8 DOREI品評会
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『貴方の なまえ…。
なぜ 急に…?』
[名前を教えてくれた事は、素直に嬉しかった。
もっと言えば、話しかけてくれた事すら嬉しかった。
心のどこかで、もう話しかけて貰えないような気がしていたから。
だから、視線が外され、向けられた背中にはまた壁が出来た気がして。
少しばかり不安は募る。
急に名を教えてくれた事。
何か、意味があるのだろうか。]
[陰鬱な男の笑い声に、ぎり、と奥歯を噛んで
両手を力いっぱい握りしめた。]
…ッ、痛
[びり、と力めば身体に残る痛みに響いた。]
……
[呟かれた異国の言葉は解らない。
ただ、解らないけれど予想はついた。]
――― … 、…
[唯、この場で理由を言う素振りは見せずのまま
背だけを彼女に向け続ける。]
[舞台上の少女の悲痛な願いは客席に、私の耳にも届いて。
じくりと胸は痛む。
客席の男と主人が入札する様子も無く。
恐らくこのままでは、あの子は―――。
自然と眉が下がる。
無情にも時は過ぎ。
道化師のアナウンスが響き渡った。
落札されたNo.は…5。]
―――…。
[問いかけても、返らない答え。
その理由を知る由は無い。
ただ、向けられ続ける背中に漆黒は徐々に翳って。
俯き、りん――…と鈴が啼いた時。]
『ごめん、 な さ、…。』
[唇から零れ落ちるように紡がれたのは。
彼の背だけに向けられた、謝罪の言葉。
小さく、震えたその声は彼の耳に届いたか。]
[痛い。
―― 痛い。
―――― いたい。]
……
[だから 尚、痛みを与えてはいけないのだと
振り返らない。
振りかえれない。
耳に小さく届くのは鈴の音と、 謝罪の言葉。]
ッ…
[唇を 静かに引いて 堪える。]
─ オークション後 用意される花束の話 ─
[ジェレミーの元へ送られる花束。何十本もの薔薇で埋められた柩のようなもの。装飾的な箱の中に、かぐわしい薔薇とジョーゼットのドレスで飾られたカルヴィナが横たえられている。]
清らかなまま死んだ乙女か、
女装の少年のようにみたいだね。
後、スカートをめくらなければさ。
[梱包は奴隷品評会の主催者ヨアヒムに完全に委任する事も出来た。グロリアは最初そのつもりだったかもしれない。けれども、今、イアンが梱包の最後を仕上げようとしている。]
ねえ、カルヴィナ。
手枷と足枷は、会場に運ばれた時も付いてたっけ。
意識があるまま、箱詰めされて運ばれるのは怖いかな。
―― 梱包作業 ――
[薔薇の香は、ブルネットの女を思い出させる。その肌にドラキュラのように突き立てられる犬歯、爪、紅は瀝り薔薇の花弁を血の色に染め上げて。これから送り先の主の友人が垣間見せた狂気は、これからの前途が決して明るくないことを証明していた。]
勝手に殺すな。
まぁ、自分の手元で死なれるのは
寝覚めが悪いのだろうけれど。
僕は連れて来られた時は目隠し以外は自由だったよ。
控え室では、足枷ついでに椅子に縛られていたけどね。
暴れても大した力がないと、分かっていたんだろう。
[薔薇の芳香に包まれて窒息死してしまいそう。
閉所恐怖症ではなかったが、目隠しのトラウマはそれに近い状態に少女を追いやっていた。]
……服を着ていられるだけマシだ。
[頼りなくひらひらと身を飾るドレスが似合っているのか、自分には分からない。
イアンの言からすると、最早男装も女装も似合うとは言い難くなっているのだろう。
中途半端な自身に何を望んだのか、買い取った恩人の手を振り払って、少女は今ここにいる。]
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[ヴェスパタインが去って後、舞台の上では装置の移動が行われていた。それを見ることはない。 しばらくすればどこかに行っていたヴェスパタインが戻ってくる。
装置に括り付けられ、炙られ始める二人を、何も言わず見ていた。
感慨も嫌悪もなく、ただ見るだけの舞台。 反応の違う二人の奴隷。 パトリシアの様子はやはりどこまでも変わらない。 客へと意見をする様子も媚を見せないことも。それは既に壊れてしまった後なのか、それとも屈強なだけなのか、そのどちらでも、興味を持ったのは確か。
奴隷として欲しいかと問われるなら、少なくともグロリアには必要なかった。 もしカルヴィナを手放さなければ、入札を考えていたかもしれないし、奴隷以外でなら、欲しかったかもしれない。 それも、彼女の強さがあってこそで、けれどその強さがあるからこそ買うことは戸惑われて]
(55) 2010/04/13(Tue) 00時半頃
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[マーゴの嬌声とも悲鳴とも言える声が響く。消える蝋燭の火。 説明を請う男の声にも、ただ舞台を見ているだけ。 何も、しようとはせず。
時を止めたように微笑んだまま座っていた。
やがてネイサンの声が響く。 No.5への入札の声。
マーゴの懇願の声が聞こえて、漸く。 添えられた男の腕に、顔を傾けた]
(56) 2010/04/13(Tue) 00時半頃
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