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[ 暗い世界の中で、何だかふんわりと浮く感覚。
あーれえ? ええっと……
( 思い出すのは悪夢と 「その前」 )
殴り込み行って、 (多分) 撃たれて………
そんでケツに尻尾が生えて…………………… あー… 。]
なーんかさ、この悪夢の見っぷりだと
楽にゃー死ねてねーんだろーなあ。
白い病室で管繋がれて、
心拍数と血圧計だけがそばにあって?
( やーだねえ )
………………泣くかな。
……………………………………泣かねーよな。
……怒る、かなあ。 ………怒りそう……。
……カネシロは、ちゃーんとけーれたかな。
(アイツの事だ、でーじょーぶだろーけど)
はは、俺、カシラとゴローの心配はしてねーでやんの。
……いらんか。 いらねーよな。
[ 真っ暗闇の なーんもねえ虚空の中
「地獄にゃまだつかねーのかなあ」 なんて
能天気に ぼやく声が響いた。]
【人】 小僧 カルヴィン[それはほんの一瞬のことだった。 (53) 2015/06/24(Wed) 20時頃 |
【人】 小僧 カルヴィン[( 畜生、油断した… ) (54) 2015/06/24(Wed) 20時頃 |
[ ふわん! 身体全部が持ち上がるような感覚。
(なんだよ、また落ちてたってーの?)
1度目も2度目もそりゃーひでー落ちっぷりで
ケツが4つに割れたんじゃねーかと思った位なのに]
今度のはひどくやさしーな……
なに、地獄にゃセーフティネットでも張ってあんの。
[ぽすっと小さな音を立て、不本意な毛玉が付いたままの尻は
三つ葉のクローバーのベッドに不時着する。
きょろ、きょろと見回してみても
いまのところ、だーれの姿もみえやしねえ。
ぽっかりあいたカルデラのようなオアシスは
差し込む光がつくるカーテンでくるまれていて
見上げた空は、少なくとも 地獄じゃーなさそうだった。]
もー、なんなんだ………
まさか死んだらずーっとこんな
ワケのわかんねー事が続くのか?
(うわぁ、確かに そいつぁ地獄だ)
[僕はふるっとひとつ、身を震わせて
ぴるっとひとつ、耳が踊って
地面を埋め尽くす三つ葉を毟る。
指に挟んで(片目を閉じて)光にかざして、くーるくる。
「 こーすりゃ 全部四つ葉になる 」
子供すら、騙せないよな都合の良い御伽噺は
それに気付いた僕だけの秘密。 ]
……ん?なんだ?
[――在りやしない4枚目の葉の向こうに見えたものは。]
なんだぁ? こいつは…………。
[さっき見回した時にゃー あったか無かったか。
数人は座れそうなテーブルに、
見覚えのある模様の付いたカードがひとつ
僕は訝しげにそれをつまみあげて 表、裏。
なんにもねーなあ、と元に戻して]
ご歓談、ってー なぁ。 だーれもいねーし
それに閉幕って… もー終わっただろ、「俺」は。
[トゥイードルダムとトゥイードルディーの家指す矢印は
おんなしほーを向いてたはずだが
こいつはそれとは違うらしい。
ハンドメイド感満載の木の看板にゃ
右は『観客席』 左は『舞台上』
指し示すさきにゃあ 薄っすら伸びる 獣道。]
―悪夢の終わり→悪夢の場外―
やれやれ、もう退場とは早いな
[ふと目を覚ませば小さなテーブルと2つの通路。テーブルの上には自分の好きなミルクティーまで置いてあって
ふむ、と少し考えるも馬鹿らしくなってそこに座ってはミルクティーを一口]
おや、これは美味しい。気が利くじゃないか
それにしても全く残念だ。いや、残念じゃないのかもしれないな
[自分が死んでしまった事。それによって二度と目が覚めない事になったとしても、思ったよりも危機感が無いのは何故だろうか
きっとそれは、自分の中で答えが出ていて]
ずっと、ずっと昔から俺は死にたかったんだな
それを変えてくれたのが、彼女だっただけで――
[ずっと昔に見た夢。それは近所に住むみんなが同時に、そして共有した夢
何かに追われて、夢に逃げたくて。現実から逃れた先で出会った仲間。そんな中の一人に恋をして、結婚して。自分が変われたなんて自惚れていただけで]
ミケには怒られてしまうな。いや、悲しむだろうか
それでも彼女の腕の中で死ねるなら本望さ
[ミルクティーを一口飲んで、そっと目を瞑る。瞼の裏には妻の笑顔と、自分のせいで死した友人の顔
彼に会うことになったとしたら、彼は自分を恨むだろうか。妬むだろうか。会ってみなければわからないけれど、これから会うとなると少し怖いなんて思ってしまう]
ナイトメア、素敵な劇に招待してくれてありがとう
キミへの招待状は…すまない、血で汚してしまった
[また書き直せば良い。なんて思っては居るけれど、折角会った彼女に招待状を渡す約束をしたのに渡せなくなるなんて。少し悲しい気持ちになってしまう
それから二口、三口とミルクティーを飲めばネガティブな気持ちは落ち着いたようで、変わって妻の惚気話を始める
そこに三月兎が居なくても、悪魔やナイトメアが居なくても。一人で狂ったように話し続けるだろう]
嗚呼、初めて出会ったのは夢の中だったよ
最初は男性でね。夢の中で彼女は…否、彼は男として生まれたかったらしいんだ
[ポツリポツリと語り始めて。それから夢の中で出会って初めてデートした事。そこから悪夢に落ちて二人の秘密を共有した事
夢から醒めて、記憶があって、病院で出会ってから付き合って結婚するまで
長い長い話を続けてから、今寝る時の話まで]
それから普通に過ごして、ベッドに入ったら今居る
…不思議なものだ。人生で二度もこんな夢を体験する事になるなんて
[一体どれくらい話したのだろうか。少なくとも1時間や2時間で語れる人生は送っていないはずだが
いつの間にかカップに入っていたミルクティーは空になっていて、それからどうしようか迷う]
参加者について回るのも良い
けれど、俺は誰か会いたい人が居るわけでもないんだ
[それならば、いっそ観客席で見ていくのも良いだろう
そちらの方がきっと楽しいし、ナイトメアがどんな気持ちでこの劇を見ているのか共有出来るかもしれない]
ふむ、それも一興
ここを楽しまなければ。ここは“そういう世界なのだから”
[昔彼女に言われた言葉を繰り返して
ここにナイトメアが居ないのならば観客席に行けば会えるだろうか。そんな淡い期待と共に右手の通路へと進んでいく**]
…………ホージ茶…………。
[ ふわん ふわん しろい靄、香ばしいかおり。
湯気のむこーに 見慣れたひっくい卓袱台と
ぺったんこの座布団と 擦り切れかけてる畳と
僕が飲みっぱなしにした空のピール缶が見えて、
それに苦言をこぼす あのひとの声が ]
―――っ…………。
[ 倒れた湯のみが中身をぶちまけるように
記憶が、 おもいでが テーブルの上に広がる。
そんな日は もー暫く来ねーんだと思った時にゃ
あったけー湯呑みを両手で包んで
折角の茶に塩味を混ぜ込むよーに 泣いていた。]
おや…。他にも誰か、居たのかな
[三月兎が居たのを確認したのならば、きっと昔のようだなんて笑ってしまうだろう
“死神のサイラス”
なんて呼ばれていたのを思い出して]
深く関わった者は、長くは居られない
ナイトメアは知っていたのか否か……
[それが偶然だったとしても面白い偶然だ
この世界に来て、悪夢に落ちてから初めて出会って最初に招待状を渡した“深い関わり”を持つ彼が悪夢の外に追いやられたのならば
きっとそれは、この異名のせいなのかもしれないのだから**]
[ 椅子にも座らず、そいこらの木の根本に背中を預けて
ずず、という音と共に 茶に口を付けたのは
もうすっかりお茶がぬるくなったころ。
”三十路過ぎ”の癖して ちょいと赤くなった鼻は
正直はやめにどーにかしたい。]
……………………………はぁ。
[ 重量級の溜息ひとつ。
右の通路からなにやら草を踏む音がして
何だか聞き覚えのある声
ちょうどその頃。*]
メモを貼った。
メモを貼った。
そっぽを向いて口笛ぴーぷー(誤魔化し必死)**
メモを貼った。
【人】 小僧 カルヴィン[──したのだが。 (110) 2015/06/25(Thu) 02時頃 |
【人】 小僧 カルヴィン
(111) 2015/06/25(Thu) 02時半頃 |
【人】 小僧 カルヴィン
(112) 2015/06/25(Thu) 02時半頃 |
【人】 小僧 カルヴィン[右手から落ちた剣が、カラリ 音を立てた。 (114) 2015/06/25(Thu) 02時半頃 |
【人】 小僧 カルヴィン[緩く内側にカールした、クセのない赤の長髪がさらりと揺れ、 (142) 2015/06/25(Thu) 10時頃 |
【人】 小僧 カルヴィン
(143) 2015/06/25(Thu) 10時頃 |
【人】 小僧 カルヴィン
(144) 2015/06/25(Thu) 10時半頃 |
【人】 小僧 カルヴィン[にっこりとハートの女王に作り笑顔を投げかけて。 (145) 2015/06/25(Thu) 10時半頃 |
【人】 小僧 カルヴィン
(146) 2015/06/25(Thu) 10時半頃 |
[ うすっぺたなカードはまだポケットに入ったままで
僕はそれをうらめしげに取り出す。
そして視界の端っこに見えた”帽子”
ちょっとした確認含めて声をかけてみた]
兎だよ。李だ。
なー、サイラス。あんた、「あっち」で死んだ?
[ 今はもう何処もなんともねーけども
腹の中身が持ってかれたのもわかったし、
首を撫でてった鉄の感触は今でもリアルに蘇る。
最後の記憶は、体ごと1人の双子へ駆けてったとこで
ぱったりブラックアウトしてやがるけれども
多分、悪夢の舞台で”死んだ”んだろーと思う。
このみょーに平和な、みょーに暖かい場所が
余計にそれを納得させていた。**]
メモを貼った。
おや、キミは……
[背後から話しかけられれば先程感じては居たけれど掴めなかった人の正体
一度は会ったものの、二度と会う事も無いと思っていた彼とこんな所で会うなんて偶然と言うべきだろうか]
李。あぁ、俺は確かに“死んだ”
どうやらこの悪夢から目覚められないみたいでね
[死んだか、と問いかけられれば今ここで嘘をつく必要なんて無い
素直に頷けば、被っている帽子をそっと取って礼をしながら]
お気に入りのステッキまで失くしてしまったよ
こんにちわ。いや、こんばんわなのかもしれないな
李、これからどうするんだ?
[自分の足は観客席の方へ向いていて。彼がこの後舞台の上で演じ続けるのならば止めはしないし、会話を続けるのならば付き合ってやるのも悪くない**]
メモを貼った。
そ、か。 やーっぱ死んだか。
[ 常日頃、死線と仲良ししてそーな雰囲気もないくせに
死んだにしちゃー、落ち着き払ってんのなあ。
湯のみを両手で包んで蹲って はぁー。なんていう
湿った溜息してるヤクザは、一体どーしたらいいんだよ。
慇懃に礼をする男
それともなんだ、あんたの………]
しょーたいじょーは、もう全員に配り終わった訳?
受け取ったヤツ、まだ開いちゃいないんだけど
一体何処で何する招待状?
せめて、うさ耳の悪夢からは醒めてーんだけどなあ。
[ずるっと取り出した招待状は、血どころか皺ひとつなく
四次元ポケットの健全ぶりが際立って、若干いらっとする。
やっぱり受け取らなきゃよかった、っていう狡い思考は
丸められない招待状のかわりにぐしゃっとしておいた。]
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