55 【突発】つべこべ言わずに恋せよ若者【RP】
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[ぎしぎしいう椅子で精一杯寛ぎながら、携帯の受信箱を、漸く開く。祈るような思い。
件名:RE:
本文:
なんだよ、珍しく連絡来たんで、すわ急用かと思ったら。
俺がいねぇからって、寂しくなっちまったか?
秘密にしとこうと思ってたんだが、実は来週、休暇でそっちへ帰る予定だ。
どうだ、暫く会わねぇ内に恋人でも出来たか?
俺は相変わらず、遺跡が恋人みてぇなモンだが。
そうそう。土産のリクエスト、今のうちだったら受け付けるぞ。
あんま高ぇモンはNGな。楽しみにしてろよ。]
―食堂―
[食堂の方へ顔を出してみれば、見知った顔ばかりだったろう。]
おや、お久しぶり。
[軽く手を上げ挨拶代わり。ふと、ホリーの呟きが聞こえてしまい。ふむ、と少し考え。]
……これはお邪魔したかな。
[はっはっは、と笑い声を出しながら。
食堂から退散しようとしただろう。]
はっ……、
[受け取ったメールを笑い飛ばそうとして、何だか涙が出てくる。寂しいわけがあるかとか、恋人なんて余計なお世話だとか、差出人に言ってやりたいことは、山ほどあったけれど。]
……、バカ……。
[目頭を押さえた。
声が聞こえて、仲睦まじげに食堂に入ってきた、ホリーとラルフに目をやる。
ああ、そうか……、と思った。]
私は、あの人の特別な存在になりたかったんだ、きっと。
[誰に言うでもなく呟くと、ひとつ、決意をした。]
起こしちゃった?
だったらすまない。
[眠そうな様子のヨーランダをみて、悪いことをしてしまったかと思う。]
まあ、こっちはこっちで静かで過ごしやすいよ。
向こうとはだいぶ見劣りはするけどな。
[ヨーランダとヤニクの関係はこの男はまだ知らない。]
薄っすら涙目のまま、ベネットを呼び止めた。「待て! 何か誤解がある!」
〜 届くことのなかったメール 〜
件名:無題
本文:
Йё→、ヶ〃ィ儿ちゃω★
Tょωτ〃ぉ返事<れTょレヽσ? 僕ちω、±ゐUレヽ★
Tょレニヵゝ怒ッτゑσヵゝTょぁ? もUそぅTょら、僕ちω謝ゑヵゝら±★
T=〃ヵゝら、レヽッはoレヽ乂→儿U∋ぅ∋ヶ〃ィ儿ちゃω!
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