聞くために唇を結んだ。]
(2) k_karura 2015/01/27(Tue) 14時頃
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[開かれて然るべきの道。 卒業しても話を聞いてくれるという。>>2:257]
それって、つまり――卒業しても、離れても、クリスはわたしの友達で居てくれるって、こと?
[有益な助言は担当の先生から確かにあった。一言、『ほっとけ。そういう体質だ』と。
この悩みの解決を、動物学部以外の人達に頼ってはいけない気が、する。アシモフにも同類の事を言われたが、これは別物。
ただ。 悩んでも良いのだと受け止めて。 卒業出来ると信じてくれたこと、 卒業の後のことが、嬉しくて。]
……ありがと。クリス。
[ぴたりと更にくっつき、手を繋いだ。光に気付き、笑んだ顔をクリスから上空に向ける。>>2:231]
(3) k_karura 2015/01/27(Tue) 14時頃
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……ねぇ、クリス。 あの四人は――テッドと、ミナカタさんと、イアンと、ピートは、さ。
パートナーに選んだトナカイにどんな名前をつけるんだろうね?
[何頭引きのそりにしたとしても。 メインパートナーを選び、命名する権利が花形には与えられる。
再会を果たしたT-305号――ではなく、T-111号も今は新しい名前を持ち、吉報を待つ。 だから、学校のトナカイは識別番号で呼ばれていた。]
(4) k_karura 2015/01/27(Tue) 14時半頃
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[特に。低い空を駆けるトナカイ達はミナカタの指示を守っているように見えて、アリスはほっとした。
そうでなければ、調教師としての合格は程遠い。]
――ね、後ろに乗せてるの、人だよね? ニンフ達も居る……けど。
誰だろう?
[クリスに問い掛け、 蹄の光をただただ不思議そうに見上げた。**]
(5) k_karura 2015/01/27(Tue) 14時半頃
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こひつじ アリスは、メモを貼った。
k_karura 2015/01/27(Tue) 14時半頃
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―試験当日の早朝―
[クリスを起こさないように、忍び足でアリスは部屋を出た。
朝の空気の冷たさは、夜とはまた違った趣がある。]
きゃっ!
[新しく降った雪が、モミの木の枝から落ちた。急なことに上がる悲鳴を両手で隠す。]
(6) k_karura 2015/01/27(Tue) 16時頃
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……おーはーよー。
[シャベルを装備してから厩舎に向かう。アリスに気付いた何頭かが頭を持ち上げ、おはようと鳴いた。*]
(7) k_karura 2015/01/27(Tue) 16時頃
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―早朝/厩舎―
[たわしのようなブラシを使い、アリスは一頭一頭にブラッシングをしていく。 メスのトナカイにはリボンを着けて、着飾ってあげたいと思うけど。
出来ない代わりに、時間をかけて肌を掻いて毛並みを整えてやった。]
うん、今日は大事な日だからね。 言うことをちゃーんと聴くんだよ?
コースを勝手に曲がるとか、遊び始めるとか、ダメだからね?
[お願いだから良い子にしていて欲しい。]
勿論、怪我のないようにね。
(25) k_karura 2015/01/28(Wed) 00時頃
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『本番はちゃんとやるよ!』 『やれば出来るんだよ』
[気軽にも聴こえる台詞に、アリスの方が落ち着かなくなってくる。]
『深呼吸だよ、アリス』 『前肢をタップすると落ちつくよ』
[気をかけてくれる――と、アリスが思っている――トナカイの、その横腹にぎゅうとしがみついた。こうしていると温かい。]
……ありがとう。ごめんね。
(26) k_karura 2015/01/28(Wed) 00時頃
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……ん?
あーーーっ! だ、ダメだって!
[上着のポケットに鼻を押し付け、中身に興味津々のトナカイに、アリスは慌てる。 だめだめと首を振り、ポケットを抑えながら離れた。]
(27) k_karura 2015/01/28(Wed) 00時半頃
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[今朝のこと。 ベッドから降りた爪先が珍しいものを乗せた。少し濃い桜色が風圧で舞い上がったのだ。
紛れ込んだ――のだろうか。季節外れの花弁に誘われ、カーテンを開ける。そこにあったのは、明かりの消えそうな灯と。]
……これ、何だろう?
(28) k_karura 2015/01/28(Wed) 02時頃
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[淡い桜色と、光るような眩さの白と。編まれた組紐にぱちり瞬く。 寝ぼけ眼を擦っても、存在は消えやしない。色は、金色にかわったりはしない。]
―――わたし、に?
[誰から……? 分からないし、思い当たる節は首を振る。
色合いはどう見てもアリス個人に宛てたもの。無下にも出来ず、ポケットの中へ避難させた。]
(29) k_karura 2015/01/28(Wed) 02時頃
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……ね。不思議。 あぁ、でも、試験を頑張れってことかなぁ。
[負けないように、巻かないでいるけれど。
ちらり視線を腕時計に落とす。 ガラス盤とガラス盤の間に、サンタクロースの足跡の桜色。**]
(30) k_karura 2015/01/28(Wed) 03時半頃
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―試験開始!―
[乾燥室から引っ張ってきた橇を所定の位置に置く。 花とまん丸とした白を指先でそっと撫でてから手袋を嵌めた。
動物学部ならではの実技試験のひとつは、橇引き。
合格点は低いから安心しろと言われても、試験特有の雰囲気に飲まれそうで、アリスは幾度か頭を振る。
ポケットの上から押さえたのは、桃色と白色の。朝の教室で、何人かの手首に巻かれているのを見掛けたけれど、矢張差出人は不明のまま。]
(49) k_karura 2015/01/29(Thu) 01時頃
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『位置についてー』
[ハーネスの一部をセットし終え、かけっこのように拳を握った。]
『よーい』
[踏ん張って……]
『どん!』
[スタート!**]
(50) k_karura 2015/01/29(Thu) 01時頃
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―試験開始前―
[トナカイの真ん丸い瞳は、鏡のように思えた。何を映す鏡なのか、それは訊ねなくても分かる。
アリスと名を呼ぶ声の方を振り返ると、明るい茶色の尾っぽが腕に合わせて揺れていた。]
テッドー!
[昨晩みたいに飛べたら間違いなく合格なのに。 そんな心配が表情にも出ていたのだと思う。
振り返した掌をすぐに握ってしまったことに表れたのだと思う。]
(64) k_karura 2015/01/29(Thu) 22時半頃
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[厩舎の近くで、同じように実技試験へと向かう彼女の姿を見て、 ぶんぶんと大きく手を振る。>>60]
[大丈夫。 その言葉に、ぱっと表情が和らぎ。 思いやりの花言葉の如く、笑顔を咲かせ。]
いってらっしゃーーい!
リラックスすれば、きっといつも通りのテッドらしい飛び方が出来るよーっ!
(65) k_karura 2015/01/29(Thu) 22時半頃
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一緒にがんばろーーねーーーっ!
[両手を口元に当て、もう一度大きな声で叫んだ。**]
(66) k_karura 2015/01/29(Thu) 22時半頃
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―実技試験―
[動物学部に課せられた実技試験は2つ。 ひとつは、調教師自らソリを引くこと。 ひとつは、トナカイを従わせて調教の成果を見ること。]
は、はっ、はっ!
[試験監督の手前、歌詞を口に出すことは出来なかったが、心の内では高らかに歌っていたのだ。 ジングルベルを。
雪の上、平行な2本の轍を残し、アリスは進んだ。]
(81) k_karura 2015/01/30(Fri) 15時頃
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――…え、今?
[休憩時間、服に着いた雪を払っていると配達部の実技試験が始まったと情報が入ってきた。
りんしゃん、鈴の音も心なしか聴こえてきたような。]
試験のコース、このちかくだよね?
[モミの枝が上空を遮り、視界が良いとはいえない。 だからアリスは、見てくると短い言葉だけを残して駆け出した。]
(82) k_karura 2015/01/30(Fri) 15時頃
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(テッドだ!)
[邪魔になったらいけないと、両手を振ることもなく、ただアリスは見上げた。ソリを引くトナカイの表情は誇らしげにも見える。
空にかかる虹のような、軌跡の光を追う。]
(83) k_karura 2015/01/30(Fri) 15時頃
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[低空飛行のソリは、すぐにミナカタだと気付いた。]
……お願いっ
[思わず両手の指を組む。>>77 試験本番なのだから、ミナカタは遊んでくれないよ。
『アリス』と誰かに声を掛けられるまで。自分が思うよりも、指は硬く、強く。 まるで自分のことのように祈っていた。**]
(84) k_karura 2015/01/30(Fri) 15時頃
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―ジングル・ベル―
[音を拾った耳がぴくりと動く。>>94 雪の道を走る姿に、指から堅さが取れていくような不思議な感覚がした。]
うた? うん、いいね、歌おう!
音痴なのは、わたしも一緒だからなーんにも心配いらないよ。
[話しやすいように膝を曲げた。 にこにこと笑みが漏れる。]
せーのっ
(111) k_karura 2015/01/30(Fri) 23時頃
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[色が違えど見覚えのある飾り紐。 あ、と短い声をあげてアリスは桜色と雪色のを取り出す。>>121
今朝の教室でも、持っている人が見えたけれど。ノートに視線を落とす方を優先させた。]
……朧?
これ? でも、これは――…
[窓枠に、と続けようとして、口許をふっと緩めるに留め。]
そっか、そっか。
[何か分かったようにうんうんと頷いて。紐の表面を指先で撫でた。]
(127) k_karura 2015/01/31(Sat) 00時半頃
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元気がでるのは……やっぱり、サンタさんの歌だからじゃないかな。
[肩に乗った近さは昨晩のを否応なく思い出させ、頬が熱くなるから。隠すように髪を撫でた。]
じんごっべー、じんごっべー!
[楽しげな、愉しげな。歌声を重ねる。想いを重ねる。
ピートとイアンの姿も続き、アリスは声を張って身を揺らす。]
[さらり、髪が。 ぴとり、頬が。くっついて。
くすぐったさに、ふふり笑みを溢した。]
(128) k_karura 2015/01/31(Sat) 01時頃
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ねぇ、アシモフ!
私たち、いつか――――…
[いつか、いつか。 サミュエルの描いた通り、アシモフが空を駆けるように雪上を走り、そこに自分も居たら。
一緒にサンタクロースに、なっていたらの延長。 そんな新しい目標が不意に浮かぶ。]
(133) k_karura 2015/01/31(Sat) 01時頃
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……なぁんでも、なーい!
[もう一度始めから歌おうと、人差し指を振り。 触れてしまった頬。
いつか、いつか。 試験に合格して、サンタクロースになれるように。
いつかいつか。 きっと叶うよね。 願いを届け、叶えるのが、サンタクロースなのだから。**]
(134) k_karura 2015/01/31(Sat) 01時頃
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