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【人】 機織り 雪客[彼の言葉に、顔いっぱいに微笑んだ。慕っている彼からの至高の言葉だ。] (15) 2013/08/16(Fri) 03時半頃 |
【人】 団子屋 たまこ―朝― (16) 2013/08/16(Fri) 04時頃 |
【人】 団子屋 たまこ―昨日― (17) 2013/08/16(Fri) 04時頃 |
【人】 機織り 雪客[握った手の温もりを感じながら] (18) 2013/08/16(Fri) 04時頃 |
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【人】 子守り 日向―昨夜・華月邸― (19) 2013/08/16(Fri) 05時半頃 |
【人】 子守り 日向〔ドンドンと、荒く門を叩く音で目が覚めた。隣にあるはずの温もりはなく、首を傾げる。 (20) 2013/08/16(Fri) 05時半頃 |
【人】 子守り 日向嘘嘘嘘、あんなの嘘よ (21) 2013/08/16(Fri) 05時半頃 |
【人】 子守り 日向―ウト邸― (22) 2013/08/16(Fri) 05時半頃 |
【人】 子守り 日向ちがうちがうちがう!!!! (23) 2013/08/16(Fri) 05時半頃 |
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【人】 肥代取り 置壱―朝― (24) 2013/08/16(Fri) 07時半頃 |
【人】 肥代取り 置壱[目を閉じて、ほう、と長い溜め息をつく。 (25) 2013/08/16(Fri) 07時半頃 |
【人】 肥代取り 置壱って、おい……! (26) 2013/08/16(Fri) 07時半頃 |
いいえ、光を得たのは堕ちてからのことです華月様。
[その口調、無様だと肯定し笑う声、やはり男は華月であったようで
なんででしょうね、僕もよく分からないんです
もう一度会いたかった、そう思ってたからかな……
[華月の隣、草地へ座りながら
また咳き込むだろうか、反応を見てから続ける]
そして、化けの皮を剥がしてみたかったな、と。
[にっこりと笑いかける。
抱えた雛達は何故かしきりにそのまだ柔らかな嘴で華月を突こうとしていた]
[それから少しばかり言葉を交わしてから]
それで……
貴方様は行く宛ては、あるのですか?
[と問い掛けた**]
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[禊を終えて屋敷に戻れば、どうやらたまこの忘れ物らしい包み
中を改めれば、彼女の作ったらしき団子が詰められている。
どうしたものかと思ったが、次はいつ来られるのか分からない相手だ。
食べ物をこのまま置いても勿体無い。]
皆でいただきましょうか。
お礼とお詫びは次にいらした時に言うとして。
[一応だが、神の食物なので人間が食べることの影響を考えたが、たまこは美味しいものを作りたいだけのようでもあったし、さすがに不老不死などにはなるまい。]
後で道の神の祠にも何か供え物を考えましょう。
[米と小豆がいいだろうか、と団子を口にしながら思った。]
団子はちゃんと普通ので美味しかった
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― 昨日:→華月邸 ―
[帰り際、昔のように手を繋ぎ、
此方の存在を確認するかのように
その小さな手に力が込められる。
どうやら、己が追放されたと思ったらしい。
その度に、ほろ苦く笑いながら、
日向の頭を撫でてやる。
何度も何度も繰り返し。
離れたくないと言われれば、
困ったような笑みを向け]
ええよ。
今日は一緒に寝ようか。
[名前を呼び、
彼女の濡れる小さな頬を両手で包み込む。
どうか、これ以上涙で頬を濡らす事がないように。
なかなか寝付けない様子だけれど、
眠るまでは、傍らに。]
[今にして思えば、
彼女の処にも報せの虫が来ていたのかもしれない。
穏やかに、隣で眠るその柔らかく黒い髪を梳き、
部屋に舞い、己の廻る白を見ながら、
そんな事を思い、只、嗤う。**]
【人】 子守り 日向〔置壱に手を引かれ、天界に踏みとどまる。 (27) 2013/08/16(Fri) 11時頃 |
― 下界 ―
[懐から手に馴染んだ煙管を出せば、
火を付けゆるりと燻らせる。
その煙が蝶になることなく天に昇るのを眺めれば
詰まらなさそうに眉を下げ。
隣に座り込むのを胡乱気に見詰め、]
――神に化けてたのはそっちやろう?
僕に化ける力なんてあらへんよ。
[へらりと笑い、黒い雛に、そっと指をつつかせる。]
[
行く宛てなあ……。
行ってみたいところはあるなぁ。
下に来るのは、百年振りやし。
[以前の騒動の時、月詠が堕ちた村。
一度、尋ねて見た事があるけれど、今はどうなっているだろう。
そうしてもう一つ、行きたい場所がある。
拾い物をしてからは、暫く来てはいなかった。
豊穣の祭りには、まだ早いけれど。
立ち上がり、草を払えば頬にはたと何かが当たる。]
――……嗚呼、雨降ってきたなぁ。
どっかで、雨宿りせんと。
[手の甲で拭ったその雫は
何故かほんのりと、温かい気がして。
もう痛まない筈の胸の奥が、また、微かに痛んだ。**]
[天に昇る煙
……ふふ。華月様は僕になど会いたくは無かったのですね、哀しいなぁ。
[古き神だった華月が己の言葉に咳き込む様を見れるとは、視力を得てからは楽しいことばかりだ。
嘯いて笑う己の表情は、まだ妖のようであっただろうか]
――おやおや、実りの神が月詠だったのですか。
通りで惑わせられなかったわけだ。
[大袈裟に肩を竦め、戯言と共に化けていたことを肯定する。]
さて、どうだか……僕には実りの君はお優しいだけではないように、思えましたけれど。
[雛の嘴は指先を傷つけることも酷く痛ませることも無いだろう、しかし何がそんなに気に食わないのか一心不乱につついている。
苦笑して二羽を華月から離し、へらりと笑う顔を見つめて]
こちらばかり見通して、貴方自身のことは何も見せてはくれないのですね。
[緩く首を傾げた**]
【人】 肥代取り 置壱[日向とつないだ右手と、空を掴んだ左手をぐい、と引き寄せ、彼女を天界に踏みとどまらせる。 (28) 2013/08/16(Fri) 11時半頃 |
ああ、下界に来たことがあったのですか。
[確かに華月
立ち上がる彼を見上げれば、何かが額を濡らしたのを感じる。
そしてはたと何かに気付いたように視線を逸らす。]
……近くに村があるそうです。
貴方と共に、行っても?
[ふざけた色も妖しげなものもない、常の亀吉の表情で問う
嫌だと言うのならば、仕方ないが。
日向を置いて人と成ってしまったのであろうこの男を、少しばかり心配もしていて**]
―屋敷―
[驚いた。
流石の己も。
あの男がこの辺りでも有名な医者だとは。
あの時もそうだが、普段から余裕で帯刀しているし。
その腕前も相当なものだ。
山もいくつか所有しているらしい。
ある意味、生活に困ることはないこの男に拾われたのは白蛇の加護かもしれない。]
…そうでしょうね。
[数少ない使用人の話に頷く。
変わり者故、敬遠されているらしい。
それを本人が全く意に介してないのが、とぼやく。
そこへ。]
『あさたんあさたん、たすけて。』
[そんな声が聞こえて。
何だろ、と男の元へと足を運べば、多くの書物やら薬草やらで埋め尽くされた足場のないような部屋の机にぐてんと突っ伏している。]
何、してるの?
[己の呼び名に関しては最早何も言うまい。
無表情でそう尋ねれば、腹が減って力が出ないという。
そこで何故、己を呼ぶ。という突っ込みを心に仕舞いつつ。]
わかった、伝えとく。
[そう告げて、踵を返せば。]
『僕様、あさたんの手作りがいいなァ。』
[背中に届く甘えた声。]
……薬草、取ってくる。
[無視して、外出する。
薬草摘みはここに来てからの日課に*なったいた*]
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あはは、虚言を、よう言うわ。
[
哀しむどころか愉しんでいるように思える。
ふっと神妙な面持ちになり、]
亀吉、知ってるか?
人間はな、虚言ばかり言うてたら、
死んだ後閻魔さんに舌抜かれるらしいで?
[昔、人から聞いた事のある、そんな迷信を一つ。
己は信じてはいないが、諫言とばかりに言い含め。
煙を肺腑の奥へ吸い込む。]
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――……そんな力なんて無くとも
その妖しさで、充分わかるやろう。
[此方に見せる亀吉の微笑は、
瞼の裏に鮮やかに、焼きついているのと大差ない。
肩を竦める亀吉に肩眉を上げて見せ、]
へえ。
僕はこんなに優しいのに?
[此方をつつく烏の雛に、気を悪くする事もなく
離れていけば、もの寂しそうにそちらを見やり。]
その眸で見透かしてみたら?
せっかく、見えるようになったのやしな。
[首を傾げる亀吉に、ふっと殊勝な笑みを向けた。]
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