231 獣ノ國 - under the ground -
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…爪が伸びているのですか。 大変ですねえ…
[ 同僚と目に付く所も同じに。 傷付いたソレを見たらば、何の色も見せない瞳のまま呟いた。
また、「私が爪を切ってあげましょうか」、―――などと。 戯れに声を潜めながら、また喉を鳴らしながら言えば、彼女はどう反応しただろうか 。
されど―――そのままその背が離れることもあれば、食堂へ歩を進ませ、同じようにトレイに食事を乗せたことだろう。 …そうして、彼>>95の目前に腰を下ろすのだ。 ]
(102) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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―― 第一棟・廊下 → 食堂 ――
…して、先程のコンサートとは何です?
女医が何か披露するものでも、ありましたか。
[ パスタをフォークで突きながら、男は小首を傾げた。 モッツァレラチーズがパスタに絡まるのを愉しみながら、横目にちらりと輩を視線を遣る。 そして寸暇に、だらりと下がる髪を横に流した。
――実験が成功したならば、それはそれで面白いだろうと、思いながら。]**
(103) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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-庭園 草むら-
[こっそり、こっそり、やって来た庭園の草むら。そこで黙ってイカレ女医の話を聞く。>>97被験体をどう扱おうが、私の勝手?じゃあ、その結果どうなろうが、アンタの勝手だよな。そう思い、足に力を入れる。ボンヤリ男の近くを離れていくのを見て、飛び掛かる。]
ウォゥラッ!
(104) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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―→ 第一棟 管理室 ―
……お兄さん。兄さん。
[医療室へ向かう道すがら、呪文のように繰り返す。 鸚哥とのやり取りで、昔のことを思い出してしまった。 自分から大切なものを奪った兄。バケモノになった兄]
兄さん。私は。
[バケモノだってヒトに戻れる道があるのなら。あるいは。 夥しい血。怪我。バケモノ。家族。 堂々巡りを繰り返していた思考は、 やがて管理人室の前で実を結んで]
そういえば、ノア。秘密棟でなにを。
(105) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 21時頃
庭師 ノアは、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 21時頃
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[咄嗟に管理室に飛び込んで、秘密棟の監視カメラを見遣った]
扉が開いている。
[ぎり、と苦虫を噛み潰したような顔で。 “被検体”を逃がしたのは、そうか、なるほど]
……まあ、いいわ。今は医療室、ね。
[小さくため息を吐くと、医療室へ向かおうとするだろう]
(106) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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― 回想 / 庭園 ―
……きゃっ。
[草むらから突然飛び出してきた影>>104に、 アマルテアは鋭い声を上げた。 咄嗟に身を屈めて、その攻撃を避ける]
ジリヤ。あなた、どうして。
[秘密棟にいるはずじゃ、という言葉を飲み込んで。 ここにはフィリップがいる。 迂闊にその名を出すわけにはいかない]
管理人に逆らえばどうなるか、よく分かっているでしょう? 私に何かあれば、“あそこ”に入るだけじゃすまないわよ。
[窘めるように声を出した。 言外に、私に何かあればすぐに助けが来ると匂わせて*]
(107) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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[私は立ち上がると、軽く羽ばたいた。大きな翼がばさばさと音を立てる。 立っている時ですら床に届きそうな私の翼は、座っている時は床掃除をするしかない。第二図書室でそんなことをすれば、埃まみれになるのは当然だ]
……くしゅんっ!
[羽ばたいて翼の埃を落としたはいいけれど、そんなことをすれば当然埃が舞うわけで、大きなくしゃみをする羽目になった。 ちょっと鼻をすすりながら、どうしようか考える。 部屋に戻って休むか、それとも食堂に行って食事をするか――――]
……こんな時間に食堂に行ったら、誰かいるわね。
[誰かに会うのは煩わしい。部屋に戻って寝てしまおう。 部屋に戻るまでの道中、誰にも会わずに済めばいいのだけれど]
(108) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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-庭園 回想-
1番でも死ぬだけだろ?なンにも与えてねぇンだ。お前はアタシから命以外奪えねぇよ。苦痛を与えるつったってムダだぜ?お前さんの「実験」とやらで苦痛は充分味わってるからな、飽きちまったよ。どンな罰でも、お前を八つ裂きに出来るンならよろこンで受けてやるよ。…イカレ女医さンよ、ちといじめ過ぎたわな。
[避けらた>>107のに続き、ただでさえ小さい身体を屈ませてタックルをする。その髪がジリヤの身体を撫で、もしもタックルが当たったのなら、相手に突き刺さるかもしれない。]
(109) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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―過去の記憶―
「ノア、こっち向いて」 「ノア。“ ”が傍に居るよ」
[自分を呼ぶ声が聞こえて。あれはいつの事だっただろうか 彼女は秘密を持っていたし、自分もそれには深く突っ込むつもりは無かった]
「ノア、聞いて欲しいの。私はね――」
[聞いてはいけなかっただろう秘密。それを知ってしまって、自分はどうすれば良かったのだろうか 暫くして、彼女はどこかに行ってしまって。自分はその子のために必死になっていた事は覚えていて]
(110) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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『待って、置いていかないで“ ”』
[その名を読んでも、戻ってくる事は無くて 嗚呼、そうか。自分は彼女のために今があって――]
(111) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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―現在:1棟/広間―
…なーんで、今思い出すかなぁ
[庭園で会った女医の話。被験者をどう扱おうが、勝手 確かに間違ってはいないし、彼女には彼女なりの目的があるのは知ってる それは自分には成し遂げられない事で、投げ出した事で。名ばかりの学者となった今、嫌いである対象はもしかしたら嫉妬しているだけなのかもしれない]
秘密棟で? …どうだろうね
[そんな事言われただろうか。それにはきっと答えないで、現在一人で呟いた所で誰かに聞かれることは無いのだろうが きっと彼女も知ったかもしれないし、問題無いだろう。騒ぎになっていなければ]
(112) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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医療室行かなきゃ駄目かなぁ… 慣れっこだから問題無いってハナシ
[ため息一つ吐いて手を見れば古い傷を隠すように新たに出来た生傷 そればかりが手に残っていて、自分は“あの時”から一歩も進んでいない悔しさからか、手を握りしめる]
――ッ痛
[力を入れすぎたか、ポトリと血が一滴大理石の地面に落ちればやれやれと疲れたようにまだ来ない女医を待つ**]
(113) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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―第二棟・廊下―
[第一棟の自室へと向かう途中、庭に人影が見えた。 ああ、誰にも会いたくなかったのに、と思わず溜息が零れる。 見える人影は、ジリヤ>>109に、女医>>107。木の上にいるフィリップ>>82には気づかなかった。 人を避けるようにして暮らしている私は、そうしょっちゅう顔を合わせるわけではないけれど、見かけるたびにジリヤは人間に噛み付いている気がする]
……愚かだわ。
[外に出たい。それは私も同じだ。 外にはきっと、もっとたくさんの知識があるから。 けれど、徒に噛み付いたって、それが叶うわけがない。 私は彼女のことを、愚かだと思う]
(114) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[ 渾身の「猟銃で撃たれた可哀相な鸚哥」の演目は 無残なまでに見抜かれて、心配のしの字も貰えない。 つついて貰えた>>99だけ良いというものだろうか。
はたり、鸚哥は動きを止めてぎこちなく立ち上がり まんまるい 感情の無い目で女医を見上げて、 くるりくるりと左右に首を傾げる。 気まずいと嘴で毛づくろいをするのはいつもと一緒。]
『ケビョー!チガウ!オオカミ!チガウ!』
[ 柔らかな土の地面に、鳥の爪痕を残しながら 女医の周囲で円を描くようにトテトテと歩く。]
『オイテカナイデ!オイテカナイデ!オイテカナイデ! …………カッコー! 』
[彼女への返事のような、それにしては少し不自然な喚きを合間に挟んで 鳥は喋る。 また、との声>>100に応えて さいごにひとつ 「鳥みたいに」啼いた。]
(115) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[兄さんの、あんまりにもワザとらしいアピールを 僕は桜と一緒に苦笑を交えて見守って。 アマルの冗談めかした言葉>>99に、うんうんと頷けば ほんの少しの”楽しい”という音が漂ったのだけれど 兄の声がそれを止める。
( おいてかないで ) …………また、だ。
何かが胸につかえるのに、甘い匂いがそれを遮り 僕はくしゃりとひとつ、目元を覆って 視えた気がする 誰かの手を追いかけるけれど 掌には既に月の暖かさすら無く。
( …………兄さん。)
ピィー、 ( 飛んで )
アマルの足元に居る兄を、指笛で呼べば 赤い鸚哥は鮮やかな羽をはためかせ 広い庭園をぐるりとめぐるように、その場を飛び立った。]
(116) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[ 高い桜の樹の上で 旋回する兄を見上げて 赤い影を追うように周囲を見渡す。
ガラスの向こうに”翼を持つ鳥”>>108の姿があった。
( いつもはもう寝てる頃じゃあなかったっけ )
僕が唄いに庭へ出る早朝、古びた書庫から出てくる梟を 見かけるたびに同じことをいつも思う。 ( ――……………羨ましいなあ。 )
僕には変な色の手と、無骨なばっかりの足だけで ”鳥”たる羽は 何処にも無い。 僕が読書の邪魔をしても怒られなかったのなら そんな羨望を彼女へ明かした事もあったかもしれない。
鼻をすする姿に、思わずぷっと吹き出したのは 遠くに居る彼女には バレないはずだ。*]
(117) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[向けられたのは、対照的な二つの笑顔。形容すれば一文字の差であるそれらも、実際に並んでみると与える印象は大きく異なる]
....はい。すみません。
["にこり"の方が本に言及しようとし、思い出したように取り繕う。彼はいつもこうだ。内心で何を考えているのかはわからないが、表立って何かを言って来ることは少ない]
おはようございます。
いえ、これから先生のところに薬を貰いに行く所なので。それに、多分切れませんから。
["にやり"の方の提案は断らさせてもらう。生理的嫌悪感が無かったとは言えないが、爪を切れないのは本当のことだ]
それでは。
[再び会釈すると、第二棟の図書館へ向かう。途中先生とすれ違っただろうが、急いでいるようだったので会釈するだけに留め、ひとまずは図書館へ]
(118) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[ 秘密棟 → ]
[ さあ。さあ。
管理される子達は、管理する人達は、どうなるのかな。
僕は荒れた棟から一つ、足を踏み出した。造花の薔薇を掬っても、匂いも何も感じない。ただ本物を模して作られた花びらを、僕はぐしゃりと潰してしまった。
そして裸足で進む先、 広々とした庭で、>>109>>107ひとつの喧騒を見つけた。 白亜も混じる仄かに色付いた髪を揺らして、「脱走者」が管理人に楯突いていた。まるでクーデターだと、思う。 麗しい見目に反して唇から出る言葉は、少しだけ耳に痛いけど。
それを遠巻きに見ていると、またひとつ。別の影。>>114 動くたびに靡く黒壇の髪と、茶色の大きな翼が目に付いた。 彼女はあまり、誰かとの関わり合いを持たないように思う。僕はやはりその姿を、遠巻きに見つめた。
…しゃがむ鳥の飼い主と言い、なんだか庭には獣がたくさんいるなあ。…僕、含め。 声をかけられたら答えることもあるだろうけど、何も無さそうなら、僕はまた何処かへ行こうと足を進ませることだろう。
念のため、施錠を強くしようかな。なぁんて考えながら。 ]**
(119) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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……あ、う。
[ジリヤの髪が、腕を撫でた>>109。 鋭い痛み。1本太い針が、彼女の腕に刺さっていた]
痛いじゃない。
[つ、とその針を抜くと。草むらに放った。 やはり、奴らはバケモノなのだ。兄がそうであったように]
死ぬ、とは穏やかじゃないわね。 ちょっと、大人しくしてもらえると―――
[懐から注射器を取り出して]
(120) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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嬉しいのだけれど!
[思い切り、それをジリヤに振り下ろそうとする。 中身は鎮静剤だ。危険な薬物ではない。 薬の力に彼女の興奮が収まって静かになれば僥倖。 こちらの反撃に彼女が逃げてくれれば、それもまた良しと]
……っ。
[元より荒事は得意ではない。 余裕の表情を形作りながら、内心では焦りを覚えていた*]
(121) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[くしゃみを目撃されていた>>117なんて夢にも思わず、私はこちらに気づかれないように、できるだけ静かに歩く。 ジリヤも女医も余所見をする余裕なんてなさそうだから、きっと気づかれないと思うけれど。 それでなくても、私はあまり目立たない。黒い髪、茶色の翼、白いブラウスに黒いスカート。モノクロの私は、廊下の陰に溶け込むから。 口数の少ないフィリップ>>18のことは、嫌いではなかった。彼の兄には閉口するけれども。 翼を羨まれた時は、「でも、あなたは綺麗だわ」と返したのだったか。 色を持たない私にとって、彼はとても色鮮やかだったから]
物騒ね。
[それに、とても騒がしい。 早く通り過ぎようと思っていたのに、女医が注射器を振り下ろそうとする姿>>121に、思わず足を止めた]
(122) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[ 庭を旋回する兄が喧騒の現場を見つけるのには そう時間はかからない。 けれど彼女>>109が危険だとよおく知る鸚哥は 高度を下げるということをせず、 ぐうるり、その上空で羽ばたき続け
女医が細い針を振りかぶった>>121のの僅か前 ]
『 グェアア!!!! グェアア!!!!』
[ 鸚哥の朝の叫びのような、大きな啼き声を 空から鼠の上にふりかけた。]
(123) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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マユミは、鸚哥の鳴き声>>123に顔を歪めた。
2015/07/09(Thu) 22時半頃
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[その唇に乗せたものが、あくまでも男にとっては>>101 「にこり」とした笑みなのだと彼が気づくのはいつ頃か。 どちらでも彼にとってはあまり大差ないのだけれど。
すみません、と猫に――クラリッサに謝られたならば それ以上、彼からつつくことはありはしない。 ただ、あの爪ならば本は読みづらかろう。>>118 手袋……いや、爪きり、ううん、と考えた。
爪を切ってあげましょうか、と問う男に対し 断る猫の「先生に薬を」という言葉に 先ほどのノアの紅い包帯を思いだしつつ]
うん、ではね。
[くるり、踵を返せば、黒髪が静かに宙を薙ぐ。]
(124) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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― 食堂 ―
[ほこ、ほこ、と味噌汁が緩慢に湯気を生んでいた。 朝は嫌いだが朝餉は嫌いではない。 温かい水鏡に彼自身の姿を映し出し、]
いただきます。
[ぱし、と手をあわせて箸に手をつける。 視界の端で豊かな長髪がふゆりと揺れた。 相席の男はパスタを食すらしい>>103 低音が先ほどの話題をなぞったから、ああ、と受けて]
君は彼の事は知っているかな。 フィリップ君が――あゝ、彼は鸚哥の獣人なのだけれど。 君が降りてくる前に、 綺麗な声で「いつくしみぶかき」を唄っていたのさ。
[桜の木の上に立って、コンサートのようだった、と]
(125) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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どこで覚えたのだと問うたが、 ……それは、はっきりとはしなくってね。 賛美歌っていうのはキリスト教のものだろう。 だから、さっきは君を思い出していたというわけさ。
[ちらり、スータンと羽織の十字架模様を見つめた。 ここにキリスト教関連の本や、 唄を書き記したものはあっただろうか、 そういう思想的なものは――。
白米を口に運んで咀嚼し、 ひとくち、味噌汁でそれを流し]
……メティス君のお薬は、 あれはどこを目指しているのだろうねえ。
[女医が何か、という言葉には、 ぼんやりとそんな言葉を落とした。]
(126) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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[ 兄の異様な声>>123に 僕は顔を曇らせる。 そしてそれが、梟の足が向かう筈の方向なら尚の事。
降りようか降りまいか、兄だけ呼ぼうか、行くべきか。
迷いによって ぎりり、と締めあげられた桜の枝は 本物だったのなら木肌が剥けて 樹皮の匂いがする筈が ぱらりと微かに壊れるだけ。
僕は両手で枝にぶら下がりながら 歩くには到底向かない足で地面へ降りた。
( 兄さん…… )
不安に渇いた舌の上が ざらりと嫌な感触を立てて 僕は土に爪の鋭利な先を埋めながら 恐る恐る 兄の声のした方へ。
もしかしたら、騒ぎの渦中 よく知らぬ 別の影に会ったかもしれないが。]
(127) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 23時頃
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庭園 回想
言われておとなしくなるかよッ! お前の嬉しがる事なんて、一つもしてやる気なンてないねッ! [髪を振り乱しながら、渾身の力を込めて殴りかかる。…が、それと同時に、鎮静剤の入った注射が突き刺さる。拳はどうなっただろうか?カウンターのように相手を捉えたかもしれないし、鎮痛剤の効果が先に出て、へたってしまったかもしれない。あるいは、振り乱した髪だけが、相手を傷つけたかもしれない。だが…]
くそッ!猿が、道具に頼りやがって…ッ…
[それは、彼女の知るところではない。意識が暗転して、それからしばらくの記憶はないのだから]
(128) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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――第2棟・廊下→――
[ 吸収缶をこんこんと叩いて、息を吸った。 途端流れ込む、甘ったるいにおいに面体の下で顔を歪めては、排気口へとなぞり触れる。塵どころか、外気の匂いすら通さない筈の。
――……そう、“ハズ”の。外界から硬く覆われている、“ハズ”のそこを指先で弄り、もう一度と息を、吸う。]
ゴホッ、……
[ 鼻腔をのぼるなじんだにおいはやはり、変わらない。過敏な器官に染み入るそれに大きく咳き込んでは、マスクごと体を揺らした。 いきおいズレた面体を整えつつ。平均台の上でブレた軸を正すよう、薄暗い廊下の先をふらりと進む。
2重に覆われた濁った視界、硝子の向こう。いくつかの人影(獣影かもしれない)と、同じくなじんだ景色を過らせ、
――におうハズの花を模した、におわない「ぞうか」から、面体の下視線をそらす。]
(129) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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……水、
[ ごわごわと全身を覆う服下で、鱗だった肌が一層粟立つ。喉の粘膜がはり付く感覚に、自然足は水場、施設に管理されたプールの方向へ向いた。
体を浸らせる感触、水に舐められる肌、 あの浮遊感は、たとえば空中を、そらを飛ぶのにもにるんだろうか。ここではない、外の。
海底じみた――“うみ”すら、自身文字でしか知らなければ、ただ予想でしかないのだが――薄暗い廊下を第1棟へと歩みながら。 つかえるといい、ついでにひともあまりいないといい、と鈍る思考を目指す場所へと巡らせる。 ひとが多いと困る事になる、と漠とした、それでも強迫じみた感情のまま。……ちらと庭園の奥、秘密棟の辺りを一瞥しては。]
、……?
[ ふ、とあまい匂いに混ざる何かに、マスクの下でひくりと鼻を動かした。敏感な感覚器官に、本能にどうしようもなく擦りこまれたそれ。生身の肌に“管理者”を傷つけることもあれば、嗅ぎ覚えすらあるそれに。
――正体を探るまでもなく、頭にひとつ声が浮かぶ。]
(130) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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