314 突然キャラソンを歌い出す村5
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ショコラは、水や食料の事まで考えていたかというと……だいぶ怪しい。(単純に雑
2022/09/13(Tue) 19時頃
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― 早朝 / 下牧さんのおうち ―
[昨夜は臨時収入でガチャを回し、爆死したところで眠りについた。 今日は土曜日。メチャ活(メアリーの物語をめちゃくちゃにしてやるための活動)もお休みにして、ごろごろしながら彼氏とだらだら他愛ない話でもして過ごそうと決めた。]
もしもし〜♡♡♡ もちろん私〜♡♡♡♡♡ 昨日は荒れてたね〜 大丈夫だった??
[彼氏に電話をかけて、どうでも良い会話に興じる。]
『おかけになった電話番号は、現在……
(123) 2022/09/13(Tue) 22時半頃
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あはっ ウケる。 うんうん……で、それからそれから?
――――……
[幸せそうなしまりのない顔で彼氏と話すショコラ…… だったのだが、]
――――……へえ? メアリーが? ……ふぅん。続けて。
(126) 2022/09/13(Tue) 22時半頃
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はぁ。 感情爆発衣装? 何それバカなの??
……で、まあ。 一皮剥けちゃいました、と。
ふぅん。
[返す声は、冷たく。]
……随分と楽しそうに話すんだね。 ていうか、昨日の夜、ずっとそっち見てたんだ??
私、雨に濡れて大変だったんだけど。 誰かさんが天候に気を遣ってくれないせいで。
(127) 2022/09/13(Tue) 22時半頃
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うん。
……もう良いよ。わかった。後で呼ぶね。
[表情を無くしたまま電話を切る。 本日の予定が変更された。*]
(128) 2022/09/13(Tue) 23時頃
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[メアリーに親友からのメッセージが届く。*]
『おは。』
『今日ヒマ?』
『そういえばメアリーに彼氏のこと紹介して なかったなって。』
(129) 2022/09/13(Tue) 23時頃
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― ふわっとした時間軸 / ファミレス ―
[迷いに迷ったメアリーの「選択」は、連絡を受けてのすぐか、それとも他の用事を片付けた後か。 そして、誰かを伴ってやってきたか、それとも独りか。 どれも、ショコラにはあまり関係無かった。 これからすることは既に決まっているようなものだから。]
あ。やっと来たぁ。
[待ち合わせ場所。 通常であればフィオーレだっただろうが、今は店としては営業していない。 (もうだいぶ魔窟めいてしまった……元からかも。)
なので、その近くの適当なファミレスで落ち合うことにした。]
(179) 2022/09/14(Wed) 01時頃
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……早速だけど。 こちら、この夏からの私の彼氏だよぉ。
[言って、隣に視線を向ける。
虚空―――否、そこに「いる」のだ。間違いなく。
誰にも……異能・怪異と呼ばれるモノたちにすら視認はできないが、ショコラにとっては間違いなくそこにいる彼。
そして、]
(180) 2022/09/14(Wed) 01時頃
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[ ―――メアリーにも視える。
ショコラは確信していた。 彼女ならば、その存在を強く感じられるだろう。 大いなる地球らしさを纏うその姿を意識できるだろう。
――その声を、聞くことができるだろう。
そして実際。 メアリーはそのような反応をした。]
(181) 2022/09/14(Wed) 01時頃
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ああ、やっぱり――――……
[昏く、深く……冷え切った声。 ショコラは片腕を振り上げ――――…]
(182) 2022/09/14(Wed) 01時頃
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(―――ドガシャァァァアアァァァアアン!!!)
[「彼」を思いきりぶん殴った。 同時、皆野瀬市の空に亀裂が走る。 地球(せかい)が、揺らぐ。]
――っ、の、
[飲みかけのアイスコーヒーのグラスを掴み、]
(183) 2022/09/14(Wed) 01時頃
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――――っの、泥棒猫!!!!
[中身をメアリーの顔へとぶちまけながら全力で叫んだ。*]
(184) 2022/09/14(Wed) 01時頃
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♪
願って
願って願って願って
願って傷付いて願って嘆いて願って恋をした
ずっとは添い遂げられないけれど せめて今だけは そう思ってた 真っすぐで一途な願いは運命を引き寄せる 手を伸ばして掴んだ君と一つになれると思ってた 夢の終わりに 君と重ねて歌えるのだろうと
(185) 2022/09/14(Wed) 01時頃
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♪
願って戦って願って泣いて願って愛を知った
恋物語は千変万化 気まぐれな君 その光は眩しいことでしょう
真っすぐで一途な願いは世界を惹き付ける 一つになったはずの君は胸を裂く痛みに喘いだ 夢の終わりに 崩壊の始まりを告げた **
(186) 2022/09/14(Wed) 01時頃
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― 下牧ショコラという"魔" ―
[下牧ショコラ。 平凡な一般家庭であるところの下牧家、人間同士の夫妻の間に生まれた彼女は、どういうわけか、生まれついての「悪魔」だった。 どうしてそのような事になったのか、それは別の『物語』の中で歌われることではあるが、とにかく、彼女は魂からして「悪」属性だった。>>2:441>>2:442 善と悪、そのようなもの土地と時代で揺らぐとしても、とにもかくにもそう定義づけられた存在だった。
それでも、平凡な家庭に生まれ普通の社会で育ったためか、ショコラは早いうちから自分の悪性を意識し、多くの他人(サンプル)を観察しながら己の振る舞いをチューニングしながら大人しく生きてきた。]
(371) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[なお、今でこそ存在が弟の精神への負荷テストとなっているショコラではあるが―― 一つしか年齢の違わない弟は己を調整する上でとても参考になったし、生意気なところはあれど基本的には可愛がっているつもりだ。
まあ、生意気と言ってもこっちが本気出せばいつでも殺せるし。 所詮はクソ雑魚人類でか弱い存在。 かわいいもんだよね。]
(372) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[「誰かの願いを歪んだ形で叶えるためになら一際強い力を振るえる」という悪魔らしくも使い勝手の悪い能力は、普通に人の世を生きる分にはあまり役立つことは無かった。
少し性根が曲がってて擦れた考え方をしながらも、平凡で気弱な少女――基本的にはそんな、「ふつう」から大きく外れることは無かったショコラ。
一つだけ…たった一つだけ(強調)、異常性があったとすれば、それは「強い愛」>>2:445だった。]
(373) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[地球(このせかい)のことを
好きで、 好きで好きで好きで、 好き好き好き好き好き好き 好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き 好き好き好き好き好き好き好き♡好き♡好き好き好き好き好き♡♡♡♡ ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ だぁ〜い好き♡♡♡
なショコラは、いつか地球(せかい)と一つになることを望んでいた。
そして……>>0:@5 真っすぐで一途な願いは、地球上で起きる事象を、運命を引き寄せる力も強いもの。
そして願うものが大きく、高ければ、辿り着く道程もいっそう困難になる。
彼女……悪魔は自身の強い願いを、歪んだ形で叶えてしまった。
それは、この夏の出来事だった――――*]
(374) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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― ファミレス ―
[呆然と歌い出した後、泣きそうな顔で親友を見つめるメアリー>>261に返されるのは、ただただ冷たい視線だ。]
……そう。 『物語』ってものを少しは知ったみたいだったから、 少しは自覚してくれていることを期待したけど……
ふぅん。 やっぱり、悪気どころか自覚も無いんだ。
本当に―――タチが悪いったら。>>2:451
(375) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[だから、悪魔は突然歌い出した。 この無自覚なヒロインに「わからせる」ために。
歌空間―― メアリーの視界に、ショコラが経験してきた光景が映し出される。
禰多や石炉……他にもこの場に来ていた者がいれば、彼らも同じ光景を見ただろう。
それは、この夏の出来事だった――――*]
(376) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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― 回想、あるいは前日譚:夏休み ―
[私、下牧ショコラ16歳! 桃園学園の花の高校二年生!
今日から夏休み。 夏休みはどこか行こうね、山? 海? お祭り?などなど……とりとめなく親友とお喋りした。
けど、一旦。それら、全部。頭からとんでいった。 だって、終業式の日に遊んで、帰路についた夜、私が巡り逢ったのは――――]
(377) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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なっ、なんなのぉぉ〜〜〜!?
はあ!?なんで!?夏休みの夜に、私―――
(378) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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―――― バケモノに殺されかけてるの!!?????
(379) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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――――ああっ、もう !!!!!
(ズガァァァァァンン!!!!!)
[当たり前のことだが――『物語』にはジャンル>>0:@11があった。
下牧ショコラは「千変万化の恋物語」のヒロインとしては、ぜんぜん、まったく、これっぽちも適性も「お姫様」になれる要素も無かったけれど――――
「異能者たちが集う伝奇バトルもの(流血・暴力表現過多のZ指定)」のヒロインとしては、その少し奇をてらったキャラ付けもちょっとしたスパイスとして、それなりの適性を発揮した。]
(380) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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終わらない夜なんてない そう信じて命を賭した 無念を抱いたまま潰えた魂はいくらばかりか
目には目を 闇には闇を 罪には罪を この身体 この魂 全てを燃やし尽くしてでもと 光無きこの夜に 吠え叫んだ 声を震わせ続けた
Bitter & Black Chocolate ! たとえ血に塗れ這いつくばろうとも Bitter & Black Chocolate ! この残酷さすらも"君"と思えば私の居場所だから
記憶の欠片 追憶と幻想 幼い頃に願い続けた夢は 時間差で叶うと君が教えてくれた 飲み干した毒が血となり巡る その直前に
(381) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[夏休みの間中、ショコラは怪異怪物の類いが蔓延る夜になる度に何度も死にかけながら、立て続けに襲いかかり来る危難を越えた。
繰り返される地獄の日々の中、非日常巻き込まれ系ダークヒロインのショコラは、ひとつ、戦う理由を見つけた。]
――――君、 は…… もしかして……
[彼は、ショコラの目の前に実体を伴って現れた「地球」だった。 悪魔の力は、「物語に関わりたい」と願った地球の願いもまた、歪んだ形で叶えたのだ。
「地球の危機」という展開の当事者として舞台に引きずり下ろす形で。]
(382) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[異世界からやってきた『禁忌幻想種』恩賜神コアトリクエは強大な敵だった。
もう少し何かが足りなければこの地球は滅んでいただろうが…… 最終的には「地球の花嫁」となったショコラと地球のデュエットにより『禁忌幻想種』は消滅。
ぼろぼろに傷付き、戦い続けた果て ショコラはついに、平穏な日常を取り戻した。 地球という「彼氏」…新たな居場所も得て、ハッピーエンド。
ショコラの「物語」は終わりを告げる――――]
(383) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[ ――――そのはずだったのに。>>0:2>>0:13 ]
(384) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[ あれ? いま私の物語…… 呑まれた??? ]
(385) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[取り戻した日常、夏休みの地獄を経て得た「大事なもの」を親友に報告したところでぼちぼちエンドロール…… そんな流れじゃなかった? いま????
え、なんかそれを切欠に新しいの始まった??? は?????? ちょっと待って 待て 歌うな。
まって、メアリー担当っぽい「逢魔が時」が来たけど????>>0:48 (動揺のあまりスマホも落とした。)
私の時、2秒後くらいに死亡フラグ飛んで来なかった????ねえ???????
つーか……]
(386) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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[君の注目、半分以上メアリーの方に移ったよね???*]
(387) 2022/09/14(Wed) 23時頃
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