309 【誰歓】【飛び入り歓迎】学園の七不思議3
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[ それでも、どうにも晴れぬ思いを、
受け止めてくれたフェゼルへと。
彼がまだ寝転がったままならば、
すっと片手を差し出して。 ]
ありがとう、フェゼル。
私と友達でいてくれて。
今、この場にいてくれて。
[ 心からの感謝を伝えた後。
夕陽を背に大きく伸びをすると。
帰ってくる誰かのために、せめてお茶でも淹れようと
校舎に向けて、雪を踏みしめた。 ]**
王子様……?
ふふっ、オスカーと一緒の王子様になれて
光栄だよ。
[ 黒と白でモノクロコンビだね?
柄じゃないのは自分でもわかっているけれど
オスカーには自分がそう見えていたのなら
光栄なことだと素直に喜んだ。]
どういたしまして。
僕もオスカーが友達で嬉しいよ。
[ 差し出された手に自分の手を重ね
しっかと握る。
握った手から伝わる熱が心地良く感じた。
校舎に向かうオスカーに続き校舎へと目指す
皆ももうすぐ帰ってくるのかなと期待して。**]
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