237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、フィリップ、リー、ヨアヒム、イアン、レティーシャ、ネル、グレッグの7名。
臨床試験が始まり薬を摂取してからもうじき2時間が経とうとしている。サイモンは採血の後ステーキを貪り、いくつかの食事を抱え込むと自室へと引きこもったようだ。それから全く出てくる様子がない。
青山は採血した血液を検査しながら、呟く。研究チームは忙しく個室に設置されたモニターをチェックする人間は手薄だった。
「………薬の効果はよく出てるみたいね…ってあら?……これ、」
ふと画面を見て目を見開く。その小さなモニターにはサイモンの部屋が映されていた。
「……もしかして、ああでも。」
研究者としての性だろうか。本来ならここで試験を中止すべき事案。それでも長年の研究の成果をここで潰したくない。それに"副作用の結果"がどう転ぶのかも見てみたい……。この効果はきっと副作用だろう。どの仕組みかは生体実験をしなければわからないが。
青山は口の端を少し吊り上げ、広間以外のモニターを他の研究員に見えない位置にずらす。
「……副作用がどの程度のものか、ちゃんと調べないとねえ。」
(#0) 2015/08/25(Tue) 02時頃
広間に設置されたスピーカーからどこか言い淀むような青山の声が響く。
「…どうやら、薬の副作用が酷く出ている方がいるようですね…。一種の悪食作用なるものが出てしまっているようです。副作用に関しても研究対象なので、対象の方を今すぐ別室へ移動させて調べたいところなのですが……カメラの調子が悪いようで広間以外の様子が見えません。
お手数ですが皆さんで探していただくことは出来ますか?先程ちらりと見えた様子では、サイモンさんの部屋に行けば……どんな"悪食"かは分かると思いますので、手掛かりになるかと…。サイモンさんの部屋はロックを解除しておきますから。
そうですね、2時間おきにこの薬は強い飢餓に襲われるはずです。なので、その度に副作用が強く出ている方を探して頂きましょう。
その間の過ごし方は、皆さんご自由にしてくださって構いませんので。
……ご協力お願い致しますね。」
(#1) 2015/08/25(Tue) 02時頃
|
─自室にて副作用の連絡>>#0>>#1─ [フィリップとはどれ程ともに過ごしたか
男は自室に戻りベッドに身を投げている時 スピーカーから流される連絡を聞いた
副作用、と聞けば変に納得する この破格の臨床試験に
其れが楽しみであったのだけれど つまらぬ人生を面白くする為に
黙って聞いていれば告げられる被験者名]
……サイモン?
[あのギョロリとした目が思い浮かぶ くるりくるりと手許のライターを遊ばせ ベッドから降りると部屋を出た]
(0) 2015/08/25(Tue) 08時頃
|
|
[モグモグとステーキの後に更に追加した軽食を食べつつの事だった。 響いてきた放送。何事だろうと、自然にスピーカーのある方へと視線が向いた]
あっ、ああ、悪食、ですか……?
[自分はこの通り、皆よりも多めに軽食まで腹に収めたところだ。何事だろうと周囲を見渡したが皆の反応はどうだったであろうか。 おどおどしながらも、自分にもその症状が現れれば厄介かとサイモンとやらの部屋に向かう。 その時にリー>>0とは鉢合わせたかもしれない。此方はサイモンの鍵の開けられた部屋に辿り着くと、コンコンとノックしてみせた]
そ、そそその、さ、サイモンさん? あ、ああ開けますよ…?
[そっと扉を開けば蒸せ返る何かの匂い。嗅ぎ慣れぬ不快な匂い。そして目に飛び込んできたその色に、男は蒼白となり腰を抜かして床に尻をついた]
えっ、えええっ、うああ……?!
[なんだ今のは。驚きに言葉にならず、しかし込み上げる吐き気に襲われて再度確認もできず、口元を抑え顔を歪めた]**
(1) 2015/08/25(Tue) 08時頃
|
|
ーアナウンス・広場ー
[それからどれだけ軽食を摘んでも、食欲は満たされるどころかどんどん肥大しているよう。 軽く身体を動かしたくなり広場内外を散歩したり、トイレへ立ったりと何度か席を立ったが。基本的には広場の席で軽食を摘んで時間を過ごしたか。 そして聞こえてきたのは、スピーカーから響く歯切れの悪い青山の声(>>#1)。副作用やカメラの不具合のこと、サイモンの部屋のことを知らされれば、ふむ…と柄にもなく思案顔。]
うぅん、なんて言うんスかね… らしくない感じッスね。
[これまでは、流石有名優良企業!とばかりに全ての手筈が見事に整えられており、全ての進行が円滑に進んでいるように見えていたのに。 どんな組織や進行にも、予測不可能な事象は起こり得るものなのだなぁ…と。 特にすることもないのだ。アナウンスが終われば、青山に促された通りにサイモンの部屋に向かおうとするだろう。 同じように足を向けた人とは(>>1)、同行することとなったかもしれない。]
(2) 2015/08/25(Tue) 08時半頃
|
|
ーサイモンの部屋にてー
[ヨアヒム(>>1)に続いて室内へと。 自室と似た作りなのに、どこか異質さを感じるのは、漂う独特の異臭のせいか。 訝しながら進むと、上がるヨアヒムの悲鳴と尻餅つく音に驚いて。]
う……ぅわッ! ……………う、うそだろ…
[ヨアヒムの向こうに転がるソレに目を奪われると、放心。暫しその場に立ち尽くすしかなかっただろう。]**
(3) 2015/08/25(Tue) 08時半頃
|
|
[自室を出ようとしたその時、アナウンスの声が響く。その内容を聞けば眉を顰めて。こういった仕事ではこのような不測の事態というのも起こりうるものなのだろうか。だとしても、"悪食"という言葉は副作用として重すぎないか。
(……硝子とか食べちゃったらどうすんの)
悪食の対象が何かも分からずそう呑気に考えて。部屋を出てみればまた ぐぅ、と腹が鳴る。常時空腹の状態のようだ。]
……行ってみようか。
[サイモンとやらの部屋に向かえば、何か分かるかもしれない。部屋の位置など把握していなかったが、扉には名前でも書いてあったか。そうでなくとも、他に向かう人がいたならばその背を追って。……聞こえてくる短い悲鳴>>3>>1には不思議そうに首を傾げる。]
……どうかされたん……?!
[その先に広がる光景には、なす術もなく立ち竦むことしかできない。]
(4) 2015/08/25(Tue) 09時頃
|
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 09時頃
|
―喫煙所にて/リーと―
[ライターの礼だと告げられたなら>>76、確かに借りめいた気まずさは薄れたのだろう。 そんな事を言われてしまえば、にべもなく頷いて、結局は口を付ける。 ――無礼とは、生憎思う余地もない。]
いろいろと。…意外でした。 ……思い描いた人間像と違いすぎて。
生きるためなんて大袈裟な。 でもそれなら尚更、食べておいたら良いのに。
[顔を上げる事がなければ、相手の表情>>77が見えないのも同じく。 ぽつぽつ零した言葉は、きかせる為の言葉ではないから薄く薄く。]
(5) 2015/08/25(Tue) 09時頃
|
|
[可愛いなんて言葉を含んだ子供扱いじみた声には、いっそ拗ねめいて口角を下げたけれど。]
…いいえ、好きです!
[そこまで気を遣われてしまえばついに耐え切れなくなって、勢い良く顔を持ち上げては。 それもまた居た堪れずに、今度は控えめに顔を伏せた。
奥までスプーンを通して口に運んだ、ほろ苦いカラメルを呑み下しながら。 全く測れぬ男の心の奥もこんな味なのだろうかと、自身にしては詩人じみたことを。*]
(6) 2015/08/25(Tue) 09時頃
|
|
―アナウンスと邂逅と―
[小さな容器をすっかり空にしてしまえば、もう一本ぶんの灰を作って。 それから自身も、個室へと戻っただろう。
そうして聞こえたアナウンスに。 どこか億劫げに閉じていた目蓋を、ゆるりと持ち上げた。]
…副作用? まあ付き物といえば付き物か。 僕らに任せずに、さっさと向こうで調べれば良いのに。
[文句は言いはするものの。そう"頼まれた"のであれば、強く反発する事もなく。 にわかに騒がしくなった廊下を思えば、他のモニター達も同じく行動を始めたのだろう、と。重たい身体を動かして、渋々と廊下へ出た。]
(7) 2015/08/25(Tue) 09時半頃
|
|
……、 ヨアヒム、…さん?
[初めに聞こえたのは物音と悲鳴>>1。 自分の聞き慣れぬその声は、直接会話を交わしたことの少ない男のものだっただろうか。 気弱げな姿を思い描くも、こうまで声が乱れることもそうないだろう、と。
ただならぬ気配に僅かに足を早めて近付けば、更に数人>>0>>2>>4が集まってきていたか。]
いったい何の騒ぎです? すみません、入らないなら失礼しても…?
[立ち竦むレティーシャの背中>>4に声を掛けて、横へ退いて貰おうと。 けれど彼に道を開けて貰うまでもなく。その奥に見えた異質な色に、俄かに動きを止めた。]
(8) 2015/08/25(Tue) 09時半頃
|
|
………、は、?
[放心する数名の間から視線を巡らせて、けれどそれでもはっきりと見て取る。 褒めそやされた理解の速さは、こんな時でも健在だったか。
部屋を染める赤に。 その色の元に。 不自然に減った"彼"に。
順繰りに丁寧に、目を通すことはできた。 理解も――できてしまったと言うべきか。]
(9) 2015/08/25(Tue) 09時半頃
|
|
――……ッゔ、
["悪食"。 思考の奥には、先のアナウンスの言葉が蘇る。 とうてい普通の状態に見えないこの場所が、ならば何によって作り出されたか、想像するのは容易い。
ぱし、と。口元を手で覆って。 そのまま数歩、ゆっくりと後ずさる。
異質さに疑問やら文句やらを叫ぶよりも先に、喉の奥から込み上げる吐き気に押し出されるように。 僅かに歪む足取りで、その場を離れようと。
人前で粗相だけはしたくないと、もはや意地にも近い。**]
(10) 2015/08/25(Tue) 09時半頃
|
|
[全身に嫌な汗が噴き出してきている。全身が冷え切っているのに胃から逆流してくる熱い胃液が喉元まで出掛かった。そこには先ほど食べた沢山の食べ物もあっただろう。 ブルブルと震えて両手で口を押さえていたが、人が集まって来ていたことに気付き、腰が抜けたままではあったが]
ひ、ひひ酷い状態で、し、しししし死んで……みみ、見ない方がっ……!
[今更ながらに異常を知らせながら、ひいひいと部屋から扉へ、廊下へ、そしてサイモンの部屋からより離れようとするか。 そして、自分の部屋の洗面所に何とか辿り着けば先ほどまで耐えていたものを全て、吐き出す。 こんな状態でも腹が減るなんて!]
ゔぇ……っ、げぼ、げほ……っ
[扉を閉めるのは申し訳ない事に忘れていた為、音は漏れていたかもしれない。暫し放心していたが、水を流し手を洗い口を濯ぎ、そして涙がボロボロとこぼれ始める]
(11) 2015/08/25(Tue) 10時半頃
|
|
ひぃ、ひ、……あ、くじき……、もしか、して… (空腹が過ぎると、薬が効き過ぎると、まさか、自分を食べてしまうのか?)
[誰かが食らった、などと思い至らなければ部屋に籠っていた彼は自分自身を食らったのかと。そう思い至ればゾッとする。 自分を食べないようにするには、こんな状態でも、食べなければいけない? そう考えてはふらり、青ざめた顔でまた廊下に出る。 その時誰かに会えただろうか、どちらにしろ、その足は広場に向かう筈だった]
(12) 2015/08/25(Tue) 10時半頃
|
|
─サイモンの部屋─ [其処に着いた時部屋の扉は開けられ 前に内部を覗き込む何人かの姿あり
誰もが異常なものを見る顔をしていたか
彼らより彼らの視線の先に興味があった 放送で聞いた"悪食"その手掛かりとやら 鼻に異臭が届く]
ちょいと失礼……
[掻き分けるよう中に入れば強くなる異臭 ジャケットの袖で鼻から口を覆った
ギョロリとした目が印象的だった男 変に体積を減らし赤に濡れていたか]
(13) 2015/08/25(Tue) 10時半頃
|
|
……コレが"悪食"の手掛かり……?
[口許を覆ったままその姿を確認する 成る程とんでもない副作用だ
周りを確認すれば誰が居ただろう 既に何人か立ち去って居たか>>10>>11
まァいいと顔を顰めてサイモンに近付く 感情の篭らない瞳を歪め]
……喰われてる、のかァ?
[そんな事を漏らすが 専門家でも無いから意味ないと離れた
その前にギョロ目が開いたままならば 瞼が残されていたならば そっと指で閉じさせ両手を軽く合わせて]
(14) 2015/08/25(Tue) 10時半頃
|
|
[ホームレスの死体など偶に目にする 仄暗い社会に身を置いているためか 周りよりは冷静な自覚があった]
……大丈夫かィ? 慣れねェモンはあんま見ねェ方が良い
["悪食"とやらが紛れ込んでいると思えば 信用しきれたものではないが ──元々他人など信用していないが 流石に全員という事は無いだろう
部屋の内外で立ち尽くす者に声を掛け 自身もサイモンの部屋を離れて行く
足は広間へと向かっていた こんな時でも空腹を覚えて内心で笑った]
(15) 2015/08/25(Tue) 11時頃
|
|
─採血後の喫煙所/フィリップ>>5>>6─ [ぽつぽつと呟かれた言>>5は聞き取れず 届かせる意思も薄いのだろうと流した]
……そうかィ、好きなら良かったよ
[甘い物は嫌いなら、に対して 強めに上げられる否定の声>>6
其の反応もまた可愛いなどと思いつつ 余り重ねて機嫌を損ねるのは本意でない
紫煙を吐き出し目を薄く細めるだけに留め 口に運ばれる黄と黒を偶に覗き見た
それから紙巻一本と一缶が尽きる迄 ゆるりとともに過ごしたかな*]
(16) 2015/08/25(Tue) 12時頃
|
|
─広場へ─ [無感動な顔は生まれつきで 離婚とともにより酷くなったか
廊下に出てきたハゲ頭>>12と会ったなら 平時と変わらぬ顔で話し掛け]
大丈夫ですかィ? いや大丈夫じゃねェですよね 肩貸しましょうかァ
[近付けば吐瀉物の臭いを鼻が掠めたか でなくともとても大丈夫でない表情
それでも出てきたという事は目的は同じかと 断られたとて向かうはきっと同じ方向で]
(17) 2015/08/25(Tue) 12時半頃
|
|
あんなモン見ても腹が減るなんて すげェ薬ですよねィ
[あんな事をさせてしまうすげェ薬 とは言えず
気を紛らわせられるかと軽口叩いてみるが 其れも受け付けない状態なら噤むだろう]
(18) 2015/08/25(Tue) 12時半頃
|
|
ー広場へー >>17>>18リー
あ、ああ、すいませんなあ… けど、大丈夫です。いや、大丈夫じゃあ無いですが、申し訳ない……。 少し、その、吐きました、から
[一応口は濯いだが其れでも臭いは残るだろう。相手の心遣いに疲れた顔に愛想笑いを貼り付け首を横に振った]
確かに凄い、薬ですが、あれは…… リーさん、でしたか
[チラと相手の名札を確認する。先程も一度見たが念の為。そうしてから、深い溜息をついた]
まさかあんなのを見せられるなんて…。 いえ、あんな目に遭うなんて、サイモンさんも、可哀想に。 ………あくじき……… 自分を食べてしまったのでしょうか その、空腹の、あまり [そんな疑問を零しつつ、広場にたどり着くのだろう]
(19) 2015/08/25(Tue) 12時半頃
|
|
ー広場ー [青い顔、だが吐き出してしまった所為で更なる空腹を覚えて訪れた広間。恐らくはリーと共に。 胃液で喉が焼けるようだったのに、先程のてらてらとした赤黒色に鮮血色にまだ吐けそうな気がするのに腹が減っているなんてまるで悪夢だ。 それでも冷蔵庫から炭酸飲料とパンとを持って来れば、口に運ばずにはいられない。尤も、先程の光景を思い浮かべずに済むようなものを選んだつもりだが]
う、うぇっ、……うう…
[パンを齧り咀嚼する。涙をにじませながらだったが、しかし、今更ながら先程の放送を思い出す>>#1 悪食作用が出た人を探せと言っていた。と、言うことは、あのサイモンと名乗らされた男自身では無いと彼方は思っているのか。 生きている自分たちの中に、悪食がいると。冗談じゃない。冗談ではない。 そもそも、探したところでどうなるのか]
一度、我々を全員調べた方が早いし、安全……なのに……
[誰にともなく呟いては今更ながらとんでもないものに参加したと、涙を堪えつつ炭酸飲料のボトルを呷る]
(20) 2015/08/25(Tue) 12時半頃
|
|
―広間、採血後→放送―
[フィリップと別れたあとも空腹感に急かされるようにステーキを平らげた。食べ終わりナフキンでやや乱暴に口許を拭い、再び水を飲んで口の中の脂っぽさを無くす。 それでもまだ足りない。可能であるならばもう一枚食べたいと思うほどに。]
…奥の扉で食べたいものくれるって言ってたな。 [青山の言葉を思いだし、席をたつ。奥の扉とやらに近付いておもむろに開けた。]
スミマセン、さっきのステーキってまだあります? あ、じゃあもう一枚お願いします。 [この空腹感ならもう二枚くらいいけそうな気もするが。さすがにそれはやめておいた。 承諾の言葉を受けて広場に戻る。新たにステーキが焼かれる間、チョコレートや煎餅といった菓子で空腹を紛らわせた。]
………んん?あくじきさよう? [焼かれたばかりのステーキが再び届けられ、無心に頬張っていたとき。 不意にスピーカーから声が聞こえてきた。 それに導かれるようにサイモンとやらの人物の部屋にいく人たち(>>1>>2)を横目にステーキを食べ続ける。 あとから見に行った人たちに話をきいてもいいし、人がすくなくなってからみてもいいだろう。 とにかく今は、この空腹感を何とかしたい。]
(21) 2015/08/25(Tue) 13時頃
|
|
―広間―
>>20>>18リー、ヨアヒム [ステーキを食べ終える頃にはちらほらと戻ってくる人もいた。 その内の一人であるヨアヒムなどは酷い顔色だ。 それでも冷蔵庫を開け食べ物を口にしているのだから、彼もまたかなり薬が効いているのかもしれない。
こちらはステーキ二枚を平らげ、さすがに空腹感はかなり和らいだ。それでもまた何か食べられそうなきがしているが、先に二人に話を聞きたい。 口許を拭いて席をたち、連れだって広間に現れた二人のところへと歩み寄った。]
顔色悪いですね……。 さっき、悪食作用がでたみたいに放送でいってましたが、何かあったんですか?
[あんなモン、とは一体なんのことだろう。近付いた時に聞こえてきた呟きに内心首をかしげながら]**
(22) 2015/08/25(Tue) 13時頃
|
|
ー広場ー >>22イアン
[話しかけてきたのはエレベーターで会話した男だ。問いかけられ咳き込んでしまうが口元を押さえつつも青い顔を向けただろう。思い出すのも嫌だが、どうせ知らなければ困るだろう。一瞬躊躇った後]
し、ししし、死んでました…… ズタズタになって、血塗れで、う、……っ、す、すいませ……
[眉を顰め顔を背ける。硬く両目を閉ざして暫し気持ちを落ち着けてから、深い深い溜息を吐いた。 炭酸飲料を呷る。炭酸飲料は吐き気を抑えると聞いたのはいつだったか、妻が悪阻の時になんて、余計な幸せな頃の記憶が飛来する]
そ、そその、イアンさん。 見ないほうがよいですよ、それでも、私のように食べたくなってしまいます、から、なあ……。 し、しかし、アレが悪食、なら、腹が減り過ぎれば、自分を食べてしまうのかと、わわ私は、その、ここ怖くて
[だから食べずにはいられないのだと震える手でまたパンを千切り口に運ぶ。 美味しい筈なのに狂っている気がした]
(23) 2015/08/25(Tue) 13時頃
|
|
―自室―
[一杯まで開いた蛇口から溢れる水流を、茫洋と眺める。 胃に入れた物は粗方戻したか。それでも血中まで溶けて染みた即効性の薬は、未だ残ってはいるのだろうけれど。 痙攣じみて震える胃を服の上から抑え込んで、収まらない呼気を無理やりに吐き出して。 苛立ちめいてひりつく呼吸器官を叩けば、更に数度咳き込んだ。]
………ッ、は、……ゔ、
[真っ白なシンクの中で渦巻く水流さえ気色が悪くて、嫌に力の抜けた指先で蛇口を捻る。 閉じ切らない水栓から漏れる水音の中で、そのままずるずると脚の力を抜いて、洗面台に凭れるように膝を落として。 喉に残った苦い味を飲み込む気にもなれずに、縋るように喉に爪を立てた。]
――――…くそ、…なんだよあれ、
[見るんじゃなかった、なんて、いっそ楽観的な思考で脳が埋まっている内はまだ、幸いかもしれない。 空になった胃が収縮するのに苛立ちめいて奥歯を噛んで、けれど噛み合わぬまま、薄くかたかたと鳴った。
しばらくそのまま。 遅くとも、空腹に耐えきれなくなるまでは。**]
(24) 2015/08/25(Tue) 14時頃
|
|
[げほ、げほ、という声に我に帰る。目の前の非現実的な光景に立ち竦んでいたのはどれほどだろう。変わり果てたソレは 確かにサイモンその人なのだろう。しかしどこか足りない。足りない部分は? アナウンスの内容を思い出せば、悪食と言っていたか。ああ、確かにこれは悪食と称さずに何と称すか]
……これ、をやった人を探せって…?
[ぐらりと視界が揺れるような感覚。それでも収まることのない食欲には苦笑を漏らす他ない
室内に充満する血肉の匂いからとにかく離れたい。ヨアヒムのように嘔吐をするほどではなかったが、気分が悪くなるのは確かだ。 ふらりと歩き出せば戻るのは自室。 止まない空腹感は、その悪食作用とやらが出ている人物も同様なのだろうか。ならばまたこんなことが……]
……ッ、…
[そこまで考えて、その先の思考を閉じた。部屋に入ればずるりと足の力が抜けて、恐怖に震える。見つけなければどうなるのか、青山は口にしていなかったがその先の想像はしたくない。それなのに何故だか浮かんでしまうようで。]
……っ、なんで……ッ
[一人蹲り、顔を伏せた。浮かぶのはこの実験に参加した過去の自分への憤りと後悔。]
(25) 2015/08/25(Tue) 15時半頃
|
|
─広場へ/ヨアヒム>>19─ [嘔吐したとて肩を貸す位訳なかったが 作られた笑みを尊重してただ隣を歩く
名札を確認されても気にしない 自身も偽名を覚える気は大して無かった]
ほォ……自分を、食べた? そいつは思い付かなかったですねィ
[放送>>#1は"悪食"とやらが別に居る事を 仄めかす……否、確信している様であった だが態々彼の仮説を折る必要は無いだろう
サイモンの傷はどうだったか 寄って見た際の映像を思い出そうとするが
しかし広場が見えて来たのでやめた これから食事を取ろうというのだ 気分の悪くなるものを思い出すのは後回しに]
(26) 2015/08/25(Tue) 15時半頃
|
|
─広場─ [ヨアヒムは冷蔵庫に向かったか>>20 一人の男が寄ってきた>>21のに気づかず 自身は食事の注文が出来るという奥の扉へ 食に拘りはなく思いつくままに伝える]
さっきのステーキに コールスローサラダ お味噌汁なんて頂けますかねィ
[暫く待てば其れらは出てきた 香り立つトレイを両手で持ち戻れば 先程の光景が説明されていた>>22>>23
パンを口に放るヨアヒムを 気遣わしげに見てから空席に着く
気の利いた台詞が浮かぶことはなく 静かに食事に視線を落とし カトラリーへと手を伸ばした]
(27) 2015/08/25(Tue) 16時半頃
|
|
[眩暈めいてぐるぐる、先のシンクに似て渦巻く思考が僅かなりとも収まったなら、ようやく壁に手を付いて立ち上がる。 残る吐き気と不快感と、空になった吐瀉物の代わりに込み上げるのは――憤り。]
――そうだよ、わけがわからない。 なんだよ、……なんでだよ。
[何一つ理解できない。 理不尽で堪らない。
耳の奥に残るアナウンスも。 網膜に焼き付く鉄錆の赤も。 ――そのふたつが示すところも。
理解できないし堪らない。 自身が巻き込まれているのなら、尚更。]
(28) 2015/08/25(Tue) 18時半頃
|
|
―自室→広場―
[息を切らして広場へ辿り着けば、先客を一瞥――する余裕もない。 脇目もふらずに、常より大きく靴音を鳴らして。 広場の入り口、扉の方へと。]
――おかしいでしょう!? どうしてまだ実験が続けられてるんだよ!!
人が――…、死んでるんだぞ!?
[外部と通信できる――はずの手段は、その程度だったろうか。 僅かに痛む喉を張って叫んでは、幾度かインターホンのボタンを押して。 それから切羽詰っては、握った拳で扉を叩いた。 反応はあったか、なかったか。]
(29) 2015/08/25(Tue) 18時半頃
|
|
――――…っ、くそ、 僕達はモルモットでも――ラットでもない。
[どのみち理解ったのは、この実験が未だ終了しないということか。 ――理解したくもなかったけれど。
未練じみて扉を緩く叩きながら、短い爪を立てて。 ふざけるなよ、と毒吐いては。 口内に残る苦みに込み上げる嘔気に、軽くむせ込んだ。]
(30) 2015/08/25(Tue) 18時半頃
|
|
― 回想:>>1:69 ―
[ころころと転がしてみたり、がりがりと砕いてみたり。その袋に入っていた半数以上は胃袋の中へと消えた。ストロベリーにアップルに、チェリーやイリジクなどという変わり種も入っていたバラエティパック。
舐め終わる頃には、広間にいた人数も大分減っていたか。視界の端に食事を抱え込んだギョロ目の男>>#0が映って消えたその頃、自分も動き出そうかと。]
お先に失礼しますね。
[残っていた面々がいたのなら、にこやかに挨拶を交わしただろう。 そうして自室へと。]
(31) 2015/08/25(Tue) 19時半頃
|
|
― 自室にて ―
[贅沢なベッドに転がって。しかし薬の作用による空腹感によって眠ることは叶わず。広いベッドを右に左に転がって。やっぱり広いと再確認。
そんな意味のない行動に飽きてきた頃、その放送>>#1は聞こえてきただろうか。]
『ご協力お願い致しますね』…ねぇ?
[耳障りのいい言葉だこと…。聞きなれすぎたその言葉回しに苦言をこぼす。こちらの善意に訴えかけるような、遜ったような印象を与えるその実、拒否を許さないその定型文。
…もちろん自分も例に漏れず。 報奨金も待っていることだし。]
(32) 2015/08/25(Tue) 19時半頃
|
|
[まぁそれは置いておいて。それより気になる単語がひとつ。]
あくじきって…悪食だよねぇ んー、虫でも食べてるとか?
[世界にはそれが『美食』とされる国もあったけれど。自分からすれば立派な『悪食』、できれば自分は遠慮願いたい。
それ以上静かにしていても続報が流れてくることはなく。それならば、とりあえずは放送に促される形でサイモンとやらの部屋へ行ってみようと。]
(33) 2015/08/25(Tue) 19時半頃
|
|
― サイモンの部屋の前 ―
[サイモンの部屋がわからないかも、などというのは杞憂に終わった。なぜならもう、そこには人で賑わっていたから。…悪い意味で。]
どうかしましたか? 皆さん、顔色が良くないようで…
[部屋を覗いては顔を青白くして悲鳴を上げる面々に首を傾げる。中には口元を抑えてその場を離れようとするもの>>10>>11もいる様子。]
(34) 2015/08/25(Tue) 19時半頃
|
|
[何がなんだかさっぱり分からず、とにかく自分も現状把握に努めようと。 その部屋を確認するべく、部屋から離れようとする彼らとは反対方向へと足を進め。
そうして覗き込んだ部屋の中。 認識できたのは、赤 あか アカ。
喉がひゅっと、音を立てる。 どくどくと心臓がうるさいほどに音を立てていた。]
(35) 2015/08/25(Tue) 19時半頃
|
|
[感情を見るのが好きだ、測るのが好きだ。
なぜなら『感情』は『生』を意識させるから。 生きているからこそ、感情が動くから。 感情をみれば、生きているとわかるから。
生きている人を見ることが好き。 感情を測ることが好き。
だから、 感情が動かない人をみるのは、ダイキライだ。 散々重ねてきた仕事、なんでもやったけど『殺し』にだけは手を出さなかった。 面倒なんてただの言い訳。本当の理由は、ただひとつ。]
(36) 2015/08/25(Tue) 19時半頃
|
|
[ぐちょりと歪んでいるそれは、ようやっと人間であったと判断できるくらい。欠けているというよりは減っていると言ったほうが正しいか。
鼻につく鉄臭さ。空調が効いているだろうに、空気が生ぬるく感じるのはどうしてか。せり上がってくるものをどうにか押しとどめて、部屋の中の彼>>13に問う。]
リーさん…その、サイモンさん、は
[生きているんですか。出た声は掠れているし、聞くにもバカバカしい。どう見たって彼はもう。]
(37) 2015/08/25(Tue) 20時頃
|
|
喰われて…っ!?
[返答はどうだったか。聞こえた声>>14に目を見開くと同時に、放送で聞いた単語が蘇る。 まさか比喩でも隠喩でもなんでもなく、そのままのとおり『悪食』だったとは。]
…っ、ごめんなさい、 失礼しますね、
[今度こそ口元を手で押さえ。倒れそうになる身体を廊下の壁に預けることでなんとか耐えて、自室への道のりを辿った。]**
(38) 2015/08/25(Tue) 20時頃
|
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 20時頃
|
─サイモンの個室/ネル─(>>13>>14軸) [口許を覆い部屋内に入った所で 後ろから声を掛けられる>>37]
ネル……サイモンは……、
[彼女の様子は既に見た後のようで まだなら視界を覆うことも出来ようが 既に遅いと悟れば目を伏せた
投げられた質問も願望の様なものか コレを見て生きていると思う者はいまい 居た堪れず目を逸らしてしまった]
……死んでるみてェだ……
[返事が断言の形でなかったのは そうでない現実を期待して 彼女と同じ理由だったのかも知れない]
(39) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
|
|
[喰われてるのか、と素人による 観察の結果を述べているときに ネルは立ち去ってしまったか>>38
冷たい瞼を降ろし手を合わせ
彼女には声を掛けることも出来ず]
……ひでェことしやがる
[感情の表れにくい顔の下 彼の冥福を祈った*]
(40) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
|
インターホンの音が響けば、面倒くさそうにそちらを見る。声(>>29フィリップ)は研究室にしっかりと響いていた。それでも出なかったのは単に面倒だったからではないだろう。
「……面倒ねえ…。実験を中止に、なんてするわけないじゃない。これの開発にどれだけの時間と費用を要したか…。
それに、これに対する対策をどうするのか……
確か、そういう"ゲーム"あったわよねえ。」
薬の副作用について研究ができるだけでなく、その効果があの衝撃でも消えずにいるというのは嬉しい話。自分の作り出した薬の素晴らしさに酔い痴れながら、モニターの前に座るその姿はまさしくマッドサイエンティストといえよう。何よりの不幸は、青山が自らの手腕に自惚れ、そして被験者の命をモルモットを扱うかのように軽んじているということに気づいていないということか。
(#2) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
「すみません、フィリップさん。実験を中止したくて出来なくて……その、そちらの扉が故障してしまったようで開かないのです。カメラといい扉といい、前日も点検をしたはずなのに先程から回線が途絶えてしまったようで……。
皆さんご確認頂けましたか?どうやら味覚に異常をきたしている方がいらっしゃるようなんです。…恐らく一人ではないと思います。回線が途絶える前にサイモンさんの部屋を見ましたが、あの遺体の状況なら恐らく複数……。扉が開かないので見つけていただいても連れ出すことができないままなんです。」
(#3) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
そこまでは怯えたような、戸惑ったような声を含んでいたが そこから先はどこか楽しんでいるような声色で、淡々と提案を。
「こちらで幾つか器具をお貸しします。食事を作る扉の方にその箱をお送りしますから、どうか皆さんでその方の処理をお願いできますか?
生体実験が望ましいんですが……最悪細胞が取れれば良いので、動きの止め方は皆さんにお任せします。皆さんでその作用が出ていると思われる方を処理して欲しいんです。遺体は後で回収しますから。
だって、これ以上の犠牲者を出したくないでしょう?2時間おきの飢餓の度に、飢えた獣に襲われたくないでしょう?……なら、これは必要悪だと思うんです。
大丈夫、ここで何が起きたとしても、一切の責任は私が負いますから。………ふふ。」
(#4) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
|
―サイモンの部屋にて―
[次第に集まった被験者たちは、自分と同じようにその場に立ち尽くす者(>>4)や吐き気を覚えたのだろう顔を歪ませすぐに立ち去る者(>>10、>>11)、目の前に転がるソレに手を合わせる者(>>14)と、反応は様々だった。 そのひとつひとつを、何故だかとても冷え切った頭で見ている自分が居た。唐突に突きつけられたものは、あまりにも非現実的で。 移り変わっていく人々の動きと、変わることのない転がるソレとを、呼吸も鼓動も忘れたようにただただ立ち尽くし、まるで映画のワンシーンを眺めているかのように“見ていた”。 とっくにキャパを越えた脳に届いた言葉は、ひとつ。 “……喰われてる、のかァ?”(>>14)]
そう、みたいッス、ね…
[独り言のように、ぽつり零れた言葉には確信が込められていた。“見ていた”から分かる。自分で自分を食べたとしたらあり得ないような場所さえも無惨に引き千切られている。それに見たところ、肉を削ぐ道具もこの場に見当たらない。 殺されてから喰われたのか、それとも生きたままに喰われたのだろうか。 そこまでは流石に分からなかったが――]
(41) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
|
|
自分の肉喰われるって… 一体どんな気持ちだったんスかね…
[純粋な疑問を口にすれば、ウッ…と腹の底から込み上げる物を感じて。 足早にその場を離れようとするだろう。]
(42) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
|
|
ー広場ー
[広場にてパンを平らげ、それでもまだ腹が減る。リーがステーキを更に注文していたが、頭が拒否するのに腹が反応するのがとても恐ろしかった。 今は肉は食べまいと、また軽食からチップスを持って来ればバリバリと音をたてて囓る。炭酸飲料もお供に。 しかしあれが自分が仕出かした事ではなく、誰かがした事であると言うのならば。それは一体誰なのだろう。 今まで接し少しでも言葉を交わした人物達の中に、そんな事をして平然としていられる人物はいたように思わなかった。 強いて言えば一言も交わしていない人物。先ほど集まりま薬を服用した際、ちらりと横目で見た名札は【ネル】だった。あの人物が?だが、他に会話した中にいるとは、思えなかった。思いたくなかった、特に目の前のリーとイアンはとてもそうは思えなかった]
そそそその、何故実験は、ちゅ、中止しないので、しょうかなあ……。 ……はあ。 [疑念は話をしていないというだけである1人に向けられる。しかし、それは己にとっても相手から言える事で、疑心暗鬼にもなりがちなこの状況に溜息をつきながらチップスを口に運ぶ。そんなつぶやきの後、恐ろしい放送が流れていたのだった]
(43) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
|
|
[否、先ほどのものは放送ではなくフィリップのみにあてられたものだったかもしれない。 しかし嫌な想像をしてしまっては、渋い顔でそれでも食べ物を貪る姿があった]
(44) 2015/08/25(Tue) 21時頃
|
|
[イアンやリーはその後どれだけ食べたのか。どれだけ、会話する事があったのか。 二人とも自分に比べて若く、もしあの悪食で"誰かに"食われてしまうならば哀しい。他のメンバーにしてもそうだ。そんな中、一切言葉を交わしていない人物【ネル】にばかり男は不安を募らせるだろう。 もし男が誰かを疑えと言われれば、お互い様に指し示仕返しが予想されるその人だ。 だが、しかし]
……サイモンさんも可哀想に。 あんなに、若い人が……。
[自分が死にたい訳ではない。娘の晴れ姿を見たい。だが、それでも譲れない思考が男にはあった。 立ち上がり食べ物を幾つか手にすると広場の人物らに頭を下げる]
す、すいません、考え事をしたいので、部屋に戻ります。 …何かあれば、扉はその、開けておきますから…そそその、ぜひ、来てください……
[そんな事を言っては自室に向かう。そして、扉を少し開いた状態でベッドに座り荷物を漁り始めた]
(45) 2015/08/25(Tue) 21時頃
|
|
[聞き覚えのある声で返ったのは、如何にも申し訳なさそうな言葉>>#3。 その内容は、そう騒がしくもない室内にも聞こえはしただろうか。
言い訳じみた言い回しも、変わらない事実も。 全てが耳を通れば、変わらず溢れるのは腹立たしさ。]
何を呑気なことを、………っ、?
[握った拳に力を込めれば、爪が手のひらに食い込む。 それすら気にも掛けずに、尚も言い募ろうとした文句は。 一転変わった声色に、語られる言葉に>>#4。 反射的に呑んだ息と共に、霧散した。]
(46) 2015/08/25(Tue) 21時頃
|
|
……は、え、 なにを、……?
[続ける言葉を失っては、代わりに震える息が漏れる。 嫌にはっきりと告げられる言葉は、確かに思考を通って意味を成していっているのに。 理解ができないとばかりに、相手の顔も見えないインターホンを開いた瞳で見つめた。]
……それは、つまり。つまりさ。 ひとを殺せって言ってるのか…?
[震える声は、殺せ、と。自ら絞った言葉に、更に大きく揺れて途切れた。]
(47) 2015/08/25(Tue) 21時頃
|
|
[返答の代わりに、かたりと音を立てて差し入れられる"器具"の箱。 それを確かめる気にもなれずに、扉の前にずるずると屈み込む。
獣に襲われたくなければ、と。 どこか愉しげな女の声は答えたけれど。]
――――…っ、 ……僕達は獣じゃない、…人間だ。
人間の世界に。 食物連鎖なんてあってたまるかよ…!
[こんな場所で、こんな理由で。 命を脅かされるとは誰が思おう。 しかも人道的とは到底言い難いやり方で!
空っぽのはずの胃が震えるのは、決して嘔気だけではない。 止まぬ不快感に口元を覆って、代わりに滲んだ涙は喉を鳴らして呑み下した。]
(48) 2015/08/25(Tue) 21時頃
|
フィリップは、ヨアヒムに話の続きを促した。
2015/08/25(Tue) 21時頃
|
─広場─ [肉を大きく切り分け口に運ぶ 赤い部屋を出たばかりでも腹は鳴った
コールスローと味噌汁と 食べても飲んでも満腹にならない 肉の枚数を多くした方が良かったか
それでも平らげれば一区切りと 其処で止めておくことにした
何故実験を中止しないのかと>>43 ヨアヒムが呟くがそれは与り知らぬこと]
(49) 2015/08/25(Tue) 21時頃
|
|
会社側は何やってんだかねィ
[そんな返事をした時に流れた放送>>#3 一応閉口するが聞かれて困る事でもない
これは明らかな異常事態 猛獣の檻の中に入れられた様なもの いろいろなものが、狂っていた]
(50) 2015/08/25(Tue) 21時頃
|
リーは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
[女性――青山からの返答は、広場の他の人物にも聞こえはしただろうか>>44。 そうでなければ伝えるべきだとは思えど、冷静に報告をする余地は未だどこにもない。
ただ、蹲る背中に聞こえたヨアヒムの声>>45だけは、耳鳴りめいた聴覚も拾っては。]
―――…おかしい、 狂ってる、………っ、
[震えた声で、変わらぬ詰まった声で、それなのに。 暗に自己犠牲を仄めかすような、その声が。
自分には到底理解が出来ないと、八つ当たりめいて呟いた。]
――――いやだ、
[何より一番苛立ちを覚えたのは。 自分の代わりに彼が犠牲になってくれるのならばその方が良い、なんて。 一瞬でも過ぎった、潔癖とは程遠いその思考。
もはや何に対してか、誰に対してか。――吐き気は止まない。*]
(51) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
フィリップは、リーに話の続きを促した。
2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
―自室にて―
はッ…ぁ、ぅう゛……
[自室に走り入り、内からカギが掛ったことを確認すれば、玄関先にへたり込む。せわしなく肩を上下させて荒い呼吸を繰り返し、込み上げる嗚咽を必死に抑え込もうと口をパクパクと動かして。]
出、るな、ぁ……ケホッ、ぅ、う゛…
[既に目尻には涙が浮かぶ。伸ばしてどこにも縋り付けず、空を掻いた両手を首に添えて。 逆流しようとせり上がるものを止めようと、両手にグッと力を込めた。]
(52) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
ー自室にてー
[扉を少し開いたままベッドで荷物を漁る。傍らには広場から持ってきた軽食を置き、モグモグと摘みながら。 取り出したのはペンと手帳。其処に震える文字で何かを書いていく。 時折涙ぐみながら、書き込むのは謝罪と愛。
男は、自分が自分を喰ってしまうのではとも恐れていたし、もし誰かが"悪食作用"とやらでサイモンを殺したように誰かを…と言うのならば、自分を殺しに来る可能性もあると考えていた。否、若者が死ぬよりはと考えていた。 それは彼らの殆どが我が娘よりも若かったからかもしれない。そして何より、こんな死の場面で自分が生き残ってしまう事が怖かった。 生きて、娘の幸せな姿を見届けたいつもりはある。孫を抱きたいとか、そんな細やかな希望は勿論男にもあった。 だが、何より。この実験に生き残り、その事で心無い噂をたてられ、娘の幸せを壊してしまいかねない方が辛かった。 死んでしまえば、むしろ謝罪金が上乗せされるかもしれないなんて打算もある。 だから、万が一の事も考えて…遺書を]
ううっ、春江……
[涙を流しながら、それでも、食べ物を口に運ばなくてはならない身の何と恐ろしいことか]
(53) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
―霞む視界の中で―
[このバイトを紹介したのは、姉だった。 知らされたのは細かな応募手続きが終わり、バイトの詳細が決まった後。 空詩のスケジュールの管理は、全て姉が行っている。これまで姉が空詩のためにと見つけてきた仕事の中には、危険な内容のものも多かった。 それでも、空詩に“死”が迫るということは決してなかったのだ。 それだけで彼は幸福だった。]
ケホッ、ぅう…コホッコホッ… もう、おれ は、いらな い、の……?
[乾いた音が口から洩れて頭の重みと痺れで視界が霞めば、その手は自然と離れたか。 結局、体内のものは何一つ零さぬままに。 痙攣してひくつく気管が、時間を掛けて呼吸を取り戻すまで。暫く頭を壁に預けて、その場で座り込んでいただろう。 満たされない身体は、未だに飢えを訴えて。]
(54) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
[後悔なぞいくらしたところで時は戻るはずもなく、ただ無為な時が無情にも過ぎていくだけ。ふつふつと湧き上がるのはまた空腹感。
(…こんな時、なのに…)
適度な空腹感なら抑えることができる。それでもこの薬は刺激が強すぎる。1粒で充分だったのではないか、なんて言い出しても後の祭り。いつまでも部屋に閉じこもっていても仕方がないだろう、と立ち上がる。 空腹を主張する腹を抱えながら、ふらりふらりと部屋を出て向かうは広間。あそこならきっと誰かいるはずだ。
まさか自分以外の全員に悪食作用が出ているなんてことはないだろう。特に、ヨアヒムのあの反応は嘘だとは思い難い。だから誰かと共に……少なくとも多少の信用は置ける人物のそばにいればきっと大丈夫。
広間には誰がいただろう。食事をとる姿を見れば、こんな状況で…と呆れながらも隠せない空腹感が襲う。そのまま会釈して、こんな状況でも"上手な"作り笑いを浮かべてしまう自分はもしかしたら可笑しいのかもしれない。]
……皆さん、食事されてたんですね……
(55) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
[それでも声は弱々しくはあったが。突如聞こえたアナウンス>>#4から耳を疑うような言葉の羅列。何か食べようかと奥の部屋へと向いていた足はピタリと止まる。]
……っ、い、……ぇ、…なんで……
[死にたくない、こんな状況に突然放り込まれ……おまけに疑わしきは黒と断定して殺せと?そんなことができるわけもない。ああ、でもやらなければこちらが殺されてしまうのだろうか。
(…死にたくない……っ)
抱えている仕事もクライアントも、それ以外のことで生に執着する理由などなかったが頭を占めるのは溢れんばかりの生存欲。]
……なん、で、何なんだよ……本当……!!
[くしゃりと髪を歪める。ああ、もうどうして。扉でも壊してみようか。開かないというのなら叩くか蹴るかして破ることはできないのだろうか。纏まりのない思考を持ちながらも、奥の扉の方へ、そしてその箱を覗いてみて]
(56) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
― 自室 ―
[なんとか自室に辿り付いて、ベッドへと倒れこむ。先程のようなお気楽な行動はとっていられない。
目を閉じれば思い出す、部屋の惨劇。]
…っ、
[あの部屋から離れたはずなのに。あの短期間で着くはずもないのに。 部屋の空気が生ぬるい気がして。自分から生臭い匂いがしている気がして。
シャワーでも浴びたいと駆け込んだシャワー室。洗面台を目にしたら吐き気が再びこみ上げてきて。]
(57) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
は、が……っ、ぐ――――ぁ、
[胃の中のものを出し切って。出し切ってもなお、何かを吐き出そうとする身体。口一杯に胃液の味が広がった。
しかし、空腹になれば壊れた中枢が欲望を訴える。]
こんな時に。 こんな時に? こんな時なのに!]
は、はは、はははははっ! ――――ばっかじゃないの…っ!
[鏡に映る自分はなんとも酷い顔をしていた。]
(58) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
―広場へ―
[何度もよろけながら、ようやく戻った広場に聞き覚えのある声が響く(>>29、>>30)。]
フィリップ…
[その声に、ようやく顔をあげられた気がした。 「僕たちはモルモットでも――ラットでもない。」 当たり前のことなのに、酷く突飛に感じたその言葉は。ゆっくりゆっくりと染み込んで。 ……そうだ。俺たちは、人間だ。 むせるフィリップの隣にゆらり歩みより、声を張り上げ扉を叩く。]
出してくださいッ! ……おい、聞こえないのかよ。出せよッ!! 人が、死んだんだ… ケーサツ、ケーサツ呼ばせろよ! 悪食効果?そんなの出たなら、 早くビョーイン連れてかないと いけないだろッ!!
(59) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
────ッ!!!
[ああ、そこにはメスのような刃物や、薬の瓶なども入っている。その薬がどんな効能があるかなんて言わなくても想像がついてしまって、後ずさるようにその箱から離れ、扉の部屋からでた。
その凶器は、青山の言葉にさらに現実味を帯びさせるようで……非現実的だとさえ思ったサイモンのあの姿を脳裏へと思い起こさせた。それは即ち死を連想させる。]
……ッ、死にたくない……!嫌だ……ッッ
[貸すれかけた声で呟いた声は誰かに聞こえたろうか。表情は普段の作り笑いが消え、公衆の面前というのに恐怖に歪み……どこか色のないような怯えた表情が映る。
足から力が抜けるように、すとんと地面にうずくまるだろう。]
(60) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
[その場に【イアン】は居ただろうか ならばじとりとその姿を見流しただろう
よく傍観者然>>0:125としていて 会話をしていてもどこか距離を感じた
元々他人の集まりだがそれが強いのが彼 職業のせいだったかも知れないが 其れはリーの与り知らぬ事
放送後サイモンの部屋に来なかった そんな浮いた所も推しやすい理由
この場でもし一人選べと言われたならば リーは【イアン】を指すだろう
近しく思える者が"悪食"でないといい そんな願望も抱いて]
(61) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
[熱いシャワーを浴びた。意味も分からず流れる涙もお湯とともに流してしまおうと、ただひたすらに。 とにかくこの『匂い』から一刻も早く離れたくてソープ類で無茶苦茶に洗い流す。]
しにたくない… しにたくない、よ…ぉ
[今自分が死の淵に立っていること。それをようやく実感すれば足から力が抜け、歯がガチガチと音を鳴らす。
自分は『生きるため』にこの実験に応募したのに、それが今、『死』の危機に瀕しているなんて。 綺麗なまでに本末転倒。作り笑いすら出てきやしない。]
(62) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
[いつまでシャワー室にこもっていたか。髪の毛を乾かすことも億劫で、滴る雫はそのままに。 ただ、流れ落ちてしまった『斎藤』…いや『ネル』か。『ネル』の顔はもう一度しっかり『作らなければ』。]
ん、完璧。
[鏡に映った『ネル』の顔。出来栄えはあまりよくないよう。やはり動揺が、腕に出る。
そうしている間も空腹感はおさまらない。苦笑いできるくらいには回復した自分にそれこそ苦笑いをし、広場へと。 きっと広場に行けば、何か分かることがあるはずだ。]
(63) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
|
|
[非現実めいた現実は到底受け容れ難い。 もはや何も聞きたくないと、耳すらも塞いでしまいたくて、 けれどそこに聞こえた張り上げる声と、自身を追って叩かれる扉の音>>59。]
……グレッグ、
[扉伝いに伸ばした手は、彼の袖なり何なり、掴むことは叶っただろうか。 誰かに縋り付くなんて――今まで一度も、した事はなかった。許せなかった、のだけれど。
何にせよゆるりと顔を上げれば、何度も見たはずの笑顔の面影も無く。
――だけれど。 彼の姿は誰よりも、正しく思えた。 人間の心理なんて単純なもので。自身と同じ行動を取っていただとか、そんな些細で都合の良い理由だとしても。 初めにどこか眩しく感じた、瞳の光はそのままに。
彼は"まともである"と。 ――願望か確信か、それでもそう思う。 そう思いたかっただけかも、しれないけれど。*]
(64) 2015/08/25(Tue) 22時頃
|
|
[誰か一人を、と、言われたのならば。 【イアン】を選ぶことになるだろうか。
全員と等しく言葉を交わした後では、こうなるならば誰とも視線を合わせず、社交辞令すらも捨てて、関わりを断つべきだったのかと――思いはするけれど。 それもどの道、たらればの話。 何より自身の矜持が、きっとそれを許さない。
――ならば、ただ "被害者の部屋の前でかち合うことがなかった" なんて。 チープな推理小説よりも安直な理由で選んでしまう自分に。 矜持なんてものが適用されるのかと問われたなら?]
……やった、なら。 この中にいるなら。 自首のひとつも――してみせろよ…。
[結局は責任逃れめいて、もしも自分だったなら果たせないような進言――否、文句を。*]
(65) 2015/08/25(Tue) 22時頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 22時頃
|
[恐怖に身が竦み蹲りながら、ああ誰かを選ばなきゃならないのか なぞ冷静に頭を働かせる自分がいる。それはまた自己嫌悪を引き出しては、強烈な吐き気と浮遊感に苛まれる。
(……だれか、えらばなきゃ……?)
ならあそこで出会わなかった人物。ああ、名前がわからないが【イアン】を選ぶだろう。広間にずっといたようだった。そんな風に考えながらも、犯人は事件現場に戻るなんてミステリーのありがちな展開まで思い浮かんでしまうが……纏まらない頭ではそこまで考えが及ばず。]
……そんな、こと言って……君だったりしないの……、
[なんてフィリップ>>65の言葉にはそんな言葉が口をつく。ああ、こんなことを言いたいんじゃないのに。自分の醜さを突きつけられているようで気分が悪い。
それでも、そう言わずにはいられなかった。誰がやったのか、それを探さなければ自分が殺されてしまうかもしれない。……そんなあり得ない状況で、ひどく疲れてしまっていた。]
(66) 2015/08/25(Tue) 22時頃
|
|
― →広場 ―
[自分以外の皆はどうしているだろうか。部屋にいるだろうか、それとも広場に集まっているのだろうか。
なんとなく独りでいるのが嫌になって。『生きている』安心感を味わいたくて、足を急がせる。]
…は? 何言ってんの
[広場に着くというところで、胸糞悪い放送>>#3>>#4を聞いた。どうお世辞に言っても、最悪だとしか表せない。
言葉では繕えていても、そこに宿った狂気が繕えていなければなんの意味もないだろうに。]
(67) 2015/08/25(Tue) 22時頃
|
|
[流石にとんでもないお願い>>#4を聞けば 無感動な顔も崩れ焦りを見せる
ヨアヒムは席を立ったか>>45 何か無謀な事を言っていたが諭す余裕もない]
はァ、器具……?処理……? その"飢えた獣"と一緒に 閉じ込めておいて何言ってんだ……
[此処に居る人間の殆どが"真っ当"で 獣じみた行動を起こした存在も 見た目はヒトの形をしていて
誰がそんな事ををできるというのか 手のひらを見ると震えていて 自分ですら"こう"なのだ
ああ、なんて馬鹿げてやがる]
(68) 2015/08/25(Tue) 22時頃
|
|
>>23ヨアヒム
[サイモンの部屋で何が起きていたのか。 まったく知らない自分は何をそんなに青くなっているのか、と回りからしたら呑気にしか見えない表情でヨアヒムを見つめていたことだろう。 だが、その口からサイモンの『惨状』を聞けばぽかりと口を開けて。]
は………?死んで……? ってなんで………ズタズタ?あ、くじき………って………!
[告げられた言葉。放送内容。それらが頭のなかで合致した。 『嘘だろ………』と言葉にならない声で呟く。]
ひ、悲鳴も聞こえなかったよな……? そんな…いつ………
[ずっと広場にいた自分は、それぞれの個室で何が起きたのかなどまったくわからない。自分の個室にいたのなら怪しい物音のひとつも聞いたのだろうか。 急に告げられた現実味の湧かない言葉も、嘘をつきそうもないヨアヒムの真っ青な顔をみればそれが真実なのだと嫌でもわかってしまう。 わかってしまったからこそ、その言葉の後半は右から左へと流れていっていた。 本当に殺されているのか。それを確かめたい気持ちと、わざわざ死んでいる人を見に行って何になるのか、という思いが交錯する。]
(69) 2015/08/25(Tue) 22時頃
|
|
[祈りめいて吐き出した声に弱々しい反応が返った>>66なら、弾かれたように顔を上げた。]
ふざけッ、――…ないで、ください。 僕にあんな、………っ、
[何度でも甦る、"犠牲者"の惨状。 あんな獣じみたことを自分がすると思われているのか、と。 未だ残るなけなしのプライドに、水の膜の滲んだ瞳で睨めつける。 目蓋の裏のフラッシュバックに、憤って上げた声はだんだんと勢いを無くしたけれど。]
――――ッ、 …、その、箱は。
[見つめた表情は、自身に負けず劣らず酷いものだっただろうか。
――疑心と、生存欲。
睨む視線は力を失くして、そのまま彼の近場の箱>>60へと落とされた。 代わりに覗き込む勇気なんて、ありはしないけれど。]
(70) 2015/08/25(Tue) 22時頃
|
|
[つまり放送は、自分たちに『殺し合いをしろ』と言っているのだ。一切の責任は私が負うなんて、ひとりの人間にそこまでの責任が果たして負えるものか。]
…ほんとにね。 貴女にそんな大きな責任が取れるようにも 思わないけれど?
[広間の外で呆然と立ち尽くしていれば、中から聞こえる抗議の声>>48>>59。それに突き動かされるように広場へと足を踏み入れて、歪んだ顔で言葉を紡ぐ。もちろん、返答が帰ってくることは期待していない。]
(71) 2015/08/25(Tue) 22時頃
|
フィリップは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/25(Tue) 22時半頃
|
ー自室にてー
[矢張り先ほどの放送は空耳では無かったのだろうか、皆がそれに対して憤りしているのには気付かぬまま。 ただ1人案じるのは娘の将来。 知識なんてどこかのドラマで見たようなものばかりだけれど、と先ほど聞こえた担当者の声をちらと思い出す。 自分は絶対手を下せない。 殺人者の娘など、誰が娶ってくれる?娘の幸せだけは壊したくないのだ。 自ら手を下さなかったとしても、人の口に戸は立てられない。この実験での生き残りと言われれば何を噂される? 殺人者となってしまったら、娘の、そして生まれるかもしれない将来の孫の可能性まで摘んでしまう、そんなドラマを、昔みて。 そんな馬鹿げた事をなんて自分とは遠い世界だと思っていたのに今になって脳裏に甦る。 生きて娘に会いたい。 だが、それで娘の幸せを壊してしまったら? ただでさえ片親で肩身の狭い思いをさせてきて。 今、幸せを掴もうとしているのに。 食べ物を貪りながら嗚咽する]
うう、…うえっ、あ、ああ……!
[それでも、涙も食欲も止まらない]
(72) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
|
|
[自分の弱々しい呟きには、怒りが弾けたような声が一瞬聞こえ、顔を上げフィリップ>>70の顔を見る。恐らく恐怖やら疑念やらで酷い顔のはずだ。 少し水分の多い瞳で睨みつけられれば「……ごめん、」とつぶやき返すだろう。
ここにいる全員、その全員がどんな人物なのかを知らないのだ。ならば当然誰もが疑われる可能性があるということ。]
……あんな、酷いこと出来る人なら……だってさ、そうやって自分がやっていないように見せて、安心させて…ッ…ころ……ッ…
[呟いた言葉は途中で紡ぐ。ああ口にするのも怖い。殺すつもりなんじゃ、なんて相手を疑う言葉を吐くこの口を今すぐ塞げ、と脳は言うが体は動かない。]
……ごめん、ごめん。…どうかしてたね……。その、箱……色々入ってた。
[そうぽつりと呟く。藍色の瞳には自分よりも若い彼に疑念をぶつけてしまった情けなさや悲しさや、疑うことの辛さで涙が少し浮かんでいたか。]
(73) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
|
|
―広場にて―
[夢中になって扉を叩いていると、横から“名”を呼ばれた(>>64)ことに数秒間を開けて気が付き、視線を向ける。 フィリップの伸ばした手は、袖を掴んでいただろうか。その視線はかち合っただろうか。 不意に胸の苦しさと涙腺の緩みを覚えて。結んだ拳に力を込めては、無理に笑おうと試みたが、きっとそれはとてもぎこちないものになってしまっただろう。
そうしているうちに、青山の狂ったアナウンス(>>#3、>>#4)は響いただろう。 絶望的なその状況を、耳に残る微笑みと共に突きつけられる。気の触れたその言葉の意味がのみ込めないまま、器具とやらの入った件の箱を目にすれば、暫くはその場にへたり込むことしかできなかっただろう。
遠くで誰かが、「あぁ、お腹減ったな…」と呟いた気がした。]
(74) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
|
|
[異常をきたしてしまった人がいる。獣が、いる。それをどうにかしなければ、いつか…喰べられてしまうかもしれない。異常。まさしくその言葉に尽きよう。 ただ、異常なのは『人』ではない。この状況こそが異常なのだ。]
…………、
[この中に、なんてそれこそ実感は沸かない。初対面だが、そんなことをするような人がいたかと言われるといないとしか言えず。しかし、薬の所為で急にそう″なってしまったのなら…。考えれば考えるほどに、深く飲み込まれるよう。
そういえば…人数が足りない気がする。何度か見かけつつ、結局今まで話したことのない男>>45はどこかへ行ってしまったらしい。名前はなんといったか…【ヨアヒム】と呼ばれていたか。
この状況下で部屋に戻ったのか。 ひとりで部屋にいるのか?なぜ? 全員でいた方が、お互いを見張るという意味で安全じゃないか…。
サイモンの部屋の前で見かけた彼が、そんなことをするとは思えなかったが。ここにいないという現状が、疑心を加速させた。]
(75) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
|
|
>>61リー
[扉に向かって叫ぶフィリップ。出入り口から聞こえてきた声。 そして、さらに同じように叫ぶグレッグ。
青山の話によれば、自分たちで『悪食作用』が出た人物を『処分』しなければならないらしい。 そんなことができるはずがない。先程まで他人同士とはいえ、それなりに穏やかに談笑し一緒に食事などしていたのに。 そう、思ったのだが。]
な、に見てるんだよ………。 俺を疑ってるのか………?! 俺はずっとここにいた!個室に籠ってたあの人を殺せるはずないだろ………?!
[明らかに疑惑の視線を向けてきたリー(>>61)に、叫ぶようにして言葉を放つ。 このままやってもいないことの罪を着せられて殺されてしまうのか。 そんなことは絶対に嫌だった。]
(76) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
|
|
お、俺はやってない!! やってないからな……!
[広場にいれば皆に殺されてしまう。 そんな妄想に取りつかれ、踵を返した。向かう先は『凶器』があるという奥の扉。 そこにはまだレティーシャはいただろうか。いたのなら押し退けてその箱に近づくだろう。 そこからメスをひとつ握り、足早に出ていく。]
そう簡単に殺されてたまるか……っ! 俺のところに来たら返り討ちにしてやるっ!
[捨て台詞。そのまま走り去るようにして自室へと。 しっかりと鍵をかけて布団を被る。 ガタガタと止まらない震えとメスを抱えて。 そのまま、再び強烈な食欲に襲われるまで部屋から出ようとはしないだろう。
もし、絶対『処刑する人物』を指名しなければならないと言われたら? 真っ先に疑惑の目を向けてきた【リー】を指差すだろう。それはまるで、仕返しのように]**
(77) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
|
|
[周りを慎重に眺めていれば、いつぞやコーヒーをくれた彼>>68が目に入る。いつぞや、なんて。つい数時間前なのに。あぁやって話したことが、随分昔のように感じられた。]
あの、先程は失礼しました…。
[先ほど>>39>>40は気分が悪くなってしまったというのもあるが、返事もそこそこに立ち去ってしまったから。いつもと違う本当の『申し訳ない』顔で、彼に言葉を投げかける。
それから、震える彼の手が目に入れば]
震えてますね。 大丈夫です、か
[大丈夫なわけないだろうなんて頭の片隅で思っても、長年の癖はやはりどうにもならず。気休めにもならない言葉を吐き出した。]
(78) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
|
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 22時半頃
ネルは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/25(Tue) 22時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 23時頃
|
―広場にてサイモン死後・アナウンスの後―
[誰が悪食を行ったか? そんな野暮を青山に聞かれたならば、確実に殴り倒していたところだろう。尤も、そんなことはここを出るまで叶わないだろうが。
一人脳裏に映ったのは、確か【リー】と名札を付けて煙草の香りを纏っていた男。鮮烈な非現実を目の当たりにしていたあの時に、唯一脳まで届いた『喰われてる』というあの言葉(>>14)。その時の彼の瞳の無感情さが、あの光景と共に脳裏に焼き付いていたから。
尤もそれが彼の常なのだとも知らず、その後彼が亡き人に手を合わせられる温もりを持つ人なのだということもすっかりと抜け落ちて。 そして何より。同じことを同じ時に感じ取って“しまった”似た者同士である彼に、自身にも潜む影を見たためだとも気づけずに。]
(79) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
[突然聞こえた大きな声に>>77顔を向けるのと、イアンがこちらに向かい押し退けるのは同時だったか。]
痛ッ……!!
[押し退けられれば思わず声を。それでも彼は振り返ることはなかったか。メスを握るのはこちらからはっきり見えていて、足早に去る姿を見ては また別種の恐怖に揺れる。]
待って、今は……ッ!!
[引き止める声は届いたか。振り切られてしまったかもしれないが。それならそれ以上追うことはなく。ああ、でもあのメスをどうするのか。本当に返り討ちに使うのか?……もしかして、次の人を殺す……?]
……。……あの、人……なんで、メスなんか……。
[その呟きは全員に聞こえたか。それならば位置的に見えない人にも、彼がメスを持って行ったことは分かるだろう。
ああ、こんな疑心暗鬼だったら、副作用の出た人以外にも人を殺す人が、たくさんの人が死んでしまいそうで。]
(80) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
[見流すつもりが長い時間見ていたらしい イアンと目が合ってしまった>>76 その瞳には死に対する恐怖が滲んでいたか]
……ずっと此処に居たとは 証明できねェだろ……? それにどうして個室に篭って居たと お前さんが知っているんだ?
[彼を疑っていた訳ではない 消極的選択だった 叶う事なら信じたかった
サイモンが部屋に篭っていたこと 誰にも簡単に予測のつく事だが まるで"見ていた"かのような そんな真実味を帯びて聞こえた
そうしてつい発した言葉は 彼を追い詰める結果となったか]
(81) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
―アナウンス前/グレッグと―
[伸ばした手は袖を掴んで、見上げた視線は腕の向こうで黒い瞳>>74に辿り着いた。 初めは軽んじて敬語すらも挟まなかった彼に、いったい今更何を求めているのだろうかと。]
……ごめん、
[視界の隅で、僅かに血色を失くして白む拳と。 強張った表情は、笑顔のなり損ないだろうか。
明らかに無理をさせていると知れば、ばつの悪い心地で謝罪は落とすけれど――それでも荒いだ呼吸は多少なりとも落ち着く。
はくりと呼気を鳴らしながら次ぐ言葉を探して、だけれどどのみち。 無情なアナウンスに、掴んだ手は自然と離れることになったか。*]
(82) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
―レティーシャと、それから―
[返った謝罪と、絶え絶えの言葉>>73。 いっそ耳を塞いでしまいたかったけれど、結局それは叶わずに。]
わかってる、……わかってます。 ……でもそんなの、
[彼の言うことはきっと正論で、そうして今も消えぬ"悪食"を残した誰かが、この空間に必ず居る。 考えたらそれこそ気が狂ってしまいそうな恐怖と、絶望とに。耐えられる気なんてしない。
力無く繰り返される謝罪は、それを癒してはくれたか――もしくは助長させるだけ、だったか。]
……誰を、……"選ぶ"のか。 決めないと、
僕はまだ、……死にたくない。
[彼の言う"色々"が何かなんて、考えたくもなかったけれど。 何より自分の保身で、箱の方へと視線を向けた、とき。]
(83) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
……っ、イアンさん…!?
[背後から聞こえた叫び声と足音と――箱に伸びた手>>77。 びくりと肩を揺らして、驚愕めいた声を上げることこそすれ。 それを止めることなんて、自分にはできやしない。
反射的に伸ばした力無い手は随分と遅れた上に――自身だって同じく。 誰を疑うかと問われれば、彼を疑ってしまいそうなのだから。]
――――、くそ、
[照明を浴びて閃いた刃物の銀の光と、それを持った男の切羽詰った絶望の顔。 穏やかに会話を交わした面影は、何処にもなくなってしまったようだと。
呆然としたレティーシャ>>80の声が追い打ちをかけるようで。 中途半端に上がった手は、結局ゆるゆると降ろされた。]
(84) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
待ちなせェ……!
[やってないと繰り返し言うイアン>>77 その瞳には狂気がこもっている気がした 追い詰めたのは自分だったかも知れないが この状況ではより彼が恐ろしく見えた
奥の扉に行く彼を追うが レティーシャを押し退けるのが見えれば イアンよりレティーシャへと寄った]
(85) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
おい、大丈夫かァ……?
[レティーシャは自分のことより イアンを止めようとしていたか そして呟き>>80にギョッとする]
メスって……
[悪食に処刑にメス持って走った男に 処理し切れない問題に頭を掻いた]
(86) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
[大丈夫か、と寄ってきたリー>>86には怯えた表情のまま、その瞳を覗いて 抱えた不安を口にする。]
……ッ、どうしよう……だって、ねえ……ッ、あの人がもしもそうだったら……!
[それならば人を殺せる道具を、渡してしまったことになる、と。弾かれたように焦燥感に包まれて、ああもしかして全て演技で最初から持っていくつもりだったのでは なんてそんな演技をしたらバレバレだということにすら気付かずに。]
(87) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
[激昂した声>>76>>77が聞こえて身体を揺らす。
視界に収めた彼は、リーに対して怒りを覚えている様子。言葉を何度か交わした限り、周りをよく見て、常に落ち着いている印象だったから、その様子には些か驚いて。よもやその印象がリーから疑念を持たれているなどとは思っていない。
ただ、揺れる瞳に恐怖を見つけて。落ち着かせようと口を開いたそのタイミング。彼の行動は早かった。]
へ…、
[レティーシャを押しのけて>>80、箱に手を入れた彼。フィリップの驚いたような声>>84が響く。
次に取り出したその手には銀色に光る『何か』が握られていて。先程食事で使用した銀とは全くの別物であることは解っているが、よもやそれがメスなどとは思わずに。]
(88) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
|
[それは本当に一瞬の出来事だった。広場を飛び出していく彼の背中をただ見送る。見送って、しまう。だって彼を止める言葉が見つからない。触りのいい言葉だって、定型文だって。なにも出てこない。
押しのけられたレティーシャの震える声>>87。彼の口から語られる『もしかして』の話に背筋が凍る。
身を守るものを持たなくては。咄嗟に思ってしまったその思考。それはすぐさまかき消した。『殺し』は嫌いだ。したくない。]
それでも、ボクは…
[しにたくもない。もうどうすればいいのかわからない。
映画かドラマか。漫画でもいい。この異常な状況を、誰かに嘘だと言ってほしくて。唇を強く噛み締めた。]
(89) 2015/08/25(Tue) 23時頃
|
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 23時頃
|
[レティーシャに近付くリー>>86と、呆然めいたレティーシャの声>>87と。 イアンの去った方を見遣ったなら、ネルの姿>>89も視界に飛び込んだか。
どこか心をざわめかせた"綺麗な"表情は、もはやそこにはない。 彼が美徳とするもの。彼が嫌うもの。 そんな事知る由もなかったけれど――今まさに仮面を払ってを感情に染まる彼の、何と皮肉なことか。]
……あなた、らしくもない。
[呟いた言葉は決して侮蔑ではなかったけれど。 もしかしたらどこかで、彼がこの状況でも変わらずあることを、期待していたのかもしれない。 一度崩れてしまったヒトは、余りに脆い。*]
(90) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
|
|
…何か、…そうだ、なにか。 止められる物でも、あれば。
[恐る恐るようやく箱へ近付いて、ようやくその中を見る。 並ぶ凶器に、奇妙な色の瓶に。 渡された目的を――"使い道"を想えば、眩暈に似た戦慄を覚えたけれど。
震える息を吐きながら箱へ手を伸ばして。 けれど、その中に。 拘束具に使えそうなものは、到底見つかりはしなかったか。]
(91) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
|
|
─少し前/ネル>>78─ ……あァ、お気になさんな
[先程は、と言われ逡巡した 失礼だとは思っていなかったから
もう大丈夫なのだろうか そう直ぐに切り替えは行かないだろう]
あぁ、俺なら平気だよ 心配してくれてありがとさん
[しかし震える手が見られてしまった しまったと思いながらぎゅっと握りしめる 歳のいった自分の不甲斐なさに呆れた*]
(92) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
|
ヨアヒムは、レティーシャに話の続きを促した。
2015/08/25(Tue) 23時半頃
|
もしも"そう"って……! "そう"ってなんだよ……!
[つい口調が荒くなった レティーシャの言葉>>87を聞き返すが 返事をきかずとも意味する所は判る 状況に混乱して自身も彼の考える通り捉えて あの反応が演技な訳ないだろうに]
止められるもの……
[フィリップが恐ろしい箱を漁る>>91 そこに長い棒を見つけて手を伸ばした 刃物よりリーチの長い物 殺傷率の低い物、そう考えて]
殴って寝かせる……位なら……
(93) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
|
|
[噛み締めていた唇と、落としていた視線。 自分は『生きている皆』を見て安心するためにここに来たのに。感情が好きだとて、こんなのは、こんな『死の匂い』がまとわりついたものはいらないのに。
と、不意に上から声>>90が落ちてきて。あげた視線の先には散々『優等生』だと嘲た、彼。]
らしくない――?
[そんなのアンタもでしょう?咄嗟に口をついた言葉。辛うじて外れなかった敬語の武装、纏ったそれを彼に突き立てる。 あの胸糞悪い放送に悪態をついていたのは誰だ?レティーシャとのやり取りだって、見えていたんだ。
さぁ、らしくないのはどっちだ。]
(94) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
|
|
[小さなプライド。取り繕うことを得意としてきた自分の、ちっぽけな。
その言葉にはきっと言葉以上の他意はなかったと思うのだけれど、疑心に塗れた心はこんなとこまでも疑い深く。]
…ッ
[『優等生』ならやって見せてよ。自然に無理なく綺麗にまとめあげてよ。 どこぞの王道をただひた走る王道少年漫画のように、頑張ろうと、立ち向かおうと。そういって皆を奮い立たせて見せてよ、バカみたいにさ。 この状況を打破してみせてよ。
大人の期待に答えることが『優等生』の努めでしょ?]
(95) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
|
|
[――なんて、八つ当たりか。流石にそれは醜すぎた。]
心配おかけしましたかね? ありがとうございます、優しいんですね [心の中で渦巻くようにあふれる言葉は押しとどめて。先ほどの吐き気に比べればこれくらい容易い。
そして最初に会った時のように『触りのいい声音』と『まるい笑顔』で心にもないことを。 それが成功していたかは―――自信がないのだけれど。]**
(96) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
|
[青山はサイモンの部屋を開けていた
イアンは自室だろうか 例え鍵を掛けて篭っていても 青山に言えば開けてくれるだろう
"イアンを処理する"と言えば 指示に従ったと見せかければいいだけ]
……イアンを殴って、止める……
[ブツブツ呟きながらインターホンに近づく
用意した台詞を告げたなら彼の部屋へ 長くて予想以上に硬く重い棒を手にした儘]
(97) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 00時頃
|
―広場―
[誰が悪食を行ったか。――否、誰を殺すか。 結局それを問われてしまえば、自分は誰かを選ぶことができてしまう、少なくともそういう思考がにすぐに辿り着くということを自覚すれば、再び湧き上がる吐き気に眉をしかめたか。 無意識に追っていたリーへの視線は、当人に気づかれてしまったろうか。 とにかく後ろめたさを感じては、視線をすぐに下げただろう。
そうしているうちに、新たに起こった異変(>>77)。 少し談笑しただけとはいえ、あの物腰柔らかだったイアンは、かつての面影もなく取り乱していて。彼が鋭く光る銀を手にすれば、息を詰めて身を強張らせる。]
イ、イアンさ…ッ なに、を…
[声を掛けたくたって、口は金魚のようにパクパク動くだけで、強引にその場を後にする彼を呼び止めることはできず。 どこからか彼への疑心を現す言葉(>>87)が聞こえれば、彼を追おうかと迷いを見せた足も重く地面に吸い寄せられて離れられずに。]
(98) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
|
……ッ、!!
[声を荒げられれば、びくりと怯えたようにリーを>>93見る。言わずとも分かるだろうに、と思ったのか思わなかったのか どちらにせよその先の言葉を言うよりも早く彼が動き出していて。
フィリップ>>91も茶色い瓶を手に取り、ああその先の行動はすぐに分かってしまった。]
……だ、だめだ……!
[でもそれ以外思い浮かばない。ただ怒涛のように進む展開に頭が混乱して、恐怖さえ麻痺してしまったようで]
(99) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
|
[傍から伸ばされたリーの腕>>93に、荒げられた彼の語気も相まって、僅かに肩を揺らした。 武器目的ではなかったとはいえ、彼より先に得物を探ったのは自分だろうに。]
り、…リーさん。 …大丈夫――なんです、か。
[それが自身へ振り下ろされる事などないだろうに、思考の内で繰り返される"処理"なんて言葉>>#4を思い出して身構えては。 意識して、それを解くように努める。
――彼がやってくれるなら。 それは余りに狡い思考だとは知りつつ、止める言葉などある筈がない。
インターホンへ近付く背中>>97に、期待と不安を籠めた視線を向けて。 小さく繰り返された呟きの内容は聞こえども――それがどこか恐ろしく思えたなら、咄嗟に声を上げた。]
――ぼくも、
[行きます、と。 もう一言だけ続けるだけ、で、済んだろうに。 震えた声は、終ぞ掛けられないまま。]
(100) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
|
[そうして、ネルの笑顔の下で留まった言葉>>94>>95を、自身が知る術は無い。 それでも淀んだ言葉の、その空白に収まるのは――果たしてどんな感情か。]
……、心配なんて。 する余裕、ないです。
[向けられた視線がどこか自身を責めるようにも思えたのは、ただの被害妄想に過ぎなかったのだろうか。
ここへ来てからの短い間で。 彼から何度、礼の言葉を聞いたかは覚えていなくとも。 少なくともこの時の言葉に、感謝の気持ち>>96が返るはずがない。 ――返せるはずが、ないと。]
それとも貴方は、あるんですか。 僕の言葉を気遣いだと受け取って喜ぶ余裕が、あなたに、あるんですか。
(101) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
|
――…俺は、
[そんな出来た人間ならば、それこそ先を切って立つべきだと、思う、けれど。 彼に、"そう在って欲しい"のか。 自身を越えて、"そう在って欲しくない"のか。 それすらも理解らないまま向けた言葉は――願望と、それから嫉妬。]
――――ッ、
[八つ当たりめいた感情は、それでも今更取り消せなどしない。 止まらぬ口元を止めるように手で覆って、そのまま背を向けた。*]
(102) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
グレッグは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 00時頃
|
[先程手に取った、濁った茶色の瓶。 レティーシャの焦った声>>99は聞こえど、それを手放すことがなかったのは、先の視線>>96ゆえか。]
…だ、駄目だったなら、 ――眠らせる、くらいなら。
[落とした視界に映るのは、睡眠薬のラベル。 適切な量なんて。知るはずが、ないけれど。
――だとしても。 先立って"誰かを殺す"のが。 模範であってたまるものか。
蓋には未だ、手は掛からない。]
(103) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
レティーシャは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 00時頃
|
……ああ、心配しなさんな
[大丈夫かなんて自分でも解らない しかし気づけばフィリップ>>100に 強く頷いていた
ぼくもという言葉は届いていて
その頭にそっと手を伸ばしたが 触れる事なく降ろした
眠らせるだけに留められる保証はなかった]
一人で充分だ
[穏やかに笑って見せて広場を後に*]
(104) 2015/08/26(Wed) 00時半頃
|
|
ー広場からイアンの部屋へー
[理解が追いつかなくたって、そんな事などお構いなしに展開は進む。転がり始めた石は、もう止められないのか。
物騒な棒を持ち出すリー(>>97)に、怪しげな茶色の瓶を持ってそれに続くフィリップ(>>103)。ともかく自分も2人の後に続こうと拳を握りしめ。 青山に用意された物を手にする気にはなれず、迷った末に広場に並べられた椅子のひとつを手にした。
しかしその時には、リーがフィリップに微笑んで、ひとりで立ち向かうと歩み行くところ(>>104)だったか。]
(105) 2015/08/26(Wed) 00時半頃
|
|
ーそれからー
[イアンの運命は何処へと着地点を見い出しただろう。 それを見届けることはできただろうか。 騒ぎが少しは落ち着けば、
”ひとりになりたい/ひとりになりたくない”の二律背反に苛まれて。
しばらく共用のトイレに篭っていたかもしれない。]**
(106) 2015/08/26(Wed) 01時頃
|
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 01時頃
|
[イアンの個室に向かう道中 心臓がやけに五月蝿く鳴っていた 誰かを武器を向けるなんて初の事
相手が刃物を持っているとはいえ そもそもそんな状況も初めてだ]
(……イアン)
[本名すら知らないままにこんな事態 棒を握る手が震えて 誤魔化す様にさらに強く握った]
(107) 2015/08/26(Wed) 01時頃
|
|
[ロックの解除されたイアンの個室 音を立てない様に扉を開き中へ入った
其処には布団を被った彼>>77がいて 近付けば中から出てきただろうか
手にはきっとメスがあり こちらに向けて刃がキラリと輝いた]
あ……あ……悪い……ッ!!
[ガタガタと震える彼の手は 放っておいたとしても 此方には届かなかったかも知れない 振り下ろす必要も無かったのかもしれない
其れでも光る銀に怯えて脳が危険を訴えて 振り上げた棒を止める事は出来なかった]
(108) 2015/08/26(Wed) 01時頃
|
|
[ ぐちゅり
思わぬ手応えを覚える両手に驚く 想像より硬く重い棒はただの木製ではなく 何か芯が入っていたのかもしれない]
あ……イアン……ッ?
[ぐらりと揺れるその身体に手を伸ばすが 全身が震えて思う様に動かない
スローモーションで崩れる彼を呆然と眺める
たった一撃、悲鳴も無かった*]
(109) 2015/08/26(Wed) 01時頃
|
|
[リーからの返答>>104は、思った以上にはっきりとした肯定。 続くことのできない言葉は飲み込むまでもなく。
伸ばされた手のひらへの反応は遅れたけれど――それでも触れられる事はなかったか。]
…………ぁ、
[手にした瓶を取り落としては、無機質な音を聞いた。 目的を果たさずに離れた腕に向けた名残惜しげな視線は――決して認めたくはなかったけれど、彼への無意識の甘えは――行く先を失くして彷徨う。]
なんでだよ、……、
[離れ際に向けられた笑顔が。 今まで見た中で、一番それらしい物に見えて。 それだって全く何も理解できずに――零した声はこんな時でも、八つ当たりめいた。
随分と遅れて持ち上げた腕は、半端な申し出と同じく、その背に届くこともない。*]
(110) 2015/08/26(Wed) 01時頃
|
|
[空になった手を握れば、椅子を手に取るグレッグの姿>>105。 同じく――否、"自分とは違って"続こうとする彼と、視線を見合わせる事になったか。]
……っ、グレッグ、 どうすれば、
[困惑めいて名前を呼んでは、けれど彼に応えを求めるのがどんなに無責任なことかも、理解ってはいる。
自分はいつだって正当な正解を導き出してきた、はずなのに。 結局こんな時、ろくに言葉を選ぶ事すらままならない。 だって、誰にも教えられなかった。]
……大丈夫って、言って、…た、けど。
[なんて、人の言葉を盾にした言い訳は、震えて途切れる。]
(111) 2015/08/26(Wed) 01時半頃
|
|
[どれ程の間、そうしていただろうか。
大分の間を置いて、ようやく覚悟が決まったとばかりに――実のところ覚悟なんてある筈もないのだけれど――リーの背を追ってイアンの部屋へと向かう事にした、はず。
グレッグへの同行は、無理強いはしないけれど。 彼から離れるとなれば更にもう少し、時間が掛かったか。*]
(112) 2015/08/26(Wed) 01時半頃
|
|
[武器を手に歩いて行く姿>>104>>105>>112には躊躇しながらも、一人になりたくなくて付いていく。自分も何か持った方がいいのかと思うが……ああ、思い浮かぶものもなくふらりとそちらに歩みを進めるのみ。]
……っ、なんで、こんな……
[先程から後悔以外を口にしたことがあったろうか。ああ泣いてばかりいるわけにもいかない。泣いてばかりいたら"女みたい"じゃないか。だからといって武器を持ち、我が身可愛さに誰かを攻撃することなぞ出来るわけもなかった。]
……しっかり、しなくちゃ
[フィリップ>>111の様子を見れば、そんな風に決意を固めて。だって、若い彼がこんなにも戸惑っているのだから。]
(113) 2015/08/26(Wed) 01時半頃
|
|
―イアンの部屋近くにて―
[想像以上に脆く柔らかいヒトの身体が、 凶器によって潰れる音>>109。 戸惑いを孕んだ、生存者の声。 無音の断末魔。
何処まで聞き届ける事が出来ただろうか。 何処まで聞き届けて、しまっただろうか。]
――――…ッ、
[少し離れた廊下の端から見届けた――もしくは目撃した事後の光景は。 何にせよ、紛れも無い"殺人現場"。
たたらを踏んで、忌避するように壁に背をついて。 たとえそっと追って来ていたにしても、もはや隠れる意志すら二の次。]
(114) 2015/08/26(Wed) 01時半頃
|
|
う、……、
[正当防衛。必要悪。 ぐるぐる巡る言葉は、無意識での彼への弁護か。それとも自身への言い訳か。
同行者には、ろくに言葉も交わせずに背を向けて。 そのまま足音を立てて廊下を走り去っては、適当な曲がり角で膝をついた。]
(115) 2015/08/26(Wed) 01時半頃
|
|
――くそ、なんなんだよ、 いやだ、もう、……かえりたい、
[絶えず繰り返した現状への否定。疑問。不満。もはや常套句。
その後ひとり離れたグレッグの行く先>>106も。 道中空の手を携えて、震える声を漏らしていたレティーシャ>>113のその後も。 執行者になってしまったリーの、その先も。
見届けることはないまま、顔を腕で覆っては暫し目を閉じた。
暗い視界の奥。 快活に笑うイアンの顔ばかりが、
巡る、 巡る、 ――巡る。**]
(116) 2015/08/26(Wed) 01時半頃
|
|
[辿り着いた時には果たしてイアンはどのような状態だったか。どちらにせよ他の人に続きイアンの部屋へと急いだろう。…その扉は開いていて、]
……ッう、……!!!
[広がる赤を目にすれば思わず顔をしかめる。何が起きたのかはすぐに分かった。青山は必要悪と称していたか。
(……これは、本当に必要…?)
殺す必要なぞあるのだろうか。 殺さなければならない理由なぞ、あるのか。 殺さなければ殺される。
……───本当に?
生きるために他者を殺すという行為はやはり正しいとは思えず、しかも本当にその人がサイモンを殺したのかもわからない、なんて。
そこまで考えて、思考に蓋をするように首を振る。金糸がはらりと舞い乱れるのも気にせずに。瞳にはもう涙は浮かんでいなかったが、ああそれでも泣きすぎたからか目の下が少々赤い。]
(117) 2015/08/26(Wed) 02時頃
|
|
……も、やだ………なんで、こんなことになってんだよ……
[柔らかい物腰、安心させるための作り笑顔。そんなものは見る影もない。…ふらりとその光景から後ずさるように後にしたか。]
(118) 2015/08/26(Wed) 02時頃
|
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る