314 突然キャラソンを歌い出す村5
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[その思惑は半分当たって半分外れた。
やりたい事を進言してやれたりもしたが、
メインは「おもしろ化学実験」である。
例えば食べ物の色を変えたり、ガムを作ったり、
磁石に反応するスライムを作ったり、
緑色の目玉焼きを作ったり、と。
そういう大人しめの事をワイワイキャッキャとやる部だった。
食べ物系が多かったのは当時の部長の趣味だ。]
[そういうのも勿論楽しかったためどんどんやったが、やっぱり自分が一番心惹かれるのは爆発だったため、空いた時間を使ったり、部長に進言したりして、爆発物の実験を徐々に、徐々に増やしていった。
爆音が学園に響くようになったのは、この頃からだ。
つまり柊木が一年生の春から初夏頃である。(行動力)
爆発音が響いたあたりで柊木の自己紹介を思い出した一年生も居ただろう。訪ねられるとこちらは包み隠さず自分だとも答える。
それにどういう反応をしたかは、それぞれ次第だ。
迷惑だと目をつけられたかもしれないし、
なにやってるんだと呆れられたり、
危ないやつだと恐れられたり、
あるいは面白いやつ、変なやつだなと興味を持たれたかもしれない。
それは柊木の知った事ではなかったし、
そもそもそれが切欠となり誰かと知り合えるのなら何の問題もないと思えていた。
その頃から、いや、もっと前から、
柊木真理は、柊木真理だった。*]
─ 夢の中、友と手を取り:1(五十鈴輝也) ─
BGM:『残夏深々』
[あれは一年の夏。
一学期にやったことの集大成をとりあえず夏休みで完成させようと息巻いた時の話だ。
夏休みだからフィオーレのバイトも少し増やしたが、
それ以外の時間が空いているので問題はない。
自分に火薬のにおいがしみ込んでいないかだけは気になったため、都度マスターにはチェックしてもらっていた。 何せ面接で趣味爆発と書いても受け入れてくれた相手だ。その店に不利益になる事などしたくなかった。
でも明らかに夏休みに入って火薬のにおいが増えた気がしている。その節は迷惑をかけてしまったが、バイト前に念入りに洗い、どのシャンプーが良い等も使って調べていたため、逆にどんどんいい匂いになっていったのは怪我の功名と呼んでいいかもしれない。ほんとか?
因みに、火薬のにおいがないならばニトロ号にも会いに行けるかと考えた事もあるが、まあ結局は芳香があるためその身で馬に会いに行く事は憚られ、足は遠のいたままになる。]
[まあそんな日々を過ごしながら、完成させた、
素人が作ったなんにも特別ではない、小さな小さな花火。
登校日の日、]
明日の夜に!あの丘で!
花火をやるぞ!!
[クラスメイトに告げた大声。
来いとも来るなとも言わずに宣言だけし、
場所を追加で告げて大急ぎで帰り、準備をした。]
[ワクワクした。
すごくワクワクして、眠れなくて、
次の日は昼まで寝た。
すでにずりやんとは友人だったため、
手伝いに誘い「すごいものをみせてやろう!」と意気込んで。
── そして、夜。
暗くなっても下がらぬ気温は生ぬるく、
肌を撫でるような湿度を通り過ぎていく。]
[丘の上。一番高い場所で。
ちっぽけな火の花が咲いた。
パァン、
それは恐らくチトが打ち上げたものよりも形はいびつで、頼りない音で、でも閃光だけは鮮やかに。眩く、大きく、明るく、色付いて、雲を、空を彩り、そして消えた。花火というよりは、色付く閃光弾と言った方が近かったかもしれない。]
〜〜〜〜〜〜っっっ !!!!!!
[声にならない叫びと、
天に掲げた拳は大成功の印だ。
ずりやん相手に みたか!?!?!!?と大はしゃぎする。恐らく化学部の部長(後の検証に使うための映像撮影係として呼んだ)等も来ており褒めてくれた。 人数は少ないが、実験は大成功だった。
マスターをはじめとするバイト先の皆にも 丘で花火を上げる!という連絡だけはしたので窓の外を見ていてくれたかもしれない。]
もう一発っっっ!!!!
[用意していた二発目をあげる。
出来は一発目とそう変わりはないが、配合を変えてみているため色が変わった。煙が少し多くて、げほげほと咳込んだ。 は〜。 でも楽しい。 煙の匂いもすごく心地よくって、
足音に気付くのに一拍遅れた。]
おっ! 観客が増えたな!!
[一年の頃はまだクラスが違ったろうか。
自分の花火に誘われるように来た人間を、柊木が逃がすはずがない。]
どうだっっ!!! すごかったろう!?
[テンション爆上がり状態で話しかけ、
フフフフフ!ともうずっと楽しそうに笑っている。]
俺は柊木真理っっ、
爆発を愛する桃園高校一年生っっ!!!!!
お前は!?
[と、自己紹介を促し。
同じ学園、学年と知ると、お、奇遇だな。とか、名前を聞いて、ならばてるるだな、とあだ名をつけたりした後に、そのまま連絡先を強要する。スムーズに。]
また何かやる時は見に来いよっっ!
[そうして当時の部長から録画映像を見せてもらいながら、]
はは〜ん!?
よーーーし よし、よしよしよし!
こういう風に違ったという事は、
……
[と、検証を口にし始めつつも、いやそれは帰ってからでいいかと考え直した。そして、]
一区切りついたし、成功を祝して…
打ち上げに…行くか…!!!
花火ではないほうのなっ!
[と、この場のメンツを夕食に誘う。
もう食べてたならデザートでも。
それが五十鈴輝也との出会いだったし、
あの瞬間に、輝也と知り合い彼の事が大好きになったのは柊木にとっての幸運だ。]
[その後、さすがに無資格打ち上げ花火はヤバい(常識的に)となり、先に資格取得の勉強などを始めたため、花火の作成は三年になるまで一旦横に置かれるのだが、その際、地元の花火職人に凸る時等に、てるるのTLNのコネ等に大いに助けられたのだ。
まあそんなコネがなくとも、
一緒にバカをやって遊んでくれる友人というのは得難いものであり、彼がその一人である事に間違いはない。 知り合った直後からそれはもう柊木からの連絡は来ただろうし、実験に関係なく遊びの誘いやバカな事をやる誘いをしたりと順調に仲良くなっていく。]
[楽しかった。とても、楽しかった。
ゆめにまでみるよ
(cho:―どうか醒めないで)
てるるも怒っているだろうか?
あの時屋上に来てくれた大事な友人。
呆れられたかもしれない。副会長だしな。
ああ、迷惑をかけた。
なんでそんな事を考えつかずにいたんだろう。
あの騒ぎは、本当に楽しかったか?
柊木は、優しい夢、過去の記憶の中で、友と手を取った。]
♪
(ヒカリ)
拙い輝散る夏宵は無敵で
雲照らす色友情の導火線
他者情動 柊木真理
…♪*
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