214 サンタ養成学校卒業試験
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―教室―
……うん。
[すまない、ごめん。 ぴんと張る髭も、ゆらり持上げられた尻尾も。 言葉より雄弁に、時には示していた。
きっと同じ気持ちもあるんだと、理解に努めようとする彼に、相槌を返し。>>1:267
――泣かないで。 けれど、涙腺から溢れた感情の結露は引っ込められなかった。 空を掻く手にまんまるに開いた眼の、その縁から溢れた雫は白の毛をしとりと濡らした。>>1:268]
(5) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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ぁ
[四角い窓枠の向こうには夜空が広がり、いつもは賑やかで狭く感じる教室も今は一人と一匹だけ。
今まで、こんなに間近でアシモフの姿を見たことがあっただろうか。 トナカイとは異なる身体の構造。臍の在処、脚の骨、関節まで分かる距離。量の多い冬毛の艶が見て分かる距離。
今まで、こんなに間近で彼に触れられたことがあっただろうか。 髪に、涙袋にと触れた指。
恥ずかしさが伝染し、アリスの耳がひくひくと動いた。 姿は鼠でも彼は立派な成人男性なのだと、普段意識外に置きがちな事項に、左胸が騒がしくなる。 気恥ずかしさに耳先が焦げ付きそう。]
(6) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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――約束だよ。アシモフ。
[今度はきっと。 先程まで屋外に居たのだと、おまじないのハンカチがなければ考え付いたかも知れない。 試験の為、日々の観察の為だと素直に受け入れ、アリスは手を振ろうとして。>>1:274]
あ、待って!
[手を降ろした彼を引き留める。 尻尾がぴたんぴたん。 トナカイ心理学で習ったことが過ったからだ。
けれど、引き留めた理由を他に探してハンカチマントの結び目を指差す。]
ちょっと弛んでる……から。
[結ばせて、とはにかみ混じりに指を伸ばした。]
(7) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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[アシモフにも出来ることをかって出ているせいか。何気ないことの筈なのに、落ち着かせようとする作戦はかえって裏目に出たようだ。
飛び出した先の椅子、床に着地するまでの時間はあっという間。>>1:275]
……うん、どういたしまして。 きっと、きっとうまくいくよ。
流れ星に願いをかけなくても、ね。
[そのまま駆け出してしまうかと思い、浮かびかけた寂しさも繋がる視線で笑みに変わった。]
(8) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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[いってらっしゃいと振った手を下ろす。教室の扉を見て、それから窓の外に視線を転じた。]
あ、あれ……? おかしい、な
[眦がやけに熱い。 鼠はトナカイに進化も変化もしないけれど。人間姿のアシモフを空想したら熱が加速。
耳ごと頭を抱え、暫く机と親睦を深めることにした。**]
(9) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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─研究室へ─
[アリスの元に翔んできた紙飛行機は、今は彼女の手の内で折り畳まれていた。>>1:285
もう一方の手には齧りかけの白茸が入ったコップ。 慎重に破られたノートから窺えた性格とその筆跡から、送り主を知った。 それに、内容的にも生物学部に限定される。
文字から伝わることはアリスの知りたいこととドンピシャで。凄い偶然だと思わざるを得ない。
だからこそ、ギネス自身用のメモのように見えて、アリスは研究室に向かうことにした。]
(129) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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―研究室への道すがら―
へぇ、ぬけおちって言うんだね、きみは。
[茸に話し掛けるも、残念ながら言葉が返ってこなかった。 動物の言葉なら、分かるのに。何がしたいのか、分かるのに。>>30>>46]
……採取サンプルに、なる…かな?
[この形は確か、辞典で見掛けたような、ないような。曖昧な記憶に首を傾げる。
角を曲がろうとして、ふと立ち止まった。窓の外、トナカイ達の声が聴こえた気がして。SOSかと耳がひくりと動く。
眼を凝らしても見えるものはなく、アリスは気のせいだったと息を吐いた。]
(157) 2015/01/26(Mon) 09時頃
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[そして、モミの木を見て思い出す。モミのそりを見せて欲しいというモニカとの話を。>>1:24
サミュエルから聴いたのかと尋ねた問いは、同じ設計に携わる者なら知っててもおかしくないと空中分解。
『乾燥室に置いてあるから、後でね』
具体的な時間を決めていなかった。やはり試験前の方が良いだろうと考えながら、一歩前へ。]
(158) 2015/01/26(Mon) 09時半頃
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あ、きれい。
[流れ星ではない、トナカイとそりの産み出す空の軌跡。
立ち止まり、暫く見惚れていた。**]
(159) 2015/01/26(Mon) 09時半頃
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―研究室―
まっかなおっはっなっのー、トナカイさーんーはー きょおーもみーんーなーのー、わぁらぁいーもーのー
[トンたたんと、歩いているうち口が開いてクリスマスソングを紡ぐ。
アレルギー持ちの人とすれ違い、もう少し音量を抑えてくれと忠告を受けた。
素直なアリスは良い子の返事をして、歌い直す。]
まっかな、おっはっなーのー
(176) 2015/01/26(Mon) 21時半頃
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おっまっえっの、はっながー やっくっに、たっつーのさー。
[エルフを脅かさないよう、下げ札の通りに控えめなノックをする。 二つの扉を開き、研究室内部に顔を出したが、ギネスの姿は見当たらなかった。]
……こんばんわー。
ギネスが何処に行ったか知ってる?
[近くに居たエルフに問い掛けても知らないと首を振る。]
(183) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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そっかー。 お仕事の邪魔をしてごめんね。
これ、ギネスに渡しておいてくれる? えーと、差出人不明で良いよ!
[それは、ポケットの中に仕舞い直した元紙飛行機のように。 蛙の配達員の手を借りずとも、アリスに届けられた紙飛行機は今までに25機。
不思議なことが起きるんだよ、と感心してばかりのアリスに、エルフ達はくすりくすりと笑っては肘でつつき合っていた。ほら、今も。]
(185) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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[机の端っこに茸入りを置いて、退出しようとするアリスに待ったがかかった。]
見て欲しいって、なぁに?
[手招きに応じて、とことこりと辿り着くのは鉢植えの前。白い花弁。ガーベラ。]
わぁ、珍しいよね? 美人さんだぁ。
[にこにことした笑顔は、シャワーになるだろうか。*]
(188) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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―研究室の窓から―
[距離のせいか、合唱というよりも輪唱の如き赤鼻のトナカイ。>>191
窓の外、見えた金髪に手を振るも、残念ながら声が届かない。
だから、アリスは窓際に寄り、コンコンとガラスを叩いた。]
(196) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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[気付いてくれたら。そんな期待は外れなかった。>>198
こんばんわ。
唇の動きだけで伝わる言葉は少ない。 白い息がすぐに口許を隠そうとする。
だからアリスは二重窓を開けた。]
こんばんわ、クリス! ねぇ、何処に向かう途中?
(205) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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校舎裏、かぁ。 何をしてるんだろうね?
[暖気と冷気もこんばんわ。
ねぇ、さっき。一緒に歌ってたよね。白い吐息は二人分に増えた。]
それってクリス。 勉強してラストスパートをかけるよりも、精神的な方を選ぶってこと……かな。
わたし、にも?
[そうなの?とぱちりぱちりと瞬く。>>219 体調不良にはなっていない。なりかけたけど、あれはきっと別物。 見えない窓を拭くように両手を振る。]
あの、あれは……何というか。 寒いとかじゃなくて――
[落ち込んでいたんだ。きっと。]
(233) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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じゃあ、一緒に見直しをして、一緒におやすみなさいをしよう。
[同じ部屋で、おはようとおやすみなさいを言える日々も終わりが近いから。>>251]
言葉……内容よりも、書く側の見えない気持ちってことか。
――ねぇ。 それって、だぁれ?
[純粋な疑問。幾人か、思い当たる人物は零ではないけれど。]
(264) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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――歩きながら話そっか?
[そう言って。アリスは窓枠に足をかけた。お行儀の悪いことだけど、ここにはエルフもニンフも先生も、他の生徒だって居ないから。
貰ったばかりのランの花。白と紫の色を胸元に。>>236 雪の上に落とさないようにと手を添えて。えぃっとジャンプ。>>252
クリスは深くを聞かなかった。 きっとそれで良かったのだ。
ぽろと零してしまえば、表層に出してしまえば。どんな顔をして顔を会わせて良いのか分からなくなるから。]
(270) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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うんっ、頑張ろう! 一緒に!
[一緒に。だから。 クリスの手に手を添えて、アリスは跳ぶ。>>272
踏み締められて、固い雪の上に着地した。閉まる窓の音、アリスのココロの窓は開いたまま。
校舎裏の方にと二人で歩く。 寒いね、と小さく呟いて、アリスはクリスの腕にぴたりと寄り添う。]
(273) 2015/01/27(Tue) 01時半頃
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さっきの話だけど、ね。
クリスは言葉をちゃんと選ぼうとするから。そんなところを、サミュエルは知っていたのかも知れないよね。
[サミュエルといえば。 彼のソリを欲しがった理由は3つあった。ひとつは、気難し屋のT-633号が一目惚れしたから。もうひとつはフォームが美しかったから。最後は――ないしょ。>>206]
(275) 2015/01/27(Tue) 01時半頃
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――この1年は、そうだねぇ。
[さっきは即答出来なかった。>>252 今も考えている。]
あ、クリスの言葉がちゃんと分かるようになった!
……違うね。 クリスがちゃんと頑張ったんだ。
わたしは、……頑張れた、かな。
約束を果たして、次は此処で頑張ろって思ったけど。
トナカイの一部だけど、ね。 どんなに言い聞かせても角で人を突いたり、髪の毛を食べちゃうんだもの。
いいじゃないかって、言われるの。
(276) 2015/01/27(Tue) 01時半頃
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……それって、調教師失格じゃない?
[それとも、ソリを引く時だけ、サンタクロースの言うことを聴いていれば良いの?
言葉が通じるのに通じなくて。 泣いた夜もあった。
だからミナカタは、諦めきったおっさん臭を時々発するし、朧は冷たい言葉を口にするし。
自信を無くす昼も、あった。]
(277) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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