185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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>>1:578 折角だしね。 どれ俺も…ってあっつ!
[自分も少し焦げ目が大きいものを取り上げて、齧る。とても熱くて、しかめっ面をする。]
それに野菜は食べて損はないからサ。
[リッキィサンが作ってくれた野菜の串を持ち上げて見せる。まだ量はたくさんあると言わんばかりに。]
(1) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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長いことここに住んでるからねー。
[グローブもあったという楠本クンの報告に懐かしんで目を細める。 とうの昔になってしまったが、よく素振りもしたものだ。]
ここに来たのも家出に近いようなモンだったし。 あの頃の自分の財産といえば、そういうのしか無かったなァ。
[ボールは流石に持ってこなかったけどね、と付け足して続ける。]
よく遊んだよ。最初は慣れなくてね。 手の皮が擦り剥けるまで素振りしたり、グローブにカビが生えないように手入れしてたモンだ。
(2) 2014/07/15(Tue) 00時半頃
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へえ…。そっか。
[一瞬ボクの目は興味深い光を湛えた。 なんとなく似たもの同士のような気がしたからだ。]
ハハ、改めて見ると思い出が出てくるのは不思議なモンだね。 思い出がなきゃ――物は物だろうから。
[大切なのは思い入れさ、と付け足して。]
これからは持っていけるといいな。 色んな思い出をサ。
[野菜たちをひっくり返しながら、やたら達観した様子で言う。]
(6) 2014/07/15(Tue) 00時半頃
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俺はなんかワクワクする。
つまみ食いなんだけど、作った人なら味見だっていくらでも言えるからサ。ハハ。
[もろこしを齧る九十九サン>>5ににやにやしながら話す。]
(9) 2014/07/15(Tue) 00時半頃
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おー、益田サンこそ飲み物ありがとう。 お陰で荷物が軽くて済んだよ。
[庭にひときわ元気な声が響き渡る。>>7ボクは益田サンの方向に向かって手を振った。湯来島サンの姿も見えるなら彼女にも手を振る。]
え、ホントに!? 嬉しいねェ。日本酒なら何合でも呑んじゃうよ。
[益田サンの言葉に目を輝かせる。 タバコに酒にと、ボクは典型的にそうした嗜好品に弱いのだった。]
(11) 2014/07/15(Tue) 01時頃
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…良いこと言ってくれるじゃンか。
[楠本クンの言葉に、ボクは何度も頷いた。>>10]
今日もまた楠本クンの思い出になりますように、ッてね。 バットはスイカの近くにでも置いてサ、楠本クンも食べなよ。
[肉はないから、野菜からね。と彼にも野菜達を勧めた。]
(13) 2014/07/15(Tue) 01時頃
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全くその通り。ちょうど良かった。 後はメインゲストが来れば完璧だね。
[リッキィサンと休暇が重なったことといい、なんやかんやで小さな偶然が積み重なって今が生まれている気がした。>>12]
おっと、ご指名入りましたー。 ちょいとお待ちを。
[益田サンの指さした先を見て、ボクはにこりと笑う。 トングでちょちょいと九十九サン作の野菜たちを益田サンのお皿に取り分けた。 お酒が飲めることでボクは上機嫌だった。]
(18) 2014/07/15(Tue) 01時頃
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おう、賑やかでいれればそうなるサ、きっと。
[楠本クンの言葉ににこりと笑いながら、焼けた野菜を取り分ける。]
じゃ、お肉も焼いてくか。
[ご令嬢方も揃ってきたと確認すると、肉が入ったタッパーを開ける。 下味が付いたリブや鶏の手羽元を丹念に火を入れ、ばら肉はそのまま網に載せる。食べたい人にどんどん取り分けていくだろう。]
湯来島サンもこんばんは。 そんなことは気にせず食べて食べて。 どれもうまいぞ?
[カチカチとトングを鳴らして、>>14湯来島サンを迎え入れた。]
(26) 2014/07/15(Tue) 01時頃
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[ひょいっとすいかの方を見やれば、おかっぱの金髪が見える。 どうやら普段の彼女に戻ったようで、安心すると同時に残念にも思った。]
(31) 2014/07/15(Tue) 01時半頃
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売れ行きは好調だよ。味見のおかげじゃない?なんてね。
[九十九サンの言葉に無くなっていく九十九サンの野菜を示して、そう冗談交じりに答えた。>>20]
はいよ、麦茶ね。 九十九サーン!湯来島サンに麦茶注いであげてくれるかい?
[手が離せないから、湯来島サンから承った注文を九十九サンに回してお願いする。]
(32) 2014/07/15(Tue) 01時半頃
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>>34 お、有難いねェ。 手羽元は中まで火が通りにくいから、まめに動かさないと皮だけ真っ黒けになる。
[楠本クンの言葉に感謝してトングと軍手を手渡す。ついでに教えられることを教えておく。]
じゃ、ちと水被ってくるよ。 汗まみれで気持ち悪くてね。
[リッキィサンも気になるところではあるが、汗で濡れたシャツのまま声はかけられない。]
[頼んだよ、と楠本クンに声をかけて自室まで引き返して行った。]
(43) 2014/07/15(Tue) 02時頃
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うん?ああいや。
[不意に声をかけられてドキッとする。>>41九十九サンの方を見て笑顔で]
スイカ割りにあそこまで熱心になれるの凄いなァ、と思ってたのサ。羨ましい。
[なんか爺さんみたいだな俺、と付け足して、火の番を代わった旨を九十九サンに告げ、断りと挨拶を入れてその場を後にした。]
(50) 2014/07/15(Tue) 02時頃
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リーは、彼女の方向に手だけあげて挨拶していった。
2014/07/15(Tue) 02時頃
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っとなにしてんだクシャミクン。
[去り際に彼の姿を見つけた>>45が、まもなく輪に加わるだろうと考えて、着替えを持って共同の風呂場へ向かった。]
うへェ…道理で喉が乾くわけだ。
[着ていたシャツを脱いでみるとずっしりと重い。 ぎゅっと絞れば夥しい量の汗が排水口へと流れていく。服を全部脱いで洗濯機に突っ込んでシャワーを浴びた。今日一日で日に焼けた気がする。]
あ〜サッパリした。
[最後に冷水で頭を十分に冷やすとその場を後にする。 アパートの裏の段差に腰掛けると、タバコを懐から取り出した。]
ま、戻る前に一服、ね。
[夕空から夜空へと変わる空に紫煙を重ねて、しばらく物思いに耽った。]
(55) 2014/07/15(Tue) 02時頃
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ふう、落ち着いた。
[一服した後アパートの庭に戻った。去り際に益田サンの言葉が聞こえた>>51ためだ。]
少しのんびりさせてもらうか。
[楠本クンの方に気を配りつつ、皆が食べている様子を見守る。 その実、益田サンが持ってくるであろうお酒を楽しみにしながら]
(58) 2014/07/15(Tue) 02時半頃
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おお、サンキュ〜。
[益田サンが持ってきてくれた日本酒>>60を見れば、顔を綻ばせる。 適度になった日本酒をまずはストレートで舐める。]
…んー、良い味だね。 今日一日の疲れが癒やされる。
[氷とも割って飲んでみたり、ペースはゆっくりだが止まる様子はない。]
お疲れ。
[同じく見守っていたリッキィサン>>61に挨拶して近付く。 乾杯でもしようと紙コップを持ち上げて。]
(83) 2014/07/15(Tue) 10時頃
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お、そうかい?嬉しいね。 お粗末さまです。
[うまく焼けていたこと>>85に安心して、こちらも一口日本酒を呷る。 リッキィサンの許可を得られれば、隣にひょいっと座るだろうか。]
思いつきだったけど、やって良かったよ。
[主賓サンの登場はまだだけどサ、と付け足して。]
…リッキィサン、酒大丈夫?顔が真っ赤。
[ふと気づけばリッキィサンの頬が赤い。少し心配になって聞いた。]
(86) 2014/07/15(Tue) 10時半頃
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出張ってる俺とリッキィサンのオフが合う時ってあんま無いしな。 安田サンもスイカ割りには間に合えばいいんだが。
[紙コップをくゆらせる。宴もたけなわ、人も疎らになりそうだ。]
ああ、そうしてくれるとありがたい。 流石に自分のバットでやられたくはないや。ハハ。
[ひとまず酔い潰れることは無さそうで一安心。 これで気になっていたことを聞ける。]
さっきバーベキュー始める前にさ、 キミが言いかけたことは何だったんだい?
[聞きたかったのは>>1:544の言葉。 普段の彼女と、違う表情の彼女の境界線。]
(98) 2014/07/15(Tue) 12時頃
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リーは、リッキィサンを じっと見つめている。
2014/07/15(Tue) 12時半頃
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[口を噤むリッキィサンに、何をするでもなく見守っていた。]
[ただ聞き漏らすまいと、耳はそば立てる。]
(108) 2014/07/15(Tue) 13時頃
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…そうかー、照れちゃったか。
[リッキィサンの戯けた様子に、ボクはただ頷いた。 彼女の気持ちはその間だけで分かった気がするから。]
ああ、行ってらっしゃい。 足元に気をつけて。
[手を貸すのも野暮だろう、と彼女が部屋に駆ける様子を見送った。]
(125) 2014/07/15(Tue) 14時頃
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これでよし、と。 危ないし、セットの片付けは明日やるか。
[バーベキューが終わった頃、夜はとっぷりと更けていた。火の始末をすれば完全に真っ暗になる。 流石に手元が覚束ないと作業は出来ないので明日に回すことにする。]
[食材はといえば粗方焼いて、タッパーに詰め冷蔵庫へしまうだけしまった。 しばらくご飯のお供になるだろう。]
(171) 2014/07/15(Tue) 18時半頃
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しかしリッキィサン、スイカ割りに来なかったな…寝落ちたか?
[よもや酒を呑んで湯船に浸かっていたままとは露知らず、そんなことを呟いた。]
チェッ、言いそびれてしまったな。
[彼女に伝え損ねたことを後悔する。もうああいう機会はないかもしれないのに、彼女の顔を見たいが為につい意地が悪いことをしてしまった。]
(172) 2014/07/15(Tue) 18時半頃
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…定時連絡の時間か。
[周囲を窺い、離れに停めた軽トラに乗る。ファイルに収まっていた携帯で番号をプッシュする。]
もしもし。 住人幸村梨月は…シロ。
ああ、やはり1日1人が限界だ。
クロの脅威は不明瞭だが複数の同時アクセスを確認している。 2名以上は関わっていると見て間違いない。
今後の定時連絡も密に行う。 ハハ、機密「いろは」に比べればこのヤマもマシさ。
以上。 また明日。
[そう言って携帯をファイルに仕舞った**]
(173) 2014/07/15(Tue) 18時半頃
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――朝――
…っ。 ふァア…ッ。
[明るい日差しが差す。軽く頭痛がするが、むしろ心地良い。二日酔いほどではない酒気の余韻。湯を被れば引くだろう。]
ああ、片付け…しなきゃなァ。
[楠本クンや九十九サンが手伝ってくれたが、 細かい生ゴミの処理がまだ…まだ?]
……!
[がばっ、と戸口に張ってあるゴミ収集日のチラシを見る。 生ごみ、今日。今の時間、8:00。]
(232) 2014/07/15(Tue) 23時半頃
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[眠気がぶっ飛んだ。回収まで30分もない。]
…ちくしょー…。
[5分後、ボクは半ズボンとランニングシャツという寝間着そのままの姿で庭の掃き掃除をしていた。]
(233) 2014/07/15(Tue) 23時半頃
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ん?おお、湯来島サン。オハヨ〜。
[窓が開く音がする。そちらに顔だけ向ければ、湯来島サンが窓から顔を覗かせていた。ボクは彼女に挨拶する。]
[と、その時。軽快な音楽とともにゴミ収集車がアパートの前を通り過ぎていった。]
……。
(241) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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うおお、待ってくれェー!
[ぱたぱたとサンダルで駆けて、ゴミ袋を両手で抱えて収集車を追いかけて行った。]
…〜〜っ。 間に合った!
[なんとか間に合った。息を切らせつつ、アパートまで戻る。 しばらく膝に手を突いて、呼吸を整えて。まだ彼女の姿が見えれば軽く手を振った。]
(242) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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いやァ、ものぐさでも夏場の生ごみだけは嫌いでサ。
[額の汗を手で拭いつつ、湯来島サンに応じる。]
一人暮らしだと全部賄うからサ… 自炊しようにも俺の仕事が仕事なもんでね。
[作りおきをしても長い間空ければ何を作ったのかすら忘れてしまう。 仕事を続ける内に自炊の習慣は無くなってしまった。]
誰だって何回も溶けた野菜とか見たくないだろ〜?
[一度玉ねぎを腐らせた時はひどい悪臭が広がったものだ。 そんなことを言いつつ戯けて湯来島サンに手をワキワキさせた。]
(247) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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たはは、良いんだよ。自分の為でもあるんだからサ。 会社勤めで忙しい人もいるし。
[改まってお礼を言われると気恥ずかしいものがある。 ちらりと玄関先を見やれば、スーツを着たクシャミクンの姿があった。 目が合えば手を振るだろう。]
嫌になったろ? だから湯来島サンも気をつけてくれると嬉しい。
[おそらく想像してしまったのだろう、あの忌まわしき姿を。 考えてみれば彼女からストレートなお礼を言われるのは初めてかもしれないな。と思いつつ。]
ハハ、朝っぱらからで腹が減った。 昨日の残りでも貰いに行くよ。
[喉も乾いたしね。と付け足してキッチンへと向かおうとするだろうか。]
(252) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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……?
[キッチンへと向かう前に、背後の声が聞こえる。行くフリをして壁伝いにそっと戻る。]
(……木佐サン?)
[緊張しているこの空気。 湯来島サンと木佐サンの会話。]
……。
[そして窓が閉められた。]
(オイオイ…これはまたラボトリーとは別件でヤバくねーか?)
[だが情報が少なすぎる。迂闊に領分に足を踏み入れることのリスクをここで取る愚は犯せない。]
(湯来島サン…。)
[何か、手立てを講じなくては。そう思いつつキッチンへ向かった。]
(268) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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連れ出すか?帰った後はどうする。 監視カメラの逆探知を応用して?短時間じゃ無理だ。 …盗聴器?…一考の価値ありだな。
[と考えつつ、キッチンへと足を踏み入れれば。]
……。っと。
[テーブルに突っ伏して寝ている彼女の姿があった。 生地と思しきものもある。]
(271) 2014/07/16(Wed) 01時半頃
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