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[男の考えていることなどいざ知らず、
今は更に奥へと押し込まれようとしているものに
耐えるだけで精一杯だった。
壊す、という単語一つだけでおびえる様な表情を垣間見せるも、
それは玩具が引き抜かれる感覚に消えてしまう。
すっかり解れたその場所に、男のものが埋められれば、
少年の唇から零れていくのは甘く微かに尾を引くような嬌声。
揺すぶられれば、それに呼応するかのように小さな喘ぎが零れた]
『き、もち…い、い』
[嬉しいと違う言葉なのは、まだ自分が達することを許されていないから。
本当は、もっと沢山動いて気持ち良くして欲しい、とも思うから]
[カルヴィナの梱包を申し出たその感情を客観的に把握するなら、酷く通俗的で人間らしい、醜くエゴイスティックなものになる。]
俺は、グロリアの為に、
きみが死んでも構わない。
みっともなく啼きわめいてる時の君は
とても可愛かったのに。
──カルヴィナ。
[柩の蓋を閉める瞬間、なるほどこういった時間をイアンをオークション会場に送った男は、自分を使って味わったのかと思う。]
君は奴隷にはなれなくて
俺は奴隷だね。主人にはなれない。
[柩を閉じてから、普段は嗅がぬ薔薇の残り香の瑞々しさに、目眩と息苦しさを感じた**。]
メモを貼った。
しょうがない子だね、御前は。
……こっちにハメてやらないとイけないなんて。
[揺さ振るように背後から突き上げる。
仕草は緩慢で、彼には物足りないものかも知れず。
甘い声で鳴くようになった青年の背に走る紅い鞭の痕を指先でなぞるように弄っていれば、聞こえるノックの音。
召使が運んで来たのは無言の少女だった。
ラッピングは取り除かれ、栓も外された姿。髪から落ちた雫が床を濡らしている。
二日ぶりかなNo2。
俺にプレゼントされるなんて、ついてないね。
もう貫通してしまったのかな。
[提案を却下され、ろくな検分すら許されなかったお陰で男はあの場ですべき事を無くして帰る事を決めた。まさかその後で買う前に散らされたとは知らなかったから、彼女から其の経緯が聞ければ苛立ちをぶつけるようにJadeを乱暴に貫く]
『ごめ…な、さ…』
[緩やかな突き上げは、達するには足りず。
かと言って、そのために自分を慰める手を急かすことはできない。
背中の傷をなぞる指先に、男を咥えこんだ内側は細かく震える。
聞こえたノック音に、蕩けた硬翠はちらりと向かった。
見えた姿。誰だっただろう。
快楽に浸った脳では思い出すまでに時間がかかった。
No2は、あの小さな子供だったか。
そこまで漸く思い出して]
────ッッ!!
[中を荒く貫く熱に声にならない声をあげて、
それでも達しないように指は自身を抑えたまま]
お……いまのでイかないのは、偉いねJade。
[不意打ちのように貫いたが嬌声だけで留めたようだ。
彼の頭を子供にするように撫ぜると]
それじゃあ、積もる話は後にして
とりあえずNo2もこっちにおいで。
御前の検分は結局させてもらえてないからね、俺。
[ひらひらと寝台へ少女を手招いた。
三人が乗っても充分過ぎる広さはある。
青年の奥を犯している男のモノはそのままに
うつ伏せた彼を抱えるようにして寝台に座りなおした。
少女から昂った青年の熱芯と、其の奥の繋がりまでが余す所なく見えるように]
Jadeは……女を抱いた事は無かったか。
ついでに筆下ろしも済ませておくかい?
[問いかけの形ではあったが、
元より彼らに拒否権など無い。
数日ですっかり従順になった青年を少女がどう思うのか]
言っておくけど、慣らさないよ?
俺にそんなサービス期待してないだろうね。
[少女へ冷たく告げると、男は青年の背を押した]
ほら、ハメて上げるといい。
上手に出来たら続き、してあげるよ。
[ぬる、と
彼の奥を埋めていた男の凶器に近い起立が抜ける。
命令通りに出来るまでは、お預けだと哂って
男は彼らの様子を褐色の瞳に映している**]
メモを貼った。
…、……ぁ…
[達しはしなかったけれど、きっと酷く男を締め付けはしただろう。
頭を撫でる男の手に、微かに身震いを一つ。
耳をベッドに直接つけているせいか、
スプリングの軋む音が耳に直接響いて聞こえた。
すっかり熱に浮かされた硬翠が、微かに少女を見たか]
ッ
[抱えあげられて、体勢が変わって、息が詰まる。
自分の重みが余計に男を深く咥えこんで、それだけでまた喉が震えた。
自分の酷く昂ったものとそれを抑え込む手が
少女の前に晒されるのは少しだけ抵抗があった]
『…ずっと、昔に』
[ないわけではない。それはまだ自分が幾らか幼かった時の話。
でも、その頃の体験のせいで女を抱けなくなったのも事実]
[男の言葉にゆっくりと瞳を瞬いて、その視線を少女へ向ける。
自分の中から抜け押していく熱に、喉が甘く啼いた。
ゆっくり息を一つ、二つ、すいこんで整えて、
幾らか熱の冷めた視線を持ち上げる]
『…慣らさなくて、いいんだ、ね?』
[確認する先は少女ではなくて、男に向けて。
赤い唇を湿らせるように舌がちらりと舐める姿は
手負いの虎が目の前の餌に食らいつこうとする気配に似ていた*]
メモを貼った。
【人】 良家の娘 グロリア そう、自分で考えるのは、いいことよ? (12) 2010/04/13(Tue) 07時頃 |
――――… シノ!!
[崩れる彼女に気付けたのは直前に鳴った鈴の音。
つい視線を向ければ彼女の体が傾いていて
とっさに右腕を伸ばし、そこで彼女の体を支える。
舞台では残された娘が控え室に戻り、舞台上は清掃に入っていた。
あの苦行ごと洗い流していく使用人達。
客席から見る舞台は、ライトの光もありよく見えた。
よく見られていたのだと 解った。]
…… っく
メモを貼った。
なんだ、経験済みね。
……なら話が早いじゃあないか。
[くすくすと笑い、青年をけしかける。
少しの抵抗には背に爪を立てて。
確認を此方へ向けてくる様子に、こくりと頷いた。
嗚呼、彼はちゃんとこの空間に
馴染んできている]
いいよ。
もう膜無いんだろ?
なら其処まで大惨事にはならないよ。
[キツい締め付けのお陰で男の陰茎は萎える事なく其処にある。
細めた瞳は絡みつくような視線を送るだけ。
男の其れは矢張り爬虫類のようだった*]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[男は、No,5と数字をつけられた女を自分の客室へと連れて行く。 (13) 2010/04/13(Tue) 10時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン ― 控え室 ― (14) 2010/04/13(Tue) 11時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン 君はひとつも言った事が出来なかったじゃない。 (15) 2010/04/13(Tue) 11時半頃 |
あら。
素敵なお友達ね。
[くすりと笑い、タウティと呼ばれた獣を見つめる。]
私、ジャングルに行ったことはなくて。
こういう手合いのコに逢うのは始めてよ?
[黒豹の目に己の視線を合わせ、一挙手一投足を見逃すまいとする。口許は、相変わらず歪んだ笑みのまま。]
(……もし銃があっても撃てないわね、これは。
彼が攻撃をするかどうかすら分からない。)
[腹に残る古傷が、じくりと痛んだ。]
メモを貼った。
【人】 良家の娘 グロリア[ヴェスパタインが控え室に向かうのはわかっていた。控え室で何を彼女に吹き込むのかわからなかったけれど、彼がここのルールに則っているのはわかっていたから、特に問題とも思わなかった。 (16) 2010/04/13(Tue) 13時頃 |
メモを貼った。
[窮屈な束縛から解放されて、湯浴みを済ませると、眼前で男が二人まぐわっていた。]
…………!?
[挙動がぴたりと止まった。あそこで随分と色々なものを見て、「擦れた」はずだったが。]
え、えええと……、
[言葉が沁みるまで一呼吸。貫通。こくり、と頷く。]
ついてないけれど、主人を蹴ってしまったから。
[肩を竦めて、居心地悪そうにもじもじとしている。もう少し、大袈裟に騒いでみせた方がいいのだろうか。梱包前に可愛げがないという主旨のことを嘯かれたのを思い出して。]
お愉しみの邪魔だった?
[こてんと首を傾げるが、次の主人となる相手に招かれれば素直に寝台の傍らへと寄った。いきなりか、とうんざりしつつも表情に出さないようにして、膝をつく。ぎしり、弾むスプリング。記憶では偉そうだったJadeと呼ばれる彼は、今や主人に組み敷かれ随分と折れたものだと思う。]
[黒豹の様子をじっと観察すると、奇妙な様子であることが分かる。]
……お喋りはしないのね。
[ぽつりと呟くその言葉だけが、薄布に包まれた部屋の空気を揺らす。]
(そう……これがさっき感じた「気配」の正体。なるほど。危険だわ。)
[汗だくになったメイド服のスカートペチコートを破り、厳重に幾重にも腕に巻き付ける。]
……さぁ。いらっしゃい。
[不敵に笑う女の胸を目掛けて、「気が立っている」と評された黒豹が飛び掛かった。それを見て、布を巻き付けた肘を突き出し、布と肉を噛ませる。]
………ッ!
[痛みに顔を歪める。牙は深く入り込んだが、骨はまだ断たれていないようだ。]
……グッドボーイ。そうよ。アナタが攻撃しない限り、私は攻撃したりしないわ。そう……いいコ。アナタ賢い、いいコよ。
[全身から、先程とは違う……脂汗が流れ落ちるのを感じ、食いちぎられないように肘をぐいぐいとタウティの喉元へと押しやる。獣と獣は、牽制しあうように、互いの目をじっと*見つめ合っている*]
メモを貼った。
[さぁびす。口の中で反芻する。獲物を見詰める蛇のような視線に竦み上ると同時、身体は負担を軽減しようと中心からぬかるみ始める。
間近で見た男の屹立した性器は、少女に埋めれば臍に届きそうなほど。思わず目を逸らした。もう一人の方は然程の質量でもなさそうだが、それでも。見知らぬ相手、それも口喧嘩の常習だった相手のそれを受け入れることには、屈服するかのような錯覚を覚えて下唇を噛んだ。]
ぁ、待って……、
[瑕一つない珠の肌に視線だけでたつ鳥肌を抱くようにして。指はそろりと臍の下に伸びる。慣らさないと痛い目を見るのは分かっていた。見咎められれば、諦めるけれど。]
準備、させて 貰えない……?
[きしり、緊張に力を込めた膝の下でスプリングが鳴いた。
栓をされていた後遺症で、完全に乾いているわけではないのが救いだ。
不安を燈した葡萄酒色の瞳は、矢張りシーツの上を彷徨って、男を正面から見詰めようとはしない。]
本屋 ベネットと向かい合うようにしてぺたんと座る。
メモを貼った。
邪魔だと思ったら此処へはつれて来ないよ。
それくらいは察しておくといい。
[男はスラックスの前を寛げただけ。
乱れぬ服装とは逆に抱きかかえた青年は少女と同じく一糸纏わぬ姿。
蛇が絡む首輪に唇寄せながら、くつくつと哂った]
主人を蹴った? それはまたお笑い種だね。
御前は未だ俺のモノじゃない。
此処で俺が気に入らなかったら、どうなるか
……わかるよね?
逆らうのは利巧じゃないよ。
[寝台のスプリングは硬めで、少女一人が乗ったくらいでは左程軋む音はしない。
近づく少女の未発達な身体を眺めながら、昂らせた己に手をかける]
[視線がそれるのに気付いた。
唇が歪む]
その間に彼が萎えるかもしれないよ?
俺のこれも、醒めちゃうかもね。
こっちも勃たせてくれるなら、どうぞ。
[少女の申し出に肩を竦めた。
視線は合わぬまま、ひたひたと手をかけた自身を示す**]
[白い肌の上に纏うのは、ブルネットの髪よりも深い色の毛皮。
その隙間からちらほらと、ほんのり染まった蚯蚓腫れの傷が覗く。
立っているだけでも、歩むだけでも、焦げた肩とえぐられた秘所がじゅくじゅくと痛む。
それでも、一歩ごとに疼く裡側の痛みは、まだ粘性を失わぬ男の精がその都度傷口から身体の中へと浸透していくように思えて、下腹をそっと手のひらでさする。
数時間も立てばサラリと溶けて、儚く流れ落ちてしまうのだけれど。
縋るように見上げる少女へと手を伸ばす主人の様子を、後ろに控えておとなしく見守った。]
メモを貼った。
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[男は、自分が袖の部屋に消えた後 (17) 2010/04/13(Tue) 14時頃 |
[まるで舞台と陸続きのよう。結局奴隷であるのなら、場所がどこでも変わりはないのか。
こくり、頷くと同時に固唾を呑む音が脳に響く。]
……逆らわない、さ。僕は一応奴隷だもの。
[男の視線を避けるのは、魂に契まれた不服従の片鱗まで見透かされそうだったから。それを逆手に取られそうで。
見比べれば、勃起時にしても硬翠の彼の方が楽なのは明らかだったから。彼に下肢を預ける姿勢で寝そべると、スラックスから突き出た金髪男の股間に顔を寄せた。ぷんと鼻を突く精臭と頬を擦る陰毛。]
これより、まだ……大きくなるの?
[あるのはただ恐怖。先端を口に含むだけでほぼ咥内を埋め尽くされる。淫蕩な娼婦を装って、少女は熱心に舌を絡めるが、付け焼刃で拙い口伎に男のそこが反応を示すかどうか。]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン― 控え室 ― (18) 2010/04/13(Tue) 14時頃 |
[右腕に掛かる重みは軽いけれど、人の温もりも感じた。
りん、と鳴る鈴の音。]
……づ
[動くだけで縫われた下半身が痛みを与えていく。
ずくずくとした感覚は消えないままで
ごろりとした異物感も絶えずあった。
ふつり、額にうっすら汗が滲んだ。]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン― 控え室 ― (19) 2010/04/13(Tue) 14時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[耳朶を食み、息を吹き込む。 (20) 2010/04/13(Tue) 14時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン 疲れたの? (21) 2010/04/13(Tue) 15時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン ― 舞台 ― (22) 2010/04/13(Tue) 15時頃 |
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