194 花籠遊里
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[ベルさまの姿を見送れば、残っていた大判焼きを食べ。 甘さに一人、幸せそうに頬を緩めている時でした。
中庭の方へと舞い降りる『蝶』は あの時>>37に見ていた御方でありました。 『花』と手を取り合っているようにお見受けします>>82 それは月光にも負けず劣らない輝きを見せる 亀吉さんの、髪の色でありました。
水面以外に触れる亀吉さんの手を。 その手をとる蝶の黒い手袋を眺め。 僕は静かに、中庭を後にすることに致します。
『蝶』を惹きつける『花』の傍で 僕が在るのは無粋でしょう。 絵画のような情景には目を細め、廊下を少し歩きます。]
(101) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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[鈍い相手ではない事を悔やむのは一瞬。>>98 触れる唇に集中し、思考を止め。]
美食、ではなく悪食でしょうに。 ……まあ、別籠で、のお気持ちは何となく分かりますが。
[己に課された大金は、枷。 此の場所の外を思い描けぬほどの。
腕を回され逃げられぬ身体。 抵抗などしないのに、強引な蝶だと思う。 もう一羽の蝶へ視線は無理矢理に。
微か困惑を混ぜながらも、笑みはやはり、顔を覆う。]
(102) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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[煙草に手を伸ばす>>99のを見れば、その優雅な仕草に目を細める 何も出ないぞ?と言っているものの、いつもお茶とお菓子のお代りを用意してくれている優しい友人 のんびりするかとの誘いには満面の笑みで頷きました]
ええ、私ものんびりしたいと思っていました。 朧の邪魔になっていないなら良かった。 …あ、ありがとうございます。
[器にはまだ僅かに茶は残っていて 彼の手もとの刻み煙草にほんのり橙の火が灯る 少しばかり開いた襖の外には、ゆるり刻み煙草の香りが漂った事だろう]
…何だか不思議な香りですよね。
[それ、と 刻み煙草の香りを嗅ぎつつそう呟いた]
(103) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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どうだろうね。 そこを乱すのもお前さんの腕の見せ所ってな。
[振り回される方に配慮をしないのは此処が遊郭で蝶と花は対等では無いと理解しているからのこと。 そうして実際にはその乱痴気に簡単に乗らない男であろうとこの距離感の取り方が上手い男に向けて眼鏡の奥で笑って見せた]
花は咲かせて楽しむもんだ。 逃げられて後ろ足で蹴られるような趣味じゃあ無いのだろう?
[程よい会話の応酬を楽しめる良い蝶であるけれど素性も外の顔も詮索は一切しない。 それくらいが丁度良い遊び場なのだろうと勝手に思ってはいるのだけど]
(104) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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[重なる手は幾分か自身の物より大きく感じられた。>>82 伝わる人の温かみ。何処か慣れぬ感覚に、求めたのは自分の方だというのに、少し顔を逸らしてしまう。
だが蝋に翳り差すことで増される『蝶』の鮮やかさに。浮かべられた笑みに。握る手にほんのりと力を加えては口元を緩めてみせて。]
…人前はあまり得意ではないのです。
[なんて。 殊勝なことを口遊みながら、鉢の中の金魚が小さく音を立てて舞い踊る。蝶が暫し瞼を下ろしていたのなら、薄明かりの中でも一際映えるその横顔に一瞥しただろうか。
手を引かれるまま、廊下へと足を踏み入れる。 青年の言葉を辿らせるのならば、向かう先は玄関付近の中庭だろうか。
先程耳にした床の軋む音は、何処かあやふやなリズムを奏でていたように思えたけれど。>>37 同じ人であるようには思えず。
連れられる道中、歩を進めながら思案していれば、甘い匂い>>101が鼻を掠めたような気がして。 ちらりと視線を向けた先、柔らかそうな笑みを零す『花』を見つけられたのなら、曖昧に笑みを向けてみただろうか。]
(105) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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─廊下→中庭─
[硝子戸を開けた先の中庭へと訪れる頃、誰かと擦れ違ったかどうだったか。
それもまぁるいお天道様を眺めていれば、闇夜に飲まれるように視線を向けて。
思い出したかのように、隣に立つ青年へと視線を向けて。]
亀に吉でかめよし。…です。
……そういう貴方は蝶、ですよね? 初めてお会いする気がするのですが、…よくこういった場所で休まれるのでしょうか?
[名を名乗る時は少しだけ、重たく唇を開いて。それでも何とか向き直ろうと。その時になり、横顔を見られていたことに気付けば、首を傾げる仕草を一つ。]
──…貴方のお名前を、お聞きしても?
[手がまだ重なったままであったのなら、少しばかり指先を絡めようと伸ばしながら、そう『蝶』に『花』は小さく揺れる。]
(106) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 00時頃
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──館内、廊下──
………!
[足音も静かに出くわしたのは、『蝶』と『花』の唇重ね合わせるところでしたでしょうか。 『花』は自由を奪われ、まるで見世物の如く>>100 捕らわれた方も、顔には笑みを貼り付けて>>102 見せられているのか、もう片方の『蝶』はどうしていたでしょう?>>104
差し出がましいようではございますが あまりご無体なことは…。
そう告げた方がいいのでしょうが、うまく言葉になりません。 此処へ数度訪れた事のある彼の『蝶』が そういった悪趣味をお持ちだということは知っていましたし 僕という『花』にも、丁助さんという『花』にも 拒否権などは概ね無いと謂うことを、知るが故にでもありました。]
(107) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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毒があるなら、事前申告しておけ。 お前さんの肝から喰らってやるよ。
[高い金子を支払い、好き好きに花を贖う男。>>102 食指が動けば、傲慢に振舞い花を寝所に並べる。 道楽的に金を使い、夜に彩を添える享楽者。
彼の背負う咎と反して、余りに易い金貨の重み。 男にとっては、一時を慰めるだけの黄金色に過ぎず。
花の扱い知らぬ無粋を気取り、彼の腰へと五指を立てた。 彼の身に、また金が動くと、教えるように。]
お前さんも旦那に媚くらい売ったらどうだい。 案外、優しく振舞ってくれるかも知れないぜ?
(108) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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[ふぅ……とゆっくり煙を体外へと出せば真新しい畳の匂いが微かに広がる。 あまり彼の前では吸わないせいか、藤之助は珍しそうに見ていたかもしれないが。]
嫌いか?この香。 それとも興味がある、とか?
[ゆらりと煙管を揺らせば、それに合わせて煙も動く。 上手い具合に煙を吸ってから、輪の形を作って見せれば面白がってくれただろうか。
藤之助と過ごす、このゆったりとした時間の流れ。 その中で他愛の無い言葉を交わしたり、茶を飲んだり、そんな過ごし方を朧は気に入っていた。>>103]
(109) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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体よく見捨てる旦那も心得て。 ―――…俺が花に溺れて、奉仕する手合にでも見えるかい。
[彼の湾曲を態と下卑た直裁に変え、丁助の肩に顎を乗せた。 鮮橙と淡赤の灯が並び、彼に向けて瞳を細め。>>104]
足癖の悪いのは嫌いじゃねぇよ。 ちと刃向かうくらいが愛いじゃねぇか。
―――それとも、従順無垢がお好みかね。
そいつは意外だ。 興が向けば旦那の腕って奴を見せて貰いたい所。
[性質の悪い男は、悪びれもせず、火遊びの種を撒く。 色街界隈で派手と云われる道楽の真髄を垣間見せながら。]
(110) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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はは、毒なんて持つ筈が。 まさか、今宵の蝶は毒があるものを食したいと?
[冗談こそが淡い毒とも言えるのだろうか。 好きに振舞う男の指に、反射で小さく身を縮め。>>108 何事も無かったかのように話を続ける。]
媚、で御座いますか。 さあ、花である己の顔を見知って頂ければとは思いますが、僕に似合うような媚となると。
[笑顔のまま、思いつかないと惚けて見せる。]
(111) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 00時半頃
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[藺草の香りと煙草の香りが混ざり合い、得もしれぬ不思議な匂いとなる 嫌いか?>>109と聞かれればふるり首を振り]
興味あります。 だって不思議な香りが…わぁ。
[煙管の煙が彼の手の動きに合わせゆらり、ゆらり ゆるやかに天井まで細く棚引くのを面白そうに眺めていれば、輪の形になった煙まで飛び出して 思わず童心に還ったみたいに目を輝かせたろう
彼と過ごすのはとても楽しく時の経つのを忘れてしまいそう 柔らかな、だが不思議な香りに包まれたこの部屋は、何処か落ち着く]
それ、その輪にするもの。 どうやるのですか?
[不思議そうに尋ねれば果たして彼は答えてくれたろうか]
(112) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 00時半頃
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案外ってね。
[花に無理強いをしたことは無いつもりだったが其れを口にする道理もなく 叩き返される軽口に深まるのは目元の皺と笑みの色に揺れる肩。 このやりとりを覗き見する花はどう思うかは当然知る由もない]
おやおやそれなら少しばかり跳ねっ返りを乗りこなしてくれよ。 俺だって一晩夢を見れればいいのさ。 其れが素直だろうと無垢だろうとじゃじゃ馬だろうとすることは同じ。
[啜れるのが旨い蜜になるか否かは己の手腕に掛かっている。 唯それだけだと理解っているから見物がいても恐らくすることに変わりは無い]
(113) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 01時頃
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―――…、
[視線に気付くはやはり、聡い男。>>107 楼歴の長い花が行儀の良い客しか知らぬわけは在るまい、 それでも彼に走った驚きは見逃さず。]
……櫻は散ったか、まだ梢。 ――…口寂しいかい、櫻子よ。
[彼の思惑に無いだろう一番ふざけた言葉を吐き出し、 見せ付けるよう、傍らの丁助の口角を突いた。
謳うように吐き出したのは、まるで幼子に聞かせるが如く。]
(114) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 01時頃
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――…そんな胡散臭ぇ笑い方じゃ信憑性ねぇよ。 雑草気取りが云うじゃねぇか。
[ぴしゃりと言い放てば、戻ってしまった彼の表情に逡巡数秒。 一瞬、彼に勁い眼差しの色を投げかけ。>>111]
―――…嘘吐きめ。
[詰る声と所作が同時。彼の唇を再び塞ぐ接触。 されども今度は彼の尾骶骨を悪戯に押し上げた。 口付けと、夜の戯れを、見えない糸で繋げるように。
ぬるりと口唇を這った軟体は、彼の口内まで攫う算段。 噛み切られればそれもまた良しと、焔を舐めた。
接吻を奪った男は、執着を見せずに、別離と解放を選択。 舌を彼に向けてベ、と出して笑うのは、年に似合わぬ揶揄い故。]
(115) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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可憐が好みなら、アレもよかろうよ。旦那。
[フランクの呆れに構わず、声で巻き込むは櫻の花。>>113 抜き差しならぬ彼も、気付いていただろう気配を指摘すると、 丁助より距離をとって、早い手は櫻へ伸びる。]
―――そいつこそ、意外だ。旦那。 お前さんは温い夢じゃ、目覚めちまうと思っていたよ。
[喉を軽く震わせると、気まぐれな蝶は花を変え。 今度は散らぬ櫻の枝へと*止まった。*]
(116) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 01時頃
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[目を輝かせ作り方を聞いてくる彼に和んだような笑みを浮かべ。>>112 おまけにもう一つ、輪っかを作って見せただろう。 一度長火鉢灰を落としてから引出を一つ開ける。 愛用している山吹色の煙管に葉を詰め火を落とすとゆっくりと息を吸い。]
ほら、口元よく見てな。 丸く窄めて息をはく。それだけだ。
[説明し終わると同時に輪を一つ。 簡単だろ?と笑いながら灰を落とした。 葉の香、味共に味わえる時間は意外に短い。]
(117) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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[乱す、乱さない、其の様な言葉の遣り取りを、花は唯笑んで耳にする。 面白いからではなく、そう在るのが癖であるために。]
……おうじ?
[蝶が指摘する、おうじの視線。>>107 動揺は思わず言葉になり、其れを笑みの奥に閉じ込めようと思ったのに。
声が唇の内側に篭る。>>115 言いたかったのが抗議かそれ以外か、自分自身でもわからなかった。 身体が跳ねたのは驚き以外の感触で。 無防備故に軽く歯を立ててしまい、慌て舌を受け入れる。
花として、あるまじき失態だと、思った。
唇が離れ、悪戯をする子供のように笑う顔を見て、困惑の表情は数秒。 その後何事も無かったかのように、また何時もの顔を貼り付ける。**]
(118) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 01時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 01時頃
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[暫くははらはらと様子を見守っていた僕で在りました。 見せ付けられている側は、揶揄にも揶揄を返し>>113 まるで言葉遊びでもあるかのように 余裕、という態度で愉しんでおられるようにも思えます。 言葉の内容は、些か褒められたものではないでしょうが それでも『蝶』同士の戯れなれば、僕たち『花』に それを咎める事も、制止することも、叶わないのです。]
───…っ、!
[ですが、僕の耳へと届くのは幼子に聴かせるような 思いもよらぬ、唄でした>>114
「櫻は散ったか」
彼の『蝶』は僕を見る度、そんな風な言葉を 口に零しているように思います。]
(119) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 01時頃
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アレ・・・?
[目の前で蝶が花の蜜を味見するのを眺めつつも話を投げられた花へ視線をやると、 先に見た女と見紛うような可憐な花が一輪揺れている]
今いる花全部の味見をするってのなら俺は今お前さんを止めるがね。
[例え過去に同じ花の相手をしたことがあったとしても其れは過去のこと。 今目の前でという趣向は持ちあわせて居らず当然気分も良くは無いと笑みは消え失せる]
俺を眠らせていいのは蝶じゃ無しに花だけだからな。
(120) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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ー中庭/硝子戸の廊下ー
[――淡藤を泡色を纏う彼の向こうに見えた姿は>>54>>55だったか。一角でゆぅらりゆらりその身体を動かす様を、廊下の闇へと消えて行く姿は視界の隅にて捉えよう。 また玄関の空いた隙間から吹かれた温風に乗って来た煙草の香には顔を歪めてはみたけれど。]
…かめよし、亀吉。…珍しいよな、キミの姿形もその名前も。
[そうして紡がれた言葉に、重い声を聊か怪訝に思へども。されとてその声色はどこか心地が良いと暫く沈黙に身を委ね。言葉が全身に伝ったのならば、確認するように反覆し、軈て伺う様にその姿を爪先まで視線を伸ばしてみたことだろう。 そうして問われた言の葉を返そうと、薄い唇を開き、少しだけ勿体ぶる様に咳をした]
(121) 2014/09/13(Sat) 01時半頃
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――…トレイル、ペティンガー。 …こういうトコロで休むのは始めてだよ。
[その内に背後から誰かの足音が鼓膜を叩いたのなら>>101、首を傾げる目前の御人から視線を逸らし其方へ顔を向けたことだろう。そうしてその姿が先や手を拱いていた人と知れば、また直ぐに”淡藤”へと視線を戻し。
疑問符と共に自分の指先に触れた彼の手には、勝手ながらも強請りの色を感じ得て。また彼の名を口内で繰り返したならば、”はじめて”だと言う緊張感を、戸惑を紛らわせる為にも揺れた指の先を布の上から控え目に握ってみたことだろう]
勝手が良く、分かんないんだよね。 …ねェ、花って…キミは、どこまでしてくれるんだい。
[其れからその指先を伝い、手の平を通り。つつつ、とその肘に腕に、肩に指先を這わせ、首元へと辿り着いたのなら。何を思うでも無くただ無機質にその首に、決して温かくは無い手の体温を重ねてみたことだろう。]
(122) 2014/09/13(Sat) 01時半頃
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[見せ付けるような行為がそうさせたのでしょうか>>114>>115 微か、僕の名を紡いだ音がそうさせたのでしょうか>>118
目前で繰り広げられる、乱暴な接吻。 僕はそれを黙って見つめながら──いえ、見詰めながら。 見えぬ奥歯を、ぐっと 一人噛み締めておりました。
『アレ』と。 人でもなく『花』でもなく、僕を言葉だけで指し示す彼は 羽を広げて枝葉に止まろうと致しました>>116 本来ならば、どんなことでも受け入れるべきでありましょう。
その蝶の『羽』が、彼の手が、 桜の枝葉へ伸びた時。]
(123) 2014/09/13(Sat) 01時半頃
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[ふぅわりふわり、空に浮かんだ輪っかにもひとつそれが加わり>>117幼子の様に楽しげに瞳はそれを追う 口元をよく見ろ、という言葉にじっと見つめていたけれど。嗜んでいた琴以外には存外不器用な己である。説明されたり見たりはしたけどあまり出来そうな気はせず]
器用ですね、朧。
[簡単だろうといいながら笑う彼に、暗に難しそうだと告げる 煙草の香、沁み込むように天井へと消えたろうか そんな幻想的な光景を眺めていればああもう煙草の煙は姿を消す。刹那にもにた短い時間しか味わえないそれは、朧月夜の満月にも似ていた]
(124) 2014/09/13(Sat) 01時半頃
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───いけません。
櫻の枝葉には棘持つ虫が寄るのを御存知ですか? あなたさまの手が、怪我をされてはなりません。
[僕は触れようとした彼の手を取ると、そっと両手で包み込み ふわりと『作り笑い』をして見せました。]
櫻は、それこそ 散り行く姿を愛でるのみで十分でございましょう。
[優しく柔らかく告げる声には きっと優しさも柔らかさも在りはしなかったのでございます。 僕はゆるゆると首を振り、もう一度だけ微笑みました。 それは丁助さんの貼り付けた笑みとはまた違うものでありました。]
(125) 2014/09/13(Sat) 01時半頃
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[制止の手を伸ばす間もなく花の声と慣れた動きで躱される姿を見て動きかけたその意味も無いと知り。 今一度有れの何処が可憐な花なのかを問うても良かったのだけども、 其処まで意地も悪くは無い性分ということになっているから口を噤む事にする]
(126) 2014/09/13(Sat) 01時半頃
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大変な失礼を致しました。
[そういって僕は、夜を遊び歩く『蝶』から身を離しました。 彼は気付いているでしょうか? 僕が名を知る『蝶』の中、唯一彼の名は呼ばないと謂うことを。 苦手、と謂う一言で片付けるのとはまた違う。 けれど僕は確実に、彼をとても、苦手に思っておりました。
もう一人の『蝶』の顔からは、笑みも消え失せておりました>>120 それを見れば眉を下げ、申し訳御座いませんと頭を下げたことでしょう。 彼も幾度、此処へ訪れる『蝶』では在りましたが いつも共にいらっしゃる御方しか、一夜を過ごしたことは無かったように記憶しています。]
あなたさまを眠らせてくれる『花』に 出逢えるとよろしいですね。
[申し訳なさそうに眉を下げていた顔もこの時ばかりは 漸く、作り笑いではない笑みを向けたのでございます。]
(127) 2014/09/13(Sat) 01時半頃
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そうか? 琴が出来る藤之助の方が、俺は器用だと思うが。
[琴に華道、茶道にと芸事は一通り仕込まれたものの。 どれも得意だと胸を張れる物は無く――唯一茶を入れる事だけ他人に見せられる程度にはなったが。―― 華やかに唄うのも、三味線を弾くのも、美しく舞うのも朧は苦手としていた。
……故に、他の花達を羨む事も多かったのだが。 数少ない友人が喜んでくれのなら、煙管<これ>を趣味として嗜んでいて良かった、のかもしれない。>>124]
今度聞かせてくれ、お前の琴。
[山吹色を懐へと仕舞えば長火鉢を退かし。 独特の香りが辺りに融けるのをぼんやりと眺めると、名残惜しそうにゆるりと立ち上がり。]
藤之助、少し歩かないか?
[蝶を見に行くために、彼を*誘ったかもしれない。*]
(128) 2014/09/13(Sat) 02時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2014/09/13(Sat) 02時頃
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─中庭/硝子戸の廊下─
[宵闇の宴は静かに幕を上げている。 足を進める中、見知った紅色の一輪の花>>54>>55を見つけられたのなら、寸時の間見咎めて。
もうすっかり覚えてしまった、漂う紫煙のにおいには、顔を歪める彼とは裏腹に常通りの面持ちで構えて。]
…貴方達からしたら、珍しい響きを持ったもの……なのでしょうか。
[名について触れられたのなら、やんわりと返して。 つま先から辿られる視線には、少しばかり居心地が悪そうに瞳を泳がせつつ、言葉を濁そうとにっこり。 果たして彼に通じたのやら。それは分からぬところであり。]
…ぺ、…ペティンガー…様。
[咳払いを一つして告げられた蝶の名を。 常はあまり使わぬ横文字に拙くも名を紡ごうと唇動かしては、呟きを。
名乗られる際に勿体付けられたことには気付かず、馴染みのない音を数度小さく繰り返すように、彼の名を何度か呟きを落として。]
(129) 2014/09/13(Sat) 02時頃
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[散るのをただぼけっと見るだけでいいのも悪趣味な話。 その謝罪の理由は何なのか考える事も無いままに頭を下げて流れる黒を見て口に出かけたのはそんな言葉。 この遊郭の花たちは積極性が無いように感じ始めていた矢先の出来事故か尚更]
お前も花なのに? 枕でも抱いて寝ろってか。
[折角の綺麗な貌に笑みが浮かんでいても手折りたいとすら思えなくてぷかりと煙を吐き出し。 毒も牙も抜けた味の臍を噛みながら*その場を後にする*]
(130) 2014/09/13(Sat) 02時頃
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