人狼議事


197 獣ノ國

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視点: 人


【人】 MNU機関 ジャニス

――話?

[曇る表情>>1:389に僅かに眉を寄せながら。けれどしっかと向けられる視線には、此方も視線を返す。自分が喋る度に暗くなる相手の雰囲気には、小さく首を傾げ。
そうして、傷口を気にするように擦られた指先に、彼女は気付いただろうか。

やはり怯えさせてしまったか、なんて。ぼんやり考えながらも、それならそれで。どうせコートを受取れば終わる関係だろうと、どうでもよさげに。
……その考えが間違いだったと、すぐに気付かされる事になるのだけれど]

ああ、ありがとう――、

……あら。
あらあら。まあ、可愛らしい獣さんも居た事。

[返した言葉は、とうとう刺を含んでいただろう。目の前の相手が悪いわけではないと分かっている。けれど、獣の青年から遣わされた天使を、ジャニスが信用出来る筈も無く。
視線に入った鳥の翼>>1:392に、きゅうと目を細める。ああ、彼女は正しく"天使"だったのだろうかと、嘲笑めいた息を吐き出す。

恐怖は無かった。ただ、今一番会いたくない"存在"には、出会ってしまったかもしれない]

(8) 2014/10/05(Sun) 01時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

……そうね。
でも今此処で、冷静にアナタと話す程、アタシに余裕があるわけじゃないの。
日を改めて貰ってもいいかしら?名刺はそのコートの胸ポケットに入ってるから、暇な時にでも連絡をちょうだい。

[脱がれたコート>>1:392を指さして、ジャニスは出来るだけ柔らかな口調を意識して言葉を落とす。
……別に、怯えさせたいわけではないのだ。震える声を聞いてしまえば、今更遅いと分かりつつも、宥め様としてしまう。それに効果があったかどうかは、分からないが]

……それに、この後約束があるの。

[付け足した言葉は、本当なら正しくは無かったけれど。
"彼"の反応から見るに、きっと今夜の逢瀬は断られる事はないだろうと思ったから。だから、彼との約束をダシにして、目の前の天使から逃れ様と虚言を紡いだ]

(9) 2014/10/05(Sun) 01時半頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 02時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

……そう。アナタはカナリアなの。
飛べなくても、囀れなくても。そのうつくしさがあれば、充分だと思うけれど。

[寂しい笑み>>16を見れば、ほんの少し、胸がちくりと刺される様に痛んだ。
けれど謝罪をするのも変だろうと押し黙れば、天使は言う通りにジャニスの名刺を手にする。
それを見れば、少しは安堵するというものだ。言う通りにしてくれるという事は、少なくとももう、怯えられてはいないのだろうと]

ええ、待ってるわ。
こう見えて暇じゃないから、すぐにご期待に応えられるかは、分からないけれど。

[ジャニスはコートへ入れられた紙片を視線だけで追った。
そうして渡されるコートと、落とされた淡い微笑みには、小さく息を吐き出しただろう。

――やはり惜しい事をしたのではないか、と。ちらりとそんな考えが浮かんだけれど。今はどうにも彼女と話をする気分にはなれなかった。
お伽話めいた存在に一日にこう何度も出会ってしまったら、神経が摩耗するというものだ]

……次に会えるのを楽しみにしているわ。天使ちゃん。

[半分ほんとで、半分は嘘。けれどそんな事、おくびにも出さずに。にこりと微笑めば、光の道を行く相手に小さく手を振り返した*]

(32) 2014/10/05(Sun) 04時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[――と。
天使の背中を見送る途中、手の内の端末が震えれば、ジャニスは期待と共に新着メールを確認する。そして、それが目当ての"彼"からのものだと分かれば、ほんの少し。緩く微笑んでみただろうか]

――――――――――――――
差出人:ジャニス
宛先:ルーカス
――――――――――――――
Re:Re:Re:こんにちは
20xx年 10月2日
――――――――――――――

ええ、お任せするわ。でも、初めてのデートだもの、ロマンチックな場所じゃなきゃ嫌よ。
アタシ今図書館に居るの。すぐにでも迎えに来てくれるかしら?あれからまた、ちょっと、色々あって。

アナタって、見た目より情熱的なのね。
演技かどうかは、会ってから考えても遅くないと思うわよ。此処で言ってしまっても、きっとつまらないでしょう?

あら、随分期待してくれるのね。嫌だわ、応えたくなっちゃうじゃない。……まぁ、見られるか見られないかは、アナタ次第だけれどね。

来てくれるなら、返信は要らないわ。いついつまでも、アナタの事を待っているから。

(33) 2014/10/05(Sun) 04時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[端末を閉じて、コートを持ち直す。そうしたら、胸ポケットから何かが落ちた。ひょいとそれを拾い上げてみれば、見覚えの無い絆創膏で]

……こんなの入れてなかったわよね。

[……もしかして、先の天使からの贈り物だろうか。血に濡れた指先を見れば、ジャニスはそんな事を考える。

好意を無碍にするつもりにもなれず、すっかり汚れてしまった手袋を脱げば、指先にぺたりとそれを貼りつけた。
人差し指と、中指。ニ枚しか無かったので、生憎と薬指までを覆う事は出来なかったけれど。

汚れた手袋は汚れたコートに押し込んで、ジャニスはゆるりと歩き出す。
図書館の入口近くの自動販売機で暖かなココアを買えば、そのままその隣の壁に背中を預ける。
いくら冬ではないとはいえ、日の薄い外に居るのは、寒がりなジャニスにとってはそれなりに苦痛だったのだけれど。
けれど此処に居れば、すぐに見つけてもらえるだろう。幸いジャニスは、真っ白で"目立つ"格好をしている様だから]

(34) 2014/10/05(Sun) 04時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 04時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[ココアを半ば以上まで減らした所で、到着したらしい紳士>>37の姿が目に入った。目当ての人に会えたのに、ゆっくりとジャニスに近付くその姿に、ざわりと胸が騒ぐのを感じる。
妙な胸騒ぎめいた感情は無視して、此方からも彼に近付く。飲みかけのココアはその途中にゴミ箱に投げ入れた]

そんなには待ってないわ。
……今は余計目立つでしょう?

[裾を持ち上げて、チョコレート色の染みを彼に晒す。皮肉めいて口元を吊り上げながら、微かに首を傾げた。

軽口と共に差し出される手を取って、ふ、と目を伏せる。リードされるのは、慣れている筈なのだけれど。どうにもざわざわと落ち着かないのは、どうしてだろうか。
触れ合った手は、あたたかい筈なのに]

――ごめんなさいね、汚くって。
無理して手を取ってくれなくても良いのよ。

[口元に持って行かれた手>>38が、微かに硬直する。どういう意図でそんな事をするのだろう。メールでの応酬通りの事を期待してもいいのだろうか、なんて。喉の奥でくつりと笑う。
絡められる腕に寄り添えば、ジャニスは彼に向けて微笑んだ]

(48) 2014/10/05(Sun) 10時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

期待してるわ。
がっかりさせないでね?

[含んだ笑みと共に、子供っぽく返す。
彼と共であれば、何処であってもそう"がっかり"するとは思えないけれど。

誘われるまま車に乗り込んで、運転を始める彼をちらりと一瞥する。けれどそれだけ。その視線はすぐに窓の外へと向けられた。何処へ向かうのだろうと、そんな幼い興味でもって。

目的地への道中、彼は何事か話しただろうか。彼が話しかけてきたのなら、それには答えただろう。けれどそうでないのなら、運転の邪魔をしない様にと押し黙る。
そうして流れる景色を見、不安と期待で静かに高鳴る胸を自覚すれば、薬指の爪をがりりと噛んだ]

(49) 2014/10/05(Sun) 10時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 10時頃


MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 10時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[信号待ちの最中にかけられた言葉>>71に、ジャニスはハッと我に返る。赤を増した指先と、口内にじわりと沁みる鉄さびの臭い。
まばらに汚れたコートに、赤い染みが一つ落ちた。その様を見れば、血濡れた口元で小さく舌を打つ]

――見苦しくってごめんなさいね。
小さい頃からの、癖なの。最近は治まってたんだけど……、

[言葉の途中、小さく聞こえた音に、無意識に彼の方を見る。キチ、一体何の音だろうか。結局その発生源にジャニスが気付く事は、無かったけれど。
指先の傷は、その深さに反して痛みも出血量も多い。痺れる様に痛む指先をぼんやり見つめてから、徐にそこを舐め上げた。……まずい]

(75) 2014/10/05(Sun) 15時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

―ホテルの一室―

[案内されたホテル>>72に入れば、きょろりと室内を見回す。既に用意されている料理と、窓から見える景色と。そのどちらにも仄かに息を吐きながら、此方を見詰める相手に笑みを返す。
コートは脱いで椅子にかけておいた。散々汚れたそれは、ジャニスには相応しくないと思ったから。脱いだってどうせ、中も真っ白なのだけど]

まあ、それは楽しみだわ。
ホテルだなんて、最初はびっくりしたけれど。ちゃんと"考えて"くれているのね。

――科学塔、

[あの薄気味悪い噂の絶えない塔の事か。
移された視線を追いながら、持ち上げられた眉に微かに顔を顰める。
随分科学塔を嫌っている様だけれど。細められた目に気付けば、その会話に追い縋る事はせず]

そんなに期待値を上げられると困っちゃうわ。

[つと苦笑を零し、此方を真っ直ぐ見据える彼にぱちりと目を瞬かせる。何を"期待"されているのだろうか。
ジャニスは初めて居心地の悪い視線というものを感じている。例えどんな視線だって、"観客"が此方を見ているなら、嬉しい筈なのに]

(76) 2014/10/05(Sun) 15時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

獣人に会ったの。それも二人。狼と……カナリア、だったかしら。
一人とは連絡先の交換も出来たわ。
身が危ない可能性もあるから、本当はあまり言いたくないのだけど。……アナタになら、良いわよね。

[最後に落とした言葉は、確認めいた声音を伴った。
……アナタなら、この情報を悪い様にはしないでしょう?昨日会ったばかりの相手に、何を期待しているのか。ジャニス自身もそう思ったけれど、目の前の紳士がジャニスを害するとはとても思えず。
……だって彼は、褒めてくれたのだ。ジャニスの演技に"価値がある"と認めてくれているのなら、そうそうそれを穢す真似はしないだろう]

ねえ、本筋とは外れるけれど、アタシからも一つ、良いかしら?
ルーカス、アナタの姓を教えてちょうだいよ。そうしたら、アタシの本名も教えてあげる。

[隠された"V"の本質を窺う様に、楽しげに。
交換条件は、彼が少しでもジャニスに興味を持っているのなら、乗ってくれるだろうと。そんな期待も含まれていた。
願う様に彼の名前のその先を求めるのは、きっと。もう、隠されているから、という幼い興味からくるものだけでは、なくなっていたけれど]

(77) 2014/10/05(Sun) 15時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

そうね……、少し怖いけど、美しいと、思ったわ。一人なんて、まるで天使だったもの。
演技に使えるかどうかは、分からないけど。

……もう、獣人なんて怖くないわ。逃げ出したりなんか、しない。

[呆れた様な声音>>106には、ほんの少し気分を害した様に。そうして付け加えた言葉は小さく、彼に届くかどうかは分からなかったけれど。
細められた目を緩く見返して。何かを思案しているらしい彼の姿をじ、と観察する。
此方の提案に僅かに驚いた後、彼の口元に浮かべられた笑みには、ゆっくり一つ、瞬いて]

――狡い人。

[返される問い>>107に、ジャニスは彼を睨み付けた。本当に、狡い人。最初に条件を出したのは、此方だというのに。
……けれどその交換条件自体には、酷く興味を惹かれたから]

(119) 2014/10/05(Sun) 18時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

ヨハン、よ。アタシを識別するだけなら、これだけ識っていれば、良いのよね?

…………っ、汚れるわ。まだ、血が乾いてないの。

[躊躇うでもなく名前を吐き出し、これでどう?とでもいう風に微笑する。姓までを教えなかったのは、意地の悪い彼に対する仕返しだ。
蠱惑的な笑みを捧げ、けれど指先に触れられたのなら、微かな痛みに眉を寄せた。

乾き切らない赤が、彼の指に付着する。ジャニスはその手を取って、付いた赤を舐め取った。勿論、此方の手が振り払われたのであれば、それは叶わなかったろうけど]

――ねえ、これで良いんでしょう?
もっと"良い事"を、教えてちょうだいよ。

[手を取る事が出来ていたなら、徐に指を絡ませて。ふ、と。笑みを消してみせただろう。
軽く顔を伏せ、上目遣いで相手を窺い、そうして、躊躇う様に言葉を落とす。……ほんの少しだけ、頬を染めて]

……アナタの事が、しりたいの。

[呟いた言葉は、微かに哀願めいていた。
考えてみれば、自分は目の前の彼の事をまるで知らない。こうして、こんな所にまで来ているのに。
けれど、もう。知らないままでいる事なんて……出来やしない。知りたいと、そう思ってしまったのだから]

(120) 2014/10/05(Sun) 18時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

なにを……ッ、

[返される真摯な視線>>129に、ジャニスは不思議そうに瞬く。そうして彼の口元へ近付けられた指を見ていれば。容易く剥がされる爪に目を見開く。
……一体、何をしているのだろう。ジャニスの癖も大概なものだけれど、まさか、自分で爪を剥ぐだなんて。

――けれど。驚愕に見開かれた目は、困惑めいた色に彩られる。
ジャニスとは違い、血を零すことの無い、紳士の指先。そこから伸びる、長い糸。そうして彼の言った、"蜘蛛"という言葉。流石にこうまでされて、それを察する事が出来ない程、ジャニスは鈍く出来ていない]

……ああ、アナタも"そう"なのね。

[呟く。その声音にどんな感情が載っていたのかは、ジャニス自身にも分からなかった。ただ呆然と落とした言葉は、えらく平坦に聞こえた気がする。

唇をなぞる指先を、目を細めて受け入れる。微かに熱い息を吐き出して、その手に触れた]

ええ。逃げないわ。

[呼ばれた"名前"に、ジャニスは痛ましげに眉を寄せた。歪む笑みに、尚。じくりと痛む胸は、隠せやしない。
そうして作られる小さな蜘蛛の巣を、ほんの指先で突付く。……怖くなんか、ない。本当に、囚えてくれればいいのに]

(142) 2014/10/05(Sun) 20時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

……でも。

演じる事なんて……出来ない。
お願いだから、"名前"で呼んでちょうだい。

[頬を撫ぜる手の感触に、ほうと息を吐く。染めた頬は、恐らく先よりももっと熱をもっているだろう。
……漸く、彼が何を"期待"しているのか、分かった気がする。もしかしたら、この考えはジャニスのただの思い上がりかもしれない。けれど、乞うみたいに下がった様に見えた眉は勘違いなんかじゃないと、そう思いたいから]

ルーカス。アナタは、悍しくなんかないわ。
そしてきっと、アタシも乙女なんかにはなれない。
……そんな綺麗な存在じゃ、いられない。

[頬に触れた手と、巣を潰す手と。その両方を包みながら、ジャニスは身を乗り出す。ワイングラスが倒れて、真白いクロスに赤い染みを作ったけれど、そんなのどうでもいい。ただ、目の前の彼だけを見詰めて]

アタシはもう、"逃げられない"わ。
――とっくに、囚えられていたみたい。

[包むてのひらに力を込め、顔を近付ける。重なる程の距離でそう囁いたのなら、そのまま。震える息を吐き出す唇を、そっと。彼のそれと重ね様としただろう。酷く緩慢な所作だったから、逃れる事は容易だったろうけれど]

(143) 2014/10/05(Sun) 20時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[演技か、と。>>168笑みと共に吐かれた言葉には、ほんの僅かに顔を顰め。けれど一つため息を吐き出すだけで、続けられる紳士の言葉に聞き入っただろう。

自身に向けられる視線に、ジャニスは漸く満足そうに微笑む。けれど唇に乗る感触を堪能していれば、そも目は伏せられてしまって。その惜しさに眉を下げはしたけれど、穏やかなその表情を見れば、文句なんて言える筈も無い]

――アナタがその手で羽根を捥いでくれるのなら。
蝶だって何だって、演じてあげるわ。

[軽口>>169に対するというのに、至極真面目に返してみせて。微笑む様に口元を緩ませる。
受け入れられた唇と、紳士の落とした"軽口"と。それをみれば、自分の言葉は、正しく彼に届いたのだろうと安堵する。
返されるそれが軽口であっても、それでも。彼の手で囚えてくれるというのなら、それ以上の望みなんて無い]

(207) 2014/10/05(Sun) 23時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

……っ、ルーカス、

[名を呼ばれ、紡がれるその言葉>>170には、息を詰める事しか出来ない。ジャニスはどうにかか細い声で呼び返し、見詰める視線を思わず逸らす。
耳元まで赤く染まった顔を俯かせ、恥じ入る様に眉を下げる。生娘みたいなその反応に、また。羞恥心が煽られはしたけれど。

袖をなぞる指先に、手がぴくりと震えた。立ち上がる彼を見れば、ほんの少し気不味げに椅子に腰を落ち着かせて、近付いてくる彼を横目でだけ追う。
彼の体が屈められても、俯かせた顔は上げる事は叶わず。けれど続く言葉に遂に顔を上げた。"それ"は自惚れなんかじゃないと、そう示す為に。

唇が寄せられれば、ふるりと睫毛が震える。縋る様に彼の胸元に手を置いて、その服をくしゃりと掴んだ。
自分から触れた唇と、彼から触れられたそれとでは、全く違う意味を持っている気がして。けれど震える程の歓喜は、きっと彼には気付いてはもらえないだろう。この期に及んで、自惚れだなどと言っている、彼には]

(208) 2014/10/05(Sun) 23時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

…………すきよ。
ルーカス、アナタが、すき。

[散々躊躇ってから落とした気持ちは、酷く頼りなげに己の鼓膜を震わせる。雨音にかき消されてもおかしくないくらい、小さい声。それでもきっと、目の前の彼には聞こえる筈だ]

だから……ねえ。アタシだけを見ていて。

[……彼が、彼が自分だけを見てくれるのなら、もう他の誰の視線も要らない。
人の注目を集める事を生き甲斐とするジャニスにとって、それがどれだけの事か。やっぱり、彼には伝わらないだろう。けれど、それでも良い。それでも、この気持ちを抱えているだけで、満たされた様な気分になれるから]

(209) 2014/10/05(Sun) 23時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

――何処にも、行かないで。

[妙に切実な響きでもって呟き、彼の肩口に頭を預ける。その"切実さ"の理由は、ジャニス自身にも分からなかったけれど]

(210) 2014/10/05(Sun) 23時半頃

ジャニスは、クラリッサに話の続きを促した。

2014/10/05(Sun) 23時半頃


ジャニスは、マユミに話の続きを促した。

2014/10/05(Sun) 23時半頃


MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 23時半頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[ジャニスの気持ちに応える様に重ねられた唇>>240に、一度、淡く微笑んでみせる。口付けの合間、彼が此方を盗み見ていただなんて、気付きはしなかったけれど]

……ねえ、アナタは、きっと。
そう言ってもらえて、アタシがどれだけ嬉しいか、気付いていないんでしょうね。

[低く響く声に、擽ったい様な、満たされた様な気持ちに支配される。肩口に預けた頭をすりと擦り寄らせて、けれどやはり、隠しきれない"怯え"は、続けて落とした言葉に滲み出ただろう。

紳士の浮かべた表情など、零された吐息など、全くジャニスの知りうる所ではない。けれど、触れ合った場所から伝わる彼の心音が、ざわめく様に不自然に跳ねた事だけは、ぼんやりとだけ感じ取れた。
正しくそれを感じるには、二人を隔てる布が邪魔をする。けれど、それでも伝わったそれに、ざわりと不安が煽られて]

(246) 2014/10/06(Mon) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

…………、そう、ね。
どうして、かしら。

[その上悲痛そうに呼ばれる自分の名>>241に、びくりと体が震えた。
……共に居てくれるというのなら、不安になる必要は無いと言うのなら。どうしてそんな声で、ジャニスを呼ぶのだろう。
けれど、まるで安心させる様に背を撫でる手に、結局そんな疑問は口には出来なかった。その代わり漠然とした恐れが、じわりと胸中に広がる。
何を恐れているのか、自分にも分かりはしない。ただ、もし彼の言葉が嘘であっても、今この瞬間だけは、騙されていよう。
交わした口付けに溶かされた想いだけは、きっと、嘘ではないと思うから]

…………すきよ、

[もう、傍に居てとは、言えないけれど。
縋る様に言葉を落とし、その背に腕を回す。願わくば同じ言葉を返してくれないだろうかと、酷くみっともない声音だった事は、自覚していたけれど。……今更彼の前で、取り繕えるわけもない。演技をしている余裕なんて、とうに無くなっているのだから]

――朝までは、一緒に居てね。

[それ以上はもう、何も望まないから**]

(247) 2014/10/06(Mon) 03時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 03時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[ジャニスの言葉を喜んでくれているのなら>>295、何故、同じ言葉を返してはくれないのだろう。口付けを許してくれたのに、どうして。ただ与えられるその言葉に、縋りたいだけなのに。

抱かれる腕の中、小さく震える体は、きっと気付かれてしまっているのだろう。けれどそれ以上、ねだる様な真似はせずに。
彼の感じる歓びなど、恨めしさになど、欠片も気付かぬまま。ただ、触れ合うぬくもりを求める様に手繰り寄せる。

――けれど。小さく落とされる彼の言葉>>296に、ジャニスはこれ以上なく目を見開いた。
その後すぐに体を離されたのなら、絶望にも似たその表情が、彼に見られてしまったかも知れない。それでも、笑う彼の顔が見えれば、此方も。精一杯の演技でもって、柔く微笑んでみせる。
泣き縋りたくなるのを堪え、離れる体を見送って。彼が席に戻るのに、伸ばしそうになった手は、寸での所で押し留める。

……大丈夫。演技は、得意な筈だから]

(301) 2014/10/06(Mon) 16時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

ええ、アタシも。邪魔されたく、ない。
――二人きりでいさせて。

[眉を下げる相手に、ジャニスは目を細めて笑みを返す。きっと、何の違和も無く笑えているだろう。
……ああけれど。やっぱり彼の前では、普段通りの演技など、出来る筈が無い。常なら自信に溢れる筈のこの声も、情けなく震えてしまって。その事実が、この上なく口惜しい。

彼の言う通りに食事を進めようとしても、全く味なんて分からない。口に入れて、咀嚼して、飲み込む。作業の様なそれをどうにか繰り返しても、半分以上は残してしまった]

アタシも、いつも通りでは、いられないみたい。

[差し出された手>>297を、そっと取って、撫ぜられた指先に感じる優しさに、きゅうと胸が締め付けられる。
いっそ、その胸に縋ってしまえれば、どれだけ楽だろう。何処かへ行ってしまおうとする彼に、行かないでと懇願出来れば。
……けれどきっと、彼は応えてはくれない。そう考えれば、そんな無様な真似など出来なかった。困らせたいわけでは、ないのだから]

(302) 2014/10/06(Mon) 16時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

――"太陽など、昇らなければ良いのに"

[手を取ったまま、ぽつりと諳んじる。
"ロミオとジュリエット"……まさか、ジャニス自身が自分の意思で、この台詞を言う事になる日など、来るとは思っていなかった。

彼の家柄など、結局聞く事は出来なかったけれど。それ以上に大きな壁が立ちはだかっている様に感じられる。この手を取っても、どうせ、その壁は崩れてはくれないのだろう]

"あなたになら、裏切られても、いいわ"……、

[ほんの小さく呟いた言葉は、彼には届かなかっただろう。
今だけでも、傍に居てくれるのであれば。朝までの短い間でも、彼を独占できるのなら、それで構わないと。そう、自らに言い聞かせる様に呟いた言葉は、聞かれてはいけない、筈だから]

ねえ、今夜は、どんな夢を見せてくれるの?

[微笑みすら浮かべて、小さく首を傾げる。手を取って導かれる先が何処であっても、この手を離しはしないと、そう示す様に、重ねた手に力を込めながら]

(303) 2014/10/06(Mon) 16時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 16時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[ジャニスの台詞に続く様に綴られた言葉>>323に、瞳が揺れる。言葉は与えられずとも、気持ちは同じだと。……そう、信じていいのだろうか。
震える息を吐き出して、撫ぜられる手に泣きそうに顔を歪める。咄嗟に伏せた顔は、彼からしたら不審だったかもしれない。
――けれど、これで最後だというのなら。泣きそうな顔は、見られたくはなかった]

……ま、け?

[我儘を>>324そう形作る唇を、伏せた顔からこっそりと覗き見る。
そうして躊躇いと共に発せられる言葉に、漸くゆるりと顔を上げた。薄く開いた瞳で、彼を見る。瞬きはしない。きっと、涙が零れてしまうから。
手を離されないままに綴られる文字は、此処からは見えはしない。一度止められた手の意味も、ジャニスには分からなかった]

……アナタの為なら、なんだって、捨てても良いのに、

[震えたままの声で吐き出すのは、正しく自分の"言葉"。物語を引用しなくても、この気持ちだけは。演じる事無くするりと口にする事が出来た。

差し出された紙を、赤い指先でそっと取る。そこに書かれた地名と、そして。"彼の名前"に。一瞬大きく目を見開けば、縋る様な瞳を彼に。……結局、何も言えはしなかったけれど]

(346) 2014/10/06(Mon) 22時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

ルーカス、ヴァレリー……、

[まるで宝物の様にそう呟いて、渡された紙片に口付ける]

――ほんとうに、狡い人。

[追う事を許すのに、連れて行ってはくれないだなんて。此方の欲しい言葉の一つもくれない癖に、ジャニスにそんな選択を強いるだなんて。
――いっそ憎くすら思えるのに、引かれる手を離す事なんて出来ない]

アタシ、アナタの事をもっと知りたいわ。
……アタシの事も、知ってほしいの。

[口付けられる指先>>326に、漸く微笑を取り戻す。浮かべた笑みは、もう、演技ではなかっただろう。だってもう、答えは決まっているから。
……この場で彼に自らの出した答えを言わないのは、ただの意地の様なものだったけれど]

……ええ、"ロミオ様"。
何かに誓う事なんてしなくても――アタシは信じているから。

[くつりと小さく笑みを零し、"可笑しな"台詞を返してみせる。戯れる様な口調とは違い、酷く淋しげなそれになってしまった自覚は、あったけれど。
とはいえもう、確かに不安は取り除かれたから]

(347) 2014/10/06(Mon) 22時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

……クリストフって、言うのよ。アタシの姓。
昔の聖人の名前。似合わないわよね、笑っちゃうわ。

[彼が与えてくれたVの続きに応える様に、そっと自らの出自を述べる。探すのは自分で、彼ではないから。きっと、教える必要など無かったろうけど。それでも、知っていて欲しいと思ったのだ。]

少しずつで良いの、アナタの事を教えて。何が好きかとか、そんな簡単な事を。
アタシ、アナタの事を何も知らない。……こんなにすきなのに。

[朝が来るその時まで、他愛無い話をしよう。まるで別れなんて来ないみたいな、次の日にはなんて事無い顔で会えるみたいな。
……多分きっと、それだけで。満たされる事は出来るから]

(348) 2014/10/06(Mon) 22時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 22時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

あら。狡いオジサマにひっかかるのも、悪く無いわよ。
……それにアナタ、結局教えてくれたじゃない。

[行き先、と。
吊り上げた唇で、渡された紙片を示す。名と、行き先と。告げられる事は無いと思っていたそれが、今手中にある。……狡いとは思うけれど、やはり。憎みきれるものではなかった。
求めた言葉>>358が落とされなくても、構わないと思うくらいには、もう。彼の気持ちも、"理解"出来ていたし。

交わされる言葉遊びに、指先に触れる唇>>359。それをそっと見守って、自らの名を呼ぶ唇に目元を赤く染める。
"……誰かに名を呼ばれるのは、こんなにも心地いいものだったろうか]

悲劇は訪れない……そうかしら。
……そうだと、良いわ。

[これからの道が、明るいものとなるのなら。……あまり好きではない本名に縋ってみるのもまた、良いだろう。
此方に近付いてくる彼の姿を追って、目前に屈む彼の顔をしっかと見詰めてみせる。
顔を伏せることなんて、もう出来なかった。最後のその時まで、彼の姿をこの目に刻み込んでおきたかったから]

(374) 2014/10/06(Mon) 23時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

……奇遇ね。アタシも、そう思っていた所。

[そうして触れられる唇>>360に、そっと目を閉じる。未だに手が触れ合ったままだったなら、キツく、その手を握り締めただろう。それは全く、無意識のうちだったけれど。
離れる唇に、そっと目を伏せ。微かに悲痛な吐息を零す]

――ずっと、こうしていられたら良いのに。

[掠れた、微かな声で呟いて。
彼がジャニスを何処かへ導くのであれば、大人しくそれに従っただろう。二人きり、誰にも邪魔されない場所であれば。それが何処だって、怖くなんて、ないから]

(375) 2014/10/06(Mon) 23時半頃

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