人狼議事


33 宇宙船は簒奪者の夢を見るか?

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視点: 人


【人】 さすらい人 ヤニク

やぁ。

[急に振り返ったフィリップに驚きつつも、ひらりと手を挙げた。唖然とする彼ににまりと笑いかけ、ポケットからペットボトルを取り出すと押し付けるように渡す。]

あげる。手、冷やさないと痛いでしょ?

[普段の会話と変わらぬように言葉を紡ぐが
幾分気分が高揚して饒舌になってしまう。]

いや、びっくりした。
表面取り繕ってる甘いだけの果物みたいなヤツばっかなのに
フィルは中身のあるちゃんとした人間だったんだな。
いいよいいよ、そういうの。俺好きよ?

[一方的に捲くし立てて納得するように頷いた。
共同生活においてのぬるい人格から一歩踏み込んだフィリップの一面を見ることができたことが、嬉しくて仕方が無い。
緩んだ己の頬をぴたぴたと両手で叩いた。]

(24) oranje 2010/10/02(Sat) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[流されるようにペットボトルを受け取る。癪ではあるが、よく冷えていて指に当てると心地良かった]

………………。どーも、ありがと。

[最初の沈黙は、言い訳をしても無駄だと判断するのに要した時間。開き直ると決めてしまえば、普段より歪な笑みを浮かべて礼を言う]

見たんだ。…見たんだ、な。はは。

[明らかにヤニクは自分が行った暴挙を把握している。普通なら何らかの負のリアクションを取ってくる筈だろう。それなのに、今の彼といったらどうだ。高揚した様子で――挙句、嬉しさを隠し切れない緩んだ表情を浮かべている。
ぞくりと寒気が走った気がした。
気推されまいと、後ずさりそうになった足を堪える]

(25) nanami 2010/10/02(Sat) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

なんて顔してんだよ。気味悪い。

[血が付いているのとは反対の手を伸ばして、相手の頬を摘む。
歪な笑みは苦笑に変わっていた。告げた言葉は冗談半分、本音が半分]


ふん。

[指を離して]

それで、どーする心算だ?
俺のこと言いふらして回るかい。

それとも。

[相手を壁際に追い込むように、一歩、二歩と詰め寄る。視線は真っ直ぐに逸らさないまま。
それでも声がかすかに震えていることに、気づかれてしまったかもしれない]

(26) nanami 2010/10/02(Sat) 02時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

痛ひ痛ひ!

[頬を摘まれ小さく声をあげる。
指を離されれば更にじんじんと痛む頬を摩りながら溜息をつく。]

どうするって…

[真っ直ぐにこちらを見つめる視線を受け止め、ぱちりと一つ瞬く。じりじりと詰め寄るその行動と微かな声の震えに気がつき、小さく首を振った。]

どうもしないけど。

[それが普通だと言わんばかりに、柔らかく微笑む。]

(27) oranje 2010/10/02(Sat) 03時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

フィルがなにかしたいならばすればいいし
俺はそれを止めたりしない。
生き生きしてる人って、見てるだけで楽しいじゃない?

[一息に言い、視線を下に落とす。
血のついた友人の手を見つめ眉根を寄せた。]

でも手は汚したくないからなぁ…手伝いはしないけど。

[身体を翻しフィリップの横に並ぶ。肩をがっしりと強引に組み、なんでもないようにからりと笑った。]

俺たち友達でしょ?
ま、これからも仲良くしようじゃないか。

[邪気のない笑みでフィリップを覗き見る。
フードの下で双眸を細める男は、己が歪んでいることをまるで知らない**]

(28) oranje 2010/10/02(Sat) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

………………。

[率直な感想としては、「狂っている」
零れた息は眼前にいる相手に対してか、それとも彼の「正体」を見抜けなかった自分へ向けられたものだったか]

どうもしないなら良いよ。手伝いだっていらない。
これから何が起こるのか、特等席で見てれば良い。

[けれど幸か不幸か、目の前の狂人は嘘は言っていないようだった。
ならば此方も揺らがず、きっぱりとそう告げる]


―――――――ッ、う…。

[ただ、肩を組まれたときに小さく声を零してしまったのは、本能が伝える恐怖からだろうか]

(29) nanami 2010/10/02(Sat) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

(なぁ…)

[それは表に出すことなく、飲み込んだ言葉]

(俺は、お前が怖いよ)

[邪気の無い瞳を間近で見つめるのは、色々な物が滲んで混ざり合ってしまったような濁った目で]


ああ、そうだな。友達だよ。
俺たちはトモダチ。

[それでも言いながら笑みを浮かべた時点で、この男だって狂っていた]

暑苦しい。行くぜ。

[半ば押しのけるようにして肩を組んでいる彼を引き剥がす。
そのまま彼の方を見ることは無く、自室目指して歩き始めた**]

(30) nanami 2010/10/02(Sat) 03時半頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

――コモンスペース――

……………………

[広間の真ん中に胡坐をかいて、電子医療書を読んでいた。
手にした本から放たれる薄ぼんやりとした明かりを受けて、漆黒の宇宙を隔てるクリアボードに、小さな光の染みが浮かぶ。

この場所で起きたことを知ったのは、少し時間が経ってからのことだった。
突然暴走したスプリンクラー。みんなを散々な目にあわせたそうだ。
今じゃ元凶のヨアヒムの身柄は確保され、おまえはもう放置できんと、救援の名目と強制連行の形を兼ねて、あの大宇宙へと飛ばされている。
少なくとも、あの小さくおバカな狂気は、つつがなく丸く治まったはず、だった。

それなのに……マリアンヌの心にはたった一点、抜けない棘が残されている]

(31) ginlime 2010/10/02(Sat) 20時頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

(あの時の、あの感覚……)

[忘れられないのは、あの時のこと。放送室に突入し、エロヒムのバックに回った時。
そうだ。前回の時も、そうだった。背後から抱き締めた瞬間、もしかしたらと感じていた。
オーバーラップする懐かしい温もり。
小さな両手でしがみついていた背中。

まさか……かつてセクハラを実行し、己が投げ飛ばしてしまった彼は……
幼いころに生き別れた……]


…………父さん?

(32) ginlime 2010/10/02(Sat) 20時頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

[………………

ないないないない。それはない。
いたって普通に、それはない。
あ、なんか今、ぽろって音がして、心の棘も抜け落ちた。

気持ちをコロリと入れ替えて、ふぁーあ、と大きく欠伸をした。
電子の光を帯びた紙面に、そっと指を添えてゆく。
タッチを敏感に察知した胎内画像は、狭い矩形の枠の中で、くるりくるりと*回っていた*]

(33) ginlime 2010/10/02(Sat) 20時頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

――続・コモンスペース〜事件より数日後〜――

[画像の中で、小さな命がくるくる回る。
まだ未分化な末端を持った、胎児のサンプルが踊っている。

助産師の勉強を始めたのは、ほんのつい最近のことだ。
繰り返される暴力行為、若い苛立が漂う気がする艦内の空気、そして発出してしまった小さな狂気と触れあううちに、ごく自然な形で書籍と向き合うようになっていた。

いつ、救援が来るのか分からない。永遠に来ないのかもしれない。
大人たちが去った後、見捨てられたように彷徨う箱庭。
孤立無援のシープスドリームがそんな末路を辿るとしたら……この役目を担う人間が、必ず艦内に必要になる。

そんな時が、きっとくる。自分たちはもうすでに半ば以上、庇護の置かれていられる立場ではないのだから]

(34) ginlime 2010/10/02(Sat) 22時頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

[同じような危惧を抱いている若者たちも、すでに多数いるように感じる。
最近、艦内の動きが忙しないように思えるから。きっと各々が自分の頭で考えて、できることを模索しているからなのかもしれない。
おバカな自分の頭では、そんな動きを逐一叩き込める余裕なんて、全くありゃぁしないけど]

うっし! 今日はココマデ、っと。

[とはいえ、そんなに焦ることでもないかと、発光する紙面を閉ざした。
時間はきっとたっぷりある。あっさり救助が訪れない限りは、漂流の旅は続くんだから]

久しぶりに一汗かきたいところだねぇー。

[気だるく呟き、ごっきごっきを首を鳴らすと、『dojo』の方へと*向かって行った*]。

(35) ginlime 2010/10/02(Sat) 22時頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

――続・コモンスペース〜事件より数日後〜――

[『dojo』へ向けた足をふと止め、外に広がる暗がりの宇宙に目を向ける。
ふと、湧き上がってくる不安。

これからこの小さな世界は、どんな方向に進んでいくんだろう。
シープスドリームに息づく500人には、どんな運命が待ちかまえているんだろう]

ま、あたしがいちいち気にかけることじゃあない、か。

[こちとら届く範囲に両手を広げるのが精一杯な人間だから。
だから……めんどうなことは他の連中に、一切合財押しつけちゃうよ! 
なんかあったらよろしく頼んだ。マリアンヌにゃそれでちょうどいい。

広大な宇宙を見渡しながら、ちょっと先の未来を瞼に描いて、さも楽しそうに「うひひっ」と笑った**]

(36) ginlime 2010/10/03(Sun) 00時頃

ヤニクは、廊下の角からヨーランダに挨拶

oranje 2010/10/03(Sun) 00時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

―事件より数日後の医務室―
[看護科の生徒も当番を終えて、いなくなった。ぱらぱらと記録を捲り、1つ息を吐く。
たかが一人の生徒の言だけで、罰則を設けてもらうことは容易なことではなかった。
医務室の記録を持ち出し、現状から導き出される推論を述べる。
先生方がいなくなる前にと焦ってしまっていた。
何度も通い、何度も訴え、そしてようやく受理される見込みとなった。
どのような規則になるかまでは知らない。そこまで口出しすることだけは意見を求められても固辞した。
生徒一人の手によって、規則の外枠が変えられることはあっても、規則の内容までは作られてはならない]

………これで、良かったのかしら。

[落ち着いて考えても、分からないのが正直なところではあった。
不安そうに胸元でぎゅっと拳を握る。
瞳を伏せれば、睫毛が澄んだ水色の瞳に影を落とす]

(37) neige 2010/10/03(Sun) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[抑止力としての規則は必要だ。その反面危惧するのは、規則によって抑圧されることで暴力が増長されないかということ。
何かが起こっても対応できないという最悪を排除することに注力して、何かを引き起こすことになるかもしれない可能性から目を逸らしてしまった。
後手後手に回っている対応。最悪しか回避できていない。
自分の手だけでできることは本当に少ない]

たぶん…もっと事態は悪くなる。

[自分が考えているよりも、事態は決して甘くはない。
この学校で現状を把握している人間はどれほどいるのだろうか。
ヨアヒムの一件が片付いた。依然として暴力沙汰は減る素振りすら見せない]

(38) neige 2010/10/03(Sun) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[もしも、このまま先生方が一人もいなくなり、罰則が力を持ち始めてしまえば……
誰かが誰かを疑い、あるいは誰かに疑われないように怯えて、そしてあるいは誰かを陥れる。
そんな結果に繋がるのではないか。それは予感ではなくどこか確信めいていた]

…………何が、したかったんですか?

[ぽつり問いかけた声は、事件を起こした相手に対して。
もちろん、今は届くことはなく、廊下の闇に吸いこまれるのみ。
止まない暴力を前に、誰かの仕業であろうことまでは予想がついていた。
誰がしたことかは分かっていない。そこは考えないように、調べないように、意識的にしてきた]

それに、私は、………何が、したかったのでしょう。

[揺れる瞳。両手で顔を覆っても、瞳に浮かんだ雫ははらはらと静かに零れ落ちてしまう。
現状を憂えても、結局動けたのは間接的にのみ。
己の両手を見つめれば、無力感に苛まされる

この手は誰も救えていない。この手は誰も守れていない。この手は、無力な手だ]

(39) neige 2010/10/03(Sun) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

ごめ、…なさい…

[零した謝罪は誰の耳にも決して届くことは無い]

治したいと……癒したいと、それだけなのに。

[それだけが願い。それだけが医学を志した理由。
怪我を治すことを学び、病気を治すことを学び、優秀な成績を修めてきた。
それなのに、この現状を引き起こし、ここまで発展させた狂気を癒す方法が分からない。
そこに学術書はない。そこに論文はない。だから、何もできなかった。
それにもう遅い。方法を模索しようとしているうちに身動きが取れなくなってしまった。
残っている先生はもうほんの数人。医学に携わる先生は1人としていなくなってしまった。
今自分が何よりもすべきことは、医学知識の精度をより高めること。
身を守る術を持たない自分は、犯人探しに下手に首を突っ込んで怪我をすることだけは避けなければならない]

誰か、………お願い。

[祈るように両手を組む。後のことは良心ある他の生徒に任せるしかない。
やがて涙を乱暴に拭い、眼鏡をかけて、医学書を捲る。
願わくば、これ以上ここの扉が叩かれず怪我人が運ばれてこないことを……**]

(40) neige 2010/10/03(Sun) 00時頃

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生存者
(8人 42促)

ヨアヒム
0回
レティーシャ
2回 注目
ヤニク
7回 注目
ロビン
0回 注目
ヨーランダ
10回 注目
リンダ
0回 注目
マリアンヌ
9回 注目
フィリップ
13回 注目

犠牲者 (0人)

処刑者 (0人)

突然死 (0人)

客席に (0人)

村を出た人達

種別

通常
内緒
仲間
死者
客席
背景

一括

全示
全断
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