人狼議事


191 忘却の箱

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メモを貼った。


   Parsley, sage, rosemary and thyme…

[木漏れ日に揺れる唄
重なる旋律
物語を口遊む調べ

柔らかな風で回る白い花びら
くるくると まるでワルツのように。

狐色の花の香り
空は溶けるような青。雨粒は降ってこない。未だ一人のまま。]


[涙色の花は雨露を落とした。
柔らかな少女の肌を彩ろうとする花々に。

道化のように振る舞う男には、花弁を揺らすだけの挨拶を。
羽ばたくことなど出来ないから。

物言わぬ花は梔子のよう。
佇んでは、静かに咲き誇る。

空は雲一つない快晴。
雨は降っていない。

小鳥が囀るような音を背に花は一度、雫を垂らす。甘酸っぱい初恋の味*]


メモを貼った。


メモを貼った。


―微睡み・腕の中―

[その意識は揺蕩う。ふわふわと、浮かぶように。ただただ幸せのみを抱いて。

ああ。そっか。
あたし、咲いたんだ。

その思考をきっと何回も何回も何回も忘れては忘れ。
だけど。最後の

さいごのおもいでは。

『オマエに覚えててほしいから』

それは目の前の記憶として流れずに思い出としてそっと、仕舞われて。]

(だいじょうぶ)

[思い出を忘れたって思いは残る。そう微睡みながら信じる。遠く、泣き声を聴きながら**]


【人】 見習い医師 スティーブン

-マーチェの部屋-

[黄色い花は揺れる。
まるで男のことを慰めるように。微笑むように。
水気のない枝は、しかし柔らかく見えて。]

―――どこが、いいかな。

[中庭、食堂のそば。サミュエルも、ギターと一緒に日の当たる場所に移さなければ。
でも、今は。]


――――。


[男は心の痛みを忘れることができない。]**

(14) 2014/09/09(Tue) 21時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[やがて、どれほどたったろうか。
気付けば日は陰り、黄色い光が朱から青に色を変えて、夜が来た。

食堂からは暖かな食事の香りが流れてくる。]


―――ああ…

[食事の人数が減ったことを、賄い婦に伝えるのを忘れていた。
小走りに食堂へ。それを伝えるのは、少しだけ勇気が必要だったけれど。

そう、また、いつものような夜が来る。

男はカルテにさらさらと書き込む。
彼らがいたことを消して忘れないように、書き込む。]**

(16) 2014/09/09(Tue) 22時半頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2014/09/09(Tue) 23時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


[意識。
終わりはなく始まりはなく未来はなく過去はない。
ただ
今 ここに
意識だけがある。

思考。
それは散って行く花びらのような儚いもの。

感覚。
今ここにあるもの。確かなもの。]


[明るさを感じる。
柔らかい 温かい明るさ。
花が光に笑う。少女も笑う。
笑った つもりで。

もう その笑顔は咲き誇る花が持って行った。

樹のにおい。なかま。
触れる何か。とりだされたなにか

わからなかったけれど。
髪を撫でる手の感覚だけは、わかった。

花は咲いている。]


―記憶・忘れられた場所―

[そこでは食べるものはなかった。
家族 は
それは、多分鉛の弾に撃ち抜かれたり。
知らない場所に売られて行ったり。

そういう存在があるということはわからなかった。

暗い路地。
食事にありつけると聞いて。ついていった。
暴力があった。怒声があった。
千切れたパンのかけら。
身体中の痛みを耐えて食べた。

突きつけられたナイフ。
必死に逃げた。足がもつれた。

信じられるものは何もなかった。]


[死が直ぐ側にあった。どうやって生きるか。
狡猾さと疑心が必要だった。
嘘と言うナイフを人と人は突きつけ合っていた。


そんな頃。

花が 咲き始めた。]


[花を咲かせる人間を蒐集する好事家。
そこに、少女は売られた。
疑いなく。売られたという自覚もなく。

狭い部屋。
静寂。
長い時間。

疑心がない事に気付いた主が、
花を愛でるように
何度も少女を騙した。
それは、時にはひどく ひどく少女を傷つけるもので]


[……警官隊。怒号。喧噪。
医者を、という声。

保護されたとき 少女は泣いていた。**]


メモを貼った。


─回想・楽英─

[途切れる調べ。
続きを奏でるのは乾いた、舌の音。

硬くなった瘡蓋を見下ろしては重苦しいため息を吐いた、ある昼のこと。]

……また咲いてるし。

[家を追い出された子供が帰り道を辿るために残した小石。

…ではないが、点々と着いて来るような花びらの軌跡に重苦しいため息を吐いていた、ありふれた日常。

繰り返しだと自覚できる日々。

それがどんなに幸福であったかなど、その頃の彼に分かるはずも無く。

穴抜けになった記憶の底と、コードを睨めっこしながら、まだ瘡蓋で分厚い指を弦の上に乗せていたのだっけ。]


[記憶を失ってしまっても、経験までは無かったことにならないのでは?

友人との手紙でのやり取り。
それは、塞ぎ込んでいた彼が再び楽器を始めるきっかけ。

ひとつひとつ楽譜を睨みながら、奏でていく。
時折弾き方を忘れても、弾き方を教える本はある。
彼は文字が読めた。そして楽譜もまだ読むことは出来た。
だから思い出すことは容易で。

そしてこのやり取りはまるで、ギターを始めたての頃のようで。
特に苦痛には感じていなかった。

時折、手首や肩に根を下ろす花が邪魔である。そのことを除けば。]


…邪魔っけ。

[ブチリ。 呟きと同時に。
散るは花びら。失った記憶は何か。

また掻き集めればいい。
楽観的に考えては、ただただギターを掻き鳴らしていた。
楽しそうに 嬉しそうに笑いながら。]

あんたも弾いてみる?

[問いかけた先の顔は、誰だっただろう。
何と答えてくれただろう。
今それを知るのは微かに揺れる花々のみ。]*


メモを貼った。


【人】 見習い医師 スティーブン

-夜半-

[夕食もそこそこに、男はカルテを書き続けていた。
いつも病の進行は唐突で、だからいつも――あらゆる瞬間を書き連ねないと。

妄執的にも思える時間。

たまに己は壊れかけているのでは、と思う。
失われゆく記憶を哀しむのはほんの一握りで、大半はそのうちに哀しいという心すら忘れ。]

――――。

[進みすぎた思考はふいに集中を途切れさせた。
小さくため息をつき、首を回す。
コーヒーのポットを手に取り―――]

(64) 2014/09/10(Wed) 19時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

……空か。

[そう言えば朝からずっと注ぎ足すのを忘れていた。
食堂にコーヒーを入れに行かなければ。

立ち上がり、ふと外を見ればすでに日は暮れていた。]

(65) 2014/09/10(Wed) 19時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[夜の廊下は音がまるで吸い込まれたかのように静かだ。

ぼんやりと歩けば、角を誰かが曲がったように見えて。>>27]


――ズリエル?

[大きな影は、確かにそのように見えた。が、その歩き方は朝の彼とは違い。

カルテに挟んであった言葉>>34がちらりとうすら黒い風のように心をよぎった。]

(66) 2014/09/10(Wed) 19時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[食堂で、ポットにコーヒーを注ぎ、ついでに1杯その場で飲みながら、中庭を眺める。

月の光は中庭の花たちを照らし、青白く見守る。

照らされる紫のブーケの真ん中には、蒼い花。どこまでも深い蒼の―――]

――――!

[ぼんやりと眺めていた男は、一つの事柄に思い当り、カップを置いて外へ飛び出す。]


君、は―――


[物言わぬ花は、少しだけ風に揺れる。
少しだけ、紫のブーケが揺れる。

きっと、彼は。]

(67) 2014/09/10(Wed) 19時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[立ち尽くす男の背を、青白い光はそっと照らしていた。]**

(68) 2014/09/10(Wed) 19時半頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2014/09/10(Wed) 21時頃


―消える前・夕刻―

[茜射す頃、廊下から。
ぼんやりとその光景を、しかし目に焼き付けるようにして。]


 …君に。幸せになって欲しかったんだ。
 ねぇ。
 僕が嘘を吐いていたと言ったら、君はどんな顔をするだろう。
 怒るかな。泣くのかな。…それとも、笑って許してくれる?


 理由はもう、わからないけれど。
 君の為じゃなかったんだ。……僕の、僕自身の為。
 きっと、この偽善の、その理由をずっと忘れたかった。

 そう、忘れたかった。でも、忘れちゃいけなかった。
 きっと。
 僕が僕でいられるよう、最期まで残してくれてたんだ、花が。
 



 ――君が。幸せだったことを祈るよ。
 名も忘れてしまった君の。
 開花を見届けることで、僕も終わるんだ。


 “忘れる”ことは、生きる為に必要なことかもしれない。
 だとすれば。
 この蒼い花は――僕の"次の生"に必要な、そういう何かなのかな。


[確かに、"何か"を忘れたことで、
かつてよりずっと、ずっと、心安らかにはなった。
――けれど。思わず零れるのは苦笑。]


 君に幸せを押し付けたり、
 忘れたことに歓喜したり、

 …本当に僕は、最期まで自分に甘い。


[誰もいなくなった中庭に、夜の帳が下りる。
しんと静まり返った木々は、
一足早く旅立った”妹”のために祈るかのよう。

ふらり。ふらり。

紫のキャンバスを抱えて歩み出て。
花の咲き乱れる茂み、その傍に腰を下ろした。
そのまま柔らかな草を背に、月を仰ぎ見。]


 ……ほら。夕食の時間だよ。


[左手の紫を、淡い光に掲げようとして――

――もうその腕が動かない事実を、穏やかに受け止めた。]


【人】 見習い医師 スティーブン

-朝の食堂-

[そのまま、眠れぬまま。
何度通り過ぎても慣れない痛みは、夜を連れ去り朝を呼ぶ。

診察室の椅子からゆるゆると立ち上がり、食堂へ。
朝食を取る手はどこかうつろだったかもしれない。

ふいに後ろから声を掛けられ>>26振り返る。]

―――ああ、ジリヤ。おはよう。
疲れて見えたかな。

[見透かされるなんて自分もまだまだだな、と心の内で悔いる。
続く言葉には、少しだけ微笑った。
――それは少し、困ったように見えたかもしれない。]

(88) 2014/09/10(Wed) 22時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

サミュエルに、マーチェ。
ペラジーと……セシルが。

[少しだけためらいながらも、言葉を続ける。
どうせどのみちわかることだ。だが――]

セシルだけは、動かせなかった。
――紫のブーケが、きれいだったよ。

[一つ一つ、言葉を選ぼうとするが、返す言葉はどこか零れ落ちたもので>>33]

(89) 2014/09/10(Wed) 22時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[ふわりふわりとした記憶を手繰っているのだろう。しばし彼女は言葉を切った。]

―――どうしたんだい?

[ふいに表情のこわばったジリヤに、眉を上げる。
ともに目線を手首に伸ばせば、そこに有ったのは茨の蔓。]

診療室へ、行こうか。

[肌に食い込んで緋を滲ませた棘を見て、診療室へ戻ろうとするが、彼女は頭を振る。
それを男は何も言わずじっと見つめ。


彼女からは強い、薔薇の香りがした。]**

(90) 2014/09/10(Wed) 22時半頃

[最期に一つ。
名を聞かなかったことを、少し後悔した。
――彼女は、尋ねてくれたのに。]


 ……マーチェ、かな。

[誰のことだろう。マーチェ。
ただ、絵と聞いて浮かんだ単語を述べただけ。]

 僕の名前? セシル・……――
 セシル、でいいよ。可愛い妖精さん。


[やはり忘れやすいのだろうか。
…ここでの苗字は、皮肉で名乗っていただけだったから。]


[ただ、彼女の名は思い出せなかったけれど。
揺れるスイートピーが、優しく口遊まれるバラードが、


それだけが最期までずっと、脳裏にちらついて。]


―白い鳥籠の中心で―

[幸せを呼ぶ青い鳥。
…何処に?何処に、いるのだろう。

空飛ぶ青を求め、世界を旅した兄妹が
最後に辿り着いたのは――]



 本当の幸せは、君のすぐ傍に。
 この鳥籠の中にも、いるはずなんだ。青い鳥が。
 探せばきっと、見つかるよ。

 どんな悪人でも、求めずにはいられない。
 ――希望。幸せ。青い鳥。
 それは簡単には見つからないけれど。
 
 でもそれを手にした時、
 君の瞳に映る世界は、今よりずっと輝いて見えるだろう。


 贅沢は言わない。 今ある幸せを大切に。
 たとえ明日、忘れてしまうのだとしても。

 今日という日を。この日の出会いを、その瞬間を……
 


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