人狼議事


197 獣ノ國

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【人】 良家の息子 ルーカス

―ホテルの一室―

[向かった先は、國の中央部付近にあるホテルのスイートルーム。
"獣人"の話をするのであれば、人目の多いレストランよりも良いだろう、と先程電話を入れていた。
國の景色が一望出来る大きな窓の近く、備えられたテーブルの上に並ぶ料理を前に、男はじ、と相手を見つめる。ワイングラスを首の辺りまで持ち上げれば、彼はそれに応えてはくれただろうか。]

國の景色が良く見えるだろう。もうすぐ日が暮れたのなら、光の景色も美しいよ。

あと個人的に気に入っているのは……この部屋からは、"科学塔が見えない。"

[一口、赤い雫を口へと含み。半ば皮肉じみた物言いで窓へと視線を移し、戻した視線と共に眉を持ち上げて見せる。
そうしてグラスをテーブルに置いたなら、テーブルの上で手を組み、す、と目を細めて見せる]

…さて。
早速で申し訳ないが、君のとっておき…とらやを。聞かせて貰いたいのだが。
私になら、教えてくれるんだろう?

[爪は今は鳴らさない。癖とは言え、きっと礼を欠いてしまうから。
変わらず白に身を包む彼の姿を、真っ直ぐに、真っ直ぐに見据えながら。
そうすれば、その唇からはどんな言葉が飛び出して来るのか、と期待して]

(72) 2014/10/05(Sun) 14時頃

ルーカスは、ジャニスをじっと見つめている。

2014/10/05(Sun) 14時頃


ルーカスは、錠に返す本が車に置きっ放しだったことを思い出した。

2014/10/05(Sun) 14時頃


ルーカスは、錠に話の続きを促した。

2014/10/05(Sun) 14時頃


ルーカスは、カリュクスの羽根が落ちているのを見た、がそれがカナリアのものとは気付かずに。

2014/10/05(Sun) 14時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

["獣人に会った"。
彼の発したその言葉>>77に、男はピク、と眉を持ち上げる。
あの獣達のコミュニティで話した獣達の中の誰かが、目の前の彼と会うたと、そう言う事なのだろうか。
――嗚呼、しかし少々、不躾な視線を投げてしまっていたらしい。零された苦笑>>76に気付くなり、男は見据える眼差しを僅かに緩めはしただろう。]

成る程、獣人に。
君が会ったと言うのなら…あの噂は本当だったと言う事かな。

あぁ、教えてくれて有難う。
もうひとつだけ聞きたいんだが…君は、獣人に会って、どう思った?何か、演技に使えそうだったかな。

しかし連絡先を、か…なかなか勇気のある青年だ。相手は獣人だぞ?

[苦笑を浮かべ、呆れたような、感心したような声でそう揶揄り。細められた目は、半ば無意識のものだったけれど。

カナリアと、狼。
カナリアの方には、心当たりがある。羽を切られ飛ぶ事も囀る事も叶わない、哀れな哀れなカナリアの事なら。
――だが、"狼"?
"なり損ないの犬"の話なら知っているが、狼の話は聞いた覚えが無い。
あの中の獣人達以外に、まだ獣人が、居ると言うのだろうか。]

(106) 2014/10/05(Sun) 17時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


姓、を?
……そんなに気になるか、私のVの続きが。

[そんな事を思案していたのなら、彼に持ち掛けられた"提案"。僅かに驚いたような視線を向けた後に、クス、と小さな笑みを浮かべる。
そうして、さも愉しむかのように。そして、からかうように――探るように。ゆっくりと、言葉を紡いだだろう。]

――……もしも君が、"私を知りたくて"その質問をするのなら。
Vの続きよりも、もっと"良い事"を…私自身の事を教えよう。
ただし、君の名前が先だ。

ただVの続きが気になるだけなら…私も、君の本名には興味を無くす。

さぁ、どうする?

[少しばかり顎を引き、組んだ手を解いて軽く差し出してみながら。
幼い頃からの癖だと言う彼の爪の傷>>75に触れようとすれば、果たしてそれは許されただろうか。
許されたのであれば、その血の滲む――もう、固まっていたかもしれないけれど――指先を、そっと撫で上げてみただろう。
Vの続きか、それとも他の何かか。彼は果たして何方を取るのか、と期待にも似た眼差しを向けながら。]

(107) 2014/10/05(Sun) 17時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 17時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[此方の出した"条件"に、睨むように向けられる目>>119。それには戯けたように眉を下げて見せながらも、条件を取り下げたりなどするわけも無く。
しかし名を聞き出せた時の小さな意趣返し>>120には、参ったように苦笑を返しはしたけれど。]

…確かにそれは、私が言った台詞だ。
参ったな…それを出されると、君の姓を問いただせないじゃあないか。

[痛みに寄せられた眉には、微かに目を細め。だが流石に触れた指を口に含まれるとは思って居なかったのだろう、感じた生暖かさには、細めた目を見開きはしただだろうか――ついでに、軽く擽るくらいの"悪戯"と共に。]

…まぁ、一先ずはそれで満足しよう…"ヨハン"、美しい名じゃあないか。

――……なら私も約束を果たそうか。
ヨハン。君が、"私を知りたい"と…言ってくれたんだからな。

[絡められた指の感触に、小さく小さく笑いながら。仄かに赤らんだ頬の中、見上げる瞳を見下ろす眼差しは、それはそれは真摯な物だっただろう。
そうして男は、絡めていない方の手の指を、おもむろに自らの口元へと近付け。
短く切り揃えられた中指の爪の先をカリ、と歯で挟んだのなら、勢い良く指を引き、その爪を剥がして見せただろう]

(129) 2014/10/05(Sun) 19時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


君の見てきた"美しい"獣人達とは、少しまた違うだろうがね。
あぁ、君が蟲が苦手だったのなら、驚かせてすまない。

だが箒で叩くのはやめてくれよ?
小さな《蜘蛛》は、いとも簡単に潰れてしまう。

[――"普通"ならば、血の一滴でも出はするだろうに。剥がれた男の爪の中の皮膚は、血も流さずに固まったまま。剥がれた爪は解けに解け、やがて煌めく長い長い一本の糸へと。]

しかし、"もう"逃げ出したりしない…ね。
成る程、狼かカナリアか…会った時に君は、尻尾を巻いて逃げた訳か。

……だが。

[先程彼の口から出た、小さな呟き>>119の揚げ足を取るように揶揄り。伸ばした手で軽く顎を掴み、それがもしも叶ったのなら。
その指で――彼の唾液で微かに濡れた指先で、つ、と唇をなぞってみせただろう。]

(130) 2014/10/05(Sun) 19時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

――"もう"逃げないんだろう…"ジャニス"?

[彼の名を――"芸名"を呼んでみせながら、男は口を歪めて大きく嗤う。
ひとつ、ふたつ、そしてみっつ。よっつにいつつの指でもって、解けた糸を絡め合わせ。そうすれば、ほうら。男の右手には、見事な《蜘蛛の巣》がひとつ、出来上がり。
絡め取らんとするように、その小さな蜘蛛の巣を、彼の前へと掲げてみせる。]

――次は君の番だ。
悍ましい《蜘蛛》に魅入られた乙女は果たして、どんな反応をしてくれるのかな。

"私の為に、私のいいように演じてくれるのだろう?"

[――さぁ、演じてみせておくれ。君が"役者"だと言うのなら。
そう言わんばかりに相手を見据え、ゆうるりとその赤らんでいた頬を撫ぜ。
"君の演技には期待している"、空気を震わせぬまま唇の動きだけで伝えたそんな一言は、彼には届かなかったかもしれないけれど。
――ほんの、ほんの一瞬。願うように下がった眉にも…きっと、気付かれなかっただろうけれど。

せめてこの國で過ごす最後の夜に、彼ならばきっと"いい夢"を見せてくれるのではないだろうか、と。
指先に出来た蜘蛛の巣を、ぐしゃりと手で潰しながら、そんな仄暗い、そして密かな願いを胸に。]

(131) 2014/10/05(Sun) 19時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

["糸"を見せてやったのなら、酷く平坦に呟かれた声>>142に。男の顔に初めて、微かな戸惑いの色が滲む。
触れる事を許された指先には、浮かべた笑みは微かに薄く、薄く。潰れた巣に、頬へと触れる手には、ほんの微かな緊張の色を。]

………、……

[紡がれる彼の"台詞">>143には、男は押し黙ったままに。
グラスの倒れる小さな音も、赤く染まったクロスも。しとり、しとりと降り始めた外の雨の雫だって、男の意識を奪うには至らない。
視線を逸らす事も叶わぬまま、その人の子を見つめる蜘蛛は。それはそれは、正しく魅入られていたのだろう。

――いっそ、もどかしい程に緩慢に重ねられた唇には…まるで"獲物に喰らわれた"ような錯覚を。
胸を締め付けられる痛みの中、触れた唇の先から香るのは。それは香しい香の香りでも花の香りでも無く、錆びた鉄の血の匂い。彼の事だから、香りくらいは纏うていたかもしれないが…真っ先に鼻についたそれは、きっと先程男の指先に着いた血を舐め取った時の物だろうか。]

(167) 2014/10/05(Sun) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

……く、くく。
あぁ、素晴らしい…それも"演技"かな。

[吐息すら感じるその距離の中で、男はまたその口に笑みを乗せる。何時ものような、食えない皮肉じみた笑みの中に――微かな安堵と、期待を乗せた小さな笑みを。

そうして吐いた言葉は、目の前の彼にとって、それはそれは不躾な物だっただろう。もしかしたら、少々怒らせてしまったかもしれない。]

――"君ならそれ以上を魅せてくれる"。
私は確かにそう言った。

そして君は見事に…"それ以上"を、魅せてくれたよ。

[頬へと触れる手で、ゆうるりと。目の前の瞳をひたと見つめながら、爪の無くなった指先でそっと唇をなぞり。
そうして男は、至極申し訳なさそうに、目を伏せて見せただろう――その顔は、酷く穏やかなものだっただろうけれど。]

(168) 2014/10/05(Sun) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


驚かせて…不躾な真似をしてすまなかった。

しかし、囚われて尚逃げるのを諦めるか。
何とも変わった奴だな、君は。
…巣の中で、羽根を捥がれた蝶の役でも演じてみるか?

[潰す前に巣を突つくその指先には、果たして如何なる意味が篭っていたのだろう――その時には、男には解らなかったけれど。気付きは、しなかったけれど。
しかし今となってなら、その指の意図も解りはしただろう。
揶揄るような軽口は、男の心情を隠す為に。それは男の、悪い癖でもあったのだが――齢三十を超えた今、そう簡単に直るものでもありはしない。]

(169) 2014/10/05(Sun) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


……"ヨハン"。
その名で居る時は…演じては居ないと。
俺は、自惚れてもいいのか。

綺麗な存在で居られないのなら、君のその白を穢すのは…俺でありたい。

[その見に纏う、真っ白な衣装に視線を落とし。汚れたコートは今や遠い椅子の上。
初めて言葉を交わした時のように、汚れ一つ無いその白の袖を指でなぞり、まるで歯の浮くような台詞と共に男は腰を持ち上げる。
そうして彼が、乗り出した身を収めてくれたのならば。彼の席の側に回り、その椅子の背に手を掛けて背を屈めはしただろうか。]

――いや、今更態々聞くまい。
"演じる事が出来ない"のなら…勝手に自惚れさせて貰うよ。

[そんな、傲慢とも取れる言葉と共に寄せた唇は。果たして、触れることは…叶うただろうか。]

(170) 2014/10/05(Sun) 22時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 23時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[蜘蛛は思う。
巣に捉えられた獲物の蝶が、こうも凛とした声で言葉を紡ぐものだろうか。その美しい羽根を毟られ、脚を千切られ、喰らわれんとする蝶だって、男が喰らう蜘蛛であるなら演じてやると言う言葉>>207に、微笑みに。その至極真面目に返された返答に、男は参ったように眉を下げて笑う――嗚呼本当に、やってくれるものだ。]

…君は人の期待を裏切るのが実に上手いな。
それも…"いい方"に。

俺の巣にかかったんだ、他の誰が捥ぐと言う?

[だけれど、耳まで赤く染めてまるで生娘のような反応>>208を返されてしまったのなら。やはり男の顔には、幾ばくかの意地の悪さは滲みはしただろうけれど。
――それがある種の"照れ隠し"だと、目の前の彼はきっと気付きはしないだろう。

近付いても尚、彼のその顔は上げられる事は無く。それに無意識ながらも僅かな寂しさを覚えていれば、言葉に答えるように上げられたその所作に、柔い表情を浮かべながら、男は…この上無く、満足した。]

(239) 2014/10/06(Mon) 02時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


………、

[呟かれた愛の言葉>>209には、男は何も答える事は無く。悩まし気に眉を寄せては、言葉の代わりにもう一度だけ唇を寄せる。
小さく揺れる瞳に気付かれぬよう、軽く目を伏せて。触れ合う事が叶うたのなら、震える睫毛を盗み見るように、薄く目を開けながら。]

――……勿論。
君が俺の為だけに演じてくれるのなら、観客は俺しか居ないだろう。
そして俺の舞台に立つのも、君だけだ。

[肩口に埋まるようにして預けられた頭に向けて、僅かに低めた声で囁き。
聞こえた言葉>>210には――やけに切羽詰まった色の滲むその声には、男は大きく眉を寄せる。
そうして、彼に気付かれぬように。細く、長く息を吐き。言葉を聞いたその時に、まるで怯えるように一度だけ跳ねた心臓の音は、スーツの厚みのお陰で聞こえてはいないだろう…きっと。]

(240) 2014/10/06(Mon) 02時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


……何をそんなに不安になっている?
君を置いて、一体何処に行くと言うんだ。

[そうして、男は"嘘"を紡ぐ。彼への言葉の中で、ただ一つだけ嘘となる言葉を。
夜明けには、蜘蛛はただの一匹でこの國を出るだろう。だけれどそれを、この蝶へと知らせる事は決して無い。
それは酷く、酷く残酷な所業かもしれないけれど――彼が真に、演じていないと言うのならば。]

――……、ヨハン。

[紡ごうとした言葉は、やはり二度目も空気を震わせる事は無い。そうして今度はその代わりに、ぽつりと彼の名を落とす――彼のその声に、負けず劣らぬ悲痛な声音でもって。

一夜限りの夢にしては、何とも大きな犠牲を伴うものだ、と。巻き込まれた彼に対し、申し訳なさが無い訳では無かったけれど。
狂わされた時計の針に、男はこそりと、頭の影で自嘲を浮かべはしただろうか。]

行かないさ、それに今日は…朝まで、一緒に居てくれと、君に頼まれたからな。

[未だ肩口にその頭があったのなら、ゆるりと白いその背を撫ぜて。先の悲痛な声音はなりを潜ませ、男の声は"何時も通り"の皮肉に満ちていただろう。]

(241) 2014/10/06(Mon) 02時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[肩に預けられたその頭をすりと擦り寄らせながら吐かれた言葉>>246に、男は小さく息を詰める。だけれど、すぐさまふ、と息を吐いたのなら、眼前に見える彼の耳に向けて、言葉を注ごうとはしただろうか。]

喜んで貰えたのなら光栄だ。
喜んだ時の君の反応を見るのは嫌いじゃあない。

…だが。
かく言う君も、君の"台詞"が何れだけ俺を喜ばせたか…俺を魅せたか。
気付いてはいないだろう?

[彼だけでは無いのだと。そう伝えるような言葉は、果たしてどう受け取られはしただろうか。覚えた安堵を逃がさぬようにと少しだけ力の篭る腕に、小さく苦笑しながら息を吐く。
小さく広がる怯えにも似た思いを、彼が感じ取っているなど。男には知る由もなかったけれど。]

………、

[彼の名を呼ぶ声は、思いの外悲痛じみてしまって。その事に舌を打ちそうになるのを堪えていれば、腕の中でビクリと震える身体>>247を感じる。
そうして再び落とされた言葉に、答えられぬのが何とも歯痒い。嗚呼、何と歯痒い事か。
もしもこの時計の針が狂うたので無いのなら――必ずや、望む言葉を返してみせただろうに。]

(295) 2014/10/06(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[――嗚呼、本当に。これがただ一夜の夢であるなら良かったのに。
彼は本当に、此方の期待以上のものを、見事に魅せてくれるものだ。
常ならば感嘆すら覚えるそれだけれど、今は歓びと共に少しだけ――恨めしい。]

朝までと言わず……、いつまでも。

――共に行ければ…、

[零れた言葉は、願いから出る半ば無意識のものだっただろう。小さな小さなその声は、彼に届いたかは、定かでは無いけれど。
それに気付いたのなら、男はハッとしたように目を見張りはしただろう。そうして内心の動揺を隠す為に、身体を離して肩を竦めて笑っては見せただろうか。]

…あぁ、すまない。料理が冷めてしまうな。

――クロスが汚れているのが実に気にはなるが…どうしたもんか。
今はどうにも、他人をこの部屋へと入れたくは無いんだ。

["だからどうか、このままで許して欲しい"、と。眉を下げて頼んで見たのなら、彼はその願いを聞き入れてはくれただろうか。
聞き入れてくれたのなら、男はそのまま彼のグラスにワインをつぎ、食事を進めようとはしただろう。]

(296) 2014/10/06(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


…少し休もうか。
柄にも無く、そこそこに緊張はしていたらしい。

[食事が終わったのであれば、男は苦笑と共にそんな一言を零し。手を差し出してみたのなら、その手は取って貰えただろうか。
取って貰えたのなら、赤く染まった指先をまた、ゆうるりと撫ぜるくらいはしたかもしれない。

そうして男は、約束の通り。この夜が明けるその前まで――彼の、隣に居ようとしただろう。]

(297) 2014/10/06(Mon) 14時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 14時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[腕の中の、震える身体に気付かぬ訳では無かった。自分の失言に対して問い詰めもせずに、ただじっと絶望に耐え、笑顔すらも浮かべて見せた彼には、男は強く、強く奥歯を噛み締めはしただろう。

――嗚呼。この歳になれば、素直さなんて露と消えてしまうものなのか。
自分がもう少し若い頃なら…例えば目の前の、彼くらいの歳であったのなら。
我儘を通すくらいは、きっと、きっとやってのけはしただろうに。
歳を追うごとに、我儘を言う事が、こうも恐ろしくなるだなんて。]

………、…

[手を握り、やはり笑って見せる彼>>302には、男は笑みを返すしか出来ず。震える声に気付く事はあれど、彼の望む言葉を渡す事も出来やしない。
――なら何故、彼を此処に連れて来たのか。何故、糸で結われた爪を剥がして見せたのか。
半ば諦めと共に彼へと明かした秘密に、期待以上に応えてくれた彼への礼すらも、果たせぬ自分が口惜しい。

――だけれど。]

(321) 2014/10/06(Mon) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


……"君の傍に居られたのなら"、

[――どんなにいいか。
ポツリと零された彼の台詞>>303に、男は静かに言葉を続ける。その声の中、小さく動いた彼の唇を…その全てを読み取る事までは、出来なかったけれど。
だけれど、拾った小さな言葉の欠片は、男を"諦めさせる"には、十分なものだったさもしれない。

――嗚呼、駄目だ。
役者相手に演技など――はなから、無謀だったのだ。]

…君の演技力には、参ったよ。
俺の負けだ、君に挑む自体が間違えていた。

[握る手に込められた力は、まるで離さんとするように。その力を感じたのなら、男は指の腹でゆるりとその手を撫ぜただろう。
先に、失言をしたのは此方なのだから。ならばいっそ――最後まで、我儘を貫いて見せようか。]

(323) 2014/10/06(Mon) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


今から君に、至極…手前勝手な我儘を、言おうと思う。

[男にしては珍しく、何処か言い辛そうに言葉を発し。握った手はそのままに、一度だけ彼の方へと視線を向ければ、胸ポケットから小さな手帳を取り出し、片手で器用にその一枚を千切り、何かをそこへと記してゆく。]

もしも君が…俺の為に"ジャニス"の名を捨ててくれると言うのなら。

[ぴた、と。文字を書く手は、一度だけ止まりはしたけれど。
だけれど何とかその全てを記し終えたのなら。]

今日を夢にしたくはないと、俺と同じく君も思ってくれるのなら。
そして君がもしも、この國から出る事が…叶う時が来たなら。

――……その時は、此処に来てくれ。

[そうして、紙の下に最後にひとつだけ書き加えたのなら、彼の方へとその紙を差し出しはしただろう――この國を出たその先で、向かう地の事を。]

(324) 2014/10/06(Mon) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


"Lukas Valery"

[男の独特な字で書かれた、その全ての名と共に。]

知りたがっていた、Vの続きだ。
俺を識別するのには必要無いだろうが…"探す"のには、必要だろう?

[差し出した紙は、果たして受け取っては貰えただろうか。男はやはり戯けたように言ったなら、握る手に力を込めて、そっと目を伏せはしただろうか。]

さて、他にはどんな話をしようか。
夜が明けるまで、俺の時間は全て君のものだ――君の時間も、そうだろう?

[柔く、柔く笑いながら。彼に対して、他の何も隠す気など無いと言わんばかりに、繋いでいない方の手を軽く上げて見せて。そうして、握った手を引く事が許されたのなら、仄かに赤ののった彼の指先に唇を当ててはみただろう。]

残念ながら、今日は月が出てはいないが…なぁに、君への想いを月になんて誓ったりはしないさ。

君もそれは嫌だろう――"ジュリエット"?

[そんな、何とも"可笑しな"台詞と共に。]

(326) 2014/10/06(Mon) 20時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 20時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 20時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 20時半頃


ルーカスは、錠は今頃どうしているか、とふと考えた。

2014/10/06(Mon) 22時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[思わず続けた言葉に歪む、その顔に。唐突に顔を伏せるその所作>>346に、それを追う事も出来ずに。
だけれど、一度決めてしまえたのなら。彼には申し訳ないけれど…少々、吹っ切れはしただろう。
戸惑いながらも告げた言葉に、再び上がったその顔に。少しばかりの嬉しさを覚えた事など、知らせるつもりも無いけれど。]

――……そう、言ってくれる気は…していたよ。

[何だって、捨てても良いと。その言葉はきっと、演技でも何でも無いのだろう。だから男も心のままに、酷く自惚れた言葉を吐いて見せはしただろうか。
その言葉を聞きたくて――そして、聞くのが怖かったのだと。そんな情けない言い訳は、胸の内だけに。]

お褒めの言葉、痛み入るよ。
…こんな狡い"オジサン"にひっかかってしまった君には、少しばかり同情する。

[慈しむような口振りで、此方の名をなぞる彼の唇>>347に。言葉には皮肉を、だけれど向ける眼差しには…愛おしさを込めて。
そうして返された、演技では無い微笑みには、男もまた漸く安堵の息を吐いて見せはしただろうか。
"答え"は、どうやらこの場では貰えないようだけれど。だがそれは、此方とて同じ事。]

(358) 2014/10/06(Mon) 23時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


彼の言葉に返すそれを、告げてしまいたくはあるけれど。だがそれは、次へと取っておこうか――例え一夜限りの夢が覚めたとしても、それが夢にならぬ希望が…見えたのだから。

…それはまるで、次への約束に縋るような。
小さな小さな…願掛けのようなものでもあったけれど。]

そうとも。
移ろい変わり行く不実な月になど、誓わなくとも。

[クツリと漏れた笑みには、此方もつられるように肩を揺らし。そんな言葉遊びを交わしながら、寂しげな声に応えるように、今一度指先へと唇を寄せる。
そうして教えられた彼の姓には、す、と目を細め。小さく唇だけで反芻したのなら、一つ頷いて視線を戻す。]

クリストフ、成る程。
確か君の名もまた、キリストの弟子の一人と同じものだったと記憶しているが。

いいじゃあないか。聖人達の祝福のお陰で、君には悲劇が訪れないのなら。

[やはり戯けたように、それは何とも罰当たりな事を言って見せながら。繋いだ手はそのままに、男は腰を上げると彼の方へと歩み寄って行く。]

(359) 2014/10/06(Mon) 23時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


こうして手を繋いで話しているのも良いが…

君との間にあるこのテーブルが至極邪魔だと思うのは、これも俺の我儘かな…ヨハン?

[先程口付けた時のように、椅子の背へと手をかけて。屈んで顔を近付けてみたのなら、彼は今度は、顔を上げてはくれただろうか。
もしも、上げてくれたのなら。その唇に触れる事が許されたのなら、ほんの少しだけ長い口付けの後に、彼を何処へと誘おうか。
何にも邪魔される事は無く、二人寄り添って――朝まで他愛ないお喋りを交わせる所へと。]

(360) 2014/10/06(Mon) 23時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[その形の良い唇を釣り上げながら告げられた言葉>>374に、男は小さく苦笑を浮かべはしただろう。
本来ならば、こうして手渡す事など――我儘を、通す事などするつもりでは無かったのに。
だけれど、今宵の夢を夢のままで終わらせるなど、とうに出来よう筈も無く。堪え性の無い自分に嫌気のひとつもさしはしたけれど、それでも彼の――その顔を見れたのであれば、もうそれで良かった。

彼のその名を呼んだのなら、しかと見つめてくるその瞳に笑い。今度は下げられなかった顔に満足し、きつく握られた手>>375は、負けじと握り返しはしただろう。]

そうか、俺だけの我儘で無いのなら良かった。

――……ヨハン。

[そうして彼の同意を得られたのなら。
その手を引いて、柔らかなベッドの上に誘いはしただろうか。
雨の音は、未だ続いていたか、否か。それすらも意識の外へと追いやり、ただその白に包まれた身を抱き。ゆるり、ゆるりと時折髪を撫ぜながら。]

(392) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

それには同意する、が…すまないね、少々浮かれて居るらしい。
例えここで君と一度別れの時を迎えたとしても…君は俺を見付けてくれるんだろう?

…だからかな。俺にはさっきまでの絶望は、もう無いんだよ。
今はただ、君とこの時間を楽しめる事が…何よりも嬉しい。

[言葉と共に伸びた指は、彼の顎を擽るように。
そうして男は、まるで寝物語を語るように、胸にその身を抱いたまま、飽くこと無く他愛もない話を続けはしただろう。
自分が珈琲が好きだと言う事。時計を集めるのが趣味だと言う事。兄が一人、居る事。
そんな話は、夜明け近くまで続きはしただろうか。

やがて、夜明けが近付いた時――別れの時がやって来たその時は。
彼が眠りの淵へと落ちていたのなら、ゆっくりとその身を横たえ、その頬を愛おしげに撫ぜはしただろう。
もしも、未だ彼の瞳が自分を映していたのであれば。まるで少しばかり出掛けてくるのだとでも言うように、"行ってくるよ"、と一言彼に告げただろう。

――何方にせよ。
暫しの別れの口付けは、名残惜しげに…交わしただろうけれど。]*

(394) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[夜の帳の中、車のエンジン音が静かに響く。自宅への道すがら、少々道を逸れたのであれば。縁側のある、見知った家へと辿り着いただろう。
道の脇へと車を停め、玄関の前に立ち。インターホンを押そうとした指は、すぐにまた降ろされる事となったけれど。]

……、流石に寝てるか。

[丑の刻も過ぎたこの時間だ。あの友人と言えど、起きてはいるまいと。
まさかこの家に、別の客人が来ている事など、男には知り得なかったけれど。
そうして男は手にした紙袋の中から、包みの剥がれた本を一冊取り出し。
家の前のポストへとそれを入れたなら、小さく小さく夜の闇にカタリと音が響いた。]

いっそ、返さない手もあったんだがな。

[踵を返しながら、呟くのはそんな言葉で。あの友人の事だ、物を見れば自分からの物と分かるだろう、と特に手紙の一つも無く。
――今更奴に手紙など、逆に照れ臭いものもあったから。

そうして、扉を閉める乾いた音に次ぐように、車の音は徐々に、徐々に遠ざかっていっただろう。]

(396) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[そうして、家に着いたのなら。未だ昇らぬ陽に僅かに安堵しつつ、慣れた玄関を潜る。
そうしてトランクに、少しばかりの荷物を詰めたのなら、沸かして置いたヤカンの音が小さく鳴った。
嗚呼、だけれど。まだ湯は注ぎはしない。ランプ一つの仄暗い部屋の中で、男は取り出した珈琲の豆をミルの中へと一掬い、入れて。

ガリ、ガリ、ガリリ。
豆を挽く心地良い音を聞きながら、ゆっくり、ゆっくりと手を回す。]

………、

[そうして、ふ、と。丁度冷めた頃の湯を注ぎながら、ある男の顔を思い出す。
彼と初めて会うたのは、果たして何処だっただろう。珈琲が嫌いだと言う、赤い頭巾の男と会うたのは。
部屋に満ちる珈琲の良い匂いを嗅ぎながら、そんな事を思い出す自分は――思いの外、この國を離れ難く思うてはいるのだろうか。]

……あぁ、美味いな。

[湯の温度は83度。長年守ってきたその温度通りに淹れられた珈琲に、男は一つ、満足げに頷いた。]

(397) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[――カタン。
空の――空と分かっている郵便受けを確認し、男は自宅の門を閉める。そうして一度だけ、携帯端末を操作したのなら。
最近良く見ていたあの赤い掲示板に、少しだけ顔を出しはしただろう。]

…しかしこれで、明日からこの家は時を刻む事が無くなる訳だが。

[昼に、郵便屋の少女に言われた"渾名"を思い出し、男は小さく笑う。この家に住んだその間に、一日たりとも朝の日課を欠かした事などありはしなかった。
決められた時間に、決められた事を。そう考えれば、彼女の付けた『時計の家』と言う名前は、何ともこの家を表しているではないか。]

(400) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[そうして男は、手にした小さな袋を門の所へと掛ける。中には出窓に飾ってあったサボテンと、その"お友達"が一つずつと――小さな懐中時計の入った箱が、ひとつ。
時計を集めるのは、男の密かな趣味であったから。そのコレクションも、この家と共に置いては行くけれど。
そしてその中の一つ、手紙を運ぶ鳩を模した懐中時計。小振りなそれなら、彼女の手にも余る事はあるまい――例え売ったとしたのなら、そこそこの金にはなるだろうし。
詫びの品としては少々不満が残るものの、この時間に開いている店などあるはずもなく。
トランクに入れた菓子折りは、向かった先で味わわせて貰うとしよう。

気付かれないなら、それでいい。烏に攫われてしまったのであっても、それでいい。
――彼女がこれを、持ち帰るのなら。
それもそれで、構わない。]

(401) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス


――……さて、行くとするかな。

[未だ空は宵闇のまま。冬に差し掛かろうとするこの季節、日が昇るのはまだ少しだけ遅い。暗い空の下、冷たくなった風が男の帽子をゆらりと揺らす。
持つのは小さなトランクが一つ。必要なものは、そこに全て詰め込んでおいた。
家も、家具も。この國で得たものは、揃えたものは。全て、全て置いて行こうか。

――嗚呼それでも、唯一つだけ。
この夜の夢だけは持っていこう。この闇に紛れる事の無い白を、その白の温もりを。
男は頭に鮮明に思い描きながら、そう思う。

その行く先にはまるで死神のように、昏い昏い首無しの鶴の姿が――もしかしたら、見えていたかもしれないけれど。

――キチ、キチリ。
癖である爪を鳴らしながら、男は外灯の照らす道を行く。何処へともなく、國の"外"へと。
唯の一人を除いては、誰にも知らせる事も無く。人知れず、こっそりと。

闇に紛れる、一匹の《蜘蛛》の如く。]*

(402) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 01時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 01時頃


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