189 とある結社の手記:8
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[―――床下倉庫の中は、壁も床も天井も一面、 白地に塗られた小さな小さな部屋だった]
[家具は簡素な小さなベッドが一つと、 大きな白い棚しかない。]
[その棚の一番上の小さな棚には消毒された針と白い糸。
その次の段には、白い小さな箱が詰まっていた。]
[ひとつの箱の中には、きれいな純白の綿の中に。
―――――誰かのものの髪の毛が、数本。 大切そうに入っている]
(112) bou 2014/08/23(Sat) 01時半頃
|
|
[他の箱も同様だ。
長い黒髪。 少々ウェーブのかかった栗毛。 柔らかそうな金髪。 明るい白金の毛。
…さらに開ければ、何かに使った後と思われるただのゴミ。 子供のものだろうか、切られた小さな爪の欠片なども出てきた事だろう]
(113) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[下の段には何も入っていない。 何か入れる予定があったのだろう。 棚に直接、きれいな白綿のみが敷き詰められている。
棚の大きさを見ると、
「子供程の大きさ」であれば すっぽりと入れてしまう程の大きさだった]
(114) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[……部屋の壁や床も。 よくみれば、ただ白の塗料を塗っただけのものでは ないのが分かる。]
[…それは文字だった。 執拗なまでに書き連ねられた白の文字が重なって。 暗い色だった筈の床や壁を一面の白地にみせているだけ]
[まるで、お伽噺の狼が己の黒い手足を粉で白く染めたように]
[無数に書き重ねられている文字は、
叫びにも 呪いにも 祈りにも 近い言葉の羅列だ]
(115) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[神様、僕を救ってください。この汚い奴らに塗れた僕を、御救い下さい。どうか。どうか。] [あの女は僕を裏切った。あんなにきれいだったのに。許さない。絶対許さない。豚みたいな悲鳴を上げながら犯されて、醜くごみのように捨てられればいい。それが報いだ] [自分は怠けて、人に集って。媚を売って。あんな汚い生活でどうしてのうのうと生きていけるのか。許されてたまるか。いつか罰が下ればいい。集った金で肥やした腑を捨てて血反吐を吐いて懺悔するべきだ。ああ、神様どうか、世の中の汚れをお清めください] [彼女と同じ血が流れているんだ。羨ましい。成り代われたらいい。話で聞かされたみたいに。御婆さんに化けた狼が、赤ずきんを食べたように。そうしたら一緒になれるのに] [ずうっと、あの頃のまま。ちいさいままで。とってもきれいだ。だから僕を裏切らないでほしい。あの女みたいに。とっても悲しい思いをしたんだ。もうあんな思いはごめんだ。あんな思いをするくらいなら、いっそ] [あなたはとても良くしてくれたけど。でももう既にあなたの身体は汚れているんだ。あなたもいつか僕を裏切るんでしょう。]
(116) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[汚い汚い許さない罰を醜い汚い嫌だ腐ってる助けて汚い嫌だ うるさい汚いはやく助けて嫌だ汚い僕を罰を神様どうか汚いだ まれ醜い助けて汚い嫌だ裏切った救ってもう嫌だ汚い醜い罰を ごみが救って僕を報いを汚い黙れ裁きをどうか汚いくそめ神様 はやく僕を汚い憎い独りに裏切るんだしないで汚い嫌だもうあ んな思いはくそが汚い醜いもう嫌だ助けてどうか神様助けて誰 も僕を許さない汚い憎い許されてたまるか罰を助けて醜い今す ぐ罰を裏切った醜い裁きを嫌だ汚い醜い罰を助けて五月蠅い何 もかも汚い報いを嫌だ許さない醜い早くどうか裁きを神様今す ぐ早く助けて救ってここから誰か嫌だ汚い救いをお願い神様]
(117) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[この汚いものまみれの世界で]
[きみだけが何一つ変わらないでいてくれる]
[きみだけがきっと僕を理解してくれる]
[それだけが、僕の救い]
(118) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[どうか僕を裏切らないで] [どうか僕を独りにしないで]
(119) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[一匹目は、机の下。]
[二匹目は、ベットの中。]
[三匹目は、火の入ってないストーブの中。]
[四匹目は、台所の戸だなの中。]
[五匹目は、洋服ダンスの中。]
[六匹目は、洗濯おけの中。]
[ひとり、生き残った七匹目は、柱時計の中。]
(120) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[ここは、きみと僕だけの柱時計]
[ここなら誰にもみつからない]
[絶対 絶対 安心だから]
(121) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[この汚い世界から、 きみの目が 耳が 身体が汚れないように]
[塞いであげる 守ってあげる]
(122) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[きれいなままで 仕舞ってあげる]
(123) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[―――誰も来ない閉ざされた部屋に、 薄く薄く 埃が積もる。]
(124) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[汚れを洗う人間は、汚れにその手を触れなくてはいけない。
彼もまた、汚れに塗れたが故に いつの日か汚れになってしまったのだろう]
(125) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
怪物と闘う者は、 その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。
おまえが深淵を覗くならば、 深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。
* ニーチェ 『善悪の彼岸』 より *
(126) bou 2014/08/23(Sat) 02時頃
|
|
[いつもと同じように、陽が沈み。 いつもと同じように、月が昇る。
日常は何も変わらない。 変わらないからこそ愛おしく。 変わってしまうこと恐れてしまう。
自分だけが変わった世界で少女は膝を抱える。]
………………。
[『うま』はその場を動かず月を見上げる。 自分もその視線に従うかのように月を仰ぐ。
いつもと変わらないはずなのに、美しく思えた。]
(127) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
|
|
[夜の闇に、ぼんやりと1つの灯りが浮かぶ。 その灯りは少しずつ近づいてきて、そして自分がいる木の下で止まった。]
…………………?
[傍で昇る煙草の煙を払うように手を動かすも。 今の自分には関係ないことだと気付いて溜め息をついた。]
………………。
[木の下で腰を下ろし、『うま』の背を撫でながら月を見上げる男。 それを見下ろしながら、暫くその様子を眺める。]
(128) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
|
|
……………… ………………… …………………… ……………………… ………………………… …………………………… ………………………………
……………………………………
[ただひたすらに無言。]
(129) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
|
|
[いつもと変わらない親子のやりとり。 それに、笑みを浮かべて月を見上げた。
男は手元のランタンを持ち上げ月へと向ける。]
「……………母さんによろしくな…」
[その目はこちらを見ているようで。 不覚にも泣いてしまいそうになった。]
(130) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
|
|
[月にはうさぎがいる――――と。 教えてくれたのは父親だった。]
…………あれ……?
[傍にうさぎがいることに気付いて。 笑って立ち上がった。]
………おかあさん……に…あわなきゃ…… …おとうさんの……かわりに……
[うさぎの頭を撫でて、木から飛び降りる。]
(131) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
|
|
[月の光の中でも、ほんのり道を示してくれる。 そのランタンの灯りを見て笑みを浮かべる。]
………………ヴェスおじさんは……。 …………やっぱり…………。
[その光があれば、きっと迷うこともない。]
………いっしょに……いく…? ……ゆめの……つづき…さがしにいこう…?
[見送ってくれる父と愛馬に手を振って。 うさぎ1羽と一緒に――――――月の道を歩く。
優しい人が示してくれた灯りを頼りに。**]
(132) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
|
|
― 朝 ―
[オスカーが連れて行かれ、結社員から処刑終了の知らせが告げられた。スージーからオスカーの話は聞けただろうか。
何にせよ。 何にせよ、これで、おわりだ。 人狼は、いなくなった。]
――…
[軽く息を吐く。]
(133) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
|
|
[いなくなった人狼を思う。]
[未だに、わるいやつだと、思っているわけじゃない。]
[オスカーも。イアンも。あいつも。]
(134) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
|
|
[しかしどうやらまだ出してもらえないようだ。
残ったのはスージーにハナ。ハナが料理をできるかもしれない。何にせよ、食材をよこすくらいなら料理をよこせ、とコルクボードで注文をよこした。 ローズマリーの酒場に、料理の注文があったかどうかは彼女が知っているだろう。
ヴェスパタインの様子を見る。 どんな顔をしてるだろうか。
スージーやハナも。
自分はきっと、いたって普通だっただろう。]
(135) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
|
|
― 解放されたのちの村で ―
[一週間のうちに処刑台は片づけられており、結局それを見る事はなかった。最後に残った結社の痕跡は集会場だ。 はめられた鉄格子を撤去する作業をなんとなく眺めていた。 そこでジェレミーに会う。]
結社って、こんな仕事してたんだなぁ
[そんな事をぽつりと言った。 仕事をしたのか訊ねられるとははと笑う。]
な〜んにもしてないよ〜 誰も護れなかったし、…護らなかった やっぱり向いてないんじゃないかな〜
[守護者だという事がばれたとき、その後彼が村にあまり戻らなくなったあと。 一緒に暮らしていた見知らぬ親父の行方が知れなくなったさらに後の話。 戻ってきたジェレミーに結社に誘われた事がある。 人狼自体にはそこまで敵意もなかったし、なにより、この村から出る気はあまりなかったので、断った。 今はどうだろうと思うものの、触れないまま。]
(136) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
|
|
そういや、スージーもそうだとは知らなかったんだけど〜 お前しってたのぉ?
[そして、殴られたぁ?と訊ねて、わらった。 イアンの最期と、キャロライナの最期と、 オスカーの最期について。
少しだけ聞いてみる。彼はまだこの村にいなかったので知ってるやつを捕まえようかと訊ねられたけど、少し悩んで、お願いした。
オスカーは抵抗せずに。 イアンとキャロライナは二人とも 違う理由で笑って死んだ事を聞くと、 そっかぁ…と、ただつぶやいた。]
(137) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
|
|
あぁ、あと なんか、捕まってるらしいじゃん 定吉ってやつう?
あいつはたぶん、―――…
[ほかの人狼の居場所を知っている。 伝えるかを、迷う。定吉の顔を思い出した。 利用されてるのも期待されてるのも、 恐らくはもう、その期待に応える事が出来ない事も、 わかっていたけど。
あいつも占い師もきえて、残ったのは定吉だけだ。]
おれのこと、心配だったのかもねぇ 結構長い付き合いなんだ〜、あいつも…
[それだけ伝えた。 定吉は解放されるだろうか、されたならきっとまた、ほとぼりが冷めたころ…何年か先にでもこの村を訪れるのだろうと思う。 ――― その時、その時までには。少しやりたいことがあった。]
(138) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
|
|
― 解放されたのちの村で ―
[ぶらぶらと歩きまわる。 村人に会うもどう接すればいいか解らないのか、遠巻きだった。 元からそんな感じではあるので、事件のせいか自分のせいかはよくわからない。両方かもしれない。
ワンダの魚屋やラルフの家。キャロライナの牧場。 ―― 牧場で、ぷかりと浮かぶのは見覚えのある煙だった。
牧場にこそ来たことはなかったものの。 ローズマリーの酒場で時折見かける姿。 キャロライナの父親だった。]
やっほぉ
[かけた声色は酒場で声をかけるような気安さだった。 こちらをちらと見て、やはり無言のまま。 特に何を話すでもなく、ただお互いを認識しているだけの空気。]
(139) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
|
|
……
[別に何も話せない空気、とかそういうものではなく、具体的に話すことがなにもなかっただけだ。ただ顔を見に来たなのだから。 それでもしばらくはぼんやりとそこにとどまる。 空へと昇って行く煙草の煙は追悼のようだ。
小一時間経った後、軽く伸びをして、さてとという。]
そろそろかえろ〜っと また飲みにでもいこー
[彼はキャロライナの最期を結社から聞いているだろうか。ヴェスパタインはもうここに来ただろうか。 今も頭に残るのは、――死は悲しい事じゃない。といったその言葉。けれど、余計な事は言わないまま、何も言わないままに、牧場をあとにした。]
(140) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
|
|
― 解放されたのちの村で ―
[雑貨屋の前を通る。 少し立ち止まって見上げた。
しばらくしたら両親も帰ってくるんだろうか。
寄って行こうかな、と思ったけど。 やめておいた。
でもきっとこの先、ハナに会う時の態度は、 あの事件が起こる前と同じものだろう。
彼女が何を思うかは、解らないが。]
(141) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る