252 【飛び入り歓迎】学園の七不思議
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[………そして本日。 その"彼"にほんのり似た面立ちをかのお嬢さんに見てしまった>>2:280りしたものだから、「あのう、もしかしてお兄さんとか居たりしますか」「ご親戚がこの学校の卒業生だったりしませんか」などと突撃質問したくてそわそわした末、迷っているうちに機を逸し聞けず仕舞いになってしまった残念なわたし。 しかし、見聞きした限りで彼らに共通項はなく、他人の空似の可能性のほうが高いのだから彼女にも迷惑であろうし、聞かないほうが賢明かもしれない。
一年生の頃は心の処理が出来ずにいた。 ――――でも今はもう整理のついた、過去の話。 もしまた会えるならお礼を言いたい、ありがとうって伝えたいという一念が残るのみで、初恋を引きずりたいわけでも繋げたいわけでもない。
ただ、不自然なほど手がかりが皆無であること、 浮世離れした所作、不思議な出来事……それらが もしかしたら幽霊だったのかも、なんて思わせる。 現に今、こんな異常事態に直面しているのだから、 それもあり得ない話じゃないんじゃない? 零感のはずなのにね。**]
(106) 2016/08/25(Thu) 05時頃
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[だから、今、]
前を向くことが出来ているなら―…あと一歩。
手借りてぱっと飛んじゃってさっと気が済んじゃって、 そうしたらさ、すっきり次の人生歩めばいいんだよ。
[ひとつの想いと決断が、 トシミ・ハセガワの無念に響くよう祈るのだ。**]
(107) 2016/08/25(Thu) 05時頃
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ー宿直室ー
はは、確かに害はないし、皆で遊んでるようなもんだね
[帰りたくないのか、という問いに返ってきたのは、前向きな言葉>>54。 思わず笑みを返して、確かに、と肯定した。]
(108) 2016/08/25(Thu) 07時頃
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気を遣ってるとかじゃないけど…まあ2人がパスなら俺も無理!
[真っ直ぐな感謝の言葉>>56に苦笑いを零しつつ、2人から飛ばない旨を返されれば>>56>>40、自分も勿論飛びません、と。
スマホに通知が来た>>36のを確認すれば、パティからのメール。ラディスと同時に送ったようだから、俺のことも一緒に言っといて、と返信はラディスに任せただろう。
レティーシャちゃんとラディスの女子トークは基本良い子に静聴してたし、途中のクリス乱入>>33も悟りの境地で見送った。 カトリーナ先生の手作りプリン(おそらく)は是非食べに行きたいけれど、諸々ひと段落してからのほうがいいだろう。
二つの視線>>87>>89には取り敢えず謎の頷きを返しておいた。]
(109) 2016/08/25(Thu) 07時頃
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[口を開くのは久方ぶり? 話を締めくくるようなレティーシャちゃんの言葉が聞こえたものだから>>90、少しだけ口を挟む。]
俺はその2人の関係性とか何があったかとか全然知らないけど。 そうやって誰かのために心を砕けるところがレティーシャちゃんの良いところだと思うなあ。
[それこそ余計なお節介かな、なんてへらりと笑いつつ。 そのどこまでも真っ直ぐなところが、とても眩しくて、羨ましくも思うところであったから、つい、ね。]
(110) 2016/08/25(Thu) 07時頃
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ケヴィンは幽霊と飛ぶってさー!
[念話で得た情報を廊下へと出る後輩ちゃん>>91に軽い調子で告げて見送った。 自分はケヴィンのダイブなんて見たくはないけど、どんな様子だったかは聞いてみたいかもしれない。 級友の推察>>85通り、彼が1人で向かったのは間違いないので、冗談と思ってもらえればそれで。]
…じゃあ、余裕があれば食べに行こっか、プリン。
[後輩ちゃんを見送ったあと、級友にはそう告げた。 突っ込みつつも、クリスの言葉をしっかり解読>>74してくれた級友に敬意を込めて。
何であれ流れ次第かなあと思うので、今は束の間ののんびりを楽しむ心持ち。]**
(111) 2016/08/25(Thu) 07時頃
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調理室――――…
[突入しては飛び出した宿直室からかすかに聞こえたツッコミ>>41に伝えそびれた場所を叫んだが、その声も廊下をフェードアウトしていったろう。 歩いて行けという教師の注意>>44は確実にきいていなかったのだろう。
本来ならそのまま調理室へ駆けつけるはずだった脚は、鳴り響いたチャイムの音>>#9に一度ぴたりと止まった。]
(112) 2016/08/25(Thu) 08時頃
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…あーあ。
[たぶんコレが刻限を示す鐘。 どれだけ時間がたったかなんていまいち実感がない。ずっと暗いままだし時計も見ちゃいない。
それでもただ取り残されていく現状に焦燥感がないわけでもない。
歩みを再開した足は、なんともなしにそれまでの別の方角へむかっていた。*]
(113) 2016/08/25(Thu) 08時頃
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─ 屋上 ─
[どうせ間に合いはしないとちんたら歩いて辿り着いた屋上には、きっと案の定、誰もいなかった。
普段すらさして用もなく近寄らなかった屋上は、暗さも相俟って余計に馴染みが薄く感じられる。
スカイダイビングは果たしてきっちりと決行されたのか。 よじ登ったフェンスの外から見下ろした世界はただ黒い。
景色も見えない。空だって見えない。 地面も見えない。何も見えない。 ばかみたいに真っ暗なだけ。
あまりに暗すぎてここが本当に高いのかすら分からなくなりそうだった。]
(114) 2016/08/25(Thu) 08時頃
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これ今おちたらどーなんの?
[フェンスを握った指先に力をこめる。 ちなみにおれの握力>>43は企業秘密だ。
ポッケに突っ込んでいた懐中電灯で階下を照らしてみたところで、やっぱり校庭なんて見えやしない。 フェンスから手を離せばポロっとその暗闇の中に転がり落ちるに違いないが、行き着く先は硬い地面かはたまた別の何処かか。
そもそもあのチャイムが鳴る前に駆けつけていればこんな所から落ちても地面にぶつからなかったなんて保証もありゃしない。 元の世界に戻ったなんて連中だって本当に戻れたかなんて知りもしない。
考えたところで何もかも杞憂。 ──だったら何も考えなきゃいい。]
(115) 2016/08/25(Thu) 08時頃
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[来た時同様フェンスを這い上がって戻れば屋上のコンクリの上へ腰を下ろした。]
今日の夕飯なんだったのかな。
[気になるのなんてそれぐらいだ。**]
(116) 2016/08/25(Thu) 08時頃
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先輩 パティは、メモを貼った。
2016/08/25(Thu) 08時頃
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― 調理室 ―
[2人指定に沿えない時、どうなるかわからないなら、直に屋上に行くべきだった――後悔先に立たずとはいうものの、後悔しきりの中、英物教師にはおっとりと聞こえた声(>>101)と、プリンの甘い香りにどっと脱力をした]
……カトリーナセンセ。 なんでこんな時にプリン作ってるんですか……。
[いや、それが彼女なりの配慮なんだろうとは分かっている。 実際、プリンを喜ぶ奴もいるだろう――みたところ、居ると確信していた園芸部の彼の姿が見えないことに不思議は覚えるけれど。 思わず零れる恨み節の後、更に脱力したのは、頭に響くのは最後になるだろうケヴィンの報告に安心したから]
(117) 2016/08/25(Thu) 08時半頃
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あ〜……1人でも受けてくれたか。 ケヴィンが説得してくれたんかな。助かった。
[調理室の壁に背を預けながら紡ぐ言葉は、家庭科教師に向けたものではなくただの独り言。けれど、彼女がそれを拾っていたなら、なんとなく状況は察せられるものだったかもしれない]
……悪いんだけど、水、もらえます?
[次の言葉は、ちゃんと家庭科教師に向けたもの。 ケヴィンがダイブして(彼がダイブできないということは疑ってなかったが)、その後、ちゃんと戻れるのか?という心配はないわけではないけれど、ひとまず自分の状況を整えることにした。 流石に全力疾走の後にプリンは無理なお年頃なのです**]
(118) 2016/08/25(Thu) 08時半頃
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[ケヴィンがトシミを誘って飛び降りた>>96ことも、彼がバーナバスと特別な通信手段を持っていた>>117ことも知らないので、 バーナバスが調理室へ何をしに来たのかさっぱりわからない。
ただ「なんでこんな時にプリン作ってるんですか……」>>117に批難の響きを感じ、 数歩後退った。]
わたしに飛び降りろと命令しに来られたんですか?
[続いた「1人でも受けてくれたか」「助かった」>>118の言葉も、 彼がそのためにあの大声と勢い>>88で駆け込んで来たならば通る。
「……悪いんだけど、水、もらえます?」>>118と要求されても近づく気にはなれず、 カトリーナは冷蔵庫から出した飲み水――電気が来ていないため普通の温度になっている――をコップに注ぐと、 テーブルの上に置いた。 彼からやや離れた位置のテーブルに。
バーナバスはカトリーナが警戒して遠ざかろうとするのに気づかないのか、 それとも気づかないふりをしているのだろうか?**]
(119) 2016/08/25(Thu) 10時頃
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