308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
死ね、よぉ!
[ひとをころすことが罪なら、 その罪を犯すことになんの躊躇もなくなっている俺は とうに英雄失格って感じなんだろうな。
べこっ、と嫌な音がした。 よろめくそいつを押しのけて俺は再び走り出す。
――どこへ。 ――デパートの外へ。
走っていこうと、して、]
(106) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
おいおい……
[2階にさっきより多数のゾンビが徘徊している。 降りていけば間違いなく食い殺される。 かといって戻れば、間違いなく男のゾンビに殺される。
冷や汗が背を伝った。 死にたいわけじゃない。 けどそれ以上に、]
あー…………
くそ、
俺は、ゾンビになるのなんか…… ぜってえ、ごめんだからな! [叫びながらバットを振り上げる。]
(107) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
[デパートの大窓を何度か殴りつけ――勢いよく、破った。 襲ってくるゾンビ男の顔面に もう二、三度バットを叩きつけて そのまんま、踵を返して落下する。
夕暮れの空から落ちて、落ちて、落ちて、
何かが折れる音がした。 落下先の木々の枝を巻き込んだのだとだけわかった。 その直後、衝撃がやってくる。
激痛。
左腕の痛みに悶えながら、 俺は落下した先の植え込みの中を転がった。 ぼやけた視界で見上げれば、破ってきた窓の向こうで 音につられたらしいゾンビたちが集まっている。 かと思えば、獲物の姿がなかったからか お互いを食い始めた。]
(108) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
― 4日後・コーヒーショップ『abbiocco』 ―
[壊れたドアを端材で無理矢理留めた場所から風が入る。 その度にささくれた木がきぃきぃと甲高く鳴いた。
どうしてここに――なんて。 答えの分かりきった質問はしない。]
……触れた?
[代わりに、たっぷり時間をかけて別の問いを投げた。 自身よりも大きく育った彼は壁際で膝を抱えている。 膝頭に額を押しつけてから乱暴に首を横に振った。 まるで水浴びをした後の犬のようだった。
そうだ。それでいい。 10フィート先からぐうるりと目玉を揺らして笑う。]
(+12) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
[……ざまあみろ。 てめーらはそうやって、共食いでもしてればいいんだ。
呪詛のような悪態をつこうとして、 直後、進の顔が過り、痛みに顔を歪める。 思考がぼやける。痛い。
でも、俺は噛まれてなんかいないし ゾンビに触ってもいないんだから、 死んだって串谷秋の死体のままでいられるはず。
…………そのはずなんだ。]
(109) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
……はは。はは、…………ざまー、みろ
………………
ごめん、進
(110) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
[悔しさを涙にして 青ざめていく世界で俺は静かに目を閉じる。]
(111) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
[ GAME OVER ? ]
(112) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
[ 植え込みの端、 誰かの影が、じわりと夕焼けに滲んだ。**]
(113) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
[ ―――ッ!!! ]
(114) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
[それは、鼓膜が破れるんじゃないかというような、 ガラスが粉々に割れる音だった。
雨戸を降ろして、ガムテープで目張りをした窓達。 これで安心だと思ったのが、間違いだった。 二階の窓からは入ってこないと、 思い込んでいたのが駄目だったんだ。
二階にあるベランダには、 僕の部屋と、兄貴の部屋から出ることが出来る。 家のすぐ真横にある電柱に上った奴が、 ベランダに飛び移り、窓を割って来たらしい。]
(115) 2020/10/23(Fri) 22時半頃
|
|
[音に飛び起きた僕は、目を疑った。]
[窓を割った際に刺さったのだろう。 頭や両腕から、血をだらだらと垂らしながら、
「 アー………ゥウウ、グォ……? 」
知性の欠片もない言葉を漏らし、 濁った瞳を此方にぐるりと向けた、そいつは。
隣の家に住んでいる、 僕達兄弟にいつも優しくしてくれていた、 兄貴より3つだけ年上の、若いお兄さんだった。]
[この騒動は、日常から遠い世界のように感じていて 身近の。普段から良く知っている人が。 "そう"なるなんて……思っていなかった。]
(116) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
ひっ……!!!
[かけ布団を巻き込み、ベッドから転げ落ちる。 一緒に落ちてきた枕を盾にしながら ずりずりと、部屋のドアの方まで後ずさりする間も お隣さん……ゾンビは、ゆっくりと近づいてきていた。]
……ほ、ら、 よく、見てくださ、 僕、縁、です。 ご近所 の、 先週も、出張のお土産、持ってきて、くれて、
[我ながら情けない、引き攣った声だった。 僕の声は、何も聞こえてないのだろうか。 ひょっとしたら、理解できないだけかもしれない。]
(117) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
ぅ、ああああっ!!! こ、こ、っち、……くん、な…っ!!
[持っていた枕を精いっぱいの力で投げたけど 僕の力じゃ、一瞬、怯ませる程度にしかならない。
会社帰りのままのような黒いスーツの下は 血で濡れたシャツを着たまんま、 ぼたぼたと、血混じりの涎を垂らしながら、 そいつの歩みは、止まらない。]
(118) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
[立ち上がってドアを開けたいのに、 身体が震えて、立つことすらできない。 恐怖で、歯がかちかちと鳴って。
(―――どうか、兄貴だけでも、)
『兄貴、はやく、家から逃げて』
メッセージを打って送ろうとした時だった。]
[ゾンビの後ろに、兄貴の姿が見えたんだ。]
(119) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
[ベランダから僕の部屋に来た兄貴は、 怒りの形相で金属のバットを振りかぶって、 力任せに、お隣さんの首のあたりに振りぬいた。]
『えーくんから……離れろおおお!!!』
[ぐしゃ、と、嫌な音がして、 ゾンビは部屋の隅へと吹っ飛んでいく。
兄貴は暫く呆然としたまま肩で息をしていたけど、 やがて、血まみれのバットを床に降ろすと、 僕を抱きしめて、よかった、よかったと、 何度も言ったんだ。
僕も、良かった、って言いながら 兄貴に抱き着いて……それで。]
(120) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
[あぁ、本当に。] [僕は、馬鹿だった。 安全なはずの二階から侵入されて 自分たちの甘さを思い知ったばかりだって言うのにさ。
兄貴の後ろで、ゆらりと立ち上がったそいつに、 すぐに気づくことができたのは、僕だけだったのに。]
(121) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
[―――全てが終わってしまってから、 どれだけの時間が経ったんだろう。 SNSを開いたのは、藁にも縋る思いだった。]
(122) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
[思考も声も徐々に元通りへ近づいていったが、 本当にただ近づいただけだった。 安堵の吐息や笑い声には、まだ時折呻きが混じる。 その度シーシャは怯え、警戒するように身を固くした。
右目は相変わらず開いているのによく見えないままで、 左目もごく稀に持ち主の意思に反して巡る。 その時視界の端に映った左腕はずたずたになった どす黒い布地の向こう、生白い肌が歪に繋がって見えた。
まるで、死にたくない心に肉が応えたかのように。 応えてしまったかのように。]
(+13) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
シーシャ、
[あの子はシーシャ。 元部下で、半月に一度物資を届けてくれて、 礼儀正しく、それでいて子どもっぽいところもある、 どこへだって行ける足を持った若者だ。 うんと小さい頃から知っている、可愛い子。
やめろ。“あたたかいもの”なんかじゃ、ない。
渇き張りつく喉を粘ついた体液で押し流し、口を開く。]
(+14) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
出て行くか、殺すか。 好きな方を選びなさい。**
(+15) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
[僕は……何も、できなかった。
ゾンビが背後から兄貴に噛みついたときも、 兄貴がゾンビを引きはがして、 バットを拾って殴り殺すまで。 その場で力が抜けて動けなかった。
兄貴を助けなきゃ、って。 何度も何度も思っても、 腕にも足にも力が入らなかった。]
(123) 2020/10/23(Fri) 23時頃
|
|
[ 走って、隠れて。走って、隠れて。 距離としてはせいぜい町内をグルグル回っている だけなのだが、どうにも、何も、休まらない。]
──はっ、はっ、あ……お、おえっ
[ 逃げ惑いながら、見た光景を反芻してしまい、 その場にびちゃびちゃと嘔吐する。 転んで倒れた老人に、何人もの人が殺到し。]
うぇっ…おえぇ……
[ がり、がり、ぐちゃり。 悲鳴、嗚咽、断末魔。 怒号、呻き声。
一頻り胃の中のものを出し切ったようだ。 吐き気は止まらないが手の甲で唇を拭う。 家があれば、そこに立て籠ることもできたのに。]
(124) 2020/10/23(Fri) 23時半頃
|
|
[ 私はよろよろと立ち上がって、目の前のビルを見た。 その雑居ビルの非常階段は、"あいつら"はいないようだ。 各階の踊り場にはビールの樽やモップ、ゴミ箱がある。 そのビルのテナントが物置に使っているのだろう。
あたりは薄暗くなっている。 体も走り続けてボロボロだ。 私は非常階段を踏み締め、1段ずつ注意深く登った。 **]
(125) 2020/10/23(Fri) 23時半頃
|
|
[僕に出来たことは、 兄貴がうめきながら肩を押さえてしゃがんだ時に やっと我に返って部屋から飛び出して。 兄貴の肩の傷の消毒をし、 全く巻き方の知識もないまま、 包帯をぐるぐると撒いたことぐらいだ。
でも、それが何だって言うんだ。 噛まれたら、もう、終わりなんだろう? 止血も、消毒も、意味なんて……]
(126) 2020/10/23(Fri) 23時半頃
|
|
……うるせえよ。
[バリケードの向こうのドアが、 ギシギシと悲鳴を上げている。 いつまで持ちこたえられるのだろうか。 その前に自分が餓死してしまうのだろうか。
――わからない。
鞄の中に入っていた 唯一の食料であるチョコレートは 数日前に在庫を切らしてしまった。
かろうじて、手洗い場の水道水を飲んで 食いつないでいる]
(127) 2020/10/23(Fri) 23時半頃
|
|
相当にかわいそう、だろうがよ。
[かわいそうとは思わない、という ひとつの投稿に悪態をついた]
どうやって 無事に逃げられるっていうんだよ。
[その声は、震えていた]
(128) 2020/10/23(Fri) 23時半頃
|
|
……窓。
[投稿にあった言葉につられて、 唯一光の差し込むそこを見つめた。
ごくり、と喉を鳴らした]**
(129) 2020/10/23(Fri) 23時半頃
|
|
[何か情報がないか必死にSNSを見ていた僕へ 兄貴の声が降って来る。]
「……えーくん。」
[辛そうに額に汗を浮かばせ、眉を寄せていた兄貴が 僕を見て、微笑んだ。 泣きすぎて枯れた喉が、震える。]
う……、……兄貴、…… 僕のせいで、僕が、動けてれば、
兄貴じゃなくて、噛まれるなら、僕が……!
[自分が噛まれたのは、わかってるはずなんだ。 それなのに兄貴は、何もできなかった僕を叱ることも ゾンビになることを嘆くこともなく。
兄貴に縋りついて泣きじゃくる僕の背を撫でて、 酷く安心したような声で、言ったんだ。]
(130) 2020/10/23(Fri) 23時半頃
|
|
「俺はさぁ……噛まれるのが えーくんじゃなくてよかったって思ってる。 俺ら、似たもん同士だな。」
[僕と兄貴は全く違うのに。 勉強も運動も出来て親にも期待されてる兄貴と ゾンビに立ち向かうこともできない、僕じゃ、 似ても似つかないっていうのに。
何故か兄貴は僕にずっと優しくて、 こんなときまでこんなこと言ってさ。]
何、言ってんだよ……馬鹿、兄貴…………
[兄貴は何故か笑ってたけど、 僕はもう、なんにも言うことができなくて。 暫く、ゾンビが倒れたまんまの部屋には、 僕のすすり泣く声だけが響いていた。]**
(131) 2020/10/23(Fri) 23時半頃
|
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る