人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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視点: 人


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/16(Tue) 01時頃


【人】 墓堀 ギリアン

 ……ッ゛ ア゛ア゛ア゛―― っ

[これが、最後になる。

一瞬の脱力の間、茫洋たる無意識に呑まれた。
キイチの最期の力の全てを受け止める衝撃で我に返り、
左腕に懇親の力を込める。

これが、最期になる。

指先に圧をかけると、腹から血が溢れた。
意識が遠退き、闇が近付く。
掴んだ首、皮膚の内で骨が砕けて動脈が破れ――]

(3) 2014/12/16(Tue) 01時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

[その先は覚えていない。

血塗れの刃と殺意に塗れた指先を互いの身に交わし、
冷たくなったキイチを片腕で抱き寄せる格好で
気を失った。

濃密な暗闇の中、
おれにとって一等尊い
“絶望”の足音を、聲を、聞いた。(>>5:134)**]

(4) 2014/12/16(Tue) 01時半頃

墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/16(Tue) 01時半頃


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/16(Tue) 13時頃


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/16(Tue) 22時頃


【人】 墓堀 ギリアン

―第三甲板廊下―

[滾々と睡っていた。

揺蕩うのは夢ではなく、いよいよ真の死の淵であった。
深く冥い海底から伸ばされた無数の糸に足を絡めとられ、
ああ、このまま逝くのだ――と覚悟を決めた。

其処が海底のような場所であるなら、
おれを引き止めたものは、海上から射した光。
呼ぶ聲と、甲斐甲斐しい手と、柔らかく湿った感触。

応えたいと願うと、
死の糸は霧散し、おれの命はプカプカ上へ浮きだした。

――こうして、死に損ないは目を覚ます。]

(55) 2014/12/16(Tue) 22時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[朧げな視界、最初に映ったのは粗のある化粧顔。(>>45)
グタリと首を捻ってみると、次に銃口を捉えた。(>>44)

キイチは……と思い出して身体を起こそうとしたが、
腹の激痛に負けて唸るだけに終わった。
巻かれたばかりの包帯に、血の染みが広がる。]

 ァ゛――……おれは

[セシルの声がする。
星の下で他愛無く穏やかな話を聞かせてくれた声がする。]

(56) 2014/12/16(Tue) 22時頃

【人】 墓堀 ギリアン

 おれは
 ナイ

 探す したい、事 生きて 探す
 大事ハ 見つけた……

[答えになっているだろうか。
頭を使うのは、難しい。
これから、もう少し上手くなりたい。]

 ……おれ、カシラ 大事
 したい事 も、見つかル

死に損ないは、希望を見ている。それが泡沫であっても。
希望を知り、絶望を知り、
“絶望”と呼ばれる男の心の一端を漸く知り。

傍らに着いてくれている道化師の腕を掴んだ。]

(57) 2014/12/16(Tue) 22時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[フランクの銃口の向く先が移ろう。

それだけで、おれの眼には殺気が呼び戻される。
セシルに語る願いに嘘偽りはひとつとして無いが、
叶える術を、知らないのだ。

誰かの“命令”に従い日々を繋ぎ、
言われるまま、殺し続けて生きてきたからか。

大切なものが壊れる前に、
脅威を殺せば良い、潰せば良い――それだけ。

キイチの死に顔を一瞥する。

ああコイツともう話は出来ないのか、とは思ったが、
やはり、罪の意識が湧くことは無かった。]

(62) 2014/12/16(Tue) 22時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

[今、眼の前に在る脅威はみっつ。

フランクの銃へ向けた殺意はジリジリ熱を増す。
人でも獣でも無く、おれは個として最期までいく。
そこにはおそらく、理など存在しない。

船長の腕から離した左腕で床を殴りつけ、
その反動を用いて身体を起こした。

腹から血が溢れるのも構わず、
グルゥ゛と唸って両脚と左腕で立つ様はさながら
前足を欠いた、死に損ないの半端な獣。]

(69) 2014/12/16(Tue) 23時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[難しい事はよく解らないが。

ジェレミーは、この船のため架空の道化師(>>68)に付き、
こうして刃を向けているのだろうと漠然と思う。

おれは、化粧の下にずっと居た、
シャルル・ポンメルシーのために闘いたいと思う。

些細な違い……では、無いか。]


 おれ、ジェミ 美しイ思う


[殺意はあるが、同時に薄らと好意を感じたから、
それは声が出せるうちに云っておこうかと。]

(71) 2014/12/16(Tue) 23時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[“シャルル”に語りかけるセシルに向けるのも、殺意。

どちらかが死ねば
セシルの読み進めていた魔術師の物語の結末は
永遠に知らぬままになってしまうのか。
どちらかが死ねば
あの海のような色をした眼をもう見られないのか。

そう思うと、悲しい。
しかし悲しみは独立している。

おれの中の何も止めない。]

(78) 2014/12/16(Tue) 23時半頃

ギリアンは、セシルをジィと見つめる。

2014/12/16(Tue) 23時半頃


【人】 墓堀 ギリアン

[大きな獣の白い毛並みが、視界の隅に流れる。

医務室の壁が破壊されて散る。
リーが見たらまた怒るだろうな……なんて、
思ってみると虚しさが湧いた。

この場に居ないという事は、彼も死んだのだろう。]


 ゥ゛ア゛ア゛ オ゛オ゛ォ゛ォ゛ ……ッ ア


[動く度に痛みに頭が痺れる。

白い狼を狙う者なら何でも良いと、
おれは、ただ我武者羅に突っ込んだ。**]

(86) 2014/12/17(Wed) 00時頃

墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/17(Wed) 00時頃


【人】 墓堀 ギリアン


 セシル 殺ス 殺す ゥ゛ゥ゛ア゛

[立ち塞がるセシルへ向かう
三つ足での突進は静止の声にも止まれない。
溢れる血で描かれた軌跡の濃さが、
この命が既に薄い事を物語っている。

セシルが退かないなら、
身体の全てで彼に伸し掛かり動きを止めようと。

最中の唸り声は、
露骨な殺意とは食い違った泣き声めいた低い音。]

(93) 2014/12/17(Wed) 00時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[セシルの肩を左腕で床に縫い止め、
伸し掛かった格好で彼の顔をジィと見下ろす。

腹からは絶えずボタボタと血が失われていく。
そこを蹴り上げられでもすれば、
たちまち崩れる事になるだろうが
構ってはいられない。]

 殺すナイ ……おれ、セシル、

[殺す、と、云ったつもりの声は掠れる。
セシルの腕の中で声は潰える。]

(101) 2014/12/17(Wed) 00時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

[涙で濡れて光る瞳を見下ろし、
何か言おうと開きかけた唇は
獣の咆哮を聞いて、すぐに引き結ばれる。

両眼を目蓋で覆い、視界を閉ざして。

セシルの首筋に顔を埋め、噛み付こうとして。]

 ゥ゛ゥ゛ア゛……――

[セシルの上からソロリと退いた。

白い獣、おれの大切なものの傍へ行くために。]

(106) 2014/12/17(Wed) 01時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[傍に、傍に――……と願うも虚しく、
ガタガタ震える腕は
自らの巨躯を支える事さえ儘ならない。

死に瀕した白狼の傍へ行けるなら、
最期の力は、彼を抱き締めるために使おう。]

(112) 2014/12/17(Wed) 01時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[片腕で抱いた白狼の身体は温かい。

血に濡れた毛並みに顔を寄せて深く息を吸うと、
どこか懐かしい匂いがした。

首筋の血流に触れる牙を受け入れ、
おれは、獣と共に紅く々々染まっていく。**]

(116) 2014/12/17(Wed) 01時半頃

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