人狼議事


8 DOREI品評会

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 さあ……どうする?
 御前が俺に跪いて助けを請うなら、止めてあげても良いよ。
 ああ、ごめんこの鎖の長さじゃそれは無理だね。

[じわじわと鉄芯が熱を帯びて紅く色を変えていく。
鏝を彼の目前に指し示したまま、震えだす青年を眺めていた。
ゆっくり優しく囁く声音は余計に彼の恐怖を煽ったのだろう]

 ―――…

[羽音はもう聞こえない。
しゃくりあげるような音に続いて
小さな声が聞こえたが]


 聞こえないよ。
 それに肝心な言葉が抜けている。

[首を振って、男は彼の顎に手をかけた。
まだ力は込めていないが
無理矢理に口を開かされた過去が思い出される筈]


[鎖の中途半端な長さは膝をつくことも出来ない。
かけられた言葉に、今だけは縋ってしまいたくもあった。
縋ったところで楽になれるかなんて分からないけれど、でも]

『──ッ』

[やっとの思いで出した言葉も許されない。
悔しさで喉が震える。顎を捕らえられて、涙がまた落ちた]

『お願い、です』

[自分の中から、大切なものが失われて、
剥がれ落ちていくみたいだった。
幼い子供みたいに、涙が止まらなかった]

『……ごしゅじん、さま』


硬翠の瞳を伏せて、また掌に一つ傷を作った。


[涙腺が決壊した様に雫が落ちていくのが見える。
褐色の瞳は、一度満足そうに細められた]

 ん

[顎を掴んでいた手は其のまま首筋をなぞり下りていった]

 よく出来ました。

[目の前に差し出していた鏝を
一度残念そうに落とす。
金属の鈍い音が石造りの部屋に響いた]

 じゃあ鏝は止めておこうか。
 どうして欲しいか希望はあるかい?

[伏せた視線の先にはまだ紅い鉄の鏝が転がる。
男はちらと手枷に掌から滲んだ朱が流れているのを見遣った]


メモを貼った。


───ッ

[金属が石の床に落ちる音に、身を震わせる。
どうみても、それは怯えの形をしていた。
肌の上を手が滑り落ちていく。
ひくりと、小さく喉が震えた]

『……き、ぼう?』

[涙を含んだままの睫毛がゆっくり持ち上がる。
幾らか唇が震えた]

『……うしろ、抜いて…。
も…や、だ………ここから、出たい…
国に…帰り、たい…ッ』

[一度弱音をはけば、二つ三つとこぼれ落ちる。
帰る場所があるかどうかよりも、
ただ生まれた場所に帰りたいと。
そんなことを願うほど心が弱くなってしまっていた]


[目に見える怯えに、男は咽の奥で哂う]

 国に帰って……どうする気?
 随分素直になったね。
 でも欲張り過ぎるのは未だ問題かな。

[伏せた視線がまた此方へ向く。
長い睫毛から毀れる雫を吸い取るように頬へ唇を寄せた]

 一つだけ、って言った筈だよ俺は。
 一番の願いはこれかな?

[汗ばんだ相手の身を壁に押し付けるように密着して
取り付けた貞操帯の上からコツコツと動きを止めた機具を叩く]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/06(Tue) 23時頃


……『でも』

[帰りたい。
言葉は分かるけれど慣れない国にいるのは、
怖くて嫌だと声は続ける。
頬に滑る唇の冷たさに、微かに肩がはねる。
実際には自分の体温が上がり過ぎているだけだったけれど]

……。

[一つだけ、と言われて幾許かの間を開けてから小さく頷いた。
石肌に押しつけられたその微かな痛みに眉を寄せる。
こつ、と直接響いて来る振動に、さらに眉がよった]


[頷くまでの彼の様子を、間近で見つめていた]

 もういい加減自覚してもいいと思うよJade。
 御前は此処から出られないんだ。 

 ああでもそうだね
 いい子にしていたら、そのうちご褒美をあげようか。

[男のシャツ越し、相手の体温が大分上がっているのを感じる。
衣服の汚れに眉を寄せながら、下着の役割を果たさぬ拘束具の鍵を外した。
紐状のベルトは重力に逆らう事なく垂れ下がる。
皮は青年の体液で湿っているようだった。
其れを片手で引くと、繋がっていた細い機具はずるりと滑る。

男は秘所から抜けるギリギリのところで手を留めた]


[出られない。
その言葉に、また涙が落ちた。
17歳という年齢は、籠の鳥として育てるには自我が育ち過ぎていたし、
仕方ないと割り切って諦めるにはまだ幾分子供過ぎた]

『ごほうび……いい…子……?』

[鳥のように言葉を繰り返す。
軽く首を傾げると、硬翠に紗をかけるように
前髪が僅かに影を作った。
掌の傷が引きつれて、少しだけ痛む。
漸く自分の中から取り除かれるらしいものに、
唇を湿らせるかのような緩やかな溜め息が零れた]


 そう、いい子にしていればね。
 後で御前が着ていたのと同じ服を届けさせるよ。
 
[幼く見える仕草の鸚鵡返しに、ご褒美のひとつを軽くあかす。
青年とも少年とも呼べる境目の彼を嬲りものにしているこの状況に男は幾らか酔っていた。
バスバリトンは相変わらず甘い音を紡いでいる]

 気持ちイイのかな?
 そんな溜息を出して……抜いて欲しいんじゃなかったの。

[ギリギリまで引き抜いた機具を、男は意地悪く幾度か上下させる。
弄られてすっかり柔らかくなった入り口からは粘着質な音が漏れている。
男は彼に身を寄せたまま、恐怖で萎えただろうかと彼の肉棒へ己の下半身を押し付けるようにして確かめた]


【人】 記者 イアン

─ グロリアの部屋 ─

[星条旗柄の下着はそのまま選ばれたのか選ばれなかったのか、身体の線をみせる様なシンプルで光沢のある白シャツと黒のボトムスでイアンはグロリアの部屋に現れる。カルヴィナから少し遅れて>>80
 部屋に入る時、イアンは僅かに眉根を寄せて、柱に手を付いた。
 その仕草は一瞬の事、デザートとワインの用意されたテーブルに着く。]

──……
お邪魔しますよ、女王様。
嗚呼、デザートが似合いそうな女の子を連れて来た。
甘い物が好きかは聞き忘れた。

俺は、イアン・グッドマン。
女王様のお名前は伺っても?

[カルヴィナとはまた違う、緊張がイアンにもある。
 アルコール度数の高い酒の消費量が多い国の出身のイアンには、多少のワインは酔うようなものではなかった。ケーキやフルーツが無くとも十分デザートの様な味に感じられた。含めて香りも。
 直球の質問をカルヴィナがする間は、イアンは暫し沈黙していた。扇子の向こう側、さっきよりも視界に入るようになった気がするグロリアの端正な鼻梁に濃茶色の視線を向けながら。]

(161) 2010/04/07(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン

─ グロリアの部屋 ─

[首をゆっくりと横に振ったのは、表情からグロリアの真意が汲み取り難くて。
 カルヴィナを買うとしたら、IFの話。ワインを口元に運ぶ時の彼女は当然、言葉を発するためには口唇を開いてはいない。イアンの視線はグロリアのくちびるから白い喉元へ滑った。
 ブランケットを差し出した所で、あっけなく酔ってしまったカルヴィナに気付き、熱い──ではなく暑いと口にする少女に目を見開いた。]

驚いた、おそろしく弱いんだな。
震えているのは、アルコールで?

[控え室で話した分気安く、カルヴィナの首筋に手を当て脈を見た。
 くねらせる少女の内腿に気付いてから、嗚呼、と白い歯をみせるものの何処か酷薄な笑みを浮かべた。]

(162) 2010/04/07(Wed) 00時頃

[同じ服。それは、ディスターシャのことか。
それとも、あの白いドレスのことだろうか。
前者ならいいとは思ったけれど、もう期待するのにも疲れていた。
だから、小さく頷くだけに変わる]

…ち、が……っ、『抜い、て』…

[気持ちいいのかなんてわからない。
でも、男の手が動くたびに、背筋がピリピリとして眉が寄る。
押しつけられた体、そのせいで今自分がどんな状態かも解る。
少なくとも、あの舞台で強制的にショウに参加させられていた時よりも
まともに機能しているようだった]


【人】 記者 イアン

─ グロリアの部屋 ─

[カルヴィナのヴァージンをイアンにと言うグロリアの提案。提案は初物の少女達が集まっている現状、グロリアが傷付ける事を望まないと言っていた以上想像の範囲内で。
 それよりもサラリと彼女の口から話された「私の体は、ああいったことを愉しめる様に出来ていないの。」と言う言葉に、イアンの手は無意識に片手のグラスを握りしめた。それから自分自身に肩を軽く竦める。姿勢を正して、短い前髪をかき揚げ、グロリアとカルヴィナを交互に見た。
 座っていてもイアンとカルヴィナでは体格差が随分とある。]

痛く無いように なんてアイデアを聞くのははじめてだね。
男なら逆は言っても、それは言わない。
幼いから勃たないは、無いよ。

(172) 2010/04/07(Wed) 00時半頃

 翡翠のあれは似合っていたからね。
 
[名付けた元になったいろ。
頷いた彼に囁いた声で、一つ期待を叶えている事を男は知らない]

 違う?
 でも此処は元気になっているみたいだけど。
 薬の所為かな。

[眉を寄せる顔が間近にある。
吐息が交じり合う位置で、男は愉しげに笑い
僅かに鎌首を擡げている自身を彼の熱を帯びた身に押し付けている。

問いかけに口を開く瞬間を見計らい
一度機具を引き抜くと、勢いをつけて奥まで押し込んだ。
咄嗟のことに声を抑えることが出来たかどうか、さて]


【人】 記者 イアン

示される事柄に対して、YES──以外の選択肢は考えて無い。

[「幼いから勃たないは、無い」それはカルヴィナが性的に魅力的だからと言う意味では無いのだが、東洋的な笑いで流し、男の生理事情等の説明はしない。カルヴィナに、]

(目的達成への可能性を重視するなら)
どうして、願い出れば良いのに。

[気安くカルヴィナの髪を撫でた。熱が燻っている様子の少女が先にフラフラと部屋を出る時には、舞台に備えて、きみの下着の色でも想像して置くよと軽口を言った。]

(174) 2010/04/07(Wed) 00時半頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンをじっと見て、それから僅かにだけ目を伏せた。テーブルの上に残ったワインに視線を向けるようにして。

2010/04/07(Wed) 00時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 00時半頃


[翡翠。
それなら多分、あの懐かしいうすきぬにまた触れることになるのだろう。
微かに息を吐いたところで、小さく喉が震えた。
押しつけられる熱に、視線がさまよう]

…『知ら、な』────ッあ…!!

[それは、どれぐらいぶりの感覚なのだろう。
そんな風に思いださないと思い出せないほど前の感覚。
自分の体が熱を持っているというのは、
薬のせいだというのが解っていてもやはりまだ気分が悪い。

緩く開いていた口から声が落ちる。
流石に、不意打ちにまで注意を回すことができない。
ぼんやりとした頭の中なら尚更。
こんなことは認めないというように、強く目を瞑って
抗うかのように首を横に振った]


【人】 記者 イアン

>>173カルヴィナ嬢。
俺が本当に酔ったら、自制心が低くなるよ。
けだものになる。
そうなったら、スクラムに押しつぶされるみたいになって、
きみが痛い目にあうのかもね。

[酒に弱い少女の返答には喉で笑って、アメフトでタックルする様な動作を作ってみせた。それは女の腰や背に両腕を回す動作にも似ている。]

今、俺が酔ってないのが悔しいと思わない事だ。
そこまで弱いなら、先にケーキを食べれば良かったね。

[そう答えた。けだものになると言った時、グロリアを見た。
 カルヴィナが出て行ってから、]

カルヴィナ嬢がどう思ったか知らない。
でも、変わった提案だと思った。
と、言ったら──怒りますか?

[触れても何も感じないのか?と問うようにテーブル越しに手を伸ばしかけた所で、マーゴが現れた。]

(187) 2010/04/07(Wed) 01時頃

記者 イアンは、良家の娘 グロリアが、何でも無い事のように薬を入れたと言う事実を反芻し、こくりと唾液を嚥下する。

2010/04/07(Wed) 01時頃


[狙い通りに上がった声は思ったより高い。
彷徨う硬翠を捉えるように、顔を此方へと向けさせた。
閉じられた眼に気付き、小さく哂う。
視界が閉ざされれば逆にその他の感度が増すというのに]

 知らない?
 じゃあ教えてあげよう。

[男は彼の尻を機具で掻き乱す。
中心で主張を始めている熱には己の下半身をこすりつけるようにして刺激を加えていった。
乱れた彼がつながれた鎖の音と、秘所から聞こえる水音。
衣擦れと、愉しげな低く甘い声] 

 鎖につながれて尻の穴にバイブ突っ込まれて
 勃起してるんだよ、御前。
 イイ声で鳴けるじゃない。
 とんだ変態だね。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/04/07(Wed) 01時頃


[背けた顔を元に戻されるけれど、それでも瞳を開く事が出来ない。
逃れようと首を緩く横に振るけれど、薬で弛緩した体では
碌に力も入らない]

『聞きたく、ない…っ』

[言葉は拒否する。嫌だ、と。認めない、と。
中を掻き回す玩具の感覚。声を上げまいと、また歯を食いしばる。
その代わりとばかりに、鎖が幾らか音を立てていた]

『…いや、だ』

[抜いてくれるといったはずの癖に、約束はどうなったのだろう。
押しつけられて、掻き回されて、頭がおかしくなりそうだった]


 聞きたくないって言われても、ね。

[ぬるりと一度引き抜いた機具をずぷりと奥まで嵌め込む。
歯を食いしばる様子に、くすりと吐息を漏らした。
耳を塞ぐ為の両手は彼の頭上で繋がれている]

 No4に盛った薬ほどじゃないけど
 これもよく効くみたいだね。
 ほら、我慢しないで
 一度イってしまえば楽になるよ?

[衣服を彼の体液と蜜で汚しながら、男は首を傾いで彼の様子を観察する]

 それとも、これじゃあ太さが足りないかい?
 さっきの鏝でも嵌めてやろうか。


【人】 記者 イアン

─ 現在 グロリアの部屋 ─

[カルヴィナに替わり、マーゴが席に付く。彼女もヴァージンらしい。ゆるくウェーブのかかった長い髪が印象に残る。清純そうな生娘が好きな好色漢には好まれそうな外見だと思った。NO.7に、]

きみ「も」彼女に買われたくて?
──そりゃあ、そうか。
平凡な女の子なら、まだ女性の方が親しみやすい。
傷付けられる可能性が低い、優しそうな客に買われたい。

俺を此処に出品した男みたいなのに買われたら
今度こそ、内臓を抜かれて、本物のミイラにされるかもしれないし。

(206) 2010/04/07(Wed) 01時半頃

───ッ…!!

[上がりそうになった声を、また、飲みこむ。
苦しくて、それよりも、自分自身がどうにかなってしまいそうで。
掌はどれぐらい赤くなっているのだろう。
もう、そんなことまで把握している余裕もない。
イってしまえ、と言われても、最初は首を横に振る。
そんな事を誰かに見られることなんてとてもじゃないけれど耐えられない]

───や…『嫌、だ…ッ』

[そんなことされなくても、限界は近づいている。
鏝だって、まだ冷え切ってもいないだろう。
そんなものを体の中に入れるなんて、考えたくもなかった]


[息を呑む彼の様子は、男を愉しませた。
掌から滲んだ赤は此方からも確認できる程ではあるが
其れを注意するのはもう止めた。
足元に転がる鉄の鏝は、未だ先の部分しか冷えていない]

 嫌だ、やめろ、ね。
 拒絶すればするだけ俺を悦ばせてるのに。

[首を振るのにはじゃあどうして欲しいのかと褐色の瞳を向ける。
未だ電池で規則的に動いていたほうが快楽もやり過ごせただろう
細さ故、縦横無尽に扱うことの出来る機具をかき回しながら
男は溜息をひとつ]

 鏝が嫌なら何がイイの
 うん?

[少しずつ鈍くなっているだろう彼の思考に、囁き問う言葉。
抜いて欲しい、ではなくて何を挿れて欲しいのか
男はそう問うた]


【人】 記者 イアン

[イアンの額にうっすらと汗が滲むのは、薬物の入ったワインをカルヴィナよりも多く飲んだ所為だろうか。それとも今まで言われた言葉で、何か暗示の罠の様なものに嵌ってしまった所為なのか。]

>>203
抑えてる さ。
酔ったら、まずあんたを襲う。
あの娘(カルヴィナ)に、優しくなんて出来ない。

[口元は笑ったまま、早口で言った。
 手が触れるかわり、ダンッと強くテーブルに叩き付けられる拳。マーゴが席に付く間、イアンの周囲の空気は苛立ちに熱くなる。ギラギラとした目をしていた。]

あの娘も、あんたも
良い所の良い娘──だろう。そもそもは。
希望を乗せるのに相応しい相手じゃない事を露呈しないように、必死なんだぜ。

[見るのならばカラダだけにしてくれれば楽だ。控え室でカルヴィナに破廉恥だと言われても、平気で着替えが出来たように。イアンは一度、沈黙して、シャツの襟元を大きくはだける。──熱い。じんわりとした熱は、意図的に解放していなかったのもあって、簡単に燻るようになって来ている事が分かる。]

(211) 2010/04/07(Wed) 02時頃

[自分の仕草が、相手を楽しませているなんて
少年は微塵も理解できていなかった。
だから、声を飲みこんで、一緒に考えることまで飲みこんで。
中で好き勝手に遊ばれるのが一番今は苦しい]

…、……?

[小さく息を吐きだす。
何ならいいのか。そんな事を言われたところで解らない。
聞こえた溜息に、ゆっくりゆっくりと瞳を開く。
そこに褐色の瞳があるなら、半ば縋る様な色で見上げただろう]

『…選択肢、は?』

[多分、自分が達するまで恐らくこの行為は続くのだろうとそれだけは解る。
とにかく抜いて欲しくて、それでも叶わないならどうすればいいのだろう。
震える溜息を一つ落として、問いかける]


 選択肢が欲しい?

[尻を犯す手を止めぬまま、男は間近で問われた声に首を傾ぐ。
きょろりと辺りを見渡し]

 じゃあ、さっきの鏝かあの鞭の柄。

[機具の並ぶ一角を指差して告げた。
茨のついた鞭は恐らく一振るいで彼の身を裂くだろう。
その柄は鏝よりも僅かに細いが。
男は彼の下半身に押し付けている昂った自身を選択肢に含めなかった]

 選ばないならこのままイくまで続けるよ。

[実は最初の約束はとうに果たした気でいる。
だって男は一度機具を引き抜いているのだから]


【人】 記者 イアン

[マーゴにもへらりとした気安い笑顔をみせる。]

俺はミイラみたいにぐるぐる巻きにされて此処に来たのさ。
多分、このオークションの常連だ。
買って出品してを繰り返してるんじゃないのかな。
記憶の断片を繋ぎ合わせるに。

[少女とグロリアのやり取りを邪魔するつもりは無かった。
 自分がする──事は決まっている。椅子に深く身を沈め、開いていた足を行儀悪く組む。意識をつい先刻のグロリアの言葉からそらさせるために、部屋の中を見回す。見回して、イアンが想像するのは「ベットの上で、満足しないグロリア」の姿。妄想するのは、扇子越しに籠る小さな笑い声が、甘い悲鳴に変わる瞬間。]

(222) 2010/04/07(Wed) 02時頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンに気付き、おかえり──片手をあげる。

2010/04/07(Wed) 02時頃


【人】 記者 イアン

つがいか。
ハハハ、俺も犬だ。
まあ、男なんてそんなものかもしれん。

[イアン自身、グロリアに買われたい身──奴隷な訳だが。両手で大きく頭を抱え、大型犬のように左右に首を大きく振った。]

(225) 2010/04/07(Wed) 02時半頃

記者 イアンは、小僧 カルヴィンに、馬鹿──今俺に触るな。[首筋に当てられた手を握り、軽く突き放すように。]

2010/04/07(Wed) 02時半頃


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