237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
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[それでも、共に出ようと言葉を交わしたグレッグの顔が。 自身を殺さずに死を選んだ"彼"の、最後の顔が。 浮かんでは、消えずに留まる。]
はい、……、はい。 お気持ちは――わかります。
[いつかも彼に伝えた言葉。その重さには、天と地ほどの差があるのだろうけれど。 希望に縋って、それだけを信じていられたらどんなに良いかと。こんな時でも冷静ぶった思考が、他ならぬ自身を嘲笑う。]
広場に、…行きませんか。 もしそうなら、答えも返るかもしれない。
[だから結局、返せたのはそんな言葉だけ。 放送が沈黙を破ることはあるのかどうか、それすら不鮮明だけれど。 彼から、答えは得られたか。]
(26) 2015/08/27(Thu) 21時半頃
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―それから―
[会話は未だ続いたか、それとも曖昧なまま終了したか。 ひとときレティーシャと別れたなら、その足で再びリーの個室の前へと。 グレッグが居たならば、生温くなったタオルを差し出して、幾らか会話も交わしただろうか。
それから広場へ向かう前にひとり、離れてそう時間も経たない、"彼"の部屋へと。
彼の眠るベッドの脇に腰掛けては、置いたままだった箱を取り上げては煙草を一本。 彼に託したライターを取り上げて、火を点けた。]
(27) 2015/08/27(Thu) 21時半頃
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[自然と求められた、優等生としての模範の姿。 かくあれかしと望まれて、厭われないように好まれるようにと、それだけの為に使われる。 群衆に囲まれながらも、常にひとり、笑って差し出した腕。
それでも、害をなすために伸ばした腕すら。彼には受け容れられて、しまったのだから。]
…俺で。 良かったんでしょうか。
[軽薄な笑みを浮かべて、僅かに距離を開いては、ひとりで立っていた彼の。 その最期の時に共に有ったのが、自分で良かったのかと。 その一時、彼はひとりではなかったのかと。
それでも薄い唇は開かず。閉じられた目蓋の奥に何が映っているかなんて、もう知ることはできない、から。]
俺は――良かった。
[独善的な断定の言葉。 これ位の我儘は許されて然るべきだなんて、そんな思考と共に。 揺らぐ紫煙を吹き散らして、弱まった火はそのまま消えた。]**
(28) 2015/08/27(Thu) 21時半頃
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……、……はは。
[鎌をかけるような問い>>25には、驚き身を竦ませた後に……乾いた笑いを。
今更言い訳など口にできるわけもない。
だって、自分は……望んで彼らを手に掛けたのだから。 浮かぶのは後悔ばかりだったが……それでも、自ら"生きるために""空腹を満たすために"人を襲ったのは紛れも無い事実なのだ。
ならば、償いをするのは当然なのだろう。ポケットにしまったメスがじわりと熱くなった気がした。]
……さあ、他の人に聞いてみないと……
(29) 2015/08/27(Thu) 22時頃
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[声は震え、それでも…ああ、ここに来てから久しぶりに作り笑いを浮かべられた気がする。にこり、と笑ってみせれば……自らの血が滲む唇が弧を描いたろう。
「お気持ちは、わかります」という言葉は先ほども聞いたような気がする。その時とは随分状況も、その意味も変わってしまっていたが。]
そう、ですね。……いや、皆の手を煩わせるわけにも、いかない、か。
[最後の呟きは、彼に聞こえてなければいい。
そう返すと、広間へと歩き進めただろう。…彼はどうするのだろうか。他の場所に向かうのなら止めることはせずに。]*
(30) 2015/08/27(Thu) 22時頃
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レティーシャは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/27(Thu) 22時頃
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[意識が戻ったのは突然のこと。 頬に当たる冷たい床と痛む身体に、ベッドまで行くこと叶わずに気を失ったらしいことが感じ取れた。]
いきてた
[口から飛び出した自分の声は掠れていた。意識の消失に依る混濁。つかの間の恐怖からの解放。]
生きてる。 生きてる?
[身体を動かす気力はない。うつ伏せに倒れていたのを仰向けになおしたら、もうそこで力尽きた。 月並みに天井の染みでも数えようかと思っても、華美な壁紙に隙はなく。
広間に行こうとは思わなかった。渇望していた『生』は広間にないことがもう知れているから。いや、広間だけではない。ここに、この場所に。自分の望む『生』はない。]
(31) 2015/08/27(Thu) 22時頃
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─回想─
[懐からナイフを取り出し握り締めた
レティが手にしているメスを見れば]
あっちのがいいなァ
[などと。しかし食事用のナイフでも
充分に役割は果たすだろう
レティに抉られた脚
なんて魅了的な色、匂いをしている
間近のテカリ頭は汗が走っていたか
更には粗相の臭いもしたか
けれども何時ぞや覚えた嫌悪感などはなく
ただただ 喰べたい]
[彼は脚で自らは腕
また同じ振り分けになったと薄ぼんやり
床に押さえつけた一本にナイフを突き刺し
骨に沿わせるように走らせる
専用には出来ていないから
ギ、ギ、と止まってスムーズに行かない
其れでも力任せに抉れば血が垂れ
肉を削ぎ取ること叶った]
……美味いなァ
[人間の食事はあんなに不味いのに
まるで細胞から書き換えられてしまったよう
コレを喰べる為に産まれてきたみたいだ]
[レティから差し出された腹肉も>>*11
有難く受け取り口に運び味わった
腹が膨れて行くにつれて
飢餓を乗り越え楽になるにつれて
昏い気持ちになっていく
どうしてこんなことをしているんだ
仲間だった筈のいきものを餌に
そう迄して生きて何になる
脳裏に浮かぶは一人の尊い存在
彼に知られてしまったら、己は──…*]
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―リーの部屋にて―
[彼(>>22)と別れた後、リーの部屋で眠るリーを眺めていた。 手を合わせようとした時、怪我のない方の手から、少し溶けたチョコレートが。どうやら、ずっと握り締めていたらしい。]
…渡し損ねたッスね。
[つい先ほどまで、この場に居た彼の事を想う。 あの幻聴(>>17)が聞こえた時。手を取られ、希望の言葉を与えられたことが、あの声を振り払うのにどれだけ支えになったことか。]
りお、理央…。
[去り際に聞いた彼の名(>>24)を何度も呟いて、チョコレートは大切にポケットの中にいれた。]
(32) 2015/08/27(Thu) 22時半頃
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[リーの亡骸は、これまで見て来た亡骸と比べれば、かなりキレイで穏やかな死に姿。手を合わせれば、彼も同じことをしていたと、ようやく思い出して。 彼もまた、この狂った舞台の上で、必死に生きようとしていたのだろう。今更になっては、キレイごとにしかならない想いが溢れては、空に消えて。]
リーさん…ごめんなさい。 …俺、最後まで戦うッス。 青山と…この、イカレタ会社と。
[リーに直接手を下してないとは言えど、自分は彼をインターホンで指名しているのだ。もしもフィリップが手を下さずにいたのなら、彼に手を掛けたのは自分だった可能性だって、十分にあり得た。…いや、きっと殺していただろう。 眠る彼に誓いを込めて、その場を立ち去ろうと。]
(33) 2015/08/27(Thu) 22時半頃
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―某出版社の一室―
[人々が忙しなく出入りしたり、パソコンを打ったり、打ち合わせをしていたり。
様々な音で賑やかな部屋の中で二人の男が話していた。]
『おい、今日高杉は?』
「あ、なんかいいネタが掴めそうだからって出張扱いてどっか行ってます。」
『はあ?……でもここにスマホあるぞ?』
「……ああ、なんか潜入取材するからうっかり素性バレて追い出されないように置いてったみたいです。」
『これがここにあるんじゃ連絡もとれないじゃないか!
それに、潜入取材って……ヤバイとこに首突っ込んでないだろうな……?』
「さあ…、おれも聞いたんですけどにやにやするだけで教えなくて。」
『あいつ、変なとこ抜けてるからなー。』
「まずいことになってないといいですけどね……。」
[その会話がなされていたとき。すでに話題の人物はこの世から旅立った後だということを二人は知らなかった。]*
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―廊下にて―
[リーの遺体に手を合わせ、廊下へと出たところで、再びフィリップ(>>27)に出会った。差し出されたタオルは、温もりを帯びていただろうか。受け取ると、感謝の言葉と共に、微笑んで。]
俺、そろそろ、戻るッス。
[彼がリーの部屋へと入ろうとするならば、「広場で待ってるッス」と彼を見送ろうとして。]
あ、これ。 ちょっと溶けちまったけど。 ……俺、結局。今日食べたもので、 “美味しかった”って思えたの、 これだけだったッスよ…
[苦笑を浮かべて差し出せば、最初のあの頃のように、チョコレートを受け取ってくれるだろうか。 彼と別れたら、宣言通り、広場へと向かうだろう。]
(34) 2015/08/27(Thu) 22時半頃
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―廊下にて/レティーシャと―
[確証はなかった。それでも、そう多くもない時間を共にして、今は姿を見ることのないネルは、"違う"のではないかと。 その言葉に、声に。心地の悪さこそ覚えど、そんな確信だけは、あったから。]
聞いたら…答えて頂けるんでしょうか。 誰だって皆、死にたくないはずなのに。
[弧を描く紅い唇>>29。まるで女性めいたその表情に、自分は笑顔は、返せなかったか。 故意に作るその笑顔を、見られた事は。 恐怖に慄く彼の表情と比べれば、良かったと思うべきか。 それとも未だ作られたそれに、一縷の寂しさを覚えるべきか。 それはまだ、理解らないままだったけれど。]
……ティーシャさん?
[小さく呟かれた声は、踏み出した足音に重なって聞こえずに。 まるで彼の意思を踏み消しているような感覚。――否、事実、そうであるのだろうけれど。
首を傾げては――それでも結局は聞けぬまま、彼とは別方向へと。*]
(35) 2015/08/27(Thu) 22時半頃
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―個室→廊下―
[染みた煙草の匂いを纏って、リーの部屋から廊下へと。 ポケットに手を入れれば、僅かに生温いチョコレート>>34。 溶け出した場所から甘い香りを漂わせるそれを受け取った時。 彼には以前と同じく、"きみの分はあるのか"、なんて、問うたかもしれない。]
……暴露てるのかな。
[甘い物が好きだと。 子供じみた好みは、そう大っぴらにしたいものでもなかったのだけれど。 彼はどんな想いでこれを握ってきたのかと。移った体温を想っては目を細めて。 溶けきってしまわないうちにと、包みを開いて口に入れた。]
………、
[しばらく何も通していなかった喉へ向かって、鼻を抜けては蕩ける甘みに。 重い目蓋を細めては――視線は閉じたままの扉へと。]
(36) 2015/08/27(Thu) 22時半頃
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いらっしゃいますか――ネルさん。
[ひたりと閉じた扉>>31。 控えめに叩いては、声を掛けた。
確かに"望まれるならば">>2:95。 優等生であり続けることだって、決して吝かではないのだと。 叩いた扉が彼の望みと合致したかどうかは、知ったことではないけれど。
そうしてほんの僅か、足を止めてから。 応答があろうと無かろうと、広場へ足を進めるだろう。*]
(37) 2015/08/27(Thu) 22時半頃
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― >>31 ―
[短時間で負の方向に揺れに揺れた感情は、壊れてしまったのだろうか。それももうわからない。
泣きたいような、笑いたいような。 ―――でも涙を流すことも唇を歪めることも億劫だ。 怖いような、どうでもいいような。 ―――『生』がないなら『死』も同じ。
つまるところ、なにもない。自分の性別と名前と同じように、どうでもいい。『感情』がない。あれだけ疎んでいたのに。あれほど大事にしていたのに。
あぁ、今の自分は『無機物』以外の、何者でもないだろうか。 こんな時でも感じる空腹感が、ただ『侘しさ』を訴える。]
(38) 2015/08/27(Thu) 23時頃
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[広間に着けば、先に誰かいただろうか?そうだとしても、会釈もすることなく通り過ぎて……まっすぐ 奥の扉へと歩みを進めるだろう。
誰かと話したら、決心が鈍ってしまいそうで。
……いや、誰と話さなくても決心など紙切れのように脆かった。だから、精一杯の強がり。
そのまま奥の扉へと向かえば、青山が寄越した箱があったろう。その箱から一つ、真新しいメスを取り出す。
"自殺"の方法にしては大仰で、そしてあまりにも無謀過ぎるだろう。分かっていた。そんなこと、この男にも十分すぎるほど理解できていた。
それでも、それを選んだのは……きっと、罪悪感と後悔。]
(39) 2015/08/27(Thu) 23時頃
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……っ、……
[手が震える。死にたくない。ああ、でも生きていたところで、もうどうにもならないのかもしれない。もう誰も殺したくないのに、腹が減ってシカタガナイ。
手にしたメスをしっかり握って、喉元へと当てがう。
手が、酷く震える。
震えてうまく体を支えられない足がぺたりと地面に着いた。]
……っ、しな、なきゃ……!
(40) 2015/08/27(Thu) 23時頃
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[再び眠りの淵にでも落ちようかと、目を閉じたその時。自分が今、一番疑っている人物の声>>37が聞こえ。
ひゅ、と鳴る喉。これは『恐怖』? ―――やはりまだ、自分は『生きている』]
おや、『優等生』 点呼かい?それとも、ボクに何か?
[重い扉に鍵はかかっていない。かけた記憶がない。けれど、口から発された声音はおそらく鍵となったろう。察しのいい彼になら、おそらくは。
仰向けに転がったまま、視線は天井に。それでも彼が何かを語りだすならば静かに耳を傾けるし、無言が奏でられたならば、また、それに耳を傾けるだろう。]
(41) 2015/08/27(Thu) 23時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 23時頃
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―広場にて―
[広場に戻れば、そこに先程ネルの元で涙を零していた中性的な、名はレティーシャといったか、その人は居ただろうか(>>30)。 女性的な人は苦手だった。どうしても姉さんを思い出してしまうから。姉さんは、俺が女性と居るのを嫌がる。かつてほんの僅かな期間、通っていた時に女子学生から声を掛けられたそのあとのことなどは、思い出したくもなくて…
これまでは、レティーシャのことも、無意識的に避けてしまっていたのだろう。その人と出会えたならば、始めてになるか。声を掛けてみようか。]
あ…どうも、ッス。
[声を掛けるも、そのまま反応なく通り過ぎて…よく見ると、その身体は少し震えていたか。不思議に思い後に続けば、箱からメスを取り出し、それを、―――。]
だめッス!!!
[咄嗟に、身体は動いていた。勢いよく駆け出し、メスを握る手首を強く叩こうとすれば、そのメスを弾き飛ばすことは叶っただろうか。]
(42) 2015/08/27(Thu) 23時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 23時頃
グレッグは、>>42訂正:通っていた時→学校に通っていた時
2015/08/27(Thu) 23時頃
グレッグは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/27(Thu) 23時頃
ネルは、レティーシャに話の続きを促した。
2015/08/27(Thu) 23時頃
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[広間にいたグレッグには>>42気付くことがなかった。いや気づかないふりをして。声を掛けられても、そちらに意識を向けて仕舞えば……きっとまたあの空腹感から彼がオイシソウに見えてしまう。
そうしてまっすぐ奥の扉へと向かったのに。]
……ッ痛……!
[強く手首を叩かれれば、金属的な軽い音ともに手の中のメスが落ちる。ああ、だめだ。これじゃあ死ねないじゃないか。
咄嗟に拾おうとしゃがんで手を伸ばせば……それさえも止められてしまうのだろうか。]
……っ、も、これ以上は……嫌だ……ッ、死ななきゃ……!
[譫言めいた呟きは彼には聞こえたか。]
(43) 2015/08/27(Thu) 23時頃
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―ネル個室前にて―
…点呼。 ああ、そうかもしれない。
[扉を通して聞こえた声>>41に、ノブに手は掛からない。 彼からの心象がそう良い物ではないのも理解してはいる。それは常ならば、到底認められはしない事ではあったのだろうけれど。
それでも声は、返った。]
……ご無事な様で、何よりです。
[言い換えるならば、"生きていて良かった"と。 数刻前に確認した人数からは、"彼"しか減ってはいないと。それは酷く複雑な心地ではあったけれど、確かに安堵めいた。 どことなく構えた声音はこの際どうしようもない。お互い様だ。]
…来るなと言われたら、開けませんけれど。
[閉じた扉は、さながら神の隠れた岩戸か。生憎自身は開ける術を知りはしない。 ただその前に、敢えて口に出した問い掛けを。点呼だと認められたのなら、構わないだろうと。]
(44) 2015/08/27(Thu) 23時半頃
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フィリップは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/27(Thu) 23時半頃
フィリップは、グレッグに話の続きを促した。
2015/08/27(Thu) 23時半頃
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[まさか、自分が“美味しそう”だなんて思われているとは思いもよらず(>>43)。手から離れたメスに再び伸ばそうとする腕を、掴む。 掴んだ方の手は、未だ先程の傷が塞がりきらず、動かしたことで開いた傷口から血を流し始めただろうか。その血は、レティーシャの腕にもぬるりと付いてしまったかもしれない。]
ど、してッスか…! もう、直に終わるッス! 早まったらダメッス!!!
[流れる赤など気にも留めず、叫んだ声は相手に届いたか。]
(45) 2015/08/27(Thu) 23時半頃
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[流れる赤>>45が目に入れば、ああ激しい空腹感から唾をごくりと飲んで、それに魅入られそうになり……途中でその思考を断ち切る。 美味しそうな、赤。きっとその赤に口付けたら、今度こそ本当に戻れない。いや、もう戻れないのだろう。必死に目を瞑りそれから意識を遠ざける。]
……っ!離せ……ッ
[腕を掴まれればその手から逃げるように振る。ああ、でも空腹のままでは大した力も入らないか。それならば、と。落ち着くように呼吸を一つ、そして……作り笑いを浮かべては言葉を紡ごうか。]
…僕が、死ねばきっと終わるんです。あのね、だから離してください…。も、誰も、…食べないように……ッ、死ななきゃ…いけない……。
[震えて、それでも口元は弧を描いたまま紡ぐ。ああ、瞳からは雫が溢れたか。]
(46) 2015/08/27(Thu) 23時半頃
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ねえ、カフカの本、読んだことあります……?毒虫になる話、があるんです。…今まで、食べてたものも…食べれなく、なって…!……あれね、最後主人公は死ぬんです……ッ、でも……まわり、は笑ってて……幸せに、なれる……ッ!!
……この場合、僕が、毒虫……ッ
[だから離してください、と。涙に濡れる瞳で懇願すれば離してもらえたか。ああ、それでも自分で自分を殺せる確証も自信もないのだが。]
僕、が食べたんです……僕が、サイモンさんや、ヨアヒムさんを……ッ……お腹すいておなかすいて、おいしくて、あのステーキはこの世のものと思えないほどまずくて、あれ吐いたんです…ッ!……それで、今、君も……美味しそうに見えて、仕方がない、なんて。
(47) 2015/08/27(Thu) 23時半頃
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[嘲るように放った単語には是が返ってきて。天井にやっていた視線を下ろす。開かない扉と、回らないドアノブ。]
ふぅん?
[彼のどことなく沈んだ声。何かを悟ったような、声。 察したくないけれど察してしまったのは、職業故か。何かあったことは、確かだろう。それが何かまではわからないけれど。
それに『どうかしたか』なんて優しい言葉をかけてやれるほど、自分に余裕はないのだし。『知らぬ振り』だって、立派な手段。これも気まぐれ。
しかしそんな気まぐれと少ない余裕は、続いた言葉に根こそぎ奪われることとなる。]
(48) 2015/08/28(Fri) 00時頃
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――――無事? へぇ、
[動かなかった身体が、動く。さっきまでが嘘のよう。バン、と床を殴りつけて。起き上がったその衝動のまま、扉へと。
板一枚挟んだ先、彼はきっと立っているのだろう。どんな顔をして?そんなの興味ない。]
殊勝な態度ね? 流石『優等生』といったところかしら? [『生』が、『感情』が減っていく。 好きなものが、減っていく。周りからも、自分からも。減っていく無くなっていく。 全然全く、無事じゃない。辛うじて『生きている』のを、無事とは言わない。
鍵はかかっていないのだから、開けれるものなら開けてみろ、と声音に乗せて。目を開いて見てみろよ、私は確かに『生きている?』
まぁ、『怒り』に支配されている自分は、ここに来て一番『生きている』のだろうけど。皮肉なことに。]
(49) 2015/08/28(Fri) 00時頃
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[剥がれかけた『ネル』の仮面。『斎藤 来栖』も通り過ぎて、見えてきたのは『本当の自分』]
(50) 2015/08/28(Fri) 00時頃
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[赤を見るレティーシャの目は、どこか見覚えのあるそれ。自分も嫌というほどに体験してきた、“飢え”を示して揺れる瞳。 無意識に、ぞくりと背筋が冷えたのも束の間、抵抗する腕を必死に抑えていれば、 突如落ち着いた彼から紡がれた言葉と零れた涙に、言葉が、出ない。 カフカの話は、姉さんから聞いたことがあった。レティーシャが、毒虫…? 毒虫が死ねば、まわりは笑って、幸せに…?]
なれないッスよ… あんたが死んで、笑って、 幸せに、だなんて…
[だって、ヨアヒムさん、イアンさん、サイモンさんに、リーさんも。彼らの命が亡くなって、俺たちは幸せか?そんな…はずない。 掴んでいた手は刹那、緩んでしまったか。
終わりなのだと信じたかったのだ。だから、信じたくはなかった。 絶望はまだ終わっていなかった、悪食は目の前の【レティーシャ】であると。]
(51) 2015/08/28(Fri) 00時頃
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