202 月刊少女忍崎くん
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[彼が、名乗っていないはずの自分の名前を呼ぶ]
…ぅえっ!? う、うん…っ!
[頭の片隅に浮かんだのは、少女漫画。 まるで漫画みたいな展開だと、はじかれるように 画面から彼へと視線を移す。
カメラを返した彼の手が、 まどかの頭あたりに水平に動いて。
自分のつむじを見て頷いた]
(87) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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―――どこで認識してたの!? いま!?!?
[思わず声を出して、まどかは改めて見上げて 目の前の彼の顔を見る。
この身長。この見上げる感じ。
なるほど、そうだ。 確かに美術の時に居た、大男]
(88) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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[美術は選択科目の中でも、必要な教材が多くて 選択する人は少ない。 だから、もっぱら興味がある人だけが取る科目だ。
結果的に文科系の人が面子として多く揃う中。 彼は周りから飛びぬけて背が高く、 目立っていたから覚えている。
出欠をとるときに名前を呼ばれていた。
確か、「忍崎」。 「忍崎 江一」だ。
美術教室の光景を思い出しながら、まどかも改めて確認した。]
(89) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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え、えっと。 し、しのざき、くん。 だよね…?
[呼びなれない彼の名前を呼ぶ。 心臓の打つ音は、まだ自分の耳に大きく届く。]
(90) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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こ、これっ!
焼き増し、するから…! ま、また今度でいい…っ??
[高鳴る胸の前で、カメラをしっかりと握って。 まどかは忍崎へ、おずおずと声をかけた]
(91) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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[カメラを返した少女が叫ぶ。]
……身長?
[──と、ジャージで覚えていたのだが、 カメラを使うのだとは知らなかった。
見下ろしたままでいれば、ほとんどはじめて、 小さい鷹野の顔を、正面から見ることになった。]
(92) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[美術の授業で、写真を模写していたな。ぐらいの認識はあったものの、顔をはっきりと見た記憶はない。
だから認識は、ジャージ姿とよく見えるつむじと、 作品の下に貼られた「鷹野まどか」という名前だった。]
(意外と目がでかいな)
[上から見るとあまり見えない部分をまじまじと見返しながら、 たどたどしい名前に、ああ。と声を返した。
──どうやら、相手からも認識はされていたらしい。]
(93) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[焼き増しするから!>>91と、意気込む様子に、 ありがたい。と、礼を添える。]
わかった。 教室にいけばいいか?
[人楼高校の選択授業は数クラス合同だ。 鷹野は何組だっただろうか。そんなことを思いながら、 また今度。とそういうのに頷いた。]
(94) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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──ああ。じゃあ、また学校で。
[それが、初めて鷹野と交わした会話だった*。]
(95) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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― 校庭 ―
[忍崎が視線を理解してくれたようで安心する>>2:147も、何やら忍崎と栗栖の視線がバチバチとぶつかっているようだった。]
?
[当の本人はよく解らない侭、どうやら事態は収縮したようなので、まあいいかとなる。忍崎が去る――鹿野の方に行くのだろうと手に持った物を見れば悟り、見送る。 >>2:159栗栖が忍崎の事を漏らせば、彼が少女漫画家だと言っても周囲から理解されなかった話を思い出して]
(96) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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あまり人からは理解されにくいだろうな
[とフォローをしたつもりになっている。 全くフォローになっていないとは思っていない。]
(97) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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ん?
[しかし、ひとつ貰ったたこ焼きは空腹をいい感じで刺激している。 なのでもう一個差し出されれば、]
いいのか? 貰う。
[さっきと同じように、ぱくりと食べる。すごい自然の動作で。]
(98) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[>>2:131 カメラの音には気付くわけなく、震えた携帯にも暫く気付かなかった。 時間確認のために、スマホを見れば榊原からのメールだ。]
(いつのまに!)
[どこにいたのかさっぱり解らなくて、周囲を見ても見つけられなかった。文化祭マジック。]
(99) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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ライジは、すかさず返信
2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[2個めを咀嚼中に出された提案。>>2:160 ごくん、とたこ焼きを食べ終えてから、]
わかった。 オレも色々見たかったものがあるんだ。 ただ、おでんの後は自販機で頼む。
[喉が渇いているのは本当の事だから、そう言ってからおでん屋にいって、いとこんを4つ、と言えば、「大根味染みてますよー。」「一緒に煮卵どうですか?」と言われれば、栗栖が横から「じゃあ、おねがーい!」と言うので断る隙なく、カップに大根と煮卵も2こずつ追加された。]
…、重
[気付けば、ずっしりとしたおでんになってしまった。]
(100) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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『からしか、味噌いりますか?』
…俺はいらないが、 栗栖 いるか?
[と、横にいる栗栖に問う。]
(101) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[つまり自分は解っているアピールか。やるなタモツ。>>97 実際、あのあたりの人間関係がどうなっているか詳しくは解らない。誰か詳しそうな人はいないだろうか。そういやヒミヤマ先輩も時々一緒にいるの見るな…? まあ いいか。
自然な動作で2個目もあげ終えた後。>>98 鉄板の向こうからは微妙な視線がきていたかもしれないが気にはしない。シノザキが考えているような「可愛いところ」はここでは全くと言っていいほど発揮されなかった。]
おっけー自販機な
[タモツの言葉には二つ返事だ。たこやきをたべて喉が渇いたのもある。そしてこのあとおでんもあるのだ。先に飲み物を買った方が手がすいてるかな?とも思ったけど別にいいか。おでん屋の方が近いし。]
よーしっ いこーぜ
[言いながらおでん屋へと向かう。 おでん屋につくと、へ〜本格的じゃん、と言いながら物色する。注文の途中に口をはさみながら、ずっしりおでんには満足そうな表情だ。]
(102) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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箸二つなっ!
[更に横から口を挟んで。 重いと文句を言うタモツの言葉に笑った。]
そんくらい軽い軽い
あーんじゃ味噌で たっぷりサービスよろしくな!
[と、人差し指を立てて言ってぺたっとつけてもらった。]
やったあ
(103) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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つゆ零れてもなんだから 座って食うか。
[校庭の中、テーブル席の方を視線で指して、足もそちらへ向ける。 箸はふたつだけれどおでんの入ったカップはひとつ。 つまり、味噌の行方は ―― まあ、薄味好きだがここは妥協しよう。]
栗栖。 どこか行きたいクラスとかあるのか。
オレはとりあえず、こいつをどうにかしつつ ブラブラできればいいんだ。
[椅子に座っておでんをつつきながら、ポケットから♪のマークのついたスタンプラリーの紙を出して、ひらひらさせる。]
(104) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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おっ空いてる〜
[校庭の片隅のテーブル席。用意した生徒会の努力を思うと涙ぐましいが感謝の意は生徒会ではなく席が空いていたという事に向けられた。 更に、味噌の入ったおでんのカップ、席にたどり着くまでに中身はちゃぷりと揺れた。つまりそういう事だ。
箸をパキッ!と綺麗に割りつつ、]
ん〜っ 写真部の展示教室はいきたい お化け屋敷って混んでたァ?
[まあ行っても全ての幽霊役に大笑いしながらねぎらいの言葉をかけるという空気ブレイカーをやる未来しか見えないが。]
あーなるほど んじゃとりあえずぶらぶらしつつ〜 気になったのあったら入ってみる感じでいんじゃね
そういやタモツ、パンフ持ってる?
(105) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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写真部か。 そうだな、オレも見たいな。
[白黒写真の作品もあるので、主にそっちばかり去年は見ていた。]
お化け屋敷はそこそこ混んでたが まあ、こっそり先にいれてやってもいいぞ。
[そもそも栗栖の怖がる姿が全く想像できなかったが、友達がいて「うちのクラスにも来てね!」という女同士の約束みたいのを律儀に守るタイプには思えていた。]
ま、そんな感じで…
[パンフ、と言われれば朝に担任から配布された気がしたが、]
………あぁ、鞄にいれっぱなしだ。 ま、適当に行けばどこかにあるだろ。
(106) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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ライジは、先にいとこんを食べて、最後にもうひとつのいとこんを食べるつもりだ
2014/11/15(Sat) 23時頃
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じゃ、まずはそこに向かってみるかァ ……カラーも見ろよ?
[じとっと視線を送った。 いっとこーん。とおでんをつつきながら、]
えー?そりゃありがたいけど遠慮するわ ずるはダメだろ、待ってるやつもいるんだからさァ
[きてねと言われたクラスはもちろん全部回る予定かつ、こういう方面にも律儀だった。だが校則や規則は守らない。基準はすべて好き嫌いだ。
そんな感じで、という言葉にオッケーと指先でわっかをつくりながら、もぐっとおでんをたべる。もぐもぐもっぐ。ごくんっ。]
やっぱタモツも持ってないか 受付いったらあるだろーからもらってく?
[そういって校門の方を親指で示した。]
(107) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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なんでわかったんだ。
[カラーも見ろよに本当に驚いた顔をしつつ、切っただいこんを食べた。もぐもぐ。]
じゃあ、ま…人が空いてる時を狙うのが一番だぞ。
[ズルはだめ、と言われれば、そういうものなのか、と彼女の今までの破天荒というか自由なふるまいを思い出す…、…解せぬ。卵もぐもぐ。]
どっちでも。
[行くなら行く、と言って最後のいとこんを食べる。いい感じで味噌味だった。]
ごちそーさん。
[食べ終えれば立ち上がって、「捨ててくる」とおでんのカップと割り箸を近くに供えてあるゴミ箱に入れた。]
行くか。
(108) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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やっぱりかよ
[解らいでか。というあきれ顔を向ける。 すいてる時を狙うというのは一理あったので、うんうんと頷いた。たまごをもぐもぐ。味がしみ込んでいるので漬け置きの煮卵かもしれない。そんな事を考えた。 解せぬと思われている事は知らぬまま、だいこんを割り箸でさくさくきって口に運ぶ。つゆがきれいなみそ味になっているのもあり、あまめで柔らかくとてもおいしい。]
あとシロガネのクラスも展示だっけ?
[やっぱ場所が分かった方がいいよなあ、と言いながら最後にいとこんをたべた。もきゅもきゅした歯ざわりがたまらない。]
ごっそーさん おっ? さーんきゅー
[立ち上がる姿を見送って、戻ってくるとかかった声に頷いて立ち上がった。]
おっけえ んじゃパンフもらって自販機なー
(109) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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白黒の美がそこにあるのに見ないわけがないだろ。
[普段は口数少ないがこういう時だけは熱弁する。 周知のはずだ。栗栖には、特に。]
クラス展示は…、… パンフがいるな、やはり。
[栗栖が立ち上がれば、校庭から校門の方にぶらぶらと歩いていく。お日柄もよく客入りは良好のようだ。]
いろんな人が来てるんだな。
(110) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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こいつ… まーでもマドカのも見てやってよ あいつの写真好きなんだ〜
[彼女の写真を見た時に覚えた感情は、タモツの字を見た時に覚えた感覚とちょっと近い。 あっこいつすきなんだな。 という感覚というか。>>110 マドカの事を友人として好きな側面には写真の事もちょっとあった。
パンフが必要という言葉にもう一度頷いた後校庭へ向かう。]
なー? 誰が居てもおかしくなさそう
… って!
(111) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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『あーっ 増子じゃん!?』
[視線があった途端指を指された。こちらもパッと顔を輝かせ、]
おまえらー!ひさしぶりだなー!
[校門の近くに来た二人組はいかにも不良ッ!!!!です!!!!と言った風体だ。仮装と言われてもおかしくないステレオタイプの特攻服だった。蛍光色の長ランにボンタンにさらしだ。実際仮装と思われているといい。仮装かもしれない。]
あっタモツ、こいつら 中学んときのともだち!
[そうタモツに声をかけた後、 うわーっひさしぶりだなー!?元気そうじゃんー!とか少しの間わっちゃわちゃとはしゃぐ。]
(112) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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『エッなにちゃっかり男作ってんの?』 『マジかよ増子ォ』
あァ?ちげーよ あー なんつーか
[同じ部員。自分は副部長。]
(113) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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舎弟みたいなモン?
『普通の女子高生どうした』 『引退したんじゃなかったのかよ』
[タモツには背を向けていたので彼がどんな顔をしていたかは知らない。はははと笑って雑談を少し。]
(114) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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『あーそういやパフォーマンスすんだって?』
そーそー 何だ見に来てくれたんだ?
『大会には行けなかったからなァ あ、ユキさんも来るっつってたわ』
(115) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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!!!!!!!!!!????!!?
『来たら増子んとこ顔出すって』
ま …… マジ?
[反応に想定通りだという顔で大笑いした後、パンフの情報送ってるから時間には来ると思うわーと言う話。その後、舎弟とまわんだろ?という話になったので、またあとで〜と見送った。]
……
[見送ったままの形でしばし固まる。]
(116) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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