人狼議事


256 【突発RP村】胡蝶の夢

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メモを貼った。


[ 扉を開けることはできません。
けれど、通り抜けることは叶うのでしょう。
廊下へと出て、そろと、進みましょう。

あの夜は、私の他に、
誰か“ 死 ”を迎えたのでしょうか。
ふらりと、私は、院内を歩きましょう。
それに、トレイルと、私は、
話がしたかったのを、憶えています。

彼の姿を求めて、部屋を回ることでしょう。*]


【人】 逃亡者 メルヤ


[オーレリアの名が刻まれた短剣。
幼き日に一度見せてもらったこともあったでしょうか。
どーしてでしょうか、今更脳裏に掠める。
母に託されたと聞き、羨ましく思ったことを思い出す。

幼子をあやす母のように、腕に包まれた夏の日。
小さな震えはやがて止まるが、ほんの少し嫉しさも生まれた。
母に愛された事があるから、
このようなことができるのだろう、と。]

 私は、林檎なんて、嫌い。

[ふと、雪が降り始めた時に言えなかったこと。>>1:32
最期になら言ってもいいと音にする。
時を共にすればするほど、好意は募ってゆくもの。

小さく小さく降り積もるそれにより、
メルヤが完全に心を開くことは、なかった。]
 

(85) 2016/11/17(Thu) 23時頃

[握ろうと添えた手はじっとり朱に塗れていた。
“守ってくれる”と見せてくれた、ごつごつした手。
触れようと伸ばせどわたしの手に朱がつくことはなくて、
それはふわりと宙を切る。]

 …っ、ふぇ……、
    ケヴィン、お兄さん……

[すん、と鼻が鳴る。
部屋に踏み入るケヴィンの姿を認めれば、顔を上げた。
熱のない雫に濡れた頬で紡ぐ名は、届かない。
首筋に手を触れる様子を見つめ、続く言葉を耳にする。

ヴェスパのお兄さんは きっと ちがう。
そう、思っていたから、驚くことはなかったけれど
どうして、と
その姿は自分のものより痛ましく、悲しく思えた。]


[男であった亡骸にはシーツを掛けられ、
ケヴィンは部屋をあとにする。
わたしはまた、彼に寄り添う。

まだ乾ききっていない赤の滲むそこに顔を埋めた。
触れた感覚はなくて、きっとわたしの顔に
赤がつくこともないけれど。]

 ──…… っ、

[そうして、ふと
わたしの名を呼ぶ声が聞こえたような気がした。
もう一度聞きたかった声。寄り添うこの人の、声。

しかしそれはもっと上、座り込むわたしの頭上から。]



 ──… ヴェスパ お兄さん ?

[弾かれるように顔を上げ、当たりを見回した。
ひとは居ないはずなのに。彼だって、ここに。
けれど振り返った先、探した姿は そこにいた。]

 ヴェスパお兄さん……!

[確かに男の姿を見つけたなら、すぐに向き直った。
勢いのままに飛びつく身体は、彼に触れられたか。*]


【人】 逃亡者 メルヤ


[あと一息で死ねる。
そう思ったのに、朝の挨拶にて手は緩む。>>83]

 ジェフさん、おはようございます。
 ……わたし、死のうと思うんです。

[爽やかな朝の挨拶とは、流石にいかず、
陰鬱な表情で朝を告げた。
短剣を返して欲しいと、ジェフに手を伸ばし、
はたと気がつく。]

 ころして、くれませんか。

[“自警団”に頼むのは、酷かもしれない。
しかし、人を助けるのが仕事だというのなら、
これもまた、仕事の一部といってもいいだろう。

血のにじむ首を少し傾けて、頼む。]
 

(94) 2016/11/17(Thu) 23時頃

[ 道中のことでした、ハナの名を呼ぶ声が。
私の耳に、届いたのでしょう。
一室を覗けば、其処にある二人の姿。

…… 彼らは、きっと。
新たなる生を受けることが叶いましょう。
胸を撫で下ろすと同時に、人狼である彼のことが、
やはり脳裏にちらつくのです。]


 トレイル、 どこに、


[ ひとつひとつ、部屋を確かめてゆきます。
其処で、私は辿り着くことが、できたでしょうか。
とある、一室。子供の部屋に。
其処に小さく蹲る、大きな子供を、
私は、見つけることができたでしょうか。*]


[いつまでもこの姿は子供部屋にあったから
貴女が院内の部屋を回り続けるなら、いずれ見つけられることだろう。

その死を聲からは知ることはないけれど、貴女はもう物質に囚われずに場を行き来出来る。
扉を開かず貴女の姿が現れるならば、全てを察するのは容易いことで。]


ああ、……
    次はオーレリアだったんだ。

[ただ、それだけを呟くように口にする。
驚きなど、何処にも見当たらない。決して険悪では無かった筈の相手の死を前に、異様な程に静か。
ただ少しだけ哀しげに眉を下げるばかり。昏い、目で。*]


[大きな子供はもう作り笑いすらせずに、ぼんやりと貴女を見ている。
貴女は確かに、俺を見つけた。*]


[あぁ、届いたんだ。
自らの元へ飛び込む少女をたしかに受け止める。
その身体からは温もりは感じられないけれど、ハナはここにいる。
たとえそれがこの魂の錯覚であったとしても。
そもそも今の光景が幻想だったとしても。]

ハナちゃん。

守ってあげられなくて、ごめん。

[今は少女を力強く抱きしめて。]


[ …… 昏い瞳が、私を見上げました。
如何して、こうなってしまったのでしょうか。
あの日、夢をあかしてくれたあの瞳は、
何処へ置き去りにされてしまったのでしょう。]


 トレイ、ル …… 貴方は、
    あなたが、キャサリンを、


[ 下がる眉、私は彼の前に跪きましょう。
そして、光を失った瞳の奥から、
トレイルを、探し出そうと、見詰めます。*]


【人】 逃亡者 メルヤ


[本当に馬鹿なことなのでしょうか。>>97
ハンカチを差し出されれば、大人しくそれを首に当てがう。]

 わたしは、落ち着いています。

[ねぇ、そうでしょ?相棒。
心の中で拳を突き出してみるけれど、
フィストバンプは果たされない。

取り上げられてしまった短刀に名残惜しさを感じつつも、大人しくその場に居座った。
10分ほどだろうか、ジェフは皿とカップと共に現れる。]
 

(103) 2016/11/17(Thu) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


 ……いただきます。

[見詰められて、居心地の悪さを感じる。
食べろ、と言われているようで。>>100

深夜に死んだ誰か。
連れ去られた誰かを探しに行くというジェフをそのまま見送る。

テーブルまで、移動するつもりは、毛頭なかった。*]
 

(104) 2016/11/17(Thu) 23時半頃

うん。

[見詰められながら俺はいとも簡単に、肯定する。

貴女に気付かれていたことにもやはり、驚きは無かった。
ケヴィンが霊能者だった、それを皆に伝えた。それは自分の亡骸の傍に在るだけで知れた事。
また別の手段で知ったなどとは、思いもしないけれど。]

美味しかったさ、我を忘れるくらいには。

[感情の乗らない声が語るのは、確かな事実。
胸の内で自らに繰り返した言い訳は、あの夜の誤魔化しは。
もう、何も要らない。]


[触れようと伸ばした手のように、
飛び入る身体が彼に拒まれることはなかった。
温もりこそ感じられはしないものの、確かな腕の感触。
まるで何も変わってはいないかのような。]

 ……ひ…っく……ヴェスパ おにいさ、ん…

 会えてよかった、よぅ……

[会えた、と言えるだろうか。
居ないもの同士ならばこれも、幻かもしれないけれど
それでも今、わたしの視界に彼がいたのは確かだから。
鼻を啜りながら ぎゅう、と抱きしめ返した。]


[死者となったオーレリアと対話しながらも、耳は別の聲を捉える。
難しい話をするんだな、なんて随分他人事。
だって俺はもう死んでいるから。
何もかもが今や関係がなくて、少しだけ聞いていて虚しくもある。
そして、その会話からは仲間に迫る危機なんて、気付けなかった。*]


[抱きしめる身体に思う。
こんなにも小さく一生懸命な命が失われてしまったのか。

改めて思う、少女の死の切なさを。
帰りを待つ人々のいる、少女の命を重さを。]

ハナちゃん、怖かったよね。
苦しかったよね、痛かったよね。
僕が代わってあげられれば、どんなに良かったことか。
本当に、悔しい。

[今は涙は出ないけれど、悲しみは深く深く。]


[ すんなりと彼は、肯定しました。
… なぜ、どうして、なにがあったの。
向けたいと思う言葉は、幾らでもあります。

淡々と述べる言葉に、私は、]


 ─── …… ッ 


[ …… 大きく頬を、叩くのでした。
じわりと、瞳が滲みます。
あなたは、本当にそれでいいの、
あなたは、本当は、…… 問い質したくとも、
何も言葉に乗せられませんでした。]


[ 彼が、別の聲に耳を傾けていようと、
私には関係ありませんでした。

あの日のように、ただ、この腕の中に、
収めるように、抱き締める、だけ。*]


[ 全てを包み込むような、大きな背 ──
彼が向かう先は、果たして。

何かを感じ取るように、
はじかれるように、
      …… 私は、顔をあげました。]


 …… ── ケヴィン 、


[ 唇を噛み締めて、かれの名を紡ぎます。
あなたは、しあわせに、なって。
あなたは、]


[いたわる言葉にじわり、と
熱もなく眸が潤むのを感じた。
ふるふると言葉も無く首をふり、
顔埋めては抱きしめる力を強める。]

 ……ううん、へいき よ
  …わたし、何も出来なかった……の…

 おにいさん、が……酷いこと、されてるの
  見てただけ、で、触れられなくて……

[言葉にすれば、もどかしさは募るばかり。
流れる雫はきっと感じられはしないけれど
ごめんね、を 同じようにわたしも口にした。*]
 


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