182 【身内】白粉花の村
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人
狼
墓
少
霊
全
クシャミに1人が投票した。
デメテルに1人が投票した。
オスカーに8人が投票した。
オスカーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヤニクが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、キリシマ、クシャミ、ガーディ、デメテル、ネル、レティーシャ、ローズマリー、セシルの8名。
本日落ちる二人はこちらになります→セシル[[who]]、レティーシャ[[who]]
吊り票をキリシマに委任してください
※落ちる方には後ほどキリシマが何らかの形でご報告に参ります
(#0) 2014/07/01(Tue) 09時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/01(Tue) 09時半頃
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[後ろで何か聞こえた気がしたが、振り向く気にはなれずにクシャミはそのまま自分の部屋へと逃げ込んだ。耳が良いため聞こえない事は無かったが聞きたくなかったが正しいのかもしれない。あの声は、聞き覚えがあり仲の良かった彼女だろう。きっと後で会いに行かなくちゃ、そう頭の片隅に置いておいた]
…ニハハ、白いなぁ
[マリーから貰った髪飾りを再度見てみるが、色はまるで白鳥の羽のように白かった。それが本来は何色なのかクシャミに認識する事は出来ない。窓の外を見てみれば中庭が見え、見慣れない人が出入りしてる所から恐らくまた誰か転院したのだろう。それももう慣れた]
昔のカメラみたいだにゃー。なんちゃって
[白と黒しか無い世界で、色素が奪われた目から見つめるそれはくすんでいて、灰色で、希望なんて何も無かった]
んー、はぁ…。今日も僕は生きてる
[明日死ぬかもしれない、と言われてからもう数日。色素が奪われてからどれくらい経っただろうか。体に異常は無く、死ぬのが嘘みたいだった。それでも、寿命は尽きようとしているのに]
…実感湧かないなぁ
(0) 2014/07/01(Tue) 09時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/01(Tue) 09時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/01(Tue) 10時頃
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―掲示板前―
[三枚目の張り紙を、二枚目の隣にぴたりと寄り添わせて貼り付ける。 『オスカー』の転院と、『ヤニク』の転勤を示す張り紙だ。
ふ、と。二枚目の張り紙、ディーンの名前の横にある落書きを見れば、ひとつ苦笑して。 これは事実であってもそうでなくても、あまりにも哀れだ。そう考えれば、白衣の胸ポケットに入っていたペンでそれを塗りつぶす。 そうして、後で新しいのを貼り直そうか……そんな事を考えながら、院長室へと帰っていった]
(1) 2014/07/01(Tue) 10時半頃
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[少女の独白めいたもの>>81を聞けば、ふーん?と首を捻って。]
その召使いだって、誰かにとってのお姫様かもよ?
[絵本を見れば、王子様とお姫様。ふたりが幸せになるものが多いけれど。他の登場人物だって、幸せになれないわけはないんだから。ーーなんてメルヘンチックだなあと自分で苦笑いすることになるのだけれど。]
誰だってお姫様になっていいんだよ
……、それと、悔いは残さないようにね?
[お幸せに、と張り上げた声を聞いて、小さく告げる。不安げに自らの服を掴む手と相俟って、不安定な心は充分に伝わってしまったから。君が誰のお姫様かまだ分からないんだから、と続けて。
レティーシャの自室に付けば、背中の少女をゆっくりと地面に降ろす。もう大丈夫?と問いて、彼女の反応を待った。]
(2) 2014/07/01(Tue) 11時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/01(Tue) 11時半頃
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[『レティーシャ』、『クシャミ』。二人分の手紙を届ける為に院長室を後にする。 それをやはり扉の下から部屋に差し入れて、バレない内にとそこを後にした。
先に出したクシャミからの手紙は、既にあちらに届いた頃だろう。当の本人が転院するのだから、手紙なんて必要無くなってしまうかもしれないが。
――幼馴染みの彼と同じ病を患う女性は、この知らせをどういう気持ちで受け取るだろうか。自らを犠牲にしてでも、と言った彼女が、喜んでくれると良いのだけれど]
(3) 2014/07/01(Tue) 12時半頃
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―掲示板前―
…あら? [昨日に続き張り出された新たな知らせに思わず視線を向ける。 転院と「転勤」。連日に渡り人が居なくなるのだ。不思議な状況だ。転院の欄に書かれた名前には聞き覚えが無いが、転勤と記されたその名前には見覚えがあった。最も、お気に入りの医師の方ばかり気にしていた彼女にとっては些細な問題だったが。]
…ふぅん。 [複雑な気持ちで、彼女は掲示板のメモをぴらり と捲る。]
…ホモ?
[先日の転院者の告知にペンで追記された文字があった事を彼女は見逃さなかった。 ディーン という名前に顔は思い浮かばなかったけれど。この冗談めいた落書きなのか事実なのか解らない書き足しに彼女は、くす と目を細める]
…愛の形なんて、人それぞれよね。
[歪んだ形に見えても、本人がそれでいいならそれは純愛だ。 そんな事を考えると、白衣に身を包み顔を真っ赤に染め上げる人物の顔が脳裏に浮かんでは少し幸せそうな笑みを浮かべるのだった]
(4) 2014/07/01(Tue) 13時頃
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[カサリ、と言う音に振り返ってみると扉の前に手紙(>>3)が落ちてるのを見つける。恐らく誰かが入れたであろう事は理解出来たが真っ先に思い浮かんだのは朝顔とディーンに出した手紙だった]
ニハハ、もう返事が来たのかにゃー
[こんな早く返事を書くのはディーンくらいだろう。どんなお怒りの手紙なのかと開いてみると、そこには転院に関する事、病気が治る事が書いてある。目が治り、それのために別の病院に移る内容、それは過去に何度も医者に騙されてしてきた行為のそれと全く同じだった 笑うために上げていた口角は読むに連れ下がり、読んでいた手には力が加わり新品同様であった手紙に新たなシワを付けるが、そんな事を気にしてる場合では無かった]
……やっぱり、あんたも同じかよ
[失望したかのように吐き捨てると手に力が入ってる事を忘れ、院長室へと駆け出した。その途中、誰かが居たかもしれないが前と同様話す隙を与えず、その顔は怒りに満ちていただろう 誰かに構っている暇などなく、院長室に来ると今度はノックもせずに扉を開けて中へ入った。後ろ手で扉を閉めるが、大抵の患者は院長室に用は無いだろうからしばらくはキリシマと二人になるだろう]
(5) 2014/07/01(Tue) 13時半頃
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……院長、これはどういう事っすか
[敬語(のつもりだが、正しくは違う)が唯一まだ己を保ってる証であった。院長の机には数枚の写真が飾ってあり、娘の様な人で白い髪に幼い体を持っていた。それがキリシマの親友である事にクシャミは今後気付く事は無いだろう]
そうやって…あんたも救いたいとか言って、匙投げんだろ
[机に手紙を叩きつけると静かに言い放つ。『必ず治すよ』『気の持ちようだ』『大丈夫、僕に任せて』そう言ってきた医者はいくらでも居たが、過去に治らない事例があり、手に負えなくなったらこうしてたらい回しにしてきた]
俺は、あんたみたいな医者が大っっ嫌いなんだ。希望を与えるくらいなら、医者じゃなくても出来んだろ
[髪の奥からキリシマを睨みつけるが、相手には見えていないため効果は無いだろう。だが、何もせずに、何も言わずには居られなかった]
体の良い押し付けだ。その薬だって、保証は無いし俺の寿命が持つかわからないんだろ
(6) 2014/07/01(Tue) 13時半頃
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[呆れたような声色>>87に、何か言い返してやりたいのはやまやまだが。 今無駄に口を開けば、確実に床にぶちまける羽目になる。 そんな事態は是が非でも避けたいから結局黙るしかなくて。
反論の一言もしないでいたら、好き勝手な結論>>87を出されて眉を潜めた。 先程までの様子から比べれば随分と落ち着きを取り戻してしまったように聞こえる声色に、口惜しさを覚えて苛立つ。それがまた吐き気を呼んだ。
重たい瞼は少しだけいつもと違って、眠たげってよりは完全にげんなりしてる。 一歩一歩進む事にすらひどく気力を削がれていくし。 大してない筈のシンクまでの距離がやたらと長い。 支えられる事でその足取りを保っている癖に、何度拒否をしても献身さを押し付けてくる相手にも、それに頼るような自分にも、疎ましさを感じた。]
…も、ういい、ひとりでいい、 アンタの助けなんていらな、
っ…、!
(7) 2014/07/01(Tue) 14時頃
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[シンクの淵に両手をつくと、散々痛めた右手にはまるで力が入らなくて崩れかけた姿勢を肘で支えた。苛立って小さく舌打ちを落とす。 先程より強めに当てられた背中の手>>88を、今度こそ加減もなく叩き落として、医者の忠告とやらも、介護じみた行為も、傍らにいられる事も、全部に拒絶を示した。 伝えなかったのは自分なのに、伝わらないからいらないと突き放す自分勝手さを隠そうともしない。
無理に動けばそれまで堪えていた物が一気にせり上がって、たまらず顔を伏せた。 逆流する内容物が辿っていくあちこちが気持ちが悪い感覚にのまれて、流れ出る水が吸い込まれていく排水口に、胃液ばかりの吐瀉物を吐き出した。]
…ぅ゛…、っ、…ぇ゛、
[何度か苦しげに咳込んでから荒く息をつく。口の中が気持ち悪い。 満腹感は眠気を呼ぶから、極力食べないようにしてきた空っぽの胃袋は、、一度だけでは満足しなかったかのか、まだ吐き出す物を探すように痙攣をやめてくれない。 ひくつく胃がひっくり返りさえしそうな感覚に再び腰を屈めてえづいた。 残った物をうまく吐き出せずに呼吸ばかりが急いて苦しい。 視界まで反転しそうで、頭がぐらぐらする。視点が定まらない。
(8) 2014/07/01(Tue) 14時頃
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[彼>>6がくるのはいつも突然だ。……まあ、流石にノックもせずに来るとは思ってもいなかったけれど。
ぶつけられる言葉とその語気に、ひとつ首を傾ける。怒るその表情を観察する様に見て、けれどその時点では言葉をかけることはしなかった。その表情を見れば、ノックをしろなどと小言を言う気にもならないというものだ]
――どういうも何も、書いてある通りですよ。
[怒りを抑える様な口調に、此方も出来るだけ冷静な声音を返す]
貴方の病は僕が治します。 ……信用しては、もらませんか。
[信用が得られないとしても仕方ないとは思っている。これだけの時間をかけてしまったのだ。 けれどだからといって、それが悲しくないかと言われれば話は違う。 どうしてこんなにも心が通わないのか。そんな疑問すら湧くけれど。それすらきっと、彼ら奇病患者にとっては、健常者の傲慢に見えるに違いない]
(9) 2014/07/01(Tue) 15時頃
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今回は違います。僕が与えるのは希望だけじゃない。 貴方が今まで会ってきた医者がどうかはしりませんが、 僕は……自分の患者を見捨てたりはしない。
[睨み付ける様に此方を見る彼に、冷静な視線を返して。切々とした言葉を続ける。 理解してくれと、信じてくれと。言葉を尽くした所で、それが彼の心に届くことはあるのだろうか]
クシャミさん、少し、冷静になってください。 投薬を始めれば、すぐにその目も良くなりますから、
[……押し付け、なのだろうか。自分の行為は、彼らの望む所ではないのだろうか。 では、彼らはこのまま、理解されない病を患ったまま、朽ちていけばいいと?――そんなわけがないだろう]
落ち着いて、ください。
[冷静に、と。自らに言い聞かせる。その為か、すべり落ちた言葉はひやりと冷たかった。 突き放す様に感じられたかもしれない。実際の所はその真逆なのだということは、激高する彼には伝わらないだろうけれど]
(10) 2014/07/01(Tue) 15時頃
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……い、って、
[身体を支えるのもままならない様子に、その背を支えようと両手を伸ばし直しかけるけれど、強く叩き落とされて顔を顰めた。 助けはいらない>>7なんて、今更何を言うのか。一方的に要求だけしておいて、いざ叶わないとなったら用済みのように扱われるのは気に入らない。]
(……ガキか、)
[先にも思ったようなことを、思考の内で毒吐いて。 けれど余りに全身で拒絶を示されるものだから、シンクにもたれ掛かる身体から一歩退がって距離を取った。]
……要らないなら、僕はもう戻るけど。
[止めど無く溢れる水音と、それに混じる嗚咽の声に、見えない場所で目を細めて。 拗ねたように呟いた言葉は、きっと相手の望むことでもあっただろう。 そもそも、嫌がることを無理強いするつもりもなかった。6つも離れているとはいえ、けして子供という訳でもないのだから。]
何、やってるんだ、僕は。
[ここまで徹底的に拒絶されてしまえば、機嫌だって損ねる。相手の事は何も言えないくらいには、酷く子供じみた感情だってことも、理解はしている。 思い通りにいかずに駄々をこねる幼子のように、形ばかりは大人ぶった溜息を吐いて、もう一歩、足を退こうとして。]
(11) 2014/07/01(Tue) 17時半頃
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[けれど僅かに吐き出された胃の中身と、それでもまだ回復の兆しを見せない弟の様子>>8に、もう一度舌を打った。]
……っ、ああ、もう!
[何を吐き出すでもなく、詰まった喉を鳴らしてえづく背中に近付いて、肩を引く。 拒否されようと関係なんてない。そもそも反論すら飲み込まれた先の様子を思えば、ろくに抵抗もできない事は理解っている。 なかば自棄になったような気持ちで、その顎を掴んで引き寄せた。]
悪い、けど。 …我慢しろよ、
[薄く開いた口を更にこじ開けるように、ぐっと指を捻じ込ませる。 指の先に触れた、形を成さない吐瀉物の残る粘膜に顔を顰めて。 舌を押さえ付けながら奥へと進めて、狭い食道へと押し込んだ。]
……さっさと吐けよ。
[そのまま掴んだ顎をシンクへと下向かせて、行き場を失くして渦巻いているだろう腹の中の物の逃げ場を作る。 ぐ、と後頭部を抑えて、無抵抗の相手にとんだ暴力じみた事をしているとは思うけれど。そんなことも、自分と弟の間では今更だ。 異物を拒絶する生理反応で、押し上げられた胃液がこみ上げてきたなら、そのまま指を引くだろうけれど。]
(12) 2014/07/01(Tue) 17時半頃
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悔いなんて残らないよ。 人の幸せを壊したほうが後悔しちゃうかな、きっと。
[にへら、と何事もなかったように微笑むと、わたしはお妃様にはなりたくないんだなー、と戯けてみせる。 こんな気持ちは早く忘れて、ただ笑っていれば、誰も傷付かずに終わる。何事もなかったかのように。彼らに抱いた感情が何だったとしても、時間が解決してくれるはずだーー。そう信じていれば、まだ笑えるような気がした。
自室に送ってもらうと、素直にありがとう、とお礼を述べて。]
(13) 2014/07/01(Tue) 17時半頃
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なんだ、送り狼かと思ったんだけどなぁ……。
[悪戯っぽく彼をじっと見つめると、モヤモヤした気持ちを誤魔化すように、彼は狼と王子様ならどちらかな、なんて考える。 暗い気持ちに初対面の人を付き合わせるなんて申し訳ないし、恥ずかしい。これで少し場は和むだろうか。
様子から見てレティーシャの体調は良くなっていることが伺える。彼がこのまま部屋に留まるのであれば何か話をしようと考えるし、部屋を後にするようならば手をひらひらと振って見送るだろう。
ドアの下から差し入れられた封筒には物音で気付いてはいたが、どうせ、良い知らせなんかではないんだろうし、なにより面倒だから後で見ればいいや、なんて思って放置することにした。もしも、彼が気付くようであれば中身を覗くかもしれないが。]
(14) 2014/07/01(Tue) 17時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/01(Tue) 18時頃
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[信用するか否かの問いでクシャミは既にキリシマの胸ぐらを掴み、立ち上がらせて居た。右手は変に力を入れたせいで再出血をし、力など殆ど入っていなかったが持ち上げる事が出来たのはキリシマの足の力が大きいだろう]
…同じ台詞を、みんな言ってきた。医者なんか嘘つきばっかりだね
[あと少し頭を出せば頭突きになるくらいの近距離で、クシャミはそう吐き捨てたが何度も落ち着くように促すキリシマを見て苛立ちは更に増していた]
一発、殴らせてください。俺はあんたを信用出来ないし、その薬だって信じられない 俺の目は既に色を認識出来ないし、末期なのもわかってるし、明日には死んでるかもしれない。だからーー
[一発だ、と。キリシマからしたら理不尽に殴られる以外何物でも無いが、今までに言ってきた医者に裏切られ続けていきなり信用しろと言われるのも無理な話であり、ここがクシャミの妥協点だった]
(15) 2014/07/01(Tue) 18時頃
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病気については何も知らない。でも、もうすぐ死ぬ事だけはわかるんだ 俺は今あんたの髪の色も、写真の人の色も、窓の外の景色さえ、何色かわかんないんだよ。病気が進行して、末期な事くらい俺が一番よくわかってんだよ
[治らない事に対する苛立ちを医者にぶつけるのはお門違いだが、当たり所の無い子供のように今はただ、目の前の医者が理不尽にも憎くてたまらなかった。それでも、色を失ったクシャミの目からはキリシマが嘘をついているようには見えなかったが]
(16) 2014/07/01(Tue) 18時頃
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[暫く他愛もない会話をしていれば、不意に彼が立ち上がった。 きっと良くなるだろうから、先に転院して待っている。 そんな彼の言葉を聞けば、その時ばかりは元気良く返し、最後の此処での食事を自分と共にしてくれたことに感謝した、が。]
(……おいしゃさんも、いってしまうのか)
[この病院からまたひとり、一人と人が減っていく事実に眉を潜めてしまった。 独りになって自分はどうなるんだろう、と言う不安に駆られれば、突然ケチャップが塩辛く感じて。 喉の渇きを感じてしまい、オムライスに半分も手をつけずにそれは冷え切ってしまった]
(17) 2014/07/01(Tue) 19時頃
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[胸ぐらを掴まれても、特に抵抗せず。彼が自分を立たせようとするのならそれに従っただろう。 引き寄せられれば多少は困惑を見せただろうが、それだけだ。止めようともせずに、視線は彼にやったままにする。
嘘つき、という言葉には答えず。自分の態度が火に油を注いだのは薄っすらと理解したが、けれどどうすることも出来ない。 人の心には疎いものだから、何をどうしてもより怒らせてしまいそうだ]
[殴らせろと言われれば、少し目を見開いて。すぐに平静に戻り、淡々と言葉を降らす]
どうぞ。 それで貴方の気が済むのなら。
[それはまったくの本心だったけれど、彼の耳にはどう届いただろう。医者の戯言と、その場凌ぎだと思われなければ良いが。
ほんとうにそれで彼の気が済むのだろうか。ただ鬱積するだけではないのか。……そうは思ったけれど。 医者として、求められれば応えよう。メンタルケア、というやつだ]
(18) 2014/07/01(Tue) 19時半頃
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……、
[彼の症状が進んでいることは知っていた。知ったうえで、それには触れないようにとしてきたのだけど。 ただそれは、彼の不安を大きなものにしただけなのかもしれない。せめてきちりと話し合っていれば、このような状況は回避出来たのかもしれない。 とはいえ、今更言っても詮無いことだ]
……お好きなだけ、どうぞ。 けれど僕は、絶対に貴方を死なせたりはしない。 置き土産だなんて思われては困りますね。
[無理矢理口端を引き上げて、目を細める]
治ったら……そうですね。やり返させて下さい。
[挑発するように言葉を落とす。 感情を煽って生に縋り付かせるような真似は、得意では無いのだけれど。約束を交わせば、多少は彼も自分を信じてくれるのではないだろうか]
(19) 2014/07/01(Tue) 19時半頃
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ー食堂
[昨日、結局飲みそびれたミルクが恋しくなり彼女は食堂へと足を運ぶ。ミルクは良い。飲むと気分が落ち着くので彼女の好物だった。 かつかつ とその空間へ歩みを進めるといつか見知った少女>>17が、その虚を見つめるかのように視線を一点に寄せていた]
あら、この間のお姫様。 こんにちわ、お食事中だったかしら?
[彼女はなるべく笑顔を見せて挨拶する。最後に見せた顔は脂汗に塗れ歪んだ顔であったからだ。 話を投げかけられれば彼女は隣に座るだろう。食事の邪魔だと悟れば、ミルクのカップを持ち帰り、その優しさをゆっくり楽しむ事にするだろう]
(20) 2014/07/01(Tue) 23時半頃
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[冷静にも殴れという医者に少しばかり驚いたが、それで冷静になる事は出来ず、その頬を力いっぱい右の拳で殴った とは言え、元々力の入らない怪我している拳だったため頬自体にダメージは無かっただろうが壁に打ち付ける程度のダメージはあっただろう。その衝撃で己の拳から再出血した黒い液体を見て病気を再認識し、多少冷静になる]
…いーよ、約束だ。死んだら、あの世でも殴る
[直前まで目を逸らさずに真っ直ぐ自分の事を見てくれたその医者は、殴られた後でも目付きだけは変わらなかった]
なぁ…。治るんだよな、色だって見えて、長生き出来るんだよな…
[もう一度、胸ぐらを掴むと今度はキリシマの顔を見ることが出来ず、俯いてはいるがはっきりと声だけは出していた]
死ななくて良いんだよね…。お、俺…まだ……い…きて…
[徐々に自分の病気が治る事や、逃げていた死の恐怖から解放される実感が湧いてきて、目の前は歪み、声には嗚咽が混じっていたが、それでもまだ話そうとした。しかしそれはキリシマには言葉として認識出来るものでは無かっただろう]
(21) 2014/07/02(Wed) 00時頃
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……!っろーずまりぃ、っ
[暫くスプーンでオムライスをつつきながらぼうっとしていたが、不意にかけられた声に顔を向ければ、それはあの時の彼女>>20 思わずがたっと立ち上がって彼女に少し歩み寄れば、少女にしては珍しく畳み掛けるように話し始める]
もうからだはだいじょうぶなのかっ、つらいところはどこもないのかっ、でめてるは、でめてるはおまえがっ
[いなくなってしまうかもしれなくて、までは言えなかった。あの時の気持ちがまた溢れて、涙がじんわりとにじむ。飄々と笑う彼女が少し憎らしいくらいだ。
(でめてるはこんなにしんぱいしていたというのに!)
ーそれでも、彼女が元気なら。]
…よかった。
[彼女に抱きつき、それを喜んだ。]
(22) 2014/07/02(Wed) 00時頃
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[自分の声を耳にするなりからん とそのスプーンを投げ捨ててこちらに振り返る>>22少女の、機関銃の様な言葉は途中で切れて。どんな言葉が続くのか、それは彼女の想像に容易だった。 そして飛びついてきたその小さな体を受け止めると、先程の挑発的なまでの態度は何処へやら。その背中をぎゅう と抱きしめ、その後頭部を撫でた]
…ごめん、ね? デメテル?私は此処に居るわよ?
[自分を蝕む奇怪な病、こんな病など今日明日に治る筈が無い。あおいとり ではないが、宛ら自分は「籠の鳥」か。自嘲的な意味も含め、彼女は声を綴る]
―そう、居るわよ…? ずっと、デメテルの、傍に。
[この時間が永遠に続く。それならばそれで良い。 そう思いつつ、その柔らかな髪の感触を慈しむのだった]
(23) 2014/07/02(Wed) 03時頃
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[振り払って強制的に退かせた腕が落ちて、背中から他人の体温が失せたのだけは確りと、頭の端っこで認識する。 その後に続いた幾つかの独白めいた台詞>>11は、辛うじて耳に届くもののその意味を考える事も、それに対してどう思うのかも、ましてや反応をする余裕なんてものは今はもてない。
喉と内臓が執拗に上下するのに抗うことも出来ずに、 こみ上がる嘔吐感とそれなのに吐けない不快感にただ耐える。
引き寄せられて無理やりあげられた顔に表情が歪む。 これも何かの世話焼き行動の一種なのだろうけど、 流石に遠慮してくれよと思わなくもない。
今度はもう顎を掴む手を振り払う体力を使う事も億劫になってて、離せよと言わんばかりの視線を向けるにとどまる。]
(24) 2014/07/02(Wed) 04時半頃
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――…や、め、っ、
[悪い、なんて言葉>>12に、何をする気なのかと怪訝げに一瞬眉を潜めたけど、次の瞬間口の中に捻じ込まれた指先に思わず顔を顰める。 無遠慮に奥へと進む指の動きには物理的にも心理的にも嫌悪感しか湧かない。 身動ぎながら上体を引こうとするけど、掴まれた顎が幾らか痛むだけ。 指を引っ込めでもしてくれないかと、せめて僅かにでも侵入を防ごうと、歯先に触れるそれを、ぐ、と噛んだ時。喉の奥がむず痒いような感覚と、変に堰き止められてた胃液が、こじ開けられた食道から這い上がる感覚とで胸元が不快感でぐるぐるする。]
…ぅぇ゛ぇっ、ぇ゛…、〜〜ッげほ、…っ、
[頭を押さえつけられて半ばシンクにへばり付くみたいな姿勢になったけど、最早いっそ有難い。縁に腹を圧迫されて残った内容物も全部押し出される。 呼吸をする間や咳込む間を邪魔するように、何度かに分けて逆流してくる胃液を、遠慮なく吐き出した。
漸く胃の痙攣が収まると今度は容赦なく出てくる咳に背を揺らした後、途切れ途切れの荒い呼吸を漏らす。 さっきからジャアジャアと音を立て続ける水流に紛れて、吐き出した吐瀉物が消えてくのがぼんやりとした視界に映った。]
(25) 2014/07/02(Wed) 04時半頃
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――ッ、
[左頬に感じた衝撃に踏ん張りきれず、そのまま蹌踉めく様に体制を崩す。 殴られた頬をそっと摩り、けれどもその痛みがそれほどでもないと気付けば、ちらと彼の拳を見た。赤く腫れ血を流すそこを見て、わざわざ傷ついた方の手でしなくてもいいだろうに、と。深く息を吐く。後で治療してやらないければ]
[ぽつぽつと吐き出される弱音に目を伏せて。俯き言葉だけを吐き出す彼が、もしかしたら泣いているのではないかと、そう思ったけれど、どうすることも出来なかった。 慰めの言葉をかけるのも、その肩を抱いて宥めるのも、どちらも違う気がして。結局馬鹿みたいに立ち尽くして、その震える肩を見つめる。
やがて声に嗚咽が混じってくれば、困った様に眉を寄せた。患者に泣かれるのは、いかなる理由であっても苦手だ]
(26) 2014/07/02(Wed) 08時半頃
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……死にませんよ。
[ひとつ、言葉を落とす。 彼にも、他の患者にも。何度も繰り返してきた言葉だ。……そして、一度も受け入れられたことの無かった言葉だ。 今なら伝わるのだろうか、と。掴まれた胸ぐらはそのままに、そっと彼の頭を撫でた]
――貴方は治るんです。 私が治します、から。
[震える声が彼に届くかも分からないけれど。ひたすら言葉を尽くして、彼が泣き止むのを待った]
(27) 2014/07/02(Wed) 08時半頃
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[しばらくキリシマの胸ぐらを掴んだままだったが、落ち着くと手を離し、静かにその場から離れた]
…殴ってごめん
[理不尽な事くらい知っていたが、動かずには居られなかった。右手に鈍い痛みは残っているが放っておけば治るだろう。もし前髪が無く目がキリシマにも見えていたら赤く腫れ上がっていただろうが、見えないのなら問題はなかった そのままフラフラと院長室を立ち去ろうとするが、扉の前で立ち止まり振り返ってはキリシマを見て視線を泳がせ、頬を人差し指で掻いた。キリシマから見ればそれはわけのわからない仕草だっただろう]
あり…が、と。その……
[照れ臭そうに言うが殴った相手にお礼を言うのもどうかしている、と言う考えが結局スムーズに言葉を出させてはくれなかった]
……キリシマ先生
[聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟くと逃げるように院長室を後にした。言葉を数回交わしたかもしれないが、そんな事は覚えていなかった。部屋を出たクシャミは耳まで赤く、鏡を見ていなくても色がわからなくてもそれは自分でもわかるくらいだった]
(28) 2014/07/02(Wed) 10時半頃
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[文句を言いたげ視線>>24には気付かないふりをして。退がろうとする身体は、なかば無理やり引きとどめた。自分から離れたいのは結構だけれど、今それをされたらかなわない。]
ッ痛、……っこの、
[押し開けていた口の中、指の付け根の辺りに鋭く食い込む痛み>>25に、思わず声を上げた。 僕だって好きでやってる訳でもない。相手が聞いたらまた激昂されそうな言葉を喉の奥にとどめて、短い悪態だけを吐いて。
僅かな抵抗にそのまま退がるのも癪で、あえてさらに奥へと、噛まれた指を突き入れる。 奥から込み上げるものに気付けば、今度こそその指は引き抜かれたけれど。]
………、っ、
[揺れる後頭部を押さえながら、水流に落ちて排水口へと飲み込まれてゆく吐瀉物を、無感動に眺めた。 激しく咳込む声に伸ばそうとした手は、触れる寸前で握り込んで止める。 何か、自分も知らない何かが、弟の腹から吐き出されるのではないか、と。そんな期待は、結局わけのわからない妄想に過ぎなかったかもしれない。]
…当然だ。
[むしろその思考こそが異常だと、自嘲するように呟いて。 シンクからは目を逸らして、胃の内容物を吐き出して震える背中を、ぼんやりと見詰め続けた。]
(29) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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[酷く激しく噎せ込む音に、はっと我に帰る。 思い出したように、今度は背に手を当てて、適当に上下させた。
何もかも飲み込んでしまったシンクに目を戻して、水を吐き出し続ける蛇口へと、手を伸ばして捻る。 ぎゅっと閉まった音を最後に、再びしんと静まり返った部屋の中、不規則な呼吸の音を聞きながら。]
……落ち着いたか、?
[しばらく言葉を探して、ようやく出した気遣いの言葉は、ずいぶんと白々しく響いた。 鈍い痛みを残した指を白衣でぞんざいに拭ってから、ハンカチを取り出す。]
(順序が、逆だ)
[手にしたハンカチに目を落としながら、そんな事をぼんやり思って。先からの流れに、自分の気持ちだってまだ落ち着いていないのだと、そこでようやく知る。]
…順序が成ってないのは、こっちもだ。
[シンクにもたれかかる弟の目の前にそれを突き出しながら、無感情にひとつ呟いた。先は本気で殺そうとすらしていた相手の介抱をする自分が、ひどく惨めに思えた。 それも、震える弟の背を見れば、それなりには慰められたのだけれど。]
(30) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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………可哀想に。
[思わず口に出た言葉は、哀れみでも同情でもない。ただ、それを有難いと思った。 ――原因不明の奇病に振り回される弟の存在こそが、自分の支えなのだから。 指に残る歯の痕を目を遣りながら、薄く嘆息した。]
(31) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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なーに、狼になってほしかった?
[あえて明るく振舞おうとする彼女>>14に合わせて、意地悪く笑う。レティーシャがそれでいいと言うのなら、自分が踏み込む問題ではないだろう。
顔を覗けば随分と顔色が良くなっていることに気付いて。お酒はほどほどにね、と頭をぽんぽん撫でた。]
……ん?あれ、なに?
[扉の下からはみ出ている封筒に気付いて、少女に尋ねる。手紙なんてずっと貰ってないなあ、なんてぼんやり考えながら。 中身が気にならないと言えば嘘になるが、プライベートなことだろうし、ひとりで見たいと言うならばこの場から立ち去るだろう。]
(32) 2014/07/02(Wed) 16時頃
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[自室に向かっていたクシャミだが、階段を登ろうとした所で自身の空腹さに気付いてUターンをする]
…ここでのご飯最後になるかもだよね
[なら、部屋に篭るのは辞めよう。せめて少しの人でも会って自慢ではないが転院出来て生きれるかもしれない希望を話そう。そう考えて食堂へ足を向けた]
ニッハハ。ニハハハ
[ポケットに入れたままの髪飾り。外を見てみれば灰色の空と目によろしくない色の葉。これに色が付いたら、と想像すると笑わずには居られなかった]
治ったらディンさんに自慢しに行きたいなー。僕だって生きられるんだって。あの人、今何してるんだろ
[ふと、一悶着あった彼を思い出す。笑わず、人を見下したように見ていた彼の笑顔が見てみたい。物の大きさに恐怖したり、椅子に座るだけで怖がってしまう彼女が今どんな生活をしてるのか]
…想像しただけでも楽しみだにゃー
[転院する先に彼等は居るだろうか。ここを離れるのは寂しいが、その先にあるものを想像出来る喜びを今はただ味わいたかった]
(33) 2014/07/02(Wed) 16時半頃
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そーやって子供扱いするーっ!
[両頬を膨らませて子供のように文句を言えば、扉の下に挟まる封筒を拾いあげて差出人を確認する。差出人がこの間話した医者>>3だと分かれば、手紙をドアの下から差し入れるってどうなの?と首を捻りながら封筒の端を綺麗に破り中身を取り出し、目を通す。]
(ーー転院?)
[病気の治療法が見つかった、という知らせに思わず眉を寄せる。治らないと言われていた病気の治療法が見つかったとしても、完全に治るとは限らない。そもそも治療を始めるまでに生きているかだって分からないのに。もちろん、嬉しくないといえば嘘になる。ただ、こうして病気の治療法が見つかる一方で未だに死を待つだけの人も居るだろう。目の前の彼>>32もそうかもしれない。 そんな相手にこの手紙の内容を明かすのも、無理して喜んでもらうのは酷だし、なにより身勝手だ。]
(34) 2014/07/02(Wed) 18時頃
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んー、大した内容じゃなかった。
[いつもの検査報告だった、と表情を変えずに伝えると手紙を破って捨ててしまおうか、そうすれば誰の目につくこともないだろう。…流石に破くのは手紙を書いた医師に失礼だろうか。 そんな葛藤の末に手紙をテーブルに置いて、手早く紙飛行機を折りはじめた。]
……できたーっ!
[ものの数十秒で出来上がった紙飛行機は決して綺麗でも格好良くもなかったけれど、満足そうにレティーシャは頷いた。飛べば見た目なんて関係ないよ、と豪語しながら不恰好な紙飛行機を眺めた。
それから病室の窓を大きく開く。窓からは中庭の色鮮やかな紫陽花が見えて、ふ、とマリーの部屋にわたしの紫陽花を忘れて来ちゃったなと思い出す。ーーその子達も一緒にお部屋に飾って大事にしてくれるといいな、と考えると目を細めて。
手紙で出来た紙飛行機を紫陽花の方面へ向かって飛ばすと、着地するのを確認せずに窓を閉めた。]
(35) 2014/07/02(Wed) 18時頃
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少し、ひとりにしてくれるかな。
[彼から目線を逸らし呟くと、ふにゃり、と笑みを浮かべて。疲れちゃったみたい、と穏やかに続けてベットに腰掛ける。 廊下で見た男女のやりとりに、手紙のこと、1度ゆっくりと頭の中を整理したい、そんな気持ちを悟られないように目を伏せた。]
(36) 2014/07/02(Wed) 18時頃
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…っは、…、
[荒い吐息を小刻みに零して呼吸の調子が戻るのを待つ。
散々ごねて、結局吐き出したのはただの汚い胃の中身だ。
喉をゆると擦ってみたけど、胃液の通った後のひりつく感じは拭えるわけもなくて、仕方ないからむかむかする胸の辺りを数度叩いて、口の中に残った気持ち悪い後味をべって吐き捨てた。
払い落した筈の手は再び背中に当てられていて、上下するその動きが子供をあやすようにも思えて、惨めさがじわりと募った。
途絶えた水音が室内に妙な寂寞感をもたらす中で、自分の呼吸音がいやに耳についた。
なんかごちゃごちゃ言ってんなあ、なんて適当に考えながら、一度閉められた蛇口のノブを捻ろうとして。それを回す力すらうまく入らないことに舌打ちを零す。再度力を篭めて何とか水を出すと、腰を深く屈めて流れ出したそれを適当に口に含む。
口内を濯いだ水を吐いて捨てると、横から突き出されたハンカチ>>30を雑な動きで受け取ろうとして。]
(37) 2014/07/02(Wed) 18時半頃
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[――"可哀想に"
その一言に、ぴたりと動きを止めた。
のろり、と気怠い動作で顔を上げて、相手を見た。 元から大凡健康的とは言えない肌がすっかり色を失ってる。]
…ふざけんなよ、 どこまで俺を見下せば気が済むんだよ…、
[向けられたその言葉>>31に、沸き上がった怒りで語尾が無様に震える。 自分がどんな表情をしてるのかもいまいち分からない。
未だに残る倦怠感を振り切って、俯せていた上体を起こすと、相手の首元を掴みに腕を伸ばした。
勢いなんてなくて、ひどく緩慢な動作にはなったけど。]
(38) 2014/07/02(Wed) 18時半頃
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[黙々と後始末をする弟の様子>>37を、惰性で背を摩りながら眺めた。 今度は振り払われなかったのは、いい加減に観念したのだろうかと。子供じみた我慢比べの勝者になったようなつもりになりながら。
差し出したハンカチを受け取ろうとして、けれどその直前で止まった弟の手に目を遣る。 ゆっくりと向けられた顔>>38は、未だ蒼白なままで。表情を無くしていた顔を、痛ましげに歪めてみせながら、震える声を聞いた。 マスクの下で歪みかける口角を、きゅっと引き結ぶ。]
……ふざけても、見下しても、いない。 だって――そうだろう、
[治療法の見つかっていない奇病なんて患って。 やり場のない感情を持て余して、自分に向けて爪を立てて。 死にたいとすら思うまでに、追い詰められて。 けれどそれさえも果たされなくて。
自分の先の発言を裏付ける言葉は、次から次へと浮かんだけれど。 さすがに口にするのは憚られて、ただ一言。]
(39) 2014/07/02(Wed) 19時半頃
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――、…僕が守ってやるから。
[幼少の頃から繰り返してきた言葉は、紛れもない本心だ。 それが、どんな感情に由来するものであっても。歳を経るごとに歪んで、変わり果ててしまったとしても。]
(…どこでこうなってしまったのか、なんて)
[思わない訳では、ない。ないのだけれど。 感傷だとか自嘲だとか、そんな感情よりも勝る"何か"が存在するだけだ。 ――そして今の自分には、それが無ければならない。
起こされた身体に眉を上げて、けれど身を引くことはせずに。 常に比べて随分と覇気なく伸ばされる腕を、伏せかけた瞳でひたと見つめた。]
(40) 2014/07/02(Wed) 19時半頃
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[暫く頭を撫でられていれば、落ち着きを見せたのかそっと顔を上げて。 そういえば、彼女はカップを持って此処にやってきていた>>23。と思い出せば、]
……なにか、たべにきたのか?
[ゆるり、と首を傾げつつローズマリーを見上げながら問いかけて]
(41) 2014/07/02(Wed) 20時頃
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[伸ばした腕に身動きもせず、逃れる意志の見えない兄の様子>>40には、余計に苛立ちを煽られる。 重い動きの割に随分と呆気なく掴めた喉元に当たる指先に、ゆっくりと力を篭めた。まだ少し、乱れた呼吸の余韻で手が震えるけど。
そうやって受け入れる振りをして。献身的な振りをして。 同情と保護を盾に自己保身の道具に使われている事くらい。 気付いていないとでも思っているのか。僕だってそんなに馬鹿じゃない。
例えその中に純粋な献身があったとしても、それを汲み取ってやれるほどの余裕もないし、兄に対する解釈はもうすっかり捻くれて凝り固まってる。]
それが見下してるって言うんだよ…!
[こんな行為ですら、受け入れようとでもするような相手が存在することに、何処までも甘えて安堵を得てきたことは事実ではある。分かってる。それを望んですらいる。でもそれじゃあ、劣等感に苛まれて自分を保っていられない。
複雑に捩れた感情は混在しすぎていてどれを優先すべきなのか、自分でも分からないから。今抱いた目先の苛立ちに身を任せた。]
"可哀想な弟"がいなきゃ、 自分が立ってられないだけのくせに…っ、
(42) 2014/07/02(Wed) 21時半頃
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(検査報告、ねえ)
[無邪気な様子で手紙で飛行機を作っている少女>>35を眺めながら、ゆるりと考える。封筒をちらりと伺えば、宛名がキリシマ院長だったことに気付いて。ただの検査報告ならば、こんな風に彼から手紙が送られることなどないだろう。 表情を変えずに読み終えた彼女からは、それが悪い内容なのか、良い内容なのか。自分には、分からなかったけれど。
紙飛行機を飛ばし、ベットに腰掛ける一連の動きはそのままぼんやりと眺めて。 掛けられた言葉には、そっか、と軽く応える。 不意に、目を伏せたレティーシャへ近付いて、しゃがみ込んで目線を合わせれば。]
会えてよかったよ、レティーシャ
[手紙の内容は、やはり分からないけれど、近いお別れを、何と無く悟って。くしゃりと笑って、でこぴんを一つくれてやった。 優しい彼女は、色んなことに悩んでしまいそうだけれど。そんな思考を吹き飛ばす、おまじないなのだ。彼女からしたら、また子供扱いをされたように思ってしまうかもしれないけれど。
徐に立ち上がれば、そのまま扉の方へと向かう。呼び止める声がなければ、そのまま部屋を後にするだろう。]
(43) 2014/07/02(Wed) 22時頃
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[食堂に足を向けていたクシャミだが、途中ある玄関でふと足が止まった。色んな人がここから出て行ったが、それをただ見送るだけで自分が出る事が出来なかった。その境界を自分があと少しで跨ぐ事があるのか、と考えると心躍らずには居られなかった]
…院長が言う事が本当なら、なんだけどね
[どちらにせよここから出れるという事実は有難かった。ついこの間までごく普通の年相応の生活をしていたのに寿命を宣告されてここに軟禁状態となっていたが、親は心配しただろうか]
そういえば…。朝顔ちゃんはお姉ちゃんにも会えなかったんだよね
[自分の家族にすら会う事が出来なかった事。ここに来る時の事は覚えていないが親はどういう反応だっただろうか、それはクシャミにはわからない事だった]
未来の事考えるって楽しいな…なんちゃって。ニハハハ
(44) 2014/07/02(Wed) 22時半頃
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[喉に当てられた手のひら>>42は、まるで先の自分の行動の反復のようだと思った。 じわじわと力を込められて、それに比例するようにぐっと眉を寄せる。]
………っ、
[そのまま力を入れ切って骨をへし折るのは、きっと無理だろうと、そう高を括ってはいるけれど。だから、振り払いもしないけれど。 それでも他人に急所を晒して触れられるのは、ひどく居心地が悪い。 目の前の弟はどうしてそれを自分に許せたのかと、思考を飛ばしかけて。 荒い語調のまま、尚も言い募られる言葉にすぐに引き戻される。]
理解できないなら、それでもいい。 けれど――…、
[それならばこれ以上話すことはない、と。 話の通じない子供を宥めるように、わざと呆れ混じりで吐き出した言葉は、最後まで言い切ることはできなかった。]
(45) 2014/07/02(Wed) 22時半頃
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……ッ、もう一度、言ってみろよ。
[その後に続けられた言葉に、冷静ぶっていた頭にかっと血が上る。 耳が熱くなるのも自覚はしたけれど、そんなことに裂けるような思考の余裕なんて、一気に吹き飛ばされた。
もう一度なんて聞きたくない。よりにもよってその対象から、事実を突きつけられたくなんてない。]
立ってられない?…僕が? ひとりで居られないのはおまえだろ…!?
[伏せていた目を見開いて、目線より下にある弟の胸倉を掴み上げる。 まともに取り合ってはいけないと、理解っている。理解っていても、そうせずにはいられない。
掴んだ手に力を込めて、未だ健康とは言い難い身体を、衝動のままに押し遣って。 大した抵抗がなければ、自分よりも小さい子供の身体をシンクへと叩きつけるのは容易だっただろう。]
(46) 2014/07/02(Wed) 22時半頃
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ーーネル、またね!
[向けられた背中に、明るい声色で述べると手をひらひらと振った。彼に心の内を見透かされているように思えて、敵わないなぁ、と素直に思う。 折角出会えたのに、明日から会えないのはなんだか寂しくて仕方が無くて。ーーいつか、彼の病気の治療法が見つかって再会出来たらいいのに。そうしたら、彼の絵本を読ませてもらって、色んなお話をして、もっと仲良くなれるだろう。そんな未来がきっと訪れると信じて、「さよなら」ではなくて、「またね」と言ったのだけど、彼には伝わるだろうか。
ーーそれでも人との別れは寂しいもので、涙がこぼれそうになるのを静かに耐えながら扉が閉じるのを待って。]
ありがとう、
[扉が閉まりきったあと、彼に聞こえもしないお礼を言えば、堪えていた涙が次々と頬を伝い落ちた。]
(47) 2014/07/02(Wed) 22時半頃
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[紙コップの中味に興味を示す>>41少女に問われれば、ぐぅ と腹の虫が嘶きひとつ。目の前の食べかけのオムライスを見ては空腹が刺激されてしまったか。彼女は椅子を引き、少女の隣に座る。]
そうね、ご飯はちゃんと食べなきゃねっ。 本当はミルクを飲みに来たのだけれど…何だかお腹が減ったから私も食べるわ。 [そう言うと、紙コップの中のミルクをちび、と口に運んでは 好きなの。子供みたいよね?と少し戯けて笑って見せる。それが少女にとって残酷な行為だと言うことは知る由もなく。]
(48) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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[暫く頭の中を整理していると、涙はいつの間にかとまっていて。未だに濡れている頬の涙を両手で拭い取る。 ーー悔いの残らないように、と先程まで一緒にいた青年の言葉を思い出す。ちらり、と壁掛け時計を見ると、思いの外この場所を去るまでの時間がそこまで長くないことを思い知らされて。]
(なにか、やり残したこと……。)
[真っ先に頭に浮かんだのは、最近この病院で出会った人達で。ここで出会った人の顔を見ておきたいな、と考える。明日から会えなくなるし、最後にそんな思い出を作りたい。もちろん、転院することは告げずにだが。 なんて身勝手で我儘なんだろうと自分でも呆れてしまうけれど、どうしてもこのまま誰にも合わないで転院するのは寂しくて。 もしも転院したことを知られたら嫌な奴だと思われたり、失望されるかもしれないけれど。それならそれで受け入れるだろう。 ゆっくりと立ち上がり、いつものように鏡を覗き込む。涙を拭き残していないかを確認して、髪を簡単に整えると部屋を後にした。]
(49) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[骨なんかよりは随分柔らかいその部分に指先を食い込ませるのはそう難しくなくて、徐々にかける力を重ねていく。
掌に触れる喉が、呼吸の度、言葉を紡ぐ度に動いて、 今握り緊めているそれが人形やなんかの物ではないと実感させられるのは、少し気持ち悪くて、僅かにだけ眉間に皺を寄せた。
反論できるもんなら、してみろよ。誤魔化させなんてしない。 そんな意図をもって睨みつけるような視線を向ける。
常の調子のような、言い聞かせるような、そんな語調>>45にはぴくりと片眉をあげたけど。そんなの無かったかのように崩れた冷静さに、双眸を細める。
別に何度言ってやったって構わない。
開きかけた口は胸倉を掴む動きに阻害されて、再度先の言葉を口にするタイミングを失ったから、一度唇を引き結んだ。]
(50) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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い゛ッ…、
…っ、の、やろ…、 図星だからキレてんだろ!?いい加減認めろよ!
[叩きつけられた衝撃を受けた背に痛みが走って、苦痛に顔を歪めた。 それでも相手の首を掴んだ手は離す気もなく、変わらずの力を篭めたまま。
またそうやって俺に惨めさを押し付けるのかよ。 押し付けられたシンクの硬い表面にずきずきと背骨が痛む。
苛立たしげに声を上げて、むかつく相手の顔面でも殴ってやろうかと空いた右手を握ろうとして骨が痛む。ああ、くそ。苛々する。何もかも、思い通りにいかない。 代わりとばかりに相手の腹部にむかって膝を蹴り上げた。 うまく発散できない苛立ちや言葉を、こうやって暴力に換算してるのは、相手にはもうとっくに知れたことなんだろうけど。]
(51) 2014/07/03(Thu) 00時頃
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[取り敢えず1Fを彷徨いてみよう、と歩みを進めていると病院の出入り口付近に見覚えのある猫耳を見付けて。一瞬、マリーのことが脳裏に過ったけれど、最後に話すだけなら許してくれるよね、なんて考えて。]
ーークシャちゃん。 ここで、何してるの?
[近くまで歩き、声を掛ける。ほんの少し声が上ずったのを誤魔化すように笑みを浮かべる。彼が人と話したくないようならばこの場を立ち去ろう、と密かに心に決め、相手の反応を待った。]
(……拒絶、されなければいいけれど。)
[彼に心の中を悟られないように、あくまでいつも通りを演じたつもりだが、気付かれていないだろうか。ただ、それだけが気掛かりだった。]
(52) 2014/07/03(Thu) 01時頃
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[彼女の紙コップの中身を飲み、嬉しそうに微笑む姿>>48。いつも大人びている彼女とはまた違う、無邪気な表情。 きっとあの中に入っているのはミルクだろうな、と思いながら。]
…ああ、でもあいらしいとおもうぞ
[昔は自分も良く飲んだな、なんて思いながら。もう飲めないんだろうか、なんて少しの不安を心に滲ませて、小さく笑って見せた。 何かを飲む、と言うのは彼女達にとってごく当たり前の行為であり、いつもそれを敏感なくらいに気遣うネルをふと脳裏に思い出しながら、そっと悲しさと焦りは胸にしまった。]
でめてるは、ここでまってるから いっしょに、たべよう
[すとん、と椅子に座りながら投げ出したスプーンを手繰り寄せつつ、彼女に告げた。冷え切ったオムライスもそれはそれで美味しいかもしれない]
(53) 2014/07/03(Thu) 01時頃
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[突然かけられた声に特に驚く様子も無く、近付いてくるのが前々からわかってたかの様に振り返ると、色が見えていた頃とは違いそこには白と黒だけで表された少女(>>52)が立っていた 色が見えていた頃はもっと綺麗だった。色が戻れば、きっとその頃よりも…と考えた所で嬉しく、そして今が悲しくなった]
レティやっほー。ニハハ、どしたの?散歩?
[玄関の扉をずっと眺めてる自分を疑問に思ったのだろうか、それとも単純に居たから声を掛けたのだろうか、と的外れな考えをしながらレティに質問を交わしてみる。そんな事より自分は何故?という質問も予測したようで]
ーー僕ね、病気が治るらしいんだ。それでもうすぐ転院する事になっててさ。…死ななくて良いんだって
(54) 2014/07/03(Thu) 01時半頃
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[急にこんな話をされても困るだろうが、病気の事を知ってるレティーシャだからこそ話せる事もあった。もう助からないと思っていたのに、生きる道が見つかった喜びを誰よりも聞いてほしかった。それがワガママだと知っていてもレティーシャがそれで生きる希望になれば、と]
ニハハハ、レティの髪がどんな色なのかちゃんと見れるの楽しみだにゃー。なんちゃって
[また軽くニハハと笑うクシャミはレティーシャが気にしているそれをすっかり忘れているようだった]
(55) 2014/07/03(Thu) 01時半頃
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んーと、そんな感じかな。
[今日はお天気が良いからね、と取って付けたような理由を続ける。急に、ここで何しているの?なんて変だっただろうか、と今更不安になりながらも、彼>>54と話せたことを心から嬉しく思った。]
ーーえ、ほんとうに? クシャちゃんの目、治るんだね……良かった……。
[嬉しそうに話す彼に、喜びとほんの少しの寂しさの混じった感情を抱く。彼の病気が治ったのはすごく嬉しいのに、一緒の転院先になれるとは限らないし、もし同じ場所に行けたとしても彼にはマリーが居るのだと思うと、素直に喜べなくて。わたしはなんて嫌な奴なんだろう、彼が本当に大切ならば心から祝ってあげなければいけないのに、と自己嫌悪する。]
わたしの髪より、もっと先に見なくちゃいけないものがあるでしょ?
[冗談言わないの、と笑いながら返すと、彼の顔を記憶に焼き付けるように見つめて。転院する彼に対してマリーの病気は治るだろうか、と考える。離れ離ればきっと寂しいはずだ。だからといって、何をしてあけられるわけではないのだけれど。]
(56) 2014/07/03(Thu) 01時半頃
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ッ……、
[ぎりぎりと容赦なく締め上げてくる手>>50に、忌々しげに顔を顰めた。 ぐっと口端を歪めながら、緩く首を振る。そんなことでこの手が離れる訳がないとは、理解っていたけれど。
睨め上げてくる目線をそのまま受け止めて、睨み返す。ここで逸らしたら負けのような気がして。 ――弟相手にいったい何を張り合っているのか。そんな理性的な声は、とうに何処かへ行ってしまった。]
…っンの、…、 調子に乗るなよ…っ、
[胸倉を掴んだ手を力任せに押し付けながら、尚も緩まない手の力>>51に、自然と掠れた声で毒吐く。 気道とともに言葉まで圧迫してくるその手首を、空いた左手で掴んで爪を立てた。あわよくば今度こそは引き剥がそうと思うけれど、無意識で加減される手の力は、それには至らなかったかもしれない。]
(57) 2014/07/03(Thu) 02時頃
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ッぐ、!、――……っは、くそ、 おまえだって一緒じゃないか、!
[腹に叩き込まれた膝に、口内に留まった空気を一気に吐き出して。抑制された呼吸の中、幾度か噎せ込む。
――図星をつかれてキレている、と。 ――それならおまえは何だ。
言葉で敵わない時はいつだって暴力に逃げるんだろ、と。吐き捨てた言葉は、あまりに説得力に欠けた。 柄にもなく荒げた声のせいか、喉を詰める手のひらのせいか。思うようにならない現状に舌を打つ。 その手を引き剥がそうとするのは諦めて、離した手を一度握りかけて。結局それは弟に向けられることなく、代わりに同じく、その喉を掴んだ。]
(58) 2014/07/03(Thu) 02時頃
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――そうだよ、 おまえは昔からずっと、僕よりずっと!…可哀想だった。
可哀想なものを可哀想だって言って、何が悪い…!
[包帯の上から爪を立てながら、その動作が弟の反復だと思い至ることはない。 そこまで吐き出してしまえば、ぐ、と表情を歪めて目を伏せた。ぎりりと奥歯を噛みながら、震えた息を吐き出す。]
………、僕より哀れで。 僕より劣っていて、僕より愛されない、 そんなおまえを、愛してるんだから。
[ひゅ、と音を鳴らした喉から吐き捨てるその感情は、正しい意味のそれでもなければ、きっと肉親に向ける親愛のそれでもない。 呼吸を制限する手のひらに甘えて、途切れがちの声で呟いて。 胸倉を掴み上げていた手は自然と緩んで、代わりに乱れた襟口を、ぐしゃりと握った。]
(59) 2014/07/03(Thu) 02時頃
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[良かった、と言ってくれるレティーシャ(>>56)に心底嬉しそうに笑うがレティーシャの髪より先に見なければいけない物と言う問いには本気で考えた]
…んー?んんん、レティの髪より先に見なきゃいけないもの?んーっと…ディンさんの髪の色とか、あの服どうなってんだろうとか、朝顔ちゃんの黒っぽい浴衣は何だったんだろうとか…あとは飴?
[本気で考えた上でもマリーの名前は出てくる事も無く、キョトンとしたようにレティーシャを見ると、特に無いよ?と首を傾げた]
(60) 2014/07/03(Thu) 02時頃
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え、ええ……っ?
[彼>>60の口からマリーの名前が出なくて、思わず情けない声をあげた。気を遣われているのか、それとも本気で忘れているのか、と困惑しながら、まさか想い人を忘れるわけはないだろうし、と考えて。それでも答えが見えなくて直ぐに諦めた。]
ーーほら、マリーさんは? こ、恋人なんだから忘れちゃ駄目だよ……?
[目を逸らし、言い辛そうに述べると彼と同じように首を傾げた。]
あれ……? えと、ほら、廊下に2人で……ねぇ?
[彼と自分の思考に溝を感じて、説明するように続けるけれど、廊下でのやりとりをどう説明して良いか分からずにいて。これだけで伝わればいいんだけど、と思った。]
(61) 2014/07/03(Thu) 02時頃
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[向けられた言葉>>53の中に、いつもなら静かな違和感を覚えただろう。しかし「愛らしい」などと言われるのは意外であった為、その違和感は影を潜めた。 ただただ「あおいとり」を探しているその清らかな心は、常に頭上の青い空を見据えているのだろう。そう考えると「愛らしい」などという言葉は身に余り、些かくすぐったく思えた]
ありがと♪ オムライス、美味しそうね… 私もそれにしようかしら…
[少し悩み、席をがたり と立った彼女は配給口まで歩みを進める。 受け取り口で何やらやり取りし、カウンター越しに何かを受け取り、その手元を動かしそれをまた返す。 そしてトレイを受け取っては、得意げな顔で席に戻る]
…じゃん! 上手く書けてるかしら?
[運んできたオムライスには、イラストじみた鳥が歌うように音符のマークに挟まれて彩られたケチャップが独創的な、ひとつのオムライスだった。]
あお ではないけどね…
[少しでもこの空間を楽しいものにしたい。彼女なりの気遣いは場違いだっただろうか。 力作に目を落とせば、伺うように目の前の少女の目線を追った]
(62) 2014/07/03(Thu) 02時半頃
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ぃ゛、…
[胸元を遠慮なしに押された痛みにも、手首に立てられた爪の痛みにも、同様に纏めて顔を顰める。
咄嗟に一瞬くらいは首を締付ける力が緩まったかもしれないけれど、強く引かれでもしなければ、完全に離してやる気なんてない。
幾らかの手加減>>57があった事になんか気付けなくて、 与えられる痛覚にギリと奥歯を噛み締めながら。
先程作ったばかりの怪我痕よりは大分マシだが、それでもしょっちゅう同じような事をしてるんだから、あちこちにあるだろう痣や傷痕に指の何れかは当たるかもしれない。知らないワケでもないだろうに、よくやってくれる。]
――…うるさいな、
[背後に逃げ場がない感覚は、少なからず焦燥感を揺さぶりはする。 腹を蹴飛ばしてやったのに、それでも引き下がらない様子に兄にしては珍しいともいえる感情の発露を見出して、ほんの僅か、薄く笑った。
咳込む相手の様子にさっきまでは自分が感じていた筈の、あの圧迫感を思い出す。それを今度は与える立場になっている事に、多少の優越感を覚えなくはない。 相手の思う通り、力任せの行動でしか、得られない物ではある事を思えば、その昂りも薄らいでしまいはするが。]
(63) 2014/07/03(Thu) 04時頃
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…、っ、
[可哀想だ、と。何度も反芻されるその言葉に、ぐ、と顔を歪める。 どうせそうなんだろうと思ってた。推測が確信に変わっただけなのに。
再び締付けられた喉が痛い。確りと残っているだろう鬱血の上から、 重ねるように立てられた爪が容赦なく痛みを伝えてくる。
本当に痛いのはそんな所じゃないんだけど。]
――――…、
[あまりに遠慮なく直接的に告げられた言葉に息が詰まる。 何か言いたいけど、言えなくて、開きかけた唇を強く噛んだ。 その歪んだ表現に奥底に溜まってた鬱屈とした感情が揺らされる。 押されていた胸元から力が緩んだのを感じたと同時に、 未だに相手の首を締付けていた手に、無意識の内にしていたのだろう加減を、完全に失ったように容赦なく力を篭めた。]
(64) 2014/07/03(Thu) 04時頃
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[言いにくそうにするレティーシャ(>>61)に心の中で後ろで見ていたのはレティーシャだったのか、と納得しつつそれでも笑顔で不安を与えないように話した]
ニハハ、別にマリーさんとはそういう関係じゃないにゃー ただちょっと…腕輪の事でね
[嘘は言ってないが全て本当でも無かった。レティーシャの頭をポンポンと叩くと、想像してるような事じゃなくてごめんね。とニヘラと笑って答えた]
(65) 2014/07/03(Thu) 08時頃
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ニハハ、そろそろ時間かにゃー
[扉の向こうでは車が来る音と、数人の迎えが喋る声が聞こえていた。まだ荷物まとめてないや。とか、レティーシャは見送りに来てくれたのか、とか変な事に思考を回しつつも最後にみんなに手紙くらい書けば良かったなって少し後悔をした]
…キリシマ先生、治らなかったらあの世でも殴るからね
[ボソリ、と呟くと開いた玄関から一歩踏み出してモノクロの世界へと出た。相変わらず外は曇天のように見えて、迎えに来た人は皆昔の写真で撮られたかのようだった]
またねー。なんちゃって
[病院の方へ向き、誰が聞いてるかもわからないのにお世話になった病院へお礼を言ってから車に乗り込んだ。この先生きてまたここに居る人に挨拶に来よう。そんな事を考えて]
(66) 2014/07/03(Thu) 09時頃
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