168 LOVEorDEATH2〜死者は愛を知りたいようです
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[電車の中、まるで何かに呼ばれるようにして、ニュースをチェックする。 目に留まる一つのニュースに、スマホの画面を流していた指先が止まった。]
…ぁ。
[小さく漏れた声に、振り返る人はいない。 カタンカタン、と揺れる社内の中、あたしはその文字列を、ただただ見つめていた。]
『連続通り魔事件、容疑者逮捕』
[それは小さな小さな記事。 世間にとっては大きく取りざたされることのない事件。 けれど、あの回避した未来を知るあたしからすれば、それは大きな大きな出来事で。
あたしが死ななかった未来でも、犯人は捕まる。
悩んだことが馬鹿みたいだ、と思うと同時、深い安堵に包まれるのだった。]
(34) だいち 2014/03/31(Mon) 00時頃
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[電車を降りて、改札へと向かう。 歩きなれたホーム、見慣れた景色。 …ちょっとだけ、懐かしい。 まるで、長期休暇の後の登校日のような。 と、まるで狙ったかのように、手にした携帯が着信を告げる。 画面に表示された名前に、あたしは思わず目を細めた。]
…もしもし? どうしたの、るり。
[半ば警戒しながら電話に出る。 けれど、電話の向こうの声は、姦しく何かを訴えるようで。 思わず安堵しつつ、はいはいと受け流す。 改札を出て、歩きなれた道を歩む。]
…るり、貴女ね… とりあえずね、あたしが昨日言ったこと、まるで無視したわね? 遅いからやめなさいって、言ったでしょう?
(35) だいち 2014/03/31(Mon) 00時頃
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『だって、その日の内じゃなかったら意味ないじゃーん! 先輩は!今!支えてくれる人が欲しいと思ったから!』
だからそれが独りよがりだって言ってんのよ。 貴女みたいに、フラれたらすぐ次の恋に走れる人ばっかりじゃないのよ?
『だからって、折角夜中にやってきた女の子を、放置してどっかに走ってっちゃうなんて、酷くない? あたしちょっと幻滅ー』
[るりの言葉にはたと立ち止まる。 すり替えられた未来、走り出す先輩。 その先には、誰がいたのだろう。 るりがこうして電話をしてきている以上、先輩は多分、死んでないのだ。 つまり、帰って来たのだ。 須藤さんと。]
(36) だいち 2014/03/31(Mon) 00時頃
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…多分きっと、とても大切な用事があったのよ。
『えー、夜中だよ?意味わかんない!』
[意味わかんない行動してるのは貴女もよ、と返しつつ、あたしは小さく笑ってしまう。 先輩は、須藤さんを助けようと走ったのだろうか。 だったら、間に合ったんだろうか。 間に合ったならいいな。 いや、きっと… どちらにしろ、助かっている。
だって、ふたりはちゃんと、帰って来たんだから。
勿論もう一度何らかの事故で、という事はありうるのだけど、あたしは優しい未来を信じたいと思った。 皆、皆。 幸せになれ。]
(37) だいち 2014/03/31(Mon) 00時頃
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[その呼び声が聞こえたのは、ある意味奇跡だった。]
『────…あの…っ、』
[人通りがそれなりにある道、普通に考えれば呼び止められたのが自分だなんて、思わなかったかもしれない。 まして、電話中。 電話の向こうはもう完全に愚痴モードのるり。 けれど、あたしはそのすべてを無視して、振り返る。 そして。]
――ッ…!!
[はっと息を飲み、次に自然と笑顔になった。 槇村さん。 呟いた声に、え、何?と反応する電話向こうの声が、なんかちょっと煩わしくて。]
…ごめん、急用。 切るね。
[文句なんか言わせる前に通話を切る。]
(53) だいち 2014/03/31(Mon) 01時半頃
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[扉を一緒にくぐってから、そんなに長い時が経ったわけではない けれど、どうしようもなく懐かしくて、恋しくて。 会いたい、会いたい。 そう、思っていたのだけれど。 実際その人を目の前にして、あたしはどうしたらよいか分からなくなってしまう。 でも、少なくとも、呼び止めてくれたこの人に、無事であること、貴方を覚えていること、それは伝えないと。 あたしは彼に数歩近づいて、それから。]
槇村、さん。 無事、だったんですね。
[あれ、何か固いぞ。 ドキドキと早鐘を打つ心臓が、うるさい。 ちょっと静かにしてよ、と思いかけて、違う違う、それじゃ死んじゃう、なんて馬鹿な事を考えながら。 えぇと。 どうしよう。]
(54) だいち 2014/03/31(Mon) 01時半頃
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[暫く黙ってしまったまま、あたしは彼の姿をまじまじと眺める。 何だか、新鮮だ。 こんな街中で、この人と出会うっていうのは、なんか。 そこまで考えて、唐突に、実感する。 …あぁ、現実なんだ。]
…ふふ。
[一緒に、帰って来られましたね。
声をかけられたという事は、覚えているのだろうと判断したあたしは、そんなことを呟くのだった。 この世界でもう一度、生身の姿で出会えたという事が、とてもとても、幸せなことだと思うから。]
(55) だいち 2014/03/31(Mon) 01時半頃
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[口にされる“約束の言葉”、それはどういう意味だろう。けれどその言葉、あたしだって覚えている。 忘れてしまったとしても、もう一度、何度でも。貴方に恋をする、と願ったのは、誓ったのは、あたし自身。]
『きみの名前を。…教えてください。』
[だから、口にされた質問に、あたしは首を少しかしげて笑う。
もう一度、始めよう。 いいえきっと。 もう、始まっている。]
美千代です。本田、美千代。
[けれど、少しだけ、ずるしちゃおう。この人に呼んでもらう名前は、名字じゃなくて、名前が良い。 髪を撫でてくれるその指先がくすぐったくて、小さく笑う。 もう一度、その指先に触れたい。安易に触ってはいけないことは、もう知っているのだけれど。]
(64) だいち 2014/03/31(Mon) 03時頃
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『教えてください。 俺が、きみを、どんなふうに好きになったのか。』
[そぅと背中に回される腕に身を任せ。 抱き寄せるその力が、優しいのに、力強くて。 どうやら白い部屋のことを覚えていないらしいこの人が、ためらいなく自分の懐に“他人”を入れてくれる。 たとえ忘れてしまったとしても、“特別”は変わらない、そのことが、とても。嬉しくて。それを、きっと分からないだろうことが、ほんのちょっぴり苦しくて。 間近になったその顔を、苦味を押し隠せるほど器用でないあたしは、少し複雑な顔で見返してしまう。 けれどそれも、触れ合った額を感じた瞬間、驚きに塗り替えられた。]
『それから。それから──もし、きみが嫌じゃないなら。』
[口にされた言葉が、ちくりと胸を刺した痛みなんかかき消すくらい、甘く強く、脳にしみ込む。 まるで、もう二度と逃がさないとでもいうように、強く抱きしめるその腕に、吐き出した吐息が小さく震えた。]
(65) だいち 2014/03/31(Mon) 03時半頃
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…槇村、さん。
[もう一度もなにも、あの部屋で重ねた短い時間の事を、全てはっきりと覚えているあたしにとっては、これはその延長で。この震えるほどに恋しい感情も、既に馴染みの物であるのだけれど。]
もう一度、なんて、ケチな事、言わないです。
[何度でも、何度でも、新しく恋を始めよう。それは、まっさらという意味ではないけれど。]
あたしの覚えてる限りのこと、全部お話します。 その代り…貴方の事、もっともっと教えてください。
[躊躇いながら、その背にすがるように手を回し。男のひととこんなに近づいた事の無いあたしからしてみれば、案外広いその背中と温もりに何だか満たされたような心持で。]
…まずは、貴方の名前から。
[くすりと笑って口にした言葉に、彼はもしかしたら驚くんだろうか。だってあたし、よくよく考えたら槇村さんの名前、知らないんだ。その名を聞いた時、あたしはまだまだそれどころじゃなかったから。 それからそれから。]
(66) だいち 2014/03/31(Mon) 03時半頃
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[それから、それから。
どこに住んでいるの。 好きなものは? たべものとか、おんがくとか。 あぁそうだ、もっと大事な事。 あたしはどこまで貴方に触れていいですか?
聞きたいことは、たくさんある。 そんな新しい一つ一つを、重ねて積み上げて。 貴方との時間を紡げますように。]
(67) だいち 2014/03/31(Mon) 10時半頃
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とりあえず、どこかでお話しません?
[そこは道のど真ん中だったわけだから、ちょっと注目を浴びてしまう気がして。 そんなことを言って誘っては、少し上気した頬で、ほんの少し困ったように笑って見せるのだった。
どこかでお茶でもしたいなぁ、手袋したら手、つなげるかな、なんて考えながら。**]
(68) だいち 2014/03/31(Mon) 10時半頃
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ミルフィは、/*まっきーを正座待機している。
だいち 2014/03/31(Mon) 23時半頃
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