91 時計館の魔女 ―始―
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んー……?
[頃合いかしら、とクラリッサはイアンに指定された場所に向かおうと廊下に出る。 そこには赤い絵の具で書かれた風景画――。
正常な意識で見ればこの絵は“狂気”や“異常”と感じただろうがクラリッサはそんな事はどうでも良かった。 この館ではもう、何が“普通”で、何が“普通じゃない”か感覚が狂い始めている。 そもそも、「願いを叶える為に“生き残れ”」と言うのが1番普通では無い気がしたが、それを思った事は遙か昔に感じて――。]
(263) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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[ぽふり、と倒れこんだ身体に、布団がかかる。 それは、暫く動くなとでも言いたげで]
無理、してなん、か、
[起き上がろうとしたけれど、そもそも体力がない上に、ここまで出歩くことなど普段ない彼女がすぐに回復するはずもなく]
……、すみません。
[髪を梳かれるのを感じながら、ぽつり、と]
…、あ。 手紙。 ……よみまし、た?
[開封された封筒が見えれば、横になったまま問いかけて]
(264) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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―ヴェスの部屋― [ダーラが語った、人間の王子に恋をした人魚の話。 恋という下らないモノの為にと、彼は言っていたが……]
本当に、大切な人の為なら、
―――命すら、
[部屋に入りながら、とても小さな声でぽつりと零す。 部屋の中を見渡せば、ベッドで眠るフローラの姿を見つけたか。]
(265) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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― 2-1前廊下 ―
[ ...は魔法で取り出したモップを使い、廊下の掃除を始めた。 まずは怪我人の眠る2-1の前。それから2-2へ進み、反対側の廊下を、と振り向いたところでよろめいた。壁に手をつき、赤いそこが乾いていることを知る。
ダメ……もう少し……。
...は掃除道具を廊下に残し、ふらつきながら2-1へ入ると、ベッド脇の椅子に座り込んだ。 怪我人は深い眠りの中にいるようだ。それだけを確認すると、...は足元の空いたスペースに頭を乗せた。息苦しい姿勢だったが、そのまま眠ってしまった。]
(266) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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っ、……フローラ、どうしたんだ?
[すぐに傍に近寄って、彼女の顔を覗き込む。]
無理、するなよ?
[彼女の髪を梳くヴェスの隣で、心配げな瞳で見つめる。]
(267) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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[この騒動の中、「親友」はどんな表情をしているだろうか 「仲間」はどんな人だろうか 「好きな人」は父に似ているだろうか 兄のような人はどのように笑うのだろう 他にもどんな人がいるのだろう]
あたし…皆に「会いたい」 皆の顔を見て、目を見つめて、お話ししたい…!
[ その願いを叶える為の方法を ] [ 教えてくれたのは、魔女と悪魔 ]
(268) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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あ、ヤニクさん、
[ふっとドアがあいた音がして、そちらに顔を向ける]
あ、あの、 ・・・さっきの、人って、
[誰ですか。 そう聞こうとしたが。 ……なにやら影のある表情に黙り込んだ。
視線を天井に向ける]
(269) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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私なら、だいじょうぶ、です。 ……ちょっと、つかれた、みたいで。
[そう笑った顔は、どうみても大丈夫とは言い切れなかっただろうが。 心配するなとでも言いたげに、無理に笑顔を作って]
(270) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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[ 肩の蝶が ]
[ 赤い鱗粉を舞わせながら ]
[ 少しずつ、動き出す ]
(271) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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[何やら、逆に心配している様子に微笑む]
俺は大丈夫だから、さっきのは、ダーラだ。 狂っているように見えたが、人には、危害を加える気はないらしい。
だが、あまり近寄らない方が、いい、かもしれない。
[血が、みたいと、狼が人を喰う様を見たいと言っていた。 あちらから危害を加えてこなくても、やはり…… この二人を近付けるのは嫌で、そう忠告していた。]
人狼に、とても興味を持っていたようだったが……
[ぽつりと呟く。]
(272) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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[布団の中で大人しくしている姿を横目に、便箋を封筒の中へ丁寧に戻す。 謝られたことには、首を傾げながら読み終えた手紙を、花瓶の隣へ]
……謝ることはない、……私も、迷惑をかけた、
[取り乱した姿――正しくは、取り乱した後、だけれど。 そんな自分のそばに居てくれた彼女に、微笑む。]
…ああ、読んだ。 君も交えて、話をしよう、
[頷きながら、云う。そして戻ってきたヤニク>>265に、視線を移して]
ヤニク、も。 同席してくれないか、
[エリアスを気遣う彼に、そっと問いかける]
(273) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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[疼く肩を両手で押さえる。 魔女の恐ろしい言葉が聞こえ>>@113、自分の意識が遠ざかっていくような感覚を覚えた]
…っ!……姉さん、逃げて!
[自分の声が届いたかどうか分からなかったが、クラリッサ>>215は庭のほうへ行ったようだ
震える身体を押さえ込もうとソファに座る 全身にはびっしょりと汗をかいていて
肩の痣は、美しく、赤く、*光っている*]
(274) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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ヤニクは、ヴェスパタインの言葉にこくりと頷いた。
2012/05/24(Thu) 21時半頃
エリアスは、ヤニクのほうをみた。
2012/05/24(Thu) 21時半頃
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――ダーラ?
[ヤニクが紡いだ名は、先程ちらりと見えた人のもの、だろうか。
続けられた言葉に、眉根を寄せる]
……"狼の協力者"で、無ければいいが。
[それは"気狂い"、獣に手を貸す人間。 敵に回すと厄介だ、と。]
(275) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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ヴェスパタインは、ダーラの姿を思い浮かべて、唇を引き結んだ
2012/05/24(Thu) 21時半頃
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くるって…?
[狂う、という単語に首を傾げた。 狂うと狼の言葉が聞こえ、加担する人もいる、とかいう話を聞いたことがあった。 …しかし、人に危害を加えることはない、と]
……人狼、に。 興味を。
[ただの人ではない、が。 …近寄らないほうがいい、というのには頷いて]
(276) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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イアンさん!
[扉を開けて、真っ先に視界に入るのは大広間。 そこに探し人の姿を見付けて声を掛け、駆け寄った。 そして、耳元に唇を寄せて]
呪詛に関する記述を幾つか見付けたのですが、 どんな状態なのか分からなくて。 良かったら、僕の部屋で話を聞かせて貰えないかな?
[彼にだけ聞こえる大きさで囁いた。 もし同意が得られれば二階に上がり、 Wの部屋…自室へ招き入れるだろう。]
(277) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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エリアスは、横になりながらもヴェスパタインの方を向いて、話を聞こうと。
2012/05/24(Thu) 21時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2012/05/24(Thu) 21時半頃
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[狼の協力者、と聞けば]
協力、……アイツ、人狼の味方でありたいと言っていたな。
[彼の言葉を思い出して告げただろう。]
(278) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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―???―
[カミーユと共に大広間を去り、何処かの部屋に入っただろうか。 イアンはカミーユに問われれば、己の知る悪魔に関すること・・・蝶のことや、それがソフィアとクラリッサを宿主にしていることを伝えただろう。 自分が二人を争わせたくはないということも。
ただ、ソフィアが人狼と話せることは語っただろうか。 ――カミーユが強く望まなければ語ることはなかっただろう。
イアンはカミーユと別れその部屋を後にした]
→エリアスの部屋前
(279) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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人狼の、味方、
[また、思い出す、狼の協力者。 もしそうなら、とても厄介な、]
……ほか、に。 ………なにか、言って、
[こほこほ、と咳き込みながら]
(280) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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― \の部屋 ―
[ヤニクが、この扉を叩くのを躊躇していた。]
……………そうだよなァ、御前さん、
―― 嫉妬が昂じて俺を殺したみてェだもんなァ?
[げらげら、とても愉しそう。*]
………おい、フローラ。
変な事考えてンなら、やめろ。
[届かない言葉だけれど。
何処か、まるで復讐でもせんかと言うような表情に。
噛み締めるその唇が傷つかないよう守ってやりたかったのに。]
…………へェ、御前さんが"視"たのは、そっちかい。
[複数匹、もぐりこんでいたらしい。
主だった男の声に、興味深そうに返して。]
あのおんな、やっぱりケモノだったぜ。
―― 善人ぶったモンにゃロクなのがいねェや。
[それは、フローラにも向けた言葉でもあり。]
………ま、ガン首ブチ落とせなかったのは、俺の失態だがね…
[はぁ、と溜息にも似たそれを。]
―――― 落ち着け、フローラ!!
[叫ぶ聲は、ヒトには届かない。]
一人で行って、敵うと思ってんのか!!
あの女ならまだしも、そっちは傷一つ付けちゃいねぇんだよ!!
[不甲斐無さ。
どうせなら、噛み付くケモノの首を落としてやればよかったのだ。
その時に、そんな余力が無いのは、百も承知なのに、まとわり着いて離れない、後悔。
主と、彼女。
どちらにも、死なれたくないだけなのに。]
……………………
[嫉妬に近い感情は、とても美味だった。
それを嘲ってやるのも、また一興。
いまは、その男の言葉に、助けられて。]
礼は言っとく。
[それだけを零した。]
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[さらに尋ねられて>>280]
人狼に、なりたいと言っていた気がする。 それから、人狼の情報を、欲しがっている様子だった。
あとは……、あ、……
[人狼が、人を喰う様を見たいなどと言っていたこと。 告げていいものか、少し躊躇う。]
人狼、の……姿が見たい様子だった。
[思案して、少しぼかした言い方をした。]
(281) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2012/05/24(Thu) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/24(Thu) 21時半頃
おい、ヴェス。
御前も、変な事考えんじゃねェよ。
…………復讐じゃなく、願いを叶えてくれや。
[主の言葉にも、呟いて。
彼が望むものを手に入れれば、良いのだ。
それを見届けてから、 ]
―――― っ!
[倒れるフローラに手を差し出そうとして、その手が彼女の身体をすり抜けるのを、見る。]
………………
[ああ、不便だ。
とても、とてつもなく不便。*]
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/24(Thu) 21時半頃
/*
なんでそこ言ったしそふぃwwwwwwwwwwwwwwww>びでおれたー
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アイツを、気にするのは…… 何か、おかしな行動をしてからで大丈夫だろう。
それより、ヴェスの話を先に聞こう。
[ダーラのことを思い出すと、何かぞくりと来るものがあり ある程度話せば、そう切り出しただろう。]
(282) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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人狼に…なりたい…?
[こてり、と首をかしげる。 たしか、狂った人は、狼と会話が出来るはずだ。 まあ、なりたいと願う人もいるだろうが。 情報を欲しがっている>>281というのに、気狂いにしては変だな、と]
人狼の、姿が、みたい…。
[なんだろう。 気狂いにしてはおかしな言動。 狼と仲違いでもしたのか。 …なくはないが、それにしたって、変だ]
……気狂い、じゃ、ないのかも…?
(283) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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