人狼議事


254 東京村U

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*

*

*


[東蓮寺の実家は、ごく田舎の古い寺だった。
歴史の長さばかりが自慢の、禅宗の古い寺である。

昔から馴染んだのは草の匂いと香の匂い。
読経の響きは子守歌より身に沁みついている。

町は皆、代々からの古い知人親戚で、琉衣は昔から「東蓮寺の跡取り息子」であった。何をしてもどこにいても、見知った人の目があった。

寺の跡取り息子、一人息子として、いずれは修行にそして住職に。そうして古い小さな、…居心地のいい狭苦しい優しい町で一生を送ること。そんな決められた未来に反発して東京に出たのは、高校を出て間もなくのこと。]


「俺は寺なんて継がない」
「俺は東京に出て、立派に稼いでいい暮らしをするから」
「だから、こんな古い田舎になんて帰らない───」


[父と大喧嘩をして、母に見栄を切って家を飛び出た。
祖父母は、その後何度も何度も手紙を寄越した。

お前は跡取り息子で、しかも一人息子だ。
お前が帰ってこないでどうするのか。
東京でどうせ大した仕事もなく苦労ばかりするのだろう。
おじいちゃんもおばあちゃんも心配しているから。
早く諦めて戻っておいで。

思わず愚痴を零したくなるほど、幾たびも。
未だに契約社員で、碌に将来も見えやしない力不足の自分を見透かすかの言葉が不甲斐なく情けなく、悔しくて。]


[もう、いいと。

もうやめてくれ────、
俺はここに、この街から今は出たくはないのだから。
せめてもう少し頑張って、


  ………… いずれ胸を張って帰りたいのだから、と。


それまでは帰らない。
帰りたくないと、意地を張り続けてきたのだけれど。]


*

*

*


[懐のスマホを取り出して画面を操作する。
従妹からの連絡はまだ来ていない。
通話をタップしてみる。やはり繋がらない。

ひょっとしてと思って、叔父と叔母にもかけてみた。
繋がらない。微かな期待はあったのだけれど。
では違うのか。彼らもここに迷い込んでいるわけではないのか。]


ああ…、くそ。澪音ちゃん…ごめん。


[新宿駅ではぐれてしまった従妹のことを思う。
彼女は一体どうしてるだろう。無事だろうか。
それとも同じく、どこかに迷い込んでいるのだろうか。

確かめる術はなく、連絡は相変わらず繋がらない。
あんなに不安そうにしていたのに。
助けてやらないといけないと思っていたのに。
不安と苛立ちで、スマホの"通話"の文字を何度も何度も指先で叩き、]


 ………っ!


[衝動的に画面を消して、端末を握る手を振り下ろす。]


はあ────、

[深くため息をついて、その場に座り込んだ。
普段なら座ることなど思いもしない駅の通路だが、今はもう気にする気にもなれやしない。

なんでこうなった。
どうしてこうなった。
こんなつもりじゃなかった。
こんな風に出たくないというのでなかった。

同じような言葉が、頭の中をぐるぐると回っている。
そんな時、ふと柔らかな声が耳の奥に蘇った。]

  『人って、いろいろねえ』

[フルーツ飴の、甘い微かな記憶と共に。]


[ここには、どこかは分からないけど入口があった。
あったんだろうと思う…多分。
では出口は?出口もあるんじゃないのか。
縋りたいのは微かな希望。僅かな望み。
まだ手繰らぬ先の道の向こう側。


   『出口も入口も、名前が違うだけかもしれないのに』


淡い、不思議なものを見つめるかの瞳で彼女は言った。
鈴里 みよ子。
その名前を選んで、さして期待もせずに通話ボタンをタップする。
やがて初めて反応を見せたコールの表示を、東蓮寺は手の中に凝然として*見下ろしていた*]


メモを貼った。


─ 出られない駅 ─

[呼び出しは随分と長く続いた。
普段なら諦めて切ってしまっただろう程の長さ。けれど今は、祈るような思いで呼び出しの表示を見つめている。この回線の向こう、声が、届くことを願って。]


  あっ………………


[自ら掛けたにもかかわらず、それでも。
実際に声が聞こえた時、あまりの意外さに、一瞬どう反応していいのかが分からなくなり、東蓮寺は狼狽えたように画面を見つめて息をのんだ。
ごくのんびりとした声が聞こえる>>*9
あたかも今が、常と変わらぬ日常の中にあるような声が。

呆然と「通話中」になった表示を眺め、そしてまた慌てて端末を耳に当てた。ひょっとしたらすぐにまた、切れてしまうかも知れないから。]


あの、みよ子さん、ですか?
東蓮寺です。これ、聞こえていますか…!?

あっ、すみません。いきなり。
えっと…俺、今ここが何時か分からなくて。
駅にいるはずなんですけど………、…おかしなところで。
ここがどこか良く分からなくて。

いきなり電話して変なこと言ってすみません。
悪戯とかじゃないですよ!

でも誰にも連絡が取れなくて。
どうしたらここから出られるかも分からなくて、そしたら、みよ子さんにだけ連絡が付いたんで…!


…っ、すみません。
出来ればどこかに通報とか捜索とか、何か………

[空いた左手を額に当てて、ぐるりと辺りを見回す。
目印になりそうなものも、見覚えのあるものもない。
ただここが、何かの駅であることは間違いがないように思う。
焦りと苛立ちが相半ばした表情で、手掛かりを探す。
何度見渡しても、そのようなものは何もないけど。]


何か、お願い出来ませんか。
ここは新宿のどこかかとは思うんですけど。
駅からどこか、おかしなところに来ちゃったみたいで。
ほんと全然、電話とかも繋がらなくて。

[実際、こんな話をされても相手は困惑するばかりだろう。そう理性は告げるものの、他にどういえばいいというのだ。状況と、道を失った自分自身への焦り、苛立ち、不可思議な状況への戸惑い、恐怖。そうした雑多な感情が言葉の端に滲む。]

お願いします、みよ子さん。
今までで連絡が付いたのは、みよ子さんだけなんです。
いきなりこんなの、信じられないかも知れないんですけど…っ!

[垣間見えた一筋の救いを手放すまい。そんな必死さで、漸く繋がった一本の電話の向こうに*訴えかけた*]


【人】 ろくでなし リー

……ふぁーあ。眠いな。寝てていい?

(129) 2016/10/02(Sun) 00時頃

【人】 ろくでなし リー

―早朝・渋谷のホテル―

え。どうしたんですか先生。
先生が死んでたらオレも死んでるってことになるんですけど。

[隣から聞こえる木露の声によって、眠りは妨げられた。
正論といえば正論な言葉を吐きつつ、一二三はベッドから起き上がる。]

(130) 2016/10/02(Sun) 00時頃

【人】 ろくでなし リー

つーか先生、汗ビッショビッショじゃないっすか。
なんか嫌な夢でも見たんですか?

[隣のベッドまで近づいてみて、滲む汗に戸惑いつつも。]

なんならシャワーでも浴びます?
お湯、溜めときますけど。

[一二三は木露の顔を覗きこむ。]

(133) 2016/10/02(Sun) 00時頃

ろくでなし リーは、メモを貼った。

2016/10/02(Sun) 00時頃


リーは、一瞬、体を強張らせた。

2016/10/02(Sun) 00時頃


【人】 ろくでなし リー

ア、アイドルっすか。

[一二三は木露の言葉に動揺を隠せず。
蛇口を捻る手が、カタカタと震え出す。]

(139) 2016/10/02(Sun) 00時頃

【人】 ろくでなし リー

も、もしかして、そのアイドル歌っちゃったりとかしちゃうんですかね。
ア、アイドルだから歌うのも当然っちゃあ、当然ですけど。

[声は上ずり、手の震えが止まらない。蛇口から勢いよく出てくるお湯は、バスタブを段々と満たしていく。]

(142) 2016/10/02(Sun) 00時半頃

【人】 ろくでなし リー

そ、そうっすよね。踊ります、よね。アイドルだし。

[踊ったり、ナイフで刺したり、ということからすれば自分の夢の中に出てくる『彼女』とは違うと思い、安堵の表情を見せる。]

(146) 2016/10/02(Sun) 00時半頃

【人】 ろくでなし リー

え、あ、はい。
何か、自分も嫌なこと思い出しちゃって。

[震えが収まった手で蛇口を締める。
バスタブはもう少しでお湯が溢れそうにまで達していて。。]

(155) 2016/10/02(Sun) 01時半頃

【人】 ろくでなし リー

信じてくれるかは、先生次第ですけど。
自分の姉ちゃん、アイドルだったんすよね。『IKB32』にも、ちょっといたんですけど。

[バスタブからあがる湯気が温かく。気が抜けたかのような声で語り始める。]

(157) 2016/10/02(Sun) 01時半頃

【人】 ろくでなし リー

時折、自分も見るんですよね、夢で。
歌を歌うのは先生と一緒なんすけど、自分の場合はどっか吸い込まれちゃいそうな。何か、自分の意識が遠くに行っちゃうような…………そんな、感覚で……………

[一二三はフラッと立ち上がる。その表情は生気を失ったかのよう。]

(163) 2016/10/02(Sun) 02時頃

【人】 ろくでなし リー

『たすけて』って声が聞こえるんスよォ、あの日、『姉ちゃん』もそんな声が聞こえたって。

[一二三はぼんやりとした目をしながら、洗面台に置いてある剃刀に手をかける。]

(169) 2016/10/02(Sun) 02時頃

【人】 ろくでなし リー

『たす けて』

(172) 2016/10/02(Sun) 02時半頃

【人】 ろくでなし リー

[肩を押されて、ぐらりと体勢を崩しながらも、握りしめた剃刀を自分の腕に向かって振りかざす――――]

(173) 2016/10/02(Sun) 02時半頃

【人】 ろくでなし リー

ぶへっ

[剃刀を振り降ろそうとした刹那、木露の拳が一二三の顔面に命中する。
そして手際よくその頭は浴槽へと押し付けられた。]

(176) 2016/10/02(Sun) 02時半頃

【人】 ろくでなし リー

―――――――!!!

[顔面を浴槽に押し付けられ、一二三は苦しさのあまり我に返る。
手をばたばたと振りながら助けを乞う。]

(177) 2016/10/02(Sun) 02時半頃

【人】 ろくでなし リー

ぷはっ!!!先生マジでオレ何か悪いことしたっ!?
ギブアップ!!!ギブアップ!!!

[どうやら話の途中で意識が朦朧としていたらしい、剃刀を手にした事さえも覚えていなくて。
涙目で木露に訴えかける。]

(179) 2016/10/02(Sun) 02時半頃

【人】 ろくでなし リー

え?命を粗末に…………

[きょとんとした顔をして、難しい顔になる。]

なんか、時折意識が遠のく感じがして。
単に疲れてるのかなって思ってたんですけど。
やっぱなんかあるんですかね。

[グシャグシャになった頭と顔をタオルで拭った。]

(181) 2016/10/02(Sun) 03時頃

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