8 DOREI品評会
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君の準備は、私がしてあげよう。 避妊具をつけるのに手間取ると、女性の身体は冷めてしまうからね。
これから先、機会があるなら、手早いつけ方をマスターすると良い。
[離れた手は、青年の背を走り、尻をなで上げ、下肢を覆う布地にかかり、それを取りはらう。いつの間にかルーカスの片手から白絹の手袋は取られており、綺麗に整えられた爪のある指先が、金の眼の青年の男性器を柔らかく掴んだ。]
(117) 2010/04/06(Tue) 21時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 22時頃
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[不意に部屋内に電話の硬質な音が響く。 男はNo,1から視線を外し、ゆっくりした動作で近づくと手に取り、耳へと当てた。 聞こえて来る声は、客の其れ。]
ボクは構わないよ。 拘りは、彼女の答えを待った方が良いと思うけど。 映像を流すのは、ちょっと面白いね…――?
[くすくすと笑い声。 視線はNo,1から離さない。]
(118) 2010/04/06(Tue) 22時頃
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― ルーカスの部屋・現在に至るまで ―
[部屋に漂うのは、紅茶の匂いとおかしな空気。 今、私はベッドに横たわっていて。 金目の青年の手によって、着長の帯が解かれようとしていた。 それを見守る、灰青の瞳。 英国紳士を気取った男は、青年の手がもたつけば 優しく教えるように手解きをして。 二人の男の手によって露にされていく白い肌。
それはまるで、二人の男に抱かれようとしているみたいな錯覚を覚える。]
ん、っ…!
[急に触れた冷たい感触に、微かに身じろぐ。 青年から謝罪の声が聞こえればふるふると頭を振ったが、 言葉は出て来ず、代わりに熱い吐息だけが漏れる。]
(119) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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――― ちりん。
[胸元で鈴の音が聞こえて、熱で浮かされた思考が少しだけ戻る。 大事な、鈴の首飾り。 その首飾りをくれた人物の事を思い出して。]
(…あぁ、この人……少し辰兄に似ているんだわ…)
[申し訳なさそうに見下ろす金の瞳。 見詰めれば、自然と記憶の中のイトコを重ね合わせる。 それは、今は遠い異国へと渡ってしまった、初恋の人。 真っ直ぐなところも。優しいところも。瞳の力強さも。 何処か似ている気がして。 何となく、彼に惹かれた理由がわかった気がした。]
(120) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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[ベッドは青年の重みに小さく声を上げた。
ゆっくりと近づけられる青年の顔。 至近距離では、お互いの吐息を感じられて。 それがまた胸を高鳴らせる。]
―――ん…。
[近づく青年の唇を、拒む事はせず。 漆黒の瞳を閉じて、口付けを受け入れる。 優しく重なる、二つの唇。 僅かに唇が離れ、閉じた瞳をゆっくりと開けば、彼の身体も火照り始めている事を知った。」
(121) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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…っ、はぁ……んんっ!
[私の肌に触れる青年の指はとても優しくて。 けれど、触られた箇所から熱を帯びていくようにじりじりと甘い刺激を残す。 触れられる度に身体は反応して、いくら声を抑えようとしても、吐息と一緒に唇から零れ落ちた。
そしてそれと同時にもう一度、鈴の音が。 りん!と今度はさっきよりも高く啼いて。
白いシーツの上には、赤と黒の蝶が羽を広げた。
外気に晒された身体はふるりと震えて。 荒い呼吸と共に、綺麗なふくらみが上下する。
いい音、と呟いた男の声が、遠くの音のように聞こえていた。]
(122) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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[青年の指は、熱い軌跡を残して徐々に下へと降りて。 鈴の首飾りを拾う男の姿は目に映れど、そちらに意識を回してる暇は無い。 身体の上を滑る度に、まるで楽器のように艶を帯びた声が上がった。 恥ずかしいと思う気持ちはあれど、それもぞくぞくする刺激へと変わっていく。 金の瞳を見やる漆黒は、いつしかとろんとしてきていた。
やがて、白絹の手に導かれて青年の手は白い布地の上へと辿り着く。 耳にする謝罪の言葉。 それに反応する暇もなく。]
―――ん…ぁ、……ッ!
[彼の指が布の上に降りれば、びくりと身体を揺らした。]
(123) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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―― 控え室 ――
ちょっと失礼しますよ……。
[従えた男一人が、薄暗い控え室の隅に、壊れたラヂオを置いた。 チューナーが壊れたそれは、特定の電波しか拾うことのできない無線のようなものだ。]
……これでお楽しみ下さいとの、心遣いのようですよ。
[音量をあげれば、ノイズ交じりに聞こえてくるのは、ルーカスの客室での一幕。戸惑う青年と娘の声、促し指導する絶対的な命令。 道化は最後に唇の前に人差し指をあてて、では準備が済むまでごゆっくり、と控え室を後にする。]
(124) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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[覗き見趣味の客用の盗聴器は、ちょうど甲高い娘の嬌声>>123を拾っていた。]
……異国の方も、高まると大体同じような声をあげるのですねぇ。 興味深いです、ふふ。
(125) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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…や、… あ 動かさな…!
ッ、あ ぁあ!…やだ…っ!
[指の感触が伝わる度に布越しに擦れて、声が漏れる。 奔る感覚に顔は歪んで、自分は今とてもみっともない顔をしているのだろうと思った。 金の瞳と一瞬だけ目が合えば、下着が湿り気を帯びている事も解っていて、恥ずかしさで死んでしまいそうだった。
視線を外したままかけられる、青年の言葉。>>111 それにはふるふると否定するように首を振って。
出来る限り優しく微笑んだ。
身に奔る感覚は思考を浸食していって怖かったけれど、青年の優しい指は、嫌ではなかった。]
(126) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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準―――…備 って
[相変わらず優しい口調を続ける男に、余裕のない言葉が返る。 枷で繋がれた両腕では避妊具を――そもそも使ったことがないので現物を見るのも初めてだったのだけれど]
ば、ば…ッ 馬鹿野郎。 男にんなことされるとか冗談じゃねェ!!
[扉が開いてるとか、音声がダダ漏れだとか当然知らない。
ただ、鼻を一度すんとならした時に酒と薔薇と、鉄錆の匂いがどこからかした気がした。けれど、目の前の光景に目が眩めばその匂いもどこか遠くに感じたまま]
っ…や やめ
[すっかり熱くなって準備が整い過ぎている自身の芯を露わにされて、冷たい外気に曝される。灰青の男の素手でそこに触れられれば、激しく脈打つのが伝わるだろう。]
(127) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 22時半頃
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―控え室― [下着を頼んだら付いてきたのは、色とりどりのドレスやら、 ふりふりのレースでごてごてしたベビードールやら、 それこそN0.1が着ていたようなボンテージのようなコルセットまで。]
…これはセットで。ということなのかしら。
[暫くの逡巡の後に、白い、ドレスに近いような レースで飾り付けられたベビードールを選んだのは 中途半端な、自身の気持ちを表しているようだった。]
…どうしよう……。
[逃れられないのならば少しでも可能性のありそうなところをと、 何処へ行くかと考える。 灰青の貴族は4と6をご指名で連れて行ったのは確認していた。 墨色の髪の男性は得体が知れなくて、正直、怖い。
となると…。やはり……思いつく場所はひとつしかなかった]
(128) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 22時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 22時半頃
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―― 廊下 ――
[それからグロリアの部屋でどんなやりとりがあったかは、さておき。 どうにも静まらない熱を抱えながら、千鳥足の少女は控え室に戻る途中、またも扉が開け放たれた香りの漂う部屋の前で足を留める。 ノックの仕方が分からず、とりあえず外側を叩扉した。]
(129) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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[ルーカスの素肌の手に触れた、青年の男根は熱く波打っている。 人差し指と親指で輪を作り、根元から亀頭に向けて、何かを確かめるように緩やかに動かす。]
おやおや、準備は不要のようですね。 彼女の方はいかがですか?
濡れが足りないようなら、舐めて差し上げると良い。
[青年が達しないように、根本をきゅっと締めつけて、女の下着を剥いで具合を確かめるように告げた。
チリリ――ルーカスの青年を虐めていない方の手の裡で、鈴がなる。 ラジオにその音は乗り、鈴の持ち主を知っていれば、誰と誰が睦み合っているのか、より判り易くした。]
(130) 2010/04/06(Tue) 22時半頃
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[異国の女が優しく、笑う顔が心を締め付けた。
身体に触れて声を出してくれて 男はなんて単純な生き物なんだと思い知らさせた。
こんな状態でも勃起してしまうなんて――― 唇を引いて、奥歯を噛んだ。
指先に触れた湿り気は、もう乾いていた。 胸元で上下する綺麗な膨らみが見えて そこに触れてみたいと 金の眼は つい、動いて]
―――…っ
[思考を途中で止めて、首を振った。
芯が、熱くて くらりと眩暈を覚え始めた。]
(131) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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ば…ッ だから、さわ ンな…
[緩やかな指の動きに、つい声が上ずる。 根を締め付けられれば、小さく息を呑む声も上がった。
確かめろと言われれば、灰青を弱く睨んでから]
――――…
[ゆっくりと寝具に横たわる女の下着に手をかける。 ちゃら、と鎖が垂れて脇腹にひたりと触れては離れを繰り返す。 鈴の音を耳で捉えながら、女の最後の布を取り払ってから 右手の指先をそろりと女の繁みの奥へと触れようと伸ばす。]
(132) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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小僧 カルヴィンは、長老の孫 マーゴと途中ですれ違うだろうか。彼女の名前も、そういえば知らない。
2010/04/06(Tue) 23時頃
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うん? 見ての通り、開いてるからどうぞ?
[果たしてNo,1の様子は彼女から異変を感じ取れるだろうか。 男はひらり、吊られた薄布を捲って入り口の様子を伺った。 薔薇と酒と香の臭いが、更に濃く広がる。]
(133) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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…、……?
[ふと、愛撫する手が休まって。 とろりと潤んだ漆黒を青年の方へと向ける。 けれど、その視線はすぐに別の方向へと背けた。]
―――…ッ!
[灰青の男の手には、硬さも大きさも十分な青年のものが握られていて。 それを見れば、檻の前で見た光景を思い出してしまった。 今度は今から、アレが私の中へと―――。 未知の事に不安は募るが、此方の準備もまた整っていた。]
(134) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/06(Tue) 23時頃
長老の孫 マーゴは、琴弾き 志乃とテッドの睦み合うらしき声が耳についてはなれない
2010/04/06(Tue) 23時頃
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あ…、…っ
[金色と灰青が何か会話を交わした後。 青年は私の下着へと手をかけた。 肌に触れる鎖はひんやりとしているが、熱を持っていってはくれない。 それどころか、身体を震わせて熱を上げるばかり。
ちりん、と鈴の音が聞こえる。 返して貰わなくては、そう思う思考は表面上まで出てくる事が出来ない。
意識は取り払われる下着に集中されて。 纏うものが無くなった下半身は微かに震えていた。 青年の指を拒みはしなかったが、輪郭をなぞるように這えば、大きく身体を揺らして、咄嗟にぎゅっと脚が閉じられる。
彼の指先には、蜜が絡まっているだろう。]
(135) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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指を裡に入れて、少し慣らしてあげた方が 彼女は痛くないですよ?
[睨む金は、常よりよわよわしい。 1本まずは入れてみなさいと促しながら、ルーカスは避妊具の袋を唇に咥える。チリン――また、鈴の音を鳴らしながら、鈴を握った手で避妊具の袋を破り、ゴムを取りだす。]
1本大丈夫なら、2本……そう、大丈夫そうですか?
[根元を締めつけているそれに、ゆっくりと皮膜を被せた。]
『これが欲しいですか? だったら、彼に上手に強請ってみなさい。』
[そして、日本語で女にそう優しく語りかけた。]
(136) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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ごきげんよう、お邪魔します。
[幾重にも巡らされた薄布に隔たれて、こちらの格好も、会釈が男性側だったことも気づかれないだろう。 そっと足を踏み入れる。一歩毎に香のきつさが増す気がする。 思わず鼻頭に皺を寄せたが、なるべく不快そうな顔はすまいと努力した。]
うわ、……っ
[それでも、完全に広がる光景には息を呑む。 この部屋は、空間は、完全に主人たる彼の支配下にあった。 近寄り難い品格は、少女すらも傅いてしまいそうなほど。 言葉を探そうとするのに、棒立ちのまま、ぽぅっと思考が働かない。]
(137) 2010/04/06(Tue) 23時頃
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道化師 ネイサンは、メモをはがした。
2010/04/06(Tue) 23時半頃
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―控え室― [出ようとしたところで入ってきた男が持ってきたラヂオ。其処から流れる音声に。 そして言われた言葉。音量が上げられて、聞こえてくるのは間違いなく……]
(…んっ)
[耳をふさぐべきかと思っても容赦なく襲い来るその音は、 先ほどまでの舞台上の出来事を思い出させるようなもの。 少しだけ、顔を赤くして足に付けられた枷を引きずりながら部屋を出た。 そういえばうるさそうな長身の青年と、少年のような少女にどうやら、 行きたかったところを先に越されたらしいことも思い出した。]
(138) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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[当然のように震えが伝わって、奥を探る右の指先は脅えさせないようにゆっくりと忍びこむ。すぐに、水あめみたいな感触に触れることができた。]
――――… 準備は、もう…
[濡れてるのに、更に指を入れろと言われて戸惑う目。 けれど、拒否をすれば どうなるか解らない。 それに痛くなければいいと、素直に思う心もあって く、と中指を男を知らない女の膣へと沈め込ませた。 くちゅりと水音を鳴らし、内壁を優しく刺激していけば指先に蜜が更に絡んできたので薬指も増やして入れた。
嬌声が控室に聞こえているとも知らず、声が上がる箇所を指先は何度も責めて蜜を増やそうとした。
そんな事をしている間に、結局、ルーカスに被せられてしまえば――― 手負いの獣のような金の眼を鋭さを備えたまま向ける。 ゴム特有の匂いが、すぐに鼻まで届けば緩く眉を顰めた。]
(139) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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[彼の笑みは底知れなくて、ぞくりと竦み上がる程の恐怖はそれでも体の芯に昏い火を燈すかのように魅了されて。 ささやかな秘密の共有に頷くと、御褒美のように与えられる口づけ。 痛み混じりの甘美さに、顎伝い滴るはまるで薔薇の花弁。
血塗られた指を舐める仕種すらあまりに優雅で、 やわらかな舌が動くたびにうっとりと零す甘い嘆息。 敏感な眼球への戯れに、閉じかけた瞼は堪えて震えた。
いまひとときは、この方のもの。 玩具でいられる事に、身も心も満たされて。 薄布越しの愛撫に身を委ね、はしたなく尖った先に触れられては、思わずピクンと大きくみじろぐ。
声塞ぐように重ねられた唇から注ぎ込まれる灼熱。 思わず身を折りもがくも、命じられては吐き出す事も飲み下す事も出来ぬ。]
(140) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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匂いがきらい? それとも布がきらい?
[くすくす笑いながら、電話を置いて。 たっぷりと布が敷かれた床に、また、ゆったりと座る。 No,1が問題なさげなら、手元に引き寄せようと手を伸ばしつつ]
可愛らしい格好だね? 自分で選んだの?
(141) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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でも…多分、あそこしか…
[迷いつつも、こちらが向かう先から出てきたらしい、 今は慣れぬドレスを纏っている少女とすれ違う。 次に彼女の向かった先からは薔薇と香と酒の匂いが 微かに漂っているのも伝わってきた]
(…あの人の香り。まとわり付く感じがどうにも…だったのだけど)
[もう、デザートは残っていないかな、と思いながらも 漸くグロリアの部屋の扉を叩いた]
(142) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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―客間― [暑い、というカルヴィナを見やり、ワインを口に運ぶ]
あら、舞台の上はそんなに酷いものだったかしら。 いいえ、酷いのはそれほど望むのでもないけど。
でも、愉しいかと言われると、――そうね、愉しくはないわ。 私の体は、ああいったことを愉しめる様に出来ていないの。 私が、という意味でよ? 男性は、とても愉しいようだけど。
貴女は、男性が怖い?
[No.8の方をちらちらと見るカルヴィナへ首を傾けて]
それとも別のものが怖いのかしら。
[もじもじとする様子を愉しそうに見る]
(143) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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貴女を買うかどうかはわからないわ。 でも、貴女を買うなら、貴女がそれを「愉しい」と思うように、したいの。 一から仕込んで、吐息だけで濡れてしまうような。 他の女の子なら、いつもと同じことを考えていたのだけど。
だから、貴女の処女は、痛いだけの思い出にはさせたくないのだけど……。 貴方なら、ここでそれが出来るのかしら?
[そう言ってNo.8を見た]
カルヴィナが幼いから勃たないというなら、強くは言わないわ。
すぐに返事なんて出来ないでしょうから、熱でも冷やしていらっしゃる?
[カルヴィナへとそう声をかけて。 廊下へとふらふら出て行く様子をソファから見送った]
(144) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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…ん、んんーっ!!
[黒い瞳は涙に潤み、苦悶の表情に寄せられる眉。 この様子で、客は恐らく気づくだろう。 太い眉に調えてあるのは、苦しむ姿を際立たせる為だと。
伸ばした手に触れた薄絹に思わず縋る姿は、まるで蜘蛛の巣に囚われた羽虫。 飲み下さずとも口内粘膜から徐々に回る酒精に朦朧としながら、それでも懸命に言いつけを守る為、舌の傷口に染みる痛みに耐えている。]
(145) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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……ッ、これは、仕方無く……。
一応、それは褒められているの、か……?
[言っても、この男には全て見透かされるだろう、それも悔しかった。 二人の間の濃密な雰囲気から逃れられないまま、絡め取られるように一歩、彼の座する方に踏み出した。]
慣れないから、余計にアナタの匂いだと感じるようだ。 趣味は悪くはないと思う。
お愉しみの邪魔だったらすぐに去るけれど。 僕はそんな奉仕の仕方はできないから。
(146) 2010/04/06(Tue) 23時半頃
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