168 LOVEorDEATH2〜死者は愛を知りたいようです
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―白い部屋―
[真墨は、目を開いた。床に横たわっていた身体を起こし、周囲を見渡す。]
―――…白い。
[思わず口から零れた言葉は、部屋に対する感想だった。 病的なまでに真っ白な部屋の中で、男女数人が倒れている。 一体、自分の身に何が起こったのか。 真墨は記憶の糸をゆっくりと探る。]
(―――最後に… まともな人間として―――)
[思い出したのは、未練。月に手を伸ばして溺死した、愚かな猿の最期の願いだった。]
…うん。 死んだのか、ボクは。
[あっさりと、真墨は己の死を受け入れた。それは皮肉にも、地球外生命体じみた生き物がゲーム開始宣言をした瞬間と同時だった。]
(29) 2014/03/15(Sat) 02時頃
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[地球外小獅子が矢継ぎ早に『ルール』とやらの説明をするのを、真墨は大人しく聞いていた。 生き返る、相思相愛、生活、部屋。 説明方法はイヤにファンタジックだったが、目の前で起こっていることに疑問は持たないのが真墨の信条だった。 『こういうことができる』のだろう、それくらいの感覚で相手のすることを受け入れる。]
………その扉は、誰かが開ければみんな出れるのかな?
[扉の話をする小獅子へ、>>34 ポツリと疑問を投げかける。 聞こえていなければ、その質問は胸にしまっておくつもりだった。]
(45) 2014/03/15(Sat) 02時頃
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[鼻腔をくすぐる香ばしい匂いを立てていたコーヒーが飲みたくなり、>>24 カップへと手を伸ばす。 同時に手を伸ばした青年が呟いた言葉に、>>46 素朴な疑問を投げかける。]
どうして? 恋愛をするのに何か障害でもあるの? 身体的な…とか?
[真墨はぼんやりと、濁った瞳で不思議そうに青年を見遣った。 己の不感応な精神こそ、まさに恋愛に対する絶対的な障害であるのだから。 それ以上の障害やハンディキャップを、何か抱えているのだろうか。 たとえば耳が聞こえなかったりすれば、それもまた大変だろう。]
(50) 2014/03/15(Sat) 02時半頃
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[返ってきた神様の言葉に、>>51 困ったな、とまったく困ってない表情で呟く。]
[コーヒーをちびりとすすると、苦みと酸味が程よく抜ける絶妙なブレンドだった。]
(……フツ…メン?)
[フツ=仏、メン=面のことだろうか。仏面?仏顔のことを指しているのか。 真墨には世俗の言葉が分からぬ。真墨は世の流行語には疎かった。]
えっと、大丈夫だよ。 ボクも、付き合ってる人は居たけど、 相手をどう好きになればいいか分からなかったから… 相思相愛ってのも、よく分からないし。
[フォローのためにそう青年へと付け加えるが、果たしてそれが効果的だったかは定かではない。]
(59) 2014/03/15(Sat) 03時頃
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[テレビに映る、死亡のニュース。>>58 それは間違いなく、起き上がってきている男女の中の一人を差していて。]
[女子高生の制服は、見知ったものだった、ような気がして。]
……り、ちゃん…
[あのあとキチンと家に帰れただろうか、と。( >>0:100 ) ちょっとだけ、心配になった。]
あ、コート…
[思い出したようにコートを脱ぐと、肩口にべったりと血がついていた。]
う、やっぱり…
[テレビの内容についてはもう興味を無くした真墨は、 小獅子の神様(ちなみにシーサーは獅子が元という説もある)に声をかけた。]
これと同じコートもう一着用意してもらえない? 血はついてないほうがいいな。**
(61) 2014/03/15(Sat) 03時半頃
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>>62
ありがとう。 …ホントに何でもできるんだ。
[新しく出てきたものと入れ替えるようにダッフルコートをその場所に置く。 しかし何故血がついていたのだろうか。]
(……もしかして、未練…?)
[事故物件に残る血痕や、呪いで浮かび上がるシミのように、何か、意味があって血痕が残ってしまったのかと。 そんな、オカルトじみたことを考えてしまう。]
(でも、確かに…)
[自分に赤い血が通っていることに、驚きもして。>>0:99]
(何かを感じ――――)
(96) 2014/03/15(Sat) 16時頃
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[――――ドッ! >>86]
[真墨が振り返れば、それは大柄な男扉を殴りつけた音だった。 見れば、茶髪にピアス、服装も想像通りのガラの悪そうなもので。 真墨の、苦手なタイプだった。]
……カミサマさん、暴力とかってアリなの? ボクは、自慢じゃないけど力は弱いし。 欲しいものを暴力で奪い取るとか、アリなのかな?
[そう、どこで聞いてるか分からない出目獅子へと呟いた。]
(97) 2014/03/15(Sat) 16時頃
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[やがて、自己紹介の順番が真墨へと回ってきた。]
進村 真墨です。18歳で… ○○高校に通っています。 特技は…取り立ててないですね。
[客観的に見れば、この状況で冷静に現状を受け入れるそのスキルこそある種の特技と見えなくもないが。 真墨本人に取ってみれば、それは自身の『特性』…ないしは『異端さ』に端を発するものであり。 欠点とは捉えていても、誇れる点ではなかった。]
[もしかしたら、女子高生・本田 美千代の自己紹介に、少しだけ反応したかもしれない。**]
(108) 2014/03/15(Sat) 18時半頃
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ススムは、カイルに話の続きを促した。
2014/03/15(Sat) 21時半頃
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[女性陣が甘味に歓声を上げている頃、真墨は甲斐田に何かを注文することなく静かにその場を見守っていた。]
……冷たいお茶、貰っていい?
[赤い出目の獅子に飲み物を頼む。断られた時は真墨自身がキッチンへと足を運んだだろう。 甲斐田や他の人らはどこから出てきたか得体のしれないものを口にするのに抵抗があるようだった。 だが、真墨にとってみれば『手で作ったもの』も『神様が用意したもの』も、同じ『もの』であることに変わりはない。 手にした飲み物を持って、早川と名乗った男性の元へと近づいた。]
(171) 2014/03/15(Sat) 23時頃
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…どうぞ。
[『苦手』であること、『接触を避ける』ことは同居しない。少なくとも、真墨はそういう思考回路をしていた。 手の中の冷たいお茶を早川へと渡す。飲んで落ち付け、ということらしい。]
…帰り…たいんですか?
[真墨が遠慮がちに男へ問う。 『生き返りたい』、『元の世界へ』帰りたい、という言葉は意図的に避けた表現。真墨なりの精一杯の気遣いだった。 男が理由を話し始めれば黙って聞いていただろうし、話さなければ黙って隣でお茶を飲み続けただろう。]
(172) 2014/03/15(Sat) 23時頃
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[返ってきた言葉は固く。>>191 真墨は、小さく言葉を重ねる。]
……帰りたいんですね。羨ましい。 ボクは…そこまで強烈に『生き返りたい!』…って、思えないなぁ。
[怪我をした後に、熱に浮かされていたとはいえ生き残ることもできたはずだった。 川へと飛び込んだのは自分自身の選択。 ある種、死んだのは自分の決断からだった。 病で不運にも命を落とした早川と、自ら命を断つ決断を下した真墨。 同じ場所にいるのが不釣り合いな位、二人は対照的なのかもしれない、]
その気持ちは、とても『人間らしい』と思います。 ボクには…そこまでのものは、ない。
(194) 2014/03/16(Sun) 00時頃
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[皆の会話の輪へと加わった早川を見て、>>198 なんとか立ち直っただろうか、と胸をなでおろす。]
(……『生き返りたい』って願うのが、多分『普通』なんだろうな…)
[と、活力を取り戻したかのように快活に会話をする早川の姿を見ながら考えてしまう。 そこに、甲斐田がニュース番組を変える直前まで流れていた音声が耳に入ってきてしまった。>>201]
『…スミ君、18歳・○○高校3年生の行方が昨夜から分からなくなっている、ということです。警察では遺書などが自室に残されていないことから、家族・知人から情報を集めるとともに外出時の足取りを―――』
[チャンネルはそこで切り替わったため、最後まで聞くことはできなかった。]
(223) 2014/03/16(Sun) 00時半頃
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(行方不明扱いか。 あの子に迷惑がかからなければ―――いいけど。)
[そういえば、と。真墨は後輩は『同じ高校に通っている』と言っていたことを思い出す。>>0:73 そして、同じく一個下の学年に所属していると言っていた少女のことを。>>102 ]
あ、あの…
[この白い部屋の中では最年少の少女へと、声をかけようとして。]
『ありがとな、これ。えーと。』>>218
[早川から声をかけられ、気の良さそうな笑みを向けられてしまい。今まで人からそんな風に接してもらえたことなどなかったので、真墨は戸惑いながらも自分の名前を口にする。]
進村 真墨です。前に進むの『進』むに村人の『村』、『真』っ黒な『墨』と書いて真墨です。
[本当は、純度の高い墨を使った筆で線を引いたように、滲まない人格になるように名づけられた名前だった。真墨本人は、濁った墨汁のような黒い精神を表す名前だと感じて。そんな名前を、揶揄するかのような言い回しになってしまう。]
(225) 2014/03/16(Sun) 01時頃
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[あまり積極的には甘味の席に参加していなかった少女。 その少女から、逆に声をかけられた。>>234 先輩、と。まるでどこかで接点があったかのように。]
えっ…と、どこかで会ってたかな… ご、ゴメン。あんまり覚えてなくて…
[真墨がボソボソと小さく口ごもっていると、まるで核心を突くように本田は質問を投げてきた。]
『ねぇ、先輩は、昨日、彼女さんにフラれたばかりっていう人?』>>236
(250) 2014/03/16(Sun) 11時頃
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[間違ってはいない。だが、何故彼女がそれを知っているのか。 真墨は、自分程度の人物の噂がそんなに方々へ知れ渡るものなのかと驚いた。]
[続けざまに本田が問う。何故死んだのか。 フラれたことが原因か。 なるほど確かにそれは遠因だ。だが、どうやら本田はそれがショックで死んだと勘違いしているようだった。]
まあ…そんなところだよ。
[返す言葉は、肯定も否定もせず。 しばらく本田のことを気にしてはいたものの、彼女が部屋へと向かうのを引きとめることはしなかっただろう。]
(251) 2014/03/16(Sun) 11時頃
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[と、部屋に向かう女子のことを見届けていると突然背後から棒読みな声が。>>253 早川と白石の二人だった。 アチチなの?と問う神様に、同じく二人の様子を疑問に思った真墨は首をかしげる。]
(…(恋に)燃えてるんだろうか?)>>254
[何やら顔を近づける二人。しかしその表情はどこかぎこちなく。 そして、必死に目線で何かを伝えようとしているように見えなくもなかった。]
(………ああ、そうか。)
[皆が気付くのに大分遅れて、真墨はようやっと察する。 生き返るための相思相愛とはどの程度のものなのかを試そうとしていると。 そして、真墨はその答えを知りたくもあった。]
(…本当にカミサマさまが神様なら、嘘も偽も通用しないんだろうけれど…)
[それならそれで、自分の知らない恋愛感情が『本物か偽物か』をこのカミサマが診断してくれるということ。 真墨にとっては、願ってもないほど公正な審判になるだろうから。]
(284) 2014/03/16(Sun) 16時頃
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[そして、白石と早川の企みが失敗に終わったことを確認して。>>276]
なるほど…これがズルってことか…
[納得したように頷く。 そして、先程お茶を貰った時の言葉を思い出し、>>258 冷蔵庫からお茶をついで部屋へと向かう。]
部屋に戻ります。 何かあれば、いつでもどうぞ。 …カミサマさん、ボクの部屋は?
[一同に、一声かけて部屋へと向かった。]
(287) 2014/03/16(Sun) 16時頃
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―真墨のプライベートルーム―
[部屋に入って―――真墨が最初に感じたのは違和感だ。 ほんの数時間前まで、はたしてそれが何時間前なのかは不明だが、自分が使っていた部屋がそこにあった。 勉強机、ベッド、本棚にいたるまで、今まで生活していた自室が何もかも再現されていた。 だのに、何か違和感を感じた。 それは、影の入り方だったり距離感だったりしたのだろうけど、部屋を見た第一印象から言語化するにはやや答えは遠くて。]
なぁんだ、別に何も―――
[変じゃない、と言いきることができなかった。 違和感は、部屋に数歩踏み行った時点で気付いた。]
………なんだ、これ…?
(314) 2014/03/16(Sun) 22時頃
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[部屋の中に存在する家具は、全て壁に描かれた絵だった。]
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(315) 2014/03/16(Sun) 22時頃
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[つまり、部屋の中には何もなく。 ベッドも、机も、椅子も、本棚も、壁のカレンダーやポスターですら、本棚の中の本に書かれた背表紙一つ一つくまなくもれなく一言一句違わず、進村 真墨の自室が再現されていたにもかかわらず。 それらはすべて、壁に描かれただけのペイントでしかなかった。]
なんだよ、これ………?
[到来したのは、戸惑い。次いで、虚無感。 何度周囲を見回しても、部屋の中には物体が何もなかった。]
(―――『中は、各々の「希望通り」になってるよ。 これもミーのイキな計らいってやつだね!』>>31)
[能天気な出目獅子の声が脳内で浮かんでは消える。 まるで人を小馬鹿にしたような部屋の内装に、真墨は―――]
ふ、ふふふ、くくくくくっ……!
[これが自分が望んでいた部屋という事実を、嗤うことを選んだ。 笑い声は、ひょっとすれば部屋の外にまで小さく漏れていたかもしれない。]
(318) 2014/03/16(Sun) 22時半頃
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―>>318後―
[真墨はひとしきり笑った後、疲れた体を床に横たえた。 見知らぬ他人と一緒の空間にいた間は、気を張っていたのだろう。 目を閉じると、夢すら見ずにうたた寝のまどろみへと転がって行く。]
[目を覚ますと、何やら共有スペースが盛り上がっている。 どうやら酒盛りのようだ。 扉を開いただけで酒気がむっと押し寄せ、真墨は眉をひそめる。 どうやら酒の匂いは苦手なようだ。]
(……喉が、乾いた。)
[極力気配を消してキッチンへと向かう。もしかしたら誰かに気付かれていたかもしれないが、その時会釈程度は返しただろうか。 麦茶をグラスで一気飲みし、喉を潤す。 そして、向かう先は『G』と書かれた扉。]
(494) 2014/03/17(Mon) 20時半頃
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…いる?
[ノックをして、扉を開く。居ようが居まいが何でもアリのカミサマだ、瞬間移動して扉が開いた瞬間に部屋の中で待ち構えることくらい造作もないだろう。 そんな風にタカをくくって、『G』と書かれた部屋へと踏み入る。 出迎えの挨拶の一つも合ったかもしれないが、真墨はそんなものには答えず口を開いた。]
……あの部屋、何。
[本人からしてみれば努めて冷静に言葉を発したつもりだったが、目の飛び出た獣はどう捉えただろうか。怒気を含んでいるように、聞こえたかもしれない。]
[当然、真墨へと返ってくる答えは人を食ったようなものだったろう。 アレは自分が望んだカタチだと。 お前の心という曖昧模糊としたものから、望みという澱を具体化したものだと。]
(495) 2014/03/17(Mon) 20時半頃
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そんな、こと…!
[ない、など到底言いきれず。 部屋の内装をなぞった壁紙しかない部屋。 人間のものまねをするだけのヒトモドキ。 生き返って、まともな恋愛ができれば『人らしく』なれるのではないかと矛盾を抱える真墨には、思い当たる節しかない。]
……っ!
[歯噛み、躊躇。反論はそれ以上口から出てこなかった。 完全なる真墨の負けだった。あの部屋の構造に自分の精神構造を重ねてしまった時点で、この部屋に入る前から勝敗は決まっていた。 それを、ここでカミサマに真意を問いただした時点で、思い知っただけのこと。]
………せめて、椅子くらいは欲しいな。
[そう、諦めたような口調で言った。 果たして、それを神は聞きいれただろうか。 緩やかに、力無く踵を返し、真墨はカミサマの部屋を後にした。]
(496) 2014/03/17(Mon) 20時半頃
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[部屋へと帰る前に、天使のコスプレをした中年男性が目に入った。 誰だこんなマネキンをカミサマに頼んだの、と真墨が訝しむが、それは彼が聞いていなかっただけで(>>293)神が雑用係として出したものだった。 近くを通りかかった誰かが説明したのか、真墨はようやっと天使の存在意義を理解する。]
…あの、部屋に布団持ってきてください。 お願いします。
[律義に頭を下げる。それは真墨にとって別に「心から」頼んでいるとかそういうわけではなく、「ものを頼む時は頭を下げるものだ」と学んだから行っただけの行動。 ぎこちなく了承の意思表示を返す天使へ礼を言い、真墨は部屋へと帰る。]
…………なるほど。
[暇だ、という概念は希薄だったが、こうまで部屋にものが無いと『暇』という一言が真墨の心に重く圧し掛かる。]
…これなら、確かに他人と接するしかない… こうやってカミサマさんは他の人たちに恋愛をさせようとしてるんだな…?
[ところがどっこい他の部屋には(>>402・>>425)生前の部屋のようにものが溢れていることを彼は知らなかった。]
[そうやって考えごとに耽る間に、彼の意識は再び睡魔の中へ。]
(502) 2014/03/17(Mon) 21時頃
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[そうして再び目を覚ませば、どこからともなく美味しそうな匂い。 真墨はアップルパイやタルトが出てくるなかでも何も口にしていなかった。食欲がゼロとは言わないにせよ真墨の食事体系はかなりいびつだった。 一日一食、ともすればみそ汁だけで一日を過ごせる。]
……いい匂いだ。
[味噌の醸す風味を孕んだ匂いが風に乗って室内まで届く。 虚構に満ちた部屋から共有スペースへ出ると、調理中の本田と甲斐田の姿が見えた。]
…いい匂いだね。すごい、何でも作れるん―――
『ってか本田さん、なんでそういう話に興味持つのさ!!もう。』>>442
『えーだって?ねぇ?』>>451
[後ろから二人へ声をかけるが、突如悲鳴のような声を上げる甲斐田に驚いてしまう。 おおかた『甲斐田は誰を狙ってるのか?』とかそんな話だろうか。 甲斐田はこの空間の中に気になる異性がいるのだろうか。 二人が真墨の姿に気付けば、何の話をしていたか問いかけるだろう。]
(505) 2014/03/17(Mon) 21時半頃
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[そうして皆が再び共有スペースに集まるころ、真墨も皿を運んだりなんだりと食事の作業を多少なりとも手伝う。 真墨には料理を作ることなんてできない。炊飯器もまともに使えない。 正直なところ、皿を運んだり準備したりしかできなかったから、という方が正しいだろう。]
……みんな、どうしたの…?
[見れば、何人もの顔色が悪いような。 一様に頭を押さえ、エタノールの加水分解が足らなかったことを体で味わっている状態だった。 無論、酒盛りに参加しなかった真墨はその事実を知らない。 だが、よくよく考えてみればシジミのみそ汁にコーヒー(コーヒーは利尿作用を促すだけで実際には二日酔いに利かないが)、推測する材料は多々転がっている。 いつか味わったむっと押し寄せる酒気は、誰かが度数の高い酒を空けたからだろうか。>>494 なんというか、頭を押さえる面々を見ると、チープなゾンビ映画を思い起こしすようで。]
(……生き返り、なんて話が笑えなくなってくる…)
(510) 2014/03/17(Mon) 21時半頃
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―>>508・忍び寄った後―
ます…みん? えろ…ほん?
[何やら想定していた話題とは全く違ったらしい。 しかし前述したように真墨には間食という習慣は皆無だった。 当然お菓子では買収されるわけもなく。 料理も粗食で済ませてしまう彼にとって、食の質を提供する料理人とは相性が悪かったと言っても過言ではないだろう。]
えっと…何か申し訳ないので大丈夫。 というか、エロ本って何?どうしてそんな話に?
[とかまあ、墓穴を(この場合は甲斐田の墓だが)を掘ってみたりして。]
―回想・了―
(511) 2014/03/17(Mon) 21時半頃
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[食事の最中、その場にいた人間と会話を交わしただろう。 そして、話題は天使の名前の話へ。]
…リパブリック・函館さんとか…どうかな…?
[思いついた名前を提案してみるが、はたして何人がそれを聞いていだろうか。]
[結局さいとうさんに決まり、真墨もそう呼ぶことにした。]
(517) 2014/03/17(Mon) 21時半頃
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…ごちそうさまでした。
[小食ながらみそ汁と若干の炭水化物を口に入れ、皿を洗う白石の隣で綺麗になった皿を拭くことにした。>>507]
…うん、美味しかった。
[誰に宛てるわけでもなく、ポツリと出た自分の声に真墨は驚いた。 食に『喜び』を見出すなんて、自分らしくもない。 皿を洗う白石には、水音にかき消されずに聞こえてしまっただろうか。]
(522) 2014/03/17(Mon) 21時半頃
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―回想・男子の秘密―
甲斐田さん…年の割にしっかりしてるな、って思ってました。 あ、いや、成人してるんですね。すみません。
[うっかりと謝ってしまい。つまり裏を返せばそう見てなかったと自白してしまったようなもので。 しかしこの朴念仁を絵にかいたような進村 真墨がエロ本なんて持っているわけがない。 援軍どころか獅子身中の虫といったところか、真墨はポロリと真実を口にする。]
え、持ってませんよ。 甲斐田さんは持ってるんですか?
[返す刃が鋭く甲斐田の喉を突き刺すとは想像できない真墨であった。]
(524) 2014/03/17(Mon) 22時頃
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―回想・そりゃもちろん―
持ってないんだ…。 甲斐田さん持ってそうだからつい。
[人はそれをむっつりスケベ顔という。 おそらく真墨としては様々な嗜好探究の一つとして嗜んでいそう、ぐらいの感覚だったのだが。]
意外だなぁ。 色々詳しそうなのに…。
(533) 2014/03/17(Mon) 22時頃
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ススムは、カイルに話の続きを促した。
2014/03/17(Mon) 22時頃
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[何やら唸ったりため息を吐いたりする白石。>>537 洗い物は終わったのだろうか、真墨は声をかけてみることにした。]
…悩み事、ですか…?
[無論、死んでしまったこと以上に悩むことなんてないのだろうけれど。 悩んでいるとサインを出している人間にはそう聞くほかなくて。]
(542) 2014/03/17(Mon) 22時半頃
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[どうやら白石の悩みは生死よりも恋愛に関する悩みだったらしく。>>546 『恋愛に打算もちょっと混じるお年頃なのですよ』と言われ、真墨は考え込むように顎に手を当てる。]
…なら、ボクの恋愛は打算しかなかった。 打算でも、相思相愛になれるんでしょうか?
[白石のいう打算は、世間体とか経済面とかであり、真墨の考える打算とはまるで異なる意味合いを持っている。 だが、真墨にとっては己がなりたいものに対して恋愛を利用するというのも、彼にとっての打算的な恋愛との付き合い方だ。 それが、『正しい』恋愛として許されるのか。彼は問わずには居られなかった。]
(550) 2014/03/17(Mon) 23時頃
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>>555 見せかけ…
[女性が口ずさんだ曲の題名は知らずとも、真墨は何か感じるものがあったのか、オウム返しに言葉を呟く。]
白石さんは…人を好きになったことがあるんですね。 ボクは…どうやったら人が好きになれるのか分からない。
[白石がどのような人生を過ごしてきたかなど真墨には想像もつかない。 そして、それは真墨にとってある種の興味を引き起こす。]
聞いてもいいか分からないけど… 白石さんは、どんな…恋愛をしてきたんですか?
[おずおずと、遠慮がちに、少年は女性へと問うた。]
(558) 2014/03/17(Mon) 23時頃
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[白石が恋愛遍歴を語るのを、真墨は黙って聞いていた。>>562 よくある少女の片想いから、学生時代の思い出の一つ。 それらはすべて、真墨にとっては未体験な経験談だ。 全て話終えた時に、白石はバツが悪そうに苦笑いを浮かべた。>>564]
そんなこと…ないですよ。 どれもこれも、立派な…恋です。
[相手のことを人間とすら思えず、自分の恋愛のパーツとしか思えないような。 そんな真墨からすれば、どの話も珠玉のものと言えた。]
人…それぞれ…
[話の終わりにつけたされた言葉を、噛みしめるように反芻する。 そして、白石はやや趣の異なる話を続け、失言、とばかりに口を閉じる。>>570]
(573) 2014/03/18(Tue) 00時頃
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[真墨はひょっとして、と小さく呟き。]
4さんですか?
1.影木 2.早川 3.槇村 4.甲斐田
[と質問してみた。]
(574) 2014/03/18(Tue) 00時頃
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[気配り上手で積極性もある、その上料理上手。 今のところこの空間の中で、女性陣からもっとも注目されている人だろう、と。 口の中に残るみそ汁の味をかみしめながら、その名前を呟いてしまっていた。]
あ、いえ、やっぱり言いたくなければそこまでは…
[流石に空気の読めない真墨にも、プライベートな領域に足を突っ込みすぎたと判断したのか。 白石が喋ろうとしなければ、それ以上聞くことはしないだろう。]
(580) 2014/03/18(Tue) 00時頃
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[一瞬失言を発したかと後悔した真墨だったが、白石の口からすらすらと出てくる現実的な側面に感心してしまう。>>582]
それは…なんというか、素敵ですね。
[無論本心からではない。 そんなことは打算的側面を恥じることなく喋る白石の側だってそうに違いない。 なんだか上手くはぐらかされたようにも感じられた。]
話しやすいのは、いいことだと思います。 ボクは、人との距離感の縮め方は、よく分からないので。 羨ましいです、彼。
[チラリと、田端と会話する甲斐田の姿を横目で見る。>>591]
(592) 2014/03/18(Tue) 00時半頃
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[何事も経験、と白石は言った。>>595 真墨は、心にチラリと罪悪感が覗くのを感じた。]
経験しようとした結果が―――
[誰かの気持ちを踏みにじる結果になったとしても。]
―――誰かを傷つけることになったとしても?
[触れた誰かを巻き添えにしてまで、経験することは必要なのか。 真墨には、それが必要なことなのかも、まだ分からないでいる。]
(599) 2014/03/18(Tue) 00時半頃
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>>604 そ、そんなこと…
[していいのか、と。白石の言葉に、真墨の心の中の根底をグラつかされる。 自分の進む道に居る他人を蹴飛ばして、前へと進むなんて。 真墨の価値観で計るなら、それは、許されざることだ。
他人を傷つけることを、全肯定する言葉だった。]
『誰かを傷付けずに生きてる人間なんて、どこにもいないのよ。』
[例えば、この世界ですら。誰かを傷つける可能性に満ちている。 同性二人の想い人が重なったとき、どちらか一方は諦めるしかない。]
分からない…ボクには…
[終わりを告げる白石の声も(>>607)、真墨へは届かない。 打ちひしがれたようにしょんぼりと肩を落とした真墨は、とぼとぼとその場を後にするしかなかった。**]
(609) 2014/03/18(Tue) 01時頃
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