295 突然キャラソンを歌い出す村3
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攻芸は、やだ半角じゃない……てれた
gekonra 2019/05/08(Wed) 19時頃
攻芸は、変なやつらだな…
gekonra 2019/05/10(Fri) 10時半頃
攻芸は、わらったし一旦去ろうwwww**
gekonra 2019/05/10(Fri) 14時半頃
攻芸は、細かい描写をしたくなくて…………
gekonra 2019/05/10(Fri) 18時頃
攻芸は、ほんとなwwwwwwwwwwwww なぜ……なぜつかう
gekonra 2019/05/10(Fri) 18時頃
攻芸は、顔を手で覆った
gekonra 2019/05/10(Fri) 18時頃
攻芸は、最悪だったんだよそのスルーorダイみたいなのさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
gekonra 2019/05/10(Fri) 18時半頃
攻芸は、しかも苦悩キャラの味を少しおもしろみのために個性つけたからわかりにくくなっちゃって最悪だよ〜〜〜〜〜
gekonra 2019/05/10(Fri) 18時半頃
攻芸は、かぐや姫をしながら誰か助けてと歌う苦痛といったらねえんだよマジ
gekonra 2019/05/10(Fri) 18時半頃
攻芸は、ただただ巧みという言葉に縋っている…
gekonra 2019/05/10(Fri) 19時頃
攻芸は、袋から雑におかかを撒いた モサッバッバッ
gekonra 2019/05/11(Sat) 02時頃
攻芸は、先輩がヨッシーめっちゃわかる どこか似ている(???)
gekonra 2019/05/11(Sat) 02時頃
攻芸は、ルイージ意味わかるしぬ
gekonra 2019/05/11(Sat) 02時半頃
攻芸は、スマブラいいな
gekonra 2019/05/11(Sat) 02時半頃
攻芸は、じゃあ……クッパだな
gekonra 2019/05/11(Sat) 02時半頃
攻芸は、ドンキーコングとクッパとメタナイトとキングクルールとガオガエンとミュウツーもいい
gekonra 2019/05/11(Sat) 02時半頃
攻芸は、九生屋なんなんだよwwwwwかわいい
gekonra 2019/05/11(Sat) 02時半頃
攻芸は、ヤカモトさんごめんけど普通にパスってあつかいでおねがいー**
gekonra 2019/05/11(Sat) 03時頃
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― 攻芸の撃たれる日/第一体育館 ― >>4:39 >>4:46
ユキ、戸高先輩、……ごめん。 やろう。
[ヤマモトと話した後、攻芸は駆け寄ってきて、二人に遅れたことを謝った。 宇津木や邪道院の部下達のおかげでめちゃくちゃになった体育館は片付いており、ゲームが出来ることになった。
全力を出せなくても構わなかった。 絶対に人には届かないような跳躍も、絶対に人にはできないような精度でボールを投げることも、絶対に人にはできないような速度で走ることも身をかわすことも出来る。
ゆえに『今までどうだったけ?』と思い出しながら、少しづつ、少しづつ以前の動きをなぞろうとした。 全力を傾けたバスケのおさらいをするかのように。 全力は出せずとも、楽しかった。]
(107) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[コートに何度もオレンジ色のボールが弾む。 声援。笑い声。怒った声。雑談。 宇津木の応援はずっと攻芸の方を向いていた。
戸高と宇津木が、自分のことを諦めずにいてくれるから堪えられただけで、ほんとうに喉の渇きなんて忘れていたかといえば、ウソになる。 どうしたって、この体は吸血鬼のものだ。
それでもこの最後の時間は、攻芸にとって――]
(108) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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♪
もしも世界が今日で終わるなら ねえ一生の一番 一番最後何する? 迷わないなんて自分でも思わなかった 難しいことはわかんない ただ衝動 憧憬 limitはすぐそこ
誰にも知られず一人のstart game 駆け寄る「諦めんな!」って声 空っぽの俺を満たす
胸の奥から溢れる ずっとこのまま 喉の奥から溢れる もっとこのまま たった0.01の希望に竦んだ脚 yellが聞こえる
(109) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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ねえ一生の一番 一番最後何する? 迷わないなんて自分でも思わなかった 頭悪いからわかんない ただ照明 声援 limitはすぐそこ
走っていける何度でも 高く跳べ take me higher! 立ち止まらないsuperstar つれていってよ もう一度あの眺めを臨む
♪
(110) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[『攻芸クン』と声がかかった。 ボールを手に、振り返る。]
>>4:15
[ヤマモトに呼び出された時、攻芸はついにその時が来たのだなと思った。]
(111) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[灰色の男の背中について歩く。 さっきまでの熱気が一歩毎に薄れていく。 いつも以上に鈍る思考。 できれば、この熱気が残っているうちにと思った。
腹に銃口があたる。
仕方ない。例外はないし。 最後に楽しい時間をもててよかった。
『諦めるな』と戸高が言った。 『がんばって』と宇津木も言ってくれている。 弾を身に受けて、吸血鬼をやめて、再び人として部活に戻れるかもしれない。可能性は0ではない。
――そうだったらいいな。]
(112) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[攻芸は撃たれた衝撃で、後ろ向きに倒れながら、腹部に熱したこてを突き刺され、そのまま加熱され続けているかのような、強烈な熱を感じた。 取り除かなければ助からない、と咄嗟に思う。 銀色の小さな太陽が体の内側に残り、燃えている。
Y氏がいう。 『これからは眠りに堕ちる瞬間が 最上の幸福な人生です』
悲鳴をあげそうになるが(※怖すぎるヤマモト氏の物言いにではない。ここはキャラソン時空で神森市なのだから)、そも息すら出来なかった。 銀の弾丸を起点に血の中が燃えはじめている。 攻芸を最初に襲ったのは五感が狂うほどの痛み。]
……っ か ……、……っ
[目を見開いた。息が吸えない。大きく開いたくちから無意味に喉が鳴る音がする。
痛みには強いつもりだった。 攻芸は少し、甘くみていた。]
(114) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[吸血鬼の体が銀という異物を拒否している。腹に感じた痛みが時間もかけずに全身に広がっていく。攻芸は喘ぐように口をぱくぱくさせて床で殆ど動けずにいた。体が自分のものではないようで、暴れることも出来ない。けれどじっとしていられる痛みでもない。
全身からいやな汗が噴き出している。 痛みに体を縮めたくて、膝だけたてる。 次第に体が痙攣してきて、痛みに思考を奪われていると、徐々に体が鉛のように重たくなってきていた。
耳鳴りすらぐにゃぐにゃと歪んで、心臓がめちゃくちゃに暴れまわっている。激痛に意識が吹っ飛ぶことに期待するも、今際の際まで吸血鬼殺しであるための精神力が悪く働いているのだろう。額に脂汗をかきながらも、攻芸は中々気絶さえさせてもらえなかった。]
(115) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[戸高や宇津木が心配しているだろうことに、少しして気が付いた。不安にさせてしまってはいけない。 朦朧とする頭で考えた。 息の吸い方を思い出して、情けなく叫び出しそうになるのを飲み込み、泣くのも堪える。唸り声すらあげないようにして、ただ激痛を受け入れた。
唇に何か触れる。Y氏の指が口に入ってきていた。 血を吸いたくなる……と内心構えたが、そんな気は、とうにおこらなくなっていた。攻芸はY氏の親指を弱く噛んで咥えながら縮んだ牙を観察されていた。 指が口を離れる際に唾液が糸をひく。(※♪このあたりに「蜘蛛ならソコで顔に穴を開けて笑っているさ」)]
(116) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[投げ出した腕が、手が、指が、ひくひくと震えるのが止まらない。立てた膝もまた、ユニフォームのパンツからむき出しになった腿も汗をかき、引き攣るように震えている。
Y氏に顎を掴まれた。 視界がゆれていいる。目の前にY氏がいる。 音が濁っているから、口の動きで拾い損ねた音を確かめようと、ひくつく瞼を瞬いて目をこらした。攻芸は、九生屋とおそろいだった己の瞳の色が変わっていることに、まだ気が付かない。
確認が終わり、攻芸はY氏によって抱き上げられた。 腰砕けになったように体に力が入らず、時に激痛にひくひく痙攣する体はぐったりとしている。ぶらんと手足が垂れた。(※♪このあたりに「腰が砕けて立てないんなら 抱き上げて運んであげる」)]
(117) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[腕のなかでY氏の顔を見上げる。息と心臓がうるさい。言われていることを確かめるべくY氏の薄情そうな唇をぼやけた視界で眺めた。
『苦しいでしょう』 『恨んでいいですよ』 『やっぱりやめておけばよかったと 後悔したんじゃないですか』
なるほど、死にそうなほど苦しい。 けれど、さっきまで必死に押し込めていた誰か傷つけそうな渇きだけは小さくなっている。 こんなにいつ死んでもおかしくないもの、たしかに不死身の吸血鬼ではない。
攻芸は吸血鬼として死ぬつもりだったのだから。 ヒクつく瞼をどうにかあけようとしながら、攻芸は薄く唇を開いて、弱弱しく何か話そうと息を吐く。 五文字でお礼を伝える。ありがとう。
口元、吐息が漏れる。 *攻芸はかすかにわらっていた。*]
(118) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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― 神森病院、とある個室 ―
[意識が覚醒に近づくにつれ、夢の内容は次第に悪くなっていった。……のだとおもう。結局内容はわからなかった。 なにせ、起きてみれば夢なんか忘れてしまうほどの激痛が身を包んでいる。]
(119) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[ひゅうひゅうと喉が鳴っている。 乾いた喉がはりついて息がまた詰まりかけ、僅かな唾液を飲み込んだ。びっしょりと汗をかいている。 寒いのか暑いのかもわからない。ひどい熱で皮膚感覚はおかしくなっていた。
攻芸は目をあけた。痛みに体を捩り、布団の上に汚れを見つけた。寝ながら吐いたらしいことを知る。顔に何かついている。吐いたものが顔にこびりついているのだろう。蝙蝠なんて食べたせいだ。
全身が痙攣している。 息が乱れ、体を起こそうとしても手足に力が入らない。 なにが起きたんだったかと経緯をたどる。
――ああそうだ。 好きなことが、もう出来なくなったんだった。
吸血鬼をやめただとかなんだとかは、その後思い出すことになった。目が回っている。……]
(120) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[結論からいって、六合攻芸という高校二年生の男の子は、いうほど長くは耐えられなかった。]
(121) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[攻芸は病室の天井をあわない焦点で見上げ、悟る。
職業柄病院には割と慣れている。力の入らない体を無理やり精神力だけで動かし、這った。歯の奥をかちかちと鳴らして震える手でナースコールを探した。
唸り声とも喘ぎ声ともただの息ともつかない、めちゃくちゃな息やや声、歯が鳴る音が耳にうるさい。]
(122) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[・・・・・ なにもない。
かすむ目を顰めてベッドの傍に何か探した。 しかし見当たらない。 だから次に攻芸は来てくれた看護婦のその衣服のどこかに、『何かないか』を必死に探していた。 胸元にボールペン。
攻芸は腕を持ち上げようとした。 力の入らない腕がぶるぶると震える。関節が悲鳴をあげ、指先に感覚のない指が、のびる。
攻芸はボールペンを奪い取ろうとした。 その小さなお願い事は、どうにか叶った。 取り落とさないよう握ってそれを持ち上げ、皮膚にあてる。力が入らない。手を濡らす汗ですべる。 ボールペンが手からこぼれおちた。]
(123) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[攻芸は理解した。
『これは、とても耐えられない。』
かのY氏の言った通り、痛くて苦しくて、やっぱりやめておけばよかったと後悔していたのだ。
だから終わらせようとした。 甘く見ていた。吸血鬼でなくなったのなら、人間程度いつでも殺せるだろうと考えていた。 そして今、『自分の力では簡単に死ねもしない』ということを思い知らされている。
攻芸は声も出せず喘ぎながら、頭のなかで何度も「殺してくれ」と助けを求めた。 ヤマモトのことを攻芸が恨むことはなかったけれど、あの日した約束のように、助けてほしいと思っていた。
再び意識がくらくなってきた。 『よかった、また眠れる。』と思った。
攻芸は再び麻酔で眠りにつくことになる。**]
(124) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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─ 神森病院/とある個室 ─ >>125
[戸高に握られた攻芸の手がひくりと動いたのは、その時である。短く息を吸い込む音。]
…………
[目が覚めてしまった。 また苦しいだけの時間の始まりだ。 今日は誰が側にいる。]
………
[もう誰でもよかった。]
………、
[攻芸は握られた手を力の入らない手でゆるく握る。痙攣のため震えながら、何事かいわんと口を動かしている。ぽそぽそと何やら音がしている。
耳を近づけてみれば 攻芸は「ころしてください」と懇願していた。]
(130) gekonra 2019/05/12(Sun) 04時半頃
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[ゴッッ。
目が回る頭に頭突きをされ、さらに揺れる視界。攻芸は目を見開いて混乱していた。]
??……、……?
[ぜいぜい胸をならして、わけがわからないといった様子で漸く相手が誰だかを確かめてみれば、それはバスケ部の先輩、戸高であった。]
…………
[攻芸は戸高にとても怒られていた。 『またあきらめるのか。』『オレはまだ負けていない。』『泣くほどやりたいんだろうが。』
歌が聞こえている。攻芸にもようやくわかった。 ――歌の力は暴力とは少し違う。
浅く息を途切れさせ、もらい泣きをしそうになる。 立ち上がりたい、諦めたくない、希望を持ちたいと、胸を動かすこと。それこそがきっと――]
(140) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[震える小さな声で返した。]
……俺、ひとりで、あるけないですよ。…… はしるなんて、もっとできない。 手、ちからはいんなくて、……
[短かったが、選手人生を終えたのだろうと攻芸は考えていた。故障で去る選手はこの世にいくらでもいて、一生スポーツで食うのはたったの一握り。単に自分にもその『諦める』時が来たのだと考えていた。]
なんで……そんなこというんだ。 俺、もう、前みたいにプレイできないです。
[ついに現実を口にした。 何故こんな死にたいだけの病人に、戸高はそんな事をいうのだろう。攻芸にはそれが疑問だった。]
(141) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[戸高曰く。 明日は、やっと笑えるらしい。]
(142) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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―――……
[戸高は、何もできなくなってしまった攻芸を、それでも支えるというのである。 痛くて苦しくてしんどくて泣けてきたことは、ここのところ何度だってあったけれど、こんなにも、あったかさが胸を擽るのは、最後にしたバスケの日ぶりだ。
攻芸には、上手い選手という自負があった。 華々しいなにもかもを全て失って、誰かに甘える他ないスタートとなる。
それでも。 側に皆ついている。足を踏み出していいという。 諦めるのは、勝手だという。]
……、おれは、じゃあ…… まだ、がんばってて、いい?
[と、かすれた涙声で訊いた。 *ノックの音。病室の扉がひらく音がする。*]
(146) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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─ その後/神森病院 ─
[金城が見舞いに攻芸の病室を訪れ、その症状にいたく心をいため、彼を思い歌ったのはどんな歌だったろう。
歌詞は物語の主人公をつとめた皆々様の胸にそれぞれ留めおくとして、ともかく、奇跡はおきた。
八家本 五十四という神様嫌いは、きっと奇跡なんて考慮していなかった。 ここに起きたのは、ひとつの奇跡の物語だ。]
(148) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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─ その後/神森市、海辺 ─
[車椅子が押されている。 海ではかもめが鳴いている。
六合攻芸は、戸高基をはじめとするバスケ部のチームメンバーと、宇津木とグロリアのお節介により、その後も絶対に『諦めなかった。』
六合攻芸は、六合という家に生まれた子。ヴァンパイアハンターだ。吸血鬼になってなお強大な嫌悪を押し殺して戦う吸血鬼の天敵。殺すというシンプルな結果を得るために、なりふり構わぬバーサーカー。
最強の怪異に挑むため、精神鍛錬によって嫌悪も痛みも苦しみも全て鈍らせて、今際の際まで気絶すら拒み戦い続ける者すら『死にたい、痛い、苦しい』と音を上げる苦痛の『その先』を、八家本 五十四が想像していたかどうかは、まだ攻芸の知るところではない。]
(149) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[攻芸の肉体はたしかに銀弾に蝕まれていた。されど生きていた。驚くことに徐々に吸血鬼をやめた肉体が症状を受け入れ始めて、こうして外に出られるほどに徐々に落ち着いてきているのである。
勿論、人の子達の努力と支えだけでは成し得なかったことだろう。神森の新たな神候補、金城グロリアが神の奇跡を授けたからこそだ。
今や攻芸は日を浴びることすらできる。 攻芸は車椅子の上、黒色の目を陽に焼かれることもなく、まっさおな海を見ていた。]
(150) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[ばし、と小気味いい音をたてて、攻芸はボールを受け取った。これが出来るよう熱心にリハビリをした。
攻芸はボールをお腹のあたりに抱えて、持ってきた薬を数種ぽいぽいと慣れた様子で飲みこんだ。 さて、その薬が邪道院のお膝もとの神森病院が提供しているものか、はたまた八家本が編み出した怪しげな新薬か、それとも六合の扱う後先考えないヤベー即効性痛み止めや増強剤かは不明だ。 薬を飲み干してから、攻芸は車椅子を立ち上がった。
二つの脚は、まだ少し震えている。 眩暈がしそうだ。 けれど、戸高のほうを真っ直ぐに向いた。 まずは、まだ動きの鈍い片手で、たどたどしく受け取ったボールを弾ませる。]
気持ちいい場所だ。 怒られないし……丁度いい。 戸高先輩、よく見つけたな?
(155) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[なにせまだ、バスケの練習は戸高との内緒なのだ。 説明をしてくれる戸高に「そうだったのか」と頷いて、一歩近づき、コートに足を踏み入れる。そこに声援はない。 かわりにあるのは、太陽の眩しさと、潮風。 攻芸は深呼吸した。]
じゃあ。やろう、先輩!
[攻芸は足元を一度たしかめる。 大丈夫。動く。そうできるように、これまで戸高達に支えてもらいながら頑張ってきたのだ。
攻芸はドリブルをしながら駆けだした。 本調子じゃない脚が、うまく力を入れられずに少しよろつく。手元がうまくボールを操れていない。眼前には戸高。簡単にボールがとられてしまいそうだ。……だからこそ、しなければいけない戦略もあるのだろう。 覚えることはまだ多い。
攻芸は今、この体の不自由さに未来を感じてわくわくしていた。なに、勿論空元気というやつだ。 最初はそれでいい、ということにした。 けれど、遠い遠い限界のなか、努力のたびに少し丁度よくなってもいる。それを身をもって体験している。 全ては攻芸の周りの、戸高をはじめとした、まぶしい人たちのおかげであり――……]
(157) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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♪
これで最後 孤独のbuzzer beater 「がんばれ」まだ手を差し伸べてくれてる 空っぽの俺の手をとる
胸の奥から零れる これでおしまい 喉の奥から零れる いつかばいばい 99.99いっぱいの絶望 まだ背を押してくれる?
24秒のカウントダウン 怖いのは何かはじめることじゃなく なにも始めないことだった
ここがstartline 周回分の遅れ 一人ならperiod 未来を示してsuperstar つれていってよ もう一度あの眺めを
(158) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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one-sided game 二度と立てないと思う? EASY2 諦めたほうがいいかな? 走り出した足 とめなくていいかな? またいつか目蓋の裏の声援の最中 行ってみたいと望んでいたいんだ
ねえ一生の一番 一番最後何する? 迷わないなんて自分でも思わなかった 投げたボールが手を離れたら 何も考える必要はないんだ ただ証明 延長 limitはきめない
♪
(159) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[地べたを蹴ろうと力をこめた。 抜けた力を奮い立たせ、以前のしなやかさを目指して跳ぶ。 ジャンプした足元には、濃い影が出来ている。
手をボールが離れる。 戸高に聞いた受け売りの受け売りだが、ボールが手から離れたら、そのボールに対してできることはない。 だから、もうなんにも考える必要はないのだそうだ。
六合攻芸は、ただ無心にいまバスケを楽しんでいる。 橙の球がゴールめがけて青空を横切っていく。]
(160) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[ボールを投げたあと、膝がかくんと折れた。 地べたに手もついて、ボールの行方を戸高の声で知る。]
うそ…… ……入った……? はは。
[攻芸も意外そうだった。呆けて笑っていた。 最初の一手にしては、随分幸先のよい一手。 そういえば自分の名は「こううん」という。 この国でその音は、幸運とも書く。]
まぐれ。ホントに。
[攻芸は満足そうに目を細め、微笑んだ。 よろよろ立ち上がって手の砂を払う。]
(162) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[次は戸高から。攻芸はディフェンスにまわり、彼のシュートの邪魔をする。]
さぼりのツケだと思う。
[なんて笑うのだが、ひとつ動くだけで息があがってしまいそうだ。以前ならもっと高く跳べた。戸高の動きについていくのが、容易だった。 それを出来ない今は考える。 戸高は以前どうしていたろう。――ほらな、先回りだ!
ここにきて、ゴリ押しで戸高が前に駆け出す。戸高の口角が自信にあふれて持ち上がる。攻芸も短くなった犬歯をみせてわらった。食らいつこうとするも――よろけていた。ゴールは間近。戸高の自然なレイアップ。]
――、……
[こけていた攻芸は、地べたで小さく乱れた息を整えながら、ネットを抜けて落ちて転がるボールを見る。]
(165) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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あぁ〜……、……… ………悔しい。
[喪失感。 ……だけではなかったからこそ、泣けてきそうだ。 攻芸という少年は、常に最強の吸血鬼を追いかけて、仲間と共に食らいついていけるよう育てられた。 少し相手は違うけれど、また、そうなれるだろうか。
最後だと覚悟したものが、もう一度遊べるようになった。 出来ている。それがすごく嬉しい。 その気持ちが、転んだからだをすぐに起こす。]
(166) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[相手との体格差は約4センチ。 自分の体調は万全ではない。 じゃあ、次はどうしようか?**]
(167) gekonra 2019/05/12(Sun) 06時頃
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心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
gekonra 2019/05/12(Sun) 06時頃
心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
gekonra 2019/05/13(Mon) 07時頃
攻芸は、しくしくと泣いた
gekonra 2019/05/13(Mon) 07時半頃
心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
gekonra 2019/05/13(Mon) 08時半頃
心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
gekonra 2019/05/13(Mon) 08時半頃
攻芸は、あああああああああああああうれしいいいいいいいいい
gekonra 2019/05/13(Mon) 10時半頃
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■【設定Wiki】 ■名前:六合 攻芸(りくごう こううん) ■年齢:16歳(1月16日生まれ/O型) ■身長:171.5cm ◇ペンライトの色:ハンターグリーン ■設定: 私立神森学園バスケ部で活躍する高校生。暫く学校を休んでいたが、学校に戻ってきてすぐに退部届を歌い出した。 裏の顔はヴァンパイアハンター。
好きなものはスポーツ。 学校に戻ってきて以来、人を遠ざけるような振舞をしているが、本来は素直で嘘が下手で人が好き。 極度の方向音痴。だいぶ抜けている。 父親が日本人、母親が中国人。
■一人称:俺 ■二人称:お前 ■得意教科:体育 ■苦手教科:他全部 ■好きなもの・こと:スポーツ ■嫌いなもの・こと:ひとりぼっちになること
―以下、ネタバレ―
(324) gekonra 2019/05/13(Mon) 11時頃
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吸血鬼の九生屋と対決した際、戦いの最後に血を吸われ吸血鬼にされてしまっている。
以来吸血衝動が常にあり、慣れもないので常に飢えている。我慢してみているものの、いつ何時人を傷つけてしまうかもわからず、人を遠ざけようとしてみているが、本当は一人が苦手な寂しがり屋。
吸血鬼として、一瞬で灰になることはないものの、肌などは焼け爛れてしまい、グロリア達の歌唱パワーで目や耳が焼けるなど、陽の光に弱く、十字架・聖水・大蒜等・銀などなどへの耐性も他吸血鬼とそう変わらないが、嫌悪感だけは抑え込むことができる。
吸血鬼に関しては口を開けばすぐに殺意の話をする吸血鬼絶対殺すマン。しかし個々の吸血鬼達が嫌いなわけではなく、好意さえあり、楽しく会話が出来たことを嬉しく思っているし、九生屋とは一年次からの友人。
邪道院や怪異対策課から吸血鬼の討伐依頼が出た場合には参戦する。方向音痴であるため現場までヤマモトなどによく送迎をされていた。
(325) gekonra 2019/05/13(Mon) 11時頃
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>・私立神森学園バスケ部
中学の頃の活躍のおかげで、一年次から強い一年が来ると噂されていた。おかげで三年生が厳しかったが、チームの雰囲気を整えるため、戸高に尽力してもらって以来、良いチームの一員となることが出来、戸高基を心底尊敬している。
わざわざ退部届を歌い出した理由は、きちんと正しい形で部を去りたかったから。 吸血鬼の身体はスポーツの世界ではチートであり、さらに吸血鬼として生きる気もなくいずれ死ぬつもりの身であり、他人を傷つけるおそれもあったため、スポーツの世界を諦めることになった。
余談だが、バスケを始めた理由は『吸血鬼の首を切断し股にスリーポイントシュートしたかったから。』 (首を切断し死体の足の間に置くと、吸血鬼を殺せるという。-スラヴ民話より)
(326) gekonra 2019/05/13(Mon) 11時頃
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>・六合
吸血鬼とは最高位の怪異である。いわば最強。人が一対一で挑む道理はない。歴史的にヴァンパイアハンター達は集団で最強の怪異に挑むことになった。
吸血鬼専門のかつての傭兵集団が、集団で吸血鬼を狩るうち家族的結びつきを持ち始めたもの。 それが『六合』であり、攻芸もまた、その『六合』という家で生まれた子である。
六合では『吸血鬼は殺すもの』と教えられるため、攻芸もそう考えている。 吸血鬼に対して嫌悪や恨みや憎しみなどの悪感情の一切がない代わり、狩りの対象として『吸血鬼=殺す』だけは決してブレることはなく、相手が友人であれ肉親であれ女であれ子供であれなんであれ、殺さねばならぬと決めたら全力をもって迷いなくシンプルな殺意を向けることができる。
例外として、『邪道院の庇護下』あるいは『国家権力・天下のケーサツ様である怪異対策課から討伐禁止令がでている』場合、傭兵である六合には手出しが出来ない。
現在六合の者たちの多くは、エジプトで吸血鬼を追っており、神森にはいない。 みんな海外に行っているので、邪道院から用意されている家に攻芸は一人で住んでいる。
邪道院から湯水のように資金援助をうけている。
(327) gekonra 2019/05/13(Mon) 11時頃
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>・吸血鬼の天敵
攻芸は吸血鬼化することによって、人間の持たない不死身の肉体を手にいれた。人間に勝る運動能力も手にいれた。霧化することも、空を飛ぶことも出来るようになった。
また、攻芸は吸血鬼専門の傭兵集団が集めに集めた吸血鬼殺しの技を習得しており、邪道院からの湯水のような資金援助により多くの銀製武器を所有している。
六合の鍛錬により、痛み苦しみ恐怖を抑え込むことで吸血鬼と戦ってきた攻芸は、吸血鬼でありながら、銀製武器を嫌悪しつつも扱える。 長袍にはたくさんの銀製武器を隠しており、槍、匕首、鎖鎌、ナックル等を扱う。 他にも金属製の杭(ホームセンターで200円くらい)などを所持している他、放火も厭わず、再生能力をあてにして皮膚下に針や金属線までしまい込んでいる。
攻芸は吸血鬼に対して第一に殺意を抱く。殺し終わるまでは第二も第三もない。また、再生能力の恐ろしさを知るため、吸血鬼の捕縛やより大きい苦痛は考慮しない。さらに友愛を築いた相手も殺すこと自体に迷いはない。
ミタシュ曰く、吸血鬼の天敵。
(328) gekonra 2019/05/13(Mon) 11時頃
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>・対吸血鬼用神性封殺弾・九式零
八家本の執念と怨念と呪詛の集大成で『高慢ちきな怪異をヒトの身に引きずり下して、地べたをなめさせてやろう』という恩讐コンセプトを元に作られた、神秘殺しの銀の銃弾。
ゴールデンウィーク初日攻芸がヤマモトに撃たれる際使われる。国家予算並みの資金が投じられており、弾数には限りがある。
吸血鬼を人間に戻す弾。 しかし強烈な副作用があり、人間に戻ったあとも苦しい後遺症に苦しむことになる。 ヤマモト曰く「体がボロボロになる。」
この弾を撃たれた後は恐らく部活も出来ないだろうと考えていた攻芸ももれなく苦悩し、撃たれた後もやっぱり苦しみ自殺まで考える羽目になる。 ストーリーの分岐に関連する。
(329) gekonra 2019/05/13(Mon) 11時頃
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心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
gekonra 2019/05/13(Mon) 11時半頃
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■【攻略Wiki】 ■名前:六道 攻芸(りくどう こううん)
■友好度は全員に対し一律伸びやすく、戸高、九生屋、宇津木、ヤマモト、邪道院の初期好感度が高く設定されている。拒絶や敵対の選択肢で顕著に下がる。
■一周目から攻略可。
条件1、神森学園でイベント「最後のバスケ」を起こす。 (対吸血鬼用神性封殺弾・九式零は当てても当てなくてもいいがED分岐)
条件2、神森病院でイベント「病室の銀の匕首」、或いは海でイベント「海辺のバスケットコート」を起こし、敵対する選択肢を選ぶ。
※「病室の銀の匕首」は攻芸のお見舞いに通う&一定好感度で発生、「海辺のバスケットコート」は戸高と攻芸を遭遇させず友好度を初期値以下にし、対吸血鬼用神性封殺弾・九式零を当てなかった場合のみ発生。攻芸に優しくする選択肢を選ぶとEDには入らない。
■対吸血鬼戦において最強火力を誇るが、吸血鬼時・人間時に関わりなく常にスリップダメージを受ける。
(333) gekonra 2019/05/13(Mon) 19時半頃
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■対吸血鬼用神性封殺弾・九式零
対吸血鬼用神性封殺弾・九式零は、攻芸を人間に戻すかどうかに関わる。どちらにもイベントがあるが、吸血鬼の場合メリーバッドエンドルートのみ。
吸血鬼状態の銀製品スリップダメージ、人間時は対吸血鬼用神性封殺弾・九式零のスリップダメージに置き換わる。 対吸血鬼戦における耐久・火力ともにチート級の戦闘力を誇るのは、対九生屋戦のみ。 スーサイドアタックばかりなので扱いには注意。
(334) gekonra 2019/05/13(Mon) 19時半頃
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■エンディング一覧
1、「祸不单行」(ノーマルバッド) 条件:攻芸との友好度50%以上で「病室の銀の匕首」で攻芸に戦闘をさせない選択肢を選び、決戦後症状が悪化した攻芸の元に見舞いに行く。
意味は踏んだり蹴ったり。攻芸がヤマモトに殺してほしいと頼み、ヤマモトが攻芸を殺す。病室の死にかけの攻芸と少し話してイベントが終了する。
2、「去者日以疎、來者日以親」(グッドエンド) 条件:攻芸との友好度50%以上で「病室の銀の匕首」で攻芸に戦闘をさせない選択肢を選び、決戦後症状が悪化した攻芸の元に、戸高か宇津木を追い、後から駆けつける。
去って行く者のことは日ごとに忘れていき、やってくる者とは日ごとに親しくなっていく。 攻芸が戸高や宇津木に殺してほしいと頼むも、断られる。グロリアの歌唱によって奇跡が起き、症状は落ち着きをみせ、攻芸は先輩や友人に支えられながら生きて行く。 攻芸が戸高・宇津木のどちらと友好度が高いかでEDが変化。戸高の場合、頭突きをされてバスケへの再帰を望む攻芸のイベント、宇津木の場合はビンタをされて人を傷つけてしまいそうだったことに気付く攻芸のイベントに変化する。
(335) gekonra 2019/05/13(Mon) 19時半頃
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3、「落花有意 流水无情」(メリーバッドエンド) 条件:戸高を攻芸に会わせない。ヤマモトの人体実験をとめる。「海辺のバスケットコート」にて攻芸を吸血鬼として扱い、敵対する選択肢を選ぶ。(宇津木の攻芸宛の献血イベントは「落花有意 流水无情」の条件がそろわないと発生しない。)
一方に情があっても相手に通じないことのたとえ。 ひとの世界に見捨てられた気分になった攻芸は、友人九生屋に倣い吸血鬼として生きていくことを決める。グロリアの望んだとおり邪悪な吸血鬼として在ろうとし、好きだったスポーツの代わり、試合感覚で人間と命のやり取りをすることを、人生のすべきことと決める。 (グッドエンド、戸高と行くバスケットコートと同じ場所だが、こちらのEDの場合攻芸が一人で見つけている。)
(336) gekonra 2019/05/13(Mon) 19時半頃
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4、「蓮花深處繋蘭舟」(トゥルーエンド) 条件:ヤマモトの銀弾を攻芸に撃たせたあと、「病室の銀の匕首」で攻芸との友好度が80%を超えていると、攻芸がグロリアを守らせてほしいという内容のセリフが発生。それに対して許可をする。最終決戦に攻芸を参加させ、引き離された後、症状が悪化した攻芸の元に、戸高か宇津木を連れ(友好度が高い方のみ)、スズに乗り、神性値・友好度が上限まで上がっている状態でヤマモトよりも早く駆け付ける。
蓮花深き處に蘭舟を繋ぐ。 GWいっぱい攻芸を支えていたグロリア。しかしミタシュとの歌合戦のうち、攻芸は引き離されてしまう。銀弾の効果でついにボロボロになった体の限界を悟った攻芸は、ミタシュとの戦いが終わるのを知ると、こっそりヤマモトに殺してほしいと連絡をする。スズに乗りヤマモトよりも先に駆け付けることが出来たグロリアは、神性を込めた歌の力を捧げ、戸高や宇津木に攻芸を励ましてもらい、攻芸を大事だと思う者の望み通り、攻芸は一命をとりとめる。ヴァンパイアハンターとしての今後もあるかもしれない唯一のルート。
(337) gekonra 2019/05/13(Mon) 19時半頃
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5、「逐二兔者 不得其一」(バッドエンド) 条件:ヤマモトの銀弾を攻芸に撃たせたあと、「病室の銀の匕首」で攻芸との友好度が80%を超えていると、攻芸がグロリアを守らせてほしいという内容のセリフが発生。それに対して許可をする。最終決戦に攻芸を参加させ、戸高・宇津木・スズ以外のキャラクターに2回以上話しかけ、症状が悪化した攻芸の元に、ヤマモトの後に駆け付ける。
二兎を追う者は一兎をも得ず。 GWいっぱい攻芸を支えていたグロリア。しかしミタシュとの歌合戦のうち、攻芸は引き離されてしまう。銀弾の効果でついにボロボロになった体の限界を悟った攻芸は、ミタシュとの戦いが終わるのを知ると、こっそりヤマモトに殺してほしいと連絡をする。最終戦後グロリアで戸高・宇津木・スズ以上に他のキャラクターとの台詞を2つ以上見ている場合間に合わず、死にかけの攻芸と言葉を交わす。神性値が上限まで上がっている場合、一命をとりとめる。
(338) gekonra 2019/05/13(Mon) 19時半頃
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6、「山吐孤輪月」(ビターエンド) 条件:ヤマモトの銀弾を攻芸に撃たせたあと、「病室の銀の匕首」で攻芸との友好度が80%を超えていると、攻芸がグロリアを守らせてほしいという内容のセリフが発生。それに対して許可をする。最終決戦に攻芸を参加させ、引き離された後、症状が悪化した攻芸の元に、スズに乗りヤマモトよりも早く駆け付ける。
山はただ一輪の月を吐き出し。 GWいっぱい攻芸を支えていたグロリア。しかしミタシュとの歌合戦のうち、攻芸は引き離されてしまう。銀弾の効果でついにボロボロになった体の限界を悟った攻芸は、ミタシュとの戦いが終わるのを知ると、こっそりヤマモトに殺してほしいと連絡をする。スズに乗りヤマモトよりも先に駆け付けることが出来たグロリアだが、弱り切った攻芸に何もしてあげることが出来ない。ヤマモトとの対話により展開が変化。
(339) gekonra 2019/05/13(Mon) 19時半頃
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心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
gekonra 2019/05/13(Mon) 19時半頃
攻芸は、ヤカモトに猫寄せのおかかの袋とチュールを渡した
gekonra 2019/05/14(Tue) 00時頃
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■【楽曲解説】六合 攻芸
基本は、時に暗く、時に懐かしく、時に淡々と、不幸な運命の嘆き……虚しいあきらめや空虚……人生の終わり……そういったものを切ないロックにのせ訴えかけるように歌う。
ペンライトカラーはハンターグリーン。
■一人曲
【01】『白い花火』 >>0:67 >>0:68 攻芸の退部届。バスケの試合の声援、試合時間いっぱいの青春と部員たちの足音……しかしもう部活には参加できない。その覚悟をもって一瞬の花火のような青春の一幕を踏みつぶし、攻芸はバスケ部を去っていく……職員室の顧問の先生には、彼の決意を止めることは出来なかった。
【02】『shoot』 >>1:78 突然の退部届を聞いてしまった戸高。戸高は引き止めるのだが、攻芸はその手を振り払ってしまう――……強い未練に鍵をかけた。戸高たちのバスケという陽の光を傷つけてしまわないために……神森の夜空に逆さに立ちながら、戸高は攻芸の心の悲鳴を聞いたのであった――
(419) gekonra 2019/05/14(Tue) 02時頃
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【03】『金糸雀を食べた猫』 >>2:417 >>2:418 攻芸が吸血鬼であることとは、人生が終わることに等しかった。己に残った最後の一仕事を果たすことで、ようやく自分の現在が報われる。攻芸は己の生きている意味のたった一つを果たすため、友人の九生屋との最後の一戦に向かうのであった。
【04】『射击之星-shooting star-』 >>2:439 九生屋に吸血鬼にされたことで景色のかわった夜空――……殺意があろうとなかろうと、友達と見た夜空は変わらず美しく……
【05】『月夜と観覧車』 >>3:26 >>3:27 胸を杭に貫かれた九生屋と交わした最後の会話。友人として殺し合いの他にしたかったことを思うが、もう九生屋は応えない……。攻芸は全てが済み、己の一生の終わりを思い、九生屋の消えた観覧車を見つめながら喪失感に立ち竦んだ……
(420) gekonra 2019/05/14(Tue) 02時頃
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【06】『存在証明∦』 >>3:209 >>3:210 誰か傷つけてしまうかもしれない孤独…八家本によって地獄に齎された一筋の希望…赦されるなら好きなひとたちのいるあたたかい場所に居場所が欲しい……けれどもう攻芸には殆ど死ぬという道しか残されてはいなかった。サアアアア……シャワーの涙雨が聞こえている……
【07】『体育館のポラリス』>>109 >>110 >>158 >>159 攻芸が戸高に向けた最後の一曲。珍しく明るい疾走感のなか、迷子の攻芸はしたいことをするために、ポラリスを追う。体育館の天井、星のように輝くひかり。尊敬するひとが、いまも諦めないことを示してくれている。
(421) gekonra 2019/05/14(Tue) 02時頃
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攻芸は、ブレス多めで噛みしめるようにお伝えしております
gekonra 2019/05/14(Tue) 02時半頃
心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
gekonra 2019/05/14(Tue) 07時頃
心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
gekonra 2019/05/14(Tue) 08時頃
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