130 屍鬼村4〜村は死によって包囲されている〜
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富美ちゃん……っ!
[名を呼ぶ。今度は、意識を伴う声で。 昭の目はようやく、富美を見た]
(49) nagare-s 2013/07/16(Tue) 23時頃
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あ……ボク、は。 君を。
[守りたかったのに。 頭に浮かぶ言葉は過去形なのに、そこに確かに富美の姿がある。 混乱と、しかし、素早く走ってしまう思考。
富美の纏う雰囲気が変わっていることに気づいた。
思い出す。咄嗟に突き飛ばした身体。 伸ばした手が掴む包丁。 血。苦痛。空虚。]
(50) nagare-s 2013/07/16(Tue) 23時頃
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["それ"は"あれ"と同じものだと気づいてしまった。
あの時、動けてしまった自分。 けれど今は――縛られている。
そのことに怯えるべきなのか安心するべきなのかすら。 咄嗟に自分が分からなかった]
(51) nagare-s 2013/07/16(Tue) 23時頃
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[呟きとは違う意志宿る声音が鼓膜を震わせ、胸を震わせた。 変化し、様々な感情滲ませる表情は、あの日々は全く読めなかった彼の心情をスムーズに脳内に描かせる。 最後に彩る感情は、恐怖? それを感じ取ると、心が軋む気がした。乾いた喉が張り付いて、胸がつっかえるような圧迫感を覚える]
――………ひどい。
[自分をこんな『化け物』にしたのは彼にも原因があるのに。 身勝手にも酷く傷付けられた心地で音も無く寝台から降りるとゆっくり、ゆっくりと時間をかけて彼の元へと脚を動かす。 素足が床に触れる度ぺたり、と小さな音を響かせるのを聞かせるように。
――ああ、本当に喉が渇く]
(52) やなこま 2013/07/16(Tue) 23時半頃
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[がたり。 本能的に逃れようとした身体は、ただ椅子の揺れた乾いた音を鳴らすのみだった。 逃げる。誰から? 何の為に?
「ひどい」
責めたてるような声。あの時、母もあげた声。 そうまでしてどうして]
ああ……ひどいね……
[掠れた声が漏れた。 それでもまだ、正気を失い切れない状況のことか。 己のことか]
(53) nagare-s 2013/07/16(Tue) 23時半頃
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[椅子の固い音が余計に彼の恐怖を伝えてくる。 ひどいひどいひどいひどいひどいひどい――…]
[ぺたり―]
[ぺたり―]
[ぺたり―]
[ぺた……――]
[手を伸ばせば直ぐ届く距離で脚を止めた。 目の前に用意された『ごちそう』に喉の渇きが強まる。 同時に――胸の痛みも重みも、小さな身体には余るほど、強く己を苛んだ]
(54) やなこま 2013/07/17(Wed) 00時頃
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……ひとごろし。
[そう呟いて、小さな彼の頭を抱き締めた。
鼓動も無く体温も無い身体、それが彼が齎したものだと知らしめようと。
短い髪の毛に触れれば、余計に胸は痛んだ]
(55) やなこま 2013/07/17(Wed) 00時頃
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あ…あ…うわあぁぁぁぁぁぁっ!
[すらすらと子供に似合わぬ言葉を紡ぎ続けていた口から、今出るのは何の虚飾もない声。 ただ泣き喚く、幼い子供の声。
>>55何度も触れた身体と同じ姿をしているのに、冷たい、静かな身体。 それは"生き物"ではないと分かるのに、動いているその異常さを肌で感じれば、本能的に嫌悪が走る。
――殺した。 殺した殺した殺した殺した殺した]
(56) nagare-s 2013/07/17(Wed) 00時頃
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[あの時の、血塗れた感触すら思い出して。 信頼を手放した瞬間の、空虚さを思い出して。
触れる冷たさも、ありありと手の上に蘇るようなぬるつきも。
富美が屍鬼だと言った言葉も。全てが。
きもちわるい]
(57) nagare-s 2013/07/17(Wed) 00時半頃
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(ああ……どうして)
[君の姿がもう一度見られて嬉しいと言えないのだろう。 あの優しさと温もりを感じることができないのだろう。 君にならいいよと言ってあげることができないのだろう――]
(58) nagare-s 2013/07/17(Wed) 00時半頃
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[いつもの大人びた理性的な姿とは違う、幼さを感じさせる声は何だか特別なもののような気がして。 それでも、以前は触れ合わなくとも近かった筈の距離が、何故だろう…今はどんなに触れていても遠くて。
ジクリと、鉛を飲み込んだような胸がまた一つ痛みを与える]
……どうして。
[意味も無く、無意識に呟いた言葉は擦れ。 全身で拒絶を示す彼が許せ無くて、衝動的にその首元に唇を寄せる。柔らかい肌の下流れる血液の味を錯覚すれば小さく喉が鳴る。
とてもおいしそう。
なのに――]
(59) やなこま 2013/07/17(Wed) 01時頃
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……、…っ…
[腕の中で冷たくなって、そのまま目を覚まさなかった母の姿を思い出して、突き刺しかけた犬歯がひたりと止まる。触れた肌、少年の滑らかな肌を破れば直ぐに乾きは癒える筈なのに、その先を想像すれば、どうしても身体が強張ってしまって。
腕の中で今自分に食べられるのを待つだけの、彼の脆さが、とても恐ろしかった]
(60) やなこま 2013/07/17(Wed) 01時頃
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[これほどまでに虚飾を取り払った姿など、決して人に晒したことなどなかった。 結局のところ、何もわからないただの子供だったのだと。"正解"など探せなかったのだと。 曝け出してしまえば、己の小ささが知れる。
きっとただ、本当はあの温かさに戻りたいだけなのだ。 でももうそれは、どこにもないのだ]
富美ちゃん……
[渇望するように出た声は、今ここにいる富美ではなく、記憶の中の富美へと向いていた]
(61) nagare-s 2013/07/17(Wed) 01時頃
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[どれだけ、求めても、あの場所に帰れない。 ただ手をつないで歩くだけでも、心があたたかくなれたのに。
もう戻れない。 それなら――もう
迫る牙に、諦観めいた面持ちで目を閉じる。 "その瞬間"の富美を見たくなかった。
しかし>>60その動きが止まり、いつまでも来ない痛みにうっすら目を開く]
(62) nagare-s 2013/07/17(Wed) 01時半頃
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[ゆっくりと、肌を傷付けないように唇を離す。
――少しでも彼の血の味を知ってしまえばもう戻れない気がして。
それでも自分が失ってしまった温度を持つ彼の身体から離れ難くて小さな肩に額を乗せる。 彼が震えているなら、直に感じるその震えはまた胸を苛むのか。 いっそ逃げ出したい程に辛い筈なのに、その痛みにまだ自分は自分のままだと錯覚出来て、無意識に安堵する自分も居た]
(63) やなこま 2013/07/17(Wed) 01時半頃
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……昭君も、死んじゃうの…?
[与えるはずの自分の口から出た他人事のような響きに、余計に想像は掻き立てられて、今触れてるはずの温度まで消えてしまう不安に駆られれば逃がさぬようにと抱く手に力を込める。
飢餓感は既に限界を超えていたのに、怯えだけが自分の行動を戒める]
(64) やなこま 2013/07/17(Wed) 01時半頃
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どう……したの?
[戸惑いがちに声をあげて。 至近距離に迫った富美の顔は、怯えているように見えた。
ただ温もりが決定的に違うだけで、異常な儀式の中で身を寄せた富美と何ら変わりなく見えて。
それなのに同じように感じられないことが、一人で取り残されてしまった気分にさせる]
(65) nagare-s 2013/07/17(Wed) 01時半頃
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[>>64問う声に、ふと。思いついたように問い返す]
富美ちゃん……君は、死んだの?
(66) nagare-s 2013/07/17(Wed) 01時半頃
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[己の名を呼ばれた>>61筈なのに、自分に向けられていない事を感覚的に悟れば、やはり彼にとっては自分はどうしようもなく『化け物』なんだと思い知らされて、涙腺が緩んで視界が滲む。
戸惑う言葉>>65には何も言えずにゆるゆると首を振って、潤む目を瞑って彼の肩へ押し付ける。 必要も無いのに、気持ちを落ち着ける為に空気を吸い込んで呼吸の真似事]
(67) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時頃
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………わかんない…起きたら、“こう”だった。
[でも動いている、血を欲する以外、死体とほぼ変わらない身体は生きていると呼べるのだろうか? 死体、それよりももっと悪いモノとしか思えない身体。 触れ合っても冷え切ったままの体温が、どうしようもなく悲しくて押し付けた瞳から涙が一つ零れた]
…でも……死体と、変わらない…よ…
(68) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時頃
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["死体"だと言う富美。 それなのに、すぐ近くで呼吸の音が聞こえて。肩が涙に濡れる。
冷たい。触れる身体も、流れる空気も。
お互いに泣くほど苦しいのに。身を寄せ合っているのに、寄せることができない。肌は違和感に慣れない。
応える声が、言葉が。富美の言葉で。 だから言葉だけは寄り添おうとする。一度離してしまった分まで補おうと]
(69) nagare-s 2013/07/17(Wed) 02時頃
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どうすれば。ボクは…… 君を助けることができる?
(70) nagare-s 2013/07/17(Wed) 02時頃
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[じわじわと渇きの感覚が意識を蝕もうとするのを心身が拒絶する。それでも、もうきっと限界は近くて。
だって愛おしさと比例するように、彼の血はとても魅力的に感じるから。
いつまで経っても愚図るような富美に見かねたのか、そっと肩に美咲の手が乗せられ、
「大丈夫、やり過ぎそうだったら止めてあげるから」
と、甘い毒が耳元に囁く。強制力は無いはずの声は、それでも怯えを麻痺させる]
(71) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時半頃
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[ぐす、と小さく鼻を鳴らすと改めて細い首筋に唇を寄せる]
……助け…なくても、いい……許さなくても、いい。 …だから…――
[気遣おうとする言葉>>70の優しさにまたじわりと涙が浮かぶのを抑えられぬまま、剥き出しの肌に吐息じみた言葉を落とし、吸い過ぎないように小さく、口付けるように歯を立てる。 溢れる血を舌で掬い取り、夢中になる前に唇を離すと願うように、言葉を紡ぐ]
(72) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時半頃
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……ふみのこと…おいていかない、で。
(73) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時半頃
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[ずっとずっと言いたかった言葉を落とせば、重かった胸がふっと、軽くなるような気がした―――]
(74) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時半頃
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……っ……く……。
[一度諦めようとした癖に、>>72歯が肌に触れれば身体の芯からぞわりと恐怖と悪寒が這い上がって。 震えと悲鳴を抑えようとするように唇を噛みしめた。 それでも歯が肌を突き破れば、耐え切れず苦鳴が漏れる]
(75) nagare-s 2013/07/17(Wed) 02時半頃
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[苦しげに一つ、息を吐いて。 震えようとする声を、どうにか押さえ込むように。 ちゃんと聞こえる言葉にしようと一音一音。確かめるように]
――そ ば に い る よ 。
[富美を告発した言葉の重さと釣り合うかはわからない。 けれどそう、応えた]
(76) nagare-s 2013/07/17(Wed) 03時頃
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(ああ……ボクはもう。 大人になることはないんだね……)
[苦しさに胸が詰まるのに、少しだけ、その切なさが甘い。 暖かいあの場所をずっと閉じ込めて。 ずっと閉じ込められていくのだろう**]
(77) nagare-s 2013/07/17(Wed) 03時頃
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昭くん、富美ちゃん。 あなたたちの未来を奪ってしまってごめんなさい。
共に永遠の現在を生きましょうね。
ルールは簡単。 毎日、食事をするだけよ!
(78) メロンゼリー 2013/07/17(Wed) 07時頃
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