190 やどかりさまの、暇潰し
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エイリ……
[眉間に触れる指。 その時は瞬間、"彼"の表情を見た。 菅原の顔なのにそれは不思議と、 エイリの表情をしていて、]
本当に、――
[済まないという言葉を飲み込む以外に無かった。 吐き出してしまえば最後、 後悔の念に耐え切れず 前言撤回してしまいそうだったからだ。]
(42) 2014/08/20(Wed) 23時半頃
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[少し時間が経って。彼は椅子に自然に腰掛けて。
その側に寄った私は、ふと思いついたように囁いてみます。]
そんなに、気負いすぎないで下さい。
…そうされていたら、
[ジョークに聞こえるように、声に軽さを含める事が出来たでしょうか?
彼が疲弊するのは、私は望まないから。
少しでも、楽になってくれるといいなって、そう…思ってそんな事を口に出したのでした。]
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[襲うだなんて気持ちがどれほどか。 何時もの言葉をわざわざ選んだのは "彼"の本当の、優しさだったのだろうと思う。 >>39 握らされた黒い煙草の箱。]
本当に、お前は。 ―――、良い奴だ。
[それは何処か皮肉めいても聞こえるかもしれない。 この状況で手渡されるお守りに どれほどの重みがあるだろう。 それを容易くやってのける"彼"は とても、とても、嫌な奴だ、と心底で思い笑った。]
(43) 2014/08/20(Wed) 23時半頃
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まぁ、ちょっと
[タバコの箱を握ったまま 空いた手でつい、と外を示す。]
あいつらの様子見てくるわ
戻ってきたら、菅原のおっぱい 揉ませてくれ、エイリ
[子供のように笑って 手を振り、外へと*歩き出した*。]
(44) 2014/08/20(Wed) 23時半頃
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……
[ぼうやりと部屋の隅。
腰を下ろし、動きをみていた。]
お前も大概、
気遣いが過ぎるな
[はは、と軽い調子で笑う。]
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[飲み込まれた言葉(>>42)を推測するのは容易だ。 けれどオレは、それをしない。 そうして欲しくないから飲み込んだのだと。 そしてオレ自身が、飲み込ませたのでもあるのだから。]
良い奴すぎて、惚れちゃうでしょう?
[良い奴(>>43)なわけがないと、オレ自身がよくわかっている。 だからこうして紡ぐのは、嘘。]
紅子さんに殴られますよ? オレは全然、殴りませんけど。
[様子を見てくる(>>44)といった姿を見送ったのが この場所に座る、少し前*]
(45) 2014/08/21(Thu) 00時頃
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今の私に、何が出来ますか?
[掛けられた言葉に私はそう答えます。]
元々私には…何もすることは出来ませんから。
[あ、でも…と小さく呟いて。]
私なんかが色々しても…嬉しく無いでしょうね。
[今更気づきました、と苦笑い。]
いいや。
[嬉しくないという言葉をきいて
否定の言葉は、はっきりと。]
誰かに気遣われて
誰かに思われて
それを嬉しく思わない奴なんて
そう多くはないさ
[素直ではない言葉で、彼女を評価した。]
はは
[思わず大きめの声が出てしまった。
>>*4 小さく頷いて]
だよなぁ
[同意しておく。]
どのようにこれからなるのかは分かりません。
私等に至っては誰かの身体の中で生きていくことになるかさえ分かりません。でも、まぁ。
[そこで一息ついて。]
邪魔にならないのでしたら、それはそれで今は…いいのかもしれないですね。
[そう言って、少しだけ私は笑いました。]
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ほんと、優しい人ですよね。 お節介な人だなんて、第一印象にはなかったんだけど。
でも、そういうところ、嫌いじゃないです。
[呟く言葉は透けた人へ。 “誰に”と限定するでもない。 見つめているのは、水の揺らぐグラスひとつ。
指先に触れる。
消えてしまうなと、祈りながら*]
(46) 2014/08/21(Thu) 00時頃
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