298 終わらない僕らの夏休み!
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─ 図書館 ─
[それは図書館で合流をする少し前。 本を仕舞って。合流して。花火を一緒に。 そう思っていた。]
ま、まなみせんぱ……
[あたしは声が震えてうまく喋ることもできなかった。 言葉では愛海先輩をよんでいるのに、たまたま近くにいたという理由で根岸の服を掴んでいた。]
あき、秋山先輩が。
[スマホを持つ手が震えている。 いま、願い川と叶い橋の話が、ただの死の話だったときいて、川で先輩は溺れて、千早ちゃんは『 澪先輩、明日は秋山先輩、誘えるといいですね 』といっていて……]
(297) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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─ 図書館 ─(>>286>>294)
[途方に暮れた。 こんな思ってもみない、もしかして知りもしない昔の誰かの呪いでこんなことになってるんだとして、どうすればいい?
うつむいて呆然としていたから、安住先輩が何かごそごそとしていたのは見えたけど、それが怪談を書いた折りたたんだ紙を握りつぶすとか、そういうことだとは気づけなかった。つくづくこの先輩は気の配り方が周到だ。]
(298) 2019/09/06(Fri) 00時頃
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[その後に、示されたスマホの画面を覗き込んだら合流の旨が書かれたメッセージがあった。 「別にいっすよ」と言うより早く、それは新着のメッセージの通知で震えた。
少しの間。
何かが服に引っかかったような、重み。(>>297)]
(299) 2019/09/06(Fri) 00時頃
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― 根良伊川近くの公園 ―
[秋山くんが川で溺れた。 そんな会堂くんからの衝撃的なメッセージ(>>284)を受けたのとそのメッセージで衝撃を受けた澪ちゃんを慰撫するのに必死だったなどの影響で、公園にたどり着くまでの事はよく憶えていない。 それから、詳細を聞いて、流されるように花火を始めた。 せっかく、会堂くんが用意してくれたものだし。 それに、日を跨いでリセットされるのならなんとかできる可能性もあるのではないか……そう考えるくらいには、現状に染まってしまっていた。 運動が苦手な会堂くんに、明日泳ぎを教えてほしいと言われたのだから似たようなことを考えているのかもしれない。 もちろん快諾をしたが、約束を果たせるかどうかはその約束を忘れないでいられるかどうか、だ]
(300) 2019/09/06(Fri) 00時頃
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[手持ち花火に火を灯して、大きくくるりとまわす。 夕暮れ、やってくる闇に自分自身を溶け込ませて。 赤、黄、青、緑。 くるくると移り変わる光の輪を描く。 ゆるやかに、ながれるように、舞い踊るように。 指先から爪先まで神経を真っ直ぐ通すようにして、できる限り美しく見えるように。 たとえ、この日のこの集まりの事を私が忘れてしまったとしても。 *誰かが憶えていてくれるように*]
(301) 2019/09/06(Fri) 00時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2019/09/06(Fri) 00時頃
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― 公園 ―
おっ、青春じゃんな。
[公園へ向かってみると花火が燃えてる、火薬の臭いが鼻につく。 そういえば、花火は去年の夏合宿の時以来見てないな、と思い。
野球してたンだよなって思うと、少し鼻がツン、とした**]
(302) 2019/09/06(Fri) 00時頃
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