182 【身内】白粉花の村
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/29(Sun) 17時頃
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――それなら、
どうされたいのか、何をしてほしいのか、言えよ! 勝手にひとりで拗ねてるのはおまえだろう…!
[相変わらず交わることのない会話に、苛ついた息を吐いて。抵抗とも呼べない抵抗も、痛みを訴える声も>>38、邪魔にはならない。 眼鏡を取り払おうと顔に伸ばされた手>>39だって、同じくさして気にはならなかった。
弟を相手に感情を隠すには、少し遅すぎた。頬はきっと今も、みっともなく紅潮してしまっているだろうけれど。]
言ったなら、叶えてやるよ。 ……お前のために。
[――勿論さっきの、馬鹿げた願い以外ならば、だ。 吐き捨てるように言いながら、歪んだままの相手の顔を睨み付ける。
弟に向けるのは、けして生ぬるい庇護欲なんかじゃない。 自分よりも弱くて哀れなその存在を慰めて、そうして自分を慰める。自己満足のための手段の一つだ。 身勝手なその思考が、弟にどこまで伝わってしまっているかは、知らないけれど。 繕っていた"良い兄"の体裁は、きっともう跡形もなかっただろう。]
(44) 2014/06/30(Mon) 06時半頃
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得がなかった、とは。言わないけど。
[こちらの言葉を使って揚げ足を取るような問いには、おそらくその質問の意図に反して、素直に頷く。 全部、そうだ。損なんてない。 弟を愛することは、つまり自分を愛することなのだから。]
……、……なんだよ。
[戻った覇気のない表情は何だか久しぶりに見たような、そんな錯覚を覚えながら。 続きかけて、そうして途切れた言葉に、首を傾げる。
出かけた言葉を堰き止めるかのように覆われた唇にも、腹が立った。 こっちがこれだけ吐き出してるっていうのに、まだ何かを勿体ぶるつもりか。]
……言えよ。
[顔を顰めて、その口元を覆う手のひらに、手を伸ばす。それがどちらの手だったか、気にする余裕はない。 包帯の巻かれた場所を掴むのならば、それなりに手加減はしただろうけれど、――どの道有無を言わさぬ程度の強さでもって、その手を引き剥がそうとした。]
(45) 2014/06/30(Mon) 06時半頃
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[奪われた眼鏡が背後の床に落ちる音を聞きながら、呼応するような怒声>>68に眉を上げた。 しおらしくしてみたり、かといえば激昂してみたり。随分と情緒不安定だ、なんて、自分の事は棚に上げて思う。 けれど、常から冷静ぶった子供がそうして感情を露わにすることに、悪い気がしなかったのも事実で。 ――これが他人ならば、面倒だと一蹴してしまえる筈なのに。]
……最初から、何だよ。 言えばいい。聞いてやる。
[そうして、そんな感情の揺らぎを見せられた時に感じたのはきっと、紛れもない優越感だった。 苛立ちが消えた訳ではないけれど、それを塗り替えるくらいの後ろ暗いその感情に、弟とは対照的に落ち着き始めた声で、言葉の続きを促す。]
……、聞かせろ、よ。
[同じ言葉をもう一度、今度はどこか縋るような心地で言い直して。 無意識のうちに、わずかに身を寄せて距離を詰めた。
引き剥がした手>>69はすぐに無理やり引き戻されたけれど、目的は果たせたのだからそれで良い。 それでもすぐに拒絶するように丸められた身体には、まるで逃げられたような気がして、不機嫌そうに顔を歪めて。 短く聞こえた簡潔な訴えには、さすがに目を瞬かせた。]
(76) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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…は、え? おい、…大丈夫なのか。
[突然のことにそれなりに慌てながら、一度腰を上げて器具の並ぶ棚へと向かう。 患者の粗相には慣れてはいる。内心では毎度、露骨に顔を歪めてはいたのだけれど。 それでも弟が吐き出すものは、――正しく言うならば、共に吐露されるかもしれない内心やら感情やら、そういった未知の汚い部分は、純粋に見てみたい、とは、思った。]
…貧血、かもしれない。 だから言っただろ、馬鹿。
[名前を呼びながら、結局は盥を持って戻る。余裕があるようならば、そのまま診療室内のシンクへと誘導するのでも良い。 医者として冷静に分析した吐き気の原因は、的外れだっかも知れないけれど。丸められた背に手を当てて、俯く顔を覗き込んで。]
(77) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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……、無理させて悪かったよ。
[傷つけるのは本意ではない、と。どこか罰の悪い心地で、揺れる身体に小さく声を掛けた。 震える手に目を遣りながら、ゆっくりと冷めてゆく頭で、らしくもなく感情的になった自分を恥じる。
情緒不安定にさえ思える弟に何も口出しできないくらいには、ずいぶんと、みっともない程に揺さぶられた自覚はあった。 弟の背に置いた手とは逆の手で、ついでに自分も落ち着かせるように額を押さえながら。]
(…これじゃあ、続きを聞けなくなったじゃないか)
[それでも未だ残る不満に、小さく嘆息した。]
(78) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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……またそれか。 結局どうしたいんだよ、おまえは。
[繰り返される拙い拒否の言葉>>83に、荒げていた息をやれやれ、と吐き出した。 咎めておいて、求めるようなことも言っておいて、けれど伝えるのを拒まれたんじゃあ、何もしようがない。 相手はここにきて、なせだかずいぶんと取り乱しているようだけれど。それに反するように、沸騰していた思考はだいぶ落ち着いていた。]
…それなら。 僕のやりたいようにやる、から。
[結局、そんな勝手な結論を出す。 相手がそうならば、此方だって。つけ込むような自分本位の案を口にして、クリアになった視界で弟を見た。
どうしてこうも上手くいかないのかと、眼鏡のブリッジを押し上げようとして、その指はそのまま額に当たる。 そもそも上手くやろうとしているのか、それすらも理解らないけれど。 薄らと世界を覆っていたレンズの色がなくなっても、それでもまだ、見たいものは何も見えてはこなかった。]
(87) 2014/07/01(Tue) 04時半頃
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あ、…おい、ガーディ、
[弱々しく振り払われた腕>>84は、そのまま背から退かされる。 ゆっくりとベッドを離れる背中に、離れる直前な聞こえた悪態に、再び眉を寄せることは止められなかった。]
大丈夫なわけない、? …なら、なおさらだろ。
[とにかく反論しておきたかったのか、ろくに推敲せずに吐き出したのか、どちらとも取れないその言葉は、何の拒否にもなっていない。 覚束ない足取りで移動する弟に追いつくことは容易かっただろうか。 食事すらろくに摂っているか怪しい、成長の遅い背に近付けば、歩みを妨げない程度にその身体を支えただろう。]
"医者"の言うことくらい、…ちゃんと聞けよ。
[それが望まれていなかったとしても、きっと関係なんてない。兄である前に、自分は"医者"であるのだから。 敢えて口に出して、それを口実にする。一連の行為がその枠を外れていることくらい、とっくに気付いてはいたけれど。
先駆けて蛇口に手を掛けて、ぐるりと捻る。 一気に溢れ出した水音は、どこか異様な室内の空気を払拭するには至らなかった。 今度は先よりもやや強引に、その背に手を当てる。言葉が届かなくても、行動くらいは伝わるだろうと。]
(88) 2014/07/01(Tue) 04時半頃
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