人狼議事


197 獣ノ國

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良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 01時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 01時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[造られた獣人についての物語に、目の前の少女が思いを馳せている事>>1:387に男は気付く事はなく。ただぼんやりと自分の爪を見つめては、癖で鳴らしそうになるのを止める事に注力する。
果たして人は、獣を受け入れる事は出来るのだろうか。
――自分と違う存在に、恐怖を感じずにいられるのだろうか。

獣である自分もまた、人を信じる事など出来ないと言うのに。]

しかし君のサボテンのお陰で、今朝の私のサボテンは実に機嫌が良かった。
君の言う通り、一人が寂しかったのかもしれない。

[そうして少女の言葉に、男は軽く視線を俯かせる。
流れてきたその言葉を頭の中で反芻し、僅かに零した自嘲の笑みは、彼女には見られては居ないと良いのだけれど。]

――……嘘でも、か。

私は君を誤解していたようだ。
…君は決して、"優しくない"。上辺だけの嘘は、時に相手を…深く傷付ける。

[ぼんやりと遠くを見つめるように目を伏せる姿は、果たして彼女にはどう映っただろう。
渡した自分の名を復唱する声に、すぐにそれはなりを潜めはしただろうけれど。]

(17) 2014/10/05(Sun) 03時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


『時計の家』…あぁ、まさか私の家の事か?
中々面白い渾名を付けるものだな。
なら君は、その時計の家を寸分狂わせたわけだが…

[続く言葉は、時を告げる音の中へと溶け行き。バタバタと立ち上がる彼女に、小さく肩を竦めて手を上げる。]

君のサービスは嫌いじゃあ無い。
だがそうサボテンばかりだと、私の家の出窓がサボテンだらけになってしまいそうだが、ね。

[去り行く彼女の背中には、最後にそんな軽口を。
はてさて、出窓のサボテンは結局幾つに増えるのか――そんな事を考えながら、男は二人分の珈琲が運ばれて来るのを待っただろう。]*

(18) 2014/10/05(Sun) 03時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[そうして、郵便屋の少女の姿を見送りながら。運ばれてきた二人分の珈琲には、小さく苦笑を漏らし、流石に一人で二杯飲む気にもなれずに、一つはボーイに下げて貰う。
そのまま席を立っても良かったのだけれど、折角だから、とカップを持ち上げるなり、湯気の立つその液体の香りを楽しむと――男の顔が、僅かに歪んだ。]

………クソ不味い。

[香りの時点で、期待出来ぬ事など解ってはいたけれど。口に含めば案の定、口の中に広がるのは酸化した珈琲の、苦味だけが強調された味。
このカフェの料理の味は知らないが、幾ら料理の味が良くとも食後の珈琲の味が悪い店は、男の興味を引くことは無い。
それでも無いよりはマシか、と"クソ不味い"珈琲をもう一口味わっていれば、ポケットの中で端末が震える。]

………、

[文面へと視線を落とし、まず最初に見えた表情は僅かばかりの驚愕。
そうして次にはふ、と小さく口端を歪め。椅子の肘掛へと肘をつき、机の上に携帯端末を置いたなら、"クソ不味い"珈琲を啜りながら端末へと指を滑らせた。]

(19) 2014/10/05(Sun) 03時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

――――――――――――――
差出人:ルーカス
宛先:ジャニス
――――――――――――――
Re:Re:こんにちは
20xx年 10月2日
――――――――――――――

今夜でも私は構わないよ。
場所は任せてくれるかな?君の良い時間に連絡をくれたら、君を迎えに行こう。

私になら、いい響きだ。まるで特別のようじゃあないか。とっておきの情報とやらを、是非聞かせて貰いたい。

しかし、予想以上に熱烈なお誘いを返されてしまったが…それも、演技のうちかな?
あぁ、しかし君と朝まで過ごせるのなら。その演技に魅せられたままで居るのも、悪くは無いがね。

いっそ演技では無いと、自惚れてしまえることを祈るよ。君の事だ、私のいいようにと言いながら、それ以上を魅せてくれるんだろう?
余裕の無い君が見れるのなら、それもまた一興だ。

(20) 2014/10/05(Sun) 03時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[端末を操作し終えたなら、男はふう、と一つ息を吐き。そうしてまた一度震えた端末を操作したのならあからさまに眉を寄せて見せる。]

――……フン。

[小さく、小さく鼻を鳴らし。半ば苛立ったような手付きで端末を操作し始めた。]

(21) 2014/10/05(Sun) 03時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

―――――――――――――
差出人:蜘蛛の糸
宛先:首を捥がれた古い鶴
―――――――――――――
xxxx年 x月-日
―――――――――――――

成る程、成る程。

素敵なご招待、痛み入る。
ディナーのメインディッシュは、お前の首だと嬉しかったのだが…あぁ、お前の首はもう、誰かに食われた後だったかな。

―――――――――――――

(22) 2014/10/05(Sun) 03時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[――そうして漸く、短い息と共に端末をポケットへと捩じ込み。またひとつ、キチ、と爪を鳴らす…"あぁ、成る程潮時か"、と。
爪の先から解ける糸をぼんやりと眺めながら、先程来たメールの事を思い返し。
――あの少女も、この青年も。この糸を実際に見たのなら、果たしてどんな顔をするだろう。どんな言葉を吐くだろう。]

……精々、"演技"で俺を"騙して"くれよ。

[呟く言葉には僅かばかりの自嘲を込めて。
向ける先は、"演技の上手な"人間の子。

そうしてカップに半分程残った"クソ不味い"珈琲を一気に煽ったのなら、男は漸く席を立った。]*

(23) 2014/10/05(Sun) 03時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[席を立ち、会計を済ませたのなら男は一度だけ大学のカフェを見回しはしただろうか。
無論、そこに友人の姿など見つける事は出来なかったけれど。案の定の結果にさして落胆もせずに、停めておいた車の方へと歩き出す。

――そう言えば、彼女のバイクは男の家の前に置きっ放しでは無かっただろうか。
その事に思い至り、嗚呼此処で別れる事になるなら、せめてタクシーの代金だけでも渡しておけば良かった、と自分の失態に小さく舌を打つ。
しかしそれも後の祭り。もう既に姿も見えず連絡先も解らないとなれば、男としても打つ手が無く。諦めたように一度止めた足を駐車場へと向かわせていれば、ふ、と先の会話を思い出す。]

――……"嘘でも好きと言う"、か。
優しくは無いが、素直なもんだ…それを聞いた俺が獣人なら、一体どうするつもりだったんだろうな。

[言葉と共に、小さく小さく息を吐き。その顔にはやはり、苦笑とも取れぬ笑みをひとつ、零す。]

(35) 2014/10/05(Sun) 05時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[そうして、キチリ。爪を鳴らした所で、今一度震える携帯端末。]

…あぁ、良かった。
丁度…時間が無くなった所だった。

["返信は要らない"。
その一文>>33に小さく肩を竦めたのなら、男はほんの僅かだけ指を滑らせて電話をかけた後に、携帯端末をポケットへと仕舞う。
その頃にはもう、乗ってきた車も見えて来ては居ただろう。キーを取り出し扉を開けて、聞き慣れたエンジン音を鳴らしたのなら、男は彼の待つ図書館へと向かって、車のアクセルを踏んだのだった。]

(36) 2014/10/05(Sun) 05時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

―図書館―

["お目当て"のものは、思ったよりも簡単に見つかった。入り口の近く、壁に寄り掛かるようにして立っている――相変わらずの"目立つ格好"の彼>>34の姿を認めたのなら、男は車を脇へと停めて、ゆっくりとした足取りで近付いていく。]

待たせたかな。
寒い中すまない。だが、お陰で直ぐに見つかった。

…相変わらず、"目立つ格好"で助かるよ。

[大学から此処へ来るまで、少しばかり時間はかかっただろう。
もうすぐ冬に差し掛かろうと言うこの季節、コートや手袋を付けているとは言え、木枯らしの中でただ自分を待つと言うのもあまり快適では無かっただろうに。]

(37) 2014/10/05(Sun) 05時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス


…それにしても、変わったマニキュアだ。
最近は、手袋の上から付けるのが流行っているのか?

[そうしてふ、と。彼の左手の指の先を染める赤>>1:262に気付いたのなら、呆れたように肩を竦め。形の良い唇へと軽口を乗せて、手を差し出し――ほんの一瞬躊躇った後に、彼のその手を取ろうとはしただろうか。]

――さて。それじゃあ行こうか。
君の希望の"ロマンチックな所"に、見合えばいいんだが。

[手を取る事が適ったのなら、血で濡れたその指先をついと口元へと近付けて。触れるか触れないかの位置まで持って行ったなら、差し出した腕に絡めさせようとしただろう。

扉を開けて、彼を車に乗せて。
男のこの國で最後の夜を――この國での最後の幕となるだろう演目の為に、目指す場所へと車を走らせはしただろうか。]

(38) 2014/10/05(Sun) 05時半頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 06時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[持ち上げられた、真っ白なコートの裾。そこに乗るチョコレート色>>48を、赤の滲む指先で持ち上げる様に、男は苦笑を一つ返す。
最初に会うた時は、それこそシミ一つ無い完璧な白を、その身に纏うていたのに。今や所々汚れたその白を纏う姿は、彼の姿が"剥がれた"ような、そんな錯覚すらも覚えさせる。]

……取り敢えず、"色々あった"事は分かった。
怖い事があったと言っていたが、それに慌ててチョコレートの泉にでも突っ込んだのか。

…汚いと思っているのなら、私はとうにここから去ってるよ。
そりゃあ、汚れたものは好きでは無いがな。

[まるでコメディのような、そんなシナリオを話して見せながら。取った手が僅かに強張る様子には小さく小さく口元を歪め。ほんの掠めるように唇で触れたなら、そのまま腕に絡める事は叶ったようだ。]

(70) 2014/10/05(Sun) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[含んだ笑みと共に吐かれた言葉>>49には、肩を竦めて"そのつもりだ"、と返しておいて。秋空の下、扉を閉める音が響いたのなら車は目的地へと走り出しはしただろう。
――"ガリ"。そんな中で聞こえた、何かを噛むような音。信号待ちの間にチラと彼の方を伺ったのなら、自らの爪を噛む彼の姿が目に入る。]

…変わったキャンディを好むんだな、君は。

[キチ、小さく爪を鳴らしながら、そんな会話くらいは…交わしたかもしれない。]

(71) 2014/10/05(Sun) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

―ホテルの一室―

[向かった先は、國の中央部付近にあるホテルのスイートルーム。
"獣人"の話をするのであれば、人目の多いレストランよりも良いだろう、と先程電話を入れていた。
國の景色が一望出来る大きな窓の近く、備えられたテーブルの上に並ぶ料理を前に、男はじ、と相手を見つめる。ワイングラスを首の辺りまで持ち上げれば、彼はそれに応えてはくれただろうか。]

國の景色が良く見えるだろう。もうすぐ日が暮れたのなら、光の景色も美しいよ。

あと個人的に気に入っているのは……この部屋からは、"科学塔が見えない。"

[一口、赤い雫を口へと含み。半ば皮肉じみた物言いで窓へと視線を移し、戻した視線と共に眉を持ち上げて見せる。
そうしてグラスをテーブルに置いたなら、テーブルの上で手を組み、す、と目を細めて見せる]

…さて。
早速で申し訳ないが、君のとっておき…とらやを。聞かせて貰いたいのだが。
私になら、教えてくれるんだろう?

[爪は今は鳴らさない。癖とは言え、きっと礼を欠いてしまうから。
変わらず白に身を包む彼の姿を、真っ直ぐに、真っ直ぐに見据えながら。
そうすれば、その唇からはどんな言葉が飛び出して来るのか、と期待して]

(72) 2014/10/05(Sun) 14時頃

ルーカスは、ジャニスをじっと見つめている。

2014/10/05(Sun) 14時頃


ルーカスは、錠に返す本が車に置きっ放しだったことを思い出した。

2014/10/05(Sun) 14時頃


ルーカスは、錠に話の続きを促した。

2014/10/05(Sun) 14時頃


ルーカスは、カリュクスの羽根が落ちているのを見た、がそれがカナリアのものとは気付かずに。

2014/10/05(Sun) 14時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

["獣人に会った"。
彼の発したその言葉>>77に、男はピク、と眉を持ち上げる。
あの獣達のコミュニティで話した獣達の中の誰かが、目の前の彼と会うたと、そう言う事なのだろうか。
――嗚呼、しかし少々、不躾な視線を投げてしまっていたらしい。零された苦笑>>76に気付くなり、男は見据える眼差しを僅かに緩めはしただろう。]

成る程、獣人に。
君が会ったと言うのなら…あの噂は本当だったと言う事かな。

あぁ、教えてくれて有難う。
もうひとつだけ聞きたいんだが…君は、獣人に会って、どう思った?何か、演技に使えそうだったかな。

しかし連絡先を、か…なかなか勇気のある青年だ。相手は獣人だぞ?

[苦笑を浮かべ、呆れたような、感心したような声でそう揶揄り。細められた目は、半ば無意識のものだったけれど。

カナリアと、狼。
カナリアの方には、心当たりがある。羽を切られ飛ぶ事も囀る事も叶わない、哀れな哀れなカナリアの事なら。
――だが、"狼"?
"なり損ないの犬"の話なら知っているが、狼の話は聞いた覚えが無い。
あの中の獣人達以外に、まだ獣人が、居ると言うのだろうか。]

(106) 2014/10/05(Sun) 17時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


姓、を?
……そんなに気になるか、私のVの続きが。

[そんな事を思案していたのなら、彼に持ち掛けられた"提案"。僅かに驚いたような視線を向けた後に、クス、と小さな笑みを浮かべる。
そうして、さも愉しむかのように。そして、からかうように――探るように。ゆっくりと、言葉を紡いだだろう。]

――……もしも君が、"私を知りたくて"その質問をするのなら。
Vの続きよりも、もっと"良い事"を…私自身の事を教えよう。
ただし、君の名前が先だ。

ただVの続きが気になるだけなら…私も、君の本名には興味を無くす。

さぁ、どうする?

[少しばかり顎を引き、組んだ手を解いて軽く差し出してみながら。
幼い頃からの癖だと言う彼の爪の傷>>75に触れようとすれば、果たしてそれは許されただろうか。
許されたのであれば、その血の滲む――もう、固まっていたかもしれないけれど――指先を、そっと撫で上げてみただろう。
Vの続きか、それとも他の何かか。彼は果たして何方を取るのか、と期待にも似た眼差しを向けながら。]

(107) 2014/10/05(Sun) 17時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 17時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[此方の出した"条件"に、睨むように向けられる目>>119。それには戯けたように眉を下げて見せながらも、条件を取り下げたりなどするわけも無く。
しかし名を聞き出せた時の小さな意趣返し>>120には、参ったように苦笑を返しはしたけれど。]

…確かにそれは、私が言った台詞だ。
参ったな…それを出されると、君の姓を問いただせないじゃあないか。

[痛みに寄せられた眉には、微かに目を細め。だが流石に触れた指を口に含まれるとは思って居なかったのだろう、感じた生暖かさには、細めた目を見開きはしただだろうか――ついでに、軽く擽るくらいの"悪戯"と共に。]

…まぁ、一先ずはそれで満足しよう…"ヨハン"、美しい名じゃあないか。

――……なら私も約束を果たそうか。
ヨハン。君が、"私を知りたい"と…言ってくれたんだからな。

[絡められた指の感触に、小さく小さく笑いながら。仄かに赤らんだ頬の中、見上げる瞳を見下ろす眼差しは、それはそれは真摯な物だっただろう。
そうして男は、絡めていない方の手の指を、おもむろに自らの口元へと近付け。
短く切り揃えられた中指の爪の先をカリ、と歯で挟んだのなら、勢い良く指を引き、その爪を剥がして見せただろう]

(129) 2014/10/05(Sun) 19時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


君の見てきた"美しい"獣人達とは、少しまた違うだろうがね。
あぁ、君が蟲が苦手だったのなら、驚かせてすまない。

だが箒で叩くのはやめてくれよ?
小さな《蜘蛛》は、いとも簡単に潰れてしまう。

[――"普通"ならば、血の一滴でも出はするだろうに。剥がれた男の爪の中の皮膚は、血も流さずに固まったまま。剥がれた爪は解けに解け、やがて煌めく長い長い一本の糸へと。]

しかし、"もう"逃げ出したりしない…ね。
成る程、狼かカナリアか…会った時に君は、尻尾を巻いて逃げた訳か。

……だが。

[先程彼の口から出た、小さな呟き>>119の揚げ足を取るように揶揄り。伸ばした手で軽く顎を掴み、それがもしも叶ったのなら。
その指で――彼の唾液で微かに濡れた指先で、つ、と唇をなぞってみせただろう。]

(130) 2014/10/05(Sun) 19時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

――"もう"逃げないんだろう…"ジャニス"?

[彼の名を――"芸名"を呼んでみせながら、男は口を歪めて大きく嗤う。
ひとつ、ふたつ、そしてみっつ。よっつにいつつの指でもって、解けた糸を絡め合わせ。そうすれば、ほうら。男の右手には、見事な《蜘蛛の巣》がひとつ、出来上がり。
絡め取らんとするように、その小さな蜘蛛の巣を、彼の前へと掲げてみせる。]

――次は君の番だ。
悍ましい《蜘蛛》に魅入られた乙女は果たして、どんな反応をしてくれるのかな。

"私の為に、私のいいように演じてくれるのだろう?"

[――さぁ、演じてみせておくれ。君が"役者"だと言うのなら。
そう言わんばかりに相手を見据え、ゆうるりとその赤らんでいた頬を撫ぜ。
"君の演技には期待している"、空気を震わせぬまま唇の動きだけで伝えたそんな一言は、彼には届かなかったかもしれないけれど。
――ほんの、ほんの一瞬。願うように下がった眉にも…きっと、気付かれなかっただろうけれど。

せめてこの國で過ごす最後の夜に、彼ならばきっと"いい夢"を見せてくれるのではないだろうか、と。
指先に出来た蜘蛛の巣を、ぐしゃりと手で潰しながら、そんな仄暗い、そして密かな願いを胸に。]

(131) 2014/10/05(Sun) 19時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

["糸"を見せてやったのなら、酷く平坦に呟かれた声>>142に。男の顔に初めて、微かな戸惑いの色が滲む。
触れる事を許された指先には、浮かべた笑みは微かに薄く、薄く。潰れた巣に、頬へと触れる手には、ほんの微かな緊張の色を。]

………、……

[紡がれる彼の"台詞">>143には、男は押し黙ったままに。
グラスの倒れる小さな音も、赤く染まったクロスも。しとり、しとりと降り始めた外の雨の雫だって、男の意識を奪うには至らない。
視線を逸らす事も叶わぬまま、その人の子を見つめる蜘蛛は。それはそれは、正しく魅入られていたのだろう。

――いっそ、もどかしい程に緩慢に重ねられた唇には…まるで"獲物に喰らわれた"ような錯覚を。
胸を締め付けられる痛みの中、触れた唇の先から香るのは。それは香しい香の香りでも花の香りでも無く、錆びた鉄の血の匂い。彼の事だから、香りくらいは纏うていたかもしれないが…真っ先に鼻についたそれは、きっと先程男の指先に着いた血を舐め取った時の物だろうか。]

(167) 2014/10/05(Sun) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

……く、くく。
あぁ、素晴らしい…それも"演技"かな。

[吐息すら感じるその距離の中で、男はまたその口に笑みを乗せる。何時ものような、食えない皮肉じみた笑みの中に――微かな安堵と、期待を乗せた小さな笑みを。

そうして吐いた言葉は、目の前の彼にとって、それはそれは不躾な物だっただろう。もしかしたら、少々怒らせてしまったかもしれない。]

――"君ならそれ以上を魅せてくれる"。
私は確かにそう言った。

そして君は見事に…"それ以上"を、魅せてくれたよ。

[頬へと触れる手で、ゆうるりと。目の前の瞳をひたと見つめながら、爪の無くなった指先でそっと唇をなぞり。
そうして男は、至極申し訳なさそうに、目を伏せて見せただろう――その顔は、酷く穏やかなものだっただろうけれど。]

(168) 2014/10/05(Sun) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


驚かせて…不躾な真似をしてすまなかった。

しかし、囚われて尚逃げるのを諦めるか。
何とも変わった奴だな、君は。
…巣の中で、羽根を捥がれた蝶の役でも演じてみるか?

[潰す前に巣を突つくその指先には、果たして如何なる意味が篭っていたのだろう――その時には、男には解らなかったけれど。気付きは、しなかったけれど。
しかし今となってなら、その指の意図も解りはしただろう。
揶揄るような軽口は、男の心情を隠す為に。それは男の、悪い癖でもあったのだが――齢三十を超えた今、そう簡単に直るものでもありはしない。]

(169) 2014/10/05(Sun) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


……"ヨハン"。
その名で居る時は…演じては居ないと。
俺は、自惚れてもいいのか。

綺麗な存在で居られないのなら、君のその白を穢すのは…俺でありたい。

[その見に纏う、真っ白な衣装に視線を落とし。汚れたコートは今や遠い椅子の上。
初めて言葉を交わした時のように、汚れ一つ無いその白の袖を指でなぞり、まるで歯の浮くような台詞と共に男は腰を持ち上げる。
そうして彼が、乗り出した身を収めてくれたのならば。彼の席の側に回り、その椅子の背に手を掛けて背を屈めはしただろうか。]

――いや、今更態々聞くまい。
"演じる事が出来ない"のなら…勝手に自惚れさせて貰うよ。

[そんな、傲慢とも取れる言葉と共に寄せた唇は。果たして、触れることは…叶うただろうか。]

(170) 2014/10/05(Sun) 22時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 23時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[蜘蛛は思う。
巣に捉えられた獲物の蝶が、こうも凛とした声で言葉を紡ぐものだろうか。その美しい羽根を毟られ、脚を千切られ、喰らわれんとする蝶だって、男が喰らう蜘蛛であるなら演じてやると言う言葉>>207に、微笑みに。その至極真面目に返された返答に、男は参ったように眉を下げて笑う――嗚呼本当に、やってくれるものだ。]

…君は人の期待を裏切るのが実に上手いな。
それも…"いい方"に。

俺の巣にかかったんだ、他の誰が捥ぐと言う?

[だけれど、耳まで赤く染めてまるで生娘のような反応>>208を返されてしまったのなら。やはり男の顔には、幾ばくかの意地の悪さは滲みはしただろうけれど。
――それがある種の"照れ隠し"だと、目の前の彼はきっと気付きはしないだろう。

近付いても尚、彼のその顔は上げられる事は無く。それに無意識ながらも僅かな寂しさを覚えていれば、言葉に答えるように上げられたその所作に、柔い表情を浮かべながら、男は…この上無く、満足した。]

(239) 2014/10/06(Mon) 02時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


………、

[呟かれた愛の言葉>>209には、男は何も答える事は無く。悩まし気に眉を寄せては、言葉の代わりにもう一度だけ唇を寄せる。
小さく揺れる瞳に気付かれぬよう、軽く目を伏せて。触れ合う事が叶うたのなら、震える睫毛を盗み見るように、薄く目を開けながら。]

――……勿論。
君が俺の為だけに演じてくれるのなら、観客は俺しか居ないだろう。
そして俺の舞台に立つのも、君だけだ。

[肩口に埋まるようにして預けられた頭に向けて、僅かに低めた声で囁き。
聞こえた言葉>>210には――やけに切羽詰まった色の滲むその声には、男は大きく眉を寄せる。
そうして、彼に気付かれぬように。細く、長く息を吐き。言葉を聞いたその時に、まるで怯えるように一度だけ跳ねた心臓の音は、スーツの厚みのお陰で聞こえてはいないだろう…きっと。]

(240) 2014/10/06(Mon) 02時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


……何をそんなに不安になっている?
君を置いて、一体何処に行くと言うんだ。

[そうして、男は"嘘"を紡ぐ。彼への言葉の中で、ただ一つだけ嘘となる言葉を。
夜明けには、蜘蛛はただの一匹でこの國を出るだろう。だけれどそれを、この蝶へと知らせる事は決して無い。
それは酷く、酷く残酷な所業かもしれないけれど――彼が真に、演じていないと言うのならば。]

――……、ヨハン。

[紡ごうとした言葉は、やはり二度目も空気を震わせる事は無い。そうして今度はその代わりに、ぽつりと彼の名を落とす――彼のその声に、負けず劣らぬ悲痛な声音でもって。

一夜限りの夢にしては、何とも大きな犠牲を伴うものだ、と。巻き込まれた彼に対し、申し訳なさが無い訳では無かったけれど。
狂わされた時計の針に、男はこそりと、頭の影で自嘲を浮かべはしただろうか。]

行かないさ、それに今日は…朝まで、一緒に居てくれと、君に頼まれたからな。

[未だ肩口にその頭があったのなら、ゆるりと白いその背を撫ぜて。先の悲痛な声音はなりを潜ませ、男の声は"何時も通り"の皮肉に満ちていただろう。]

(241) 2014/10/06(Mon) 02時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[肩に預けられたその頭をすりと擦り寄らせながら吐かれた言葉>>246に、男は小さく息を詰める。だけれど、すぐさまふ、と息を吐いたのなら、眼前に見える彼の耳に向けて、言葉を注ごうとはしただろうか。]

喜んで貰えたのなら光栄だ。
喜んだ時の君の反応を見るのは嫌いじゃあない。

…だが。
かく言う君も、君の"台詞"が何れだけ俺を喜ばせたか…俺を魅せたか。
気付いてはいないだろう?

[彼だけでは無いのだと。そう伝えるような言葉は、果たしてどう受け取られはしただろうか。覚えた安堵を逃がさぬようにと少しだけ力の篭る腕に、小さく苦笑しながら息を吐く。
小さく広がる怯えにも似た思いを、彼が感じ取っているなど。男には知る由もなかったけれど。]

………、

[彼の名を呼ぶ声は、思いの外悲痛じみてしまって。その事に舌を打ちそうになるのを堪えていれば、腕の中でビクリと震える身体>>247を感じる。
そうして再び落とされた言葉に、答えられぬのが何とも歯痒い。嗚呼、何と歯痒い事か。
もしもこの時計の針が狂うたので無いのなら――必ずや、望む言葉を返してみせただろうに。]

(295) 2014/10/06(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[――嗚呼、本当に。これがただ一夜の夢であるなら良かったのに。
彼は本当に、此方の期待以上のものを、見事に魅せてくれるものだ。
常ならば感嘆すら覚えるそれだけれど、今は歓びと共に少しだけ――恨めしい。]

朝までと言わず……、いつまでも。

――共に行ければ…、

[零れた言葉は、願いから出る半ば無意識のものだっただろう。小さな小さなその声は、彼に届いたかは、定かでは無いけれど。
それに気付いたのなら、男はハッとしたように目を見張りはしただろう。そうして内心の動揺を隠す為に、身体を離して肩を竦めて笑っては見せただろうか。]

…あぁ、すまない。料理が冷めてしまうな。

――クロスが汚れているのが実に気にはなるが…どうしたもんか。
今はどうにも、他人をこの部屋へと入れたくは無いんだ。

["だからどうか、このままで許して欲しい"、と。眉を下げて頼んで見たのなら、彼はその願いを聞き入れてはくれただろうか。
聞き入れてくれたのなら、男はそのまま彼のグラスにワインをつぎ、食事を進めようとはしただろう。]

(296) 2014/10/06(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


…少し休もうか。
柄にも無く、そこそこに緊張はしていたらしい。

[食事が終わったのであれば、男は苦笑と共にそんな一言を零し。手を差し出してみたのなら、その手は取って貰えただろうか。
取って貰えたのなら、赤く染まった指先をまた、ゆうるりと撫ぜるくらいはしたかもしれない。

そうして男は、約束の通り。この夜が明けるその前まで――彼の、隣に居ようとしただろう。]

(297) 2014/10/06(Mon) 14時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 14時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[腕の中の、震える身体に気付かぬ訳では無かった。自分の失言に対して問い詰めもせずに、ただじっと絶望に耐え、笑顔すらも浮かべて見せた彼には、男は強く、強く奥歯を噛み締めはしただろう。

――嗚呼。この歳になれば、素直さなんて露と消えてしまうものなのか。
自分がもう少し若い頃なら…例えば目の前の、彼くらいの歳であったのなら。
我儘を通すくらいは、きっと、きっとやってのけはしただろうに。
歳を追うごとに、我儘を言う事が、こうも恐ろしくなるだなんて。]

………、…

[手を握り、やはり笑って見せる彼>>302には、男は笑みを返すしか出来ず。震える声に気付く事はあれど、彼の望む言葉を渡す事も出来やしない。
――なら何故、彼を此処に連れて来たのか。何故、糸で結われた爪を剥がして見せたのか。
半ば諦めと共に彼へと明かした秘密に、期待以上に応えてくれた彼への礼すらも、果たせぬ自分が口惜しい。

――だけれど。]

(321) 2014/10/06(Mon) 20時頃

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