222 【完全RP】湖畔の村【誰歓】
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人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2015/04/15(Wed) 17時頃
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ここは湖畔の村です。 ええ、見ての通り、湖のそばにございますから。 皆そう呼びます。
この村ですか? ずいぶん昔からございますよ。 おばあさんの、そのまたおばあさんの…… ええ、その時代くらいからは。
[淡々と、旅人の問いに答える]
(1) 2015/04/15(Wed) 18時頃
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こちらのお屋敷ですか? 村ができた頃からございます、由緒あるお屋敷ですの。 高い塔遠くからでもあの塔が目印になります。
[塔を差す手はぴん、と誇らしげに。 続く問いにはにこやかに答える]
ええ、いらして。 と、わたくしの一存では申し上げられませんの。 では……夜の仕事がありますので。
[頭を下げ、足早に屋敷の中へと消えた**]
(2) 2015/04/15(Wed) 18時頃
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ああ。
[つ、と足を止め、振り返る]
最近はどうも物騒なようです。 人狼がでたとか、でないとか。 どうぞ、お気をつけて。
[踵を返し、屋敷へと**]
(3) 2015/04/15(Wed) 19時頃
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― 迷いの森の何処か ― [男は、当てもなく歩いていた。息も絶え絶えに。]
…ここは…何処だ……
[まあそんな事はどうだって良いか、と小さく吐き捨てて。 もう限界と言わんばかりに、その場に倒れ込んだ。]
…死ぬのか…俺…
[男は痛そうに声を上げながら、仰向けになった。視界は暗く、風で木の葉が擦れ合う音だけが聴こえて、それが耳に心地良い。体中の痛みが、痛覚の限界を超えたのか、徐々に感じなくなっていき、瞼も重くなっていく。 ここで死ぬのか。「それも悪くないな…」と呟けば、走馬灯の様に、まだ真新しい記憶が甦る。
「ありがとなっ…」
「娘を…頼むっ…」
「貴方は…生きて…。お願い…、」]
(4) 2015/04/15(Wed) 19時頃
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[もう何も、]
…考えたくない…
[男の意識は、深く、深く落ちて行った*]
(5) 2015/04/15(Wed) 19時頃
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― 湖畔の側 ― [瞳に入り込む光が眩しくて、天国かと思う。]
…やっぱ、死んだか…
[と言った途端に体中の痛覚が激しく主張してきた。]
いいぃぃぃぃぃってええええぇぇぇ…っ!!!!
[体が痛い、"あの時"深手を負った所為だ。 鳥の囀りや、水の音が聞こえる。遺体のを堪えて体を起こせば、そこに広がる大きな湖畔。 日は昇り、時間は朝なのか昼なのか、分からない。]
…なんだ、…生きてたか…。死んじまえば…、
[良かったのに。何故こんな人間を神様は生かしたのか。それとも、どっかのお人好しのカップルが「まだこっちに来るな」と言っているのか、分からないが。 神様なんか信じない。でも、自分はまだ生きている。それに]
…腹、減った…
(6) 2015/04/15(Wed) 19時頃
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[側の湖畔に匍匐前進で近寄り、片手で水を掬って飲んでみる。冷たく澄んだその水は、体に沁み込む様な感覚に襲われる。]
うめぇな…
[目頭が熱くなるのを、誤魔化して。もう一杯掬う。
意識もしっかりしてくれば、遠くに塔が見えた。その下に、民家が有る様だ。村が有るのだろうか。 そこには、人はいるだろうか。ここが何処だか分からないし、腹も減っている。
男は、とりあえず腹ごしらえでもするかと、重たい体を立たせて、ふらふらした足取りで、建物が見える方へ向かった*]
(7) 2015/04/15(Wed) 19時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 19時半頃
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―村の外れ―
[湖畔の側で甘い匂いが漂始めたのは、つい数か月ほど前。]
ばっっかじゃねぇ?
[コロコロと手の中で木の実を転がしながら、ナイフで所々に切り込みを入れる。]
人狼?いるわけねぇじゃん。 そんなの信じて、あほくせぇ。
[先日、突っかかってきた村人にそんなことを言い、殴られたばかりで、頬はまだ少し腫れている。]
「あんた、そんなんだから、村に馴染めないんだからね。」
(8) 2015/04/15(Wed) 19時半頃
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[焼きあがったケーキに装飾を施す。木の実で作った栗鼠にヴァイオリン。フルーツに切り込みを入れて広げれば、まるでそれは花のように。]
ねーちゃん、出来てんだから、さっさと持ってけよ。
「え?何が出来たの?」
[その言葉に、うっ、と言葉を詰まらせ]
も、森の音楽祭。
と、よ……よう…
[声はだんだん小さく、顔は赤くなっていく。]
(9) 2015/04/15(Wed) 19時半頃
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妖精の…吐息…
き…貴婦人の…
[そして、キッと姉を睨みつける。]
なんで、いっつもこんな名前なんだよ!!
[他にも「袋小路の恋」「ふわふわ雲の旅」とか、 ケーキの名前をつけるのは、母と二人の姉で。
その趣味は言わずもがな。]
(10) 2015/04/15(Wed) 19時半頃
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[覚束ない足取りの男へ声を掛ける。>>7 見ない顔だった、男が余所者だという事はすぐ知れた。]
もしも、貴方。 旅人ですか?
[その声色は優しげだった。]
(11) 2015/04/15(Wed) 19時半頃
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[男は包帯を巻いている。一見すれば、近寄り難い、得体の知れない余所者に声を掛ける事は戸惑われたが。 怪我をしている相手を放っておくことも出来なかった。]
貴方、怪我をしているのでしょう? 何かお困りのことがありましたら遠慮なくおっしゃってください。*
(12) 2015/04/15(Wed) 19時半頃
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[村の入口近くまで来れば、知らない男が近寄って来た>>11 誰だ、と警戒して、眉間に皺を寄せるが、掛けられた言葉は優しく、柔らかだった。
この村の人だろうか。そうだとすれば、こんな負傷した得体の知れない余所者に声を掛けてくれるなんて、度胸が据わっていると言うか、それともそんな事もは気にもしない聖者なのか、男には分からなかったが。
掛けてくれた言葉に>>12]
…ああ、その…腹が減ってる。 飯が食える所…あるか?
[神様なんて信じちゃいないけど、人が居るのは、有りがたい。 これはもう、突然現れたこの男に縋るしかないだろうと、]
俺は、ヒューだ。声を掛けてくれて …その、助かる。
[と、彼に告げれば*]
(13) 2015/04/15(Wed) 20時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 20時半頃
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…人狼ですか?おばあちゃんに話は聞いたことがありますけれど。
[教会にていつものように歌った後に、村人の一人にそう言われたの。小さい頃に聞かされた話を思い出しながらそう答えたら、その噂が本当なんじゃないかって今言われているみたい。]
難しいことは、わたしには分からないですから…でも、本当にそうだって決まってしまうまでは、慌てないでお祈りしましょう?みんな健康で元気でいられますように…って。
[そういってにっこり微笑んだら、その人も少し安心したみたい。少し嬉しいな。
わたしと違って頭がよく回る、「もう一人の私」なら。違った答えを返してくれるかも。今度聞いてみたいな。
彼女は気紛れだけど、困ったらきっと助けてくれるはずだから。そうならないといいな、って一寸不安を感じながらだけど、帰路につくの。それまでに誰かには会うかな?]
(14) 2015/04/15(Wed) 20時半頃
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― 回想:「男が生きている訳」 ―
[在りし日の声が、耳に木霊する。
「この手紙を彼女に…」 「彼がこの手紙を…?」
友人に、想い人に手紙を届けてほしいと頼まれた。それを届ければ、その彼女は幸せそうだった。届けてきた事を話せば、「ありがとなっ…」と、友人も幸せそうだった。 そんな2人を見ていたら、柄にもなく嬉しくなった。きっと2人は、これから一緒に幸せになっていくんだろう、と。
そして友人はその夜、最初の犠牲者となった。 次の日の朝、友人は無残な死体となって発見されたのだ。最初は殺人鬼が出たとの噂が広まり、直ぐに村は閉鎖された。 しかし、その次も、その次の日も、犠牲者が出た。村を閉鎖したにも関わらず、死人が出てしまう。そしていつしか、人狼が姿を現したと、村中に知れ渡れども、時既に遅し。殆どの村人が犠牲になっていたのだ。]
(15) 2015/04/15(Wed) 20時半頃
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[男は「村の用心棒の癖にっ」と、無力な自分を嘆いた。 せめて友人の想い人だけでも守ろうと、村の長の娘である彼女の住む屋敷へ向かう。 屋敷に辿りつけば、そこはもう血の海と化していた。頭から血を流し、息も絶え絶えな村長に懇願される。
「ヒュー!…お願いだっ…娘を…頼むっ…。頼むっ…」
何も考えられなかった男は、言われるがままに、泣き叫ぶ彼女の手を引いて村から飛び出した。 そうしたのも束の間、後ろ手に引いていた彼女の体が瞬時にして重くなる。その拍子に手が離れてしまった。 振りかえれば、首元を噛まれ捕まった悲痛な表情の彼女。後ろに居るであろう、人狼の顔は陰になってよく見えなかった。 彼女は蚊の泣く様な声で、告げる。
「貴方は…生きて…。お願い…、私たちの、分まで生きて…。」
彼女が獣を引き留めている間に、男は走り出す。 もう何も考えられない。何も分からない。でも、ただ一つだけ、分かる。 自分は、友人に、村に背を向けたのだ。]
(16) 2015/04/15(Wed) 20時半頃
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[頭の中が暗く重たい渦を描いて、それでも必死に走っていれば、体が後ろに引っ張られる。気付けば、直ぐ側に闇色の獣が。]
くそっ…人狼があっ…
[左腕に激しい熱を感じる。幾らか血の気も引いて、噛まれていると認識する。男は、空いている右手で殴りかかり、人狼が怯んだ隙に、蹴りを入れれば、運良く、獣は側の崖から落ちて行く。 これでもう安心かと思えば、直ぐに、遠くから遠吠えが聞こえた。]
(仲間が居るのかっ?)
[そうして、男は振り向きもしないまま走り去って行った*]
(17) 2015/04/15(Wed) 20時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 20時半頃
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「あらぁ、もしかして、これ新作ぅ?」
[ひょっこりと顔を覗かせたのは上の姉。]
……それが?
[周りをスズランが縁取ったショートケーキ。]
「じゃぁ、ねぇ…」
公募。しねぇ…?
[きっと、母や姉がつけるよりマシな名前が集まるだろうと、先手を打つ。意外にも賛同を得られて、店にはケーキの名前の公募箱が作られたのだった**]
(18) 2015/04/15(Wed) 20時半頃
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― 湖畔の側 ―
[男の返事に頷いた。>>13]
お腹が空いてるんですね。 では、ご案内しましょう。
[カソックと呼ばれる法衣を身に纏っていた。それに、首元には銀製の十字架を架けている。 服装からわかるように、牧師である。
案内すると優しげな声で応えては、村の中央へと。 再び歩き始めた青年の覚束ない足取りを見ては足を止めて、 気遣うように手を差し伸べた。]
ああ、言い遅れました。 私はチャールズと申します。この村の教会の牧師を務めております。
[穏やかな笑みを浮かべている。]
(19) 2015/04/15(Wed) 21時頃
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いえ、困っている人がいれば手を差し伸べる。 当然のことをしたまでですよ。
[青年は牧師の手を取ってくれたかどうか。 もし、差し出した手が拒否されたとしても、牧師は気にした様子はなく歩き始める。 此処は湖畔の側。村の外れにあるケーキ屋に近いが、]
ケーキではお腹は膨れませんよねえ…。
[ぼそり、呟いた。*]
(20) 2015/04/15(Wed) 21時頃
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―屋敷・ダイニング―
ケーキ、ですか? 今から?
[主人に向ける声色に、抑えきれない呆れがにじむ。 つい先ほど、食事を終えたばかりだというのに]
お身体に障りますよ。 明日になさいませ。 甘い物ならジャムを少々お召しになれば……
[ため息一つ]
かしこまりました。 買ってまいります。
[退出すれば、やれやれと首を振るのだった]
(21) 2015/04/15(Wed) 21時頃
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―村の中―
[マントをはおり、バスケット片手に屋敷をでた。 ケーキ屋へ向かい、しばらく歩けばあちらの方にレティーシャの姿が見える。]
こんばんは。 今帰りかしら?精が出るのね。
[小首を傾げ、微笑んだ]
オルガンの調子はいかがかしら。
[主人がオルガンの調律のため寄付をしたのは先月の事]
(22) 2015/04/15(Wed) 21時頃
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[パタパタって感じで、ゆっくりと歩いていたら今日もケーキ屋さんが見えてきて。何時ものように外から眺めるの。
ケーキは甘くて美味しいけれど、買えるような生活は出来ていないの。だけど見るだけならただだもんって見ていることにしているの。
名前も、見た目も可愛いからいいねって思っていたら、新作の名前を公募しているみたい>>18。何か考えてみようかなって思ったら…ノーリーンさんから声を掛けられたから>>22そっちを向いて私も微笑むよ。]
(23) 2015/04/15(Wed) 21時半頃
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― 湖畔の側 ― [自分の願いに、彼は頷いてくれた>>19>>20 良く見れば、法衣を纏い首元には銀製の十字架が架けてある。 もしかしなくても牧師だろうか。なら、自分に声を掛けてくれたのも、頷ける。 村へと案内してくれる、優しい牧師。覚束ない自分の足を気にしてくれるのか、止まる度に彼も足を止めてくれる。そして、その手を差し伸べられる。彼が名を告げて、牧師だと知る。とても柔らかい笑顔で。]
…そうか。牧師ね。 悪いな、こんな得体の知れない俺に、…その、親切にしてくれて…
[上手く礼が言えない。それでも彼の行為は、途方に暮れていた男にとって、何ものでもない救いの手なのだ。男は、彼の手を借りた。そんな時腹の音も、豪快に礼を告げたか]
(24) 2015/04/15(Wed) 21時半頃
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[ケーキと言われれば、反応して]
…は?ケーキだ?…甘いのは…嫌いじゃねーぞ。
[恥ずかしさの余り、少しそっぽを向いて*]
(25) 2015/04/15(Wed) 21時半頃
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あ、こんにちは。今から帰るところです。
[精が出る>>22との言葉に少しまた嬉しくなったみたい。 ペコリと頭を下げてからオルガンが最近とっても調子いい感じがするのを思い出して。]
音が綺麗になったと思います。 ええと、もしよければありがとうございますと感謝していた事を伝えてくれると嬉しいです。
[ニコニコしたままそういったけど、失礼だったかな?]
(26) 2015/04/15(Wed) 21時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 21時半頃
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―ケーキ屋―
[>>26オルガンは調律の甲斐があったようだ。 レティーシャの笑みに負けない程、ニコニコと顔を綻ばせた]
ああ、よかった。 もちろん、ご主人様にお伝えします。 あなたが気持ちよく歌えるなら、神様もお喜びになるでしょう。
[ケーキ屋を覗き込めば、色とりどりの果実が目に映る]
綺麗ねぇ。 あら、公募ですって。 応募してみようかしら?
[募集に目を止めつつ、店番に『森の音楽祭』を頼む]
(27) 2015/04/15(Wed) 21時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 22時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 22時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 22時頃
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[自ら、得体の知れないと自身を言う。>>24 男は全身に傷を負っている。足取りも覚束ないのに、村の外からやって来たのだ。 その怪我から察するに何か訳ありの様だった。]
…いえ。確かに、何か事情がおありなのでしょう。 何があったのか、無理に聞きはしませんが、
遠慮なく頼って下さって構いませんよ。
[だが、深く追及はせず、 男の手を両の掌で包んで微笑みかけた。]
(28) 2015/04/15(Wed) 22時頃
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[と同時に聴こえた豪快な腹の音には目を丸くして。]
…ふふ、大分お腹が空いている様ですね。 随分と長いあいだ歩かれたのでしょう。
[思わず、笑い声が零れた。 男のらしかぬ告白にはにっこりと笑う。恥ずかしがる青年をからかったりはせず、>>25]
ケーキは… お好きですか? なら、良かった。私もケーキが好きなんです。 此処の近くに美味しいケーキ屋があるんですよ。
[行きましょう。と、男の手を引いてケーキ屋を目指した。]
(29) 2015/04/15(Wed) 22時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 22時頃
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― ケーキ屋 ―
[急かしたりはせず、 男の歩みに合わせてゆっくりとケーキ屋へ向った。]
今日は、ダイミさん。 ケーキを買いに来ました。
おや、ノーリーンさん。 貴方もケーキを買いにいらしてたんですか。*
(30) 2015/04/15(Wed) 22時頃
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(きれいな人がニコニコ笑うっていいなぁ。)
[>>27ニコニコと笑いかえされる姿をみたら、そんなことを思うの。私だって綺麗な人は羨ましいから。]
私も考えてみようかなって思っているんです。他の雰囲気に合わせた物の方がいいのかな?
[一寸首を傾げながらも考えるよ。]
(31) 2015/04/15(Wed) 22時頃
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あ、牧師様。
[>>30どんどん人が増えている気がするの、このケーキ屋さん。人気なんだねって心の中で思うよ。]
名前公募するよ、っていっているケーキを見て名前を考えていたんです。他の可愛い名前に雰囲気が合っているのがいいかな…とか。
[後ろに包帯を巻いた人を見たら、心配そうにそちらを見るよ。近寄ってみても大丈夫かな?]
(32) 2015/04/15(Wed) 22時頃
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|
[続く彼の言葉は>>28思わず、全部吐き出してしまいそうになる程、慈愛に満ちていた。流石牧師だ。全部吐き出した所で、何もかも許されるのか?話して自分は解放されたいのか?この罪を背負って行く為に、生かされているのではないのか。勿論神なんて信じちゃいないが。 男の表情は暗くなり、体に溜まっていた息を深く吐いた。]
…大した事はしてねぇ。何にもしなかった代償がこれだよ。
[胸に詰まっている過去が、喉まで出そうになっている自分に嫌気がさした。 それでも、包まれた彼の掌は温かいと思った*]
(33) 2015/04/15(Wed) 22時頃
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― ケーキ屋 ― [彼に付いて行けば>>30ケーキ屋に着いた。甘い香りがして、男の胸の苦しさは、少し和らいだ気がした。 ケーキ屋の奴は、ダイミというらしい。]
…何でもいい。食わせてくれ。腹が減ってるんだ。
[本当ならば、ライスやパン等の主食が良いのだろうが、そんなことどうでもよい位、男は無類の甘いもの好きであった。
側に、メイドの格好をした女も居た。 後ろにいた金髪の女は、死角になって見えなかった*]
(34) 2015/04/15(Wed) 22時頃
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|
他のケーキはおとぎ話みたいな名前よねぇ。 えぇと、スズランのケーキだから…… 幸福の再来……無意識の美しさ、純粋……
[ぶつぶつと、スズランの花言葉をつぶやく。 と、後ろから声がして振り返る>>30]
あら。 これはチャールズ様。
[深くお辞儀をする。 屋敷の外ではたった一人、自分の秘密を知る牧師に]
そちらは、どなた?
[彼と一緒に現れた見知らぬ男に、眉を寄せた。 腹が空いているそうだが、食べ物の持ち合わせはない*]
(35) 2015/04/15(Wed) 22時半頃
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[メイドの向こうで声が聞こえた>>32背が小さいから見えなかったようだ。 聞き覚えのある声だな、なんて思っていたらメイドに話し掛けられた>>35]
…ああ、俺は………ヒューだ。 生き倒れになりそうなところを、この牧師に助けてもらった。
ケーキが有るって言うから…
[今の境遇を何と説明しようと思ったら、金髪の女と目が合った。
男に衝撃が走った。体が痛いのも忘れて、無意識に彼女の下へ]
…お前っ、…生きて…生きてのかっ…
[信じられなかった。先日目の前で、血塗れになって最期の言葉を吐いた。名前も知らない友人の想い人。怪我はない様だ。何故だ。あんなに…。 男は困惑していた。]
…何でこんなとこに、いんだ!?
[と、彼女の肩を揺さぶる*]
(36) 2015/04/15(Wed) 22時半頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 22時半頃
|
[客も来始めるころ。既に工房は後にしていた。
こっそりと店を覗けば、どうやらケーキの名前の公募はそれなりに好評なようで。
ふと見れば>>23レティーシャと女性の姿。
レティーシャは珍しいことに出来た友人、女性は顔は見たことはあるが、名前は覚えていない。
下の姉の手伝え!!という声。しょうがないので、裏口から入って店先に顔を見せれば、>>30牧師に挨拶をされた。]
……
[この男も名前は覚えていないが、顔は知ってる。教会とかの類が嫌いな男は、ぶすっとしたまま、頭を下げる。]
(37) 2015/04/15(Wed) 22時半頃
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|
え…あれ。何処かでお会いしていますか?
[>>36急に肩を掴まれた事にビクリとしていたら、揺さぶられるの。ガクンガクンと頭は揺れるわ。 必死になって頭を動かすけれど、何も思い出せないから無ぅと申し訳無さそうな顔になってしまうのが自分でも分かったよ。]
え、えっと…レティーシャ、っていいます。
[一先ずできるのは、名前を名乗ることしか思いつかないなぁ。]
(38) 2015/04/15(Wed) 22時半頃
|
|
[雰囲気に合わせたものを考える>>31>>32に、
考えなくていい!!と頭をぶんぶんと振るが、公募の真相の分からない人には、その行動は理解はできなかっただろう。
そうして、ようやく気付く。包帯の男の姿に。
じろじろと見るも、>>36レティーシャを揺さぶる行為に]
おい!あんた、何してんだよ!!
[思わず、掴みかかったか*]
(39) 2015/04/15(Wed) 22時半頃
|
|
― 少し前、湖畔の側 ―
[大した事ではないと言うが、 途端に青年の表情に落ちた暗い影が、彼の背負う過去を物語っている様で。]
…そう、ですか。お辛いことがあったんですね。 貴方は自分のなさったことに、いや、"何も出来なかったこと"に罪を抱いているようですが、
[もしも、包帯の男が懺悔を望むなら牧師はその願いを聞いただろう。 男は代償と言ったきり口を噤んでしまう。その手を握って牧師は微笑むだけだった。]
何も、ひとりで抱えることはないんですよ。*
(40) 2015/04/15(Wed) 22時半頃
|
|
― ケーキ屋 ―
[先客はノーリーンだけではなかった。 メイドの彼女の後ろに明るい金髪が覗く。>>32]
レティーシャ、貴方もいたんですね。 おや、ケーキの名前を考えていたんですか。
[レティーシャににっこりと笑いかけて、 自分も同様に店先に並ぶケーキを眺めて、]
ケーキの新作の名前を募集してるんですね。 すずらんのケーキですか。今回のケーキも可愛らしいんですね。 そうですね、他の名前の様にこのケーキにぴったりの名前を…。
…どうかしましたか?
[包帯を巻いた男を気にしてる様子のレティーシャに気が付いて、小首を傾げた。]
(41) 2015/04/15(Wed) 22時半頃
|
|
[ダイミ君がいたのに気がついたのは>>38その時だったから、名前を名乗った後にはそっちを見て困った顔をしてみるよ。
彼がこういうとき助けてくれるような人なのかはこんなことなかったから知らないけれど…困ってしまったのは確かだもん。
そうしたら>>39こっちに向かって来てくれたみたい。]
(42) 2015/04/15(Wed) 22時半頃
|
|
―昔、まだ娘だったころ―
[ある夜のこと。 秘密を抱えた娘は人目を忍び、教会に駆け込んだ。 赴任して長くない牧師に懺悔するには勇気が要ったが、とうてい抱えきれない秘密であったから]
牧師様。 このはしための罪を聞いて下さいますか。 わたくしは神に背きました。
[深呼吸し、十字を切り、息を整えた]
わたくし、みごもってしまいました。 それも、若様の子を――!
[後日、屋敷の中でひっそりと子を産んだ。生まれて間もなく、子は里子にもらわれていった。小さな命の存在を知るのは牧師と、当時いた年上の女中だけ*]
(43) 2015/04/15(Wed) 22時半頃
|
|
[相変わらず礼儀正しいメイドの彼女にこちらも会釈を返して、>>35]
ふふ。貴方もケーキの名前を考えてるんですか?
…ああ。彼は、ヒュー。 村を案内していたんですよ。
[男が余所者だとは見て知れただろうが。 そう、村人ではない事を暗に伝える。]
怪我をしていた様だから、こうして手を貸して、
…ヒュー?
(44) 2015/04/15(Wed) 23時頃
|
|
― 現在 ― [彼女の吐く言葉>>38に違和感を覚える。自分の知っている女はこんな喋り方をしていただろうか。それにこんなに他人行儀で、自分の事も知らない素振りだ。 彼女に名を告げられれば]
…レティーシャ?
[名前は知らないにしても、そんな名前じゃなかったような。 もしかしなくても、別人?]
似過ぎだろ…
[呟いたのが早いか。やってきた、見知らぬ男に掴みかかられた>>39>>42 いつもなら、こんなの屁でもないが、いまは体が動かない。 男はそのまま、倒れ込む。体中に痛みが更に走った。]
ぐっ…ちがっ!誤解だ!
[必死に訴える*]
(45) 2015/04/15(Wed) 23時頃
|
|
―現在・ケーキ屋―
ヒュー、ね。ノーリーンよ。 そうね、パンがなくてもケーキがあるわ。
[>>36名乗りを聞けば少し力を抜いた]
あの、何かちょっとしたものはないかしら。 私もあまりお金はないのだけれど……
[と、店番に話しかけたのとヒューがレティーシャに向かっていったのは同時だったか]
ええっ?
[ダイミが割って入る>>39のをおろおろと見守る*]
(46) 2015/04/15(Wed) 23時頃
|
|
[男の手が離れた。 突然、ヒューはレティーシャの元へと駆け寄って、意味の分からない事を呟いている。牧師は呆気にとられた。>>36]
ええと…、ヒューさん落ち着いて下さい。 彼女とはお知り合いなのですか?
[ヒューに掴み掛かろうとしているダイミを見ては、慌てた様に。>>39]
ああ、ダイミも! 暴力は、いけませんよ。*
(47) 2015/04/15(Wed) 23時頃
|
|
― 回想 ― [何と言う事だ。牧師は自分の触れて欲しくて、触れて欲しくない所を、そっと撫でる様に自分に言葉を掛けてくれる>>40]
…やめろっ…俺は、…俺は…
[呟くように吐いた言葉。そんな時ケーキ屋に着いただろうか>>30 助かったのか、そうではないのか。複雑な気持ちで気持ちを切り替えた。 懺悔なんてしてはいけないんだ*]
(48) 2015/04/15(Wed) 23時頃
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― 少し前 ― [チャールズに声を掛けられた>>44のにも気付かず。
無意識に彼の手を離して、レティーシャの方へと*]
(49) 2015/04/15(Wed) 23時頃
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[似すぎだろ>>45という言葉荷は首を傾げたよ。誰かとまちがったのかな?
そう思っていたらダイミ君がつかみかかってそのまま倒れこませるようにまでしてたから思わず声を出してしまうよ。]
ダイミ君、お店で駄目!
[お店じゃなくても良くないことには言ってから気がついたけど、言い直しはしないつもり。 勿論、この目の前の人が痛そうなのもあるけれど。男の子だけどあまり大きくはないダイミ君が心配でもあるの。]
(50) 2015/04/15(Wed) 23時頃
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― 現在 ― [掴みかかっているだろう男(ダイミ)に]
…やめろってぇ、
[チャールズの声が聞こえる>>47]
知り合いにっ…似ててっ…俺っ…そいつに似ててっ…
[そこに居るだろうレティーシャに、もう何処に居ない友人の彼女を重ねた*]
(51) 2015/04/15(Wed) 23時頃
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[>>42困った顔をしたレティーシャを一瞬見て、そのまま顔は背ける。
>>47牧師の静止も聞かずに掴みかかれば、あっさりと倒れる男の身体>>45。 あまりにも、簡単に倒れるから、バランスを崩すも、そのまま掴みかかろうとして、>>50レティーシャの声を聞けば我に返って。ようやく彼の声が耳に入る。]
…誤解…?行きなり女の肩掴むとか。
[彼の訴えを聞けば、ようやく彼が怪我をしていることを思い出して]
変態くせぇ。
[そう言って、謝りもせず、立ち上がれば、ガツン!と頭に衝撃]
「あんたは、お客さんに何やってんの!!!」
[ごめんなさいねと姉が謝れば、ぶすっとしたまま、彼を睨みつけた*]
(52) 2015/04/15(Wed) 23時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/15(Wed) 23時頃
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[周りの奴らの話を聞けば、掴みかかってるこいつはダイミを言うようだ。彼が吐く言葉>>53に]
…変態だぁ?!
[失礼な、と思いながらも、自分のした事を思い出せば、そう思われても仕方ないのだろうか。
奥から出てきた女に、ダイミは頭を殴られ、こちらを睨みつけている。 一つ、大きく息を付いて]
いきなり、乱暴にして悪かったよ。 …知り合いに似てたんだよ。すまん。
[男は座りながら、レティーシャに謝った。 ダイミにも]
悪かったな。勘違いさせて、…ヒューだ。 生き倒れの所を、チャルに助けて貰って……ケーキ食いに来たんだ。 …あと、俺は変態じゃねー!
[とダイミに向けて言った*]
(53) 2015/04/15(Wed) 23時半頃
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え、いや、えっと…
[>>51>>53知り合いに似ていて…とただならぬ声色で言う彼を見ると、自分じゃないけど胸が何だか苦しくなるみたい。罪悪感、ってものなのかな。
何をいえばいいか分からないでいたらダイミ君は離れたけれど、お姉さんに怒られてしまっていたから>>52もっと胸がきゅうっとしてしまうよ。]
いや…私の為にだったと思うので悪いとしたら私です、ごめんなさい。
[そのせいでダイミ君がとっても怒られてしまうのは、可哀想だし申し訳ないの。
そのあとはちょっとしゅんとしながら、成り行きを見ていようかな**]
(54) 2015/04/15(Wed) 23時半頃
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レティーシャが、お知り合いに似ている?
[>>51 ぽかんとしたままヒューの言葉を繰り返した。 >52ダイミの頭にクリーンヒットが入れば彼とヒューの間に入る。 変態だのなんだのには眉をひそめつつ、レティーシャ>>54の肩にふわりと触れた]
あなたが気にする事ないわ、たぶん。
それで、あのぅ、これで何か食べるもの、 用意していただけないかしら。
[屋敷の財布とは別の、小さい財布から多くはない硬貨をとりだしダイミに渡した。先程買った『森の音楽祭』は主人のものだから。ケーキの値段に足りるだろうか*]
(55) 2015/04/15(Wed) 23時半頃
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[顔色を曇らせまくるレティーシャ>>54男は、痛みを我慢して、よっと体を立たせ]
レティーシャ…だったよな。俺は、ヒューだ。
[その場に居るだろう人々へ]
見て貰った通り、外から来た。しばらく、この村にやっかいにやる。 取りあえず、腹ごしらえだ…何か有るか?
[と、店番の奴を呼んで、「美味いケーキを沢山」と言ってみる。 そして]
今後の事は決めてないが…まあ問題なければ、 宿屋はどの辺にあるか、教えてくれないか?
[と宿屋の所在を知ってる奴は居ないかと*]
(56) 2015/04/15(Wed) 23時半頃
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…知り合いに?
[青年の言葉に困惑を示す。>>51 ヒューは今、「生きてたのか」と言わなかったか。
静止する言葉はダイミに届かず、 事の成り行きを呆然と見守った。]
(57) 2015/04/15(Wed) 23時半頃
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[ダイミのお姉さんの登場にはっと我に返って、>>52 地面に座るヒューにもう一度手を貸そうとしたが、 その前に自力で立ち上がってしまった。>>56]
[ノーリーンが腹を空かした青年の為に何か食べるものを買おうとしている。>>55 メイドの彼女が自由に使える金は少ない筈。]
ダイミ、私からもお願いします。 ヒューの為に何か食べるものを用意して下さい。
[足りない分は自分が払おうとした。 彼女の後ろから、自分もそっと硬貨を差し出したか。]
(58) 2015/04/15(Wed) 23時半頃
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[>>54しゅんとしたレティーシャを見れば]
違う。全部、この、おっさんが悪いんだ。
[そういえば、謝りヒューと名乗る男をまた睨みつける。]
あんたの名前なんて、いちいち覚えてらんねぇ。
…チャルってのも知らねぇし。
[ぼそっと、付け加えた一言に牧師は何か反応するだろうか。]
(59) 2015/04/16(Thu) 00時頃
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―― 早朝:湖の際で ―― [チャプ、チャプ、と音を立てながら、水際を歩く。 まだ山の向こうからお日様も顔を出さない薄暗い時間。
朝露に濡れた柔らかい新芽を摘み取り。
水中に揺らめく水草を根っこからそっと引き抜いて。
大きな老木の根元で、朽ちた木の葉を苗床にしたきのこたちを見つければ、大きなものから採っていく。
薄荷の枝は、ナイフで刈り取って。
どっしりと横たわる丸太を東に向かえば、とっておきの房すぐりのなる茂みへとたどり着いた。 祖母の好物だ。]
いい色だ。ジャムにしてもらおう。
[そうして一通り薬の材料になるものを集めたら。 ようやく顔を出した朝日に、おはようと挨拶を。*]
(60) 2015/04/16(Thu) 00時頃
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へー…
[変態じゃないと言う男に冷ややかな目線を送る。そして、こちらには姉の冷たい視線が。]
……
[そうして、差し出される>>55>>58硬貨。]
なんで、こんなやつに、あんたらが金だすんだよ。
[そう言えば、硬貨を受け取れば、ぶすっとして、奥にいけば、傷などで売りものにならないケーキや、その切れ端で作った安売りのものを、出して。
姉にそれを任せれば、]
…ケーキより、普通に食った方が安いんじゃねぇの。
[そう言えば、店の奥へと入って行った**]
(61) 2015/04/16(Thu) 00時頃
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[チャルの言葉>>58でハッとする。 ノーリーンというメイドもチャルも、自分の為にケーキを用意してくれるという。]
…え?俺?
[見ず知らずの自分にここまでしてくれるなんて。恥ずかしかった。こんな自分に情を掛けてくれる。そんな価値、自分にあるだろうか。 男は、二人に聞こえる声ではっきりと]
ありが……恩に切る。…その、何か礼は出来ないだろうか。 タダでご馳走になる訳にはいかない…からさ。
[と言っても、この体じゃ出来る事は限られているが。 でも男は、真剣だった。自分の心が、温かさを感じたから*]
(62) 2015/04/16(Thu) 00時頃
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[また睨みつけるダイミ>>59を睨み返し。
続くダイミの言葉に>>61、少なからず心にチクっと痛みを感じ。 文句を言いながらもケーキを出してくれるダイミ。まさか彼が作ったとは知らず、]
…頂きます。
[と言って、ケーキを一口食べれば、体に染みわたる、優しい甘さ。 この世の物とは思えない程、美味過ぎて。作り手の思いや、代金を払ってくれた2人の気持ちは入っているかのように。 そう、人の思いの味がしたのだ。 気付けば、目頭が熱くなり、涙が出そうになるのをバレない様に腕で拭った]
…くっそ美味いな…
[そう言って、バクバク頬ばった*]
(63) 2015/04/16(Thu) 00時頃
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― 回想、十数年前 ―
[赴任して間もない頃である。 ある夜、人目を偲んで教会に駆け込んで来た娘がいた。>>43 ただならぬ空気に牧師は聖堂の中へと入る様に促した。
「このはしための罪を聞いて下さいますか。」という娘の告白に、ただ頷いた。 次いでの娘の告白に、牧師は驚いたように牧師の黒い瞳が大きく揺いだが、]
神はいつもあなたを見ています。 二度と同じ過ちを繰り返さぬように節度ある態度を心掛けなさい。
[告白を聞き終えた後、いつもと同じ科白を繰り返す。]
(64) 2015/04/16(Thu) 00時半頃
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[それでも、こうして、懺悔を求めて信者は訪れる。 だが、牧師は拒むことはしない。
――これは告解などではない。
と、牧師は自身に言い聞かせる。強いて言うならば回答しない身の上相談だ。 それに大抵の信者にとって懺悔には大した意味はない。 口では神に許しを請うてはいるが、実際には人々は心の負担を少しでも軽くするために懺悔をするだけで、神などどうでも良いのではないか。見た事もない神をどうして盲目的に信ずる事が出来ようか。]
(65) 2015/04/16(Thu) 00時半頃
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[だから、告白を聞き終えた後、同じ言葉で締めくくる。 自らの神に懺悔し、悔い改めよ。と。*]
(66) 2015/04/16(Thu) 00時半頃
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― 訂正 >>64と>>65の間 ―
[まず、ここへ懺悔をしに来る者がいるのが間違いだ。 懺悔とは罪を悔い改めることだが、教会の懺悔とは罪に対する償いの命令とそれによる許しを求める行為に外ならないそれは、洗礼後の罪を赦免す告解という秘跡のひとつである。 ここがカトリックの教会ならばそれで良い。だが、プロテスタントでは洗礼と聖餐以外の秘跡を認めていなかった。 チャールズは牧師である。つまり、牧師へ懺悔しに来るのは筋違いなのだ。]
(67) 2015/04/16(Thu) 00時半頃
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― 現在、ケーキ屋 ―
[チャルとは自分の事だ>>59。 未だに名前を覚えて貰っていないらしい。少しだけ悲し気に眉を寄せて、]
チャールズですよ。
[何度目になるのか、ダイミへと自身の名前を教えた。]
(68) 2015/04/16(Thu) 00時半頃
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[きっと、また忘れられてしまうのだろうけど。 不機嫌そうなダイミに対して、いつもの笑みを浮かべて、>>61]
だって、此処のケーキ美味しいですから。 だから、是非とも此処のケーキ食べて欲しくって。
[勿論、ダイミがケーキを作ってるとは知る由もなく。*]
(69) 2015/04/16(Thu) 00時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/16(Thu) 01時頃
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[「宿屋はどの辺にあるか、教えてくれないか?」という 先ほどのヒューの質問には、>>56]
宿、ですか…。村の中央にありますが。
…あの、今夜泊まる場所でお困りならば、 ヒューさんが宜しければ教会に泊まっても大丈夫ですよ。
[困っている人間がいるなら手を差し出すのは当然だと言った様に、自然な調子でそう言った。 無理に教会へ泊まる勧めるつもりはなく、その場で直ぐに答えを求めることもなかった。]
(70) 2015/04/16(Thu) 01時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/16(Thu) 01時頃
|
[ヒューの感謝の言葉にはゆるりと首を振って、>>62]
良いんですよ。気を使う必要はありませんよ。 お礼だなんて…、
早くヒューさんが元気になってくだされば。
[にこり、微笑む。 穏やかな眼差しのまま、ケーキを一口食べるヒューを見守り、>>63 美味いという単語に表情を綻ばせて、]
でしょう?
[作った本人ではないのに、嬉しげだった。**]
(71) 2015/04/16(Thu) 01時頃
|
|
[追加された硬貨の主>>58を振り返り、小さく頭をさげた。 元々少ないメイドの給金から、里子の仲介をした孤児院に寄付をしている。そのため、自由に使える金は少なかった]
お礼?
[>>62 ヒューに言われ、首を振る]
おかまいなく。その……
[ダイミにもなぜ金を出すのかと問われると>>61、少し俯いた。 罪滅ぼしですから。 という声は音にならない]
(72) 2015/04/16(Thu) 01時頃
|
|
なぜ他のものにしないかって、 だって、 美味しいんですもの。
[ヒューが切れ端などを受け取る>>63のを横目にながら、ダイミの姉にぽつりともらした。チャールズと全く同じことを考えていたようだ。 一切れだけよけてもらい、それはレティーシャへ。 どんどん消えていくケーキを眺め、目を細めた]
(73) 2015/04/16(Thu) 01時頃
|
|
……あ! いけない、ご主人様がケーキを待っているのでした。 わたくし、お先に失礼します。
[ケーキ屋をでかけて、立ち止まる]
その、ヒューさん? よかったらお屋敷で仕事を手伝っていただけないかしら。 若い子を雇ってもすぐやめてしまうから、人手不足で困っていたの。 ご主人様がお許ししてくだされば、になってしまうけれど。
[返事をきけば頷いて、ケーキ屋を立ち去る**]
(74) 2015/04/16(Thu) 01時頃
|
|
ああ、お使いの途中だったんですね。 ノーリーンさん、お疲れ様です。 どうぞ、また教会へいらして下さいね。
…特に、用がなくとも。
[立ち去るノーリーンには、何時もと変わらぬ笑みで見送った。>>74 …おんなの懺悔を聞いていた時にも浮かべていた穏やかな笑みを。*]
(75) 2015/04/16(Thu) 01時頃
|
|
[ノーリーンが見えなくなった後、 レティーシャへと向き直る。]
さて、レティーシャ。 貴方はどのケーキが食べたいですか?
[普段、贅沢は許されない彼女。 けれども、何時も孤児や教会の手伝いをしてくれている彼女へのお礼のつもりで、 こっそり、内緒話でもする様に彼女に耳打ちをして質問してみた。**]
(76) 2015/04/16(Thu) 01時頃
|
伝道師 チャールズがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(伝道師 チャールズは村を出ました)
宣教師 チャールズがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(宣教師 チャールズは村を出ました)
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―ケーキ屋を出る時―
ええ。 また、お伺いします。
[チャールズに誘いを受けると>>75、その笑みから目をそらした。教会に向かうのは用事のある時と、日曜の礼拝だけだった。
「屋敷のお仕事が忙しいのです」
もっと教会に行かないのか、と誰かに聞かれればそう答える事だろう]
(77) 2015/04/16(Thu) 01時半頃
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|
―屋敷への道―
[歩きながら、チャールズの笑みが浮かぶ。 ぶるりと身を震わせた。
子の話が他へ漏れた様子はない。 そういう意味で彼を恐れはしない。 ただ、あの黒い瞳を向けられれば全てを見透かされているようで、穏やかなあの笑みが、ただ、恐ろしかった**]
(78) 2015/04/16(Thu) 01時半頃
|
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[教会に行くことなんてほとんどない。懺悔なんてあっても、しない。なんで、神に懺悔をしなきゃいけない。そんなんで赦されるなんて、おかしいと思う。]
あっそ。
[チャールズ、と名乗られれば、素っ気なく返す。
少し悲し気に眉を寄せる牧師を一瞥する。
顔はたまにここに来るから覚えている。ただ名前を覚える気がない。
教会は嫌いだが、別にこういった対応をするのは牧師に限ったことではない。
だが彼が常に浮かべる笑みはなんだか気持ち悪く、苦手ではあった。
なぜ、金をだすのか、そう言ったとき、メイドが俯く様子を訝しげに一瞬見詰め、
そうして、奥からケーキを持ってきたのだったか。]
(79) 2015/04/16(Thu) 06時半頃
|
|
…………
[なんで、他に行かないのか、その答えが「美味しいから」。思わず顔を背ければ、視界に入る姉の姿。にやにやしたその表情は「この人も」と、メイドも同じ答えであることを示している。
うっ、となり。そっぽを向いて 、さっさと奥へと引っ込んだ**]
(80) 2015/04/16(Thu) 06時半頃
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|
[肩にふんわりと触れられると>>54、一瞬飛び上がるようにしてしまったの。さっき肩を触れられたのが、頭に残っていたからかな?]
は、はい……
[勿論、悪いことはしていないとは思うよ。でも何かあったのかなって思うと中々…どうすればいいか分からなかったの。 ヒューさんだと名前を聞かされたら改めてそちらの方を向いたよ。ちょっと苦笑いだったかもしれないけれどね。]
ええ、ヒューさんですね。私は牧師さんの所で聖歌を歌っていたりしてます。ええと、牧師さん程じゃないですけど…お話聞いたりするのは出来ると思うので、お知り合いさんの話とか私に話したいと思ったら聞きますね。
[首をこてりとしながら、この時までにはきっと自然に微笑む事ができたと思うよ。「生きてたのか」って言った事の意味は、「もう1人の私」でなくともちょっと分かってしまうから。何て言うのが一番良かったのかは、分からないけどね。]
(81) 2015/04/16(Thu) 08時半頃
|
|
[ダイミ君が奥へ行った後だったのかな、ノーリーンさんから一切れ私もケーキを貰ってしまったの>>73。 え、どうしようかなって思っていたけれど…渡されてしまった物を返すのもそれはそれで申し訳ないような気もするの。だから。]
えっと…ありがとうございます。 色々としてもらってばっかりですね?
[そんな事をちょっとつけたしちゃったけど、そう言って小さく一口食べるよ。口の中に膨らむ優しさみたいな物を感じたら、自然と頬が緩んでニコニコしてしまうのが自分でも分かるの。 ダイミ君が一旦戻って来た時には、大事そうに…美味しそうに食べているのを見られちゃったかな。ちょっと恥ずかしいかも。]
(82) 2015/04/16(Thu) 08時半頃
|
|
[>>76こっそりと耳打ちをされてしまったら、ちょっとびっくりしちゃうよ。]
え、今もちょっと食べちゃったですしそんな悪いです…‼︎
[そう言って断ろうとはしたけれど、結局一つケーキを持たされることになっちゃった。うむむ。半分こしようかな。]
(83) 2015/04/16(Thu) 08時半頃
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|
[ダイミ君が奥からケーキを持ってきたと思ったら>>79、もう戻っちゃうみたいで>>80。何か言わないと‼︎って思い出すよ。守ってもらったものね。 他の人に聞こえてもあまり良くないと思うから、彼の耳元にちょっと近づくんだ。嫌がられたら辞めるけどね。]
…ダイミ君、ありがとう。ええっと、うん。守ってくれて…嬉しかった…よ。
[そう言って離れたら、手を振るように見送るの。 その後は私も、ケーキ屋さんを出て家に帰ろうかな。**]
(84) 2015/04/16(Thu) 09時頃
|
早口言葉 ダイミがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(早口言葉 ダイミは村を出ました)
|
ーケーキ屋奥ー [一度顔を覗かせたとき、美味しそうにケーキを食べる男の姿が見えた。
そして、切れ端をもらったのだろうレティーシャが大事そうに食べてるのを見て、奥を振り向く。
試食用のケーキの余り。彼女がケーキを余り買えないのはわかってたから、いつも残してあるのだが。
いつも、渡すタイミングというか、掴めず、渡せたこともなく。]
(85) 2015/04/16(Thu) 12時半頃
|
|
[奥へと引っ込むとき、レティーシャが耳元へと近づいてきた。レティーシャが近づいてくることは嫌がることはなく。
他の奴なら、気持ちわりぃな!と即座に距離をとるだろうけど。
耳打ちされた言葉に、]
…………
[一瞬の遅れた反応と、その後、瞬時に、ぼふんと顔が赤くなる。]
べ、別に、そんなつもりじゃねぇ! だいたい、無防備すぎんだよ!!ばかじゃねぇの!
[手を振る彼女を背に、慌てて奥へと消えた**]
(86) 2015/04/16(Thu) 13時頃
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|
ーお店を出る前ー
あ、うん…そうだよね。肩掴まれて揺らされて、商品に当たって台無しにしちゃったら私じゃ弁償出来ないし…
[手を振りながら、言われた事の意味を考えたら。そうだよね…って納得するよ。守ってくれたって思ったのは、思い込みだったみたい。
……ちょっとだけだけど、残念かなって思って。ちょっと首を傾げたの。]
あ、新しいケーキの名前、私も考えてみるね。
[今度迄に、なんて言ってみるけど振り向いてはくれないみたい。 仕方ないけど、家に向かうよ。]
(87) 2015/04/16(Thu) 13時半頃
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ー 少し前 ー [チャルの言葉に>>68]
(ここのケーキ屋は評判良いんだな…)
[これは期待大だな、と運ばれてくるケーキに、胸踊らせる。 しかしダイミを見ていると何か引っ掛かる。誰かを彷彿させるような。思い出せそうなのに思い出せない。何だろう*]
(88) 2015/04/16(Thu) 14時頃
|
|
[宿屋に対して返してくれた>>70チャルに]
マジかよ。それは、ありがてー。 でもそれじゃ世話になりっぱなしだな…俺。
[また心が温かく感じれば、何だか自分の村に居た頃に戻った様だ。 友人も、村の皆も居た頃に。]
(89) 2015/04/16(Thu) 14時頃
|
|
[チャルの続く言葉に>>71聖人君子とは、彼の事を言うのではないか。 寝床も提供して貰って、体の回復まで願ってくれる。牧師にやるべくしてなったんだろうなと。 だからこそ気になった。こいつの思考はどうなっているんだろうと。純粋に。]
こんだけ飯くえば、直ぐ治るよ。
[食べているのはケーキだが。 「でしょう?」と言われれば]
…ああ。まぁな。
[チャルに目も合わせず、頬が少し赤くなりながら呟いた*]
(90) 2015/04/16(Thu) 14時頃
|
|
[ノーリーンの綴られない言葉に>>72少し首を傾げる。有り難い気持ちは、素直にあるので]
アンタも、その…わりーな。
[上手く礼は言えなかったが。だから、こりゃ本格的に恩は返さねばならないと思った。自分に何が出来るだろうかと、考える。 自分がどんなに非力でも、貰ったものは返したい。柄にもなく、人の心に触れて、喜んでる自分が居たから。]
(91) 2015/04/16(Thu) 14時頃
|
|
[帰ろとしたノーリーンが立ち止まり、投げかけられた提案に>>74]
そいつは、有り難い。 そん時は、よろしく頼む。
[また、自分の村に居る様な錯覚を覚える。嬉しい反面、喜ぶなんて許せない戒める自分も居て、複雑な気持ちになった。 そして、この場を後にするノーリーンを見送った。]
(92) 2015/04/16(Thu) 14時頃
|
|
ー 少し前 ー [レティーシャの言葉>>81は、自分を気遣うもので。優しく声を掛けてくれる所まで一緒だな、なんて。]
ああ、…歌か。じゃ、今度聴かせてくれ。
[とだけしか言えなかった。レティーシャの優しさが、自分の心にじんわり沁みる。その笑顔は、やはり死んでいった彼女にしか見えなくて、辛かった。男は自嘲気味に笑顔をかえした*]
(93) 2015/04/16(Thu) 14時頃
|
|
[奥に行ったレティーシャが戻ってきてこの場を去ろうとすれば>>87]
…またな。
[と声を掛けただろう。呟いた程度の音量だから、聞こえなかったかもしれない*]
(94) 2015/04/16(Thu) 14時頃
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|
[幾ら食べても食べ足り無いのは、ケーキだからか。でもそれなりに腹もいっぱいになってきた。 チャルに]
アンタは食べねーのか?
[と、まだ残っているケーキを彼が食べるならと皿を寄せる。 口の周りについてるであろうクリームを紙ナフキンで乱暴に拭き取り]
アンタには感謝してる。 あの、ノーリーンってやつにも。 …これも、美味いしな。
[と、ケーキを指す。]
(95) 2015/04/16(Thu) 14時半頃
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|
何か俺に出来る事があれば、言ってくれ。 教会でも何か、手伝える事があれば…
[死んでも可笑しくないと思った自分が、また誰かの為になりたいなんて、おこがましいだろうか。 しかし、貰った分を返してから居なくなったって、遅くはないだろう。 長居は出来ない。これ以上迷惑も掛けられない。ここは、自分が居た村ではないのだから。]
…ま、何にせよ、この体を何とかしなきゃな。 薬屋でもあれば良いんだが。
[チャルは知ってるだろうかと、視線を彼へと向ければ**]
(96) 2015/04/16(Thu) 14時半頃
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|
―― 自宅 ――
ただいまー。 ばっちゃん、すぐり摘んできたよ。
[ジャムよろしくね、と付け加えて、採取してきたものを工房の方へ持っていく。水桶で手を洗って戻れば、テーブルの上にはライ麦パンと目玉焼き、マッシュドポテトの盛られた木のボウルがふたつ並んでいた。 もちろん祖母お手製の山葡萄のジャムと、残り少なくなってきた房すぐりのジャムの瓶も。
山羊のミルクをコップに注ぐ祖母に、ちょっと待ってと声をかけて。もう一度工房に戻れば、乾燥させておいたパセリを一房手に戻る。 そうしてマッシュポテトの上で崩して散らしたら]
いただきます!
[大きな声で挨拶を。]
(97) 2015/04/16(Thu) 14時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/16(Thu) 14時半頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/16(Thu) 14時半頃
|
[食後に祖母の淹れてくれたハーブティーを飲んで。 ゆったりとした朝の時間を楽しんだら]
さて、やりますか!
[根の生えそうな重い腰を掛け声とともに上げて、うーんと伸びをひとつすれば、ごちそうさまと祖母に声をかけて工房へ向かった。]
(98) 2015/04/16(Thu) 15時頃
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|
[薬師としての仕事は、ほぼすべて教わったといっていい。
近年、急激に目の悪くなってきた祖母に代わって、今では自分が薬屋の仕事をまかなっている。それでも、長年の経験からくる薬の見立てや、効き目の強い植物の見分けなんかは、まだまだ足元にも及ばない。
あんなに弱かった肺も、今ではすっかり良くなって。 両親から、戻ってこいとの催促はいまだにあるけれど、青年はここを、薬屋の仕事を離れる気はなかった。
作業台に採ってきたものを並べ、まずは不要な部分を削り取っていく。虫や泥なんかも綺麗に取り除いて、それが済んだら、麻縄で結って吊るしたり、細かくちぎって布の上に並べ乾燥させる。 木の皮は剥いで蒸留水に漬け込み、備え付けの小さな釜土には火を起こした。]
えーと?
[常備しておくべき薬のリストを眺めながら、残り少なくなったものを調合していく。 すでに乾燥させておいた薬用植物を、大きな薬研の中に少量ずつ加えて、取っ手を持ち前後に動かせば。
静かな工房の中に、ゴリ、ゴリ、と特有の音が響き渡った。*]
(99) 2015/04/16(Thu) 15時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/16(Thu) 15時頃
|
ええ、また。歌うのは大抵牧師様の所ですから。
[>>93>>94 ヒューさんに最後そう言って、軽く頭を下げてからお店を出たよ。風がふわりと吹いて、心地いい。
ゆっくりと歩いていたら、殆ど同じ色の髪の人に今度は出会ったけど>>0……この人はいつも本当に嫌な感じがするの。よくないことなのだろうけど…生理的に受け付けない、みたいな。
私の姿をみたらこっちに変なこといいながら近づいて来たから、きゃあと小さい声を出して「もう1人の私」に助けを求めるの。]
(100) 2015/04/16(Thu) 16時頃
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…主様って神様の類で自分の事を言ってて、それを消すものがいるって?そんな事を私に話す意図が理解出来ないのですけど。 人間の脳は部品が壊れれば、栄養という原料が途切れれば機能を止める道具に過ぎないし、そういう前提の下ではまず神もいないし、死後の世界もない、と現時点では言わざるを得ないわ。 神や死後の世界を概念だと捉え、概念としての神や死後の世界観が人間の精神にもたらす影響を考慮する時、その概念の存在を否定することはできないのだから、天国を闇を恐れる人のおとぎ話に過ぎないとしてくだらないものと解釈するか、精神のバランスを取るための精神活動の一環と取るかの問題で、解釈論で論じることは可能だとは思うけれど。 だから貴方が自身を神だという思考自体を殺せはしないけど、その認識を私の中で消せばいいということかしら?それなら私にも出来るから。
まぁ…こんなこと言った上で聖歌を歌っている私は変な存在かもしれないね?少なくとも貴方に対してじゃないけど。
[取り敢えず邪魔です、なんて言って反応も無視して横を通りすぎる。「私」は私が守らないといけないのだから。]
(101) 2015/04/16(Thu) 16時頃
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[歩きながら、そう言えばと牧師の事を思い出す。それはきっと自称神様にでも会ったからかな…と思いながら。]
(102) 2015/04/16(Thu) 16時半頃
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ー回想ー
…貴方の手は怖い。
[孤児院に引き取られて暫くして、初めて教会へ行った時。牧師が頭に伸ばした手を「私」が見れば、恐慌状態になった。親から受けた仕打ちを、「私」は記憶していない筈なのに受け入れることの出来なかった手。今普通に考えれば…自分を害しはしないと分かる筈なのに。 「私」が泣きそうになりながら牧師の腕を掴んだ所で私に切り替われば、すぅと表情は落ち着いただろうけど…目は細まって今思っても幼子ながら彼の目を覗き込むようにした筈。]
私は要らない子だから捨てられた。なのになんで生きているのか分からないの、「私達」は。 …でもお父さんでもお母さんでもないから私は貴方に叩かれるのが嫌。反抗だってするもん。
[この頃は、未だ難しい言葉は知らなかっただろうから、言っている事は大した事は無かったと思う。 でも私を見つめるその目には、何処か今迄と違う色が見えた気がした。
手を振り払ってから少しすれば「私」が戻って来るのを感じたから、私は「私」を見つめる所へ戻った。その後「私」は「あれ、なんで泣いてるんたんだっけ?」なんて言いながらきょとんとしていた。]
(103) 2015/04/16(Thu) 16時半頃
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[よくあんな態度だったのに今受け入れられているな…なんて、自分の事なのに少し不思議に思いながら。
「私」にもう大丈夫だよ、と声をかけて…いつものようにまた見守ろう。「私」には私がいるから。
もうすぐ、もしかしたら私は要らなくなるかもしれないな…と。ちょっとだけ苦笑いもしてしまった。本当だったとしたら、私の存在は逆に邪魔かもしれないし。]
(104) 2015/04/16(Thu) 16時半頃
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[気がついたら変な人からは離れていたみたい。無防備って言われたから、ちゃんと「もう1人の私」と注意しないとって思ったけど…私は「もう1人の私」に何が出来るかな…って急にちょっと思っちゃったの。どうしようかな。
そんな事を思いながら再びとことこと歩いていると、今度はゴリゴリと音が聞こえたよ。 工房…だっけ?の中が見えるような所へ行ってみて、仕事をちょっとだけ眺めるの。声は掛けないよ、お仕事の邪魔したら悪いからね。
薬屋さんには孤児院もお世話になっていて、本当に有難い存在だと思うの。薬草とかを見分けて調合するって凄いな…最近はお婆ちゃんはあんまり表には出なくなったみたいって聞いたことがあったけど、今みんなが助かってるのはあのお兄さんのお陰でもあるんだね。]
(105) 2015/04/16(Thu) 17時頃
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―屋敷―
申し訳ございません。 大変お待たせいたしました。
[主人にケーキと茶をだし、頭を深く下げた]
ケーキ屋で色々とございまして……
[申し訳なさそうなヒューの顔が浮かぶ>>91。 できるだけ柔らかく笑顔をつくり、「大丈夫よ」と答えたのだ。 彼がすこしでも安心できていればよいのだけれど。
何があったのか問われ、彼の事を話す。 屋敷の手伝いについては快く了承を貰えたが、けがについてサイラスのみたてを聞くよう言いつけられた]
(106) 2015/04/16(Thu) 18時頃
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[加えてレティーシャに言付かったオルガンの礼も伝える。 彼女には余計な気を使わせてしまっただろうか?>>82 オルガンは主人の寄付で、自身は何もしていないのだ。 と言い立てるのも野暮に思い、彼女の礼にはただ笑みを返した]
それでは失礼いたします。
[きっと今頃ヒューはサイラスのところだろう。 診断が終わった頃に行ってみようか。 ひとまず屋敷の掃除で時間を過ごす**]
(107) 2015/04/16(Thu) 18時頃
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―ケーキ屋奥―
[>>87レティーシャの言葉は聞こえたが振り向きもせず。
その後、そこには、突っ伏す男の姿が。]
「素直に、"どういたしまして"って言えばいいのに」
「あんたねぇ。その性格いい加減なんとかしないと、レティーシャちゃんにも嫌われるからね。」
うるせぇ…
(108) 2015/04/16(Thu) 19時頃
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[姉が店へと戻れば、裏口からこっそりと外へ。
散歩ついでに木の実でも取ろうかと、森へと向かえば、 何やら、誰かに何か言われたのか>>101ぐたーとなってる、変なおっさんが。
自分は神だとか。ぶつぶつと言っている。]
……
[さっさと通り過ぎようと、早足になれば、]
「小さき少年よ。」
[突然背後で声がした。ばっと振り向いたら、めちゃくちゃ近くに、おっさんの顔が。
びくっ!!と、本気で驚いた。]
(109) 2015/04/16(Thu) 19時半頃
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なんだよ、おっさん。気持ち悪い。
それと、まだ伸びんだよ!
[そう言えば、その自称・神はうんうんと頷いて、がしっと腕を掴まれた]
「私は神。貴方の背だって、望めば伸ばすこともできます。さぁ、今こそ私を神と崇めるのです。」
[そして、店であった包帯の男を思い出す。
更に変態、いた**]
(110) 2015/04/16(Thu) 19時半頃
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― ケーキ屋 ―
[こっそり、内緒話でもする様に彼女に耳打ちをする。吃驚する彼女にまるで悪戯が成功した気分になる。>>83]
遠慮しなくて良いんですよ。 こんな時位、甘えて下さい。
[遠慮するレティーシャに買ったケーキを持たせる。結局、新作のケーキをチャールズが選んだったんだか。 周りを縁取るスズランが可愛らしい。]
(111) 2015/04/16(Thu) 21時半頃
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[ケーキを土産に帰途へ着くレティーシャを見送った。 孤児を出て一人で住むと言う彼女に教会の一室を貸そうかと提案したことがあった。 年端も行かない少女がひとりで暮らすのは危険だと思ったからだ。 だが、孤児院の側のいえで彼女はひとりで住んでいる。]
(112) 2015/04/16(Thu) 21時半頃
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― 回想、少女と ―
[初めて、レティーシャが教会へ訪れた日。 人見知りなのか、初めて会った少女は緊張している様だった。怯える幼子を慰めようと手を伸ばした。今思えば、配慮のない行動だった。落ち着かせるどころか返って、少女を怖がらせてしまったのだから。 「…貴方の手は怖い。」ぴくりと、指先が震える。慌てて手を引こうとしたが、今度は腕を掴まれてしまい、 今にも泣きそうな顔で腕を掴む少女にどうしたものか、その手を引っ込めることも出来ずにおろおろしていると、
突然、少女の表情が一変した。 すぅと表情から感情が消えてゆく。]
私が貴方を叩く? そんな事をする訳がないでしょう。
[年端もいかない少女がそんなことを言ってのける、その意味を考えると背筋がぞっとする。 少女が両親からどの様な扱いを受けていたのか、容易に想像が出来た。 しかし、何より、急に態度を豹変した少女に戸惑いを隠せない様子だった。一瞬、見開いた目を細めて――…、穏やかな笑みを浮かべて少女の言葉を否定する。]
(113) 2015/04/16(Thu) 21時半頃
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[少女の告白に対して神父と言えば、]
人は生きているだけで意味がある、 生きてて価値のない人なんていません。
[そして、だから、貴方は要らない子なんかじゃないんですよ。 そう、月並みの返事を返した。その歳にして世の中に対して斜に構える少女には、凡庸な回答に違いなかった。]
… レティーシャさんも、貴女、も。 必要とされているんですよ。
[牧師は少女"達"へと微笑んだ。許すならば、今度こそ少女の頭を撫でただろう。 元の少女へと戻れば、濡れてる目元をそっと拭ってやったか。**]
(114) 2015/04/16(Thu) 21時半頃
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[すっかり粉末になった生薬を、薬包紙に一つずつ包んでいく。容量や用法を間違えると、途端に毒薬になってしまう、この薬たち。
人を生かすも殺すも可能なこの仕事に、少しの気の緩みも許されない。それは祖母がずっとずっと口酸っぱく伝えている教えだった。]
ふう…
[さて次は湿布薬だと、煮沸して干しておいたガーゼを取りに行こうと窓を見遣れば、ふわふわの金糸が此方を覗いていて>>105]
レ、ティーシャ?
[首を傾げて声を掛けてみたが、返事はあっただろうか。*]
(115) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/16(Thu) 22時頃
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[朝起きて、身支度を整える。 鏡の中には、退屈そうな、私]
(116) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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―村の奥の屋敷―
[無駄な広さの厨房に、ぽつんとひとり。 この屋敷は、元は宿屋として使われていたらしい。 おばあ様と二人で過ごすには、どこもかしこも広すぎる。
薄暗いうちに起きて、食事の準備を整える。 数年前から私が望んで始めた事。 火と刃物を扱う調理という行為を 「誰か」に許してもらうまで、随分と掛かった。
食べるものに困ったことは無い。 3日に1度、届けられる食材の送り主を私は知らない]
(117) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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[身に着けているものも、そう。 肌触りのいい布の感触、細部まで施された刺繍。 身体のサイズにやけにぴったりなのは、 おばあ様が採寸しているから。 けれど仕立ててくれるのはおばあ様じゃない。
嗜好品を買いに行く、お財布の中身もそう。 いったい何処からくるのかしら? 誰も教えてはくれない、私は知らない。
物欲に関しては節制を強いられることは無い。 欲しいものをほしいままに、 買えるだけどこかから与えられている]
(118) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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[窓の所で真剣な顔つきをしたサイラスさんを見ていたら気づかれちゃった。>>115お薬の袋にきちんと入れているのが終わった後なのはよかったかも。量が違うと大変なのは私も知っているもの。]
サイラスさんお疲れ様です。おばあちゃんは元気ですか?
[首を傾げるような姿にちょっと微笑みながらそう尋ねてみたよ。]
(119) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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[こんな小さな村で、欲しいものをほしいまま、 望んだってそう高額にはならないのかもしれない。 それでも…]
…――気味が悪い。
[自嘲交じりにぽつりと口にする、心の内。 享受しておきながらなんて我儘を、だとか、 贅沢な悩みなだなんて、頭では判ってる。 けれど、思わずにはいられない]
(120) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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[おばあ様に声を掛けて、二人きりの食事がはじまる。 食堂は、二人で過ごすには広すぎるから使って居ない。 今日は天気が良いから、テラスで食事を。
食事の前のお祈りで、感謝すべき相手は本当に神様なのか 私にはよくわからない。
何の気なしにテーブルに広げている織物のクロスや 使用している細工物の銀食器の価値 …また考え込んで、止めにした*]
(121) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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― 現在、ケーキ屋 ―
[申し訳なさそうにするヒューに>>89 「だから、怪我人が気を使う必要はないと言ったでしょう。自分のことを一番に考えるのが仕事ですよ」と返して、」
?
[笑顔の侭、頬を赤くするヒューに小首を傾げた。>>90]
(122) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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[今日はいい天気らしい。 陽の光がレティーシャの髪を透かして、眩しいくらいに輝いている。ふんわり弧を描く菫色の瞳を見つめながら、彼女のご挨拶に応える。>>119]
レティーシャもお疲れさま。 ばっちゃんは元気だよ。相変わらず叱られてる。
[参っちまうよね、と情けなく笑いながら、 そばかすの散る頬を掻いて。]
レティーシャは?お使いかなにか?
[用事の途中だったのかな、と疑問を投げかけながら窓辺へと近寄った。*]
(123) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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[ノーリーンとレティーシャを見送れば、ヒューとチャールズがその場に残される。 ヒューはケーキをぱくぱくと食べていた。その様子を眺めていると、ケーキを食べたいと誤解されたのか、アンタも食べないのかと質問された。>>95]
いや、私は…。
[ぱたぱたと手を振って、遠慮しようとして、 ヒューの感謝の言葉に口を噤む。考える様に間を置いてから答えた。]
……少し、だけ。……頂きます。
[差し出されたケーキを一欠片摘んで、 行儀悪いけれども、口元へ運んで ぱくり 。]
(124) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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…ん、 甘い。
[感想を零す。 次いでのヒューの言葉には、先ほどと同様に「気を使う必要はない」と返事をしようとしたが。初めに会った頃と比べて元気になった様子の彼を見れば優しさも無碍には出来ず。]
そうですね。貴方の怪我が治ったら…、 庭の草むしりでも手伝って貰いましょうかね。
[微笑んで、頼み事をひとつした。]
(125) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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薬……ですか。ああ、それなら薬屋がありますよ。 きっと、彼なら貴方の怪我に効く薬をてだてしてくれるでしょう
[薬屋への道を教えた。 必要なら道案内を進んで引き受けて、その後は教会へ。**]
(126) 2015/04/16(Thu) 22時頃
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期待されてる証なんじゃないかなって思うよ?みんなおばあちゃんに感謝して、サイラスさんのことも信用していると思うけど。これからもみんなの気持ちを背負えるようにって。
[>>123期待されないなら怒られることもないって思ったのはなんでだろうってちょっとの間思ったけど、気にしないことにしたよ。]
牧師さんの所で聖歌を歌って帰るところだよ。薬屋さんは忙しいだろうから、あんまり来れないのかな?
[特に今用があったわけではないけどちょっと外から見てたんだって言うの。頑張っている姿って素晴らしいと思うんだ。]
(127) 2015/04/16(Thu) 22時半頃
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期待されている証か…あんがとな、レティーシャ。 そうやって前向きに考えると叱られ甲斐があるよ。
[なんて。彼女の励ましに笑みを和らげる。それから彼女が聖歌を歌って帰るところということを聞けば、ああ、そうだったと前に垂れてきた前髪をくしゃっとかき上げ]
そっか。この時間ならそうだよな。 …随分レティーシャの歌、聴いてない。
[仕事を本格的に手伝うようになってからは、店が休みの日でない限り時間に自由がきかなくて。…いや、そんなのは言い訳だ。]
今度の休みにはばっちゃんと一緒に行くよ。 楽しみにしてる。
[ニッと歯を見せて笑えば、ああそうだ!と一端作業机に向かい、あんずをひとつ手に戻ってくる。]
今朝なってるのを見つけたんだ。 いっこやるよ。
[そうして窓の外へ腕を伸ばした。*]
(128) 2015/04/16(Thu) 22時半頃
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うんうん。どんどん吸収して、おばあちゃんにも安心してもらえるように、かな?もっともっとそうしたら元気になると思うよ。
うん、その時は私いると思うから…でも教会に来るのは私の為じゃないよ?牧師さんの御話しとか聞いたりするためだからね?
[>>128間違えないでね、なんていったら何だか可笑しくなっちゃったよ。クスクスと笑うんだ。 あんずを差し出されたら、今度はちょっと驚いたような顔をするよ。何か返せるかな、って思ったけどケーキは「もう一人の私」と食べるから駄目だね…って思ったの。だけど、そっか。]
お礼はじゃあ今度来てくれた時に気持ちを込めて歌うってことでいいかな?
[そういって窓越しにあんずを受け取ったら、あんまり長い時間とらせていたらいけないからそろそろ行こうかなって思ったの。]
(129) 2015/04/16(Thu) 23時頃
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―屋敷/庭―
[広い屋敷の掃除は手間がかかる。毎日すべての部屋を掃除するのはとても無理だから、曜日別に場所をわける。今日は玄関と応接間。 井戸でバケツに水を汲んでいると、後ろから声をかけられた。]
ごきげんよう、かみさま。
[つるべを引き上げる手をとめ、挨拶を返す。 気のふれた可哀相な男。そう噂されるのを聞いた事がある。 手を動かしながらパルックの話を聞き流す。]
ええ、そうね。 おつかれさま。 でも、消されたくはないわ。
[引き上げたつるべからバケツに水をあけた。 水が飛び、ドレスに小さなしみがついた。]
(130) 2015/04/16(Thu) 23時頃
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[しみをもとにまた説法を始めようとする彼を手で制する。]
まって。 ごめんなさい、忙しいの。
[腰を曲げ、バケツの柄に手をかけた。]
かみさまなら―― いい加減、わたくしをゆるしてくださらないかしら。
[地面に向けて冷えた声を吐く。 ぴくりと一瞬顔をゆがめ、一気にバケツを持ち上げた]
失礼します。
[パルックに背を向け、玄関へと歩き出した*]
(131) 2015/04/16(Thu) 23時頃
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―ケーキ屋―
[ケーキ屋にひょっこりと顔を出したのは、 一連の騒動がすっかり鎮まった頃。
足繁く通っては、ケーキを一つだけ購入する。
おばあ様はあまり良い顔をしないけれど、 憂鬱そうな顔がほんの少し綻ぶことに気付いてから、 何も言わなくなった]
…――こんにちは。
[店番の店員にぺこりとお辞儀を。 始めて訪れた時から、注文の台詞は変わらない]
おすすめを、一つ、おねがいします。
[時折ぽつりと感想を零す、特に気に入りの幾つかが見事に ダイミの作ったものばかりだと、知るのは店員ばかりだった]
(132) 2015/04/16(Thu) 23時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/16(Thu) 23時頃
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― 湖畔の側 ―
[湖畔の水面は波をたてることもなく静かに澄んでいる。湖の縁に沿って歩く、湖畔の側に教会は建っているのだ。 湖は眩しい陽光を受けて煌き、水は冷たく周りの景色を鏡のように映すほど澄んでいた。緑の木々を渡ってくる風は乾いて、爽やかだった。 見慣れている光景だというのに、今日はやけに美しく感じる。*]
(133) 2015/04/16(Thu) 23時頃
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[牧師様のお話を聞くのだと言われれば、確かにそうだと声を上げて笑った。間違えないでねと笑うレティーシャは、悪戯っ子のような顔で、なんだか新鮮だ。
あんずを差し出せば、彼女は最初こそ驚いた顔をしてなにやら考え込んでいたようだけれど、やがて告げられたのはお礼の話で。 それを考えていたのかと合点がいく。]
お礼なんていいのに。 けど、ま、楽しみにしてるよ。
[と、彼女の手に収まるあんずを見ながら微笑んだ。 嫌いではなかったようだと一安心して。 彼女が、去るようならまたなと挨拶を。そうして去っていく後ろ姿に、気をつけてなーと声を掛けた。*]
(134) 2015/04/16(Thu) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/16(Thu) 23時半頃
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―屋敷→―
あっ――
[窓を拭いていると、干しておいたタオルが湖の方へ飛んでいくのが見えた。 雑巾をバケツに放り込み、玄関をかけでる]
まって、
[ふわふわと飛ぶタオルを追いかけてゆく]
(135) 2015/04/16(Thu) 23時半頃
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―湖畔―
[風のない日だったから、留めるのが甘かったのかもしれない。 タオルはずいぶんと長い距離を飛んでいき、湖畔の木の枝に引っかかった。]
どうしましょう。
[とほうにくれ、枝を見上げる。 幼い時分ならば木をのぼっていったのだろうけれど。 辺りを見回せば歩く人>>133が見えて、そちらに手を振った]
(136) 2015/04/17(Fri) 00時頃
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― ケーキ屋 ― [そっぽを向いていたが、ちらとチャルを見れば小首を傾げていた>>122くそっと想いながら、男はまたそっぽを向いた。
食べるかと聞けば、チャルは少し考えてから、なんだ苦手だったかだろうかと思っていたら、ぱくりと食べた>>124 彼からの頼み事には>>125]
おうっ!お安い御用だっ
[と請け負った]
(137) 2015/04/17(Fri) 00時頃
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[薬屋が有る事を教えたくれた>>126]
あるんだな。そりゃ助かる。 [ケーキを全部平らげれば]
ごっぞさん!
[と奥に居る店の奴らにも聞こえる様に、大きな声で礼を告げた。 チャルに薬屋の場所を聞いて、途中まで道案内してもらった。]
ここをまっすぐだな。 …その、ありがとなっ…。
[と告げた。「ありがとう」という言葉が言い難いのは、照れくさいから。でも、これだけ世話になってるなら、言わない訳にはいかないと。 彼を見送りさて、薬屋へと一歩を踏み出そうとするが]
あ…教会の場所聞き忘れた。
[この村の人間に聞けば大丈夫か、考え直し薬屋へ*]
(138) 2015/04/17(Fri) 00時頃
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[代金を支払って、持ち帰る用意して貰う間に 新たなケーキの名前の公募箱を見つけた。 今迄そんな事はあっただろうかと、物珍しそうに眺める。 よかったら、と応募を勧められて慌てて首を振った。
相応しい名前なんて、幾ら探しても到底見つけられそうにない]
……――すてき。
[無意識に零れたシンプルな感銘の言葉を乗せて ほぅ、と熱っぽい吐息が溢れる。
うっとりと、まるで恋い焦がれる殿方にでもするように、 新作のそのケーキに咲くスズランの花に見惚れた。
誕生日に送られてくる アクセサリーや花束よりずっと尊く感じるのは、 食べてしまえばそれまでの、儚さと、 何処か、心の奥が温かくなる、その味を知っているから]
(139) 2015/04/17(Fri) 00時頃
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― 湖畔 ―
[遠くで誰かが手を振っている。>>133 人影が近づくにつれ、メイドの彼女だと分かった。]
ノーリーンさん。 どうしたんですか。
(140) 2015/04/17(Fri) 00時頃
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― 薬屋 ―
…ここだよな?
[と言って、少しふらふらした足取りで店へと入る。 そこには、金の髪の青年が居ただろうか。何と頼もうか、また傷の説明を躊躇いながらも]
その…怪我を…した。薬を見立ててくれないか。 金なら、少しある。…これで。
[ノーリーンやチャルのお陰で、食事代が浮いたので治療費に当てられた。感謝だ。 彼に向って、金の入った布袋を差し出した。果たして、何処の位の見立てになるだろうかと*]
(141) 2015/04/17(Fri) 00時頃
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[ノーリーンが立つ木の側へと寄ると、 彼女が人を読んでいた理由に気が付いた。]
ああ、タオルが木の枝に引っ掛かってしまったんですね。
[牧師は女より背が高かったし、踵のある靴を履いていたので、木の枝に引っ掛かったタオルを難なく取る事が出来た。 「ノーリーンさん、どうぞ。」とそれとなしにタオルを渡す。]
(142) 2015/04/17(Fri) 00時頃
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[助けを求めた人間がチャールズだと分かった時、ノーリーンはどの様な表情を浮かべていただろうか。 女中の心中>>78を露知らぬ態度で、牧師は普段と変わらぬ笑みを浮かべていた。 穏やかな眼差しを湖畔に向けて、たわいもない話題を口にして、]
今日の湖畔はやけに綺麗だと思いませんか?*
(143) 2015/04/17(Fri) 00時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 00時半頃
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[助けを求めた人影がチャールズだと気付けば、湖へ、地面へ、わずかに視線を泳がせる。何より今は、タオルを取り戻すことが大切だった]
ありがとうございます。
[タオルを受け取ると頭を下げた。]
わたくしではどうしても届かなくて。 ご主人様のお気に入りなのです。
[>>143 チャールズが湖を向けば遅れてそちらを見る]
ええ。吸い込まれそうなほどに。
[その穏やかさは、どこかこの牧師に似ている気がした]
(144) 2015/04/17(Fri) 00時半頃
|
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[少し湖を見つめていたが、思い切って口を開く]
なぜ――チャールズ様は、 穏やかに、なぎ続けていられるのでしょう?
[湖面を泳ぐ水鳥を目で追いかける*]
(145) 2015/04/17(Fri) 00時半頃
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[頭を下げる女に首を振る、牧師。>>144]
良かった、ご主人様に貴方が叱られる様な事にならなくて。
[湖は、その澄み切った水面に、周りの景色とふたりの男女の姿もくっきりと映し出す。]
空気も澄んでいる。……今日の湖畔はとても美しい。
(146) 2015/04/17(Fri) 01時頃
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[二人の間に落ちる、沈黙。 二人は無言で湖畔を見つめていたが。…暫くして女は、沈黙を破った。]
…そう、見えますか?
[女の言葉は思いがけず、男も直ぐに返事は出来なかった。 誤摩化す様に冗談を口にする。]
…実際にはそんな事はありませんよ? ご存知ですか、あそこを泳いでいる白鳥は優雅なものですが水面下は激しく足を動かしているんですよ。
(147) 2015/04/17(Fri) 01時頃
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[>>147問い返されればぱちりと瞬いた。 ひとつ、ゆっくりと頷きを返す]
チャールズ様にも、 苦しみにもがき、眠れぬ夜がある、と?
[牧師の横顔を見上げた。 手に握るタオルにしわが寄った]
(148) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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タオル、どうもありがとうございます。
[いくらか話した後、再び礼を言った。 目を伏せ、低い声で続ける]
それに、先程はわたくしのわがままに お力添えいただき、ありがとうございます。
[もう一つ口を開きかけ、やめた。 深々と頭をさげればきらめく湖に背を向け、屋敷へと戻る**]
(149) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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[レティーシャを見送った後、さて、とまた作業机に向かって続きを始める。 湿布薬を作り、軟膏を練って。 そろそろ薬の配達に行こうか、と思い始めた頃。 チリリン、と店のドアベルが鳴って駆け足で店先に向かった。]
いらっしゃ…って、わあ!! あ、あんた、どうしたんだよ!?
[「怪我をした」って、そりゃあ見りゃ分かる。 これは。]
ちょ、ちょっと、奥に来てくれ!
[ぐい、と手首を掴んで、そのまま工房へ通す。 スツールを引きずって、座れと顎で指示を出して]
あんた、何に襲われたんだ。
[男の目の前に座って、問う。*]
(150) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 01時半頃
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[誕生日…その単語で思い出す。 そういえばあとほんの数日で歳を重ねる日が訪れる。 けれど何が起こる訳でも無い、 退屈な月日をまたひとつ、重ねるだけ。
子供の頃は夢を見た。大人になって、あの屋敷を出て、 行きたい所へ自由に旅する、そんな夢。
贅沢の微温湯にふやけ切った私なんかの 生半可な覚悟では、到底叶えられる筈も無い夢だと 理解出来たのは幾つの頃だっただろう?
あの頃思い描いた大人の私は、 あと数日後の私だったかもしれない。
叶わない夢、 今となっては、 叶える気も起きない、そんな夢]
(151) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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[薬屋に入れるや否や、金の髪の青年が驚いていた>>150無理もないか、こんな有様だ。
奥に来てくれと、手首を掴まれ、店の奥に。ここは薬を調合する工房だろうか、何だか、いろんな植物の匂いがする気がする。 スツールに座れと顎で指示されれば。生意気なガキだな、なんて思うが、今は我慢。何よりこいつしか居ないのであれば、従わざるを得ない。 大人しく座れば、何に襲われた、と聞かれ、暗い記憶が蘇る。 話して良いものかと悩んだ末、左腕の包帯を外し、噛み跡を顕にした。まだ血が滲んで居ただろうか。]
…人狼にやられた。 知ってるか?姿は見る事は出来なかったんだが、 どうも、人の形をしているらしい。
[腕の痛みよりも、自分の知っている奴が皆死んでしまい、心の方が苦しく痛かった]
…ここには、居ないと良いな。
[同じ悲劇はもう見たくない。心の底から思った**]
(152) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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[「苦しみにもがき、眠れぬ夜があるのか?」という問いには、 らしかぬ態度ではぐらかす。>>148]
さてね。
[口元には微笑が浮かんでいる。]
(153) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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もし、貴方の目にそう映るのなら、
きっと、私は貴方より長生きをしているから、 その間に皮が分厚くなったんでしょうねえ。ははっ
誤摩化し方が、人より長けてるだけですよ。
いや そもそも … 。
(154) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 01時半頃
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[波ひつとつ立たない、静かな湖面。 湖畔を見つめながら、なにげない会話を続けようとする。]
……、
そういえば、 「何か良くない事が起きる前って、空気が澄んでる。」 という話しを聞いた事があります。
[夕焼けが綺麗だったり、 星が綺麗に見えたり、 朝焼けが非常に綺麗だとか。良く無い事が起こる前触れだと遠い昔に聞いた。]
ノーリーンさんは人狼の噂をご存知ですか?
[真っ直ぐに湖畔を見た。相変わらず、その眼差しは穏やかなものに見えるかも知れず、 …或いは、静かな黒曜石は何の色も示していなかった。]
(155) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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いえね、近くの村が人狼にやられたって風の噂で聞いたものですから。 ただの、噂ですよ、変な事を言い出してすみません。
いいえ、どう致しまして。 こちらこそヒューさんに優しくしてくれて有り難う御座います。
[そう、淡々と言って、 感謝の言葉にそう返事をして、屋敷へ戻る彼女を見送った。>>149**]
(156) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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[ただ、もし、彼女が足を止めるような事があれば、 もうひとつだけ、その背中に質問を投げ掛けた。]
どうして、そんな質問をしたんですか?**
(157) 2015/04/17(Fri) 01時半頃
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[訥々と語りだす男の話を、俄かには信じられなかったが、晒された傷跡を見れば見るほど、男の話は現実味を帯びてくる。
「ただの」狼ならば、腕などに噛み跡は残らないだろう。脛とか、高くても腰当たりに噛みつくのではないのか。 顔や首周りにまで鋭利な爪でひっかかれていることから推測するに、その「獣」は二足歩行が可能だったのではないのか、と…。
つまり、――――人狼。
祖母から聞いたことがある。 人の皮をかぶった狼だとか、昼は人の姿をし、夜になると姿を変える狼人間だとか、その容姿はいろいろで。 傷跡の図解なんかがご丁寧にも載せられた文献がある位だ。実在することは知っていても、生きているうちにその存在を証明する怪我人に会うとは思っていなかった。]
…と、とにかく、治療だ、な。
(158) 2015/04/17(Fri) 02時頃
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[ぐらぐらと沸いているたっぷりの湯に、清潔なガーゼを浸してぎゅっと固く絞れば、まずはその泥だらけな身体を丁寧に拭いていく。乾燥して固まっていたため気づかなかったが、額はぱっくりと切れていたし、腕も熱を持っているようだ。 恐らくは]
こりゃあ、ヒビが入っているかもな。
[よおく腕の状態を観察しながら、お次は消毒の準備を進める。]
…滲みるぞ。
[脱脂綿をガラス玉くらいの大きさにちぎったものを、消毒液に浸す。それをピンセットで摘まんでそっと傷口に当てれば、男はどう反応しただろうか。
皮膚の抉れた箇所は思っていたより浅い。首のひっかき傷も、重要な血管から逸れていたのは不幸中の幸いだ。
目に見える傷をすべて消毒したら、今度は怪我の治りを早め、化膿を止める生薬を練りこんだ軟膏を指で塗っていく。擦りこむように何度も傷口を撫ぜるため、これもかなりの痛みを伴っただろう。
そうして最後に、目立つ傷口に清潔な包帯を巻いて。左腕には、念のため添え木と三角巾を巻いておけば。]
痛み止めだ。飲んどくといい。
[薬包紙をひとつと、水を注いだコップを手渡した。**]
(159) 2015/04/17(Fri) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 02時半頃
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―ケーキ屋→―
[小さな小箱を大事そうに抱えて、 ぺこりお辞儀をしてケーキ屋を後にする。 店で食べて帰った事は、一度も無い。
帰って、紅茶を淹れて、独りで食べる。
例えばおばあ様が本当の家族であったなら、 例えば私の日々の傍に両親が居たのなら、 一緒にこの幸せを分かち合えたのだろうか?
考えてみても、それは、幼い日に見た夢と同じで 叶う事も叶えようとする事もない。
肉親が何処に居るのか、私はしらない。 おばあ様が何者なのか、私はしらない]
(160) 2015/04/17(Fri) 03時半頃
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[屋敷へ戻る道の最中、今の宿屋の脇を今日も通り抜ける。 折角の湖畔の村だというのに、今も、昔も、 宿屋が湖畔の傍には無い事が少しだけ不思議で、面白い。
折角あんなに綺麗なのに… 見る度に違う顔を見せてくれる景色を思い出す。 ああ、ケーキを買ってしまう前に散歩に行けばよかった。 繊細な宝物の入った小箱を抱えた侭に、少しだけ後悔した]
…少しくらいなら、平気かしら?
[遠回りをしても、少しくらいなら。 答えを返さぬ宝物に尋ねてみる。
どうしよう、どうしよう、悩みながらも結局は 気付いた時には、爪先は行きたい方向を向いていた*]
(161) 2015/04/17(Fri) 03時半頃
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[どうにか、かみさまとかいう奴を振り切れば、森の中を歩く。
途中、木の実や木苺をみつければ、それを取って。
ケーキ屋へと戻れば、また客が来ているようで>>139。
奥から、こっそり顔を覗かせる。もう彼女の顔は見慣れた。名前は知らないけど。
この村に来てケーキ屋を出してから、まだ数か月。 まだ客も来ない頃から、彼女は良くここに通っている。
うっとりと新作のケーキを見つめていて、あんなに見られているとやはり恥ずかしく、うぅと顔に熱が生じる。]
(162) 2015/04/17(Fri) 03時半頃
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[何故、こんな田舎の村でケーキ屋を出したか。
それは母の夢だったらしい。小さな村のはずれで、湖畔や森の側でひっそりと。客は多くなくていい。
ケーキを食べて、美味しいと笑顔になるのが見たい。
そして、俺がケーキを作るようになったのは、]
「ねぇ、ダイちゃん。ダイちゃんは手先が器用だし、多分ケーキも美味しくつくれると思うの。駄目?」
[小首を傾げて、瞳をキラキラとさせて、お願いと手を組む母親。
一度だけ、と。そう言ったはずなのに、何故か未だ作り続けている。]
(163) 2015/04/17(Fri) 04時頃
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[俺達は村からすれば「余所者」なのだろう。
つい数か月前までは、大きな街に住んでいた。
それが、何故、田舎に移り住み、ケーキ屋を出すなんていう話になったのか。
それは、店を建てるだけの金がひょんと入ったから。
父が置いていった金。別に死んだわけではなく。
死んでるかもしんねぇけど。]
(164) 2015/04/17(Fri) 04時半頃
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―回想:2年前―
「好きな人ができました。恋はするものじゃなくて堕ちるものだというけれど、
本当にそうなんだね。ということでダイミ君、これからは頼んだよ。よ!大黒柱!
ということで、手切れ金は置いていくから、それで、母さんの夢でも叶えてあげてくれ。
愛する家族へ フーゴ」
(165) 2015/04/17(Fri) 04時半頃
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……
[ぐしゃりと握りつぶす。机の上にまるで"ちょっと出かけてきます"のように放置されたメモ書き。
軽いのは知ってた。女好きなのも知ってた。
だけど、ここまで屑だとは知らなかった。
姉二人がぽんぽんと肩を叩く。なんで冷静なんだよ、あんたら。]
…ざ…けんなぁあああ!!!
[後から聞いた話だと、俺が生まれたばかりの頃にも一度やったらしい。
年々父親に似てくる髪色と顔。
…俺は絶対、こうはならねぇ。]
(166) 2015/04/17(Fri) 04時半頃
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―回想・ケーキ屋のひととき―
[ケーキの入った小箱を受け取る際、 奥から覗く見覚えのある男性の影に気付き、 ぺこりと軽く礼を。
…そしてふと、何故だか、彼を見て思い出す。
帰る間際にポケットから取り出した小さな小瓶を 対応してくれた相手に渡した。 アメジスト色の結晶が詰まった小瓶に 同じ色の艶やかなリボンを掛けて]
あの、…えっと、……――これを… 頂き物なんですけど、どう食べていいか判らなくって。 ケーキに、使うものと聞いたので、 ケーキを作って居る方に、渡してくださいませんか?
(167) 2015/04/17(Fri) 05時頃
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何時も、幸せな気持にさせてくれる、 細やかですが…お礼に。
貴方のファンからと、伝えてください。
[はにかむように微笑んで渡したのは菫の砂糖漬けの小瓶。 届けられはしたもののどう食べていいか判らなかったのは 嘘偽り無い本当のことで。
制作者が一人では無いと知らぬ客。 けれど本当に渡したい相手は、 好みの判りやすい常連を知る彼らには、 正しく伝わった事だろう*]
(168) 2015/04/17(Fri) 05時頃
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―湖畔―
[きらきらと輝く湖面が眩しくて、目を細める。 吹き抜けて行く澄んだ風が心地良い。
ふわり、ふわふわ、 長い髪とスカートの裾を膨らませて、揺らして歩く。 適当な鼻歌が、風に揺られてさざめく木々の音に消えた]
……、……――?
[ふと、風の音に混じる人の声に気付く。 顔を上げて辺りを見渡せば、遠く向こうに見付けた 人影は二つ、>>148祭服と、>>153給仕服]
(169) 2015/04/17(Fri) 06時半頃
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[何を話しているか迄は聞こえる筈も無ければ、聞く気も無く けれど話をしている事だけは伝わった。
これ以上湖畔を辿るのは止めにしよう。 邪魔をしてしまわぬように。
そう、足を止めて行き先を変えようとすれば、 >>149丁度二人は別れたようだ。
給仕服の方が歩き出すのを追う様に、 >>156顔動かした祭服と一緒に、遠くから、 翻る給仕服のスカートをぼんやり眺めて見送る。
此方に気付く様子が有れば、 挨拶代わりに一礼をして見せただろう]
(170) 2015/04/17(Fri) 06時半頃
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[もう、別れたならば邪魔にはなるまい、 さてどうしよう、逡巡して、 結局、湖畔を辿る道の続きを歩き始める。
湖を眺めながらぼんやり歩いているので、 別段祭服の紳士を目指し歩いている訳ではない事は 彼にも伝わるだろう。
それでも、彼が尚も其処に居るなら、 顔を合わせる事になったかもしれない。
彼が去るなら彼の事も、給仕服の彼女と同じように…**]
(171) 2015/04/17(Fri) 06時半頃
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[>>134 サイラスさんが、声をあげて笑ったよ。そんなにおかしかったかな?]
うーん、楽しみにされるようなものじゃないとは思うけど… あ、でも最近オルガンが調律されたからその音は大分綺麗になっているから、そっちの方が楽しみにしていた方がいいかも。
[またね、って手を小さく振ってもう大分近くなった家への道を歩くよ。家に着いたら、椅子に座って「もう1人の私」へのお手紙を書くんだ。直接言葉は交わせなくても、それなら会話出来るって思うから。
ケーキ半分は食べていいからね、とか。 包帯の人が来て、私と似た人といたみたい…とか。 その人に肩揺さぶられたのをダイミ君に助けて貰ったのだけど、そんなつもりじゃなかった馬鹿って言われて何でかちょっと残念だったの、とか。 サイラスさんにあんず貰ったけどどうしようかな、とか。
あ、ケーキの名前考えてみて?って書いて自分がふわふわと考えたのを書き連ねてみたりしてみたよ。 でも、最後には消したけど。「して貰ってばかりでごめんね?」って書いた跡が残っちゃった。見落としてくれないかなって思いながら、「もう1人の私」を呼ぶよ。]
(172) 2015/04/17(Fri) 08時頃
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―湖―
あら。
[>>153牧師が微笑むとまぁるく目を見開き、大きくまばたいた。 真っ黒な瞳がわずかにまとった色は、黒に隠れてよくわからない。]
年の功でしたのね。
[>>154冗談めかす牧師に曖昧な笑みを浮かべていたが、言葉が切れかけると小さく首を傾げた]
……そもそも?
(173) 2015/04/17(Fri) 08時半頃
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[>>155牧師は再び湖面を見つめる。 見きわめる前に、現れかけた色は消えてしまった]
ええ、その噂はお屋敷に出入りする商人などからも、よく。 その、前触れだとおっしゃる?
[ぱしゃり、魚が跳ねた]
いやだ、そんな話、おやめくださいな。
[顔の前で振る手は浮かんだ考えを払うように。]
(174) 2015/04/17(Fri) 08時半頃
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[>>156礼を言われれば首を振り、物言いたげに牧師を見あげる。 ほどなくして小さく頭を下げ、歩き出した。 一度足を止め、湖を見る。 いつもそばにある湖から、今日は異様に離れがたかった]
なぜ?
[>>157牧師の方へ振り向く。]
なぜでしょう。 ……あなた様がどのような方か、知りたかったのです。
[牧師、ではなく、チャールズが。 また曖昧に笑むと、それ以上の追及を避け屋敷へ去った**]
(175) 2015/04/17(Fri) 08時半頃
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…そんな事を、思わないで。
[「私」の想いに、考えに、一つ溜息をつく。 私にとって「私」は、其処にいるだけで価値があるのに。 私の思いを「私」に伝えるのに言葉も文字も要らないけれど、私の想いを「私」に伝えるには何か書き残さないといけない。それは、私が「私」を受け入れきっていないのかもしれないな。
ケーキとあんずを半分に切って、口に含む。あんずは味が詰まっているような気がして良いなって思う。 ケーキには鈴蘭の香りが染み込んでいるみたいだけど、花とかは毒が強かったのではなかったかな。まぁ…食べてしまう人はいないと思うけど。 口に含んで広がる甘さは砂糖とかが丁度よいのかな。くどくもなく、甘みが足りない訳でもない。甘いものが好きで好きで堪らない人にはもしかしたら物足りなさもあるのかもしれないけれど、それでさえまた食べたいと思わせる作戦なのかなって思ってしまう程。 現に、私の分を食べても…もう少しは食べたいと思わされて。策略に嵌ったかも、なんて1人笑うわ。]
(176) 2015/04/17(Fri) 09時頃
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[家に一つだけある小さな鏡。どうして此処にあるのかよく覚えていないのは、前に住んでいた人のものだったかななんて思いながらも。そっと鏡に自分の顔を映す。「私」よりずっとキツい目つき。]
「私」の微笑む姿は…自画自賛になるけど可愛いと思うのに。
[何度手紙に書いても信じてくれない。誰かが言ってくれれば「私」も信じるのかな、なんて思うけれど。言ったら「私」が喜びそうな人は、中々言わないように思う。]
…「私」に私が必要無くなってしまっても構わない。でも私は「私」に救われてる。どんなことがあろうとも、「私」のお陰で私はいる。 私は「私」が如何なる時でも、一番じゃなくても、一番に大事で好きなの。
(177) 2015/04/17(Fri) 09時頃
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[手紙の返事を書く。ケーキについては感想を書いた後、自分が考えた名前を列挙して…最終的に組み合わせてみてこんなの良いんじゃないかとか。 応募するなら早い方が良いんじゃない?とか。 変な人は気持ち悪いね、とか。
どうしても「私」が私のことを気にしてしまうなら、笑顔を自然に浮かべることが出来るようにって思って欲しいな。「私」が楽しいと、私も嬉しく幸せな気持ちなの、とか。 「私」よりも少し小さめで丁寧な気がする字。「私」は字も私より可愛いとか思いながら返事を書いて、「私」に戻って来てもらおうかな。]
(178) 2015/04/17(Fri) 09時頃
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笑って…?
[お返事を読んだら、うーんとちょっと考えるよ。ケーキとあんずは食べてくれたみたいで一安心かな。 楽しいとき、嬉しい時にはニコニコと笑うよ。だけど、それで良いのかはちょっと不安なんだ。怖い時とか、危ないって思った時に頼ってばかりなのにって。 でも、ちゃんと笑う事が出来るように…頑張ってみようって。ぐっと握りこぶしを作ってみたよ。
綺麗に半分こになっていたケーキの残りを食べるよ。今回口に広がる優しさは、この間のとはまた違った感じ。ふんわりしていて溶ける感じがして頬が緩むよ。 あんずもちょっとずつ食べながら、ケーキを食べ進めていくの。一口はあんまり大きくないから、結構時間がかかっちゃうけど…それだけ幸せな時間が続くって事だね。
今度は食べながら、ケーキにつける名前を手紙もつけながら考えてみるよ。手紙には「最後は「私」が決めたらいいと思う」ってあるから…ふにゃふにゃしながら浮かぶ言葉を考えていたら、思いついたの。良い名前かは分からないけれど。]
じゃあ、行こっかな?
[丁度ケーキも最後の一口だったから、パクリと頂いて。また外に出る準備をして歩き始めるよ。 ちゃんと、戸締りもするの。]
(179) 2015/04/17(Fri) 10時頃
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― 湖畔 ―
[今度は冗談ではなく、本人は真面目に答えたつもりだったのだが、 冗談に取られたのかおんなは曖昧に笑うだけ。男も釣られて笑った。>>173]
いえ、何でもありませんよ。
[そもそも…、その続きを促されるが牧師は口を噤んだ。]
(180) 2015/04/17(Fri) 10時半頃
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[ぱしゃりと涼しい水の音。>>174 波ひとつなかった水面が大きく揺れる。同時に、黒い瞳は水面を映しこみ波のように揺らめいている。 水飛沫が高く跳ねてひかりが反射する。眩しくて、目を細めた。]
いいえ。ただ、考えただけですよ。 やけに村の湖が美しく見える理由、普段と変わらない筈の景しきが違った風に見える訳を、ね。
[前触れと言うつもりなのかと聞かれれば、ゆるりと首を振る。其処で会話は途切れた。]
(181) 2015/04/17(Fri) 10時半頃
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[湖から視線を外して、女の背中を目で追えば、 一度足を止めたのに、牧師は質問を投げ掛けた、「どうして、そんな質問をするのか」と。]
返ってきた返事は、矢張り、思いがけず、 牧師は思わず聞き返してしまう。>>175]
私が、どのような人物か、ですか? ……、やだな。見てくれの通り、ただの冴えない牧師ですよ。
私も貴方と仲良くしたいと思っています。
[私も貴方の事を知りたいとはっきりとは口にせず、伝える。]
(182) 2015/04/17(Fri) 10時半頃
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[ふと、足を止めたおんなに近づいて、 「失礼。」と、一言断ってから、見間違えかもしれないが、おんなの肩に落ちた亜麻色の髪を指で払い落とそうとする。 もし、理由を聞かれれば、]
すみません、肩に屑がついていたもので。
[そう、笑って答えただろう。 それ以上は、ノーリーンを追及する事は無かった。]
(183) 2015/04/17(Fri) 10時半頃
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[残された牧師はひとり佇む。もう一度、湖畔を見た。 おんなの質問に口を閉ざしたのは、 その続きを言ったところで、理解されないのだろうから。
扁平な水面を模写していた世界は密かにたゆたう。**]
(184) 2015/04/17(Fri) 10時半頃
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[薬がしっかり飲み下されるのを確認して、改めて男の前に座りなおす。]
さて、あんた…旅人、だろ? これからどうすんだ?宿に泊まるのか?
[うちに置けるようなスペースはないから、寝泊りするなら宿を勧めるしかない。まさか既に確保しているなどとは思いもせずそんなことを。 男の返答を聞けば、そうだったのかと安心して]
あ、自己紹介が遅れたな。 俺はサイラス。ばっちゃんと二人で薬屋をやってる。
[簡単に自己紹介を済ませただろう。そうして]
その傷じゃ旅を続けるのは暫く無理だ。 膿んで熱を持たないともわからないし。 …まずは村の連中に顔見せて回った方がいいかもな。
[長閑で良い村だとは思っているけれど。 こんな山奥、あの迷いの森を隔てて、若干外の世界と隔絶されているこの湖畔の村は、閉鎖的な面も強くて。 よそ者が村へ入ったことは瞬く間に広まるだろうが、変な憶測が飛び交うといけない。だから]
(185) 2015/04/17(Fri) 12時頃
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これから俺、薬の配達に行くつもりだけど… あんた、どうする?
[そう問うてみる。一緒に来るのなら、村人に紹介もできよう。少なくとも一人でうろつくよりは怪しまれずに済むんじゃないかと、そう思った。 ヒューがもし滞在先に向かうと言うなら、そのまま見送っただろう。
どちらにせよ工房を出る前に]
あ、そうだ。代金。
[思い出したように呟いて。 事故に巻き込まれた人間からというのはなんとも気が進まないが、こっちも生活かかってるんで、悪いなと。
布袋の中身を確認して、その中から金貨4枚を頂戴した。**]
(186) 2015/04/17(Fri) 12時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 12時半頃
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― 回想/ケーキ屋 ―
[ヒューがそっぽを向いている理由が分からない。相変わらず牧師は、にこにこ。>>137 自分の頼みを快く引き受けてくれたヒューに、嬉し気に笑って、]
ふふっ、頼もしいですね。
[ヒューを薬屋を教える為にケーキ屋を離れる、その前に。 くるり、踵を返して、思い出した様に店先にある公募箱に小走りで走る。用意された用紙に一筆して箱のなかへ。 慌ただしくぱたぱたとヒューの元へ戻って来て、]
お待たせしましたっ。 さあ、サイラスさんのところへ向いましょう。
[ふたりで薬屋に向う。]
(187) 2015/04/17(Fri) 12時半頃
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― 回想/ケーキ屋→ ―
[薬屋まで向う事はなく、途中まで道を案内することとなった。>>138 ヒューと別れる間際、ヒューにお礼を言われる。改まっての感謝の言葉にきょとんとして、 ヒューが照れてるのを認めると、微笑ましいものを見つめる様に目を細めて、]
いいえ、お役に立てたのなら嬉しいです。 …どういたしまして。
[それでは、また後で。 小さくお辞儀をしてその場を離れた。そして、教会へと向ってる途中で、教会の場所を教え忘れた事に気が付いた。]
あっ、しまった。*
(188) 2015/04/17(Fri) 12時半頃
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[投票箱の中へ入れられた一枚の紙には、「小さな恋の歌」 少年の秘めし想いに、揺れる君影草。葉の傘に身を寄せて歌う、うるはしの乙女の調べ。 歌の花鈴は鳴る、生命の限り。**]
(189) 2015/04/17(Fri) 12時半頃
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金と女か。そろそろ何かしねぇとなぁ。
[どうせ下卑た笑みを浮かべてるが周りの視線はきにしねぇ。俺は普段見つかるようなことしてねぇからな。]
なんだあいつ幸せそうだなぁこんにゃろう。
[ここに俺ありって感じで歩いてたらなんかちっこい娘が歩いて来やがる。見たことねえや、教会とかにいそうだが。>>179]
いいや、あいつにしてやろうか。悪くねぇし。
[後ろから音もなく近寄ってぶん殴ってやる。それだけでころりと意識飛んじまったようで都合がいいや。]
へっ…へへっ…
[丁度良く周りに人はいねぇ。でっかい麻袋は持ち歩いてたからからそいつにつめて仲間の所へ持ち帰っちまおう。触ったら胸がちっこいのが微妙だがな。
薬屋とか教会は避けてケーキ屋の前はダッシュですり抜けてやろう。屋敷は遠いしよぉ。
今晩はいいなぁ、こりゃあ。 ちょっと血が袋に滲んでやがる。頭のどっか切っちまったか?まぁバレねえだろ。]
(190) 2015/04/17(Fri) 14時頃
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運が悪いね嬢ちゃん。
[アジトにつけば酒ガンガン無理やり飲ませて輪姦して。 ダメになる前に売っぱらってやったとさ。おしまい。
名前も知らねえけど、笑い声ばっか覚えてたんじゃねえの最後]
(191) 2015/04/17(Fri) 14時半頃
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小悪党 ドナルドがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(小悪党 ドナルドは村を出ました)
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未来と言うモノに希望が有るわけじゃない。
だからと言って絶望している訳でも、不満が有るわけでもない。 現状に満足している。
きっと私はこの村で、仕事をして、誰かと一緒になって、子を生んで、ゆるゆる歳をとって死んでいくのだろう。
そう思える位には、私もこの村の一員だ。
(192) 2015/04/17(Fri) 16時頃
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[目を覚ましたのは、朝と呼ぶには少し遅い時間。
酒場の給仕兼踊り子何てしていれば、普通の人と生活時間にズレが出るのも仕方のないことだ。
いつもと変わらない朝。 いつもと変わらない村。
だけど何故だか落ち着かない気分になるのはどうしてか? 村の雰囲気に、浮足立つようなものを感じてしまうのはどうしてか?
答えはわかってる。 あの噂の所為だ。
曰く、人喰いの人狼がでた。 曰く、近くの村が皆殺しにあった]
(193) 2015/04/17(Fri) 17時頃
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アホくさ
[ここのように、刺激の少ない村の住人にとって、この手の噂は大好物だろう。 噂話に精を出すうちに、有りもしない尾ひれはひれが付いていったのだろう。
胸に感じる嫌なモノを、一緒に洗い流すように顔を洗えば、朝食のパンをかじりながら、ぼーっと窓から外を眺めた]
(194) 2015/04/17(Fri) 17時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 17時頃
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―湖を立ち去る前―
[>>182 ただの、冴えない。本当に? 首を傾げ、チャールズを見る目を細めた。 が、続く友好的な言葉へ似つかわしくない表情を浮かべる。 >>183 困惑する間に肩へのび、離れていく男の手を目で追いかけた。]
わたくしと、仲良く? どんな女かご存知でしょうに。
[だから、牧師の変わらぬ笑みが恐ろしい。 笑みの下に隠れた男の思考が恐ろしい]
ええ、牧師様ですものね。 ありがとうございます。
[遅れて身を引き、早足で立ち去った。 向こうの人影に気付く余裕はなかったようだ*]
(195) 2015/04/17(Fri) 18時頃
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―屋敷―
[屋敷に戻れば、掃除を再開する。 乱れた心も窓が、家具が、磨かれていくほどに多少は落ち着いてゆく。
美しく澄んだ空を見上げる。 ――悪い事の前触れ―― 先程聞いた言葉が浮かび、首を振った。
そういえば、道を聞いた旅人はどうしているだろう。 レティーシャによく似た、金の髪の旅人だった。 何事も起こらなければいいのだけれど**]
(196) 2015/04/17(Fri) 18時半頃
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[>>195遠く眺める給仕服の女性は、何故だか、 何かから逃げ出すような足取りにも見えた気もしたが、 きっと気のせいだろう。
彼から逃げ出す必要だなんて、私には思い付かない。 だって――…]
…あら、牧師様…ごきげんよう。
[>>184予想通りの男の顔が伺える距離で、 ぺこりとお辞儀と挨拶を。 この村で祭服を見て思い出すのは彼だけだ。 他にもいるのかもしれないが、私は知らない]
(197) 2015/04/17(Fri) 19時頃
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―ケーキ屋―
[覗いていたのに気付かれたようで>>167頭を下げる彼女を見て、ぷいっとそっぽを向く。
ケーキを作って居る方に。と、下の姉に何か渡したようだ。反応しないように、反応しないように、としていても、
"幸せな気持ちにしてくれる"。]
……っ…!
[耐え切れなくて、奥へと戻ろうとしたときに]
"貴方のファンですから"
[びたっと動きが止まる。…別に俺のことじゃねぇだろ。とそう思った矢先]
(198) 2015/04/17(Fri) 20時頃
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「ダイミ!聞いてたわよね。これ、"その奥にいる人"に渡してくれる?」
[振り向かなくても、姉の表情は分かる。
ばっと振り向いて、その小瓶を姉の手から取って、マーゴと視線が合えば]
……っ…!
[即座に顔を逸らして、奥へと引っ込んだだろう**]
(199) 2015/04/17(Fri) 20時頃
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― 湖畔 ―
[声を掛けられ湖畔から視線を外す。>>197 振り返った先には、森閑たるお屋敷に住む深窓の令嬢。]
おや…、マーゴさん。 こんにちは。今日は空気が澄んでますね。
[礼儀正しく挨拶する彼女にこちらも丁寧に挨拶を返す。]
…お散歩ですか?
(200) 2015/04/17(Fri) 20時半頃
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[彼女とは何度か面識があった。数年前から教会や村の何処かで時折見かけるようになった。 だが、不思議とそれまでマーゴを村中で見た事がなかった。十数年、牧師はこの村に住んでいて、それよりも前から彼女はこの地に住んでいたと言うのに。
村の奥、ひっそり佇む屋敷。堅く閉ざされた門扉と、窓。 厚いカーテンの隙間から少女の影を覗いたことがあっただろうか?]
(201) 2015/04/17(Fri) 20時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 20時半頃
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―回想:レティーシャとの出会い―
[教会の前。先ほど村人と一悶着を起こして、ぶすっとしていれば、それを睨みつける下の姉と、ニコニコと笑う上の姉。母は村長と話があるらしく、今はいない。
俺は行かない。と言ったのに、無理やり連れてこられて、今に至る。
教会の中からは、ちょうど讃美歌を歌っているところなのだろう。音が漏れ聞こえていて。
扉を開ければ、その声ははっきりと、聞こえ。そして]
…………
(202) 2015/04/17(Fri) 21時頃
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[キラキラと様々な色の光を落とすステンドグラス。
生まれて初めて綺麗だと思った。
人を。]
その光の中で讃美歌を奏でる、声の主に目も声も奪われ、扉の前で一瞬立ち尽くす。その様子を牧師も見ていたかもしれない。
それが、レティーシャとの出会いであった。]
(203) 2015/04/17(Fri) 21時頃
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[教会の帰りではないから、一応着る服は違うの。ちょっと前にとっても安く売ってもらった赤いベレー帽を被って。上は白っぽい服。下は其処まで短くはないスカートって感じだよ。
甘いものを食べて幸せだから、るんるんって歩くよ。 その途中で眼帯をした飲んだくれが倒れてて、「金ー女ー」とか言ってるから…道の出来るだけ反対側を歩くことにするよ。男の人にはそんなことしか考えない人もいるから、そういう人に近づかないでって教えて貰ったからね、誰だったか忘れちゃったけど。
そんなことばっかりの人って気持ち悪いな。他人の事全く考えてないでしょう? 愛が何かって私もちゃんと分かってるとは思わないけど、自分と相手が一緒の気持ちになるべきじゃないのかな。
見ているだけで気分が下がっちゃったから、ダイミ君の事を思い出す事にしたの。そうしたらちょっとは気分も良くなるかなって思ったから。]
(204) 2015/04/17(Fri) 21時半頃
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ー回想・ダイミ君との出会いー
[ステンドグラスの前で、聞いてくれる人の方を向いて。目を瞑りながら歌を歌うの。この日はオルガンは弾かなかったんだ。 祈っているような気持ちに、よりなれるからなのかな。自分でも理由はちゃんとは分かってないけど、問題ないならいいかなって。
扉が開いても>>202、普段ならそのままなのだけどね。 その時は偶然、ゆっくりと目を開けたの。
扉の所に見えたのは、知らない同年代の男の子。 ステンドグラスに見惚れているみたいだったから、私もふんわりと…彼を祝福するように笑ったよ。後で「花が開くみたいだった」って女の人に褒められて、なんだか恥ずかしくなっちゃったけれどね。]
(205) 2015/04/17(Fri) 22時頃
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ー 薬屋 ー [お湯を沸かし始めた金の髪の青年>>159お湯に浸したガーゼを固く絞れば、汚い自分の体を拭いてくれた。「なんか診療所みたいだな」と呟く。 ビビが入っていると言われた。道理で凄く痛い訳だ。 消毒の準備がされて、「…滲みるぞ」と言われ、覚悟して臨めば]
…い″い″っ?!
[想像より痛くて、思わず声が出てしまった。情けなくて誤魔化そうとして、咳払いを一つ。 次に、金の髪の青年は、軟膏を傷口に塗り込んでいく。]
(206) 2015/04/17(Fri) 22時頃
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いった!いってぇよ?!!
[今度こそ死ぬんじないかと思う位痛くて、情けないのを通り越して、意識を失ってしまいたかった。 そして、痛み止めだと薬包紙と水を渡されれば、素直に受け取りり。 口に含んだ薬が苦くて、小さくうっと声を漏らした。でもそんな事言いたくなかったので、勢い良く水をあおった。]
(207) 2015/04/17(Fri) 22時頃
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[薬を飲み干せば、金の髪の青年にこれからの事を問われた>>185 「旅人か…」と困ったように笑い呟いた。]
まぁ、そんな様なもんだ…
[それから、自分が村の入口で行き倒れている所を教会の牧師に助けられた事を話し、更に教会に厄介になる事も彼に告げた。 自己紹介されれば、青年はサイラスという名だと言う。]
ヒューだ。 お前のばあさんにも感謝だな。礼を言っといてくれ。
[と告げた。 続くサイラスの提案に、一瞬目を丸くした。やはり、この村の奴らはお人好し過ぎる。こんな見ず知らずの男に、気を遣うとは。 と思いつつも、彼の好意は素直に嬉しかった。]
(208) 2015/04/17(Fri) 22時頃
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ここは、いい村だな。…お前も。
[口の端をが上がり、へっと笑った。上手く笑えた気はしないが、思わず笑みが零れてしまった。 どうする?、と聞かれれば]
俺も行ってもいいか? ここで、何日か厄介になる訳だし、 顔見せといた方がいい…って事だろ?
(209) 2015/04/17(Fri) 22時頃
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[恐らくそこまで考えて、誘ってくれたのかと思い、そんな事を言ってみる。 代金と言われ、金貨4枚しか取らないのを見て]
…お前にも、貸しが出来たな。 手当、あり…、ありがとよ…
[なんて、精一杯礼を告げて、サイラスに着いて、店を出ただろう*]
(210) 2015/04/17(Fri) 22時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 22時頃
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―回想:教会にて―
[ゆっくりと目を開けたその様子>>205に、ようやく我に返ったのも束の間。
ふんわりと、花開くように笑った彼女を見た途端
ぶわっと顔に熱が広がるのが分かって、ぷいっと、そっぽを向いた。]
(211) 2015/04/17(Fri) 23時頃
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[その後の印象は最悪だったかもしれない。
讃美歌が終わった後、牧師に挨拶をする際、彼はいつもの笑顔だったろうか。彼に向かって。]
…あんた。気持ち悪い。
[と言い放ち、さっさと外へと出て行ったのだから。]
(212) 2015/04/17(Fri) 23時頃
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―― 回想:手当中 ―― [なんだ、結構我慢強いのかと思ったけれど。 こちらの手当にわあわあ声を上げる様を見て、肩透かしというかなんというか。>>206>>207 予想は外れたが想像通りの痛がり方に、悪いとは思いつつも笑いを堪えて。
旅人かという此方の問いには、なんとも歯切れの悪い回答。>>208]
(わけあり、か?)
[余計な詮索はすまい、こういう勝手な想像が、きっと無駄に騒ぎを大きくしてしまうんだろうから。 男の名前を知り、いい村だなと呟く姿には、一寸だけ目を丸くして>>209]
…そうやって、感謝できるあんたも、 大概良い奴だと思うぞ。
[ガーゼや道具を片付けながら、下手くそな笑みを浮かべる不器用な男に、此方も笑みを浮かべた。]
(213) 2015/04/17(Fri) 23時頃
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[ヒューはついてくるようなので、わかったと短く返事して、配達用の鞄に薬を詰めていく。 鎮痛剤、熱冷まし、胃薬。
祖母が最近、良く呟く。 老人が増えたこの村は、そろそろ消えてしまうのではないか、と。
若者は都心部を目指し、村に残されるのはただゆっくりと死を待つ老人だけ。外から入って、そして定住するものも少ないこの村は、村の中だけで結婚を繰り返すから、血も濃くなっていく。 どうすることもできないけど…と微笑む祖母の横顔は、とても寂しかった。
だから、お前は親のところに帰りなさい。 いつもそう締め括られることも知っているから、なお、辛い。
薬屋まで来るのが困難な老人や病人のために、自分がいるんだ、必要なんだと説いて始めた、配達。 この村に居たい気持ちは、嘘偽りのない本心だから。
毎日、必死に居場所を探している。]
(214) 2015/04/17(Fri) 23時半頃
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― 回想:2年前故郷にて ― [行きつけの酒場に、友人と一緒に飲みに来た。 好きな人が出来たから相談に乗ってくれと言われ。
すると飲み友達のフーゴが、見慣れない女を連れて店に入ってきた。 フーゴが綺麗な顔立ちの女を連れてやって来たので、店にいた客が釘付けにな
っていた。何でも、奥さんじゃない女らしい。他の客が噂しているのが耳に入
った。]
[彼と出会ったのは、男がまだ10代の頃。この酒場を初めて見つけて、飲めな
い友人を連れてきた時に出会った。それ以来の仲だが、私生活については聞い
た事が無かった。しかし一度だけ、息子らしき子供と手を繋いで歩いている所
を見た事があったか。
そんなある日の事。一人で飲んでいると、フーゴがやって来た。いつも連れていた女が居なかったので、一人か?と聞けば]
(215) 2015/04/17(Fri) 23時半頃
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「今日は一人で飲みたくてさ。」
[と憂いを帯びていた。すると酒で気分が良くなってきたのか。フーゴは初めて自分に、自身の事を語り始めた。]
「こないだ、ここを出て行ったみたいなんだ。 前の女房が、子供たちを連れて…」
[思いの外、重い内容だったで、男は何と言って良いのか分からなかった。
自分に新しく女が出来てしまったのが原因だと言っていた。「恋に落ちてしまったもんは、仕様がない」と無邪気に笑っていたが、それってかなり最低なのではないか。 それでも、「子供たちが可愛くて〜」とか「女房がケーキ屋出すのが夢で〜」と嬉しそうに話す顔をするから、喉まで出かかった「屑野郎」という言葉を飲み込んだ。]
(216) 2015/04/17(Fri) 23時半頃
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[最期に、酔い潰れながらフーゴは言っていた。]
「もう会えないのか…。会いたいな…」
[泣いていたのを気付かない振りをして、残りの酒を飲みほした。
まさか数ヵ月後に、その一家のケーキ屋にお世話になるなんて、男はまだ知らない*]
(217) 2015/04/17(Fri) 23時半頃
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[ぷいっとそっぽを向いた姿は>>211、どうしてだろうって不思議に思ったの。初めてみたような人だと勿体ないって思っちゃうのかなって思ったよ。
牧師さんと一緒にいたわけじゃなかったから、気持ち悪いって言ったのは見てなかったし聞こえなかったの。 私は聖歌のあとは大抵一先ず玄関口で挨拶していたから、そこでさっさと出てきた彼に向かって。]
初めまして、此方には旅で来られたのですか?
[なんてあのとき程ではないけどにこやかに言ってみたの。引っ越しとしったら名前を名乗って、手を振ったよ。
それがダイミ君との初対面だと思うよ。教会があんまり好きじゃないって知って…今ではどうしてあんな反応だったのか分からなくなっちゃったけど、ダイミ君が覚えていたら聞いてみたいな。]
(218) 2015/04/17(Fri) 23時半頃
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待たせたな、行こうか。
[祖母に出てくる旨を伝えて、店先で待たせていたヒューと合流する。彼の精一杯の礼には>>210]
困ったときはお互い様! それがこの村の決まりみたいなもんだ。 それにこれで俺らはおまんま食ってるんだしな。
[などと、冗談めかして笑った。そうして]
牧師様ってことはチャールズさんかな? あそこは確かに寝泊りすんのには便利だけど…
[飯がなあ、と眉を垂れて苦笑する。]
酒と味の濃いもんが恋しくなったら… あそこに行くと良い。
(219) 2015/04/17(Fri) 23時半頃
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―― 食事処&酒場『歌うあひる亭』前 ―― [道中歩きながら、やがて見えてくる建物を顎で指し示す。軒下にぶら下がる木板には『歌うあひる亭』と彫ってある。]
あそこの踊り子は美人だけど…気をつけろよ。
[何を、とは言わず。]
折角だから挨拶しとくか?
[と、伺った。*]
(220) 2015/04/17(Fri) 23時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 23時半頃
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[数ヶ月前の事を思い出してみていたら、もうケーキ屋さんまで着いちゃった。ゆっくりとドアを開けてみたら、お姉さんが店番していたみたい。
公募用紙が丁度今なくなってしまったみたいだから、奥の方へ取りに行ってもらうことになったから。 ゆっくりと店内で、待つことにするよ。]
(221) 2015/04/18(Sat) 00時頃
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―回想― [外に出るとき、さっき讃美歌を歌っていた子が、玄関口にいて、足が止まる。
そして、さっさと通り過ぎようとすれば、声をかけられた。笑う彼女を見て、さっきの光景を思い出して、]
……っ…
[ぐっと言葉に詰まれば、素っ気なく。]
違う。ケーキ屋。
[そう言えば、彼女は名前を名乗って。 自分は名も名乗らずさっさとその場を後にする。
その時は、もうこれっきりだと思っていたけど。 いまだ、続いているのは珍しいことで。
……まだ名前を呼べていない。]
(222) 2015/04/18(Sat) 00時頃
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―ケーキ屋奥―
……
[貴方のファンから。そう伝えて下さいと言って、渡された小瓶。それを指で傾けたりしながら、眺める。
菫の砂糖漬け。普通のケーキの材料として使うには多少値が張る。
少し考えていれば、姉が奥へと公募用紙を取りに来た。
客かなと思って、顔を覗かせれば、>>221レティーシャで。
彼女はこちらに気付いただろうか]
(223) 2015/04/18(Sat) 00時頃
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― 薬屋 ― [痛がってる自分を見て笑ってやがる。文句を言いたかったが、痛くてそれどころではなかった。くそう。
自分の呟きに、返してくれたサイラスの言葉と笑顔に>>213]
はっ?何言ってんだ。…良い奴なんかじゃねーよ。
[と、照れ隠しに乱暴な言葉を吐く。更に、最期の言葉はぼそっと呟くように悪態を付いてやった。サイラスの見せる笑顔は、自分には眩し過ぎる程だった。]
(224) 2015/04/18(Sat) 00時頃
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[付いて行く事を了承されて>>214サイラスは配達の準備を始めた。 邪魔してもいけないと思い、店の前まで移動する。
先程、サイラスに「良い奴」と言われた。そう言えば、もう亡き友人にも言わ
れた事があった事を思い出していた。]
…良い奴なんかじゃねぇんだよ。俺なんか。
[そんな事言って貰えるような行いはしていないのだ。 でも、今は恩返しの為だけに生きている。それもきっと悪くないだろうと思う
自分と、故郷の人間を見殺しにした自分という醜態晒してまで、生きる意味な
んてあるのかと、思う自分と。 男は、嫌な汗を掻いた。
そんな時、「待たせたな、」とサイラスが出てきただろうか>>219]
(225) 2015/04/18(Sat) 00時頃
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[彼の冗談めかした笑顔に]
はは。なんか若いのに、しっかりしてるなお前。 俺なんかより全然っ
[と釣られて笑った。 チャルの事を言われれば頷いて。 飯がと眉を垂れる姿を見れば、]
…お?なんだ?
[酒と聞いて、続く言葉に期待した。]
(226) 2015/04/18(Sat) 00時頃
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― 食事処&酒場『歌うあひる亭』前 ―
…歌うあひる亭?
[ここがサイラスの言っていた酒場か。 踊り子は美人だという話だが。気を付けろとも。]
…何を?
[どんな危険な女なんだ?でも、特に女には興味ないから、そこまで気にしなかった。 「挨拶しとくか?」と聞かれれば]
そうだな。美味い酒も飲みてぇし。
[と。酒と甘い物があれば、言う事はない*]
(227) 2015/04/18(Sat) 00時半頃
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[ケーキ屋奥のダイミ君の姿>>223が見えたらニコってして手を振るよ。
そう言えば馬鹿じゃねえのって言われてみたり、色々あったけれど。名前を呼ばれた事ってないなって気がついたよ。嫌いだったのかな、私のこと。今更かもしれないね。 小瓶がちらりと見えたなら、贈り物なのかなって思ったよ。心がチクリとした気がして首を内心で傾げるの。中身を知らないけど、贈り物なんて殆ど誰にもしたこと無かったなぁ。買わないといけないものだと、お金の問題もあるから。]
(228) 2015/04/18(Sat) 00時半頃
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……
[手を振られて、こちらに気付いたのだと分かれば、小瓶を置いて店へと出る。]
……あのさ
[何か言おうとして、黙り込む。そして、その代り。]
機嫌悪い?
[そう言った。なんとなく、何か考えてるような気がして。違うかもしれないけど。]
(229) 2015/04/18(Sat) 00時半頃
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―― 『歌うあひる亭』店内 ―― [昼間の店内は、いつ来ても閑古鳥が鳴いている。 それもそうだ。村人は各々の家で食事を済ませるから、昼間ここを訪れる人間はあまりいない。 この店のメインは夜で、酒場の方が需要が高いから。
ギィという古めかしい音を立てる扉を開ければ、薄暗い店内にはマスターが一人だけ。 あいつはまだ出勤していないようだ。]
こんちは、マスター。 この人、旅人だってさ。名前はヒュー。 酷い怪我だからしばらくこの村で厄介になると思う。
[グラスを拭きあげるマスターは、髭面で熊男のようななりをしているが、此方が挨拶をすればにっこりとそのつぶらな瞳を細めて挨拶してくれた。]
ここ、酒場がメインなんだけど、 注文すりゃあ簡単なモノなら作ってくれるぞ。
[横に立つヒューに、そう説明しておく。*]
(230) 2015/04/18(Sat) 01時頃
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― 自宅 ―
ただーいま。っと。
[扉を開けて、家の中へと歩を進める。 帰りを待つ者は居ないから、勿論返事はない。 小さく、苦笑をして。]
[長い間空けていたために、少し埃っぽくなっている家の中。 テーブルの上に、とさりと、旅というには少ない荷物を置いた。*]
(231) 2015/04/18(Sat) 01時頃
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― 『歌うあひる亭』店内>>230 ― [サイラスに続いて店内に入れば、客の姿は見えなかっただろうか。 奥にはマスターらしき熊みたいな男がいた。 サイラスが自分を挨拶してれれば、小さなつぶらな瞳を細めて、もっと目が無くなった。]
よろしくな。
[と無事な右手を上げてみた。 続くサイラスの言葉に]
俺は、酒のが……
[飲みたいと言おうとすれば、腹から激しく飯の催促が鳴り響いた。 ケーキはもう腹の中で消化されていたようだ*]
(232) 2015/04/18(Sat) 01時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 01時頃
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―ダイミの家庭環境―
[父は確かに女を作って、出て行ったけど、姉や母親は特に気にはしていないようだった。
それぐらい、慣れているということなのだろう。
というか父親の年齢は38歳。
そして、一番上は28歳、二番目は22歳、そして俺が18歳。年齢的にどう考えても、母親か父親ちげぇよなと思うけど、誰も何も言わない。
どうでもいい。というか、考えるのも、めんどい。
多分、一番目のねーちゃんは母さんの連れ子ってやつで、父さんと母さんの間に産まれたのは、二番目のねーちゃんで。
俺は、父さんと他の女との間の子供なのだろう。
血の繋がりに関わらず父さんは、変わらず接していたのは、まぁ、認めるけど。
こんなんだと、他に妹や弟がいても可笑しくないと、 本気で思う。]
(233) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 01時半頃
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[この閉塞的な村で生まれ育った…特に大人は、 幼い頃から村で育ちながらも、何処か異質な私を なかなか受け入れることはない。
扱い兼ねて、持て余して、そうして距離を置く。
だから”余所者”が好きだった。 あのケーキ屋の家族もそう。そして、彼もそう。
私が初めて彼を知った時には、 彼はもうすっかりこの村の一員みたいな顔をしていた。 けれどこの村の大人たちの様に 私から不自然に目を背けることは無かった]
(234) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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―湖畔―
[だから、私から声を掛ける事も出来る。 困らせたい訳ではないから、 私から声を掛けて良い相手はこの村に ほんの一握りしかいない。
>>200振り向いた彼にもう一度、ぺこりと一礼を。 空気が澄んでいる、そう言われて無意識に 視線は湖面へと向いた。 風が心地良いのはわかるけれど、 普段と比して如何なのか迄は私には判らない、 けれど彼がそう言うのなら、そうなんだろうと納得した]
えぇ、風が気持良い――… 回り道をして正解でした。
[当たり障りのない、何気ないやりとり、 けれどそれが嬉しくて、柔らかく微笑み返した]
(235) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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少し、湖が恋しくなってしまって。 …――、――
[牧師様は? 何気なくそう問い返そうとして、口を噤んだのは つい先刻の光景を思い出したから。 詮索する様でなんとなく、尋ねてはいけない気がして]
牧師様もお散歩かしら、奇遇ですね。
[問を投げるでは無く、完結する形に言い換えて、誤魔化した。
別れる迄に一言二言、その後も言葉を交わしたかもしれない。 他人と話す事にまだまだ不慣れな私との会話は、 弾むでもなく、盛り上がるでもなく。 だからきっと退屈させてしまっただろう、 何時も申し訳なく思いながらも、それでも声を掛けてしまうのは、
ほんの一握りでも、言葉を交わしてくれる誰かが居る事が この退屈な日々の中で、何よりの救いだったから*]
(236) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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―村奥の屋敷―
[牧師様と別れた後は、帰路の途中で 誰かに逢う事が在っただろうか?
屋敷に戻って一息吐いてから、 テラスで一人、のんびりと紅茶とケーキを頂く。 女二人の暮らしでは中々行き届かず、 茂り過ぎた木々と背に抱く森に半分飲まれ掛けた庭には、 私以外の生き物の気配はない。
昔は幽霊屋敷のおばけ退治だなんて、 忍び込む子供も居たけれど、 ”おばけ”の方から出歩くようになってからは、 そんな素敵なお客様もなくなってしまった。
それを少しだけ、残念に思う]
(237) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 01時半頃
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[幼い日に、子供を見たのは、数える程度だった。 ほんの数年前までは、屋敷とこの庭だけが、 私の世界の総てだった。
懐かしい日の小さな小さなお客様たちは 今は何処で何をして暮らしているのだろう? 村の中を歩きながら懐かしく思い出す事もある けれど、探す事は出来ない。きっと迷惑になってしまうから。
あのケーキ屋も、すっかり村に馴染み始めてしまった。 あまり私が足を運んでは、迷惑になってしまうかもしれない。
後何度味わえるか判らない、 大事な大事な宝物を、ゆっくりと味わって 細やかな幸せの終わりを想う、午後のひとときは 静かに過ぎて行った*]
(238) 2015/04/18(Sat) 02時頃
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[残った一切れのパンを口に放り込めば、身支度を整えて家を出る。
本格的に酒場が動き出すのは夕方過ぎだが、その前にやることがある。店の掃除や料理の仕込み、足りないものの買い物。 昼飯を食いにくる物好きもいるのでその給仕もしたりする。
酒場へ向かう途中、]
げぇ
[己を神と自称する男に出くわした。 此方を見るや、悪魔だなんだと罵られる。 昔から目の敵にされているが、どうにも肌の色がお気に召さないようだ]
あーあー、聞こえないよー
[耳を抑えて聞こえないふり。 アッカンベーして早々にその場を立ち去った]
(239) 2015/04/18(Sat) 02時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 02時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 02時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 02時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 02時半頃
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―歌うあひる亭・店内― [家に帰るのは、ほぼ寝るために帰ってるようなもの。近いからそれ程大変でもないけど、今ではどっちが家かも分からない]
ただいま、マスター・・・って、サイラス? こんな時間に珍しい。
[どうやら今日は物好きな連中がいたらしい。 それも昔ながらの顔馴染み。
手荷物を手早くカウンターの後ろに押し込めば、慣れた手つきでエプロンを身につける]
お隣さんは、見かけない顔だね?友達?まぁ折角だからさ、なんか食べてきなよ。
[値引きはしないよ、とニカッと笑いかけた]
(240) 2015/04/18(Sat) 02時半頃
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―帰り道の途中―
[ふと、視界の端を颯爽と歩くその姿を目にする。 ひっそり心に秘めた、あこがれのあの人>>239
同じブルネットなのに、重苦しいばかりの私と違って さらりと軽やかに靡く素直な彼女の髪は艶やかで美しい。
引き締まっているのに、女性らしい柔らかな丸みは 損うことない絶妙な均等のとれた四肢、纏う女の色香。
日に当たる機会の殆ど無い生活を送ってきたせいか、 白すぎる私と正反対の 健康的で、ワイルドな力強さを連想させる 彼女の肌の色をうつくしいと想うのは何度目か。
磨かれる前の宝石のような彼女の輝きを羨ましく思う。 口さがない言葉に物怖じする事も無く、 堂々と胸を張って生きるその強さ。私には無い、総て]
(241) 2015/04/18(Sat) 02時半頃
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[彼女が酒場で踊り子をしている事は知っている。 いつか、彼女の踊りをこの目で見てみたいと、 叶わぬ夢を、叶えぬ夢を、またひとつ、繰り返し胸に抱く。
退屈な日々の細やかな幸せが、今日は幾つも重なった。 嗚呼、今日はなんて素敵な日。 今日だけは、心の底から神様に感謝したっていい。 そんな風に考えて居れば、かみさま、に声を掛けられた。
この村で、ほとんど唯一の、頻繁に私に声を掛けてくれるひと。 何を言われてもただ嬉しくて、私はにこにこ微笑むばかりで。
彼が新たな話し相手を見つけて私の傍を去るまで、 彼の傍で相槌を打つ]
また、お話しして下さいね。 かみさま、ごきげんよう。
[かみさま、がお名前らしいので、そう呼んでいる。 何かがずれている、だなんて、私は知らない*]
(242) 2015/04/18(Sat) 02時半頃
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― 自宅→歌うあひる亭 ―
[少ない荷物を置くと、再び自宅を後にする。 向かったのは、『歌うあひる亭』。店の扉をくぐれば。]
シスカ、居る? 何か、飯作っ……。
――……俺、何か幻覚見えてる? [サイラスの傍に、ヒューの姿を見つけて。 まさかこんな人里離れた村に彼が居るとは思わないから、彼を見つめながら、ぱちぱちと瞬いた。]
(243) 2015/04/18(Sat) 02時半頃
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[盛大に主張するヒューの腹の虫に、思わず吹き出して、マスターと二人笑い合う。>>232]
じゃあ、なにか食ってけよ。 俺は薬の配達済ませてくるから。
[酒は今度奢ってやるさ、とニッと歯を見せて。 じゃ、と挨拶して出ていこうとしたら]
フ、フラン…よお。
[浅黒い肌に漆黒の髪。派手な造りの顔は相変わらず迫力がある。同い年の、顔馴染み。>>240 猫目の瞳にじいっと見つめられると、なんだかどぎまぎするようになってしまったのは、彼女が立派に「女」になったからか、自分が男になったからか。
此方のぎこちなさなど気にも留めない仕草で、さっさとエプロンを身に着けると、早速ヒューに声をかける。値引きはしないよと笑う姿は、すっかり板についたものだ。]
旅人だってさ。怪我しちまったみたいでな。 しばらくここに居るみたいだぞ。
[名前はヒューだ、と伝えかけた時だったか。 またしても懐かしい顔ぶれが、ひとり。>>243]
(244) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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ヤニク!おかえり!
[ぱあっと顔を輝かせて、友人の方へ向き直る。 彼をこうして出迎えるのはいつぶりだろうか。
幼いころは、同い年ということもあって、フランシスカも含めてよく馬鹿をやったものだけど。 自分なんかよりずっと勇気があり、ずっと頼もしかった彼は、青年の兄貴分のようなもので。
そんな彼の帰還を心より嬉しく思う。 帰ってきてくれるということは、彼の心はまだ、この村にあるということだから。]
って、あれ?知り合い?
[ヒューを見つめて目を瞬くヤニクの姿に、小首を傾げて問うた。*]
(245) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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サイラスは、ヒューとヤニクを交互に見つめている。
2015/04/18(Sat) 03時頃
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[久しぶりに揃った幼馴染に、こころ浮き立ちながら、ヒューとヤニクの話を遠巻きに眺めて。]
わ、いけね!
[己の仕事を思い出せば慌てて鞄を抱え直す。]
ヤニク、旅の話、じっくり聞かせてくれよ!
[配達行ってくる、と店に残る面子に声を掛けて。 『歌うあひる亭』を飛び出した。 目指すは村の奥、幽霊屋敷と呼んでいた場所。*]
(246) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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[すると、見知らぬ女が帰ってきた>>240 初対面にも関わらず、こんなにもエプロンの似合わない女は初めてだと、かなり失礼な事を思いながら。 サイラスが紹介してくれれば>>244]
よろしくな。 何でもいい。腹一杯食わせてくれ。
[と言いつつそんなに金は持ってないから、腹一杯は無理かと思っていたら、新しい客が入って来ただろうか>>243 何だか聞き覚えのある声だなと、声のする方を見れば、そこには知った顔が。 もしかしなくても、その言葉は自分に向けられているようだ。サイラスが彼の名を呼ぶ>>245]
(247) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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ヤ…ニク?
[こちらも負けじと、目を丸くしている。サイラスの「知り合い?」という言葉には]
ああ、俺が居た村にふらりと、やってきたんだ。 ははっ。また、会えるとはな。
[自然に笑顔が零れる。数少ない友人の一人が、目の前に立っていた。 自分に悲惨な事が起きたことも忘れて、しばし懐かしさに浸っていた。
そう忘れもしない。初対面にも関わらず、直ぐに打ち解けたのだったか。彼の人辺りの良さは、その場を明るくさせるんだ。自分は、それに何度か助けられた**]
(248) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 03時頃
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[「配達に行ってくる!」と酒場を後にするサイラスに>>246]
サイラス!…その、…気ぃつけてな。
[ここまで連れてきてくれたサイラスに、相変わらず上手く礼を言えない自分だった**]
(249) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 03時半頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 03時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 03時半頃
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ただーいま。
[にま、と、サイラスに笑みを向けて>>245。 肩をぱしぱしと、軽く小突いてみてから。]
[知り合いかと問うサイラスへの、ヒューの言葉>>248に。]
えー! まじで、ヒューなの? なんで、こんな辺境の村に。 つか、なんでそんな、ミイラ男。
[包帯の上から、つん、と指先でつついてみる。悪戯心で。 ちなみに、問いの形ではあるけれど、答えがなくても深く追求する事はなく。]
(250) 2015/04/18(Sat) 04時頃
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[慌ててその場を離れるサイラス>>246に。]
おー。また後でな!
[ひらと手を振って、見送った。**]
(251) 2015/04/18(Sat) 04時頃
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―屋敷―
[調度のほこりを払い、床を磨く。 床もだいぶ煤けてきた。 夏になる前に床削りを頼もうか。
腰を起こして一息入れる。 額を手で拭うと髪が一筋肩へと落ちた。 つまみとろうと手を伸ばし――物憂げにため息をついた。
一通り、掃除を終えれば、夕食の仕込みまではしばらく時間がある。 サイラスのところに行ってみようか。 ヒューに会えれば直接聞いてみてもいい。 支度を整え、屋敷を出た]
(252) 2015/04/18(Sat) 07時頃
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え?
[>>229機嫌悪い?って聞かれたら本当に首を傾げるよ。ツキンと心の中で音がしただけで、不機嫌とかではないの。]
ケーキの名前、私も案を出してみようと思って。
[お姉さんが持ってきてくれた応募用紙に、「ピュアブリス」って書くよ。「もう一人の私」と相談した結果なんだ。
サラサラとちょっと丸っこい字でかき終わったら、ダイミ君の顔を見て首を傾げるよ。何だか頬が腫れてるみたい>>8。]
あれ、頬…さっきの時とか殴られちゃった?
[ちょっとだけ、何だか目が潤むよ。例えそれが、私のせいじゃなくてもね。ううん、でもこんな感じならちょっと時間は経ったのかな。 右手を無意識に、彼の頬へ伸ばしてみるよ。どちらかといえば冷たい私の手は、何処かに触れたかな?]
(253) 2015/04/18(Sat) 07時半頃
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―村の道―
[のどかな光景を眺めながら歩く。 人生で一番長くの時をすごしたこの村は、最早故郷に等しい。
この村にやってきたのは12の頃。 農村の口減しとして、給金の前払いを受け雇われた。 買われたようなものだ。 子を産んだ時に首を切られなかったのは、前払い分が残っていたからだ。 あれから何年もたち、前払い分はとうに働き終えた。 実家への義務は果たしたと思う。
産みっぱなしになってしまった子には何をしてやれるのか、未だにわからない。 捨てられたと思っているだろうか。 レティーシャについおせっかいを焼くのも、罪ほろぼし、なのかもしれない。
道端にすずらんの花が咲いている。 そういえば、ケーキの公募はいつが期限なのだろう。 歩きながら名前を考える。]
(254) 2015/04/18(Sat) 08時頃
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― 湖畔 ―
[牧師の言葉に少女は湖面へと向いた。>>235 その視線の先を追う事はせず、穏やかな眼差しのまま風に流れる艶やかな黒髪を見つめて、]
今日はね、何時もより湖畔が美しく見えるんですよ。 何ででしょうね?
[牧師と違って毎日の様に湖畔を見ている訳ではないだろう、マーゴにこんな質問をしても困らせてしまうだけかもしれないが。 にこり。微笑む少女に微笑み返して、]
…、素敵な事が起きる前触れかもしれませんね。
(255) 2015/04/18(Sat) 08時半頃
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[少女の言葉が詰まったのには気が付いた。>>236 だが、言い直した言葉を否定せず頷いた。]
私は教会へ帰る途中だったんですよ。ほら、教会は湖の側にあるでしょう? そう、散歩がてらね。
[牧師自身も冗句を言える面白い人間ではない。 少女と牧師の会話は他人が聞いていたら退屈なものだったに違いない。けれど、その他愛無い会話を楽しんでいる様に、少女と言葉を交わしている間も牧師はにこにこと笑っていた。 別れる間際、牧師は少女に、]
マーゴさん、また教会にいらして下さいね。 別にね、礼拝の時だけではなくとも、用事がなくったって良いんです。
(256) 2015/04/18(Sat) 08時半頃
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[わざわざ、そう声を掛けたのは。 どうしてだか、少女が教会に訪れる回数が少ない気がしたからだ。特に村人が集まる日曜日の礼拝で少女を見かけた事はないと思う。いや、村の大人達の少女への視線に気が付いていない訳じゃない。 だから、時々。彼女が教会を訪れた際にはお茶へ誘ったりした。]
またお茶会をしましょう?
[柔らかく目を細めて微笑んだ。*]
(257) 2015/04/18(Sat) 08時半頃
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― 教会 ―
[教会へと戻った。 小さな教会だ。人里を離れた山奥にある、閑静な村だ。 牧師も一人しか居らず、その牧師も不在だった教会はとても静かで。 チャールズは戯れにオルガンへと触れる。音を鳴らすことはなく、鍵盤を指でなぞってゆき。]
(258) 2015/04/18(Sat) 10時頃
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じゃ、いい。
[首を傾げる様子を見て機嫌が悪いわけでないのを見て取ると、そう言って。]
そ。
[ケーキの名前を出してみるという彼女に、そう素っ気なく返す。実際はどんな名前にするかは、気になるが、応募用紙になんて書くかはみない。
そうして、こっちを見た彼女が首を傾げ、続いた言葉に]
は?あ、
[思わぬ言葉に、なんのことか分からなかったも、一瞬頬を触って、あぁ、これかと気付く。]
これは…さっきのじゃ…
[目を潤ませた彼女をみて、うっと言葉を詰まらせる。
村人との一悶着は何回かすでにあって。自分の口が過ぎているのも分かっているのだけど。]
(259) 2015/04/18(Sat) 10時頃
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[彼女にはなんと言うべきか迷っていれば、頬が急にひんやりとして。]
うわっ!
[思わず手を掴んで。]
おまえ、手…!!すんげぇ冷たい。
[ずっと室内、それも火のあたる場所にいた、男の手は、あったかいだろう。]
(260) 2015/04/18(Sat) 10時頃
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― 回想、ダイミ少年と ―
[その日は牧師自らオルガンを弾いていた。 賛美歌の途中で扉の開く音がした。教会の入り口へ視線をやれば、新たな客が訪れた様だった。見慣れない顔だ、名の知らない少年がステンドグラス――……
いや、聖なる歌を奏でる少女に目を奪われている瞬間を牧師は目撃した。>>203]
(おや、おや。)
[賛美歌に混じって、白鈴の鐘の音を聞いた気がした。 赤くなった顔を見て思わず笑みが零れそうになる。チャールズは笑いを堪えてオルガンを弾いた、最後まで。]
(261) 2015/04/18(Sat) 10時頃
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[賛美歌が終わった後、少年が牧師のもとへ挨拶に来た。>>212 親しみの籠った、何時もの笑顔を浮かべてダイミを出迎える。少年に向ける牧師の眼差しは微笑ましいもので。]
今日は。最近越して来たケーキ屋の息子さんだね。 これからどうぞ宜し…
[ダイミに挨拶をしようとして、 「気持ち悪い。」と撥ね付けられてしまう。]
ええっ?
[気持ち悪いと面と向って言われたのは初めてで情けない声をあげてしまった。 突然の事に動揺した様子で、早々に外へ出て行った少年を黙って見送ることしか出来ず――
しょんぼりと落ち込んだところを村のご老人達に慰められたんだった。*]
(262) 2015/04/18(Sat) 10時頃
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[理由ってなっていた欄には、「幸せな気持ちが口のなかで広がるから」って書いたんだ。「もう一人の私」によると、「純粋な幸福」って意味みたい。 >>262頬に手をあてたら驚かせちゃったみたい。でも手を掴まれたら、今度は私が驚いちゃうの。]
うーん、確かに冷たいかも…ダイミ君の手は暖かいんだね。
[そこまで言って気がつくの。牧師様は兎も角、同年代の男の子に手を握られたことはなかったことに。男の子と女の子が仲良しで手を繋ぐのは孤児院にいた頃でも見たことあったけど自分にはなかったの。
だから急にちょっと恥ずかしくなって、頬が赤くなっちゃった。ちょっと俯いて視線も外すことにしたよ。]
(263) 2015/04/18(Sat) 10時半頃
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― 教会の裏庭 ―
[今度は、教会の裏庭にいた。 澄んだ青空、暖かい日差し。そよそよ吹く風に誘われて、花々に囲まれた庭へ自然と足が向いた。 風が吹くたびに葉が擦れる音がして、ふわりとした香りが立ち上る。心地よい沈黙が満ちる教会の裏庭に鳥のさえずりが通り抜けていく。光を受けて煌めく鮮やかな庭。チャールズはこの庭を愛していた。**]
(264) 2015/04/18(Sat) 11時頃
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―薬屋―
こんにちは。 サイラスはいるかしら?
[ドアをノックする。 サイラスの祖母が現れ、彼の不在を知らせてくれた。 息を吸い込むとかぐわしいハーブの香りが胸に広がる。
屋敷に常備する薬はほとんどサイラスから買っている。 村では手に入らないような材料の取り寄せを頼まれれば、主人の伝手で探すこともあっただろう。]
ヒューの容態をうかがおうと思ったのですが、 行き違いになってしまったようです。 急ぐ事でもないので、また来ます。 ありがとうございます。
[頭を下げ、薬屋をでた]
(265) 2015/04/18(Sat) 11時頃
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―村の中心部―
[薬屋をでると、村の中心部へ向かう。 冬越し用に仕込んだ塩漬け肉がやっとなくなったのだ。 いい加減、くさい肉ではなく新鮮な魚を食べたい。
主人達に提供したあまりが使用人の食材となる。 魚ならば、身を取り除いた後の骨の周り。 ところが、ここが一番美味なのだ。 つい魚料理が増えるのもしかたのない事。
店をめぐり、魚をさがす]
(266) 2015/04/18(Sat) 11時頃
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今日は外あんまり行ってないからじゃねぇの?
[あったかいと言われれば、そう答えて。
そうして、レティーシャが急に俯いたのを見て。]
……あ…
[今していることに気付いた。かぁぁああと顔を赤くし、ぱっと手を離す。俯いたり、顔を逸らしたりして、ごまかすように]
あ、そ、そうだ。 レティーシャ!
[奥へ行って、余った試食用の小さく切り分けられたケーキを詰めた箱を渡す。]
(267) 2015/04/18(Sat) 11時半頃
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これ、余って、邪魔だし。 適当に食えって……
……ね、ねーちゃんから。
く、食いきれなかったら、孤児院のやつらにでも、やればいいんじゃねぇの?
じゃ、じゃぁ。
[相手はもうケーキを既に食べているだろうに、ぐいっと押しつけて、そのまま奥へと。
ようやく渡せたことに、少しほっとして。
名前を初めて呼んだことに気付くのは、もう少し後**]
(268) 2015/04/18(Sat) 11時半頃
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― 教会の裏庭 ―
[教会の裏庭には小さなテラスがあった。テラスと言っても、白いテーブルと椅子が置かれているだけのささやかなものだったが。 マーゴをお茶に誘った際には、此処へ連れてきたかもしれない。]
(269) 2015/04/18(Sat) 13時頃
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[また、裏庭は様々な花で彩られているが、 庭の隅にはハーブが植えられていた。 どのハーブを植えたら良いか、薬草には詳しいサイラスに相談した事もあっただろうか。]
(270) 2015/04/18(Sat) 13時頃
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[サイモンとはーー、
訪問した先で会う事がしばしばあった。 今日は予定にないが、病人や高齢者で体の不自由な方など、ミサに来られない村人の為にその人の自宅へ訪問することもあった。 薬屋の客もまた高齢の方達が多いのだ。そして、この村は若人より老人の数が多かった。]
(271) 2015/04/18(Sat) 13時頃
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[訪問した際には、教会に来る信徒にするのと同じように、十字架に祈りを捧げて説教をした。 また、身体が不自由な為に満足に湯を浴びれない人が居れば、湯を張った桶を用意してその脚を洗ってやる事もあった。 他にも老人たちが何か困った事があれば、嫌な顔ひとつせず、何時もの笑顔で手伝いをした。**]
(272) 2015/04/18(Sat) 13時頃
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[>>267顔を俯かせちゃったからか、パッと手を離されてしまったよ。顔が赤くなっているのに気がついたけれど、怒らせちゃったってことではないよね?
奥に急に行っちゃったからどうしようって思ったけど、箱を持ってきたみたい。食べきれなかったら孤児院にって渡された箱の中身は試食用のケーキだったの。孤児院の子一人一人に行き渡る分と3個位あるみたい。余った分なら貰ってもいいよってことなのかな?]
みんなで幸せな気持ちになれるね、ありがとう。 ちゃんと孤児院のみんなに渡してくるね。
[奥に向かう彼を見送ったら、接客をしていたお姉さんに本当に良かったんですか?って確認するよ。追い出し料としてのつもりだったら受けとるのも申し訳なくなっちゃうからね。
お姉さんに笑顔で挨拶してから、再びケーキを持って今度は孤児院の方へ向かうの。 孤児院に何かを持っていけるのが嬉しかったから、お姉さんにした笑顔もちゃんと出来たし…孤児院へ向かう足取りも軽かったの。
来るときに見た変な人の事なんて、すっかり忘れちゃった。]
(273) 2015/04/18(Sat) 14時半頃
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[足取り軽く、孤児院まで行くよ。何でここまで機嫌がいいのかはよく分からないけど。]
ケーキ屋さんからケーキをみんなにって貰って来たよー!
[孤児院の中に入ったら聞こえるようにそう言ったんだ。バタバタ、パタパタ。高低様々な音がしてみんながこっちに向かってくるよ。親代わりをしてくれていた人が見えたから頭を下げたら「まぁ。」って行ってむぎゅうってされるの。]
1人一個ずつだよ。
[そう言ったらみんな約束は守ってくれるから、お皿を持ってきてもらって。そこに私が一個ずつケーキを置くの。 孤児院のみんなはケーキを食べたことない人さえいるから、どんな反応かなって思ったけど、みんな甘さにニコニコしてくれて私も嬉しくなるんだ。]
「ケーキ屋さんの男の子レティお姉ちゃん見て顔赤くしてたりするよねー」 「俺も見た、教会で。」
[皆がニコニコする様子を眺めていたら、急に皆がそんなお話をし始めちゃって、そんなことないよって言おうと思ったの。]
「え、本当に?」 「聞いて来ないと!」
(274) 2015/04/18(Sat) 15時頃
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そ、そんなことはないと思うよ?私にあるわけないじゃない 。名前だって…
[呼ばれたことないって言おうとしたら、さっき呼ばれた事を思い出しちゃった。ポッて顔が赤くなってしまうのが自分 でもわかったよ。そんなことはないって否定するけど、みんな聞いてくれなくて。
結局色々言われっぱなしになっちゃった。]
「何もなくてもまたきてね。」 「今度レティお姉ちゃんのお話聞かせてねー!」
[言われなくても週に2回は行っているけれど。こんな風に言われちゃったらどうすればいいのだろう。 大体……そんなこと言われたらダイミ君迷惑だよね。
私はどうなんだろう。恥ずかしいとは思うけど、嫌って訳ではないかも。 それって、どういう意味なんだろう。
家に帰るまで、ちょっともやもやしたの。]
(275) 2015/04/18(Sat) 15時半頃
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―― 回想:幼い日の思い出―― [木に建物が呑み込まれてる。
それが初めてこの村奥の屋敷を見た感想だった。 青々と茂る木々の木陰は、大きく伸びて屋敷を包み、 後ろに見える森は黒々として周りを囲む。 ざわざわと風が吹くたびに揺れる木の葉は、誰かの囁きに聴こえて。
幼心に、ここは怖い場所だと、感じていた。 だから、幽霊屋敷だとか、お化けを見ただとか、そんな噂が立つんだろう。みんなも同じことを感じていた証拠だ。
なんにもない、長閑な村だからこそ、子供たちは常にドキドキを求めていたのかもしれない。あの高い塔とこの幽霊屋敷は、子供たちの間で肝試しの場所の二大巨頭だった。
この村に越してきて暫くは、肺が弱くて家の中から出られなくて。
漸く発作がでなくなったのは12のときだったか。 村の悪戯っ子たちに混じって幽霊屋敷に忍び込んだことがあった。 今思えばあれは、余所者で未だ村に馴染めない自分を迎え入れる、村の子たちの儀式だったのかもしれない。]
(276) 2015/04/18(Sat) 15時半頃
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[先頭をいく身体の大きい子の背に張り付いて、屋敷に忍び込んだ。 中に入ってみると、確かに埃っぽかったけれど外から見たときほど暗くはなくて。立派な家具やシャンデリアなんかにぼーっと見惚れていたきがする。
そんな風に、ぼやっとしていたからだろうか。 いつの間にかみんなに置いていかれてて。 急に心に滑り込んできた恐怖に、あっという間に涙腺が緩んだ。
半べそをかきながら辿り着いたのは、中庭だったか。 そこで、見つけたのだ。 みんながお化けと恐れる、女の子を。*]
(277) 2015/04/18(Sat) 15時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 15時半頃
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[中庭に佇む小さな女の子は、ふわふわと波打つ髪を揺らして、レースのいっぱいついた綺麗なお洋服を着てた。肌がビックリするほど白くて、頬っぺただけがやたらと赤くて。
もっと、おどろおどろしい見た目だとか、すっごい不細工だとか、ガリガリの骨人間だとかを想像してたけど。 実際は、何て言うか。]
お人形さん、みたい…
[感想は口から漏れていたみたいで。 女の子がこちらを向いた気がしたから、バッと口を両手で塞いで駆け出した。 胸が痛くなるほどドキドキしてたけど、それは怖いって気持ちからくるものとは違ったと思う。]
……グレードアップしてんな…
[そうして、十数年ぶりに訪れた屋敷は、一層木に呑み込まれてる気がする。]
すいませーん、薬屋です!
[玄関をノックして、呼び掛けてみたが、果たして。**]
(278) 2015/04/18(Sat) 17時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 21時頃
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―花屋『パライソ』―
ありがとうございましたー。 大事にしてくださいねー。
[手を振り、笑顔を浮かべ。 買われていった花たちを送る。 花たちのもらわれ先は生者か、
はたまた死者か――――。]
なんか変な噂流れてっからかな。 あー……胸クソわりぃったらありゃしないぜ…。
[己の胸に浮かんだ感情に愚痴をこぼす。]
(279) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 21時半頃
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[頭を掻きながら客の歩いていった方をみやる。 その背は既に見えなくなっており、 大袈裟にも大袈裟すぎる溜息をついてから空を見た。]
ったっくよぉ……。 花仕入れに行かせんのはいいけど。 親父もおふくろも息子のことが心配ではないのかね。
[先祖代々、由緒正しき花屋―――なのだが。 店の名前に関しては母親がなぜか改名した。 いや、なぜかなど嘘だ。
己の母親の行動理念など単純明快すぎるのだから。]
(280) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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["あなたは神様を信じていますか?"
そんなアホくさい売り言葉。 それを買ったのが己の母親である。
自分のことを神だと信じている自称"教祖"。 アレを信じているのだそうだ。 全くもって理解しがたいアホ親である。]
……で、オレはいつまで女の格好させられんのかね。
[スカートの裾をひらひらさせながら不満を重ねていく。]
(281) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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[戸籍上は男。 人格も男であり。 もちろん大事なものだってついている。
見た目だけが女。]
………オレ、なんでこんな頑張ってんだろ…。 声変わりが普通ヤメ時だろ、どう考えたって。
["自分の息子を女として育てなさい"
そうすれば楽園――パライソへ導かれるそうだ。 信じている母親を否定するつもりはないが。]
アホらしいわ、現実見ろっての。 お、親父。オレ、出かけてくるわ。
[至って普通の父親の姿が見えたので店番を任せて出ることにした。]
(282) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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―― 回想:ある日の祖母との会話 ―― [薬屋として、薬師として、大切なのは適切な処方だと常々祖母から言われている。だから、村の誰にどんな薬を処方したか、簡単にメモしている冊子があって。 季節によって定期的に患う人もいるから、たまに引っ張り出して読み返すのだ。
そんなある日、ある記述に目がいった。 それはあの高い塔で働く、女中の記録。 症状は軽い風邪みたいなものだったけれど、祖母が処方した薬はまるで、産後の女性に施すようなものが混じっていて。]
でもあの人、独身だよな…
[頁を凝視し小首を傾げる自分に、傍らで編み物をしていた祖母が、そっと冊子を閉じて言った。]
(283) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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[脂ののった鱒を見つけ、店主に声をかける。 金を払い、包まれていく魚をぼんやりと眺めた。
昨日までは湖を飛ぶように泳いでいた魚。 これから食べられる魚。 この店にめぐり、人の手に渡るのも神の意志なのだろうか]
――あぁ、ごめんなさい。 ぼぅっとしてたみたいで。 ありがとう。
[店主に声をかけられ、我にかえる。 魚を受け取り歩き出した]
(284) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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「サイラス、この世には知っておくべきことと、 知らなくてもいいことがあるの。 私たち薬を扱う人間は、知っておくべきことだけを 頭に詰め込めばいい。
…私たちは、小さな怪我や病を和らげることができる。けれど、決して万能ではないわ。 心の傷までは、治せない。
だからね、サイラス。 驕らず、真摯に、患者と向かい合うのよ。
治療する私たちが、傷付ける側に回ってはいけないわ」
[それから、青年は色々と憶測でモノを言うことをやめた。余計な詮索も。噂話も。 自分の目で確かめたことだけを、信じようと、 あの日の祖母に誓ったのだ。**]
(285) 2015/04/18(Sat) 22時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 22時頃
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―歌うあひる亭―
旅人のヒューさんの、了解。 怪我なんてモリモリ食べれば直ぐ治るって!
[どうぞ、是非にとヒューへご飯を勧めていれば(定価で)、聞こえてくるのは知った声。 だけど、久方ぶりの声]
ヤニク!あんたいつか帰ったのよ!
[駆け寄って背中をバシバシ叩く。久しく見ていなかった顔なじみ、その元気そうな姿に自然笑顔になる]
って、知り合い?
[ヒューを見て困惑気味なヤニクへ言葉をかけたのは、同じように疑問を投げかけるサイラスと同じようなタイミング]
(286) 2015/04/18(Sat) 22時半頃
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[顔見知りの二人が何か話してるのを、サイラスと二人、遠巻きに眺める。 世間って案外と狭いもんね、何て小話をしてる時だったか、サイラスが突然に慌てだしたのは]
そんあ慌てなくても配達先は逃げないって。
[危なっかしく抱えた鞄をしっかり持たせ、慌てた時に、多少乱れた服を直してやる。 内心、どうせまた直ぐ乱れるのだろうなと思いながら]
いってらっしゃ―い!
[風の様に去っていくサイラスにそう言葉をかけた]
(287) 2015/04/18(Sat) 22時半頃
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[入り口でサイラスを見送れば、再び店内へ]
本当に落ち着きが無いんだから。
[困ったもんだと、動作で示す。 そうして、改めてヒューとヤニクを見れば、]
積もる話があるなら、やってく?
[酒棚を親指で指し示せば、真っ昼間だけどね、とウィンク一つ]
(288) 2015/04/18(Sat) 22時半頃
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―回想:子ができてから―
[先輩であり、多くの仕事を仕込んでくれた女中がいた。 先輩として、信頼していた。 つきのものが止まった事に気付き、まっ先に彼女に相談できなかったのは臆病だったから。 主人達に知れ、子を殺されるのが怖かった。
一人で抱え込み、どうにもならなくなった頃にやっと、牧師の元へ駆け込んだのだ>>43。 返ってきたのは定型の言葉>>64>>66ではあったが、あの頃はそれがありがたかった。
神が見てくださるならば、きっとよい方向に導いて下さる。 そうして先輩の女中に相談すると心を決めた]
(289) 2015/04/18(Sat) 22時半頃
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[幸い腹は目立たず、主人達に悟られずにすんだ。 子は馬小屋で産んだ。 介助は先輩の女中がしてくれた。
主人には帰省と言ってしばしの暇をもらい、生まれたての子を連れて遠くの街へ行った。 無理がたたったのか、戻ってから酷く体調を崩した。 薬屋の女は何も言わず、ただ薬を処方していった。
それから、薬屋が屋敷に訪れると積極的に応対をするようになった。 特段会話を弾ませるわけではなかったが、屋敷の女中としてできるかぎり、薬屋に利のある取引となるよう腐心した。それは教会にも同じ事。
孫のサイラスが仕事を受けついでから、薬屋の女が屋敷に顔を出すことは減った。 そのうち配達を待たず、直接薬屋へ出向く日が増えた*]
(290) 2015/04/18(Sat) 22時半頃
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―湖畔―
しっかし。 ホントどうしてこうなった、だな。
………神様なんているわけねぇのになぁ。 だって、ホントにいるんだったらオレがかわいそうすぎる。
[湖に映った自分の姿を見てそんな風につぶやく。]
それにオレさぁ! ちゃんとしてればもっとモテたっていいはずなんだ! 楽園だよー、それこそパラダイスだぜー!
[格好だけが――――否、格好と名前だけが女。]
(291) 2015/04/18(Sat) 22時半頃
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[視界の端―――。 湖畔の傍に佇む協会が見えた。 己は母親の信仰心に辟易としてはいるが。 宗教や信心を否定するつもりは毛頭ない。 救いを求めるこはある主、人として正しいとさえ感じる。]
まーた牧師サマに相談すっかなー。 いい加減、鞍替えしてくれりゃーいいんだけど。
[母親の状況について、教会の牧師には何度も相談に乗ってもらっている。 信仰が変わらないという母親がいいか悪いかはさておき。]
…………。
[耳にした噂について少し考えた。]
(292) 2015/04/18(Sat) 22時半頃
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あら。
[道の向こうで二つ結び>>282が揺れている。 眉根をよせた。 彼へ、ではなく、彼の母へ向けて。]
まったく、馬鹿な事を。
[呟く間に彼は湖の方へ歩いて行った]
(293) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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― 歌うあひる亭 ― [サイラスの話で。彼女はフランと言うらしい。 彼女は邪気を払うような、明るい声はこちらまで明るくさせるようだ。]
ああ、美味いの頼む。
[こんなに打ち解けている様子を見れば、恐らくこのサイラス、フラン、ヤニクはこの村の幼馴染なのだろう。]
ああ、ちょっとした…な。
[とヤニクをちらっと見た。 フランに、「やってく?」とウィンクされれば]
ああ、俺は構わない。
[酒は好きだ。飯と一緒に飲んでも、問題ない。 でも、流石に昼間からは、控えるべきか。]
(294) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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[返って来たヤニクの言葉に>>250一瞬表情が強張る。 そう、ヤニクは友人が死んだ事はまだ知らないだろう。説明するのは、辛いななんて思い]
実は、チャルって牧師に行き倒れている所を助けられて…… てぇっ!!いってぇよ、バカ!?
[包帯の巻かれている所を、指先でつつかれれば。 まだ、流石に癒えていない患部を刺激されて、激痛が走った。]
(295) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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[痛みが引けば、男は重い口を開いた。]
この傷は、…人狼にやられた。 村に、人狼が紛れ込んで……、村の皆がやられた…
[堅く閉ざしていた暗い記憶の扉を開く。]
…あいつもっ…。死んだっ…くっ…
[目頭が熱い。 ヤニク、友人、自分の3人で村に1箇所しかない酒場で、よく酒を飲んでた事を思いだす。体が支えきれず、カウンター前にあるスツールに腰掛けた。半ば崩れる様に。]
そういや、初めて会った時… あいつが、ヤニクに声を掛けたんだったか…
(296) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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[家に帰るのが勿体ないって思って、トコトコと歩くよ。 そうしているうちに私よりずっと可愛いのに男の子>>292が見えたから空いてる方の手でおーいって手を振ってみたよ。気がつくかな?]
(297) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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[友人に、村に、背を向けた自分。逃げているだけで、何もしないまま。 そういえば、弔いさえもしていなかった。]
フラン。スコッチを4つ…あと、チェイサ―を一つ。 …あいつ、水無しじゃ、酒飲めなかったもんな…
[マスターがそれらを出してくれれば、マスターに礼を告げ、]
何にも出来なかったから、…せめて献杯してやろうって思ってな。 ヤニク…付き合ってくれないか?
[快諾して貰えれば、スコッチの一つをヤニクに]
一つは、あいつに。一つは、あいつの彼女に…ぐっ…ううっ…
[とうこう堪えられなくて、小さく嗚咽を漏らした*]
(298) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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―『歌うあひる亭』―
[ケーキ屋へ向かう途中、歌うあひる亭の看板を見上げた。 随分とここへ足を運べていない。
最初にやってきたのは、主人一家が旅行にでた時のこと。 雇い主がいないのをいい事に、屋敷を抜け出し遊びにきていた。 初めて飲んだ酒で、酷く酔って店に迷惑をかけたのを覚えている。 それから主人達が家を空けるたび、店に顔を出すのがささやかな楽しみになっていた。
少しだけ顔を出していこうかと中を覗きこめば、ヒューとフランシスカと見知らぬ男がいた。 ヒューの背中が震えているのに気付き、お取込み中かとフランシスカの顔をみる]
(299) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 23時頃
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[どれぐらい思考していただろうか。 おおよそ53(0..100)x1分ぐらいな気がする。]
ま、考えたってしゃーないか…って…お。
[こちらに手を振る姿が見えた。 手を上げてそれに応える。]
おー!レティー!デートの帰りかー!
[笑みを浮かべながらまだ遠くいる彼女に聞こえるよう声をかけた。 湖畔に響く声は男のものであり、なんともミスマッチである。]
(300) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 23時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 23時頃
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―― 回想:在りし日の思い出 ――
え、ハーブ…ですか?
[教会の裏庭、その一角に連れてこられて、何の説教を受けるのかと身構えていたら。 予想もしなかった問いかけに、キョトンと目を丸くして、それから眉を垂れて笑った。]
なんでもいいと思いますよ。ここは日当たりもいいし。 そうっすね、料理に使うならローズマリー、タイム、セージ ああ、それからバジル… ハーブティーならアップルミント、レモングラス。 あ、レモングラスは気を付けないと、 お化けみたいに増えます。
[にへ、と冗談めかして伝えれば、牧師さまは満足してくれただろうか。]
(301) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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デート?どうして?
[>>300確かにおめかししているか知れないけれど、そう言われちゃうのかなって首を傾げたよ。ベレー帽がちょっとずり落ちそうになって、手で押さえて元の位置に戻すんだ。]
メアリー君はどうしたの?今日は何時もよりしっかり女の子女の子してる気がする。
[ずっとそういう格好をするなんて優しいよねって思っているよ?でも。]
息子でも自分以外の自由を束縛するのってどうなのかなぁって思うけどね…
[って、つい小さく言っちゃうんだ。あの変な人に母親が言われてさせられてるみたいだから。 好きで、やっているのではないのでしょう?どうなのだろう。]
(302) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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今。 って、いてぇよ。
[背中をバシバシ叩くフランシスカ>>286へ、笑いながら言って。 相変わらず元気そうだな、とひとこと。 知り合いかと問われれば、小さく頷いて。]
[酒棚を指すフランシスカ>>288へ返す、ヒューの返事>>294を聞けば、小さく頷くけれど。]
何か食うものも、作ってくれる?
[なんて、付け足して。]
(303) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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[大声を出さずまでも声の届く距離まで近づいて。 首を傾げる様子に笑みを浮かべる。 直されたベレー帽をちょいとつまみ上げてみた。]
バッカー! 女の子に会ったらそう聞くもんでしょがー。 そしたら今度オレともデートしてーって言えるからな。
[しっかり女の子している、と言われれば。 苦笑いを浮かべるしかなかった。]
あー……店番してたからなー。 ま、女のオレもカワイくて似合っちゃうからなー。
………………。
[小さく呟かれた言葉は聞こえなかったが。 ベレー帽を戻しがてら、頭を2回軽く叩いた。]
(304) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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あと、これ、土産。
立ち寄った村の、工芸品らしいんだけど。 数十年で一度だけ、満月の夜に咲く花を 樹脂で固めて作った髪飾りなんだってよ。 [神秘的で美しく見えた、花の髪飾り。 差し出せば、受け取ってもらえたかどうか。 その場を後にしたサイラスへの土産は、また後で渡そうとは、内心。]
(305) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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……ま、いーんじゃね?
[呟かれた言葉は分からなかったが。 そう言って男は、再度頭をポンポンと叩いた。
年上への敬いが足りない。]
(306) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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ふーん。え、違うって言われたら「フリーなら俺とデートしない?」って聞くのかな?
[>>304クスリとそう言いながら笑うよ。そうだとしたらとってもずるい言葉だね。]
そっかぁ、少なくとも私よりは可愛いと思うよ。知らない人が見ても分からないと思うなぁ。
[そう言ったら頭をポンポンポンポンされるよ。メアリー君位の人の年の差は気にしないけど多いかなって思うの。]
これ以上頭悪くなったらどうするのー?
[そう言ってコロコロと笑うよ。まぁ、いいって言う言葉には…あんまり返す言葉を持たないなあって思ってしまったの。 だから代わりに笑うよ。少しでも気が楽になるといいなって。]
デートって言うか分からないけど、どこかに歩く?
(307) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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[村に赴任してきたばかりのチャールズを、やはりここの村人は始めあまりよくは思ってなくて…というよりは、好奇心と畏怖の対象の彼を、遠巻きから見つめていたといった方が正しいだろうか。
若い村娘はきゃあきゃあと大して信仰心も無い癖に教会に足しげく通ったり、逆に男たちは、あの笑みが胡散臭いだの何考えているかわからんだのと、自分の理解できないものに対して、怖れたり嫉妬してたりしていたようで。
その実はどんなもんだろうかと、祖母と一緒に休日教会へ行った折、挨拶がてら近づいてみたが。 柔らかい笑みと、説かれた話は、それは立派な牧師さまで。]
(なんだ、やっぱ僻みか)
[酒場で管をまく男たちに、冷たい視線を送ったものだった。**]
(308) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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― 少し前 ― [ヤニクがフランにお土産を渡していた>>305 渡していたのが"髪飾り"だったので]
(フランは…ヤニクの女か?)
[女を落とす時は、贈り物をする。さらに身に付けられるアクセサリーならなお良い!…なんて、どっかの恥ずかしがり屋の友人が言ってた事を思い出しながら、その様子をぼんやり見ていた*]
(309) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 00時頃
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[それから、ヒューへ問いかければ、彼は表情を強張らせる>>295。 バカ!?とか言われれば、くすりと笑ったけれど。]
[村の用心棒をしていたヒュー。 深い傷と行き倒れていたという言葉は、嫌な想像に結びついてしまうけれど。 やがて重い口を開く彼の言葉>>296に、耳を傾けて。]
人狼?……って。 ……そーだったな。
[あいつが死んだと聞いても、すぐには現実味など湧いてはこなくて。 聞きたい事はあったけれど、ヒューの表情を見れば、こちらから問う事はせず。 小さく頷いて、グラスを受け取って。]
[嗚咽を漏らすヒューの肩を引き寄せて。 ただ、黙ったまま、ぽんぽんと*]
(310) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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よーくお分かりで♪
[にやり、と意地の悪い笑みを浮かべる。 続いたかわいいの言葉にはでしょーなんて言いつつも。]
…………。 あー……ま、いいや。
[頭が悪いと自嘲する彼女にフォローを入れようとして。 なんとなくだが、それをやめた。 慰めというつもりではなかったが、これ以上己のことを悟られても気まずく感じられてしまったから。]
お!デート! オレ、持ち合わせあんまねぇけど。 カワイイって褒めてもらったお礼に飯でも食う? どっか行きたいトコあるなら付き合うぜ。
[首を傾げつつたずねる。]
(311) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 00時頃
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やっぱり意地悪だぁ…。
[クスクス笑うのは辞めないよ。ま、いいやって言葉には首を傾げちゃったけど。 「もう一人の私」ならどんなことでも考えてくれそうだけど…私だって頭を使わないつもりはないもん。なんてちょっと思っているの。]
フランシスカさんの所へ行ってみる?この時間ならお酒飲まない人でもいいかなって思うの。
[嫌がられなかったら早速そっちに向かうよ。]
(312) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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|
[ノーリーンがやって来た事に、まだ気付いていなかった>>299
引き寄せられた肩。黙って側に居てくれる。さらにぽんぽんと優しく叩かれれば。]
…すま…ん。俺…誰も…助けられなかった…
[彼の、人の体温が温かくて。心に沁み込んでいく。涙も止まらなかった。 友人、友人の彼女、彼女の父親…、知ってるやつ皆の為に。初めて泣く。
友人の事を知っているという理由だけで甘えてしまっている自分が、この上なく、情けなく恥ずかしかった]
すまん…、すまん……*
(313) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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|
―少し前― [酒棚を指す自分に、二人が頷けば、]
そうこなくっちゃ!ちょっとまってなダメ人間ども
[付け足す様に食べ物を所望のヤニクに、分かったと頷こうとした時、 何気なく渡される、花の髪飾り]
(314) 2015/04/19(Sun) 00時頃
|
|
……
[本当にいきなりだったので、理解が少し遅れた。 まじまじ見つめる髪飾りは、それはそれは素敵で]
ありがとう。
[受け取った髪飾りを一度胸の前でそっと握りしめる]
うん、すごく嬉しい。
[嬉しいやら気恥ずかしいやらで何時もみたいに笑えたかわからない]
よーし!じゃあ、とびっきりの上手い飯食わせてあげるよ!マスターが!
[気恥ずかしさを吹き飛ばすように、何時もより気持ち豪快に笑って、カウンターへ向かった]
(315) 2015/04/19(Sun) 00時頃
|
|
意地悪なのはどっちかねぇ……。
[こちらに向かって"かわいい"というのは。 なかなかに強かに思えるが。]
………え。あ! そーだな!
[お酒飲まない人じゃないが構わないだろう。 こんな小さな村での年齢制限などあってないようなものだ。
と思っているのは自分だけかもしれないが。]
じゃ、行こうぜ。
[そう言って、店のある方角を指指してから。 あまり早く行き過ぎぬようゆっくりめに歩いた。]
(316) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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|
―歌うあひる亭―
………なんか、暗くね?
[店に入って開口一番。 思ったままの感想を述べてしまった。]
(317) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
|
|
[入口から声がして>>317人が入って来た事にようやく気が付く。 男は、誤魔化すように急いで、腕で涙を拭いた。 鼻をつつり、咳払いをした。
気付けば、ノーリーンも居る様だ。 人前で泣くなんて、恥ずかし過ぎる。]
(318) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
|
|
え、どうして?
[強かかもしれないけれど、残念ながら本心は偽っていないの。 女の子の格好をしていて、それが可愛いって見えるなら可愛いって言うこと。選択した結果のいい面は誉めるの。満点だとは勿論思わないけれど、それはそれでいいかなって。]
よーし、いこっか。
[うんうんって言って歩くよ。 聖歌唄うのに反するのって私自身がどうかなって思うし、飲んだことはないけどあんまりいいとは思えないの。]
(319) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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|
― 回想、サイラスと協会にて ―
[協会に来ていたサイラスを呼び止め、裏庭へ連れてきた。>>301 何の植物も植えられていない裏庭を見せて、]
はい。ハーブを植えようかと思ってるんです。 花は好きなのですが、ハーブの方が実用的かと…。
[そう言って、助言を求める。 真面目な顔をしてサイラスの話に耳を傾けていたが、 教えられたハーブの名前にくすりと笑ってしまう。]
ふふ、ローズマリー、タイム、セージ…ですか。まるで、何処かの歌みたいですね。*
(320) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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|
―ケーキ屋―
[レティにケーキを渡して、奥へ引っ込んで、しばらくした後、菫の砂糖漬けと再び睨めっこをしていれば、]
「おにーちゃーん!!」
[と、声がして。外へと出れば、孤児院の子供が何人かいて]
んだよ。
[そう素っ気なく返すも。]
「ケーキありがとう!」
[という言葉に、うっ、となる。]
(321) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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|
俺じゃねぇよ。あいつが、持ってたんだろ。
[そう言って。くいっと袖を一人の女の子に袖を引かれる。]
「あのね。今度は、ちょうちょがいい。」
……
[ケーキ屋を始めたころから、孤児院の子供はたまにこうやって店にやってきてはケーキを見ていて。形を見ているのが楽しいらしい。
そのとき、「りすさんがいたらいいのに」と、ぽつりと言っていたのを聞いた。
……それくらいなら、叶えたっていいだろうって。思った。]
(322) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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|
「ちがうだろ!今日はそれじゃなくて、あ、俺、ライオンがいい!がおーって!」
……あのな。俺がケーキ作ってるの絶対いうなよ。お前ら…
[そう釘を刺せば。]
「分かってるよ!で、おにーちゃん。あのさ。」
(323) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
|
|
ー歌うあひる亭ー
フランシスカさんこんにちは。
[>>317暗いかもって同じように思ったからこそ、声をまずかけてみたよ。
久しぶりに見る…人と、ヒューさんはいるみたい。]
(324) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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|
[ヒューの震える姿を見ながら、給仕をする。 二人の邪魔にならないように。
人間誰しも何かある。特に酒を扱ってればこういったことも少なくない。 だからスタッフ側は出来るだけ存在を消す。
給仕を済ませて、少し離れた所に位置を取ると、こちらを除くノーリーンと目が合う。
目で訴える彼女に、肩をすくめて見せる。
ヒューも暴れてるわけではないし、別に問題無いだろと中に促そうとした時だったか、彼女が来たのは>>317]
(325) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
|
|
[涙を拭いて、誤魔化しに入ったヒューを見届ければ]
珍しいね、昼時にこんなに人が来るなんて。 マスター!明日この見せ潰れるんじゃない?
[カウンターの向こうへ声を飛ばせば、うるせー、なんて言葉が返って来たり]
ふふ、いらっしゃい。まぁ、あんまり気にしないで。
[チラッとヒューの方に目線を向けて]
(326) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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|
―歌うあひる亭―
暗いほうが色々いい事もあってよ?
[メアリーに悪戯な笑みを向ける。 ヒューと目が合えば泣いていた事には触れず、声をかける]
すっかり手当も終わったんですね。 具合はいかが?
[見知らぬ男と思った相手がヤニクと気づけば、ああっと大きな声を出す]
ヤニク? すっかり見違えたわ。 男前になって、まぁ。
[歌うあひる亭にくると、少し調子が軽くなる。 ここの雰囲気がそうさせるのだろうか]
(327) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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|
[店の中を見渡す。 どうやらこの雰囲気を作り出している人物は己の記憶にはない人物だった。 内心、舌打ちをしながら軽く咳払いをする。]
…………こんにちはー。
[棒読みではあったが。 レティーシャに続くように挨拶した。
店の看板に泥を塗るわけにもいかず。 見知らぬ人には姿形に合わせた態度をとるしかなかった。
それを自分が男と知っている人々にどう映っているかは知らぬが。]
(328) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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|
― 少し前 ―
誰がダメ人間だ。
[俺か、と。くすりと笑って>>314。 髪飾りを受け取り、笑む彼女を見れば、笑み返して。 カウンターへ向かう彼女を見送る。]
[ヒューの内心>>309には、気付くわけもなく。]
(329) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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|
「レティーシャおねーちゃんのこと好きなの?」
は?
[そう言われて、一瞬思考停止。そして、ぼんっと顔が赤くなる。]
……っ!!!
「あー、ほら赤くなった!!やっぱそうなんだ!」
「えぇ!ほんとに?」
「おねーちゃんに教えないと!」
(330) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
|
|
うーん。 でもー、明るいほうがいいんじゃないかなー? あ、でも明るいとシミとかシワとか見えちゃうよねー。 こまるー………なんつて。
[こちらに向けられる笑み(>>327)にほんの少しの抵抗。]
お店つぶれちゃうのは困るよねー。
[チラッと向けられた視線の先。 それを少し見た後、どこに座ろうかと空いた席を探す。]
(331) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
|
|
[実際に人前にも関わらす、涙を流せたのは、フランやマスターが、空気を読んでくれていた>>325事なんて、気付いていなかった。]
次々にやってくる>>324]
(この声は、レティーシャってったっけ…)
[彼女は、死んだ女に似ている。それだけで、胸がまた張り裂けそうだった。 しかし、緩んだ心にまた、死にそうな痛みが戻れば正気に戻って。 深呼吸を一つ。
ノーリーンの言葉>>327泣いていたのは、きっと知っているだろうに、それには触れないでくれたようだ]
…ああ、お陰さまで。 痛みも、来た時に比べれば、だいぶマシ。
[と少し笑ってみた*]
(332) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
|
|
[レティーシャに]
お、また会ったな。
[と誤魔化すように声を掛けて。 もう一人の女に声を掛けられた>>328]
レティーシャの友達か?
初めてだな。ヒューだ。 この怪我でな…暫く、この村にやっかいになる。
[まさか男だとは、露にも思わず*]
(333) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
|
|
絶対に教えんじゃねぇ!!
[子供たちの言葉に、そう声を荒げてから、それが肯定であることに気付き、顔に熱が再び押し寄せる。
子供の視線に合わせてしゃがんで。]
そういうのは、自分で言うもんなんだよ。
[そう言って、立ち上がって、さっさと店へと戻って。
奥へ行った途端に、壁にもたれかかって。]
……な、何言ってんだ。俺は。
[そのまま、ずりずりと赤くなる顔を覆って、しゃがみ込んだ。]
(334) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 01時頃
|
薬屋さんに行ったんですね。
[>>333軟膏の香りがしますって少し笑うよ。 包帯にしていたものも清潔になったみたいだから、少し安心したの。]
ええ、私の可愛いお友達です。
[男の子だけど、とは心の中で。メアリー君と相席するように席につくよ。]
(335) 2015/04/19(Sun) 01時頃
|
|
[ぴくり、片眉をあげた]
そうよ、とーっても困るの。
[かなぁり冷たい声をメアリー>>331に返す]
そういう事、女の子に言わないのよ。
[連れ立ってやってきたレティーシャを目で指した]
(336) 2015/04/19(Sun) 01時頃
|
|
[ヒューの言葉>>313に、耳を傾ける。]
[村を人狼が襲った事は分かった。 ヒューが自分の無力さを嘆いてる風にも、後悔している風にも、感じる。 それ以外に、詳しい事は、よく分からないけど。]
話せる時が来たら、何があったか聞かせて欲しいけどさ。 今は……。
[泣きたいだけ泣いて、心に溜まった悲しみを、辛さを、吐き出せばいい。 前を向けるのは、きっと、その後だと思うから。 引き寄せて、ぽんぽんしたまま。]
何があったか、知らねーけどさ。 ……俺は、お前が生きてて、嬉しいよ。
(337) 2015/04/19(Sun) 01時頃
|
|
[どうやら酷い怪我をしているように見える男。(>>333)]
………どうもー。 メアリーですー。
[噂のことが頭をよぎったわけではないが。 村の外の人間には少しばかり警戒を抱いてしまう。]
怪我。早くよくなるといいですねー。
[怪我が痛くて泣いてたんだろうか。 と、悟られぬように考えていた。]
(338) 2015/04/19(Sun) 01時頃
|
ノーリーンは、メアリーにかけた声はささやき声で
2015/04/19(Sun) 01時頃
|
………………。 やっべぇ……こえぇえ……。
[囁かれた。(>>336) 誰にも気づかれぬよう小声で恐怖を吐露した。]
(339) 2015/04/19(Sun) 01時頃
|
|
[薬屋に行ってたと言って、笑う様子が>>335やはり、死んだ彼女を重なる。 しかし、ぱっと苦しい雲を追い払って]
…ああ。くせーか?
[なんて、腕の辺りを嗅いでみる。確かに軟膏の匂いがした*]
(340) 2015/04/19(Sun) 01時頃
|
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