人狼議事


197 獣ノ國

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[取り出した携帯端末に表示されていたのは、先程手に入れたばかりのアドレスと"彼"の名前。思わず口元が緩んだのは、男の意識の外だったけれど。
――だけれど、その文面を見たのなら。柔らかく細められた男の目は、怪訝そうに見開かれる事となっただろう。]

――……殴られた?

["兄に殴られた"、と。その一文を見るなり、男の眉は至極不満げに寄せられる。
しかしすぐにそれの――殴られた理由を理解したのなら。嘆息と共に、こめかみを指で押さえはしただろうか。]

……"責任"、か。
そんな物は…幾らでも取ってはやるさ。

…帰りに氷を買っていくか。

[彼が、家を出ると言うのなら。それはきっと、渡したあの紙に書かれた場所へと――自分の居るこの場所へと、向かう為だろうから。
彼が自分を追い掛けてくれるのだと言うそのメールの文を、何度も、何度も目で追い。焦がれる想いを誤魔化すように、運ばれて来た淹れたちの珈琲を、一口口に含む。]



………、美味いな。

[はた、と。手にした珈琲を、もう一口。
珈琲を出す店は星の数ほどあれど、美味い珈琲を出す店は少ない。男の目に敵う珈琲を淹れてくれた店主を見たのなら、白髪の奥の瞳を小さく細め、柔和に笑っていただろうか。

嗚呼、遠く離れたあの國で、彼もまた今この時に…自分と同じく、珈琲を味わっていると知れたのだ。身を焦がす想いは強くはなれど、その小さな繋がりを感じたのなら、じわりと胸に熱さも広がろうと言うもの。
返事を打ちかけた手を無理矢理に止め、開いた返信画面はそのまま保存もせぬままに閉じ。本当であれば…彼のその声が、聞きたくて仕方が無いのだけれど。

――だけれどどうやら、彼は珈琲が苦手なようだけれど。最後に加えられた一文を眺めながら、またいつか会えた時は…彼にこの珈琲を、味わわせてやりたいと。
最初は、甘い物と共に飲むのが良いかもしれない。嗚呼しかし彼は甘い物は好むだろうか?
チョコレートケーキが好物だなど、男は未だ、知り得ない。

そうしてその時には、自分とあまり仲の良く無い堅物の兄の話でもしようか…そして彼の兄の話も、聞いてみようか。
――なんて。そんな事を、思いはしただろうか。]*


メモを貼った。


メモを貼った。


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 00時頃


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 00時頃


[そうして、淹れられた珈琲が無くなった頃。机の上に置いたままの携帯端末が震える音が、レコードの音へとジワリと混じる。
端末の画面を覗いたのなら、見慣れぬアドレスがひとつ。メールを開いてみればそこには、一昨日始めて話したあの小さな郵便屋の名前と…一通の文。]

…成る程、参ったな…手紙を入れておくべきだったか。

あぁ、すまない。同じ珈琲をもう一杯頂けるかな。

[書かれた文章には、困ったように肩を揺らし、浮かしかけた腰を戻して追加の珈琲を頼みながら。
何処か律儀な所がある彼女らしいと言えば、彼女らしいとも思うけれど。
このメールが来たと言う事は、あの家の時が止まった事は、知れてしまったのかもしれない。
自分が可愛がっていたあのサボテンとそのお友達も、彼女の手には渡ったのだろう。]

…届け物なら、もう届いているんだが…どうしようか。

[昇る湯を見ながらポツリとそんな一言を。困ったように呟かれたその声は、何故だか何処か楽しげなもので。
サボテンも、その友達も――そしてあの時計も。確かに彼女の言う通り、大切なものだが、それはどれも他でも無い彼女へと宛てたものだったのだけれど。]


[――そう、彼女は郵便屋。
宛名が無い荷物は、きっと届ける事は出来ないだろう。
そして宛名を書かなかったのは、自分の失態に他ならない。]

…君には。
礼を欠いてばかりだな…クラリス。

[彼女がくれた花の贈り物が、あの時の止まった時計へと贈られた事など、遠く離れた地に居る男には知る由もなく。
幾日経っても届く事の無いその花を見て、彼女が何を想うのか――それすらも知り得ないのは、それは酷く残酷な事かもしれないけれど。

初めて言葉を交わしたのは、あの最初の休みの日。向けられた反応が愉快で、ついからかってしまったあの日。
二度目は同じく玄関で。まさか菓子折りを持って詫びに来るとも思わずに、借りを作ったままにしてしまった。
――そうして最後に、宛名の無い贈り物。
結局、あの"優しい郵便屋"への礼は、最後まで…出来なかったのかもしれない。

…だけれど、きっと彼女は自分を見つける事は出来ないだろうから。
その間、あの時計はずっと彼女の手の中で時を刻むのだと思えば――それもそれで、悪くは無かった。]*


【人】 抜荷 錠

 そうか、行きおくれみたいなもんだな。
 買い手になれて良かったよ。

 そうか、ならば浮いた分で君は本でも買うといい。
 賄賂のことはミナカタさんにはシークレットでね

[>>171此処からは伺えない台所では、
 恐らく花瓶に水を満たされ、
 飾り花として支度がされている事だろう。

 人差し指を立て、秘密だと緩く笑う。
 花屋のバイト代が高くない事は知っている。
 はした金でも何かの足しに為ればそれでいい]

(175) 2014/10/08(Wed) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 それに退社や移動の時期でもあるからなぁ。
 サラリーマンも学生もご苦労様だな、ほんと。
 勿論君も、よく働いてる。

 あの花屋で働き出してから、
 何年目になるんだっけ。

 そう言ってくれて嬉しいな。
 トレイルみたいな好青年が教え子なら
 答案用紙と解答用紙をうっかり間違えても良いんだがなぁ

 まー、テストってのは頭に入ってるかどうかを
 確かめる為にやるものだから、な。
 あんまり重要視していないんだけどね

[掲示板に書かれた、好きでやっている仕事、
 という記述を思い出し、腔内へ納めたものを飲み込む。
 適当につけたHNをふと過ぎらせたが
 いまは男の胃袋の中だ。]

(176) 2014/10/08(Wed) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

[興味があれば覺えは良いだろうし、
 そうでなければ抜けていく分野だ。
 社会で飯を食うのにさして役に立たないものだから
 試験よりも必須提出のレポートが面白い生徒に色をつける。

 伺い立て>>172には是を返し、煙管を取ろうと一瞬考えたが、
 トレイルの出した煙草の箱から一本を貰うことにし。]

 あぁ、外で吸う時はコレだな。
 他も試してみたが、これじゃねーな感が強くて。
 
 刻み煙草と紙巻は大分別物感あるからね。
 教えて貰って得をしたよ。
 そうなんだよなァ、スタンド灰皿は街からどんどん消えてくし、
 飲食店はこぞって禁煙ブームに巻き込まれてくし。

(180) 2014/10/08(Wed) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 喫煙者が離れていくのは、増税が一番でかいんだろうけど。
 俺は千円になっても吸うだろうな〜…

 肺をやられて死ぬのが早いか、
 肝臓で死ぬのが早いかってとこか

[からりと笑いフィルターを銜え込み。
 ライターを向ける指を手で制し、顔を寄せて火種を貰う。

 ニ指の合間に煙草を挟み込んで、紫煙を口腔から身体の奥へ招き。
 唇から離して、紫煙を燻らせれば独特のフレーバー。]

 15から吸ってるんで、もう止めらんないだろうな。
 習慣は恐ろしいね。

(181) 2014/10/08(Wed) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

[喩え肺や肝臓を病まなかったとしても、
 スザンナより長生きする事は無い気がする。
 己が老いて死んだ後、彼女がどう過ごすかが気掛かりだった。
 
 孤独に胸を痛め、寂しくいつまでも想われるよりも
 若くて良い男と始まればいいのだと。
 顔を歪めて目を腫らし泣いている顔よりも、
 向日葵のように笑っている方が好きだから。

 隠り世で彼女の行く末を見守るにも
 倖せに包まれていてくれる方が、ずっと安心できそうで。

 泣き顔も笑う顔も見せない処>>174へと赴く
 決意を固めている事など、知る由もなく。]

(183) 2014/10/08(Wed) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 五年か、君の顔にも見慣れて来る筈だ。
 来たばかりの頃は、もっと髪が赤かったがね。

[>>186荒んでいた時期を本人の口から聞く機会は無かったが、
 時間の経過と共に、彼は接客に熟れて来た気もする。
 店主の明かした彼の素性も、ほんの少しだけ小耳に挟んだが
 無駄に吹聴はせず、いまに至る。
 
 過去が後悔に染まったものであろうとなかろうと、
 今は色取り取りの風物と共に生きているのだから

 寝物語と己の語る小咄への解釈が
 青年に何かを結びつけているのかは解らないが、
 話に耳を傾けている時のトレイルは穏やかに見えた。]

 人間の縁とは奇妙なものだね。
 同じ釜の飯や一杯のかけそばを食えば腹も頒かつというが、
 同じ銘柄を吸えば、信を預けて良いと思えるなんて。

(189) 2014/10/08(Wed) 01時半頃

【人】 抜荷 錠

[男が吹聴を好まないのと同じように、
 青年もまた無駄に痛みを広げないのでは
 そう感じる処が或る。

 喩え接客に慣れて来たとしても、
 厳しくも甘い店主の下で働いて来たからこそ、
 今の彼は好青年として「生きて」いるのだろう、と。] 

 あぁ、或るな。
 身近なところに棲んでいるものらしいぞ。

[掲示板にもそんな句が綴られていた気もするけれど。
 青年の視線がある一点を捉えていることに、
 もはや取り繕う事はせず、出ておいで、と軽く声をかけて。]

(190) 2014/10/08(Wed) 01時半頃

【人】 抜荷 錠

 うん、つい昨日からな。
 此れもシークレットにしてくれよ?

[>>188人差し指を立てて唇の前に押し当てる。
 ゆらゆらと紫煙が灰皿から上り、視界を濁らせ歪めた。

 よくは解らないと告げられた手前、
 青年のヘーゼル色の瞳を横目で見遣り]

 ところで、――

(191) 2014/10/08(Wed) 01時半頃

【人】 抜荷 錠

 君はこれまでに、半獣を見たことがあるかい。

[与太話の途中で色合いを変えるのは、
 早朝の肌寒さも消え失せ、雨を忘れた陽光が包む時刻。]

 先程メールに書いた送り狼にも由来があるんだよ。

 これは人に憑いて回る獣とも護り神とも呼べる存在で、
 獣の通るテリトリー区域を歩む者を護衛するのだと。
 他の狼が獲物と解して飛びつかないように
 自分の匂いを寄せているのだとか。

 ただし、転んだり振り返ると食い殺されてしまう。

[一般的な送り狼にも共通しそうな最後の句を告げて、笑い。]

 君からも獣の匂いがするのだけど、
 君の耳は普通の耳だな。

[半分カマをかけて告げ、転ばぬようにと助言する。**] 

(192) 2014/10/08(Wed) 01時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 01時半頃


メモを貼った。


【人】 抜荷 錠

[物置に続く襖戸をを自ら開けないのなら、
 この手を伸ばし、横に引いて促そう。

 こんな狭い場所に閉じこもっていれば
 身体も痛くなってしまったのではないか。

 トレイルが声をかけるのを小耳に挟む。>>197
 そうしている間に花瓶に飾られた向日葵が
 下男の手により運ばれて来た。]

 うん、そう見えているよ。

 動物に纏わる小咄を、楽しそうに聞いている君が 
 獣人に害を与えるようなことをしないというのも。

[スザンナが気にしていただろう事は恐らく其処だろう。
 彼女が獣人だった、なんて言い回しで吹聴する事は
 まず無いと踏んだ上で構えていなければ
 流石に居間へ通さずに客間にでも茶を運ばせている。]

(211) 2014/10/08(Wed) 09時半頃

【人】 抜荷 錠

 既に半獣と会っているのだね。 
 君の人生を彩る御伽噺に出会えるように、
 祈っておくとしよう。
 ――ああしかし、書き込む時は慌てないようにな。

[“匿さん”と呼ばれたのが恐らくは彼ではないかと、
 今まで交わしたメールの文章の癖と
 書き込みの記述を照らし合わせ、想像を至らせ。

 くつりと笑い、一吸いしてから灰皿に紙巻を押し付けた。

 腰を上げる青年に合わせ、割った着流しの裾を正し、
 居間を出て、廊下を共に向かう。>>199]

 長いこと道草を食わせて悪かったね。
 是非そうしてくれ。
 茶飲み友達が骨になってしまうのは、なんとも侘しいものだから

[告げられた冷やかしには苦笑を浮かべ、
 お勤めご苦労、と短い勞いと共に青年を見送った。*]

(212) 2014/10/08(Wed) 09時半頃

【人】 抜荷 錠

 ― 昼・自宅 ―

[午後一の講義の時間を考えれば、そろそろ支度せねばなるまい
 スザンナも支度をしていたか
 午前中のうちに送り出すつもりではあったが、
 結局はこの時間まで滞在させてしまった。]

 ネクタイの締め方解る?

[下女に遣らせている事だが、なんとなしに尋ね。
 解らないなら軽くだけ指南するつもりではあるのだけれど。]

 「パパ」と縁を切ってくれと言ったら、
 君は嫌がるかな。

[傍らでぼそりと呟く。
 知らないところで、否知るところで遇ったとしてもだ。
 他人の指が彼女の身に触れる事を嫌がった。
 執着心の欠片は、スザンナにも垣間見る事も叶ったか。]

(214) 2014/10/08(Wed) 09時半頃

【人】 抜荷 錠

 ― 自宅・書殿 ―

[支度を整えたところで、便利屋の来訪を聞く。>>196
 訪れたのは朝であったと記憶していたが

 着替えた後に取った昼食の合間にか。
 足を運び、書斎の入口から中を覗くと知った顔に目を丸め。]

 やぁ、「便利屋」とは、君のことだったのか

 中々すごい量だろ?
 半日、一日で終わる数では無いので、昼過ぎまでで構わないよ

 また手の空いた頃合に続きをこなしてくれると助かる。

[書殿にある本の種類は様々だ。
 語学の書から風土史を初めとした歴史に纏わる文献、
 美術関係や神話関係のもの、ひいては外国語の本まで。
 目算で数えても、千はゆうに超えている。]

(216) 2014/10/08(Wed) 09時半頃

【人】 抜荷 錠

 時に、手伝いを買ってくれる子に心当たりはあるかな。

 一日、一時間程度でも時間を預けてくれるなら
 それなりの賃金は出すが。

[要領が良いか悪いかにも依るが、
 一人より二人で手がけた方が作業も早くて済む。

 本の扱いに長けた家人もアドバイスをくれるし、
 これからも本に携わる仕事を行うのであれば
 何らかの経験の足しには為りそうなもの。*]

(217) 2014/10/08(Wed) 09時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 10時頃


【人】 抜荷 錠

 ― 昼 ―

[先程、蚊の鳴くような声音で紡がれた言を思い出す>>232
 そんなことを不安視して隠れてたのかと解し、
 思わず笑ってしまったのだけれど。

 聡い花屋の店員のこと。
 吹聴しても得意客が減るだけなのだと分かっていそうなもの。
 誰に彼に明かすつもりは毛頭無かった。
 どちらかと謂えば愛犬が今までのようにのびのびと
 過ごして欲しいという気持ちがあった。

 理解ある者が知覚している分には、
 憲兵に追い立てられる事が万が一あったとしても
 匿うまでの好を与えてくれるかは解らないが、
 彼はきっと、スザンナに逃げ道を設けてくれるのではと考えて]

(236) 2014/10/08(Wed) 12時半頃

【人】 抜荷 錠

[>>233ネクタイを絞められている間、自信の乏しさを聞き
 不格好なら急いで出たと言い訳するからと微笑んだ。
 慣れた手つきの侍女の其れとは異なるが、
 グレーのタイが結ばれてゆけば、小さく安堵の息をつき

 問いかけに返ってきたのは切なく歪んだ様相と、
 襟ぐりを寛げられて送り込まれた外気、
 微かな涼しさを削ぐような薄皮への口付け。
 吸われる皮膚に鬱血の華を咲いた頃合、微かに眉根を寄せ]

 切っても切らなくとも、…俺の唯一は君だけだよ。
 だから、どうしても他の男が恋しいというのなら
 俺に君を留める手など無いのがね、

[心までは金で買う事は出来ないから、彼女の心に箍を付けられない
 喩え首輪をつけたとしても、彼女の心は彼女だけのもの。
 だから、その誓いが何より胸に充足の暖かさを与えてくれる]

  ――そうか、其れなら君と共に居ない時も安心できる。
 ……、あのなぁ、

(240) 2014/10/08(Wed) 13時頃

【人】 抜荷 錠

 どうかしていると、…自分でも想うよ。

 君の心が変わらぬうちに、首輪に鎖を設けたいと
 一瞬考えてしまった。

[それでは本当に犬ではないか、否、それ以下か。
 彼女の尊厳を奪い、我欲に満ちたいと黎い考えが
 浮かんだ事を明るみに出したのは、後ろめたさから来たもの

 窓から注ぎ込む日光で、輝いて見える金髪に指を差し入れ
 首輪をつけるかと問われるまま、チョーカーを受け取り、]

 毎朝俺がこれを付けてやれたら素敵だと想うのだけどね。

[細い首周りに革のアクセサリーを巻いて、
 金具で留めるその前に、唇を同じように寄せた。
 甘い薫りに導かれるように、首筋を舌でなぞり
 柔い皮膚の上から、強い接吻を。
 そうして漸く、擦れる音と共に金具をぱちりと留め]

(241) 2014/10/08(Wed) 13時頃

【人】 抜荷 錠

 困ったな。
 学校に行くのが億劫になる、やれやれだ。

[そうもいかないと頭の中では判っているから。
 離れなければならないと思考は急かすのだけれども

 街に出れば手を繋いで歩く事も阻まれてしまう
 立場違いの関係に、早く卒業してくれれば良いと
 どうにも為らない願いを一度だけ浮かせて]

 スージー、

[頬を撫ぜ、形良くつんと尖った顎を指で引き寄せる。
 出かけの口付けにしては触れるだけで留まらず、
 唾液を含んだ舌は、彼女の唇の合間を軽くつつき]

(242) 2014/10/08(Wed) 13時頃

【人】 抜荷 錠

 ― 少し前のこと・書殿にて ―

 そうか、九条氏が亡き後はそれで生計を。

 俺は便利屋って派遣か何かだと思ってたんだよ。
 まさか君一人でやってるのか?

[>>243便利屋が動いているらしいという噂と、
 番号が触れ回っていることしか仔細は解らない。
 既に従僕から細かい部分は知らされているだろうから
 手入れの遣り方や、何を何処の棚に移すかは告げず。]

 別に、今日に限った手伝いではないのだがね。
 見ての通り量も多いし。

 そうか、其れは残念だな。
 君くらいの年頃なら、友人の一人でも居そうなものだが。

(246) 2014/10/08(Wed) 14時頃

【人】 抜荷 錠

[どうしても静かな作業になってしまうことも考えれば
 互いに指示を出し合い、合間に暇を潰せるほうが
 作業効率も上がるように思えたのだけれども。

 心当たりを連れて来てくれる方が探す手間も省けるが、
 居ないというのならそれ以上伺うことはせずに。]

 じゃあ、大學で声でもかけてみるとするかなぁ。
 小遣い稼ぎには悪く無さそうだからね。

[実のところ、獣人であるスザンナに屋敷で寛がせる為に
 事情を隠せると信を預けられない他人の足を
 多く運ばせることは本意で無かったのだが、
 それはそれで致し方無い。

 扇子で首元を仰ぎ、ネクタイを揺らしながら。
 仕事ぶりを暫く伺いながら、窓を開ける。
 本ばかりのこの部屋は、やや蒸すのと換気の意味合いで]

(247) 2014/10/08(Wed) 14時頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 14時半頃


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 14時半頃


―自宅―

[郊外にある自宅に戻り、まず行った事。それはスーツの上着を脱ぎ、袖を捲り上げる事だった。
箒に雑巾にモップに。一通り買い揃えて来た掃除器具を手に持ち、気が遠くなる惨状から目を逸らさずに掃除を始める。
人を雇う、という選択肢は最初から男の中には無い。自宅に人を入れる事を、男はあまり好んで居なかった。
うず高く積まれた埃を払い、床を磨き。日が傾く頃には漸く、全ての部屋を掃除し終えただろうか。
そうして運ばれて来た家具を受け取り終えた時には、もう日はほとんど暮れかけてしまっていたけれど。]

………、歳かな。

[シャワーを浴び、身体に付いた埃を落とし。バスローブを羽織ったまま、ソファに身体を沈める。
そのまま数分、軽い微睡に身を任せてはいたけれど。新しく買ったヤカンの湯が沸いてきた音が聞こえたのなら、立ち上がり棚から珈琲の豆を取り出す。
昼間に行った喫茶店で買った豆だ。ミル等も、あの店で揃えさせて貰った。
未だ手に馴染まないそれでガリ、ガリリと豆を挽きながら、ふ、と。あの友人に借りた本の事が、頭に浮かんだ。]



……"外"に、誰か居たかな。

[異国の言語で綴られたその本を思い返し、男は豆へと湯を注ぎながら訝しむ。ここは最早、國の外なのだ。多少は読めはするものの、やはり訳が欲しくはあるもので。
――最悪、自分で訳すか。
興味のあるものに対しては、そんなものはさして苦にもならない。
男からの返信が来ぬ事を、きっとあの友人は訝しんでいる事だろうけれど――返信は、そこそこに豆だったものだし――今や、どうする事もなく。
まるで神隠しのように消えた自分を、彼は果たしてどう思うかと苦笑しながら、ソファに再び身を沈めながらこの地で初めて淹れた珈琲を味わう。]

――……む。

[――嗚呼、少しばかり温度が低かったらしい。新しい地で、新しい道具で。今迄通りとはいかないものということだろうか。
そうして溜息をひとつ。少々味気ないものになってしまったその液体に、男は小さく、肩を竦めた。]


【人】 抜荷 錠

[植え付けた鬱血の華をチョーカー越しに親指で撫ぜながら。
 唇を合わせ、舌を吸う間に彼女の告げた事を脳は反復し。
 自身の想像する「いつか」とは正反対のことを
 彼女が口に出したものだから、
 脳の回廊は、ぐるぐると螺旋を巻いていた>>257
 
 湿った吐息と共に顔を離す。

 銀糸を唇同士が繋げば、首元に置いていた手を浮かせ、
 繋がったそれを断ち切る形で拭い去り。]

 ――… 俺が死んだ後も、
 君の人生を大事にして欲しいとは、思っていた…かなぁ

 君の手を引くのが他人で遇ったとしても、

 君が倖せに為ってくれるのなら、
 ……見守っていられるのなら、それで良いと思ってた。
 

(263) 2014/10/08(Wed) 19時半頃

【人】 抜荷 錠

[言ってしまってから、苦く笑う。
 出会ったのが一年と少し前で、夜を共にしたのが一度切りで、
 何故こんな事まで考えているのだろうと、何故、]

 愛してその人を得ることは最上である
 愛してその人を失うことはその次によい

 ――とは言うが、死んだ後の話を語る歳ではないね。

[学校へ、と告げる彼女の一言と共に頷き、顔を離す。
 シャツのボタンとタイを正し、出ようと手を離して。]

 さ、行こうか。

[踵を返し、廊下を歩む間。
 そこまで思われている事を少なからず嬉しく感じ、
 また、結論を急ぐような話では無いと悟り。

 唯、死ぬ前にあの細い首を絞める想像をして、――
 狂ってる、と畏怖を抱くのだった*]

(264) 2014/10/08(Wed) 19時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 22時頃


【人】 抜荷 錠

 ― 昼・自宅 ―

 判った。
 まあ、居眠りしないようにな
 
 はは物騒でもない。
 そんなことにはならんよう注意するよ
 轢かれた鼠ほど無殘なものは無い。

[年齢の差への想いや願望を見透かせることは無く>>265
 玄関の手前で彼女を見送ろうとし。

 不意打ちの接吻には目を丸めさせ、大きく開き。
 駆けていく背を見送りながら、口元に扇子を置く]

 ……心臓がいくつあっても足らんなあ

[開け放たれたままの玄関口。
 表を彷徨う白い野良猫がにゃぁ、と鳴いた。*] 

(293) 2014/10/08(Wed) 22時半頃

【人】 抜荷 錠

 ― 回想・書殿>>266

 あまり耳馴染みの無いものだったからね。
 ところで、「便利屋」は何処まで「便利」なのかな。

[首を傾げる様子に、扇子を掌でぽん、と打つ。
 作業の合間に返る言葉を受ければ、
 閉じた唇の前に畳んだ扇子を添え]、
 
 迷惑、ふむ迷惑か…。割の良いバイトではあると思うがね。
 小金稼ぎに困っている友人が居れば、是非呼んでくれたまえ。

 旧い本ほど大事で貴重なもの。
 状態が悪化するまえに、猫の手でも借りたいからな

[恐らくはこれ以上従事させても効率が悪いと判断し、
 作業の切り上げと、昼食の用意はあると告げ、
 本日の賃金と共に彼を開放する運びとなったか*]

(294) 2014/10/08(Wed) 22時半頃

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