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[声音だけは閨で囁くように
ただ、その内容は愛を囁くには程遠いもの。
当然だ。
男は、奴隷と客が対等など、勘違いさせる気は毛頭無い]
感じても
腰振っちゃ駄目だよ?
[ふふ、と哂う吐息。
くぐもった声が彼の耳には届くだろう。
舌を尖らせ秘穴を突付くように刺激する。
唾液の絡む音が二重に増えた]
![]() | 【人】 小僧 カルヴィン[誰が、誰が、誰が。期待と不安で見詰める客席。 (173) 2010/04/11(Sun) 22時半頃 |
─ グロリアの客間・寝室 ─
[グロリアが出て行った後、イアンは暫く床にうずくまっていた。
あらゆる現実について、想像を巡らせる事が苦痛で成らない。このまま意識を失ってしまい、全てがバッドトリップだったら、どれ程楽だろうか。それでも様々な事が脳裏に浮かぶ。生まれてきてからこれまでの人生、先刻の出来事、この奴隷品評会に連れて来られた直後の事、他のバイヤーや奴隷達の顔。それから、グロリアについて。]
嗚呼、なんだ。
ハ、ハ ──ハッ
気持ち悪り ぃ ……な
俺。
[水滴が完全に水なり、一度シャワーで温まったからだが冷たくなってくる頃、イアンがようやく顔を上げた。使用人がイアンの様子を伺っていた。]
![]() | 【人】 小僧 カルヴィン[気付けば全裸で色々な液を身体に付着させたまま、祈るようなポーズで胸の前に手を組んでいた。がくがくと抑えようもなく震える身体。 (174) 2010/04/11(Sun) 23時頃 |
…あ、あぁ……
[顎を掴まれて合わせられる視線は、怯えつつも何処かうっとりと魅入られるように。]
…もうしわ…
[うにゅりと頬が指の圧力で形を変える。
おしおき。そう聞こえた言葉にひくりと背中は大きく震えた。]
[ぐらぐらする。
思考が、揺れて定まらない。
さっさとこんなこと終わってしまえと思った]
『何、を』
[声は、きっと呻くような声になった。
耳に響いてくる水音。それが増えて重なる。
苛立ちが混じる。平行にならない感情を波立たせるばかり。
ただ、今は耐えるしかなかった]
![]() | 【人】 長老の孫 マーゴ―回想― (175) 2010/04/11(Sun) 23時頃 |
![]() | 【人】 長老の孫 マーゴ―回想2− (176) 2010/04/11(Sun) 23時頃 |
![]() | 【人】 長老の孫 マーゴ―回想3― (177) 2010/04/11(Sun) 23時頃 |
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[ひとしきり舌と指で秘所を解した後、
玩具を舐めさせていた召使にストップをかける]
もういいかな。
[召使の手から電動式の玩具を受け取ると
青年の双丘を割りその先へひたりとあてた。
ゆっくりと捻じ込むようにして押し込んでいく。
彼の反応を見るようにことさら時間をかけて]
― 客席 ―
[主人から返って来た言葉に、ぐっと歯噛みする。
交渉など、全く出来ていない。
焦りを覚えたが]
……、…っ
[隣から聞こえる悲鳴。
純粋に痛みのみに上げられるその声を聞けば、火照った身体にぞくっと悪寒が奔る。
「罰」と聞こえた気がした。
視線は隣を盗み見るようにちらりと動かされる。]
─ グロリアの客間・寝室 ─
[イアンは立ち上がりながら、すぐ近く使用人に手を伸ばす。大きな手のひらは、使用人の胸倉へ。]
あんたの着てるそれで良いからさ。
服 貸してよ。
断わられたら、殴り倒して剥ぎ取るぜ。
今、俺に暴れられても、困るでしょう?
正直、どう考えてもあのステージには戻りたく無いんだが。
他の客の顔も、奴隷がどうなってるかも……
生きてるかどうか知りたい相手も居るけど、
そんなゾッとするもの ──何も 見たく無いしさ。
でも、服貸して よ。
[グロリアの所へ行くのだと言う主張。]
![]() | 【人】 長老の孫 マーゴ―現在― (179) 2010/04/11(Sun) 23時頃 |
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![]() | 【人】 良家の娘 グロリア[舞台から聞こえてくる嬌声。 (181) 2010/04/11(Sun) 23時頃 |
[言われた言葉に、一瞬息を呑む。
僅かに目の底に映る躊躇の色。
けれども、それはほんの一刻。
優しい声に命じられるままに震えながら差し出す舌の先は、未だに薄く血の滲んだ色。]
![]() | 【人】 道化師 ネイサンNo.4に600ポイント入りましたァ! (182) 2010/04/11(Sun) 23時頃 |
![]() | 【人】 若者 テッド
(183) 2010/04/11(Sun) 23時頃 |
[背筋に絡みつくように這い上ってくる感覚。
けれど、頭で感じるのは嫌悪と不快。
自分の中でいろんなものが綯い交ぜになって、
表情が酷く歪んだ]
…、……っ
[腰を揺らしてはいけなくて。
でも、ゆっくりゆっくりと押し込まれる感覚は確かに伝わる。
『早く』と、上がりそうな声をこらえる。
早くどうして欲しいのか、言ってはいけない気もしたから]
![]() | 【人】 小僧 カルヴィンこういう、屈辱でも……死ぬよりは、マシかなって。 (184) 2010/04/11(Sun) 23時頃 |
凄いな、こんな風に広がるんだね。
ああ……此処少し紅くなってる。
でも切れてはないみたいだよ?
[男の声がする位置を考えれば
目前で見られているのだとわかるだろう。
時間をかけて奥まで差し込むと、房飾りの尻尾が青年の太腿へ垂れる]
さあ出来た。
尻の力抜いて落としたりしないようにね?
[ペシ、と軽い音を立てるように臀部を平手打った]
鏡で見てみるかい、いまの御前の格好。
![]() | 【人】 良家の息子 ルーカス― 客席 ― (185) 2010/04/11(Sun) 23時半頃 |
![]() | 【人】 若者 テッド…ッ (186) 2010/04/11(Sun) 23時半頃 |
![]() | 【人】 良家の娘 グロリア[舞台にも響くネイサンの声。 (187) 2010/04/11(Sun) 23時半頃 |
![]() | 【人】 小僧 カルヴィン向いてない、って……散々言われたし、分かってる。 (188) 2010/04/11(Sun) 23時半頃 |
─ 舞台・客席 ─
[イアンは使用人の服を借りて、舞台の客席に現れる。
探すのは金の髪の──自身の女主人となったグロリア。
使用人の行動で、普段グロリアがどのように使用人達に接しているかが伺える。けれども、その後ろ姿があるのは紛れも無くバイヤー席。あくまで奴隷を買う側の世界だ。
視界にいれようとせずとも目に飛び込んで来る風景は競売。
イアンがさっきまで居たステージはギラギラとしたライトに照らされ、ショーが繰り広げられている。道化の声に合わせ、ちょうど落札が進んで行く途中のようだ。マーゴの長い髪と、裸の男の姿。カルヴィナ、それからNO.5。ステージからは、影になっているイアンは見えないだろう。]
良家の娘 グロリア音を立てぬよう後ろから近付き、
![]() | 【人】 小僧 カルヴィン……っ、 (189) 2010/04/11(Sun) 23時半頃 |
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