106 しろいゆめのなか Re:Write
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「――――!」
あの、少年の声だ。
けれどいままで聞いていた、誘い声とは毛色が違う。
拒絶するような、恐怖するような。
その声は、ふっと途切れてしまう。
あなた達に、あの呼び声はもう聞こえない。
と、同時に。ある者は色濃く予感するだろう。
この世界が、少年の作り出した夢の中であること。
そしてこの世界は、徐々に崩壊しつつあることを。
(#0) 2012/11/06(Tue) 01時頃
あなたは見つけられる。
崩壊しかけた夢の世界の、微かな、かすかなほころびを。
その隙間からなら、迷い人を帰してあげられる。
それは大きな希望になるだろう。また、時々ころりと、ほころびから落ちて転げていってしまう人もいるかもしれない。
ほころびはいつもの白と、簡単には区別つかない。だからこそ、落ちる人は落ちてしまうし、自分の意志では落ちられない。
見つけられるのは、本来この世界に呼ばれるべくして呼ばれた、あなたの魂だけだ。
(#1) 2012/11/06(Tue) 01時頃
だから、気をつけてほしい。
あなた自身が、ほころびに落ちてしまえば、もう――
(#2) 2012/11/06(Tue) 01時頃
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