人狼議事


197 獣ノ國

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[呻き声には、思わず愉快に含みを兼ねた表情を浮かばせました。そして袋に入った食材を覗き込めば>>2:386、学生はふわりと目元を緩ませ。
『大丈夫。作れるよ』
美味しく出来る保障は何処にも無いけれど。蛇足気味に付け足されたそれにはひとつ、睫毛を揺らします。されどその後に続けられた言の葉には、表情には、笑みさえ固まらせ、瞬きを数度繰り返すのです。ぱちぱち、ぱちぱち。まるで何を言ってるのと問うばかりの表情。反応の遅れた脳芯にジワジワと言の葉の意味が伝わったのならば、ひくりと口端を引き攣らせ、生意気、なんて心象に反し捻くれた返し言葉を返し。*]

  ―――突き放せば、追うのをやめてしまうの?

[学生は彼に問いました。示される腕には未だ答えずに、降る雨を背曲に。ぱたりぱたりと滴る雨を靴裏に踏み付ければ、びしゃりと弾ける音を聴き。学生は片手に持った荷物を持ち直し、重ねていた手を離しました。まるで言葉通りに突き放そうとしているかのように、薄い笑みを浮かべる彼を視線鋭く捉えたのなら、その腕に手を当てて――]

(20) 2014/10/07(Tue) 03時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  私なら、やめないなあ…。

[――するりと、その腕を絡ませました。答えは曖昧に、然し否定は促さずに。学生は、ふふんと勝気に鼻を鳴らし、そうして顔を前へと向けたのです。透明が所々視界を飾る中、ただ腕を絡ませれば機嫌良く口許を弛め、足取り軽やかに。荷物が無ければ、またくるりとダンスを練習して見せることだってあったでしょう。

やがて見えて来たらしい彼の家を探すように数度周囲を見渡したなら、案内されたその家前にて窺うようにその家を見上げ。中に足を入れると同時に挨拶言葉を呟きます。]

  …お、お邪魔します。

[先刻友達の家へ行ったとは云え、まだ慣れない他者の家へ踏み込む感覚に、引き気味になり得ながら声を響かせ。風呂に浸かるか否かと聞かれれば>>387、確かにべた付きや雨の香は気になるけれど、と、遠慮の言葉を飾りました。 そこまでして貰うのは、悪いから。学生はぽつり、淋しいとさえ感じられる空間を見据えながら、言葉を吐くのです。]

(21) 2014/10/07(Tue) 03時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  ああ、忘れてた。
  お菓子を買って来たの。袋を重ねられていたから、濡れてるなんてことはないと思うけれど。

  いちご大福に、練切に、秋だからって栗饅頭も。
  あとは、何だっけな。――そうだ、カステラだってあるんだよ。

[まるでお洒落なお茶会とか大きく異なる菓子たちだけど、と。学生は口許に手を当て笑いました。和紙に包まれたそれらを一つ一つ指差し大まかに名称を唱え。晩ご飯の前だけれど、咎められる事が無ければひとつ摘まんで彼の口元へ持ち行くこともあったでしょう。
――それが受け入れられたかどうかは、別として。ただ拒絶が見えたなら、自分でパクりと頂くことだって。

直に夕食の時間となれば、痺れ掛けた足を浮かせ、鈍い痺れに顔を瑜伽ませつつキッチンの場所を問いたことでしょう。]**

(23) 2014/10/07(Tue) 03時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 03時頃


[走る汽車の窓から外をぼんやりと眺めていれば、景色の向こうに見えたのは見慣れた大きな科学塔。
朝陽を浴びて遠くに見えるそれは、とても、とてもゆっくりと窓の外を走り行く。
――あの國で過ごしたのは、果たしてどのくらいの間だっただろう。故郷と呼ぶには短く、旅と呼ぶには長いその年月。徐々に遠くなるその塔の影を追ってしまうのは、やはりそれだけの年月を其処で過ごしたのだと、言うことなのだろうか。]

………ん、

[そうしてふ、と。震えるポケットに気付き。其れを開いて見たのなら、そこには二通のメールの通知。何方も、差出人はあの歳の近い友人だ。
先に来ていた一通は、昨日の昼の"デート"を揶揄る一言と、"今日"より先の晩酌の誘い。
応える事の叶わぬそれには、小さく、小さく苦笑を漏らす。
最後に付け加えられた一文には、呆れたように肩を竦めはしたけれど。]



……フン。自分の方こそ、十分にお楽しみだったじゃあないか。

[大学で見かけた時に、彼の隣に居た少女を思い浮かべ。"唯の生徒と先生"ならば、この言葉の限りでは無いのだろうけれど。
懐かしむように目を細め、呟いた言葉はあの國に残る友人には、決して届く事は無いだろう。
借りた本は、結局返さぬままに持って来てはしまったけれど。まぁ、あの友人の事だ。もしもこの先会うことがあったのなら――酒の一つと此方の話とで、きっと許しては貰えるだろう。
そうして最後の追伸に、ふ、と――嗚呼、何時だっただろう。まだ自分の歳が二十の前半だった頃、酔った勢いで悪戯に詐欺を装い、彼に電話をかけたりもしただろうか。]



…出来るなら、最後にまた一度お前と酒でも交わしながら…話でもしたかったんだが。

[二通目のメールに目を通しながら、ポツリと漏れたのはそんな一言。このメールを飛ばして来たと言うことは、恐らくはあの本は無事に持ち主の元へと届いたと思っていいのだろう。
此方から本を貸す時、或いは彼方から本を借りる時。返すと言うのを理由にして、数え切れない日々を共に朝まで語り明かしたかの友人。神話の生物の事を主に研究している男と、民俗学から神話や都市伝説まで幅広く精通している友人と。
大学に用事がある時は、その授業風景を時折覗きに行った事もある。そして彼の話す話は、男の興味を酷く惹きつける物だったから。
自分があの國で最も近しいと言える友人は、今頃何をしているのだろう。]



………、あぁ。

[メールへの返信は行わぬまま、携帯端末に登録されている全ての番号からの着信を、拒否に設定する。全てを置いてきた中で、この小さな機械だけは置いて来ることが出来なかったのは――それは果たして、あの國への未練故か。
そうして再び窓の外へと視線を移し。既に見えなくなってしまった科学塔に、知らずのうちに声が漏れる。
向かう先は、長年使っていない別荘へ。きっと埃に塗れて"仲間"の巣も沢山張られているだろう其処を思い浮かべ…男はひとつ、諦めたように息を吐いた。

ガタン、ゴトン。
揺れる汽車に運ばれて、《蜘蛛》は漸く國の外へと。]*


【人】 白銀∴秘星 マユミ

― 回想 シメオンくん宅 ―

[――『行方不明になっても』。その言葉には学生は。ただ瞼を閉じ、そして開きました。ゆうるり弛まっている筈の口元が震えているなんて、そんなこと自身では気付かず。そうしてまるで、口先とは違うように肩を寄せ何処かへ行くのを拒んで来る様>>29には、優越感に似た満足さえ感じました。ただ自分が消えることで、自分の居た形跡が誰に触れられるでもなく消えて行くよりは、誰かに触れて消えて行きたいが為に。 意地悪なこと、言ってごめんね。――この言葉が外へ紡がれることは、ついには無く。ただ耳聡く拾ったその先、彼の言葉が羨望染みて居たことには――ただ脳裏で首を傾げるのでした。*]

(37) 2014/10/07(Tue) 09時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  …どうしようかな。

[学生が並べた菓子菓子の量に、彼がある意味で眩暈を起こしていることなど知らずに。ただ礼を言われたのなら、学生は嬉しそうにはにかみ笑いました。
 尋ねられる飲物の種類には、僅に小首を傾げ今の気分を考えるのでした。お茶菓子には文句を言うまでも無く、緑茶が合うのだろうけれど。今の気分は素直に片やに合わせるように、素直では無く。学生はふたつ、思い巡らしました。チェシャ猫お勧めの其れか、はたまた現実の味をした、自分も嫌いな珈琲か。散々に口に入れて来た紅茶には目もくれず。]

  ………珈琲、が、良い。

[絞り出した言葉は小さく、学生は今一度言い直しました。大嫌いで見るのも厭な珈琲だけれど、たまには飲み慣れることだって必要だと。 甘く無い現実に生きるのなら、それこそ慣れなければいけないものだと学生は陰りを落としては直ぐに暗色を失せさせるのです。
 そうして漆黒がカップに揺られ、並べられたのを視界の端にて認めれば、学生は自分の手頸に触れ、菓子を咽喉に通す彼を見詰めました。目を丸くした様は中々に、と、悪趣味にも愉快さを見て取りながら――続いて聞こえた言の葉には、思わず息を飲んだけれど。

(38) 2014/10/07(Tue) 09時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  わたしは、…

[笑みの裏掠れる彼の声に引き摺られたかのように、学生はただ声を反芻させました。認めたく無い現実の、甘い気持ちだなんてそんなものは。まるでお姫様な御伽噺は、ずうっと避け続けて居たのに。学生はその手を振り払うことも出来ずに、ただ前髪の下で眉を寄せるのでした。乖離した脳は未だ、鮮明感を覚えてくれず、それが救いだと現状真直ぐに彼を見据えながら、独りごちたのです。]

  …――如何なんだろうね、…君は、…


(39) 2014/10/07(Tue) 10時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  ……やっぱり、なんでもない。

[まるで言い訳染みた逃げ道を、学生は紡ぐのをやめました。素直に心内を吐露すること、それがどれ程怖ろしいことか。学生は気まずそうに視線を落としては、半ば強引に彼の手を振り払うのです。もしかしたら、酷く傷付けたかもしれないその仕草に罪悪感は覚えども、決して彼の顔は見ずに。ただ視界の隅に有るカップに手を伸ばしたなら、苦い黒を口に入れたことでしょう。鈍く舌先に染み込む渋味に顔を歪め、矢張りこれを好きだと言っているらしい人は可笑しいと嘲笑い。こくりと一度咽喉に通し、また一つ口に深めば――ちらりと彼の顔を伺い見て、今度は逆にと彼の手を引きました。
 近くなった距離に目を細めながら、いつもの笑みは浮かべずに。ただ彼の視線を捕らえ、また自分も彼の視線に囚われたのなら。その唇に自分のものを重ね間を割り、含んだ苦味を移し込みました。]

(40) 2014/10/07(Tue) 10時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  ―――なら、甘い夢を見せてよ。

  私が「こちら」に帰りたくなる程の、これよりも甘い甘い、逃げたくなるような甘さを。

  ……ねえ、シメオンくん。

[学生はいたずらに笑いました。目を細めては何処か冷たく、然し現実に焦がれ戻る術を乞うように。苦味は口元に名残を残して、少しだけ、否露骨に眉間に皺を寄せては口端を舐めてみせたけれど。学生は彼の頭をゆるく撫でひとつ、柔に微笑みました。 一つ言うけど、私は送り狼じゃ、ないからね。 そんな揶揄いを口頭に乗せて。]


(41) 2014/10/07(Tue) 10時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  … グラタンで良いかな。

[直にキッチンへと足を踏み入れると、学生は傍に居る彼>>31に言葉を投げました。否定の言葉が返されなければ、手際良くとは言えなくも躓くことはない手付きで冷蔵室から食材を取り出し。体が冷えるから、ワンタンスープも作ろうかな。ふたつ分の食材を取り出しては彼方此方へ体を動かしつつ、料理を続けるのです。問われた言葉には、少々得意気に口端を弛め笑って見せました。]

  どんな人でも惚れちゃうレベルで、上手…かもね?

[――そんな事は毛頭無いけれど。学生は調子良く微笑んでは、彼から顔を背け眈々と料理作りに勤しむのでした。そうして全てが出来上がる頃に彼を隣へ呼び付けたのなら、 スープだけでも味見を、と、小皿に入れた其れを彼に差し出し、味に求められた事が無ければ、椀に飾り食卓へと並べたことでしょう。

やがてゆくりと晩食の頃は過ぎ、また言葉を交えようと彼の顔を窺い見たのだったか。]**

(42) 2014/10/07(Tue) 10時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 10時半頃


[――ゴトン。
乾いた音と共に、床へと置いたトランクの周りで大きく埃の渦が舞う。
其れが肺に入るのを嫌うように――そもそも服に埃が付くことがそもそも我慢ならない事ではあったのだが――男は大きく眉を顰め、荒れるに任せるその別荘を見回した。
埃の絨毯はそれはそれは高く積み重なり、"仲間"の巣は至る所に張り巡らされている。必要最低限の家具はあるが、それでも暮らして行くには足りない。
――一先ず掃除は後回しにして、先に家具を揃えに行くか、と。この時間なら、無理を言えば夕方には届けて貰えるかもしれない――とそこで、ポケットの中で震えた端末に目を瞬かせる。]

………、待ち遠しいよ。

[家の外へと出ながら開いたメールに、漏れたのはそんな言葉。自分の声音に微かに滲んだ寂しさに苦笑しながらも、見慣れぬアドレスに僅かに目を見張り。
貰った名刺に書かれていたのは、"ジャニス"の名。そこに書かれたアドレスとは別のアドレスと…彼の名前に、男の顔には先とは別の笑みが浮かぶ。]


[そうして、そのまま返信は行わぬままに男はタクシーを拾って乗り込む。行き先を伝え、シートへと身を預けて窓の外を見たのなら、そこに広がるのは見慣れぬ景色。
最後にあの國で見た車からの景色は、あの図書館からの景色だっただろうか。]

……――――。

[そっと動かした唇が紡いだ名は、静かな車内に響く事は終ぞ無く。ぼんやりと外を見つめながら、夜が明けるまでのあの時へと、ゆるりと意識を向ける。
ポツリポツリと、幾つの話をしただろう。此方の話に相槌を打つ彼の姿を浮かべたのなら、その指先にはあの柔らかな髪の感触すらも蘇った気がして。それを掻き消すように――逃さぬように、男は強く、拳を握った。]

……泣いていたな。

[去り際に彼が初めて見せた、その涙。此方の言葉を拾った運転手には"何でも無い"、と手で制しておきながら、また意識はあの夜の時間へ。
演技に自信を持つ彼が、あの時だけは笑顔すらも演じられなかった事。その事に胸に痛みと…ほんの、ほんの僅かな充足感を覚えたのは、男にしか知り得ないだろう。]


[彼の口からは、ついには"行くな"という一言は出はしなかった。男を困らせるような言葉は、一つたりとも出なかった。嗚呼、本当に――聡い子だ。もしも次に相見えたのなら、思い切り、我儘を言わせてやりたいものだ――あの時伝えられなかった言葉を、捧げながら。

そうしてふ、と手にした携帯端末に視線を落とす。
電話は拒否に設定したけれど、メールはそのままこの端末へと届く。そんな事を――相手からの一方通行だけを許すなんて、それは酷く未練がましい行為だとは…自覚はしているとも。
――嗚呼、だけれど。彼からのそのメールは慰みになどなりはしない。
更に募る恋しさに焦がれながらも、しかし今後ももしかしたら届くかもしれないそれを拒否する事なんて…どうしても、出来はしなかった。]*


【人】 白銀∴秘星 マユミ

― 回想 シメオンくん宅 ―

  ――…っ…

[牽制、なんて言葉には。学生は寧ろ、と肩を震わせました。ただ巫山戯ただけなのに――また後で、と囁かれたのならば。少しは保って居た余裕も消え、僅少焦りさえ見せたのだったでしょうか。*]

  独り占め、なんて。
  ――シメオンくんが、……

[――”してくれたら良いのに”。言葉は噛み締め、こくりと咽喉へ通しました。言うまでのことでは無い、言って良いのかも解らない其れには唯学生の中で否定を示し。 スープの味付けを大人しく見、そして美味しいと褒めてくれた彼にはまた一つ得意気に笑い、少しは胸を張ってみることもあったでしょう。ただ、胸に残る蟠りは何時になっても消化されないまま。

夕食後は手早に皿を片し、ソファへと再び身を沈め。そうして彼を窺い見、目前に立たれたのなら。時計の音、小降りの雨音を遠く感じる鼓膜に通しつつ、ちらりと謙虚に、然し引き気味に彼を見上げるのです。]

(125) 2014/10/07(Tue) 21時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  …どうしたの、そんな、

[近くに付けられた膝に、顔横に付かれた手に。背凭れさえ学生を逃がしてくれなければ、ただ促されるままにその暗灰色>>77を見据えました。口先は誤魔化す音色を紡ごうとするけれども、その先に視えた展開にはただ唇に震えが走ります。
 触れたいと。その言葉は学生の偽の性を暴くことを暗示し、そして減滅される可能性さえ含んでいることを、学生は理解していました。そうして厭な方へと道先が傾いたならば、その低い声が次に紡ぐ言葉は? 学生を慕ってくれているだろう彼が、次に見せる表情は。 ふるりと、学生の睫が揺れました。]

  …私に失望しないなら。


(126) 2014/10/07(Tue) 21時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  ――君とだけ、特別に。

[学生はひとつ瞬きをして、言の葉を送りました。現実は耳に煩く、意識の奥底まで潜り込んで来ます。余裕綽々と云わんばかりだった学生の態度は、今や情け無くも手の平さえ震えさせ。脳はじんわり麻痺を起こすのです。 此れが果たして、良い事なのか、悪い事なのか。ただこころの奥底にしまい込んだ気持ちを、…曝け出すなんて。]

  ……恥ずかしいんだ、…僕は。
  ただ誰かに、…真直ぐに自分を見られるのが。

[学生は手を伸ばし、彼の胸元のシャツを掴みました。困惑に眉を顰め、気まずく口端を下げ。言葉尻が空間に融け込む前に、ややあって彼の胸元へ自分の顔を埋めたことでしょう。]

(127) 2014/10/07(Tue) 21時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  ――だから、囁いてよ。


  恥じる暇も無いくらいの、甘言を。


      僕が唯一現実に認める、君が。

[学生は、彼のシャツを強く握りました。]

(128) 2014/10/07(Tue) 21時頃

マユミは、カリュクスの事は薄く印象付いているけれど、今は思い出すことも無く嚔をした。

2014/10/07(Tue) 22時頃


マユミは、錠は今頃スージーと連絡を取り合っているのだろうか。

2014/10/07(Tue) 22時頃


マユミは、錠(に話の続きを促した。)

2014/10/07(Tue) 22時頃


―街中の喫茶店―

[あれから、開店直後の家具屋へと向かい。必要な家具を取り揃え終えたのは丁度ブランチの時間くらいだった。
大口の買い物を多くしたからか、店の店主が男の無理を快く聞いてくれたのは嬉しい誤算だ。頼んだ家具は、夕方には届けてくれるらしい。
それまでにせめて、あの埃まみれの家の掃除を終えておかねばならぬのだけれど――取り敢えずは珈琲が飲みたい、と。
しかしヤカンもミルも全て置いてきてしまったので、ひとまずは近くにあった喫茶店に入ってみたのだけれど。]

…珈琲を。豆は…

[カウンターに座り、注文を済ませ。豆の種類は、取り敢えずは目に付いたものを。
時間が時間だからか、人のあまり居ない店内に、レコードの音が静かに響くのが心地良い。煉瓦造りの壁の前で、コポリコポリと丸いフラスコの中で湯が湧く様をぼんやりと眺め、このひと時を堪能する。
火から降ろされたフラスコに、ミルで挽かれた豆が入ったロートが差し込まれれば。湧いた湯が、その筒を伝って上へ上へと昇って行く様は、何度みても面白い。
ゆうるり、ゆうるりと竹べらで回されていく豆と湯と共に香る豆の香りに目を細めていたのなら、ひとつ、ポケットが震えた。]


[取り出した携帯端末に表示されていたのは、先程手に入れたばかりのアドレスと"彼"の名前。思わず口元が緩んだのは、男の意識の外だったけれど。
――だけれど、その文面を見たのなら。柔らかく細められた男の目は、怪訝そうに見開かれる事となっただろう。]

――……殴られた?

["兄に殴られた"、と。その一文を見るなり、男の眉は至極不満げに寄せられる。
しかしすぐにそれの――殴られた理由を理解したのなら。嘆息と共に、こめかみを指で押さえはしただろうか。]

……"責任"、か。
そんな物は…幾らでも取ってはやるさ。

…帰りに氷を買っていくか。

[彼が、家を出ると言うのなら。それはきっと、渡したあの紙に書かれた場所へと――自分の居るこの場所へと、向かう為だろうから。
彼が自分を追い掛けてくれるのだと言うそのメールの文を、何度も、何度も目で追い。焦がれる想いを誤魔化すように、運ばれて来た淹れたちの珈琲を、一口口に含む。]



………、美味いな。

[はた、と。手にした珈琲を、もう一口。
珈琲を出す店は星の数ほどあれど、美味い珈琲を出す店は少ない。男の目に敵う珈琲を淹れてくれた店主を見たのなら、白髪の奥の瞳を小さく細め、柔和に笑っていただろうか。

嗚呼、遠く離れたあの國で、彼もまた今この時に…自分と同じく、珈琲を味わっていると知れたのだ。身を焦がす想いは強くはなれど、その小さな繋がりを感じたのなら、じわりと胸に熱さも広がろうと言うもの。
返事を打ちかけた手を無理矢理に止め、開いた返信画面はそのまま保存もせぬままに閉じ。本当であれば…彼のその声が、聞きたくて仕方が無いのだけれど。

――だけれどどうやら、彼は珈琲が苦手なようだけれど。最後に加えられた一文を眺めながら、またいつか会えた時は…彼にこの珈琲を、味わわせてやりたいと。
最初は、甘い物と共に飲むのが良いかもしれない。嗚呼しかし彼は甘い物は好むだろうか?
チョコレートケーキが好物だなど、男は未だ、知り得ない。

そうしてその時には、自分とあまり仲の良く無い堅物の兄の話でもしようか…そして彼の兄の話も、聞いてみようか。
――なんて。そんな事を、思いはしただろうか。]*


メモを貼った。


メモを貼った。


[そうして、淹れられた珈琲が無くなった頃。机の上に置いたままの携帯端末が震える音が、レコードの音へとジワリと混じる。
端末の画面を覗いたのなら、見慣れぬアドレスがひとつ。メールを開いてみればそこには、一昨日始めて話したあの小さな郵便屋の名前と…一通の文。]

…成る程、参ったな…手紙を入れておくべきだったか。

あぁ、すまない。同じ珈琲をもう一杯頂けるかな。

[書かれた文章には、困ったように肩を揺らし、浮かしかけた腰を戻して追加の珈琲を頼みながら。
何処か律儀な所がある彼女らしいと言えば、彼女らしいとも思うけれど。
このメールが来たと言う事は、あの家の時が止まった事は、知れてしまったのかもしれない。
自分が可愛がっていたあのサボテンとそのお友達も、彼女の手には渡ったのだろう。]

…届け物なら、もう届いているんだが…どうしようか。

[昇る湯を見ながらポツリとそんな一言を。困ったように呟かれたその声は、何故だか何処か楽しげなもので。
サボテンも、その友達も――そしてあの時計も。確かに彼女の言う通り、大切なものだが、それはどれも他でも無い彼女へと宛てたものだったのだけれど。]


[――そう、彼女は郵便屋。
宛名が無い荷物は、きっと届ける事は出来ないだろう。
そして宛名を書かなかったのは、自分の失態に他ならない。]

…君には。
礼を欠いてばかりだな…クラリス。

[彼女がくれた花の贈り物が、あの時の止まった時計へと贈られた事など、遠く離れた地に居る男には知る由もなく。
幾日経っても届く事の無いその花を見て、彼女が何を想うのか――それすらも知り得ないのは、それは酷く残酷な事かもしれないけれど。

初めて言葉を交わしたのは、あの最初の休みの日。向けられた反応が愉快で、ついからかってしまったあの日。
二度目は同じく玄関で。まさか菓子折りを持って詫びに来るとも思わずに、借りを作ったままにしてしまった。
――そうして最後に、宛名の無い贈り物。
結局、あの"優しい郵便屋"への礼は、最後まで…出来なかったのかもしれない。

…だけれど、きっと彼女は自分を見つける事は出来ないだろうから。
その間、あの時計はずっと彼女の手の中で時を刻むのだと思えば――それもそれで、悪くは無かった。]*


【人】 白銀∴秘星 マユミ

― 現在 ―
[シメオン君の家を御暇した後、学生は誰も居ない家へひとり足を運ばせました。普段より朝早くから家から姿を消す、家族とは俄かに言い難い――言いたくない人々は、矢張り家の何処へも居らずに。ただ何か日常でない事が起こり早く帰って来られてもイヤだと学生は玄関を警戒しつつ、お風呂場へと体を滑り込ませました。
 体を温め、髪を乾かした後には、違う鞄に教科書を詰め込みます。入ることならば旅先のパンフレットだって詰め込むこともあったかもしれません。学生は先の鞄より大きくなったそれを持ち、家を後にしたのでした。]

  …――ティソくん。

[踵を鳴らし髪を秋風に揺らし、向かった先は級友の家。高台に在る其処は海の見晴らしも良く、朝独特の風に乗った潮が鼻孔を擽りました。ぐるり、辺りを一望し、遠くに飛行機の影を認め。伸びる雲は飛行機雲でしょうか。学生は久しく見るそれに目を細め、記念と云わんばかりに携帯へと収めるのでした。
 コンコン、鳴る扉は数度。幾度か訪れた事のある彼の家を再訪するのは苦難でも何でも無く。然し中から彼の姿が出て来なければ、学生はひとつ息を吐いて、颯爽と大学へと歩先を向かわせたことでしょう。

(182) 2014/10/08(Wed) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

― 回想 シメオンくん宅 ―

[自分の所為か、傾いた彼の体>>169を学生はぼんやり感じていました。すん、と一度鼻を鳴らせば途端に拡がるのは彼の香と、雨の匂い。慣れない其れと、慣れた其れ。相反する二つの香に思考回路が鈍り真面な線が機能しなくなり行きます。学生はまるで微温湯に浸る心地を持ちながら、彼の疑問符に一つ頷いたのだったか。*]

  ――シメオンく、

[まるで彼が余裕を保て無くなって居る事など知らずに、背に回された手が離れたのなら、離れ行く体温に寂寥を。少しでも温かみを求めるその姿その瞳は強欲とでも揶揄われたのでしょうか。
 そうして頬に寄せられた手には、少しだけ首を傾げました。擽ったがるように小首を傾げ、鴉色の髪を揺らし。 彼の日々常浮かべていた薄笑など思い付かない程に柔に並べられ、学生へ手向けられた言の葉>>170には。自分の瞳を丸くし、嘆息の息を吐きました。]

(193) 2014/10/08(Wed) 01時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  ……す、…………き。…だよ。

[負けじと返した言葉は、然し尻凄みしてしまったけれど。背凭れへと体を、重を預けながら、ぎこちなくも伝えられた事に満足感を。触れられていることには緊張感を抱くのでした。
 意識すればする程、彼を突き飛ばしてでも逃げたくなる衝動を抑え、耳朶を、首筋を移り、擦る其れには咽喉を引き攣らせ、悲鳴にも似たものを蚊の鳴くような声で上げることだって。
 学生を肯定してくれた様な言葉>>170を今一度、もう一度とエゴイスティックに身を委ねながら彼の視線を見詰めると、降って来たのは御伽噺の其れとは程遠い、口付け。探るような彼の舌に背筋に情欲を走らせながら、学生は彼のシャツにまた一つ皺を作り、そうして口付けにこたえるのでした。]

  、ん……ッは…ぁ

[囂しいとさえ思える心音は、耳音に深く残り響き。腰元へ落つる彼の手には空いた片手を重ねることもしたけれど、止めることはせずに。誘うように自分のシャツを押し上げたのなら、彼の手を中へ滑り込ませることもしたでしょう。尤も、厭がる素振りが見られれば手を重ねるだけに止めることだって。]

(194) 2014/10/08(Wed) 01時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  ――ねえ、もう。調子に乗っちゃうからね。

[口付けを一旦離す事をすれば、学生は近しい距離で囁きました。家に飼われる約束をしたメールの件名に綴った言葉は、深く脳裏に刻まれています。学生は彼に言葉を捧げると、その首筋へと今度は自ら唇を落とすのでした。横筋を下へ下へとなぞり、襟を割っては付け根に吸い付き。鎖骨まで見えることがあったのなら、甘く噛んだ後に舐り。ひとつの味も味見忘れないようにと、淑やかに舌を這わせました。
 漏れる吐息は規律正しいものでは無く、熱を帯びたそれ。
 間も無くシャツを掴んでいたその手は、距離をより近付けるようにと彼の腰へと回されました。**]

(195) 2014/10/08(Wed) 01時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 01時半頃


メモを貼った。


【人】 白銀∴秘星 マユミ

― 回想 シメオンくん宅 ―

[暑い、と。熱に浮かされ始める身体も、同じように熱を帯びて来ているのか――兎も角熱った彼の手のひら>>207も。誰にも触らせたことの無い肌に他者の体温を感じると、学生は僅少顔を歪め目蓋をきつく閉じはしたけれど、直ぐにゆうるり瞳を見せました。 スカートをズラしに来た足には腰が逃げてしまったけれど、擦れる布地には驚嘆とも取れる声を上げ。緊張で固くなった脳内をまた一つ焦らせました。]

  ――…っ、

[学生に降った声>>208には寸時訳が分からないと瞬きをした後に、脳内へ浸透した意味にぶわりと頬を紅潮させました。何を返して良いかも分からないそれに這わせていた舌>>195は動きを止めることだって。*]

(237) 2014/10/08(Wed) 13時頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:マユミ 解除する

生存者
(10人 90促)

マユミ
14回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
客席
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.125 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび